JP3285774B2 - スラブ軌道用吸音材料および吸音構造物 - Google Patents
スラブ軌道用吸音材料および吸音構造物Info
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Description
材料および吸音構造物に関するものである。さらに詳し
く述べるならば本発明は鉄道車輌がスラブ軌道上を走行
し、レールと車輪の間で転動騒音を発生し、スラブ上面
で反射する際、この騒音を簡便かつ効果的に低減するこ
とができるスラブ軌道用吸音材料、およびこの吸音材料
を用いてスラブ軌道上に構成される吸音構造物に関する
ものである。本発明に係るスラブ軌道用吸音材料および
吸音構造物は、施工が容易で、安価であり、しかも吸音
効果においてきわめて優れているものである。
用いられ、列車が軌道上走行時に発生する軌道表面から
の反射される騒音はバラスト間の空隙による吸音効果で
低減されていた。この場合、鉄道軌道建設基準に準拠し
たバラスト敷設厚み40cmのバラスト層の吸音特性を図
1に示す。図1において、バラスト層における400Hz
付近の周波数域の吸音率が著しく低下するという特性を
有している。さらにバラスト軌道は一般の土木構造物と
異なり、その構造的宿命として列車通過時の衝撃的荷重
が繰り返しバラストにかかるため、バラストの破壊、流
動が発生し、軌道狂いが生ずる。この軌道狂いを修正
し、列車の安全走行を確保するため、常時大量の保守作
業が投下されている。しかし、輸送量増強、スピードア
ップにより軌道狂いの発生間隔が短くなるとともに、保
守作業が可能な時間が縮小され、さらに労働力需給の制
約により、バラスト軌道の保守が困難になった。
性まくらぎ直結軌道(以下、「弾直軌道」という。)が
開発され、在来線、新幹線で数多く使用されるようにな
った。このような省力化軌道採用による保守作業の大幅
削減が達成されたが、その反面、列車のスラブ軌道上走
行時に発生する騒音が増大し、それにより騒音環境が悪
化した。
ンクリートスラブ面における転動騒音の反射を制御する
手段として、コンクリートスラブ面上にバラスト、また
は粒径5〜13mmの単粒度砕石6号等を敷設すること、
あるいはコンクリートスラブにバラスト充填用ピットを
形成し、このピットにバラストまたは粒径5〜13mmの
単粒度砕石6号等を充填することなどが実施されてい
る。しかし、粒径5〜13mmの単粒度砕石6号の吸音性
は、図2に示すように、500Hz以上、2000Hz以下
の周波数域で吸音率が低下し、特に1250Hz付近の周
波数域で吸音率が0.7以下に低下するという特性を有
している。
にバラストまたは粒径5〜13mmの単粒度砕石6号等を
敷設した場合、バラストまたは粒径5〜13mmの単粒度
砕石6号等の敷設厚さが、従来のバラスト軌道のバラス
ト厚さに比較して薄いこと、およびバラストの下面の路
盤がコンクリートスラブであること、並びに、コンクリ
ートスラブに設けられたバラスト充填用ピットを用いる
場合は、軌道面に対するバラストまたは粒径5〜13mm
の単粒度砕石6号等の敷設面積が、従来のバラスト軌道
に比較し小さいこと、などの理由によりこれらのコンク
リートスラブ上、又はピット中のバラスト敷設又は充填
は、従来のバラスト軌道に比較して、吸音効果の不十分
なものであった。さらに、コンクリートスラブ上、又は
ピット中のバラストは、その粒径が小さくなると、列車
の通過の際の風により舞い上り易くなり、レール頭面に
落ちたバラストを車輪が踏みつぶすことによるレールの
破損、列車機器の損傷、破損を引き起す危険、および沿
線に対しバラスト飛散による被害を発生する危険が増大
する。
機物には優れた吸音特性を示す材料があることが知られ
ている。これは音が材料の多数の孔に入射し、孔内を伝
播する間に減衰したり、一部の周波数帯の音波は孔内で
共鳴を起こし孔外に放出されないという現象がおこるた
めである。このような孔質材料の性質を利用し、これを
例えば特公昭61−17783号に記載されているよう
に、無機質粒状物を有機結合剤により結合して、無機質
粒状物結合型の所望吸音材料として利用することが提唱
されている。しかし、このような無機質粒状物結合型の
吸音材料を製造するためには、下記理由により多くの工
程と労働力を要する。まず、無機質粒状物を製造工場に
搬入し、ミキサー等に投入し結合樹脂と混合する。次に
この樹脂をまぶした無機質粒状物を型内に充填し、長時
間養生して結合させる。しかしこの場合、製造工程が長
く、かつ多工程を要すために無機質粒状物結合型の吸音
