JP3285986B2 - 電子楽器のアサイン装置 - Google Patents

電子楽器のアサイン装置

Info

Publication number
JP3285986B2
JP3285986B2 JP01972493A JP1972493A JP3285986B2 JP 3285986 B2 JP3285986 B2 JP 3285986B2 JP 01972493 A JP01972493 A JP 01972493A JP 1972493 A JP1972493 A JP 1972493A JP 3285986 B2 JP3285986 B2 JP 3285986B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tone
level
voice
state
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP01972493A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06208382A (ja
Inventor
哲史 岸本
毅 坂田
圭二 池上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Roland Corp
Original Assignee
Roland Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Roland Corp filed Critical Roland Corp
Priority to JP01972493A priority Critical patent/JP3285986B2/ja
Publication of JPH06208382A publication Critical patent/JPH06208382A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3285986B2 publication Critical patent/JP3285986B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子楽器のアサイン装
置に関し、さらに詳細には、新たな楽音を発音するため
に、発音中の複数の楽音生成器の中から所定の楽音生成
器を選択する際に用いる電子楽器のアサイン装置に関す
る。
【0002】
【発明の背景および従来の技術】一般に多くの電子楽器
においては、楽音を生成するための複数の楽音生成器を
備えている。そして、鍵盤装置の押鍵操作などの発音指
示に対応して、これら複数の楽音生成器の中からいずれ
かの楽音生成器を選択し、選択した楽音生成器に対し
て、発音指示に基づいた音高、音色、音量、エンベロー
プなどの楽音制御パラメータを与え、発音指示に基づく
所望の楽音を生成する処理を行っている。
【0003】上記したような処理を行う装置は、複数の
楽音生成器の中のいずれかの楽音生成器に、発音指示に
対応する楽音制御パラメータを割り当てる(assig
n:アサイン)処理を行うものであることから、「as
signor:アサイナ」(アサイン装置)と称されて
いる。
【0004】ところで、楽音生成器に楽音制御パラメー
タをアサインする場合に、楽音生成を行っていない楽音
生成器が存在すれば、その楽音生成器を選択して楽音制
御パラメータを割り当て、楽音の生成を行えばよい。し
かしながら、全ての楽音生成器が楽音生成中であった場
合には、いずれかの楽音生成器を選択し、選択した楽音
生成器で生成中の楽音を消去した後に、その楽音生成器
で新たな楽音の生成を行わせている。この場合には、楽
音生成器で生成中の楽音を消去することになるので、楽
音制御パラメータをアサインする楽音生成器として、い
ずれの楽音生成器を選択するかが音楽的に重要な問題と
なっていた。
【0005】従来、新たな楽音の生成を行うために、楽
音生成中の楽音生成器の中からいずれの楽音生成器を選
択するかの選択処理方法に関しては、種々の方法が提案
されてきているが、その主なものとしては、以下に説明
する二つの方法がある。
【0006】(1)ヒストリ・アサイン この方法は、時間的に最も古く楽音の生成を開始した楽
音生成器を選択するなどのように、楽音生成に関する履
歴に基づいて楽音生成器を選択する方法である。
【0007】(2)レベル・アサイン この方法は、楽音生成器で生成されている楽音のレベル
を比較し、最もレベルの小さい楽音を生成中の楽音生成
器を選択する方法である。
【0008】上記した方法の中で、ヒストリ・アサイン
は、図2(a)に示す持続音型エンベロープを有するオ
ルガンなどの音色の楽音をアサインするのに適してい
る。持続音型エンベロープの楽音は、押鍵中に楽音が減
衰しきらないため、押鍵の古さにかかわらず同じレベル
の楽音が複数存在し得るので、レベルで評価をすること
が困難である。このため、持続音型エンベロープの楽音
は、時間的に最も古く楽音の生成を開始した楽音生成器
を選択するなどのヒストリ・アサインによりアサインを
行うことが適している。
【0009】また、レベル・アサインは、図2(b)に
示す減衰音型エンベロープを有するピアノなどの音色の
楽音をアサインするのに適している。即ち、減衰音型の
エンベロープの楽音は、押鍵中でも楽音が減衰しきると
ともに、減衰途中で離鍵された場合には離鍵に対応する
減衰速度となるので、レベルによって評価するレベル・
アサインによりアサインを行うことが適している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子楽器におい
ては、上記したようなアサインの方法は、各電子楽器の
設計時に固定的に設定されていた。例えば、オルガンの
音色の楽音を生成する電子オルガンであるならば、ヒス
トリ・アサインが設定され、ピアノの音色の楽音を生成
する電子ピアノであるならば、レベル・アサインが設定
されるなどしていた。
【0011】ところが現在においては、こうした電子オ
ルガンや電子ピアノにあっては、単にオルガンの音色だ
け、あるいはピアノ音色だけの楽音を生成するばかりで
なく、演奏者の音色設定操作により、他の音色の楽音を
生成することができる。即ち、電子オルガンによりピア
ノの音色の楽音を生成したり、また電子ピアノによりオ
ルガンの音色の楽音を生成したりすることができるよう
になされている。
【0012】しかしながら、アサインの方法は、各電子
楽器において設計時に固定的に設定されているため、生
成する楽音の音色に対応して各楽音に適したアサインの
方法を選択することができず、音楽的に満足できるもの
ではないという問題点があった。
【0013】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、楽音生成器が生成する楽音の音色に対応して、
各楽音に適したアサインの方法を適宜選択することを可
能とし、音楽的効果を向上させた電子楽器のアサイン装
置を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による電子楽器のアサイン装置は、複数の音
色の中からいずれかの音色を任意に選択可能な音色選択
手段と、上記音色選択手段により選択された音色の楽音
を生成する複数の楽音生成手段と、上記複数の音色のそ
れぞれに対して複数の選択モードの中からいずれかの選
択モードを任意に指定可能な選択モード指定手段と、上
記複数の楽音生成手段のいずれもが楽音生成中である場
