JP3283098B2 - 光ビーム走査装置 - Google Patents
光ビーム走査装置Info
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Description
像を記録又は読取るための光ビーム走査装置に関する。
て、画像記録装置では、例えば、半導体レーザ或いは半
導体レーザと内部変調機能とが一体化されたレーザビー
ム出力器(SHG)を並設し、これらから射出されるレ
ーザビームを光学系を介して必要に応じてAOM(音響
光学素子)で外部変調し、この変調されたレーザビーム
を高速回転しているポリゴンミラー(回転多面鏡)へ照
射することにより、主走査方向へ偏向する。この主走査
方向へ偏向されるレーザビームを光学系によって画像記
録材料の記録面へ案内し、この記録面上で主走査する。
この主走査に伴い、画像記録材料を副走査方向へ定速度
で搬送することにより、1画像を記録することができ
る。
入射されており(特開平1−77018号公報参照)、
画像記録材料上における主走査方向に各色間がずれるこ
とがある。なお、このずれは、人間の目では30μmの
ずれを認識可能である。
で調整(補正)すればよいが、光学性能上(例えば、像
面湾曲、面倒れ補正、色収差等)を考慮した場合、前記
異角入射される各光軸間角度は小さいことが好ましい。
用可能な半導体レーザの波長はR光(約680nm)で
あり、その他(B光、G光)はSHGを適用している。
従って、1個の半導体レーザ、2個のSHGの組み合わ
せが一般的の構成となる(特開昭63−141051号
参照)。また、SHGの構成としては、特願平5−10
0844号に記載されている。
の外形は大きく、またAOM等の外部変調器を用いた走
査光学系の場合、互いの部品が干渉しあって、各光の光
軸間角度を小さくすることが制限され、前記光学性能
上、支障をきたさない程度の角度となるように設置する
ことができない。また、AOMからの戻り光により、半
導体レーザの発振が不安定となることがある。
学性能を損なうことがない程度まで、各色の光軸間の角
度を狭めることができる光ビーム走査装置を得ることが
目的である。
は、少なくとも1組が半導体レーザ、他の組が第2高周
波レーザビーム出力手段(SHG)で構成され、かつ前
記半導体レーザと第2高周波レーザとを接近して配置し
た光源部と、この光源部から射出される光ビームを走査
して画像を記録するための走査手段と、を備え、前記光
源部から射出される各々の前記光ビームが前記走査手段
に対して異角入射する光ビーム走査装置であって、前記
半導体レーザと第2高周波レーザビーム出力手段(SH
G)とを交互に配置することを特徴としている。
ザが直接変調されることを特徴としている。
波長を出力する3個の半導体レーザで構成され、かつ前
記3個の半導体レーザを接近して配置した光源部と、こ
の光源部から射出される光ビームを走査して画像を記録
するための走査手段と、を備え、前記光源部から射出さ
れる各々の前記光ビームが前記走査手段に対して異角入
射する光ビーム走査装置であって、前記半導体レーザの
1個が直接変調される場合に、この直接変調される半導
体レーザを中央に配置することを特徴としている。
査装置は、前記光源部から射出される光ビームの各々に
対して、前記光源部から射出される光ビームの伝搬に用
いる光学部品をさらに備え、前記光学部品の各々を対応
する前記光ビームの光軸に沿って互いにオフセットして
配置したことを特徴としている。
ザからの光を音響光学素子(AOM)にて外部変調する
場合に、音響光学素子(AOM)の入射面を、入射光軸
に対し、ブラッグ角より大きい角度を持たせていること
を特徴としている。
の半導体レーザと2個の第2高周波レーザビーム出力手
段(SHG)とを接近(隣接)して配置して光源部を構
成し、また、光源部から出力された光ビームを外部変調
器(例えば、音響光学素子)によって強度又はパルス幅
変調し、最大回折光を得て、走査手段によって走査する
構成の場合に、2個のSHGで挟むように、すなわち中
央に半導体レーザを配置する(交互配置の一例)。
を隣接して配置した場合に比べて、各光軸の挟角を狭め
ることができる。これにより、走査手段における光学部
品によって生じる像面湾曲、面倒れ補正、色収差等を軽
減することができる。
項1に記載の発明の構成において、例えば、半導体レー
ザを直接変調する場合には、この直接変調する半導体レ
ーザを中央に配置する。これにより、外部変調器を隣接
して配置した場合に比べて、さらに各光軸の挟角を狭め
ることができる。
して3個の半導体レーザを用いた場合においても、直接
変調する半導体レーザを中央に配置することにより、さ
らに光軸の挟角度を狭めることができる。
ら出力される光軸上に配置するレンズ等の光学部品をそ
れぞれの光軸に沿ってオフセット配置することにより、
光軸間の挟角をさらに狭めることができる。
素子(AOM)からの反射光が半導体レーザに戻ること
がなく、半導体レーザの発振が不安定となることを防止
することができる。
いた画像記録装置の走査光学系10が示されている。走
査光学系10は、光学定盤12上に設けられている。光
学定盤12は、ダストカバー(図示省略)によって覆わ
れており、光学系に悪影響を及ぼす塵埃の侵入を防止し
ている。
て、1個の半導体レーザ14(R光用;波長680n
m)と、2個のSHG16(B光用;波長473n
m)、18(G光用;波長532nm)が適用されてい
る。半導体レーザ14とSHG16、18との配置は、
半導体レーザ14が中央となるように並設されている。
このため、2個のSHG16、18は比較的接近して配