材は高価な製品となり、かつ樹脂をまぶすことにより多
孔質体の孔を潰すことがないように、種々の工程制御が
必要であるが、この工程制御が非常に困難であるため、
上記吸音材料の普及は困難であった。また、他の多孔質
吸音材料、例えばセラミックスを用いた吸音材料など
も、いずれも上記と同じ理由により高価であり、実用化
が困難であった。さらに、これらの成型品を、コンクリ
ートスラブと緊結するための部品を、コンクリートスラ
ブを加工して取付けることが必要になるので、取付加工
費用が非常に高価となっていた。
径0.5〜2mmのリサイクル材のような細粒無機質粒状
物を一定厚さで撒くだけで吸音効果が得られることが明
かにされつつある。このようなリサイクル吸音材料の吸
音特性を図3に示す。しかし、このような細粒無機質粒
状物も、図1および図2に示したバラスト、および粒径
5〜13mmの単粒度砕石6号と同様に、特定周波数域
(図3においては400〜1500Hz)において吸音特
性の低下を示す。細粒砕石等の廉価な細粒無機質粒状物
は、それを直播きするだけで非常に廉価に騒音防止を可
能とするものである。しかし、細粒無機質粒状物は、そ
れを撒いたまま放置すれば風によって飛散してしまうと
いう欠点を抱えている。これは自然の風でも飛散する
し、さらに鉄道の列車通行時に発生する風によって粒状
物の多くが飛散してしまい、運行の妨げおよび事故につ
ながる危険性が増大し、それとともに沿線への砕石飛
散、砂塵飛散等の被害を発生する原因となり得る。
めに、細粒無機質粒状物層の上から樹脂を散布して、層
の表面部分を固結させる等の方策が必要となる。この
時、細粒無機質粒状物の表面層を過度に強固に固結する
と音波が粒子間に入射せず、かつ細粒無機質粒状物の表
面積の減少を招き、音波との接触面積が減少することに
より吸音効果が損なわれる。このため、散布する樹脂量
を少なくし、細粒無機質粒状物の表面層の固結を弱い結
合にとどめることが必要である。しかし、このようにす
ると、軌道の保守点検のため作業者が細粒無機質粒状物
敷設箇所を歩行した際、前述のように細粒無機質粒状物
の吸音性能を失わない程度の少量の樹脂散布では、樹脂
結着層が容易に破壊されるため、その都度細粒無機質粒
状物の入れ替えを行わなければならず、トータルのコス
トは高価なものになる。また、樹脂の耐候性には限界が
あり、たとえ保守作業が行われないとしても3年から5
年の間隔で吸音材の交換工事が必要になることはさけら
れない。
00Hzの騒音が大きく、特に1000Hz付近の騒音が特
に顕著である。このため、鉄道用吸音材には、上記範囲
の周波数領域に対して高い吸音効果が要求とされる。し
かし従来の無機質粒状物の吸音特性は図1〜3に示した
ように、各々の無機質粒状物特有の周波数領域において
吸音率が低下するという特性を持つため、全体としての
吸音効果が不十分であり、また吸音性能がよい細粒無機
質粒状物は、風で飛散してしまい易いという欠点があっ
た。
スラブ軌道上走行時にレール・車輪間で発生し、スラブ
軌道面において反射される転動騒音を簡便、効率的に低
減することができ、風で飛散することがなく、安価で、
施工が容易であり、250〜2000Hzの周波数域で高
い吸音特性を有すスラブ軌道用吸音材料および、吸音効
果の優れた軌道吸音構造物を提供しようとするものであ
る。
音材料は粗目編織物シートによって形成されている吸音
面部を有する袋状体と、この袋状体中に充填封止され、
かつ0.5〜5mmの粒径を有する固形粒状吸音材とによ
り構成され、かつ5〜15cmの範囲内の厚さを有する吸
音材料であって、前記袋状体用粗目編織物シートが、合
成繊維糸条からなる粗目編織基布と、この基布の合成繊
維糸条の露出表面を被覆している耐候性樹脂被覆層とか
らなり、かつ、前記粗目編織基布が、その経および緯方
向のそれぞれにおいて3cm幅当り3,600kgf ・%以
上のタフネスを有することを特徴とするものである。
吸音材料が充填封止されている袋状体において、ほゞ平
坦な底面部と、この底面部に対向しかつ離間している吸
音上面部とが形成されており、かつ前記吸音上面部が、
前記底面部に非平行な少なくとも一つの平面、又は曲面
により形成され、前記底面部から前記吸音上面部までの
厚さが5〜15cmの範囲内にあり、かつその最大厚さと
最小厚さとの差が5cm以上であることが好ましい。ま
た、本発明の吸音材料において、前記袋状体が、ほゞ平
坦な底面部と、この底面部に離間対向し、かつ前記底面
部に非平行な少なくとも一つの平面又は曲面により形成
される吸音上面部と、前記底面部の周縁と、これに対向