合に、上記選択モード指定手段によって上記音色選択手
段により選択された音色に対して指定された選択モード
に基づいて、上記複数の楽音生成手段の中から発音指示
を割り当てる楽音生成手段を選択する選択手段と、上記
選択手段によって選択された楽音生成手段に上記発音指
示を割り当てることにより、上記発音指示に対応する楽
音を生成させる割り当て手段とを有するようにした。
【0015】
【作用】複数の楽音生成手段の中から発音指示を割り当
てる楽音生成手段を選択する際の選択モードが、各音色
毎に選択モード指定手段によって複数の選択モードの中
から指定される。選択手段は、選択モード指定手段によ
って音色選択手段により選択された音色に対して指定さ
れた選択モードに基づいて、複数の楽音生成手段のいず
れもが楽音生成中である場合に、複数の楽音生成手段の
中から発音指示を割り当てる楽音生成手段を選択する。
割り当て手段は、選択手段によって選択された楽音生成
手段に発音指示を割り当てて、音色選択手段により選択
された音色の楽音を生成させる。
【0016】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明による電子楽
器のアサイン装置を詳細に説明する。
【0017】図1には、本発明の一実施例による電子楽
器のアサイン装置を備えた電子楽器のブロック構成図が
示されている。
【0018】この電子楽器は、その全体の動作を中央処
理装置(CPU)10を用いて制御するように構成され
ている。このCPU10は、後述するように10mse
cの時間間隔でタイマ割り込みをかけるためのタイマを
内蔵しており、バスを介して、演奏者が押鍵操作/離鍵
操作により演奏を行うための鍵盤部12が接続されてい
る。
【0019】さらに、CPU10には、バスを介して、
全体の動作のための所定のプログラムなどが格納された
リード・オンリ・メモリ(ROM)14と、後述するC
PU10によるプログラムの実行に必要な各種のバッフ
ァやレジスタなどが設定されたワーキング・エリアとし
てのランダム・アクセス・メモリ(RAM)16と、後
述する各種スイッチ群を備えたパネル18と、CPU1
0の制御に基づいて鍵盤部12の押鍵/離鍵に対応する
楽音信号を生成/停止する楽音発生部20とが接続され
ている。
【0020】さらに、楽音発生部20には、D/A変換
器やアンプなどから構成される放音部22が接続されて
おり、さらに放音部22には、スピーカ24が接続され
ている。こうして、楽音発生部20から出力された楽音
信号が、放音部22およびスピーカ24を介して楽音と
して空間に放音される。
【0021】また、CPU10には、アコースティック
・ピアノのダンパー・ペダルと同様な効果を楽音に付与
するための操作子として、ダンパー・ペダル26が接続
されている。
【0022】上記した楽音発生部20は、楽音の特性を
制御するパラメータ(ノート・ナンバ、音量データな
ど)に対応した楽音信号を生成するものであり、24チ
ャンネル分の発音チャンネル(ボイス)が設定されてい
る。
【0023】RAM16には、CPU10がROM14
に記憶されたプログラムを実行する際に必要とされるバ
ッファやレジスタなどが設定されている。本発明の実施
に関連するバッファやレジスタなどには、以下に示すも
のがある。なお、以下の説明においては、各バッファや
レジスタの内容(データなど)は、特に断らない限り、
同一のラベル名で表すものとする。
【0024】(1)ボイス・バッファ ボイス・バッファは、ボイス毎に当該ボイスがどのよう
な特性で発音しているかを、常に記憶しておくためのバ
ッファであり、ボイス数(本実施例においては、24ボ
イスである。)分、即ち、24個分設定されており、そ
れぞれのボイスに一つずつ割り当てられている。本発明
の実施に関連するボイス・バッファとしては、以下に説
明するものがある。
【0025】〔LEVEL[1]乃至LEVEL[2
4]〕ボイス毎に、各ボイスの音量データが記憶され
る。後述する「10msecタイマ割り込み処理」によ
り、楽音発生部20のエンベロープ・ジェネレータによ
って更新されていく。とりうる値の範囲は「0」乃至
「127」と設定されており、電源投入時に全ボイスが
「0」にクリアされ、初期化が行われる。このLEVE
Lは、レベル・アサインのときに参照される。
【0026】〔HOLD[1]乃至HOLD[24]〕
ボイスが、ホールド状態にあることを示すフラグであ
る。ホールド状態とは、離鍵された後においても、ダン
パー・ペダル26を踏むことによって楽音が持続してい
る状態のことである。即ち、アコースティック・ピアノ
においては、ダンパー・ペダルを踏んだ後で押鍵した
り、あるいは押鍵した後に離鍵する前にダンパー・ペダ
ルを踏むと、離鍵しても楽音が消音されずに残ってい
る。こうした効果を模擬するためのペダルがダンパー・
ペダル26であり、ダンパー・ペダル26が踏まれてオ
ンされるとホールド状態となり、離鍵されても楽音が消
音されずに残ることになる。
【0027】とりうる値は「0」および「1」のみであ
り、HOLDが「1」であればホールド状態であること
を示し、HOLDが「0」であればホールド状態でない
ことを示す。そして、電源投入時に全ボイスが「0」に
クリアされ、初期化が行われる。
【0028】〔STATE[1]乃至STATE[2
4]〕ボイス毎に、エンベロープがどのステートにある
かを示す。とりうる値は、「0」乃至「4」である。
【0029】ステートとは、各ボイスのエンベロープが
アタック、ディケイ、サスティンおよびリリース(図2
(a)参照)のいずれの状態にあるか、あるいは発音し
ていない空きボイスであるかを示す。各値に対して、 0 : 空きボイス(発音していないボイス) 1 : アタック(ピーク・レベルへ向かって立ち上が
る部分) 2 : ディケイ(持続音レベルに向かってピーク・レ
ベルから立ち下がる部分) 3 : サスティン(ピーク・レベルから立ち下がった
値をしばらく保持する持続音レベルの部分) 4 : リリース(持続音レベルから消音状態まで減衰
する部分) と設定されている。
【0030】エンベロープ・ジェネレータは、STAT
Eの値を参照して、それぞれのステートに固有の処理を
する。例えば、ステートがアタックである場合には、音
量レベルを次第に増加し、またステートがディケイであ
る場合には、音量レベルを次第に減少する。そして、電
源投入時に全ボイスが「0」(空きボイス)にクリアさ
れ、初期化が行われる。
【0031】〔STATE’[1]乃至STATE’
[24]〕リリース状態に移行した際に、その直前のエ
ンベロープのステートを、各ボイス毎に記憶しておく。
このSTATE’は、リダンパ処理(ダンパー・ペダル
26を踏んだ状態で離鍵し、その後にダンパー・ペダル
を離して楽音を減衰させ、さらに楽音が減衰しきらない
状態で再度ダンパー・ペダル26を踏んで楽音を持続さ
せる効果を得るための処理。)のときに、エンベロープ
を記憶しておいたステートに戻すために参照される。な
お、リダンパ処理は、アコースティック・ピアノにおけ
るダンパー・ペダル操作による楽音の変化を模擬するた
めのものである。
【0032】(2)パラメータ・エリア パラメータ・エリアは、楽音の発生に必要なパラメータ
を記憶しておくエリアである。本発明の実施に関連する
パラメータ・エリアとしては、以下に説明するものがあ
る。
【0033】〔音色パラメータ・エリア〕発音に必要な
パラメータを、音色毎に構造体として記憶するものであ
