JP3283645B2 - アプリケーション協調動作制御装置 - Google Patents

アプリケーション協調動作制御装置

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JP3283645B2
JP3283645B2 JP18414693A JP18414693A JP3283645B2 JP 3283645 B2 JP3283645 B2 JP 3283645B2 JP 18414693 A JP18414693 A JP 18414693A JP 18414693 A JP18414693 A JP 18414693A JP 3283645 B2 JP3283645 B2 JP 3283645B2
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/10Office automation; Time management

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分散処理環境にあるコ
ンピュータシステムにおいて、各種の同一のアプリケー
ションを複数で同時に動作させるアプリケーション協調
動作制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のコンピュータシステムのパーソナ
ル化に伴って、1人に1台のコンピュータを持つ環境が
整備されつつある。さらに、これらのコンピュータシス
テムでは、ローカルエリアネットワーク(LAN)など
のネットワークによりデータ交換などの分散処理が行え
るようになってきた。このような環境の下、コンピュー
タシステムを用いて1人で作業するだけでなく、コンピ
ュータシステムを用いてグループで協調動作作業を行う
環境が要求されている。
【0003】この種の従来のコンピュータ端末で行うア
プリケーション協調動作制御装置を図10に示す。図1
0に示すようにネットワーク1を通して相互に接続され
た夫々の端末2a〜2nにはアプリケーション部3a〜
3nが設けられる。夫々のアプリケーション部3a〜3
nに対応して協調制御部4a〜4nが設けられる。
【0004】夫々の協調制御部4a〜4nがマウス又は
キーボードなどの情報入力部5a〜5nからユーザの入
力情報を自端末に入力するとともに、同時に自端末の入
力情報を協調動作すべき他の端末に与える。そして、夫
々の端末で入力情報をアプリケーション部に供給するこ
とにより、アプリケーション部を起動する。
【0005】そして、アプリケーション部が協調動作し
ている時には、共用すべき情報が例えば、夫々の端末に
分配され、夫々のアプリケーション部が共用すべき情報
の中から同一の入力情報を参照する。これにより、ユー
ザは同一の入力情報を参照あるいは検索や更新等するこ
とができる。
【0006】また、図11に示す従来のアプリケーショ
ン協調動作制御装置では、協調制御部4a〜4nが自端
末の入力情報を一旦、入力サーバ6に送ると、制御権を
もつ入力サーバ6が自端末の入力情報を同時に協調動作
すべき他の端末に与える。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
夫々の協調制御部は、常に協調動作を行うため、アプリ
ケーション部を起動から処理が終了するまで常に同一の
入力情報が共用されていた。このため、例えば、共有し
ている情報の中の別の部分の情報を参照したり、あるい
は個別にメモ書きすることができなかった。さらに、日
常会議等で紙の資料に対して個人的に行っている修正な
どの操作ができなかった。
【0008】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、情報を共用している
最中に個別に他の部分の情報を容易に参照等することの
できるアプリケーション協調動作制御装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために下記の構成とした。本発明は、ネットワー
クを通じて少なくとも1つの他の端末と相互に接続され
る端末としての自端末に設けられ、自端末に接続された
入力手段からの切替情報に応じて、自端末に設けられた
アプリケーションとしての自アプリケーションと、他の
端末に別個に設けられた自アプリケーションと同一のア
プリケーションである他アプリケーションとに同じ動作
を行わせる協調動作モードと、自アプリケーションに他
アプリケーションと異なる動作を行わせる個別動作モー
ドとを切り替える切替手段と、協調動作モード時に入力
手段から自アプリケーションに対して入力される情報と
しての自入力情報,及び自端末がネットワークから受信
する他の端末にて他アプリケーションに対して入力され
情報としての他入力情報を協調入力情報として順次書
き込むための複数の書込位置を含む協調入力情報記憶部
と、協調動作モードから個別動作モードに切り替わった
場合に作成され、協調動作モードから個別動作モードに
切り替わってから再び協調動作モードに切り替わるまで
の間に前記入力手段から入力される自入力情報を個別入
力情報として順次書き込むための複数の書込位置と、個
別動作モードに切り替わったときの前記協調入力情報記
憶部の現在の位置を協調入力情報番号として書き込む書
込位置とを含む少なくとも1つの自入力情報記憶部と、
協調動作モード時には前記入力手段から入力される協調
入力情報を自アプリケーション及び他アプリケーション
に夫々供給するとともに前記協調入力情報記憶部に書き
込み、個別動作モード時には前記入力手段から入力され
る個別入力情報を自アプリケーションに供給するととも
に前記自入力情報記憶部に書き込み、個別動作モードか
ら協調動作モードへ切り替わった際には、前記自入力情
報記憶部に記憶された個別入力情報を用いて、自アプリ
ケーションの状態を当該個別入力情報が自アプリケーシ
ョンに供給された個別動作モードの開始前の状態に戻す
自入力情報処理手段と、協調動作モード時には自端末が
ネットワークから受信した他入力情報を協調入力情報と
して自アプリケーションに供給するとともに前記協調入
力情報記憶部に書き込み、個別動作モード時には自端末
がネットワークから受信した他入力情報を自アプリケー
ションに供給することなく前記協調入力情報記憶部に順
次書き込み、個別動作モードから協調動作モードへ切り
替わった際には、前記自入力情報記憶部に記憶された協
調入力情報番号に基づいて前記協調入力情報記憶部に記
憶された協調入力情報を順次自アプリケーションに供給
し自アプリケーションの状態を最新の協調動作モードの
状態にする協調入力情報処理手段と、を備えることを特
徴とするアプリケーション協調動作制御装置である。前
記協調入力情報処理手段は、個別動作モードから協調動
作モードへ切り替わった際に、前記自入力情報記憶部に
記憶された個別入力情報では自アプリケーションの状態
を当該個別動作情報を自アプリケーションに供給した個
別動作モードの開始前の状態に戻すことができない場合
には、自アプリケーションの状態を協調入力情報記憶部
に記憶された全ての協調入力情報が自アプリケーション
に供給される前の状態に戻すための通知を自アプリケー
ションに与え、前記協調入力情報記憶部に記憶された協
調入力情報を最初から最新まで順に自アプリケーション
に供給する、ように構成するのが好ましい。前記協調入
力情報処理手段は、個別動作モードから協調動作モード
へ切り替わった際に、前記自入力情報記憶部に所定数以