する前記吸音上面部の周縁とを連結する側周面部とから
構成され、前記側周面部の厚さが5〜15cmの範囲内に
あり、かつ、その最大厚さと最小厚さの差が5cm以上で
あることが好ましい。
軌道面上に設置された1対の鉄道車輌用レールの中間
部、およびその両外側部の少なくとも一つに、前記本発
明のスラブ軌道用吸収材料の複数個が、その粗目編織物
シートの吸音面を上向きにして、連続して敷設されてい
ることを特徴とするものである。
設された複数個の吸音材料の各々において、前記固形粒
状吸音材料が充填封止されている袋状体に、前記スラブ
軌道面に接しているほゞ平坦な底面部と、この底面部に
対向しかつ離間している吸音上面部とが形成されてお
り、かつ前記吸音上面部が、前記底面部に非平行な少な
くとも一つの平面又は曲面により形成されており、前記
底面部から前記吸音上面部までの厚さが、5〜15cmの
範囲内にあり、かつその最大厚さと、最小厚さとの差が
5cm以上であることが好ましい。また、本発明の吸音構
造物において、前記連続敷設された複数個の吸音材料の
各々において、前記袋状体が、ほゞ平坦な底面部と、こ
の底面部に離間対向し、かつ前記底面部に非平行な少な
くとも一つの平面又は曲面により形成される吸音上面部
と、前記底面部の周縁と、これに対向する前記吸音上面
部の周縁とを連結する側周面部とから構成され、前記側
周面部の厚さが5〜15cmの範囲内にあり、かつその最
大厚さと最小厚さとの差が5cm以上であることが好まし
い。
軌道1は、コンクリートスラブ2上に1対のレール3が
並行して配置され、レール3は、スラブ2に締結用具5
により固定されており、スラブ2はコンクリート路盤4
上に、セメントアスファルト6により固定されている。
コンクリートスラブ2には、スラブ盤のズレ防止用突起
7が設けられている。本発明の吸音構造物において、図
5および図6に示されているように、スラブ軌道1上の
レール3の中間部及び/又はその両外側部に、複数個の
中間部吸音材料8,8および側部吸音材料9,9が連続
して配置される。
充填されている固形粒状吸音材(無機質および有機質粒
状吸音材、並びにこれらの混合材を包含する)からなる
ものであって、袋状体の、少なくとも転動騒音吸音面
は、粗目編織物シートによって形成されている。すなわ
ち、袋状体全体か、粗目編織物シートによって形成され
ていてもよいし、袋状体の、コンクリートスラブに接す
る面を除く、その他の上、側面が粗目編織物シートによ
って形成されていてもよい。吸音材料中に充填される固
形粒状吸音材料は0.5〜5mm、好ましくは2〜5mmの
粒径を有するものであり、250〜2000Hzの周波数
域において優れた吸音特性を有しているものであること
が好ましい。このような固形粒状吸音材料のうち、無機
粒状吸音材料は、岩石の破砕細粒化物、無機材料造粒体
の焼成物などを用いることができるが、破砕されたガラ
ス製品、陶磁器、コンクリート、道床バラストなどのリ
サイクル材、および都市ゴミなどの廃棄物の焼却炉(流
動床式焼却炉など)から、排出される焼却残渣(無機
質)などのリサイクル材を用いることができる。また、
有機質粒状吸音材料としては、有機樹脂材料およびゴム
材料、例えばポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピ
レン、ナイロン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチ
レン共重合体樹脂(ABS)、およびポリエチレンテレ
フタレート(PET)などの粒状体を用いることができ
る。これらの有機質粒状吸音材料は、前記未使用有機重
合体材料から、粒状体(ビーズ)を作製してもよいし、
或は使用ずみ有機重合体材料を回収し、これを破砕、ビ
ーズ化したものであってもよい。上記のように、無機
質、又は有機質材料を、適宜、破砕、造粒、および/又
は分級して、所望の粒径に調整したものを用いることが
できる。
目編織物シートは、合成繊維糸条からなる粗目編織基布
と、この基布の合成繊維糸条の露出面を被覆している耐
候性樹脂被覆層とからなるものであって、その経および
緯方向のそれぞれにおいて、3cm幅当り3,600kgf
・%以上、好ましくは5,500kgf ・%以上のタフネ
スを有するものである。このタフネスは、JIS L−
1068 6.1(1)に規定されている定速緊張形試
験機を用いる重布類測定法に準拠して、経および緯方向
それぞれ3cm幅の引張強さ(kgf)および伸度(%)を測
定しその積(kgf・%)により表示される。このタフネス