り、演奏者が設定したパラメータを全て記憶する。本実
施例においては、後述するパネル18に配設されたスイ
ッチSW1乃至スイッチSW3により設定される音色と
して、音色1乃至音色3が設定されているため、音色1
乃至音色3の各音色毎に構造体が設定されている(図
3)。
【0034】本発明の実施に関連するバッファとして
は、 (a)AS_MODE(アサイン・モード):レベル・
アサインするかヒストリ・アサインするかを記憶するバ
ッファであり、「0」の場合にヒストリ・アサインが選
択され、「1」の場合にレベル・アサインが選択され
る。 (b)REDANP(リダンパON/OFF):リダン
パ処理行う(ON)かリダンパ処理を行わないか(OF
F)を記憶するバッファであり、「0」の場合にリダン
パOFFが選択され、「1」の場合にリダンパONが選
択される。 (c)A_RATE(アタック・スピード):エンベロ
ープの形状を決定するためのものであり、アタックのス
ピードを示し、「1」乃至「127」の値をとる。 (d)D_RATE(ディケイ・スピード):エンベロ
ープの形状を決定するためのものであり、ディケイのス
ピードを示し、「1」乃至「127」の値をとる。 (e)S_LEVEL(サスティン・レベル):エンベ
ロープの形状を決定するためのものであり、サスティン
のレベルを示し、「0」乃至「127」の値をとる。 (f)R_RATE(リリース・スピード):エンベロ
ープの形状を決定するためのものであり、リリースのス
ピードを示し、「1」乃至「127」の値をとる。 がある。音色パラメータ・エリアの各バッファは、電源
遮断時にはバックアップ用電池によって、記憶内容が保
持される。
【0035】〔発音パラメータ・エリア〕後述するスイ
ッチSW1乃至スイッチSW3によって音色1乃至音色
3のいずれかの音色が選択されたときに、その音色のパ
ラメータを音色パラメータ・エリアからコピーするエリ
アである。従って構造は、音色パラメータの1音色分と
同じである。
【0036】電源投入時には、後述する音色ナンバ・バ
ファCUR_Pの値に応じた音色が、自動的にコピーさ
れる。また、この発音パラメータ・エリアのバッファの
値は、パネル18に配設されたスイッチによって変更す
ることができる。さらに、変更した値は、パネル18に
配設されたスイッチSWWRによって、音色パラメータ
・エリアに書き戻して記憶させることができる。
【0037】以下に、本発明の実施に関連するバッファ
を説明すると、 (a)AS_MODE(アサイン・モード):レベル・
アサインするかヒストリ・アサインするかを記憶するバ
ッファであり、「0」の場合にヒストリ・アサインが選
択され、「1」の場合にレベル・アサインが選択され
る。 (b)REDANP(リダンパON/OFF):リダン
パ処理行う(ON)かリダンパ処理を行わないか(OF
F)を記憶するバッファであり、「0」の場合にリダン
パOFFが選択され、「1」の場合にリダンパONが選
択される。 (c)A_RATE(アタック・スピード):エンベロ
ープの形状を決定するためのものであり、アタックのス
ピードを示し、「1」乃至「127」の値をとる。 (d)D_RATE(ディケイ・スピード):エンベロ
ープの形状を決定するためのものであり、ディケイのス
ピードを示し、「1」乃至「127」の値をとる。 (e)S_LEVEL(サスティン・レベル):エンベ
ロープの形状を決定するためのものであり、サスティン
のレベルを示し、「0」乃至「127」の値をとる。 (f)R_RATE(リリース・スピード):エンベロ
ープの形状を決定するためのものであり、リリースのス
ピードを示し、「1」乃至「127」の値をとる。 となっている(図4)。
【0038】〔音色ナンバ・バッファ〕音色ナンバ・バ
ッファCUR_P(図5)は、音色1乃至音色3の中
で、現在選択されている音色のナンバが記憶される。従
って、とりうる値は「1」乃至「3」であり、電源遮断
時にはバックアップ用電池によって、記憶内容が保持さ
れる。
【0039】(3)レジスタ レジスタVは、ボイス・バッファのポインタであり、現
在処理対象とされているボイスのボイス・ナンバを示
す。本実施例では、24ボイス設定されているため、と
りうる値は「1」乃至「24」となる。
【0040】さらに、パネル18には、上記したように
各種スイッチが配設されている。以下に、これらのスイ
ッチを説明する。
【0041】〔スイッチSWWR〕スイッチSWWR
は、発音パラメータ・エリアの記憶内容を、音色パラメ
ータ・エリアに書き込むために操作するスイッチであ
る。アサイン・モードの設定の変更をした場合などに、
設定変更した新しい設定を記憶させておくために操作す
る。
【0042】〔スイッチSWAS〕スイッチSWAS
は、アサイン・モードの設定を変更するために操作する
スイッチである。1回押圧操作する毎に、発音パラメー
タ・エリアのAS_MODEの値を「0」から「1」へ
(ヒストリ・アサインからレベル・アサインへ)、ある
いは「1」から「0」へ(レベル・アサインからヒスト
リ・アサインへ)と反転させて切り換える。
【0043】〔スイッチSW1、スイッチSW2および
スイッチSW3〕スイッチSW1乃至スイッチSW3
は、音色選択スイッチである。スイッチSW1を押圧操
作すると音色パラメータ・エリアの音色1のエリアのパ
ラメータが、発音パラメータ・エリアにコピーされる。
同様に、スイッチSW2を押圧操作すると音色パラメー
タ・エリアの音色2のエリアのパラメータ、スイッチS
W3を押圧操作すると音色パラメータ・エリアの音色3
のエリアのパラメータが、発音パラメータ・エリアにコ
ピーされる。
【0044】発音パラメータ・エリアにコピーされたパ
ラメータに基づいて、実際の発音が行われるので、発音
パラメータ・エリアにコピーされたパラメータに応じ
て、異なった音色の楽音が発音されることになる。
【0045】以上の構成において、図6乃至図12に示
すフローチャートを参照しながら、本発明による電子楽
器のアサイン装置の作用について説明する。
【0046】なお、この電子楽器のアサイン装置は、パ
ネル18の各スイッチの操作、鍵盤部12の押鍵操作/
離鍵操作、あるいはダンパー・ペダル26の操作が検出
されると、以下に説明するように当該検出に対応した割
り込み処理が実行される。また、10msecの時間間
隔でCPU10に対して割り込みがかけられ、10ms
ecタイマ割り込み処理が実行される。
【0047】こうした割り込み処理の実行を終了する
と、割り込み待ち状態にリターンする。
【0048】パネル18の各スイッチが押圧操作される
と、パネル18からCPU10に対して割り込みがかけ
られ、スイッチ割り込み処理を行うスイッチ割り込みル
ーチン(図6)が実行される。
【0049】スイッチ割り込みルーチンにおいては、ま
ず、ステップS602において、押圧操作されたスイッ
チがスイッチSWASであるか、否かが判断される。こ
の判断結果が肯定(Y)、即ち、スイッチSWASが押
圧操作された場合にはステップS604へ進み、発音パ
ラメータ・エリアのAS_MODEを反転(「0」なら
ば「1」にする。また、「1」ならば「0」にする。)
して、割り込み待ち状態にリターンする。従って、スイ
ッチSWASを操作することにより、ヒストリ・アサイ
ンとレベル・アサインとを任意に選択できる。
【0050】一方、ステップS602の判断結果が否定
(N)、即ち、スイッチSWAS以外のスイッチが押圧
操作された場合には、ステップS606へ進み、押圧操
作されたスイッチがスイッチSWWRであるか、否かが