置される。なお、SHG16、18の幅寸法WSHG は、
約70mm程度である。
出力側には、それぞれAOM(音響光学素子)20が配
置されており、変調がなされている。ここで、半導体レ
ーザ14に適用されるAOM20は、各光軸に沿って半
導体レーザ14から離反する方向にオフセットされてお
り、光軸方向から見て3個のAOM20が重なるように
配置されている。このような配置により、AOM20同
士の干渉を防止されると共に、接近しての配置が可能と
なる。なお、AOM20の幅寸法WAOM は、約50mm
程度である。
は、それぞれ凸レンズ22(焦点距離30.5mm)、24
(焦点距離30.2mm)が介在されており、SHG16、1
8から出力されるレーザビームをAOM20で結像して
いる。
間には、半導体レーザ14側から順にコリメータレンズ
26(焦点距離8mm )、凸レンズ28(焦点距離81.2m
m)及び凹レンズ30(焦点距離−15.2mm)が配設さ
れ、コリメータレンズ26、凸レンズ28によってAO
M20で結像させると共に、凹レンズ30によってビー
ムを真円に近似させるための波形成形を行っている。
ることにより、AOM20のオフセットに拘らず、AO
M20で結像させることができる。
32を介して反射ミラー34へ入射されている。この光
学系32は、BGR光共に同一構成であり、AOM20
側から順次に凹レンズ36、スリット38、凸レンズ4
0、面倒れ補正用シリンドリカルレンズ42(図1で
は、それぞれ符号の末尾に各色の記号B、G、Rを付
す)によって構成されている。なお、各色のレンズの焦
点距離は以下の表の如くなっている。
配置位置に対応してオフセットされており、例えば、凹
レンズ36同士が隣接するようなことが防止され、前記
SHG16、18の接近配置やAOM20の接近配置を
制限することがない配置となっている。
れ、ポリゴンミラー44の反射鏡面44Aへと入射され
るようになっている。
が図示しないモータの回転軸に連結されており、モータ
の駆動力によって高速に回転するようになっている。こ
のため、ポリゴンミラー44の反射鏡面44Aに入射さ
れたレーザビームは、ポリゴンミラー44の回転に伴っ
てその反射光が偏向されるようになっている(主走
査)。
射された光の光軸上には、fθレンズ46、シリンドリ
カルレンズ等のレンズ群48及びシリンドリカルミラー
50が配設されており、ポリゴンミラー44によって主
走査されるレーザビームの主走査方向の集光を行うと共
にシリンドリカルミラー50によって図示しない記録紙
上にレーザビームを案内するようになっている。
定速度でレーザビームの主走査方向と直交する方向に搬
送されるようになっている(副走査)。これにより、記
録紙上には複数の主走査線が連続して記録され、画像が
記録されるようになっている。
示されるように、光源部を構成する1個の半導体レーザ
14と2個のSHG16、18は、半導体レーザ14を
SHG16、18に挟まれるように中央部に配置してい
るため、半導体レーザ14及びSHG16、18から出
力されるレーザビームの各光軸の挟角θを最も狭めるこ
とができる。
されるAOM20を光源、すなわち半導体レーザ14か
ら離反する方向に光軸に沿ってオフセットしたため、上
記光源部の組み合わせ(配列)によって光軸の挟角を狭
めても、AOM20同士が干渉し合うことがない。
向けられているため、光学系32においては、各部品が
接近して配置されることになる。しかし、AOM20の
オフセット量に応じて、凹レンズ36R 、スリット38
R 、凸レンズ40R 及びシリンドリカルレンズ42R も
光軸に沿ってオフセットされているため、B光及びG光
側の光学系32と干渉することはない。
4をSHG16、18の間に配置したことによる不具合
は全くない。
ゴンミラー44の反射鏡面44Aに入射される。このポ
リゴンミラー44の反射鏡面44Aで反射された光は、
fθレンズ46、シリンドリカルレンズ等のレンズ群4
8を通ることにより、ポリゴンミラー44によって主走
査されるレーザビームの主走査方向の集光を行い、シリ
ンドリカルミラー50によって記録紙上にレーザビーム
を案内するようになっている。
方向と直交する方向に搬送されているため、これによ
り、記録紙上には複数の主走査線が連続して記録され、
画像が記録される。
めるための構成として、光源部の半導体レーザ14とS
HG16、18の配列順、AOM20の配置位置並びに
光学系32の配置位置を組み合わせた構成を示したが、
これらの単独の構成によっても、本発明の目的を達成す
ることができる。
1個の半導体レーザ14を2個のSHG16、18の間
に配置するのみであっても、下流側のAOM20及び光
学形32が干渉しないまで接近配置すれば、挟角θ1 を
狭めることができる。
4を直接変調する場合には、この直接変調する半導体レ
ーザ14を中央に配置すれば、より接近させることがで
きる。これにより、AOM20を隣接して配置した場合
に比べて、さらに各光軸の挟角θ2 を狭めることができ
る。
しているが、短波長化に伴い、変調に対する応答性が遅
くなるため、外部変調器が必要とされる場合がある。こ
のような光源部として3個の半導体レーザ14を用いた
場合においても、図4に示されるように、直接変調する
半導体レーザ14を中央に配置することにより、さらに
光軸の挟角度θ3 を狭めることができる。
ームが凸レンズ28や凹レンズ30等により、AOM2
0に結像される場合、AOM20の入射面からの反射光
が凹レンズ30、凸レンズ28等を逆方向に透過し、半
導体レーザ14の発振が不安定となることがある(戻り
光によるモード競合)。
Rコートを施すことで解決することもあるが、これでも
不安定な場合以下〜の対策が有効である。
ムの光軸に対し、ブラッグ角だけ傾斜しているが、この
角度を更に大きくすることにより、AOM20からの反
射光が半導体レーザ14にほとんど戻らなくすることが
できる。さらに、反射光が凹レンズ30、凸レンズ28
等や半導体レーザ14に戻ることを強制的に阻止するた
め、AOM20の最も近い凹レンズ30の若干下流側周
囲に遮光手段を設けることも有効である。
ムに近いほどAOM20の入射端からの反射光を入射ビ
ームと分離することが容易である。
高くし、半導体レーザ14の内部共振状態が戻り光の影
響を受け難くする。通常、高光出力を得るため、出射端
面反射率を低くする手法が用いられるが、これは戻り光
の影響を受け易くする。出射端面反射率は30%以上が
好ましい。
用いると戻り光の影響を受けるため、高周波重畳(数百
MHz)を行い、マルチモード化することにより、これ
を防ぐことが有効である。もし、半導体レーザ14の応
答が遅く、高周波に追従しない場合は、より低い周波数
でのスイッチングを行うことによってもシングル性を低
下させることができ、戻り光の影響を低減させることが
できる。
走査装置は、色収差等の光学性能を損なうことがない程
度まで、各色の光軸間の角度を狭めることができるとい
う優れた効果を有する。
る。
る。
段) 20 AOM 32 光学系
Claims (5)
- 【請求項1】 少なくとも1組が半導体レーザ、他の組
が第2高周波レーザビーム出力手段(SHG)で構成さ
れ、かつ前記半導体レーザと第2高周波レーザとを接近
して配置した光源部と、この光源部から射出される光ビ
ームを走査して画像を記録するための走査手段と、を備
え、前記光源部から射出される各々の前記光ビームが前
記走査手段に対して異角入射する光ビーム走査装置であ
って、 前記半導体レーザと第2高周波レーザビーム出力手段
(SHG)とを交互に配置することを特徴とする光ビー
ム走査装置。 - 【請求項2】 前記半導体レーザが直接変調されること
を特徴とする請求項1記載の光ビーム走査装置。 - 【請求項3】 3原色対応する波長を出力する3個の半
導体レーザで構成され、かつ前記3個の半導体レーザを
接近して配置した光源部と、この光源部から射出される
光ビームを走査して画像を記録するための走査手段と、
を備え、前記光源部から射出される各々の前記光ビーム
が前記走査手段に対して異角入射する光ビーム走査装置
であって、 前記半導体レーザの1個が直接変調される場合に、この
直接変調される半導体レーザを中央に配置することを特
徴とする光ビーム走査装置。 - 【請求項4】 前記光ビーム走査装置は、前記光源部か
ら射出される光ビームの各々に対して、前記光源部から
射出される光ビームの伝搬に用いる光学部品をさらに備
え、 前記 光学部品の各々を対応する前記光ビームの光軸に沿
って互いにオフセットして配置したことを特徴とする請
求項1乃至請求項3の何れか1項記載の光ビーム走査装
置。 - 【請求項5】 前記半導体レーザからの光を音響光学素
子(AOM)にて外部変調する場合に、音響光学素子
(AOM)の入射面を、入射光軸に対し、ブラッグ角よ
り大きい角度を持たせていることを特徴とする請求項1
乃至請求項4の何れか1項記載の光ビーム走査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12151993A JP3283098B2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 光ビーム走査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12151993A JP3283098B2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 光ビーム走査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06334818A JPH06334818A (ja) | 1994-12-02 |
JP3283098B2 true JP3283098B2 (ja) | 2002-05-20 |
Family
ID=14813233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12151993A Expired - Lifetime JP3283098B2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 光ビーム走査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3283098B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6141030A (en) * | 1997-04-24 | 2000-10-31 | Konica Corporation | Laser exposure unit including plural laser beam sources differing in wavelength |
-
1993
- 1993-05-24 JP JP12151993A patent/JP3283098B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06334818A (ja) | 1994-12-02 |
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