が、3,600kgf ・%以上であると、吸音材料は、時
速230km/時で走行中の鉄道車輛から落下する固体物
体(例えば氷塊)による衝撃エネルギーを吸収して、破
壊を防止することができる。吸音材料の袋状体に用いら
れる粗目編織物シートの経、緯方向の少なくとも一方の
タフネスが3,600kgf ・%未満であると、上記条件
下における落下物により、吸音材料の吸音面に損傷を生
じ、袋状体中に充填されている無機粒状吸音材が飛散
し、鉄道車輛の機器類およびレール頭面に損傷を与える
危険性が増大する。
いられる粗目編織基布は、合成繊維糸条からなるもので
あって、この合成繊維としては、例えば、ナイロン6、
ナイロン66、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレ
ートなど)、およびポリビニールアルコール繊維などか
ら選ぶことができる。合成繊維糸条としては、長繊維
(フィラメント)糸条、短繊維(ステープル)糸条のい
ずれでもよいがマルチフィラメント糸条又はモノフィラ
メント糸条であることが好ましい。一般に2,000〜
30,000デニールの糸条を用いることが好ましい。
基布の組織としては、平織り、絡み織、もしゃ織などの
織布、および経糸緯糸挿入ラッセル編などの編布組織を
用いることができる。特に絡み織り粗目基布は、経糸と
緯糸との交差部における拘束が他の編織組織よりも少な
く、このため、落下物などによる衝撃を受けたとき、容
易に局部的に変形して衝撃エネルギーを吸収し、破壊を
防止することができるので、本発明に好適なものであ
る。
を構成する糸条の露出表面を被覆する耐候性樹脂は、例
えばポリ塩化ビニル樹脂、ポリアクリル樹脂、シリコー
ン樹脂、フッ素含有樹脂、合成ゴムなどから選択するこ
とができ、これらの耐候性樹脂は、適量の抗酸化剤、紫
外線吸収剤、架橋剤、充填剤、顔料などを含んでいても
よい。一般に耐候性樹脂の被覆量は、粗目編織物基布重
量に対し50〜150重量%であることが好ましい。
ートは、経・緯糸条間に空隙が形成されており、このシ
ートの全表面積に対する、空隙の合計面積の比は10〜
90%であることが好ましく、各空隙の面積は、袋状体
に充填される無機粒状吸音材の粒子の透過を許さないも
のであり、好ましくは3.5〜25mm2 である。
層袋であってもよく、2層以上の多層袋であってもよ
い。また袋状体は、吸音材の充填により所望形状になる
ように形状が規定されたものであってもよいし、吸音材
の充填の前、又は後に所望形状に規定できるもの、例え
ば熱収縮性を有し、かつ熱セットが可能な繊維糸条によ
り形成され、所定形状に加熱成形、加熱セットできるも
のであってもよい。
封止されている吸音材料が、ほゞ平坦な底面部と、この
底面部に対向し、かつ離間している吸音上面部とを有
し、この吸音上面部が、底面部に非平行な少なくとも一
つの平面又は曲面により形成され、底面部から吸音上面
部までの厚さが、5〜15cmの範囲内にあり、かつその
最大厚さと最小厚さとの差が5cm以上である、形状を有
していることが好ましい。上記吸音材料が15cm以上の
厚さを有する部分を有していると、吸音材料が、コンク
リートスラブ上に敷設されたとき、この部分は、レール
頭部上面より上につき出ることがあるので、鉄道車輛底
部に配置された機器に接触するおそれがあり、またそれ
が5cm以下の部分は、吸音効果が不十分になるおそれが
ある。また、最大厚さと最小厚さとの差が5cm未満であ
ると、吸音面における、500〜2000Hz周波数域に
おける転動騒音の吸収効率が不十分になるおそれがあ
る。
図示されている。図7において、吸音材料8は、ほゞ平
坦な底面部10と、この底面部から離間し、これに対向
している吸音上面部11を有し、その最大厚さh1 およ
び最小厚さh2 は5〜15cmの範囲内にあり、その差h
1 −h2 は5cm以上である。図7において、吸音上面部
11は右下りの曲面をなしているが、右下り平面であっ
てもよい。
音上面部を有する本発明の吸音材料に用いられる袋状体
は予じめ、吸音材料の所望の形状に成形されていてもよ
い。このような袋状体は、ほゞ平坦な底面部と、この底
面部から離間し、かつそれに対向し、かつ底面部に非平
行な少なくとも一つの平面又は曲面により形成される吸
音上面部と、前記底面部の周縁と、これに対向する前記
吸音上面部の周縁とを連結する側周面部とから構成さ
れ、前記側周面部の厚さが、5〜15cmの範囲内にあ
り、かつ、その最大厚さと最小厚さの差が5cm以上に成
形されたものであることが好ましい。
形状に成形されたものであって、平坦な底面部13、そ