上の個別入力情報が記憶されている場合には、自アプリ
ケーションの状態を協調入力情報記憶部に記憶された全
ての協調入力情報が自アプリケーションに供給される前
の状態に戻すための通知を自アプリケーションに与え、
前記協調入力情報記憶部に記憶された協調入力情報を最
初から最新まで順に自アプリケーションに供給する、よ
うに構成するのが好ましい。また、本発明は、協調動作
モードから個別動作モードへ切り替えられ、さらに前記
入力手段から過去の個別入力指示が入力された場合に、
前記協調入力情報処理手段が、自アプリケーションの状
態を、協調入力情報記憶部に記憶された全ての協調入力
情報が自アプリケーションに供給される前の状態に戻す
ための通知を自アプリケーションに与え、前記協調入力
情報記憶部に記憶された協調入力情報のうち前記個別入
力指示に対応する自入力情報記憶部へ個別入力情報を格
納する ための個別動作モードの開始時に前記協調入力情
報記憶部に記憶されていた協調入力情報を自アプリケー
ションに順次供給し、その後、前記自入力情報処理手段
が、前記個別入力指示に対応する自入力情報記憶部に記
憶されている個別入力情報を自アプリケーションに順次
供給する、ように構成するのが好ましい。また、本発明
は、他の端末が他アプリケーションに対して動作する自
端末と同様の切替手段,自入力情報処理手段,協調入力
情報処理手段,協調入力情報記憶部,及び自入力情報記
憶部を備える場合において、個別動作モード時に、自入
力情報記憶部に記憶された個別入力情報を、他の端末に
入力される個別入力指示により他の端末における個別動
作モードで他アプリケーションに供給される対象とし
て、他の端末に送信する送信手段をさらに備える、よう
に構成するのが好ましい。この場合には、前記切替手段
は、前記送信手段が個別入力情報及び協調入力情報履歴
情報を送信すべき全ての他の端末に送信完了した場合
に、個別動作モードを協調動作モードに切り替える、よ
うに構成するのが好ましい。また、本発明は、自アプリ
ケーションのマルチプロセスが可能な場合において、協
調動作モードから個別動作モードへ切り替わった場合
に、協調動作モードで使用されているアプリケーション
プロセスと同一の内部状態をもつ個別動作専用のアプリ
ケーションプロセスが起動され、自入力情報処理手段
が、個別入力情報を個別動作専用のアプリケーションプ
ロセスに供給する、ように構成するのが好ましい。図1
は本発明の原理図である。
【0010】本発明のアプリケーション協調動作制御装
置は、ネットワーク1を通して相互に接続され、アプリ
ケーションプログラムを持つアプリケーション手段3、
アプリケーション手段を動作させる協調制御手段4、入
力情報及び切替情報を入力する入力手段5とを有する複
数の端末を備える。
【0011】前記夫々の協調制御手段4は、協調個別動
作切替手段41、自入力情報処理手段44、協調入力情
報処理手段47を備える。協調個別動作切替手段41は
前記入力手段5からの切替情報に応じて前記複数の端末
のアプリケーション手段を動作させる協調動作モードと
自アプリケーション手段を個別に動作させる個別動作モ
ードとの切替を行う。
【0012】自入力情報処理手段44は協調動作モード
時には自入力手段からの入力情報を自アプリケーション
手段と協調動作すべき他のアプリケーション手段とに供
給し、個別動作モード時には自入力手段からの入力情報
を自アプリケーション手段に供給する。
【0013】協調入力情報処理手段47は協調動作モー
ド時には他のアプリケーション手段からの入力情報を自
アプリケーション手段に供給し、個別動作モード時には
他のアプリケーション手段からの入力情報を自アプリケ
ーション手段に供給しないようにする。
【0014】また、前記協調入力情報処理手段47は、
自入力手段からの入力情報及び他のアプリケーション手
段からの入力情報を協調入力情報として記憶する協調入
力情報記憶部48を備える。
【0015】前記自入力情報処理手段44は、協調動作
モード時に、自入力手段からの入力情報を協調動作すべ
き他のアプリケーション手段に送信する自入力情報送信
部46、個別動作モード時に自入力手段からの入力情報
を個別入力情報として記憶すると共に、記憶された個別
入力情報を逆戻りして読み出し可能か否かを示す逆戻り
フラグと個別動作を開始した時の協調入力情報履歴番号
とを記憶する自入力情報記憶部45とを備える。
【0016】前記協調個別動作切替手段41は、個別動
作モード切換時に過去の動作モードの一覧を表示する入
力情報表示部42を備えるようにする。さらに、個別動
作モード時に前記逆戻りフラグの値が個別入力情報の逆
戻り可能として設定されたときには、前記協調入力情報
記憶部48は、協調動作モードから個別動作モードに切
り替えられた際に他のアプリケーション手段からの入力
情報を順次記憶する。
【0017】前記自入力情報処理手段44は、前記個別
動作モードから協調動作モードに復帰した際に前記逆戻
りフラグの値に基づき前記個別入力情報を逆戻り可能な
入力情報に変換してアプリケーション手段に供給する。
【0018】前記協調入力情報処理手段47は、前記個
別動作モードから協調動作モードに復帰した際に前記協
調入力情報履歴番号に基づき協調入力情報記憶部48の
個別動作を開始した位置に戻って記憶された協調入力情
報を順にアプリケーション手段に供給し、最新の協調動
作状態にする。
【0019】これにより、元の協調動作モードと同様な
入力処理を行えるようになる。また、個別動作モード時
に前記逆戻りフラグの値が個別入力情報の逆戻り不可能
として設定され、前記協調入力情報処理手段47は、前
記個別動作モードから協調動作モードに復帰した際に前
記逆戻りフラグの値に基づき初期化する入力情報をアプ
リケーション手段に通知し、協調入力情報記憶部48に
記憶された協調入力情報を最初から最新まで順にアプリ
ケーション手段に供給し、最新の協調動作に復帰する。
【0020】さらに、前記自入力情報記憶部45は、個
別動作がある毎にその時の個別入力情報を格納する自入
力情報履歴テーブルを複数設け、前記協調入力情報処理
手段47は、前記入力手段から過去の個別入力情報の表
示指示があった場合又は個別入力情報が自入力情報履歴
テーブルに所定数以上記憶された場合にアプリケーショ
ン手段に初期化する入力情報を通知し、最初から過去の
個別動作を開始するまでの協調入力情報をアプリケーシ
ョン手段に供給する。
【0021】前記自入力情報処理手段44は、自入力情
報履歴テーブルの過去の個別動作開始位置から過去の個
別入力情報を順にアプリケーション手段に供給すること
により過去の個別動作を行う。
【0022】さらに、自端末に設けられた自入力情報送
信部46は、個別動作モード時に自端末の個別入力情報
を他の端末に送信する。他の端末に設けられた協調入力
情報処理部47は、前記個別入力情報を受信してその個
別入力情報を1つの個別入力モードとして送信者の名前
とともに前記入力情報表示部42に表示させる。
【0023】また、自端末に設けられた自入力情報送信
部46は、自入力情報履歴テーブルの個別入力情報を協
調すべき他の全ての端末に送信する。協調すべき他の全
ての端末に設けられた協調入力情報処理部47は、前記
個別入力情報を受信してその個別入力情報を協調入力履
歴テーブルに書き込み、協調入力履歴テーブルの入力情
報をアプリケーション手段に供給する。前記協調個別動
作切替手段41は、前記入力情報の供給が完了した時点
で個別動作モードから協調動作モードに切り替えるよう
にする。