判断される。
【0051】ステップS606の判断結果が肯定、即
ち、スイッチSWWRが押圧操作された場合には、ステ
ップS608へ進み、現在選択されている音色を示すC
UR_Pに「1」が記憶されているか、否かを判断す
る。
【0052】ステップS608の判断結果が肯定である
場合には、ステップS610へ進み、発音パラメータ・
エリアの記憶内容を、音色1に対応する音色パラメータ
・エリアにコピーして、それから割り込み待ち状態にリ
ターンする。
【0053】一方、ステップS608の判断結果が否定
である場合には、ステップS612へ進み、現在選択さ
れている音色を示すCUR_Pに「2」が記憶されてい
るか、否かを判断する。
【0054】ステップS612の判断結果が肯定である
場合には、ステップS614へ進み、発音パラメータ・
エリアの記憶内容を、音色2に対応する音色パラメータ
・エリアにコピーして、それから割り込み待ち状態にリ
ターンする。
【0055】一方、ステップS612の判断結果が否定
である場合(この場合には、現在選択されている音色を
示すCUR_Pには「3」が記憶されていることにな
る。)、ステップS616へ進み、発音パラメータ・エ
リアの記憶内容を、音色3に対応する音色パラメータ・
エリアにコピーして、それから割り込み待ち状態にリタ
ーンする。
【0056】従って、スイッチSWWRを操作すること
により、現在選択されている音色に対応する音色パラメ
ータ・エリアに、発音パラメータ・エリアの記憶内容を
コピーすることができる。
【0057】また、ステップS606の判断結果が否
定、即ち、押圧操作されたのはスイッチSWASでもス
イッチSWWRでもない場合(この場合には、押圧操作
されたのはスイッチSW1乃至スイッチSW3というこ
とになる。)には、ステップS618へ進む。
【0058】ステップS618では、押圧操作されたス
イッチがスイッチSW1であるか否かが判断される。
【0059】ステップS618の判断結果が肯定、即
ち、押圧操作されたスイッチがスイッチSW1である場
合には、ステップS620へ進み、CUR_Pに「1」
を記憶させてステップS622へ進む。
【0060】ステップS622では、音色パラメータ・
エリアの音色1のパラメータを、音色パラメータ・エリ
アから発音パラメータ・エリアにコピーして、それから
割り込み待ち状態にリターンする。
【0061】一方、ステップS618の判断結果が否
定、即ち、スイッチSW1が押圧操作されていない場合
には、ステップS624へ進み、押圧操作されたスイッ
チがスイッチSW2であるか否かが判断される。
【0062】ステップS624の判断結果が肯定、即
ち、押圧操作されたスイッチがスイッチSW2である場
合には、ステップS626へ進み、CUR_Pに「2」
を記憶させてステップS628へ進む。
【0063】ステップS628では、音色パラメータ・
エリアの音色2のパラメータを、音色パラメータ・エリ
アから発音パラメータ・エリアにコピーして、それから
割り込み待ち状態にリターンする。
【0064】一方、ステップS624の判断結果が否
定、即ち、スイッチSW2が押圧操作されていない場合
(この場合には、スイッチSW3が押圧操作されたこと
になる。)には、ステップS630へ進み、CUR_P
に「3」を記憶させてステップS632へ進む。
【0065】ステップS632では、音色パラメータ・
エリアの音色3のパラメータを、音色パラメータ・エリ
アから発音パラメータ・エリアにコピーして、それから
割り込み待ち状態にリターンする。
【0066】また、鍵盤部12の押鍵操作が行われる
と、鍵盤部12からCPU10に対して割り込みがかけ
られ、押鍵割り込み処理を行う押鍵割り込みルーチン
(図8)が実行される。
【0067】押鍵割り込みルーチンが起動されると、ま
ず、ステップS802において、ボイス・バッファのS
TATE[1]乃至STATE[24]を検索して、空
きボイスがあるか否かが判断される。
【0068】この判断結果が肯定、即ち、空きボイスが
あった場合には、空きボイスを押鍵に対応して楽音を発
生するために使用すればよいので、ステップS804に
おいて空きボイスのナンバをVに記憶させ、ステップS
806へ進む。
【0069】ステップS806では、楽音を発音するた
めに、STATE[V]に「1」を記憶させて、エンベ
ロープのステートをアタック状態として、ステップS8
08へ進む。
【0070】ステップS808では、押鍵に対応するピ
ッチおよび音色でボイスVを発音して、割り込み待ち状
態にリターンする。
【0071】一方、ステップS802の判断結果が否
定、即ち、空きボイスがなかった場合には、ステップS
810へ進み、S_LEVELが「0」であるか否かを
判断する。
【0072】ステップS810の判断結果が肯定、即
ち、サスティン・レベルが「0」である場合(この場合
には、持続音レベルの部分がなく、減衰音型エンベロー
プとなる(図2(a)(b))。)には、ステップS8
12へ進む。
【0073】ステップS812では、公知の技術に基づ
いてボイス・バッファのLEVEL[1]乃至LEVE
L[24]を検索して、発音中のボイスの中で最もLE
VELの小さいボイスのナンバをVに記憶させる。即
ち、レベル・アサインを行うことになる。
【0074】ステップS812の処理を終了すると、ス
テップS814へ進み、ボイスVを消音して押鍵に対応
する発音に備える。
【0075】ステップS814の処理を終了すると、上
記したステップS806、ステップS808へと進み、
STATE[V]に「1」を記憶させ、押鍵に対応する
ピッチおよび音色でボイスVを発音して、割り込み待ち
状態にリターンする。
【0076】一方、ステップS810の判断結果が否
定、即ち、サスティン・レベルが「0」でない場合(こ
の場合には、持続音レベルの部分があり、持続音型エン
ベロープとなる(図2(a)(b))。)には、ステッ
プS816へ進む。
【0077】ステップS816では、REDANPが
「1」であるか否かが判断される。この判断結果が肯
定、即ち、リダンパがONである場合には、当該音色は
ピアノ系の音色であって、減衰音型エンベロープに類す
るものを有するものと判断し、ステップS812へ進
み、レベル・アサインを行う。以降、上記と同様に、ス
テップS812→ステップS814→ステップS806
→ステップS808へと進み、押鍵に対応する発音処理
を行い、割り込み待ち状態にリターンする。
【0078】一方、ステップS816の判断結果が否
定、即ち、リダンパがOFFである場合には、ステップ
S818へ進み、演奏者が設定したAS_MODEが
「1」に設定されているか否かを判断する。この判断結
果が肯定、即ち、アサイン・モードがレベル・アサイン
に設定されている場合には、ステップS812へ進み、
以降、上記と同様に、ステップS812→ステップS8
14→ステップS806→ステップS808へと進み、
押鍵に対応する発音処理を行い、割り込み待ち状態にリ
ターンする。
【0079】また、ステップS818の判断結果が否
定、即ち、アサイン・モードがヒストリ・アサインに設
定されている場合には、ステップS820へ進む。
【0080】ステップS820では、公知の技術に基づ
いて発音中のボイスの中で最も古いボイス(一番最初に
発音されたボイス)を選択し、当該ボイスのナンバをV
に記憶させる。即ち、ヒストリ・アサインを行うことに
なる。
【0081】ステップS820の処理を終了すると、ス
テップS814へ進み、ボイスVを消音して押鍵に対応
