JP3285734B2 - 売上管理システム - Google Patents

売上管理システム

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JP3285734B2
JP3285734B2 JP12079795A JP12079795A JP3285734B2 JP 3285734 B2 JP3285734 B2 JP 3285734B2 JP 12079795 A JP12079795 A JP 12079795A JP 12079795 A JP12079795 A JP 12079795A JP 3285734 B2 JP3285734 B2 JP 3285734B2
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修 山本
一世 森
浩二 曽我部
Original Assignee
株式会社イトーキクレビオ
東洋テック株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、売上管理システムに関
し、詳細には、同一系列内の各支店あるいは同一店舗内
の各売り場における売上げを本社側あるいは本部側で集
中的に管理するための売上管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】たとえば飲食産業等にお
いて、各支店の本社に対する売上報告は、通常、各支店
での売上金の集計作業が終了してからなされるため、本
社側では、各支店の営業時間内の営業成績を知ることが
できない場合が多い。これに対し、本社側では、営業終
了前に各支店の営業成績についてある程度把握しておき
たい場合もあり、このような営業時間内の売上報告を自
動的になし得るような売上管理システムの構築が要請さ
れている。また従来においては、各支店からの売上金の
回収時には直接現金を取り扱うようにしているため、売
上金の回収および保管を確実に行うのが容易ではない。
【0003】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
なされたもので、同一系列内の各支店あるいは同一店舗
内の各売り場における売上状況を本社側あるいは本部側
で随時把握することができ、しかも各支店あるいは各売
り場における売上金の回収および保管を容易かつ確実に
行うことができる売上管理システムを提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る売
上管理システムは、同一系列内の各支店あるいは同一店
舗内の各売り場における売上げを本社側あるいは本部側
で集中的に管理するための売上管理システムであって、
売上金を保管するための保管庫が各支店あるいは各売り
場にそれぞれ設置されるとともに、前記各保管庫には、
売上金のうちの少なくとも紙幣を該保管庫の外部から
入するための紙幣投入口と、磁気カード に記録された操
作者のIDナンバーが予め登録されていたものと一致す
ることにより受け付け可能状態になるとともに、前記
幣投入口に投入された紙幣を識別して集計する紙幣識別
・集計手段と、集計後の紙幣を収納する着脱可能な紙幣
収納部と、前記紙幣識別・集計手段による集計結果であ
る売上データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記
憶された売上データを表示する表示手段と、売上金の入
力、釣り銭の入力、および前記紙幣収納部外の金銭の額
の入力を行うための入力手段と、前記紙幣収納部が前記
保管庫から取り外されたことを検出する検出手段と、前
記憶手段に記憶された売上データと当該支店の店番号
データあるいは当該売り場の売り場番号データとを、通
信回線を通じて本社側あるいは本部側のホストコンピュ
ータに送信する送信手段とが設けられ、前記紙幣識別・
集計手段、前記紙幣収納部、前記表示手段および前記入
力手段が保管庫本体の内部に収容されるとともに、該保
管庫本体には鍵付きの開閉可能な扉が取り付けられてお
り、さらに、前記紙幣収納部の前記保管庫本体に対する
着脱が鍵の操作を介して行われるようになっており、
記ホストコンピュータには、前記各保管庫の各送信手段
から送信されたデータを受信する受信手段と、該受信手
段により受信されたデータを表示する受信データ表示手
段とが設けられていることを特徴としている。
【0005】
【作用】本発明においては、各支店または各売り場に設
置された保管庫の紙幣投入口に当該支店または売り場の