れから離間し、かつそれに非平行に対向している吸音上
面部14、および底面部13の周縁と吸音上面部の周縁
を連結する側周面部15a,15b,15c,15dに
より形成されている。側周面部の厚さの最大値h1 およ
び最小値h2 は、ともに5〜15cmの範囲内にあり、そ
の差h1 −h2 は5cm以上である。上記のような、予じ
め所定形状に成形された袋状体を用いる場合、その一面
を開口しておき、袋状体に固形粒状吸音材を充填し、そ
のとき、この開口面を封止し、形状を適宜整えればよ
い。
部に配置される吸音材料は、中間部に配置される吸音材
料(例えば図7に示したもの)と同一条件を具備したも
のであるが、両外側部の寸法に応じて適当な寸法に形成
されておればよい。無機質粒状吸音材を充填した従来の
吸音材料の吸音効果は、例えば図2に示されているよう
に、周波数500〜2000Hzの範囲の騒音に対して、
低く、特に1000Hz付近の騒音に対し、約0.4とい
う低い吸音率を示すものであるが、上述のような特定材
料を用い、かつ特定の形状を有する袋状体に固形粒状吸
音材を充填して得られる本発明のスラブ軌道用吸音材料
においては、例えば図3に示されているように、周波数
250〜2000Hzの範囲の騒音の吸音率が改善されて
おり、特に1000Hz付近の鉄道騒音に対し、0.8以
上という著るしく向上した、吸音効果が発揮される。
トスラブ軌道上の、レールの中間部およびその両外側部
に、複数個の本発明の吸音材料が、その吸音上面部を上
向きにして連続敷設される。この吸音材料の連続敷設に
より形成される本発明の吸音構造体の実施態様を図9,
10および11に示す。図9において、コンクリートス
ラブ軌道2上の1対のレール3の中間部に、スラブ軌道
の幅方向断面形状が図6に示されているものと同一の吸
音材料8が配置されている。すなわちこの吸音材料8
は、その1側面が最大厚さを有し、それに対向する側面
が最小厚さを有するもので、2個の吸音材料8,8を、
その最小厚さを有する側面において接合させたものを1
対とし、このような吸音材料対の多数をスラブ軌道の長
さ方向に沿って連続して敷設している。このような中間
部吸音構造体は、そのスラブ軌道の幅方向の中央に、ス
ラブ軌道の長さ方向に沿って谷が伸びているものであ
る。
ラブ軌道の幅方向に平行に、スラブ軌道の長さ方向に順
次に連続敷設されている。すなわち、この吸音材料8の
吸音上面部は、1対のレール3に近接している両側端か
ら中央部に向って下向きの傾斜している2平面からな
り、この中央部に谷を形成している。図11の吸音構造
体においては、図9と同様の形状を有し、但し、スラブ
軌道長さ方向の長さの小さな吸音材料8の対を、順次
に、スラブ軌道長さ方向に敷設したものである。
に、図12に示す、スラブ軌道幅方向断面形状を有し、
図10の吸音構造体は、図13に示す断面形状を有する
ものである。
2上の、1対のレール3の中間部に、1対の、互に接合
された吸音材料8が、スラブ軌道の長さ方向に連続して
敷設されており、1対の吸音材料8は、その最大厚さを
有する側面が、接合するように配置されている。この1
対の吸音材料8の、スラブ軌道幅方向断面は、図17に
示されている通りである。図15において、多数の中間
部吸音材料8が、スラブ軌道の幅方向に平行に、スラブ
軌道の長さ方向に順次に連続敷設されている。この吸音
材料8の吸音上面部は、1対のレール3に近接している
両側端から中央部に向って上向きに傾斜している2平面
からなり、この中央部に山の稜線を形成している。この
吸音材料8のスラブ軌道幅方向断面は図18に示す通り
である。図16の中間部吸音構造体は、図14と同様の
形状の吸音材料8の対が用いられているが、この吸音材
料8のスラブ軌道長さ方向の長さは、図14に示された
ものよりも短いものである。図16の吸音構造体のスラ
ブ軌道幅方向断面形状は、図17に示されている通りで
ある。
対の吸音材料8が、スラブ軌道の長さ方向に沿って互に
接合されており、この接合された吸音材料対が、スラブ
軌道幅方向に平行に、スラブ軌道の長さ方向に沿って、
順次に連続敷設されている、この吸音材料8の吸音上面
部は、スラブ軌道長さ方向に起伏する複数の山谷を有す
るものであって、吸音構造物のスラブ軌道長さ方向断面
形状は図20に示す通りである。
数の吸音材料8を、スラブ軌道幅方向に平行に、その長
さ方向に順次連続敷設したものであるが、各吸音材料8
は、そのスラブ軌道幅方向に平行な一側面が最大厚さを
有し、それに対向する側面が最小厚さを有し、互に隣接
する吸音材料は、その最大厚さを有する側面同士で、又
はその最小厚さを有する側面同士で接合している。この
吸音構造物のスラブ軌道長さ方向断面形状は図22に示
されている通りである。
示されたものに類似しているが、スラブ軌道の幅方向に
伸びる吸音材料の各々は1対の吸音材料8,8を接合さ
せたものである。この吸音構造物の、スラブ軌道長さ方
向断面形状は図24に示されているものと同様であって
もよく、或は、図25に示されているものであってもよ
い。図24の各吸音構造物8は、その中央部において凹
(谷形)であり、図25の各吸音構造体8においては、
その中央部が凸(山形)になっている。
おいて、スラブ軌道の幅方向に隣接して配置された1対
の吸音材料8,8がその側面において接合されており、
このような吸音材料対がスラブ軌道の長さ方向に順次に
連続敷設されている。この吸音構造物のスラブ軌道幅方
向断面は図29に示す通り2個の山稜線を有するもので
ある。
ラブ軌道幅方向に平行に、多数の吸音材料8が、順次に
連続敷設されたものである。この吸音構造物のスラブ軌
道幅方向断面は、図30に示されている様に2個の山形
稜線を有するものである。
26のそれと同様の構成を有するものであるが、その吸
音材料8のスラブ軌道長さ方向の長さが、図26のそれ
よりも短いものである。この吸音構造物のスラブ軌道幅
方向断面は、図29に示す形状を有している。
て、スラブ軌道幅方向に隣接して配置された1対の吸音
材料8,8が、その側面において接合しており、このよ
うな吸音材料対が、スラブ軌道の長さ方向に順次に連続
敷設されている。この吸音構造物のスラブ軌道幅方向断
面形状は、図34に示す通りであって、その吸音材料8
は、そのスラブ軌道長さ方向に平行な1側面において最
小厚さを有し、それに対向する側面において最大厚さを
有し、各対をなす吸音材料は、最大厚さを有する側面に
おいて互に接合し、各々の吸音上面部は、曲面をなして
いる。
て、スラブ軌道の幅方向に平行に伸びる多数の吸音材料
8が、スラブ軌道長さ方向に順次に連続敷設されてい
る。この吸音構造物のスラブ軌道幅方向断面形状は図3
5に示されている通りであって、その1対のレール3に
近接した両側面において最小厚さを有し、その中央部に
おいて最大厚さを有し、吸音上面部は上向きに凸の曲面
をなしている。
31に示されたものと同様の構成を有しているが、各吸
音材料8のスラブ軌道長さ方向の長さが、図31のそれ
よりも短いものである。図33の中間部吸音構造物のス
ラブ軌道幅方向断面の形状は、図34に示されている通
りである。
1に示されているものと同一の中間部吸音構造物8と、
1対のレールの両外側に敷設されている1対の外側部吸
音構造体9,9により構成されている。この吸音構造物
のスラブ軌道幅方向断面形状は図38に示す通りであっ
て、1対の外側吸音構造物9の吸音材料は、レール3に
近接する側面において最大厚さを有し、それに対向する
側面において最小厚さを有し、外側下向きに傾斜した吸
音上面部を有している。
3に示されたものと同様の中間部吸音構造物8,8と、
レール3の外側に敷設された1対の外側部吸音構造物
9,9とを有するものである。この吸音構造物の、スラ
ブ軌道幅方向断面形状は、図39に示されており、この
外側吸音構造物9,9は、その断面中央部において最大
厚さを示し、その両側に下降する曲面からなる吸音上面
部を有している。
道幅方向断面形状は、上述のものに限定されるものでは
なく、その他にも、例えば、図40および図41に示さ
れているものであってもよい。図40に示された中間部
吸音構造物において、スラブ軌道の幅方向に1対の吸音
材料8,8が接合して配置されており各吸音材料の上表
面は、2つの山形を形成する波形面をなしている。図4
1に示された中間部吸音構造物において、スラブ軌道の
幅方向に伸びる各吸音材料8の吸音上面部は、4つの山
形を形成する波形面をなしている。
長さ方向の断面形状は、上述のものに限定されるもので
はなく、その他にも、例えば、図42、図43、および
図44に示されているものであってもよい。図42に用
いられている吸音材料8の各々は、スラブ軌道長さ方向
断面において、その両端側面が最小厚さを有し、中央部
が最大厚さを有し、その吸音上面部は中央部に頂部を有
する山形に形成されている。図43に示された吸音材料
8の各々は、その両端側面において、最大厚さを有し、
その中央部において最小厚さを示し、従って、その吸音
上面部は中央部に谷底を有する谷形に形成されている。
図44の吸音構造物に用いられている吸音材料8は、ス
ラブ軌道の長さ方向に沿って、その1端の側面におい
て、最大厚さを有し、それに対向する側面において最小
厚さを有し、従って、その吸音上面部は、最大厚さ側面
から最小厚さ側面に向って下向きに傾斜する斜面を形成
している。これらの互に隣接する吸音材料は、その最大
厚さ側面、又は最小厚さ側面において、互に隣接してい
る。
2 実施例1,2、比較例1,2の各々において、ポリエス
テル長繊維糸条からなり、表1に示す引張強度および伸
度、並びにタフネスを有する粗目織物を基布とし、この
粗目基布を、下記組成を有する耐候性ポリ塩化ビニル樹
脂組成物に浸漬し、含浸率が80重量%になるように絞
り、これを加熱固化した。 成 分 重量部 ポリ塩化ビニル樹脂(ペーストタイプ) 100 DOP(可塑剤) 70 エポキシ化大豆油(安定剤) 3 Ba−Zn安定剤 2 ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤 0.3 黒色顔料 5 炭酸カルシウム(充填剤) 20 芳香族系溶剤(粘度調整用溶剤) 25 得られた粗目シートは、1mm×1mmの多数の空隙を有
し、その全表面積に対する空隙合計面積の割合は約20
%であった。
の袋状体を縫製し、この袋状体内に、粒径2〜5mmの無
機粒状吸音材(リサイクル材)を充填し、ほゞ45cm×
45cm×10cmの立方体形状の吸音材料を作製した。こ
の吸音材料に、質量約1.4kgの氷塊を、時速230km
/時で衝突させ、吸音材料の袋状体の損傷状況を観察
し、その結果を下記3段階に評価した。 級 損傷状況 3 損傷なし 2 粗目シート糸条に損傷が認められた。 1 粗目シートの糸条が破断し粒状吸音材の飛散が認められた。 衝突テスト結果を表1に示す。
0kgf ・%以上の場合、得られる吸音材料(実施例1,
2)が優れた耐衝撃性を示すことを示している。
袋状物中に、表2に示した無機粒状吸音材を充填し、寸
法45cm×45cm×10cmの吸音材料を作製した。残響
室(容積75m3 、表面積108.7m2 、床面積2
2.5m2 )中に、実施例3〜5の各々の吸音材料を、
厚さ10cm、吸音上面部の合計面積9.99m2 (2.
7m×3.7m)になるように敷設し、その吸音率をJ
IS A 1409に従って測定した。その結果を、表
2、および図45、図46、図47に示す。
られた粒径2〜5mmのリサイクル材が、実施例3および
4に用いられた砂利、および砕石7号よりも、良好な吸
音特性を有することを示している。
料を作製し、吸音テストに供した。但し、吸音材料を、
図7に示されている形状を有し、かつ表3に示す最大厚
さおよび最小厚さを有するように成形した。吸音テスト
結果を表3および図48〜51に示す。
の対比、および図47と図48〜51との対比から、吸
音構造物の吸音上面部に、高低凹凸を形成することによ
り、周波数500〜1000Hz域における吸音率の低下
を少なくし、全周波波数域における吸音率を向上し得る
ことが理解される。
それを用いて構成されるスラブ軌道吸音構造物は、良好
な転動騒音吸収効果を示すばかりでなく、鉄道車輛の高
速走行の際に発生する強風および氷塊などの落下物の衝
撃に強い抵抗性を示すものである。また、吸音構造物に
おいて、その吸音上面部を、平坦な底面に非平行な傾斜
平面又は曲面により形成し、多数の波形凹凸を形成する
ことにより周波数500〜1000Hz域における吸音率
の低下を少なくし、250〜2000Hz域全体において
向上した吸音効果を示すことが可能である。
示すグラフ。
mmの単粒度砕石6号を充填した試料(敷設厚さ:10c
m)の吸音特性を示すグラフ。
のリサイクル無機粒状吸音材を充填した試料(敷設厚
さ:10cm)の吸音特性を示すグラフ。
状況の一例を示す平面説明図。
状況の一例を示す断面説明図。
説明図。
図。
図。
図。
図。
フ。
フ。
フ。
フ。
フ。
フ。
フ。
Claims (6)
- 【請求項1】 粗目編織物シートによって形成されてい
る吸音面部を有する袋状体と、この袋状体中に充填封止
され、かつ0.5〜5mmの粒径を有する固形粒状吸音材
とにより構成され、かつ5〜15cmの範囲内の厚さを有
する吸音材料であって、 前記袋状体用粗目編織物シートが、合成繊維糸条からな
る粗目編織基布と、この基布の合成繊維糸条の露出表面
を被覆している耐候性樹脂被覆層とからなり、かつ、前
記粗目編織基布が、その経および緯方向のそれぞれにお
いて3cm幅当り3,600kgf ・%以上のタフネスを有
することを特徴とするスラブ軌道用吸音材料。 - 【請求項2】 前記固形粒状吸音材が充填封止されてい
る袋状体において、ほゞ平坦な底面部と、この底面部に
対向しかつ離間している吸音上面部とが形成されてお
り、かつ前記吸音上面部が、前記底面部に非平行な少な
くとも一つの平面、又は曲面により形成され、前記底面
部から前記吸音上面部までの厚さが5〜15cmの範囲内
にあり、かつその最大厚さと最小厚さとの差が5cm以上
である、請求項1に記載の吸音材料。 - 【請求項3】 前記袋状体が、ほゞ平坦な底面部と、こ
の底面部に離間対向し、かつ前記底面部に非平行な少な
くとも一つの平面又は曲面により形成される吸音上面部
と、前記底面部の周縁と、これに対向する前記吸音上面
部の周縁とを連結する側周面部とから構成され、前記側
周面部の厚さが5〜15cmの範囲内にあり、かつ、その
最大厚さと最小厚さの差が5cm以上である、請求項1又
は2に記載の吸音材料。 - 【請求項4】 スラブ軌道面上に設置された1対の鉄道
車輌用レールの中間部、およびその両外側部の少なくと
も一つに、請求項1に記載のスラブ軌道用吸収材料の複
数個が、その粗目編織物シートの吸音面を上向きにし
て、連続して敷設されている、スラブ軌道吸音構造物。 - 【請求項5】 前記連続敷設された複数個の吸音材料の
各々において、前記固形粒状吸音材料が充填封止されて
いる袋状体に、前記スラブ軌道面に接しているほゞ平坦
な底面部と、この底面部に対向しかつ離間している吸音
上面部とが形成されており、かつ前記吸音上面部が、前
記底面部に非平行な少なくとも一つの平面又は曲面によ
り形成されており、前記底面部から前記吸音上面部まで
の厚さが、5〜15cmの範囲内にあり、かつその最大厚
さと、最小厚さとの差が5cm以上である、請求項4に記
載の吸音構造物。 - 【請求項6】 前記連続敷設された複数個の吸音材料の
各々において、前記袋状体が、ほゞ平坦な底面部と、こ
の底面部に離間対向し、かつ前記底面部に非平行な少な
くとも一つの平面又は曲面により形成される吸音上面部
と、前記底面部の周縁と、これに対向する前記吸音上面
部の周縁とを連結する側周面部とから構成され、前記側
周面部の厚さが5〜15cmの範囲内にあり、かつその最
大厚さと最小厚さとの差が5cm以上である、請求項4に
記載の吸音構造物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26203396A JP3285774B2 (ja) | 1996-10-02 | 1996-10-02 | スラブ軌道用吸音材料および吸音構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP26203396A JP3285774B2 (ja) | 1996-10-02 | 1996-10-02 | スラブ軌道用吸音材料および吸音構造物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10102403A JPH10102403A (ja) | 1998-04-21 |
JP3285774B2 true JP3285774B2 (ja) | 2002-05-27 |
Family
ID=17370101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP26203396A Expired - Fee Related JP3285774B2 (ja) | 1996-10-02 | 1996-10-02 | スラブ軌道用吸音材料および吸音構造物 |
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Families Citing this family (4)
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KR100972966B1 (ko) * | 2009-11-03 | 2010-07-29 | 주식회사 서현기술단 | 콘크리트 슬래브 궤도용 방음 구조물 |
KR101276083B1 (ko) * | 2012-09-24 | 2013-06-18 | 한국철도기술연구원 | 도시철도용 도상 흡음블록 |
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-
1996
- 1996-10-02 JP JP26203396A patent/JP3285774B2/ja not_active Expired - Fee Related
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