する発音に備える。
【0082】ステップS814の処理を終了すると、上
記したステップS806、ステップS808へと進み、
STATE[V]に「1」を記憶させ、押鍵に対応する
ピッチおよび音色でボイスVを発音して、割り込み待ち
状態にリターンする。
【0083】なお、この押鍵割り込みルーチンにおいて
は、サスティン・レベルが「0」のとき(ステップS8
10の判断結果が肯定のとき)に、レベル・アサイン
(ステップS812以降の処理)となるが、「0」以外
の所定値以下のときに、レベル・アサインとなるように
してもよい。また、当該所定値は、演奏者が任意に設定
できるようにしてもよい。
【0084】さらに、この押鍵割り込みルーチンにおい
ては、S_LEVEL(ステップS810)→REDA
NP(ステップS816)→AS_MODE(ステップ
S818)の順番で条件判断を行っているが、この条件
判断の順序を入れ換えてもよい。また、S_LEVEL
(ステップS810)、REDANP(ステップS81
6)の条件判断をしなくてもよい。この場合には、演奏
者のAS_MODEの設定のみに基づいて、レベル・ア
サインかヒストリ・アサインかが決定される。
【0085】また、この押鍵割り込みルーチンにおいて
は、演奏者によるアサイン・モードの設定内容(ステッ
プS818)に関わらず、サスティン・レベルが「0」
またはリダンパが「ON」のときには、必ずレベル・ア
サインを行うようにしていた。従って、たとえ演奏者が
AS_MODEを「0」にしてヒストリ・アサインを選
択していたとしても、サスティン・レベルが「0」また
はリダンパが「ON」のときには、必ずレベル・アサイ
ンを行うことになる。このように、押鍵割り込み処理で
実行されるアサイン・モードの設定内容が、演奏者の設
定したアサイン・モードと異なった場合には、警告表示
を行ったり、警告音を発生するようにしてもよい。
【0086】さらにまた、この押鍵割り込みルーチンに
おいて、AS_MODEの条件判断の処理(ステップS
818)を行わずに、演奏者のアサイン・モードの設定
に関わらずに、完全に自動的にアサイン・モードが設定
されるようにしてもよい。
【0087】さらに、発音パラメータ・エリアの記憶内
容を、スイッチSWWRによって音色パラメータ・エリ
アに書き戻して記憶させるときに、演奏者がAS_MO
DEを任意に設定するのではなくて、S_LEVEL、
REDANPの設定状態に応じて自動的に設定して書き
戻すようにし、押鍵割り込み処理により楽音を発音させ
る場合には、こうして書き戻されたAS_MODEのみ
を参照して、楽音の発音をするようにしてもよい。
【0088】次に、鍵盤部12の離鍵操作が行われた場
合を説明する。この場合にも、押鍵操作の場合と同様
に、鍵盤部12からCPU10に対して割り込みがかけ
られ、離鍵割り込み処理を行う離鍵割り込みルーチン
(図9)が実行される。
【0089】離鍵割り込みルーチンが起動されると、ま
ず、ステップS902において、離鍵操作されたキーに
対応するノート・ナンバーと一致するノート・ナンバー
の楽音を生成しているボイスのナンバーを検索し、当該
ボイスのナンバーをVに記憶させる。
【0090】ステップS902の処理を終了すると、ス
テップS904へ進み、ダンパー・ペダル26が踏まれ
ているか否かが判断される。この判断結果が肯定、即
ち、ダンパー・ペダル26が踏まれていた場合には、ス
テップS906へ進む。
【0091】ステップS906では、ボイスVのボイス
・バッファのHOLDフラグに「1」を立てて、ダンパ
ー・ペダル26が踏まれてホールド状態であることを示
してから、割り込み待ち状態にリターンする。
【0092】一方、ステップS904の判断結果が否
定、即ち、ダンパー・ペダル26が踏まれていなかった
場合には、リリース状態に移行するためステップS90
8へ進み、現在のSTATE[V]をSTATE’
[V]へ代入して、リダンパ処理が行われた場合の準備
をする。
【0093】ステップS908の処理を終了すると、ス
テップS910へ進み、STATE[V]へリリースを
示す「4」を記憶させ、割り込み待ち状態にリターンす
る。
【0094】次に、楽音のエンベロープを処理する10
msecタイマ割り込み処理について説明する。この1
0msecタイマ割り込み処理は、CPU10に10m
secの時間間隔でタイマ割り込みがかけられる度に起
動する10msecタイマ割り込みルーチン(図10)
により実行される。
【0095】この10msecタイマ割り込みルーチン
は、ボイス1乃至ボイス24の全てのボイスについて処
理するものであるため、ステップS1002において、
Vに「1」を記憶させ、ボイス1から処理を行う準備を
し、ステップS1004へ進む。
【0096】ステップS1004では、STATE
[V]の値が「0」乃至「4」のいずれの値であるか判
断される。即ち、現在のボイスVのエンベロープが、ど
のステートにあるかを判断する。
【0097】ステップS1004の判断結果が、「ST
ATE[V]=0」であった場合には、ボイスVは発音
されていない空きボイスであり、エンベロープの処理は
必要ない。従って、この場合には、ステップS1006
へ進み、Vを「1」インクリメントしてステップS10
08へ進み、Vが「24」より大きいか否かを判断す
る。
【0098】ステップS1008の判断結果が肯定、即
ち、Vが「24」より大きい場合には、ボイス1乃至ボ
イス24の全てのボイスに対して処理を行ったことにな
るため、割り込み待ち状態にリターンする。
【0099】一方、ステップS1008の判断結果が否
定、即ち、Vが「24」以下であった場合には、未だ全
てのボイスに対して処理が行われていないので、処理が
行われていない残りのボイスを処理するために、ステッ
プS1004へ戻り、処理を繰り返すことになる。
【0100】上記したステップS1004の判断結果
が、「STATE[V]=1」であった場合には、ボイ
スVのエンベロープのステートはアタック状態にあり、
エンベロープの処理を行う必要がある。従って、この場
合には、ステップS1010へ進む。
【0101】ステップS1010では、LEVEL
[V]にA_RATEを加えたものを、新たなLEVE
L[V]として設定する。即ち、LEVELをA_RA
TE分増加させることになる。
【0102】ステップS1010の処理を終了すると、
ステップS1012へ進み、LEVEL[V]が「12
7」以上であるか否かを判断する。
【0103】この判断結果が否定、即ち、LEVEL
[V]が「127」に到達していない場合には、LEV
EL[V]の最大値を越えていないので、アタック状態
が続くことになる。この場合には、ステップS1014
へ進み、LEVEL[V]に基づいてボイスVの音量を
制御する。ステップS1014の処理を終了すると、ス
テップS1006、ステップS1008へと進み、上記
した処理が行われる。
【0104】一方、ステップS1012の判断結果が肯
定、即ち、LEVEL[V]が「127」以上の場合に
は、ステップS1016へ進み、LEVEL[V]に最
大値「127」を記憶させ、ステップS1018へ進
む。
【0105】ステップS1018では、LEVEL
[V]は最大値「127」に設定されていて、それ以上
アタック状態が続くことがないので、STATE[V]
を「2」に変更し、ボイスVのステートがディケイであ
ることを示す。
【0106】ステップS1018の処理を終了すると、
ステップS1014へ進み、LEVEL[V]に基づい