売上金が投入されると、紙幣識別・集計手段により紙幣
が識別されて集計され、集計された紙幣が紙幣収納部に
収納される。
【0006】一方、紙幣識別・集計手段による集計結果
である売上データは記憶手段に記憶される。そして、こ
の記憶手段に記憶された売上データと、当該支店の店番
号データまたは当該売り場の売り場番号データとが、送
信手段により、通信回線を介して本社側または本部側の
ホストコンピュータに送信される。ホストコンピュータ
側では、各支店または各売り場の送信手段から送信され
たきた売上データと、店番号データまたは売り場番号デ
ータとが受信手段により受信され、これらのデータが受
信データ表示手段により表示される。
【0007】このように、売上金を保管庫の紙幣投入口
に投入するだけで、自動的に集計が行われ、集計結果で
ある売上データが本社または本部に送信されて、売上報
告が行われることになる。これにより、同一系列内の各
支店または同一店舗内の各売り場における売上状況を本
社側または本部側で随時把握することができるようにな
る。
【0008】また、この場合には、紙幣収納部が保管庫
本体の内部に着脱可能に設けられているので、紙幣が収
納された紙幣収納部を保管庫本体から取り出して、警備
会社等に委託管理させることができる。これにより、紙
幣を直接取り扱うことがなくなり、各支店または各売り
場における売上金の回収および保管を容易かつ確実に行
うことができるようになる。
【0009】さらに、たとえば紙幣収納部が紙幣により
満杯になったときや、警備会社により紙幣収納部を回収
するときなどの紙幣収納部の交換の際、紙幣収納部の取
り外しが検出手段により検出され、この検出時には、紙
幣収納部に収納されていた紙幣の集計結果が記憶手段に
記憶される。そして、記憶手段に記憶されたデータは、
送信手段により通信回線を介してホストコンピュータ側
に送信される。これにより、交換された紙幣収納部に収
納されていた紙幣の合計金額を、本社側または本部側で
随時把握することができるようになる。
【0010】また、保管庫に入力手段が設けられるの
で、売上金,釣り銭,および紙幣収納部外金銭の額を該
入力手段から入力することができる。そして、この入力
結果は記憶手段に記憶されるとともに、通信回線を介し
てホストコンピュータ側に送信される。これにより、各
支店または各売り場の売り上げ状況を本社側または本部
側でより正確に把握できるようになる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1は、本発明の一実施例による売上管理シ
ステムを構成する保管庫の全体斜視図であり、図2は該
保管庫の扉を開けた状態を示す正面図である。
【0012】この保管庫1は、たとえば同一系列内の各
支店に設置されて、当該支店の売上金が保管されるもの
であって、保管庫本体2と、その上に設けられた制御ボ
ックス3とを備えている。
【0013】保管庫本体2には、鍵穴4を有する開閉可
能な扉5が設けられ、保管庫本体2の前面上部には、該
保管庫本体内に紙幣を投入するための紙幣投入口6が設
けられている。制御ボックス3には、引出し7が紙面手
前側に引出し可能に設けられており、該引出し7の前面
には、操作者のIDナンバーが記録された磁気カードを
挿入するためのカード挿入口8が設けられている。また
引出し7の前面には、現在の日時や扉5の解錠または施
錠状態等を表示するための液晶ディスプレイ(LCD)
9が取り付けられている。
【0014】なお、図示していないが、引出し7内に
は、カード挿入口8に挿入された磁気カードを読み取る
ためのカードリーダと、カードリーダの読み取り結果に
応じて後述するソレノイド錠の開閉制御を行う制御部と
が収納されている。
【0015】保管庫本体2内にはソレノイド10が設け
られ、扉5の裏面側には、ソレノイド10のロッドが係
脱自在に係合し得る被係合部11が取り付けられてい
る。このソレノイド錠は、上述のように、磁気カードを
カード挿入口8に挿入することにより作動するようにな
っている。また保管庫本体2内には、扉5の開閉を検知
する近接スイッチ12が設けられている。
【0016】保管庫本体2内には、紙幣投入口6から投
入された紙幣を識別して同種紙幣ごとにその枚数を集計
するとともに、集計後の紙幣を収納するスタッカー(紙
幣識別・集計手段)20が設けられている。スタッカー
20には、紙幣を収納するための現金カセット(紙幣収
納部)40が着脱可能に設けられている。また保管庫本
体2内には引出し可能な棚板15が設けられており、該
棚板15上には、制御ユニット(記憶手段)30および