【0024】さらに、前記アプリケーションのマルチプ
ロセスが可能な場合に、前記自入力情報処理手段は、個
別動作専用アプリケーションとして協調動作しているア
プリケーションと同一の内部状態をもつアプリケーショ
ンプロセスを起動し、自端末からの入力情報を自アプリ
ケーション手段のみに供給し、協調アプリケーションと
個別動作専用アプリケーションとを切り替えるようにす
る。切替はマルチウインドウ環境ではウインドウの選択
の切替で行い、協調動作モードに戻りたい場合にはマル
チウインドウで元のプロセスを動作させるとよい。
【0025】
【作用】本発明によれば、入力手段5から切替情報が入
力されると、この切替情報に応じて協調個別動作切替手
段41は協調動作モードと個別動作モードとの切替を行
う。
【0026】次に、自入力情報処理手段44及び協調入
力情報処理手段47は協調個別動作切替手段41から協
調動作モード又は個別動作モードの情報を入力する。そ
して、協調動作モード時には、自入力情報処理手段44
は自入力手段からの入力情報を自アプリケーション手段
と協調動作すべき他のアプリケーション手段とに供給す
る。また、協調入力情報処理手段47は他のアプリケー
ション手段からの入力情報を自アプリケーション手段に
供給する。
【0027】一方、個別動作モード時には、自入力情報
処理手段44は自入力手段からの入力情報を自アプリケ
ーション手段に供給する。また、協調入力情報処理手段
47は他のアプリケーション手段からの入力情報を自ア
プリケーション手段に供給しない。
【0028】すなわち、個別動作モード時に個別に他の
部分の情報を処理するので、情報を共用している最中に
個別に他の部分の情報を容易に参照等することができ
る。
【0029】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を説明する。
図2は本発明にかかるアプリケーション協調動作制御装
置の一実施例の構成ブロック図である。
【0030】コンピュータシステムからなる複数の端末
2a〜2nがネットワーク1を通して相互に接続されて
いる。夫々の端末2a〜2nは、アプリケーション部3
a〜3n、このアプリケーション部3a〜3nを動作さ
せる協調制御部4a〜4nを有している。
【0031】協調制御部4a〜4nにはこれらに対応し
てマウス又はキーボードなどの情報入力部5a〜5nが
接続される。この情報入力部5a〜5nは、対応する協
調制御部に入力情報及び後述する協調動作モードと個別
動作モードとの切替情報を入力する。
【0032】夫々の協調制御部4a〜4nは、入力情報
を協調動作すべき夫々のアプリケーション部に夫々同報
することにより、夫々のアプリケーション部に同一の動
作を行なせるようになっている。
【0033】協調制御部の構成ブロック図を図3に示
す。ここでは、協調制御部の中の例えば協調制御部4a
の構成を示した。夫々の協調制御部4a〜4nは、協調
個別動作切替インターフェイス部41、自入力情報処理
部44、複数の自入力情報履歴テーブル45、自入力情
報送信部46、協調入力情報処理部47、協調入力情報
履歴テーブル48、協調入力情報受信部49を有してい
る。なお、協調動作切替インターフェイス部41が本発
明の切替手段に相当し、協調入力情報履歴テーブル48
が本発明の協調入力情報記憶部に相当し、自入力情報履
歴テーブル45が本発明の自入力情報記憶部に相当し、
自入力情報処理部44が本発明の自入力情報処理手段に
相当し、協調入力情報処理部47が本発明の協調入力情
報処理手段に相当する。
【0034】協調個別動作切替インターフェイス部41
は、自入力情報処理部44、複数の自入力情報履歴テー
ブル45、協調入力情報処理部47に接続され、自端末
に接続された入力情報部5a〜5nから予め定められた
特殊キー入力情報又は特殊マウス入力情報を入力した場
合に、個別動作モード又は協調動作モードに切替えてそ
の切替モードに応じて自入力情報処理部44、協調入力
情報処理部47、複数の自入力情報履歴テーブル45を
制御するようになっている。
【0035】自入力情報処理部44は、協調動作モード
時には、自端末からの入力情報を協調入力情報として
入力情報履歴テーブル45に格納させずにアプリケーシ
ョン部3(例えば端末2aではアプリケーション部3a)
に入力イベントとして供給すると共に、その入力イベン
(協調入力情報)を協調動作すべき他の全ての端末のア
プリケーション部3(他アプリケーション:例えば端末
2aから見たアプリケーション部3b〜3n)に供給す
る。自入力情報情報送信部46は、自入力情報処理部4
4に接続され、協調入力情報を協調動作すべき端末(例
えば端末2aから見た端末2b〜2n)に同時に送信す
る。
【0036】複数の自入力情報履歴テーブル45は、個
別動作モード時に、個別動作を開始する時の協調入力情
報番(「分岐協調入力情報番号」ともいう)と自端末か
らの入力情報(個別入力情報)個別入力情報を逆戻り
して読み出し可能か否かを示す逆戻り可能フラグとを格
納する。図4に夫々の自入力情報履歴テーブル45の構
成を示す。図4に示すように夫々の自入力情報履歴テー
ブル45には前記情報以外に使用端末名、次書込ポイン
タなどの情報が格納されている。
【0037】なお、ここでは、夫々の自入力情報履歴テ
ーブル45には個別動作がある毎に個別入力情報が格納
される。すなわち、自入力情報履歴テーブル45は、個
別動作モードが開始する毎(但し、過去の個別入力情報
処理(ステップ140)が実行される場合を除く)に作成
されるので、過去の個別入力情報(過去の個別動作モー
ドにおいて入力された個別入力情報を格納した自入力情
報履歴テーブル45)も存在する。また、自入力情報処
理部44は、個別動作モード時には、個別動作モードの
開始時における協調入力情報番号等の情報を自入力情報
履歴テーブル45に格納させる。ここに、「協調入力情
報番号」は、個別動作モードの開始時における協調入力
情報履歴テーブル48の次書込ポインタ(図5参照)の値
を示し、個別動作モードの開始時における協調入力情報
履歴テーブル48の現在の位置を示す情報として機能す
る。
【0038】協調入力情報履歴テーブル48は、協調動
作モード時に自端末から入力された自入力情報と協調動
作すべきアプリケーション部3からの入力情報(すなわ
ち、他の各端末から受信する他入力情報)とを協調入力
情報として全て格納する。図5に協調入力情報履歴テー
ブル48の構成を示す。図5に示すように協調入力情報
履歴テーブル48にはさらに次書込ポインタが格納され
ている。
【0039】協調入力情報処理部47は、自入力情報処
理部44に接続され、協調動作モード時には、自端末か
らの入力情報及び協調動作すべきアプリケーション部3
からの入力情報を全て順番に協調入力情報履歴テーブル
48に協調入力情報として格納させるとともに、自アプ
リケーション部3に供給する。
【0040】また、協調入力情報処理部47は、個別動
作モード時には、協調動作すべきアプリケーション部3
からの入力情報を自アプリケーション部3に供給せず
に、全て順番に協調入力情報履歴テーブル48に格納さ
せる。このようにして、協調入力情報履歴テーブル48
には、図2に示した端末2a〜2nが協調動作を開始し
た後に各端末に入力又は受信される全ての協調入力情報
がその入力又は受信の早い順で書込位置の先頭から順に
次書込ポインタの値に従って格納されるようになってい
る。
【0041】これらの情報はメモリ内に格納してもよい
し、あるいは磁気ディスク、光ディスクなどにあるファ
イルに格納してもよい。さらに、個別動作モードから再
び協調動作モードに復帰した場合には、自入力情報処理
部44は、自入力情報履歴テーブル45を次書込ポイン
タで示される位置から逆に辿って各自入力情報(個別入
力情報)に対する逆戻りの入力情報(個別入力情報に対応
する入力イベントの取消イベント)を自アプリケーショ
ン部3に供給する処理を個別動作が開始した位置(自入
力情報履歴テーブル45の最初の書込位置)まで繰り返
し行う。
【0042】この場合、協調入力情報処理部47は、前
記個別動作が開始した位置(自入力情報履歴テーブル4
5の協調入力情報番号で示される協調入力情報履歴テー
ブル48の位置)から協調入力情報履歴テーブル48内
に順次格納された入力情報(協調入力情報)を最新のもの
まで自アプリケーション部3に供給する。
【0043】前記協調入力情報受信部49は、協調動作
中の他の端末からの協調入力を情報を受信して協調入力
情報処理部47に送る。また、協調個別動作切替インタ
ーフェイス部41は、個別動作モード時に個別入力情報
を個別表示し、協調動作モード時に協調入力情報を協調
表示する入力情報表示部42を備えている。すなわち、
入力情報表示部42は、現在の自アプリケーション部の
状態を表示するようになっている。 <実施例の処理> 次に、このように構成された実施例の処理を場合分けし
て説明する。以下の処理は、端末2aの協調制御部4a
を中心に説明する。なお、他の端末2b〜2nの協調制
御部4b〜4nにおいても同じ動作が行われる。 (1)協調動作時 図6に実施例フローチャート図を示す。まず、端末2a
の協調制御部4aの自入力情報処理部44は自端末2a
に対応する情報入力部5aから情報が入力されたか否か
を判定する(ステップ101)。
【0044】ここで、自入力情報処理部44は、情報
入力されたと判定した場合(ステップ101;YES)
は、自端末2aからの入力で予め定められた入力、例え
ば、コントロールキーや特殊位置でマウスクリックなど
の個別動作開始を示す情報入力されたか否かを判定す
る(ステップ102)。入力された情報が個別動作開始
を示す入力でない場合(ステップ102;NO)には、自入
力情報処理部44は、個別動作終了を示す情報入力
たか否かを判定する(ステップ103)。
【0045】入力された情報が個別動作終了を示す入力
でない場合(ステップ103;NO)には、自入力情報処理
部44は個別動作フラグがONであるか否かを判定する
(ステップ104)。協調動作時には、個別動作フラグ
がONでない(ステップ104;NO)ので、自入力情報処
理部44は、入力された情報を、協調動作モード時の自
入力情報すなわち協調入力情報であるものとして自入力
情報送信部46に与える。そして、自入力情報送信部4
6は自入力情報処理部44からの情報を協調入力情報
として協調動作中の他の端末2b〜2n内の全てのアプ
リケーション部3b〜3nに送信し(ステップ10
5)、その協調入力情報を協調入力情報履歴テーブル4
8にその次書込ポインタの値に従って順次格納する(ス
テップ106)。
【0046】そして、自入力情報処理部44は、その協
調入力情報を自アプリケーション部3aに入力イベント
として与える(ステップ107)。これにより、自アプ
リケーション3aの状態が、ステップ106にて協調入
力情報履歴テーブル48に格納された協調入力情報に基
づく入力イベントを反映した状態となる。その後、ステ
ップ101の処理に戻る。一方、ステップ101におい
て、協調制御部4aの自入力情報処理部44が情報入力
部5aから情報が入力されていないと判定した場合(ス
テップ101;NO)には、協調入力情報処理部47が
調入力情報受信部49を通じて他の端末2b〜2nから
調入力情報を受信したか否かを判定する(ステップ10
8)。ここで、協調入力情報処理部47は、他の端末か
ら協調入力情報を受信したと判定した場合(ステップ1
08;YES)には、個別動作フラグがONであるか否かを
判定する(ステップ109)。協調動作時には、個別動
作フラグはOFFであるため(ステップ109;NO)
調入力情報処理部47は、他の端末からの協調入力情報
を協調入力情報履歴テーブル48(図5参照)にその次書
込ポインタの値に従って格納し(ステップ106)、当該
協調入力情報を自アプリケーション3aに供給する(ス
テップ107)。その後、ステップ101の処理に戻
る。このようにして、協調動作モード時には、情報入力
部5aから入力された自アプリケーション部3aに提供
すべき自入力情報及び他の端末から受信される他入力情
報の全てが協調入力情報として入力又は受信の早い順で
協調入力情報履歴テーブル48に書き込まれるととも
に、その書込順で自アプリケーション部3aに提供され
る。
【0047】ところで、協調入力情報処理部47は、
テップ109において個別動作フラグがONであると判
定した場合(ステップ109;YES)には、現在のモード
は個別動作モードであるので、他の端末からの協調入力
情報を自アプリケーション3aに供給することなく協調
入力情報履歴テーブル48にその次書込ポインタの値に
従って格納する(ステップ110)。その後、ステップ
101の処理に戻る。このようにして、各端末2a〜2
nによる協調動作が開始してから各端末2a〜2nに夫
々入力される自アプリケーション部3へ供給すべき情報
(協調入力情報)は、自アプリケーション部及び各他アプ
リケーション部に夫々供給され、各アプリケーション部
3a〜3nは同じ動作を行い同じ状態をもつようにされ
る。さらに、各アプリケーション部3a〜3nに供給さ
れる全ての協調入力情報は、アプリケーション部への供
給順で各協調制御部4a〜4nの協調入力情報履歴テー
ブル48に夫々格納される。 (2)協調動作から個別動作への切替 次に、協調動作から個別動作への切替を説明する。協調
動作モード時において、協調制御部4aの自入力情報処
理部44は、情報入力部5aから個別動作開始を示す情
報(協調動作から個別動作への切替情報)を受け取った場
合には、図6に示すフローチャートにおいて、ステップ
101にて“YES”の判定を行った後、ステップ102
にてさらに“YES”の判定を行い、この切替情報を、協
調動作切替インターフェイス部41に与える。協調動作
切替インターフェイス部41は自入力情報処理部44か
らの切替情報に基づき現在の時刻から協調動作モードか
ら個別動作モードへの切替を行う。ここで、ユーザが情
報入力部5aから個別入力指示又は過去の個別入力指示
のいずれかを入力すると、その入力された指示内容を協
調個別動作切替インターフェイス部41は選択する(ス
テップ111)。すなわち、協調個別動作切替インター
フェイス部41は、指示内容が個別入力指示又は過去の
個別入力指示の何れであるかを判定する。
【0048】ここでは、ユーザが新規の個別入力指示を
入力したものとする。過去の個別入力指示が入力された
場合については後述する。ステップ111において、協
調個別動作切替インターフェイス部41は、ユーザから
入力された個別入力指示を選択すると(ステップ11
1;個別入力指示)、自入力情報処理部44、協調入
力情報処理部47に現在の時刻から個別動作を行う指
示を通知する。自入力情報処理部44は、この指示を受
けると、この時点での協調入力情報履歴テーブル48の
現在の位置(協調入力情報履歴テーブル48の次書込ポ
インタの値で示される位置)新規の自入力情報履歴テ
ーブル45に分岐協調入力情報番号として格納する(ス
テップ112)。
【0049】そして、自入力情報処理部44は、以降、
情報入力部5aからの個別入力情報に相当する入力情報
があれば、アプリケーション部3に与えるととも
使用している自入力情報履歴テーブル45の中の既に個
別入力情報が書き込まれた位置(使用中の自入力情報履
歴テーブル45内の次書込ポインタの値で示される位
置)から入力情報を順次書き込んでいけるよう内部にテ
ーブル番号を記憶しておく(ステップ113)。テーブ
ル番号は、使用中の自入力情報履歴テーブル45を特定
するために用いられる。そして、個別動作フラグをON
にする(ステップ114)。その後、ステップ101の
処理に戻る。その後、情報入力部5aから個別入力情報
に相当する入力があった場合には、協調制御部4aは、
以下のように動作する。すなわち、図6のフローチャー
トにおいて、自入力情報処理部44がステップ101で
情報入力部5aからの入力情報を受け付け(ステップ1
01;YES)、ステップ102及び103において入力情
報が自アプリケーション部3aに供給すべき情報である
ものと判定し、ステップ104において個別動作フラグ
がONか否かを判定することによって、自アプリケーシ
ョン部3aに供給すべき情報が個別入力情報か否かを判
定する。ステップ104において、自入力情報処理部4
4は、個別動作フラグがONであると判定した場合(ス
テップ104;YES)には、当該入力情報が個別入力情報
であるものとして、以下の処理を行う。すなわち、自入
力情報処理部44は、当該個別入力情報に基づく入力イ
ベントが逆戻り(「逆戻り」は「入力イベントの取り消
し」を意味する)可能なものか否かを判定し、逆戻り不
可能なら使用中の自入力情報履歴テーブル45の逆戻り
可能フラグの状態を’1’(逆戻り不可能)”に設定する
(ステップ133)。逆戻り可能フラグの状態は、初期
設定では’0’(逆戻り可能)になっている。なお、逆戻
り可能フラグの状態が一旦’1’に設定されると、逆戻
り可能フラグの状態を’1’に設定することになった個
別入力情報の後に当該自入力情報履歴テーブル45に格
納される個別入力情報が逆戻り可能なものであったとし
ても、当該’1’の状態が維持される。 続いて、自入力
情報処理部44は、当該個別入力情報を該当自入力情報
履歴テーブル45にその次書込ポインタの値に従って格
納し(ステップ134)、さら に、自アプリケーション
部3aに当該個別入力情報を入力イベントとして供給す
る(ステップ135)。これにより、自アプリケーショ
ン部3aの状態は、協調動作モードから個別動作モード
へ切り替わった際における状態から個別入力情報に基づ
く入力イベントが反映された状態になる。個別動作モー
ドでは、情報入力部5aから自アプリケーション3aに
供給すべき自入力情報が入力される毎に、上述したステ
ップ101→102→103→104→133→134
→135の処理が実行される。これらの処理によって、
当該自入力情報が個別入力情報として取り扱われ、該当
する自入力情報履歴テーブル45にその次書込ポインタ
で示される書込位置に入力順で格納されるとともに、自
アプリケーション3aに供給される。このように、個別
動作モードでは、自入力情報は全て個別入力情報として
取り扱われるので、協調制御部4aで受け取る協調入力
情報は、他の端末から受信される他入力情報のみとな
り、協調入力情報処理部47が他入力情報を協調入力情
報として自アプリケーション部3aに供給することなく
協調入力情報履歴テーブル48に順次書き込むことにな
る(ステップ108→109→110の処理の流れ参
照)。
【0050】 (3)個別動作から協調動作への切替(個別動作が全て
戻り可能な場合)次に、個別動作モードから協調動作モードへの切替を説
明する。個別動作モード時において、情報入力部5aか
ら個別動作終了を示す情報が協調制御部4aに入力され
た場合には、自入力情報処理部44は、ステップ101
で当該情報を受け付け、ステップ102で“NO”の判定
を行い、処理をステップ103に進める。ステップ10
3では、自入力情報処理部44は、ステップ101で受
け付けた情報が 個別動作終了を示す情報(個別動作から
協調動作へ切替情報)か否かを判定する。
【0051】自入力情報処理部44は、当該入力情報を
個別動作終了を示す情報と判定すると(ステップ10
3;YES)、図7のフローチャートに従って個別動作モー
から協調動作モードへの切替処理(逆戻りフラグ処理)
開始する(ステップ120)。
【0052】図7の処理の前提として、まず、自入力情
報処理部44は、個別動作終了を示す情報を協調個別動
作切替インターフェイス部41に通知する。この情報を
受け取った協調個別動作切替インターフェイス部41
は、自入力情報処理部44に協調動作切替準備情報を通
知する。すると、自入力情報処理部44は現在使用して
いる自入力情報履歴テーブル45に格納された逆戻りフ
ラグが’1’であるか否かを判定する(ステップ12
1)。
【0053】ステップ121において、自入力情報処理
部44は、逆戻りフラグが’1’でなかった(逆戻り可
能)と判定した場合(ステップ121;NO)には、該当自
入力情報履歴テーブル書き込みポインタに定数を加えた
合計値が、分岐協調入力情報番号の値より大きいか否か
を判定する(ステップ122)。ステップ122は、自
アプリケーション部3aの状態を個別動作モードが開始
される前の状態に戻し、さらに最新の協調動作モードの
状態まで進めるための処理として、ステップ123〜1
27の処理とステップ128〜131の処理との一方を
決定するためのステップである。何れを選択するかは、
自アプリケーション部3aの状態を最新の協調動作モー
ドの状態にするまでの処理の速さを考慮して行われる。
自入力情報履歴テーブル書込ポインタの値は現在使用し
ている自入力情報履歴テーブル45に書き込まれた個別
入力情報の数に相当し、協調入力情報番号の値は個別動
作モードが開始されるときに協調入力情報履歴テーブル
48に格納されていた協調入力情報の数に相当し、定数
はステップ123〜127の処理とステップ128〜1
31の処理との何れを選択するかを決定するための閾値
を決めるための値であり、状態を最新にするまでの処理
の速さを考慮して予め定められている。
【0054】ステップ122において、合計値が分岐協
調入力情報番号の値よりも小さい場合(ステップ12
2;NO)には、自入力情報処理部44は、その自入力情
報履歴テーブル45(図4参照)に格納された個別入力情
報をその次書込ポインタの値に従って逆順に読み出し、
逆戻りに相当する入力イベント(入力イベントを取り消
すイベント)に変換した後に、アプリケーション部3
に供給する(ステップ123)。
【0055】続いて、自入力情報処理部44は、この自
入力情報履歴テーブル45内の全ての個別入力情報を読
み出したか否かを判定し(ステップ124)、読み出し
ていないと判定した場合(ステップ124;NO)には、処
理をステップ123に戻す。このようにして、自入力情
報処理部44は、ステップ123及び124の処理によ
って、自入力情報履歴テーブル45に格納された個別入
力情報を、次書込ポインタの値より一つ前から先頭の書
込位置まで夫々読み出すことによって全ての個別入力情
報を読み出し、各個別入力情報からこれに基づく入力イ
ベントを取り消す旨のイベント(逆戻りに相当するイベ
ント)を生成して順次自アプリケーション部3aに供給
する。これによって、全ての個別入力情報に基づく逆戻
りのイベントが自アプリケーション部3aに提供された
場合には、自アプリケーション部3aの状態は個別動作
モード開始時の状態に戻る。ステップ124において、
自入力情報処理部44は、自入力情報履歴テーブル45
から全ての個別入力情報を読み出したと判定する(ステ
ップ124;YES)と、協調個別動作切替インターフェイ
ス部41に自入力情報履歴テーブル45内の分岐協調入
力情報番号とともに準備完了を通知する。
【0056】すると、協調個別動作切替インターフェイ
ス部41は、協調入力情報処理部47に分岐協調入力情
報番号を与えて、現在の状態、すなわち、自アプリケー
ション部3aを協調動作モードの最新の状態まで進める
よう依頼する。協調入力情報処理部47は協調入力情報
履歴テーブル48の分岐協調入力情報番号で示される協
調入力情報の書込位置以降に格納されている協調入力情
報を古い順(書込順)に読み出して、アプリケーション
部3に供給する(ステップ125)。続いて協調入力
情報処理部47は、この協調入力情報履歴テーブル48
内の読み出し対象の協調入力情報のてを読み出したか
否かを判定する(ステップ126)。このとき、全ての
該当協調入力情報を読み出していないと判定した場合
(ステップ126;NO)には、協調入力情報処理部47
は、処理をステップ125に戻す。ステップ125及び
126の処理によって、協調入力情報処理部47は、分
岐協調入力情報番号で示される協調入力情報履歴テーブ
ル48の書込位置以降に書き込まれている協調入力情報
を古いものから最新のものまで順次読み出し、夫々を入
力イベントとして自アプリケーション部3aに供給す
る。これによって、自アプリケーション部3aには、個
別動作モード時に他の端末から受信され協調入力情報履
歴テーブル48に格納されていた分の協調入力情報が順
次供給されることになるので、自アプリケーション部3
aの状態は、最新の協調入力モードの状態(個別動作モ
ードがなかったと仮定した場合における状態)となる。
ステップ126において、協調入力情報処理部47は、
協調入力情報履歴テーブル48から該当する協調入力情
報の全てを読み出したと判定すると(ステップ126;Y
ES)、個別動作フラグをOFFにして、協調個別動作切
替インターフェイス部41に完了を返す(ステップ12
7)。そして、ステップ101の処理に戻り、協調個別
動作切替インターフェイス部41は、協調動作をするよ
うに自入力情報処理部44、協調入力処理部47に依頼
する。このようにして、個別動作モードが協調動作モー
ドに切り替えられ、自入力情報処理部44、協調入力処
理部47は上記(1)で説明したのと同様の処理を行う。
このようにして、自アプリケーション部3aは、他のア
プリケーション部3b〜3nと同じ動作を行い同じ状態
を持つようにされる。
【0057】 (4)個別動作から協調動作への切替(個別動作が
り不可能な場合)ところで、図7のフローチャートにおけるステップ12
1で“YES”の判定がなされた場合(逆戻りフラグが’
1’の場合)、すなわち、 自入力情報処理部44は、
在使用している自入力情報履歴テーブル45の逆戻りフ
ラグが’1’であった場合(逆戻り不可能)には、協調個
別動作切替インターフェイス部41に逆戻り不可を通知
する。
【0058】あるいはステップ122において、自入
力情報処理部44は、該当自入力情報履歴テーブル書き
込みポインタに定数を加えた合計値が分岐協調入力情報
番号の値より大きいと判定した場合(ステップ122;Y
ES)には、個別入力情報を戻りするよりも協調入力情
報を最初からたどった方が表示まで動作が(後述す
るステップ128〜131の処理によって自アプリケー
ション部3aの状態を最新の協調動作モードの状態にす
る方がステップ123〜127の処理による場合よりも
速い)ものとして、協調個別動作切替インターフェイス
部41に逆戻り不可を通知する。協調個別動作切替イン
ターフェイス部41に逆戻り不可が通知された場合に
は、その後、自アプリケーション部3aの状態を最新の
協調動作モードにするために、ステップ128〜131
の処理が行われる。
【0059】ステップ128の処理の前提として、逆戻
り不可の通知を受け取った協調個別動作切替インターフ
ェイス部41は、協調入力情報処理部47に対し、初期
化して最新の協調状態復帰を依頼する。すると、ステッ
プ128において、協調入力情報処理部47は、アプリ
ケーション部3毎に予め定められた初期化を示す入力情
報をアプリケーション部3に通知す(ステップ1
28)。これによって、自アプリケーション部3aの状
態は、協調入力情報履歴テーブル48に格納された全て
の協調入力情報が提供される前の状態(端末2a〜2n
による協調動作の開始前の状態)になる。続いて、協調
入力情報処理部47は、協調入力情報履歴テーブル48
の最初から最新までの協調入力情報を書込順で自アプリ
ケーション部3に供給する(ステップ129)。続い
て、協調入力情報処理部47は、この協調入力情報履歴
テーブル48内の全ての協調入力情報を読み出したか否
かを判定する(ステップ130)。このとき、協調入力
情報処理部47は、全ての協調入力情報を読み出してい
ない場合(ステップ130;NO)には、処理をステップ1
29に戻す。ステップ129及び130の処理によっ
て、協調入力情報処理部47は、協調入力情報履歴テー
ブル48に格納された全ての協調入力情報を、先頭の書
込位置から順に読み出し、自アプリケーション部3aに
入力イベントとして供給する。ここに、協調入力情報履
歴テーブル48は端末2a〜2nが協調動作を開始して
からの全ての協調入力情報を格納するようになっている
ので、全ての協調入力情報が自アプリケーション部3a
に供給されると、自アプリケーション部3aの状態は、
最新の協調動作モードの状態になる。自アプリケーショ
ン3aが最新の状態になる過程で、協調入力情報履歴テ
ーブル48の先頭の書込位置から分岐協調入力情報番号
で示される書込位置の1つ前までの協調入力情報が自ア
プリケーション部3aに供給されることにより、自アプ
リケーション部3aの状態は、個別動作モードを開始し
たときの状態となる。続いて、分岐協調入力情報番号の
書込位置以降の協調入力情報が自アプリケーション部3
aに供給されることにより、個別動作モード中に他の端
末から受信された分の協調入力情報が自アプリケーショ
ン部3aに供給されることになる。
【0060】ステップ130において、協調入力情報処
理部47は、協調入力情報履歴テーブル48内の全ての
協調入力情報を読み出したと判定した場合(ステップ1
30;YES)には、個別動作フラグをOFFにして、協調
個別動作切替インターフェイス部41に完了を返す(ス
テップ131)。このようにして、自アプリケーション
部3aの状態が最新の協調動作モードの状態となり、個
別動作モードが協調動作モードに切り替えられる。その
後、自入力情報処理部44、協調入力処理部47は上記
(1)で説明したのと同様の処理を行う。このようにし
て、自アプリケーション部3aは、他のアプリケーショ
ン部3b〜3nと同じ動作を行い同じ状態を持つように
される。
【0061】
【0062】 (5)協調動作から過去の個別動作への移行ところで、情報入力部5aから個別動作開始を示す入力
が協調制御部4aの自入力情報処理部44に与えられた
場合には、図6のフローチャートにおけるステップ10
2にて“YES”の判定がなされて処理がステップ111
に進み、ステップ111において、協調個別動作切替イ
ンターフェイス部41内の入力情報表示部42が自入力
情報履歴テーブル45をみてメニューを表示し、これに
従ってユーザが過去の個別入力指示を入力した場合に
は、ステップ111にて“YES”の判定がなされ、協調
個別動作切替インターフェイス部41は、その過去の個
別入力指示を選択し、この過去の個別入力指示に対応す
る自入力情報履歴テーブル45について、ステップ14
0の処理(過去の個別入力情報処理)が図8に示すフロー
チャートに従って実行される。
【0063】図8において、まず、協調個別動作切替イ
ンターフェイス部41は協調入力情報処理部47に選択
した自入力情報履歴テーブル45の分岐協調入力情報番
号を供給し、初期化してその番号の一つ前まで協調入力
情報をアプリケーション部3に与えるよう指示する。す
ると、協調入力情報処理部47は、初期化入力情報をア
プリケーション部3に供給する(ステップ141)。
【0064】そして、協調入力情報履歴テーブル48の
情報を最初から読み出してアプリケーション部3に供給
する(ステップ142)。さらに、協調入力情報履歴テ
ーブルの情報を該当する自入力情報履歴テーブル45の
分岐協調入力情報番号の一つ前まで全て読み出したか否
かを判定する(ステップ143)。
【0065】全てを読み出すと、協調個別動作切替イン
ターフェイス部41は自入力情報処理部44に選択した
自入力情報履歴テーブル45の番号を与える。そして、
自入力情報処理部44は、該当する自入力情報履歴テー
ブル45の入力情報を読み出して順にアプリケーション
部3に供給する(ステップ144)。
【0066】そして、該当自入力情報履歴テーブル45
内の情報を全て読み出したか否かを判定する(ステップ
145)。全ての情報を読み出すと、使用自入力情報テ
ーブル番号を内部に記憶する(ステップ146)。
【0067】次に、協調個別動作切替インターフェイス
部41は個別動作フラグをONとし、自入力情報処理部
44及び協調入力情報処理部47に個別動作を指示す
る。さらに、前記(2)に示した入力処理を各々行って
個別処理を開始する。 (6)個別入力情報を他の端末で表示する場合 この場合の処理を図9に示す。ステップ102におい
て、個別動作開始を示す情報を入力した後に、協調個別
動作切替インターフェイス部41が自入力情報履歴テー
ブル45をみてメニューを入力情報表示部42に表示
し、ある個別入力情報を別端末へ送信するよう指示する
(ステップ151)。
【0068】自入力情報処理部44は該当する自入力情
報履歴テーブル45を1つ分読み出して、個別入力情報
を送信するよう自入力情報送信部46に与える(ステッ
プ152)。
【0069】自入力情報送信部44は外部個別動作情報
メッセージを組み立てて送信する(ステップ153)。
これを他の協調入力情報処理部47が受信すると(ステ
ップ154)、自入力情報処理部44に登録するよう通
知し、自入力情報処理部44は自入力情報履歴テーブル
45の空いているところにセットする(ステップ15
5)。さらに、その旨を入力情報表示部42に表示する
(ステップ156)。
【0070】このようにして、自入力情報履歴テーブル
45を新たに使用するときには、その中の使用端末また
は使用者名をセットし、協調個別動作切替インターフェ
イス部41内の入力情報表示部42がメニューを表示す
るときに使用端末等を一緒に表示するようにすれば、別
端末でみた個別情報も参照できる。
【0071】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではない。個別動作でデータの書込があった場合にお
ける個別動作から協調動作への移行は、例えば次のよう
に処理される。
【0072】(6)において、個別入力切替入力した後
に協調個別動作切替インターフェイス部41内の入力情
報表示部42が自入力情報履歴テーブル45をみてメニ
ューを表示する。そして、ある個別入力情報を協調動作
に切替を選択すると、協調個別動作切替インターフェイ
ス部41は、自入力情報履歴テーブル45の該当識別子
を全協調先に送信するよう自入力情報処理部46に指示
する。
【0073】自入力情報処理部44は該当する自入力情
報テーブル45を1つ分読み出して、送信するよう自入
力情報送信部46に与え、自入力情報送信部46は協調
動作切替メッセージを組み立てて送信する。
【0074】これを協調入力情報処理部47が受信する
と、送られた情報のうち分岐協調入力情報番号から後の
部分の協調入力情報履歴テーブル48に送られてきた自
入力情報を格納する。
【0075】そして、協調入力情報処理部47は、アプ
リケーション部3に初期化の入力情報を渡した後、新し
くなった協調入力情報履歴テーブル48の入力情報を最
初から最新まで順にアプリケーション部3に与えること
で、ある時点からある個別動作を協調動作に切り替える
ことができる。
【0076】ここで、個別動作を協調動作に切り替える
ときには、ある特定の人が強制的に行うか誰でも任意に
行えるか、または全ての協調アプリケーション部の確認
のもと行うなど各種の方法がとれる。
【0077】さらに、マルチプロセスが可能な端末にお
いて個別動作を行うこともできる。例えば、(2)にお
いて、現在の位置から個別動作を行う場合には、その時
刻から同一プロセスを起動する。
【0078】そして、(2)で示した個別動作状態で自
入力情報送信部46、協調入力情報処理部47が動作す
るようにする。また、協調動作は元のプロセスで継続実
行されるため、復帰の必要がない。
【0079】この場合、一度個別動作を終了してしまう
と、後で先の個別状態は再現できない制約ができる。本
発明によれば、共通の情報を複数の者が検索,参照,更
新等を行う場合、情報を共用している最中に、自分の別
の部分を参照したり、あるいは自己のメモ書きを保存し
たりすることが容易に行えるようになる。
【0080】例えば、テレビ会議とともに使用すること
で、柔軟な電子資料を用いた会議が可能となる。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、共通の情報を複数の者
が検索,参照,更新等を行う場合、情報を共用している
最中に、自分の別の部分を参照したり、あるいは自己の
メモ書きを保存したりすることが容易に行えるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の一実施例の構成ブロック図である。
【図3】実施例の協調制御部の構成ブロック図
【図4】自入力情報履歴テーブルを示す図
【図5】協調入力情報履歴テーブルを示す図
【図6】実施例の処理フローチャート図
【図7】後戻りフラグ処理を示すフローチャート図
【図8】過去の個別入力情報処理を示すフローチャート
【図9】個別入力情報を他の端末に表示する場合のフロ
ーチャート図
【図10】従来のアプリケーション協調動作を示す一例
【図11】従来のアプリケーション協調動作を示す他の
【符号の説明】
1・・ネットワーク 2a〜2n・・端末 3a〜3n・・アプリケーション部 4a〜4n・・協調制御部 5a〜5n・・情報入力部 6・・入力サーバ 41・・協調個別動作切替インターフェイス部 42・・入力情報表示部 44・・自入力情報処理部 45・・自入力情報履歴テーブル 46・・自入力情報送信部 47・・協調入力情報処理部 48・・協調入力情報履歴テーブル 49・・協調入力情報受信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢野 勝利 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 「情報処理学会研究報告」Vol. 93,No.34(93−GW−1−4) (1993−4) 「情報処理学会論文誌」Vol.34, No.6(1993−6)P.1395−1405 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 15/00,13/00,15/16

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを通じて少なくとも1つの
    他の端末と相互に接続される端末としての自端末に設け
    られ、 自端末に接続された入力手段からの切替情報に応じて、
    自端末に設けられたアプリケーションとしての自アプリ
    ケーションと、他の端末に別個に設けられた自アプリケ
    ーションと同一のアプリケーションである他アプリケー
    ションとに同じ動作を行わせる協調動作モードと、自ア
    プリケーションに他アプリケーションと異なる動作を行
    わせる個別動作モードとを切り替える切替手段と、 協調動作モード時に入力手段から自アプリケーションに
    対して入力される情報としての自入力情報,及び自端末
    がネットワークから受信する他の端末にて他アプリケー
    ションに対して入力され情報としての他入力情報を協
    調入力情報として順次書き込むための複数の書込位置を
    含む協調入力情報記憶部と、 協調動作モードから個別動作モードに切り替わった場合
    に作成され、協調動作モードから個別動作モードに切り
    替わってから再び協調動作モードに切り替わるまでの間
    に前記入力手段から入力される自入力情報を個別入力情
    報として順次書き込むための複数の書込位置と、個別動
    作モードに切り替わったときの前記協調入力情報記憶部
    の現在の位置を協調入力情報番号として書き込む書込位
    置とを含む少なくとも1つの自入力情報記憶部と、 協調動作モード時には前記入力手段から入力される協調
    入力情報を自アプリケーション及び他アプリケーション
    に夫々供給するとともに前記協調入力情報記憶部に書き
    込み、個別動作モード時には前記入力手段から入力され
    る個別入力情報を自アプリケーションに供給するととも
    に前記自入力情報記憶部に書き込み、個別動作モードか
    ら協調動作モードへ切り替わった際には、前記自入力情
    報記憶部に記憶された個別入力情報を用いて、自アプリ
    ケーションの状態を当該個別入力情報が自アプリケーシ
    ョンに供給された個別動作モードの開始前の状態に戻す
    自入力情報処理手段と、 協調動作モード時には自端末がネットワークから受信し
    た他入力情報を協調入力情報として自アプリケーション
    に供給するとともに前記協調入力情報記憶部に書き込
    み、個別動作モード時には自端末がネットワークから受
    信した他入力情報を自アプリケーションに供給すること
    なく前記協調入力情報記憶部に順次書き込み、個別動作
    モードから協調動作モードへ切り替わった際には、前記
    自入力情報記憶部に記憶された協調入力情報番号に基づ
    いて前記協調入力情報記憶部に記憶された協調入力情報
    を順次自アプリケーションに供給し自アプリケーション
    の状態を最新の協調動作モードの状態にする協調入力情
    報処理手段と、 を備えることを特徴とするアプリケーション協調動作制
    御装置。
  2. 【請求項2】 前記協調入力情報処理手段は、個別動作
    モードから協調動作モードへ切り替わった際に、前記自
    入力情報記憶部に記憶された個別入力情報では自アプリ
    ケーションの状態を当該個別動作情報を自アプリケーシ
    ョンに供給した個別動作モードの開始前の状態に戻すこ
    とができない場合には、自アプリケーションの状態を協
    調入力情報記憶部に記憶された全ての協調入力情報が自
    アプリケーションに供給される前の状態に戻すための通
    知を自アプリケーションに与え、前記協調入力情報記憶
    部に記憶された協調入力情報を最初から最新まで順に自
    アプリケーションに供給する、 請求項1記載のアプリケーション協調動作制御装置。
  3. 【請求項3】 前記協調入力情報処理手段は、個別動作
    モードから協調動作モードへ切り替わった際に、前記自
    入力情報記憶部に所定数以上の個別入力情報が記憶され
    ている場合には、自アプリケーションの状態を協調入力
    情報記憶部に記憶された全ての協調入力情報が自アプリ
    ケーションに供給される前の状態に戻すための通知を自
    アプリケーションに与え、前記協調入力情報記憶部に記
    憶された協調入力情報を最初から最新まで順に自アプリ
    ケーションに供給する、 請求項1記載のアプリケーション協調動作制御装置。
  4. 【請求項4】 協調動作モードから個別動作モードへ切
    り替えられ、さらに前記入力手段から過去の個別入力指
    示が入力された場合に、前記協調入力情報処理手段が、
    自アプリケーションの状態を、協調入力情報記憶部に記
    憶された全ての協調入力情報が自アプリケーションに供
    給される前の状態に戻すための通知を自アプリケーショ
    ンに与え、前記協調入力情報記憶部に記憶された協調入
    力情報のうち前記個別入力指示に対応する自入力情報記
    憶部へ個別入力情報を格納するための個別動作モードの
    開始時に前記協調入力情報記憶部に記憶されていた協調
    入力情報を自アプリケーションに順次供給し、その後、
    前記自入力情報処理手段が、前記個別入力指示に対応す
    る自入力情報記憶部に記憶されている個別入力情報を自
    アプリケーションに順次供給する、 請求項1記載のアプリケーション協調動作制御装置。
  5. 【請求項5】 他の端末が他アプリケーションに対して
    動作する自端末と同様の切替手段,自入力情報処理手
    段,協調入力情報処理手段,協調入力情報記憶部,及び
    自入力情報記憶部を備える場合において、個別動作モー
    ド時に、自入力情報記憶部に記憶された個別入力情報
    を、他の端末に入力される個別入力指示により他の端末
    における個別動作モードで他アプリケーションに供給さ
    れる対象として、他の端末に送信する送信手段をさらに
    備える、 請求項1記載のアプリケーション協調動作制御装置。
  6. 【請求項6】 前記切替手段は、前記送信手段が個別入
    力情報及び協調入力情報履歴情報を送信すべき全ての他
    の端末に送信完了した場合に、個別動作モードを協調動
    作モードに切り替える、 請求項5記載のアプリケーション協調動作制御装置。
  7. 【請求項7】 自アプリケーションのマルチプロセスが
    可能な場合において、協調動作モードから個別動作モー
    ドへ切り替わった場合に、協調動作モードで使用されて
    いるアプリケーションプロセスと同一の内部状態をもつ
    個別動作専用のアプリケーションプロセスが起動され、
    自入力情報処理手段が、個別入力情報を個別動作専用の
    アプリケーションプロセスに供給する、 請求項1記載のアプリケーション協調動作制御装置。
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