てボイスVの音量を制御する。ステップS1014の処
理を終了すると、ステップS1006、ステップS10
08へと進み、上記した処理が行われる。
【0107】次に、ステップS1004の判断結果が、
「STATE[V]=2」であった場合には、ボイスV
のエンベロープのステートはディケイ状態にあり、エン
ベロープの処理を行う必要がある。従って、この場合に
は、ステップS1020へ進む。
【0108】ステップS1020では、LEVEL
[V]からD_RATEを減算したものを、新たなLE
VEL[V]として設定する。即ち、LEVELをD_
RATE分減少させることになる。
【0109】ステップS1020の処理を終了すると、
ステップS1022へ進み、LEVEL[V]がS_L
EVEL以下であるか否かを判断する。
【0110】この判断結果が否定、即ち、LEVEL
[V]がS_LEVELに到達していない場合には、デ
ィケイ状態が続くことになる。この場合には、ステップ
S1014へ進み、LEVEL[V]に基づいてボイス
Vの音量を制御する。ステップS1014の処理を終了
すると、ステップS1006、ステップS1008へと
進み、上記した処理が行われる。
【0111】一方、ステップS1022の判断結果が肯
定、即ち、LEVEL[V]がS_LEVEL以下の場
合には、ステップS1024へ進み、LEVEL[V]
にS_LEVELの値を代入し、ステップS1026へ
進む。
【0112】ステップS1026では、LEVEL
[V]はS_LEVELに設定されているので、STA
TE[V]を「3」に変更し、ボイスVのステートがサ
スティンであることを示す。
【0113】ステップS1026の処理を終了すると、
ステップS1014へ進み、LEVEL[V]に基づい
てボイスVの音量を制御する。ステップS1014の処
理を終了すると、ステップS1006、ステップS10
08へと進み、上記した処理が行われる。
【0114】さらに、ステップS1004の判断結果
が、「STATE[V]=3」であった場合には、ボイ
スVのエンベロープのステートはサスティン状態にあ
る。即ち、エンベロープが持続音レベルの状態にあるた
め、当該エンベロープに対しては処理を行う必要がない
ので、ステップS1006、ステップS1008へと進
み、上記した処理が行われる。
【0115】また、ステップS1004の判断結果が、
「STATE[V]=4」であった場合には、ボイスV
のエンベロープのステートはリリース状態にあり、エン
ベロープの処理を行う必要がある。従って、この場合に
は、ステップS1028へ進む。
【0116】ステップS1028では、LEVEL
[V]からR_RATEを減算したものを、新たなLE
VEL[V]として設定する。即ち、LEVELをR_
RATE分減少させることになる。
【0117】ステップS1028の処理を終了すると、
ステップS1030へ進み、LEVEL[V]が「0」
以下であるか否かを判断する。
【0118】この判断結果が否定、即ち、LEVEL
[V]が「0」に到達していない場合には、LEVEL
[V]の最小値を越えていないので、リリース状態が続
くことになる。この場合には、ステップS1014へ進
み、LEVEL[V]に基づいてボイスVの音量を制御
する。ステップS1014の処理を終了すると、ステッ
プS1006、ステップS1008へと進み、上記した
処理が行われる。
【0119】一方、ステップS1030の判断結果が肯
定、即ち、LEVEL[V]が「0」以下の場合には、
ステップS1032へ進み、LEVEL[V]に最小値
「0」を記憶させ、ステップS1034へ進む。
【0120】ステップS1034では、LEVEL
[V]は最小値「0」に設定されていて、それ以上リリ
ース状態が続くことがない空きボイスとされているの
で、STATE[V]を「0」に変更し、ステップS1
036でボイスVを空きボイスにする。
【0121】ステップS1036の処理を終了すると、
ステップS1014へ進み、LEVEL[V](=0)
に基づいてボイスVの音量を制御する。ステップS10
14の処理を終了すると、ステップS1006、ステッ
プS1008へと進み、上記した処理が行われる。
【0122】続いて、ダンパー・ペダル26の操作に基
づく処理について説明する。まず、ダンパー・ペダル2
6が踏まれた場合の処理について説明すると、ダンパー
・ペダル26が踏まれると、ダンパー・ペダル26から
CPU10に対して割り込みがかけられ、ダンパー・ペ
ダル・オン・ルーチン(図11)が実行される。
【0123】ダンパー・ペダル・オン・ルーチンが起動
されると、まず、ステップS1102において、RED
ANPが「1」に設定されているか否かを判断する。こ
の判断結果が否定、即ち、REDANPが「0」(リダ
ンパOFF)の場合には、リダンパ処理を行わないの
で、何らの処理も行うことなく、割り込み待ち状態にリ
ターンする。
【0124】一方、ステップS1102の判断結果が肯
定、即ち、REDANPが「1」(リダンパON)の場
合には、リダンパ処理を行うので、ステップS1104
へ進む。
【0125】リダンパ処理を行う場合には、ボイス1乃
至ボイス24の全てのボイスについて処理するものであ
るため、ステップS1104において、Vに「1」を記
憶させ、ボイス1から以降の処理を行う準備をし、ステ
ップS1106へ進む。
【0126】ステップS1106では、STATE
[V]が「4」であるか否かを判断する。即ち、現在の
ボイスVのエンベロープが、リリース状態にあるか否か
を判断する。
【0127】ステップS1106の判断結果が否定、即
ち、現在のボイスVのエンベロープがリリース状態にな
ければリダンパ処理を行わないので、何らの処理も行う
ことなくステップS1108へ進み、Vを「1」インク
リメントしてステップS1110へ進み、Vが「24」
より大きいか否かを判断する。
【0128】ステップS1110の判断結果が肯定、即
ち、Vが「24」より大きい場合には、ボイス1乃至ボ
イス24の全てのボイスに対して処理を行ったことにな
るため、割り込み待ち状態にリターンする。
【0129】一方、ステップS1110の判断結果が否
定、即ち、Vが「24」以下であった場合には、未だ全
てのボイスに対して処理が行われていないので、処理が
行われていない残りのボイスに対する処理を行うため
に、ステップS1106へ戻り、処理を繰り返すことに
なる。
【0130】上記したステップS1106の判断結果が
肯定、即ち、現在のボイスVのエンベロープがリリース
状態にあればリダンパ処理を行うことになり、ステップ
S1112へ進み、LEVEL[V]がS_LEVEL
より大きいか否かを判断する。この判断結果が否定、即
ち、LEVEL[V]がS_LEVEL以下である場合
には、このLEVEL[V]において発音を持続させれ
ばよいため、ステップS1114においてSTATE
[V]を「3」に変更する。
【0131】ステップS1114の処理を終了すると、
ステップS1116へ進み、HOLD[V]に「1」を
記憶させ、上記したステップS1108、ステップS1
110へと進み処理を行う。
【0132】一方、ステップS1112の判断結果が肯
定、即ち、LEVEL[V]がS_LEVELより大き
い場合には、サスティン状態まで減衰させてから発音を
持続させたいので、ステップS1118へ進み、直前の
ステート(例えば、アタックやディケイなど)たるST
ATE’[V]を、エンベロープのステートとしてST
ATE[V]に記憶させる。つまり、離鍵割り込みルー