プリンタ(表示手段)31が配置されている。制御ユニ
ット30のメモリには、当該店の店番号が予め登録され
ており、また、このメモリには、スタッカー20の集計
結果である売上データが格納されるようになっている。
制御ユニット30には、キーボード(入力手段)32お
よびLCD(表示手段)33が設けられている。
【0017】保管庫本体2内において棚板15の下方に
は、紙幣が満杯状態になったことによりスタッカー20
から取り外された現金カセット40、およびスタッカー
20に装着される交換用の空の現金カセット40等を載
置するための棚板16および底板17が配置されてい
る。これら棚板16および底板17上には、現金カセッ
ト40を検知するための近接スイッチ71〜76が設け
られている。ここでは、各近接スイッチ71〜76の位
置に対応して6個の現金カセット40を収納できるよう
になっている。
【0018】各近接スイッチ71〜76の検知信号は、
引出し7内の制御部に入力されるようになっており、こ
れにより、現金カセット40の収納状況が、引出し7前
面のCRT9に表示される。CRT9の表示の一例を示
す図3において、CRT9には、ソレノイド錠が解錠さ
れていることを示す「OPEN」の表示の他、現在の日
時が表示されている。また、各数字1〜6はそれぞれ近
接スイッチ71〜76に対応しており、近接スイッチが
ONしている、すなわち近接スイッチの位置に現金カセ
ット40が載置されているときには、その近接スイッチ
に対応した数字が表示されるようになっている。
【0019】なお、この図3の表示例では、数字の3が
表示されていないことから、近接スイッチ73の位置に
対応する現金カセット40が収納されていない、すなわ
ち、この場合には、近接スイッチ73の位置に載置され
るべき現金カセット40が現在スタッカー20内で使用
中であることを示している。
【0020】スタッカー20は、図4の拡大斜視図に示
すように、その一端側に突出する紙幣投入口6が取り付
けられた筐体21を有している。筐体21内には、紙幣
投入口6から投入された紙幣を筐体内部に導入するため
のベルトコンベア22が設けられている。なお、図示し
ていないが、ベルトコンベア22の搬送面の近傍には、
投入された紙幣が千円札,五千円札,一万円札のいずれ
であるかを識別する光学センサと、各紙幣の枚数をカウ
ントするカウンタとが設けられている。
【0021】ベルトコンベア22の下方には、筐体21
内に導入された紙幣を下方に落とし込むためのガイド板
23,24,25が配設されている。筐体21内の下部
には、各ガイド板23,24,25を通った紙幣が収納
される現金カセット40が紙面手前側に取り出し可能に
設けられている。
【0022】現金カセット40は、上方に開口する箱状
部材であって(図5および図6参照)、開口41から紙
幣が導入されるようになっている。現金カセット40の
前面42には鍵穴43が設けられており、該鍵穴43内
に鍵を挿入して操作することにより、ロック部材44が
回動して、筐体21の底板26に形成されたスリット4
5内に係合し、現金カセット40が筐体21内で固定さ
れるようになっている。
【0023】現金カセット40の前面42と対向する背
面46は、開閉可能に設けられるとともに(図6一点鎖
線参照)、鍵穴47と、これに挿入した鍵の操作に連動
する出没可能なロック部材48とを有している。また背
面46には、上下方向に延びるスリット49が形成され
ている。一方、筐体21内には、現金カセット40内に
紙幣が満杯状態になったことを検出する近接スイッチ
(図示せず)が設けられており、現金カセット40を筐
体21内に設置した際に、該近接スイッチのセンサヘッ
ドがスリット49を通って現金カセット40内に挿入さ
れるようになっている。また、この近接スイッチの近傍
には、現金カセット40が筐体21から取り出されたこ
とを検出する近接スイッチ(検出手段)も設けられてい
る。
【0024】現金カセット40の上部において前面42
以外の個所には、断面コ字状のガイド部材50が取り付
けられている。ガイド部材50は、現金カセット40の
上端面40aから所定の隙間を隔てて配置されており、
これにより、現金カセット40の上部には、後述する蓋
体55を挿入するための長手方向の溝50aが形成され
る。またガイド部材50の後端には、切欠き50bが形
成されている。
【0025】筐体21の最下部には、断面L字状のレー
ル部材52,53が両側部に配設されている。これらの
レール部材52,53上には、現金カセット40をスタ
ッカー20から取り外す際、および現金カセット40を
運搬する際に、現金カセット40の開口41を覆うため
の蓋体55が載置されている。
【0026】蓋体55は、図7に示すように、前側に孔
56aを有する天板部56と、その両側部に配置された
側板部57とからなる断面コ字状の薄板部材であって、
天板部56の前面には前板部58が形成され、背面には
小形の後板片59が形成されている。また両側板部57
の後端面57aは、天板部56と鋭角をなす傾斜面にな
っている。
【0027】ここで、蓋体55を現金カセット40上部
の溝50a(図5)内に挿入したときには、現金カセッ
ト40の背面46に設けられたロック部材48は、後板
片59の進入に伴い一旦押し下げられ(図9一点鎖線参
照)、後板片59がロック部材48とガイド部材50と
の間に係合した後、ロック部材48が再び上昇する(同
図実線参照)。これにより、蓋体55がロック部材48
とガイド部材50との間でロックされて、蓋体55が現
金カセット40に固定されるようになっている(図8参
照)。また、このとき、蓋体側板部57の後端面57a
は、ガイド部材50の切欠き50b内に露出している。
【0028】その一方、筐体21内において、現金カセ
ット40を挟んで対向する位置には、現金カセット40
を筐体21内で固定するための一対のロック機構60が
設けられている。
【0029】ロック機構60は、図10に示すように、
傾斜面61aを有するロック部材61と、該ロック部材
61を上下方向スライド自在に支持する支持部材62
と、支持部材62の下部に配設され、ロック部材61を
常時上方に付勢するコイルばね63とから主として構成
されている。ロック部材61には上下方向に延びる長孔
61bが形成されるとともに、該長孔61b内に、支持
部材62を挿通するピン64が係合しており、これによ
り、ロック部材61の上,下端位置が規制されている。
【0030】ロック部材61は、現金カセット40が筐
体21内に設置されたときには、ガイド部材50の切欠
き50b内に配置されるとともに、ガイド部材50内部
に進入する(図10一点鎖線参照)。したがって、この
状態から現金カセット40を取り出そうとしても、ガイ
ド部材50の後端側に配設された当接板部51がロック
部材61の平坦面61cと干渉することによって、現金
カセット40を筐体21から取り外すことができない。
【0031】現金カセット40を取り外すには、鍵穴4
3内に鍵を挿入して操作することにより、ロック部材4
4によるロックを解除するとともに、蓋体55を現金カ
セット40上部の溝50a内に挿入する。すると、蓋体
55の後端面57aがロック部材61の傾斜面61aに
当接し、ロック部材61をコイルばね63のばね力に抗
して徐々に押し下げる。そして、蓋体55が溝50aの
奥まで挿入されてロック部材48によりロックされたと
きには、蓋体55の側板部57下面がロック部材61の
上面に当接して、ロック部材61の平坦面61cがガイ
ド部材50の当接板部51と対向しない位置までロック
部材61が押し下げられる。これにより、現金カセット
40を蓋体55とともに筐体21から取り外すことがで
きる。
【0032】キーボード32には、図11の拡大図に示
すように、テンキー,クリアキー(C),リターンキー
(RET)の他に、収納状況キー,中間精査キー,金庫
外現金キー,本精査キーが設けられている。
【0033】ここで、各キーについて簡単に説明する
と、収納状況キーは、直前の現金カセット交換時から現
在までに現金カセット40内に収納された紙幣の金額
(すなわち紙幣収納状況)を集計して集計結果をプリン
タ31に印字させるためのキーである。また中間精査キ
ーは、たとえば現金管理者(操作者)の勤務交替による
引き継ぎ等の際に、その引き継ぎ時までに現金カセット
40内に収納された紙幣の金額を集計して集計結果をプ
リンタ31に印字させるためのキーである。金庫外現金
キーは、金庫外(すなわち現金カセット外)におかれた
紙幣,硬貨の枚数を入力するためのキーである。本精査
キーは、一日の売上を集計して集計結果をプリンタ31
に印字させるためのキーである。なお、上記各キーを押
したときの紙幣金額の集計結果は制御ユニット30のメ
モリ内にそれぞれ格納されるようになっている。
【0034】制御ユニット30には、図12のブロック
構成図に示すように、上述のキーボード32,スタッカ
ー20および他の入力部が接続されるとともに、LCD
33,プリンタ31および他の出力部が接続されてい
る。また制御ユニット30には、図2では図示されてい
ないが、保管庫本体2内に配置されたモデム35が接続
されている。一方、本社側のホストコンピュータの制御
ユニット36にはモデム37が接続されており、これら
のモデム35,37は通信回線を介して接続されてい
る。これにより、制御ユニット30のメモリ内に格納さ
れた紙幣の集計結果のデータが随時本社側に送信され得
るようになっている。またモデム35は、別の通信回線
により警備保障会社のホストコンピュータとも接続され
ている。
【0035】次に、本売上管理システムの使用方法につ
いて説明する。各支店において、売上金がある程度溜ま
れば、その都度、操作者が売上金のうちの紙幣を保管庫
1の紙幣投入口6に投入する。
【0036】なお、この紙幣の投入に先立って、操作者
は磁気カードをカード挿入口8に差し込む必要がある。
磁気カードがカード挿入口8に挿入されると、挿入され
た磁気カードが制御ボックス3内のカードリーダにより
読み込まれ、磁気カードに記録されたIDナンバーが予
め登録されていたIDナンバーと一致すれば、スタッカ
ー20が受け付け可能状態になる。
【0037】この状態から紙幣投入口6に紙幣が投入さ
れると、投入された紙幣はスタッカー20内で識別され
て同種紙幣ごとに集計され、集計された紙幣が現金カセ
ット40内に収納される。このとき、現金カセット40
内に収納された紙幣の種類および枚数は、LCD33に
表示されるとともに、制御ユニット30内のメモリに記
憶される。このLCD表示により、紙幣投入口6に投入
された紙幣の集計結果を操作者が容易に確認することが
できる。
【0038】ここで、キーボード3の収納状況キーを
押すと、その時点までに現金カセット41内に収納され
ていた紙幣の金額の集計結果が収納データとして制御ユ
ニット30のメモリ内に格納されるとともに、プリンタ
31に印字される。これにより、操作者が、現金カセッ
ト40内に収納された紙幣の合計金額を容易に確認する
ことができる。
【0039】また、操作者の業務引き継ぎの際には、キ
ーボード31の中間精査キーを押す。すると、その引き
継ぎ時までに現金カセット40内に収納されていた紙幣
の金額の集計結果が中間精査データとして制御ユニット
30のメモリ内に格納されるとともに、プリンタ31に
印字される。これにより、操作者の業務引き継ぎを円滑
に行うことができる。
【0040】次に現金カセット40の交換時には、現金
カセット40がスタッカー20の筐体21から取り出さ
れたことが近接スイッチにより検出される。なお、この
現金カセットの交換が行われるのは、スタッカー20に
装着された現金カセット40が紙幣で満杯になった場合
や、まだ満杯にはなっていないが、現金カセットの回収
業務を行う警備会社が現金カセットを回収しにきた場合
等である。
【0041】近接スイッチの検出信号が制御ユニット3
0に入力されると、交換される現金カセット40内に収
納されていた紙幣の金額の集計結果がカセット交換デー
タとして制御ユニット30のメモリ内に格納されるとと
もに、プリンタ31に印字される。これにより、操作者
が各現金カセットの管理を確実に行うことができる。ま
た、スタッカー20から取り出された現金カセット40
には、上述のように必ず蓋体55が装着された状態にな
っているので、警備会社の警備員が直接現金を扱うこと
がなくなり、売上金の回収および保管を確実かつ容易に
行うことができるようになる。
【0042】次に、各支店において一日の売上げを集計
する本精査の前に、本社側のホストコンピュータから各
支店に対して通信リクエストがあった場合には、制御ユ
ニット30は、そのメモリ内に格納されていた各売上デ
ータ、すなわち収納データ,中間精査データまたはカセ
ット交換データをモデム35から通信回線を介して本社
側制御ユニット36のモデム37に送信する。これによ
り、本社側では、各支店の営業終了前に各支店の売上成
績の概略を随時把握することができる。なお、本社側に
送信される各売上データのうちのカセット交換データに
ついては、送信完了後、メモリ内のデータがクリアされ
るようになっている。
【0043】次に、各支店で本精査を行う場合について
説明する。この場合には、まず、操作者がキーボード3
1の本精査キーを押し、キーボード31から当日の売上
金額を入力するとともに、当日の釣り銭として補充され
た釣り銭補充額を同様にキーボード入力する。一方、こ
の本精査に先立って、金庫外現金キーを押すことによ
り、金庫外(現金カセット外)に置かれたカセット外現
金を予めキーボード入力しておく。なお、各キーボード
入力の結果はLCD33に表示されるようになってい
る。
【0044】ここで、予め制御ユニット30のメモリ内
に格納されていた前日残高をA、キーボード入力された
本日売上をB、キーボード入力された釣り銭補充額をC
とする。また、現金カセット40内に収納された紙幣の
合計金額(カセット内金額)をDとすると、このカセッ
ト内金額Dが銀行への入金額になる。
【0045】このとき、理論上の本日残高Eは、 E=A+B+C−D … (1) と表せる。
【0046】その一方、キーボード入力されていたカセ
ット外現金の合計金額である実際の本日残高をFとする
とき、違算金額Iは、 I=F−E … (2) と表せることになる。
【0047】制御ユニット30は、上記(1)および
(2)式に基づいて、理論上の本日残高Eおよび違算金
額Iを演算し、演算結果を本精査データとしてメモリ内
に格納するとともに、プリンタ31に印字させる。
【0048】ここで、本精査のプリントアウト例を図1
3に示す。この図1の例では、理論上の本日残高Eと
実際の本日残高Fとが等しく、違算金額Iが「0円」に
なっている。なお、本日残高である「865,500
円」は、そのまま翌日に繰り越され、翌日の前日残高と
してメモリ内に格納される。なお、端数部分の「5,5
00円」を小銭として回収するとともに、この端数部分
を除いた「860,000円」を翌日の前日残高とする
ようにしてもよい。
【0049】本精査の終了後に、本社側のホストコンピ
ュータから通信リクエストがあると、メモリ内に格納さ
れていた本精査データがモデム35から通信回線を介し
て本社側制御ユニット36のモデム37に送信される。
なお、送信完了後、メモリ内に格納されていた本精査デ
ータはクリアされる。
【0050】この通信の結果、本社側のホストコンピュ
ータのCRTには、日報画面として、各支店毎にたとえ
ば図14に示すような画面が表示される。同図におい
て、下側の表の各欄が上記A,B,C,D,Fにそれぞ
れ対応している。そして、このような一日ごとの売り上
げ状況はホスト側で月毎にまとめられ(図15参照)、
集計される。月毎の集計の終了後、ホストコンピュータ
のCRTには、月報画面として、図16に示すような画
面が表示される。このようにして、本社側では、各支店
の売り上げ実績を容易かつ正確に把握することができる
ようになる。
【0051】なお、ホストコンピュータ側においては、
各支店の売上実績をCRTに画面表示することなく、直
接プリンタに印字するようにしてもよい。
【0052】このように、売上金を保管庫に投入するだ
けで、自動的に集計が行われ、集計結果である売上デー
タが本社に送信されて、売上報告が行われることになる
ので、系列内の各支店の売上状況を本社側で随時把握す
ることができるようになる。
【0053】また保管庫1側の本精査データは、別の通
信回線を介して警備保障会社にも送信される。警備保障
会社側では、現金カセット40内に収納された紙幣の合
計金額であるカセット内金額DをCRT画面等で確認し
た後、立替金により銀行への入金業務を代行して行う。
その後、たとえば翌日に現金カセットを回収する。この
ようにして、各支店の売上金の回収および管理を確実か
つ容易に行うことができるようになる。
【0054】なお、前記実施例では、スタッカー21が
売上金のうちの紙幣のみを識別,集計する例を示した
が、本発明の適用はこれに限定されず、紙幣のみならず
硬貨の識別,集計機能を有するスタッカーを採用するよ
うにしてもよい。
【0055】また、前記実施例では、同一系列内の各支
店の売上げを本社側で集中的に管理するための売上管理
システムを例にとったが、本発明の適用はこれに限定さ
れず、同一店舗内の各売り場、たとえばデパートの各売
り場における売上げを本部側で集中的に管理するための
売上管理システムにも同様に適用できる。この場合に
は、各売り場にそれぞれ保管庫を設置するとともに、各
保管庫と本部側のホストコンピュータとを通信回線で接
続するようにすればよい。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明に係る売上管理シス
テムでは、売上金を保管する保管庫を同一系列内の各支
店または同一店舗内の各売り場に設置するとともに、該
保管庫に売上金を投入するだけで、自動的に集計が行わ
れ、集計結果である売上データが本社または本部に送信
されて、各支店または各売り場の売上報告が行われるよ
うにしたので、各支店または各売り場の売上状況を本社
また本部側で随時把握できるようになり、しかも売上金
の回収および保管を容易かつ確実に行えるようになる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による売上管理システムを構
成する保管庫の全体斜視図。
【図2】前記保管庫の扉を開けた状態を示す正面図。
【図3】前記保管庫内の現金カセット収納状況を表示す
るLCDの表示の一例を示す図。
【図4】前記保管庫内に設けられたスタッカーの拡大斜
視図。
【図5】前記スタッカーに装着される現金カセットの前
面側の全体斜視図。
【図6】前記現金カセットの背面側の全体斜視図。
【図7】前記現金カセットに装着される蓋体の全体斜視
図。
【図8】前記蓋体を前記現金カセット(図5)に装着し
た状態を示す全体斜視図。
【図9】前記蓋体を前記現金カセットに固定するロック
部材の作動を説明するための図。
【図10】前記現金カセットをスタッカーの筐体内に固
定するためのロック機構を示す図。
【図11】保管庫内に設けられた制御ユニットのキーボ
ードの配列の一例を示す図。
【図12】前記制御ユニットの概略ブロック図。
【図13】前記売上管理システムの使用方法を説明する
ための図であって、本精査時のプリントアウト例を示す
図。
【図14】前記売上管理システムを構成する本社側ホス
トコンピュータのCRTの画面表示の一例を示す図。
【図15】前記CRTの画面表示の他の例を示す図。
【図16】前記CRTの画面表示のさらに他の例を示す
図。
【符号の説明】
1 保管庫 2 保管庫本体 6 紙幣投入口 20 スタッカー(紙幣識別・集計手段) 26 現金カセット(紙幣収納部) 30 制御ユニット(記憶手段) 31 プリンタ(表示手段) 32 キーボード(入力手段) 33 LCD(表示手段) 35,37 モデム(送信,受信手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 曽我部 浩二 大阪市浪速区桜川1丁目7番18号 東洋 テック株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−268061(JP,A) 特開 平6−266964(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07G 1/12 341 G07G 1/00 331

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一系列内の各支店あるいは同一店舗内
    の各売り場における売上げを本社側あるいは本部側で集
    中的に管理するための売上管理システムであって、 売上金を保管するための保管庫が各支店あるいは各売り
    場にそれぞれ設置されるとともに、 前記各保管庫には、売上金のうちの少なくとも紙幣を
    保管庫の外部から投入するための紙幣投入口と、磁気カ
    ードに記録された操作者のIDナンバーが予め登録され
    ていたものと一致することにより受け付け可能状態にな
    るとともに、前記紙幣投入口に投入された紙幣を識別し
    て集計する紙幣識別・集計手段と、集計後の紙幣を収納
    する着脱可能な紙幣収納部と、前記紙幣識別・集計手段
    による集計結果である売上データを記憶する記憶手段
    と、前記記憶手段に記憶された売上データを表示する表
    示手段と、売上金の入力、釣り銭の入力、および前記紙
    幣収納部外の金銭の額の入力を行うための入力手段と、
    前記紙幣収納部が前記保管庫から取り外されたことを検
    出する検出手段と、前記記憶手段に記憶された売上デー
    タと当該支店の店番号データあるいは当該売り場の売り
    場番号データとを、通信回線を通じて本社側あるいは本
    部側のホストコンピュータに送信する送信手段とが設け
    られ、前記紙幣識別・集計手段、前記紙幣収納部、前記
    表示手段および前記入力手段が保管庫本体の内部に収容
    されるとともに、該保管庫本体には鍵付きの開閉可能な
    扉が取り付けられており、さらに、前記紙幣収納部の前
    記保管庫本体に対する着脱が鍵の操作を介して行われる
    ようになっており、 前記ホストコンピュータには、前記各保管庫の各送信手
    段から送信されたデータを受信する受信手段と、該受信
    手段により受信されたデータを表示する受信データ表示
    手段とが設けられている、 ことを特徴とする売上管理システム。
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