チンのステップS908において、リリース状態に入る
前にSTATE[V]をSTATE’[V]に記憶させ
ていたが、こうして記憶されたSTATE’[V]をS
TATE[V]に戻すことになる。従って、エンベロー
プがSTATE’[V]まで戻されて、処理が始められ
ることになる。
【0133】ステップS1118の処理を終了すると、
ステップS1116へ進み、HOLD[V]に「1」を
記憶させ、上記したステップS1108、ステップS1
110へと進み処理を行う。
【0134】次に、ダンパー・ペダル26が離された場
合の処理について説明すると、ダンパー・ペダル26が
離されると、ダンパー・ペダル26からCPU10に対
して割り込みがかけられ、ダンパー・ペダル・オフ・ル
ーチン(図12)が実行される。
【0135】ダンパー・ペダル・オフ・ルーチンは、ボ
イス1乃至ボイス24の全てのボイスについて処理する
ものであるため、ステップS1202において、Vに
「1」を記憶させ、ボイス1から処理を行う準備をし、
ステップS1204へ進む。
【0136】ステップS1204では、HOLD[V]
に「1」が立てられているか否かを判断する。この判断
結果が否定、即ち、HOLD[V]が「0」でありボイ
スVがホールドされていない場合には、ダンパー・ペダ
ル26が離されても何らの影響もないため、以降の処理
を行うことなくステップS1206へ進み、Vを「1」
インクリメントする。
【0137】ステップS1206の処理を終了すると、
ステップS1208へ進み、Vが「24」より大きいか
否かを判断し、この判断結果が肯定、即ち、Vが「2
4」より大きい場合には、ボイス1乃至ボイス24の全
てのボイスに対して処理を行ったことになるため、割り
込み待ち状態にリターンする。
【0138】一方、ステップS1208の判断結果が否
定、即ち、Vが「24」以下であった場合には、未だ全
てのボイスに対して処理が行われていないので、処理が
行われていない残りのボイスを処理するために、ステッ
プS1204へ戻り、処理を繰り返すことになる。
【0139】ステップS1204の判断結果が肯定、即
ち、HOLD[V]が「1」でありボイスVがホールド
されている場合には、ダンパー・ペダル26が離される
とリリースへ移るので、ステップS1210へ進み、現
在のSTATE[V]をSTATE’[V]へ退避し
て、リダンパ処理が行われた場合の準備をする。
【0140】ステップS1210の処理を終了すると、
ステップS1212へ進み、STATE[V]へリリー
スを示す「4」を記憶させ、現在のエンベロープをリリ
ース状態にもってきてステップS1214へ進む。
【0141】ステップS1214では、ダンパー・ペダ
ル26が離されたのであるから、ホールドを解除するた
めにHOLD[V]に「0」を設定して、ステップS1
206、ステップS1208へと進み、上記した処理を
行う。
【0142】以上においては、一音色の楽音が一つのボ
イスから構成されている実施例について説明したが、こ
れに限られることなく、一音色の楽音が複数のボイスか
ら構成されている場合についても、以下に説明するよう
な処理を行うことにより本発明を適用できる。なお、以
下の説明においては、一音色の楽音を構成する複数のボ
イスのそれぞれを、パーシャルと称する。
【0143】(1)複数のパーシャル全てについて、演
奏者がAS_MODEに設定したアサイン・モードによ
りアサインする。
【0144】(2)各パーシャル毎に、アサイン・モー
ドを設定できるようにした場合には、次のような処理を
行う。
【0145】(a)パーシャル間に優先順位を設定し、
最も優先度の高いパーシャルのアサイン・モードで、全
パーシャルのアサインを行う。この際に、優先順位は予
め設定されていてもよいし、演奏者が任意に設定できる
ようにしてもよい。
【0146】(b)基準となる音色パラメータを任意に
設定できるようにしておき、基準となる音色パラメータ
が最も大きいか、または最も小さいパーシャルのアサイ
ン・モードによって、アサインするようにしてもよい。
例えば、最も良く聴取されるパーシャルのアサイン・モ
ードによって、全パーシャルのアサインを行う。即ち、
最も設定レベルの大きなパーシャルのアサイン・モード
によって、全パーシャルのアサインを行ったり、あるい
はフィルタなどで音色を制御している場合には、フィル
タのカット・オフ周波数が最も高いパーシャルのアサイ
ン・モードによって、全パーシャルのアサインを行うな
どする。
【0147】(c)異なるアサイン・モードの間に優先
度をもたせ、パーシャル毎に選択されているアサイン・
モードの中で最も優先度の高いアサイン・モードによっ
て、全パーシャルをアサインする。
【0148】(d)パーシャル間に優先度をもたせ、最
も優先度の低いパーシャルから順に、当該パーシャルの
アサイン・モードで発音中のボイスを検索して、当該ア
サイン・モードによって消音させるようにする。従っ
て、パーシャル間でアサイン・モードが異なる場合が存
在する。即ち、1音色の楽音を構成する複数のパーシャ
ルが、あるパーシャルはレベル・アサインによりアサイ
ンが行われ、他のパーシャルはヒストリ・アサインによ
りアサインが行われる場合がある。なお、この優先順位
は予め設定されていてもよいし、また演奏者が任意に設
定できるようにしてもよい。さらに、アサイン・モード
の優先順位に従って、優先順位を決定するようにしても
よい。
【0149】さらに、上記した実施例は、同時に発音さ
れる音色が一つの場合について説明したが、これに限ら
れることなしに、例えば、同時に複数の音色の楽音を発
音できるマルチ・ティンバー音源に、本発明を適用して
もよいこと勿論である。例えば、特開昭64−1939
3号公報に示されるように、各パート毎に音色が決定さ
れている場合に、各パートの優先度を設定しておき、新
しい楽音を発音させるために、優先度の低い順にパート
を選択して消音させるものがある。このような場合にお
いて、選択したパートに対して本発明を適用してアサイ
ンを行うようにすればよい。アサイン・モードは、選択
されたパートのアサイン・モードによって、アサインを
行うようにする。
【0150】さらにまた、上記した実施例においては、
アサインの方式としてレベル・アサインとヒストリ・ア
サインとを取り上げて説明したが、他のアサインの方式
を用いても良い。
【0151】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0152】複数の音色の中からいずれかの音色を任意
に選択可能な音色選択手段と、上記音色選択手段により
選択された音色の楽音を生成する複数の楽音生成手段
と、上記複数の音色のそれぞれに対して複数の選択モー
ドの中からいずれかの選択モードを任意に指定可能な選
択モード指定手段と、上記複数の楽音生成手段のいずれ
もが楽音生成中である場合に、上記選択モード指定手段
によって上記音色選択手段により選択された音色に対し
て指定された選択モードに基づいて、上記複数の楽音生
成手段の中から発音指示を割り当てる楽音生成手段を選
択する選択手段と、上記選択手段によって選択された楽
音生成手段に上記発音指示を割り当てることにより、上
記発音指示に対応する楽音を生成させる割り当て手段と
を有するようにしたため、複数の楽音生成手段の中から
発音指示を割り当てる楽音生成手段を選択する際の選択
モードが、各音色毎に選択モード指定手段によって複数
の選択モードの中から指定される。
【0153】そして、選択手段は、選択モード指定手段
によって音色選択手段により選択された音色に対して指
定された選択モードに基づいて、複数の楽音生成手段の
いずれもが楽音生成中である場合に、複数の楽音生成手
段の中から発音指示を割り当てる楽音生成手段を選択す
る。さらに、割り当て手段が、選択手段によって選択さ
れた楽音生成手段に発音指示を割り当てて、音色選択手
段により選択された音色の楽音を生成させる。
【0154】従って、本発明によれば、楽音生成手段が
生成する楽音の音色に対応して、各楽音に適したアサイ
ンの方法を適宜選択することが可能となり、音楽的効果
を著しく向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による電子楽器のアサイン装
置を備えた電子楽器を示すブロック構成図である。
【図2】エンベロープの形状を示す説明図であり、
(a)は持続音型エンベロープを示し、(b)は減衰音
型エンベロープを示す。
【図3】音色パラメータ・エリアを図表的に示す説明図
である。
【図4】発音パラメータ・エリアを図表的に示す説明図
である。
【図5】音色ナンバ・バッファを図表的に示す説明図で
ある。
【図6】スイッチ割り込みルーチンのフローチャートで
ある。
【図7】スイッチ割り込みルーチンのフローチャートで
ある。
【図8】押鍵割り込みルーチンのフローチャートであ
る。
【図9】離鍵割り込みルーチンのフローチャートであ
る。
【図10】10msecタイマ割り込みルーチンのフロ
ーチャートである。
【図11】ダンパー・ペダル・オン・ルーチンのフロー
チャートである。
【図12】ダンパー・ペダル・オフ・ルーチンのフロー
チャートである。
【符号の説明】
10 CPU 12 鍵盤部 14 ROM 16 RAM 18 パネル 20 楽音発生部 22 放音部 24 スピーカ 26 ダンパー・ペダル
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−362997(JP,A) 特開 平2−220098(JP,A) 特開 昭57−202596(JP,A) 特許2565069(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10H 1/18 - 1/18 101 G10H 1/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の音色の中からいずれかの音色を任
    意に選択可能な音色選択手段と、 前記音色選択手段により選択された音色の楽音を生成す
    る複数の楽音生成手段と、 前記複数の音色のそれぞれに対して複数の選択モードの
    中からいずれかの選択モードを任意に指定可能な選択モ
    ード指定手段と、 前記複数の楽音生成手段のいずれもが楽音生成中である
    場合に、前記選択モード指定手段によって前記音色選択
    手段により選択された音色に対して指定された選択モー
    ドに基づいて、前記複数の楽音生成手段の中から発音指
    示を割り当てる楽音生成手段を選択する選択手段と、 前記選択手段によって選択された楽音生成手段に前記発
    音指示を割り当てることにより、前記発音指示に対応す
    る楽音を生成させる割り当て手段とを有することを特徴
    とする電子楽器のアサイン装置。
JP01972493A 1993-01-12 1993-01-12 電子楽器のアサイン装置 Expired - Fee Related JP3285986B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01972493A JP3285986B2 (ja) 1993-01-12 1993-01-12 電子楽器のアサイン装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01972493A JP3285986B2 (ja) 1993-01-12 1993-01-12 電子楽器のアサイン装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06208382A JPH06208382A (ja) 1994-07-26
JP3285986B2 true JP3285986B2 (ja) 2002-05-27

Family

ID=12007260

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01972493A Expired - Fee Related JP3285986B2 (ja) 1993-01-12 1993-01-12 電子楽器のアサイン装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3285986B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009152305A1 (en) 2008-06-11 2009-12-17 Qualcomm Incorporated Method and system for measuring task load

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06208382A (ja) 1994-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5286910A (en) Electronic musical instrument having automatic channel-assigning function
JP3484719B2 (ja) 音声入力機能付き演奏ガイド装置および演奏ガイド方法
JPH08202361A (ja) 電子楽器
JP3285986B2 (ja) 電子楽器のアサイン装置
JP2583809B2 (ja) 電子楽器
JPH06202654A (ja) 電子楽器
JP2968387B2 (ja) 電子楽器のキーアサイナ
JP3567293B2 (ja) 発音チャンネル割当装置
JP3509601B2 (ja) 楽音発生装置
JP2001209382A (ja) 電子楽器の連打処理装置
JP4306138B2 (ja) 楽音発生装置及び楽音発生処理のプログラム
JP3278857B2 (ja) 楽音形成装置
JP3285984B2 (ja) マイナス・ワン演奏装置
JP2578327B2 (ja) 自動演奏装置
JP3815583B2 (ja) 電子楽器
JP3646611B2 (ja) 楽音発生装置
JP2746063B2 (ja) ピッチシフト操作子を備えた電子楽器
JPH05181470A (ja) マイナスワン演奏装置
JP3392451B2 (ja) 電子楽器の楽音制御装置
JP3034398B2 (ja) 電子楽器の制御装置
JP2003099055A (ja) 電子楽器の機能割当表示装置
JP3296248B2 (ja) 楽音演奏装置
JPH08185170A (ja) 楽音発生装置
JP2814479B2 (ja) 電子楽器
JPH0127439B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080308

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110308

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees