JP3282995B2 - 遮音性能評価用実音データ生成装置、遮音性能評価装置及び情報記憶媒体 - Google Patents

遮音性能評価用実音データ生成装置、遮音性能評価装置及び情報記憶媒体

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JP3282995B2 JP34994297A JP34994297A JP3282995B2 JP 3282995 B2 JP3282995 B2 JP 3282995B2 JP 34994297 A JP34994297 A JP 34994297A JP 34994297 A JP34994297 A JP 34994297A JP 3282995 B2 JP3282995 B2 JP 3282995B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遮音部材の遮音性
能を評価するために用いる遮音性能評価用実音データ生
成装置、遮音性能評価装置及び情報記憶媒体に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】例えば、
建築物の設計に際しては、騒音に対して最適な遮音構造
を選択することが、顧客のニーズに的確に答える意味で
重要である。
【0003】特に、前述した騒音には、建築物の周囲の
環境等によって多種多様なものがある。例えば、騒音の
種類としては、自動車、電車、航空機など、建築物の立
地条件に応じて多種多様のものがあり、しかも、建築物
の立地予定位置の周囲に現在は道路などの騒音源がない
場合でも、土地計画等によって、5年後、10年後に大
きな道路が開通するというような場合も想定される。
【0004】従って、建築物の設計段階において、当該
建築物の周囲に存在する特有の騒音や、将来発生しうる
であろう騒音を想定し、最適な遮音構造を選択すること
が重要となる。
【0005】しかし、従来は、遮音構造を選定する際
に、実験室の遮音データによる計算結果の数値をグラフ
化するなどして、遮音部材による遮音性能(遮音効果)
を評価しているに過ぎなかった。
【0006】従って、建築物の立地予定場所の周囲に存
在する多種多様な騒音や、将来発生しうるであろう騒音
に対して、最適な遮音部材を選択することは極めて難し
いという問題があった。
【0007】本発明は、このような課題に鑑み出された
ものであり、その目的は、任意の音源に対する遮音部材
の遮音性能を適切に評価することができる遮音性能評価
用実音データ生成装置、遮音性能評価装置及び情報記憶
媒体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1の発明の遮音性能評価用実音データ生成装
置は、各種音源の音データを記憶した第1の記憶手段
と、各種遮音部材のインパルスレスポンスのデータを記
憶した第2の記憶手段と、任意の音源の音データ及び任
意の遮音部材のインパルスレスポンスのデータを前記第
1及び第2の記憶手段から読み出し、畳み込み演算する
ことにより実音データを作成する実音化手段と、を含
み、任意の音源に対する任意の遮音部材の遮音性能評価
用実音データを生成することを特徴とする。
【0009】また、請求項7の発明の情報記憶媒体は、
任意の音源に対する任意の遮音部材の遮音性能評価用実
音データを生成するための情報が記憶されたコンピュー
タ読み出し可能な情報記憶媒体であって、各種音源の音
データと、各種遮音部材のインパルスレスポンスのデー
タと、任意の音源の音データ及び任意の遮音部材のイン
パルスレスポンスのデータを畳み込み演算することによ
り実音データを作成する実音化情報と、を含むことを特
徴とする。
【0010】請求項1、7の発明によれば、各種音源の
音データと、各種遮音部材のインパルスレスポンスデー
タを予め記憶しておく。そしてこれらの中から任意の音
源及び遮音部材を選択することにより、当該音源の音デ
ータ及び遮音部材のインパルスレスポンスデータが畳み
込み演算され、これにより、前記音源に対し前記遮音部
材を用いた場合の、遮音性能評価用の実音データが生成
される。
【0011】従って、この実音データを、音声出力手段
等を用いて再生出力することにより、評価者は、自分の
選択した所望の音源に対し、各種遮音部材を用いた場合
に、実際にどのように音が聞こえるかを、実際の音とし
てリアルタイムで聞きながら、前記音源に対する最適な
遮音部材を選択することができる。
【0012】特に、構造物の立地条件等に応じた特有な
音源の音データを、前記複数の音源の音データから適宜
選択して、選択された音源に対し最適な遮音性能を有す
る遮音部材を選択することが可能となる。
【0013】請求項2の発明の遮音性能評価用実音デー
タ生成装置は、各種音源の音データを記憶した第1の記
憶手段と、所与の遮音構造体に各種遮音部材を用いたと
きのインパルスレスポンスのデータを記憶した第2の記
憶手段と、任意の音源の音データ及び任意の遮音部材の
インパルスレスポンスのデータを前記第1及び第2の記
憶手段から読み出し、畳み込み演算することにより実音
データを作成する実音化手段と、を含み、任意の音源に
対する任意の遮音部材の遮音性能評価用実音データを生
成することを特徴とする。請求項8の情報記憶媒体は、
任意の音源に対する任意の遮音部材の遮音性能評価用実
音データを生成するための情報が記憶されたコンピュー
タ読み出し可能な情報記憶媒体であって、各種音源の音
データと、所与の遮音構造体に各種遮音部材を用いたと
きのインパルスレスポンスのデータと、任意の音源の音
データ及び任意の遮音部材のインパルスレスポンスのデ
ータを畳み込み演算することにより実音データを作成す
るための実音化情報と、を含むことを特徴とする。
【0014】請求項2、8の発明は、前記請求項1、7
の発明と同様な作用効果を奏することができる。
【0015】特に、請求項2、8の発明によれば、所与
の遮音構造体に各種遮音部材を用いたときのインパルス
レスポンスデータを用いている。例えば、設計段階で、
構造物の基本的な設計が終了して、この構造物にどのよ
うな遮音部材を用いるかを評価する段階においては、前
記遮音部材と遮音構造体との関係も遮音性能評価の重要
な要素となる。
【0016】そこで、請求項2、8の発明は、前記遮音
構造体に、各種の遮音部材を実際に用いたときのインパ
ルスレスポンスデータを予め測定記憶しておき、このイ
ンパルスレスポンスデータを音源の音データと畳み込み
演算する。これにより、実際の遮音構造体に評価対象と
なる遮音部材を用いたときの遮音性能を、実音としてリ
アルタイムに聞きながら、評価することが可能となる。
【0017】請求項3の発明は、請求項2において、前
記第2の記憶手段は、異なる遮音構造体に、各種遮音部
材を用いたときのインパルスレスポンスのデータを、各
遮音構造体毎のデータベースとして記憶し、前記実音化
手段は、任意の音源の音データ及び任意の遮音構造体の
遮音部材のインパルスレスポンスのデータを前記第1及
び第2の記憶手段から読み出し、畳み込み演算すること
を特徴とする。
【0018】請求項9の発明は、請求項8において、前
記インパルスレスポンスのデータは、異なる遮音構造体
毎に、各種遮音部材を用いたときのインパルスレスポン
スのデータを、各遮音構造体に関連づけたデータとして
作成され、前記実音化情報は、任意の音源の音データ及
び任意の遮音構造体の遮音部材のインパルスレスポンス
のデータを畳み込み演算する情報を含むことを特徴とす
る。
【0019】請求項3、9の発明によれば、所与の遮音
構造体に各種遮音部材を用いたときのインパルスレスポ
ンスのデータ群を、各種の遮音構造体毎に測定し記憶し
ている。従って、複数の遮音構造体の中から、任意の遮
音構造体を選択し、この遮音構造体に対して任意の遮音
部材を用いたときの、任意の音源の音データに対する遮
音性能の評価を行うことができる。これにより、より適
切な遮音部材の評価を行うことが可能となる。
【0020】例えば、同一の間取りの遮音構造体とし
て、その内部に主として反射性の材料を用いた構造体
と、その内部に主として吸音性の材料を用いた構造体の
2種類の構造体を想定する。そして、この2種類の構造
体の同じ場所に使用する遮音部材を選択する場合に、前
記2種類の構造体に前記各種遮音部材を用いたときのイ
ンパルスレスポンスのデータをそれぞれ記憶しておく。
【0021】このようにすることにより、例えば室内に
フローリング等の反射性の材料を主として用いた遮音構
造体に最適な遮音部材を、実音として評価することがで
き、また室内に畳等の吸音性の遮音部材を主として用い
た遮音構造体に最適な遮音部材を実音としてリアルタイ
ムに評価し選択することが可能となる。
【0022】特に、本発明によれば、立地予定の周囲に
存在する騒音の種類等によって、各種遮音構造体のうち
で、どの遮音構造体が最適か、しかもその遮音構造体に
はどのような遮音部材を用いることが最適かを、実音と
してリアルタイムで聞き比べながら評価することができ
る。
【0023】ここにおいて、前記遮音構造体とは、前記
遮音部材が使用される構造物、例えば家屋及びその部屋
等をいう。
【0024】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
かにおいて、前記実音化手段は、想定される前記音源か
ら受音点迄の音通過環境に対応した、前記実音データに
対するゲイン補正データに基づき、畳み込み演算された
データのゲインを補正し実音データを作成することを特
徴とする。
【0025】請求項10の発明は、請求項7〜9のいず
れかにおいて、想定される前記音源から受音点迄の音通
過環境の入力データに基づき、前記実音データに対する
ゲイン補正データを演算するための情報を含み、前記実
音化情報は、前記ゲイン補正データに基づき、畳み込み
演算されたデータのゲインを補正し実音データを作成す
る情報を含むことを特徴とする。
【0026】請求項4、10の発明によれば、音源から
受音点までの音通過環境を加味した実音データを再生す
ることができるため、より具体的な立地環境等を考慮し
て、適切な遮音部材の評価選定を行うことができる。
【0027】例えば、騒音源として想定される音源と、
受音点までの距離が近い場合と、遠い場合とでは、同じ
遮音部材を用いた場合でも、受音点での音の聞こえ方は
違う。
【0028】本発明によれば、このような音源から受音
点までの音通過環境に対応して、実音データを補正する
ことができるため、立地条件をより詳細に考慮して最適
な遮音部材の評価選定を行うことが可能となる。
【0029】ここにおいて、前記音通過環境とは、音源
から受音点までの音通過経路の距離、及びその経路、周
囲に存在する音減衰要素とを含む環境を意味する。
【0030】請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれ
かにおいて、任意の音源及び任意の遮音部材を選択する
選択手段を含み、前記実音化手段は、選択された音源及
び遮音部材のデータを前記第1及び第2の記憶手段から
読み出し前記演算を行うことを特徴とする。
【0031】請求項6の発明の遮音性能評価装置は、請
求項1〜5のいずれかの遮音性能評価用実音データ生成
装置と、前記実音データを再生出力する音声出力手段
と、を含むことを特徴とする。
【0032】請求項11の発明は、請求項7〜10のい
ずれかにおいて、前記インパルスレスポンスのデータ
は、同一の遮音構造体に対する音源の距離を変えて得た
複数のインパルスレスポンスのデータを含み、前記実音
化情報は、任意の距離のインパルスレスポンスのデータ
を用い前記実音データを作成する情報を含むことを特徴
とする。
【0033】
【発明の実施の形態】次に本発明の好適な実施の形態を
図面に基づき詳細に説明する。
【0034】第1の実施の形態 図1には、本発明が適用された遮音性能評価装置の好適
な実施の形態が示されている。
【0035】本実施の形態の遮音性能評価装置は、各種
音源の音データが記憶された第1のメモリ10と、各種
遮音部材のインパルスレスポンスデータが記憶された第
2のメモリ12と、任意の音源の音データ及び任意の遮
音部材のインパルスレスポンスデータを前記各メモリ1
0、12から読み出し畳み込み演算することにより実音
データを作成する実音化部16とを含んで構成される。
【0036】前記任意の音源の音データ及び任意の遮音
部材のインパルスレスポンスデータは、評価者300が
操作部14を操作することにより選択される。
【0037】そして、実音化部16で演算された実音デ
ータは、音再生部18により左右2チャンネルの実際の
音信号に変換され、スピーカー10R、10Lから評価
者300へ向け音声出力される。
【0038】従って、図5に示すように、第1のメモリ
10内に、各種騒音源の音データA、B、C…を予め測
定記憶しておき、さらに第2のメモリ12内に、各種遮
音部材のインパルスレスポンスデータa、b,c、d…
をその測定記憶しておくことにより、評価者300は、
操作部14を用いて任意の騒音源及び遮音部材の組合せ
を選択することにより、当該騒音源に対して選択した遮
音部材が、どの程度の遮音性能を有するかを実際の音と
してリアルタイムで聞いて評価することができる。特
に、操作部14の操作により、図3に示す遮音部材50
を適宜選択切換することにより、各遮音部材50の遮音
性能を実音としてリアルタイムで聞き比べながら評価す
ることができるため、設計段階における構造物の遮音部
材50を事前にかつ適切に評価し選択することができ
る。
【0039】特に、本実施の形態によれば、各種の騒音
源を選択し、当該騒音源に対する遮音部材50の遮音性
能を評価することができる。従って、例えば構造物の道
路に面している側に用いられる窓サッシや、壁パネル等
の遮音部材50に対しては、自動車を騒音源として選択
し、この騒音源に対し適切な遮音性能を持つ遮音部材5
0の選択を行うことができる。
【0040】また、例えば部屋と部屋との間の間仕切り
壁としての遮音部材50の選択を行う場合には、騒音源
として人の声などを選択し、遮音部材50としては各種
間仕切り壁を選択する。これにより、人の声に対する、
各種間仕切り壁の遮音性能を、実音としてリアルタイム
で評価し、適切な間仕切り壁を選択することが可能とな
る。
【0041】このように、本実施の形態によれば、評価
者300が、操作部14を操作して任意の音源及び遮音
部材50の組み合わせを選択することにより、選択され
た騒音源に対する遮音部材50の遮音性能を実音として
リアルタイムで評価できるため、その周囲に存在する主
たる騒音源に対して適切な遮音能力を有する遮音部材5
0を確実に選択できる。
【0042】図2には、前記第1のメモリ10に記憶さ
れる各種音源の音データの測定システムの一例が示され
ている。同図に示すように、測定対象となる音源に対し
て、左右2チャンネルのマイクロフォン30R、30L
をセットし、その音源の実音を2チャンネル音圧計32
で測定し、デジタル信号に変換してデジタルテープレコ
ーダ34に記憶する。この装置を用いて、騒音源と成り
うる各種音源の音データをデジタルデータとして、テー
プレコーダ34に記憶し、その後このテープレコーダ3
4に記憶された音データを、第1のメモリ10へ書き込
み記憶する。
【0043】このようにすることにより、図5に示すよ
うな各種騒音源の音データA、B、C、D…を、第1の
メモリ10へ書き込み記憶することができる。
【0044】図3には、第2のメモリ12へ記憶される
各種遮音部材のインパルスレスポンスデータの測定シス
テムが示されている。このシステムは、インパルスレス
ポンス測定室40の、音源室42と、受音室44との間
に、測定対象となる遮音部材50を介在させる。そして
音源室42の所定基準位置にスピーカ52を遮音部材5
0へ向け設置し、受音室44側の受音点にマイクロフォ
ン56を設置する。なお、必要に応じて、音源室42側
にも、マイクロフォン54を設置する。
【0045】そして、音響測定システム58は、パワー
アンプ60を介してスピーカ52から、図4(A)に示
すようなインパルス音を発生させる。このインパルス音
を、前記各マイクロフォン56、54、2チャンネル音
圧計62を介して測定し、受音点、すなわちマイクロフ
ォン56で得られた測定波形を、インパルスレスポンス
データとしてレコーダ64に書き込み記憶する。図4
(B)には、このようにして、マイクロフォン56に得
られたインパルスレスポンスデータの一例が示されてい
る。
【0046】前記測定システムでは、異なる複数の遮音
部材50に対して、このようなインパルスレスポンスデ
ータの測定を行い、これを遮音部材と対応づけてレコー
ダ64へ書き込み記憶する。このようにすることによ
り、図5に示す、各種遮音部材のインパルスレスポンス
データa、b、c・・・を、レコーダ64へ記憶すること
ができる。そして、測定終了後、このレコーダ64に書
き込まれた各遮音部材のインパルスレスポンスデータ
を、第2のメモリ12へ書き込み記憶すれば良い。な
お、必要に応じ各遮音部材のインパルスレスポンスデー
タの周波数帯域毎の補正値を生成し、この補正値も各遮
音部材に対応付けて第2のメモリ12へ書き込み記憶し
てもよい。
【0047】図8には、窓サッシのインパルスレスポン
スデータベースの一例が示され、図9には、壁のインパ
ルスレスポンスデータベースの一例が示されている。本
実施の形態では、このようなインパルスレスポンスデー
タベースを測定して、第2のメモリ12へ書き込み記憶
している。
【0048】このようにすることにより、第1のメモリ
10には、図6に示すように各種騒音源の音データが、
源音データベース100として記憶されることになる。
さらに、第2のメモリ12には、図6に示すように各種
遮音部材のインパルスレスポンスデータベース110が
書き込み記憶されることになる。
【0049】図7には、本実施の形態の遮音性能評価装
置を用いた、騒音評価動作の一例が示されている。
【0050】まず、ステップS10において、評価者3
00は、操作部14を用いて、図5に示すように評価の
対象とする任意の騒音源と遮音部材との組み合わせを選
択入力する。
【0051】これにより、ステップS12では、実音化
部16が選択された騒音源及び遮音部材の音データ及び
インパルスレスポンスデータを読み出して、図6(A)
に示すように、当該音データ200と、インパルスレス
ポンスデータ210とを畳み込み演算して、実音データ
220を生成する。なお、各遮音部材のインパルスレス
ポンスデータの周波数帯域毎の補正値が第2のメモリ1
2に記憶されている場合には、必要に応じこの補正値も
各遮音部材に対応付けて第2のメモリ12から読み出
し、前記畳み込み演算データに周波数帯域毎の補正処理
を施し、実音データ220を生成してもよい。
【0052】このようにして得られる実音データ220
は、前記音源の音データ200が、選択された遮音部材
を通過した際に、受音点で実際に聞こえる音のデータで
ある。
【0053】そして、生成された実音データ220は、
音再生部18、スピーカ20R、20Lを介して、評価
者300へ向け実音として音声出力され、これにより評
価者300は、前記音源に対する遮音部材の遮音性能を
リアルタイムで評価することができる。
【0054】評価者300は、所望の音源に対し、最適
な遮音性能を有する遮音部材が得られるまで、このよう
なステップS10〜S16の一例の動作を繰り返し行
う。
【0055】このようにすることにより、任意の騒音源
に対して、例えば遮音部材として窓サッシを使用する場
合には、図8に示す各種タイプのサッシの遮音性能を、
図7に示すフローに従って順次評価することができる。
これにより、任意の騒音源に対して、どの窓サッシがコ
ストとの兼ね合いで適切な遮音性能を発揮するかを、実
音データとしてリアルタイムで評価し、最適な窓サッシ
の選択を行うことができる。
【0056】第2の実施の形態 前記第1の実施の形態では、選択した騒音源の音データ
をインパルスレスポンス測定室40のスピーカ52から
出力した場合に、遮音部材50を通過した音がマイク5
6が設置された受音点でどのように聞こえるかに基づ
き、遮音部材50を評価する場合を例にとり説明した。
【0057】これに対し、第2の実施の形態は、遮音部
材50を、この遮音部材50が用いられる遮音構造体に
関連づけて評価可能としたことを特徴とする。
【0058】このために、本実施の形態では、図3に示
すインパルスレスポンス測定システムにおいて、受音室
44を、評価の対象とする遮音構造体と同様な受音室と
して形成し、前記第1の実施の形態と同様に受音点にお
けるインパルスレスポンスデータを測定する。
【0059】これにより、遮音構造体の室内の状況を反
映した、各種遮音部材のインパルスレスポンスデータを
得ることができる。
【0060】図10、図11には、受音室44が、反射
性の受音室(室内材として、フローリング等の反射性の
部材を主として使った受音室)である場合と、吸音性の
受音室(室内材として、マット等の吸音性の部材を主と
して使った受音室)である場合における、各遮音部材5
0のインパルスレスポンスデータの測定値が示されてい
る。ここで、図10は、遮音部材50として、各種タイ
プのサッシのインパルスレスポンスデータを示し、図1
1は、遮音部材50として、各種タイプの遮音壁を用い
た場合のインパルスレスポンスデータを示す。
【0061】同一の遮音部材50を用いた場合でも、反
射性の受音室44と、吸音性の受音室では、そのインパ
ルスレスポンスデータが異なったものとなる。このこと
は、遮音部材50単体で、その遮音性能を評価するより
も、受音室44の特性を考慮して、遮音部材50の遮音
性能を評価したほうが、より適切な評価が可能であるこ
とを意味する。
【0062】このために、本実施の形態では、図3に示
す受音室44を、評価対象となる遮音構造体と同様な間
取り、構造の受音室として形成し、しかもこの受音室4
4を吸音性の受音室として形成した場合における、各種
遮音部材50のインパルスレスポンスデータを第1のイ
ンパルスデータベース群として測定し、受音室44を反
射性の受音室として形成した場合における遮音部材50
のインパルスレスポンスデータ群を、第2のインパルス
レスポンスデータベース群として測定して、レコーダ6
4に記憶する。そして、このように測定された各データ
ベースを、図1に示す第2のメモリ12に書き込み記憶
する。
【0063】これにより、評価者300は操作部14を
用いて、評価の対象となる受音室が吸音性のタイプのも
のか、反射性のタイプのものかをまず選択して、その
後、使用する遮音部材50、及び音源の選択を前記第1
の実施の形態と同様にして行えばよい。
【0064】これにより、実際の遮音構造体に遮音部材
50を組み込んだ状態における、遮音性能の評価を良好
に行うことができると共に、遮音構造体の室内が吸音性
である場合と、反射性である場合とでは、各遮音部材5
0の遮音性能がどのように変化するかを同時に評価し
て、当該遮音構造体に最適な遮音部材50を選択するこ
とが可能となる。
【0065】なお、本実施の形態では、吸音性、反射性
の2種類の遮音構造体のインパルスレスポンスデータ群
を用意したが、本発明はこれに限らず、これ以外に各種
タイプの遮音構造体に対する、遮音部材50のインパル
スレスポンスデータ群を同様に第2のメモリ12へ書き
込み記憶し、遮音構造体そのものと、これに用いられる
遮音部材50双方の遮音性能の組み合わせ評価を行うこ
とも可能となる。
【0066】なお、前記各実施の形態では、選択された
騒音源を、測定室40のスピーカ52と同一の位置に設
定した場合を例に取り説明したが、例えば図3に示す測
定システムにおいて、同一の遮音部材50に対し騒音源
(スピーカ52)の距離を変えて、例えば5m、10
m、15m・・・の複数の距離でのインパルスレスポンス
データを測定し、これらの測定データを遮音部材50及
び距離に対応付けて第2のメモリ12に記憶する構成を
採用してもよい。これにより、操作部14から遮音部材
50及び距離の選択信号を入力することにより、実音化
部16はこれに対応するインパルスレスポンスデータを
第2のメモリ12から読み出し、実音データを生成する
ことができ、この結果、騒音源までの距離が異なる場合
の遮音部材の遮音性能評価が可能となる。
【0067】第3の実施の形態 前記第1、第2の実施の形態は、選択された騒音源を、
測定室40のスピーカ52と同一の位置に設定した場合
を例に取り説明したが、本実施の形態は、遮音部材50
に対する騒音源の位置や音伝達ルートを変えて、遮音部
材50の遮音性能の評価を可能とすることを特徴とする
のである。
【0068】すなわち、遮音構造体に対する騒音源の位
置は常に一定ではなく、その立地条件によって随時変化
する。
【0069】例えば、図12に示すように、道路に隣接
して建てられる5階建てのマンションの、2階部分の部
屋に使用される窓サッシの遮音性能を評価する場合に
は、音源80から、その騒音がどのようなルートを伝わ
って、受音室44の受音点に到達するかが重要となる。
【0070】図13(A)には、音源80から、その騒
音がどのようなルートを伝わって、受音室44の受音点
に到達するかを考慮した、畳み込み演算データに対する
ゲイン補正値の演算式が示され、図13(B)にはこの
式で用いられる各種の内容の値が示されている。
【0071】第3のメモリ22には、図13(B)に示
す各種内容の値が、それぞれの条件別に計算式又は経験
値(実測値)として書込記憶される。
【0072】本実施の形態では、図1に示す装置におい
て、評価者300は、まず操作部14を用い評価の対象
となる遮音部材及び構造物に対する音源80からの音通
過環境のデータを入力する。具体的には、音源80か
ら、受音点まで、騒音がどのような経路で伝達してくる
かのデータを入力する。入力されたデータは一旦第3の
メモリ22へ書き込まれ、実音化部16は、このデータ
を用いて演算又は経験値により図13(B)に示す各種
内容の値を求め第3のメモリ22に記憶するとともに、
更にこれらの値から図13(A)の式を用いゲイン補正
値Kを演算し、このゲイン補正データKを第3のメモリ
22に記憶する。
【0073】以上の構成とすることにより、前記第1、
第2の実施の形態と同様に、操作部14を用いて所望の
騒音及び遮音部材の選択組み合わせ入力を行うと、実音
化部16は前記各実施の形態と同様に実音データを畳み
込み演算し実音データを生成する。そして、実音化部1
6は、第3のメモリ22から前記ゲイン補正データKを
読み出し、この補正データKに基づき前記実音データに
対して補正処理を施し、この実音データは、音再生部1
8、スピーカ20R,20Lから受音点で実際に聞こえ
るレベルの実音データとして音声出力される。
【0074】このようにすることにより、評価対象とな
る構造物の遮音部材に対して、騒音源80がどの程度離
れているかという状況や、騒音源と遮音部材との間に介
在する各種障害物等の影響を考慮した実際の立地条件に
近い環境で、遮音部材の遮音性能を評価し、最適な遮音
部材を選定することが可能となる。
【0075】なお、本発明は、前記各実施の形態に限定
されることなく、本発明の要旨の範囲内で各種の変形実
施が可能である。
【0076】なお、本発明は、前記各実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で各種の変
形実施が可能である。
【0077】例えば、図14に示すように、メモリ92
内に、前記第1、第2及び第3のメモリに記憶されたデ
ータを書き込む構造として、しかもコンピュータ90
を、前述した実音化部16として動作させるためのプロ
グラム等の情報を書き込む構成とすることにより、前記
各実施の形態と同様な作用効果を奏することもできる。
【0078】即ち、前述した第1〜第3のメモリ10、
12、22内に記憶される情報及び、コンピュータ90
を実音化部として動作するためのプログラム等の情報を
書き込んだメモリ92を、例えばコンピュータ90が読
みとり可能な情報記憶媒体として用いることにより、前
述した各実施の形態と同様な作用効果を奏することがで
きる。
【0079】また、前記各実施の形態では、音再生部1
8及びスピーカ20を一組用い、ある位置方向からの騒
音源に対する遮音性能の評価を行う場合を例にとり説明
しが、本発明はこれに限らず、複数の騒音源が存在する
場合の遮音性能の評価を、同様にして行うことができ
る。
【0080】この場合には、音再生部18及びスピーカ
20を複数組設け、各組のスピーカ20を、複数のノイ
ズの進入方向に対応づけて設置(例えば正面の窓と、側
面の窓に対応してスピーカを2組設置する)することに
より、複数の方向から同時に進入する騒音に対する複数
の遮音部材の組合せ選定のための評価を、良好に行うこ
とが可能となる。
【0081】さらに、例えば前記各実施の形態によれ
ば、環境ノイズによって、隣室からのノイズがどの程度
除去されるかを、実際の状況を再現して判定することが
できる。例えば、隣室での生活音がノイズとして壁等を
伝わって進入してくる場合がある。このようなノイズ
は、環境ノイズが大きな都心部ではさほど気にならず、
環境ノイズの小さな郊外で大きな問題となる。従って、
第1のメモリ10内に、前記環境ノイズの音データを予
め記憶しておくことにより、この環境ノイズに対する最
適な遮音部材の選定を良好に行うことが可能となる。
【0082】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された遮音性能評価装置の好適な
実施の形態を示すブロック図である。
【図2】各種の音源の音データを測定するためのシステ
ムの説明図である。
【図3】遮音部材に対するインパルスレスポンスデータ
を測定するためのシステムの説明図である。
【図4】インパルスレスポンス測定時に使用される原音
波形と、この原音波形が遮音部材を通過してきたときの
波形との関係を示す説明図である。
【図5】複数の音源の音データと、複数の遮音部材のイ
ンパルスレスポンスデータとの任意の組合せにより、実
音データを作成するための原理説明図である。
【図6】音源の音データとインパルスレスポンスデータ
とを畳み込み演算し実音データを作成するための原理説
明図である。
【図7】本実施の形態の動作フローチャートである。
【図8】各種窓サッシのインパルスレスポンスデータの
測定結果を示す図である。
【図9】各種遮音壁のインパルスレスポンスデータの測
定結果を表す図である。
【図10】吸音性の受音室と、反射性の受音室に各種窓
サッシを用いた場合のインパルスレスポンスデータ測定
値を示す図である。
【図11】吸音性の遮音室と、反射性の遮音室に、各種
遮音壁を用いた場合に得られるインパルスレスポンスデ
ータを示す図である。
【図12】遮音部材と音源とが離れた位置に存在する場
合の一例を示す説明図である。
【図13】同図(A)は、想定される音源から受音点ま
での音通過環境に対応して、実音データのゲインを補正
するための演算式を表し、同図(B)は、同図(A)の
演算式に用いられる値の説明図である。
【図14】コンピュータに読み取り可能な情報記憶媒体
を用いたシステムの説明図である。
【符号の説明】
10 第1のメモリ 12 第2のメモリ 14 操作部 16 実音化部 18 音再生部 20 スピーカ 22 第3のメモリ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−168587(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10K 15/00 G01H 17/00

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種音源の音データを記憶した第1の記
    憶手段と、 音源から発生させたインパルス音を遮音部材を介して受
    音点で測定することにより得られる各種遮音部材の遮音
    性能を示すインパルスレスポンスのデータを記憶した第
    2の記憶手段と、 任意の音源の音データ及び任意の遮音部材のインパルス
    レスポンスのデータを前記第1及び第2の記憶手段から
    読み出し、畳み込み演算することにより実音データを作
    成する実音化手段と、 を含み、任意の音源に対する任意の遮音部材の遮音性能
    評価用実音データを生成することを特徴とする遮音性能
    評価用実音データ生成装置。
  2. 【請求項2】 各種音源の音データを記憶した第1の記
    憶手段と、 所与の遮音構造体に各種遮音部材を用いたときに音源か
    ら発生させたインパルス音を遮音部材を介して受音点で
    測定することにより得られる各種遮音部材の遮音性能を
    示すインパルスレスポンスのデータを記憶した第2の記
    憶手段と、 任意の音源の音データ及び任意の遮音部材のインパルス
    レスポンスのデータを前記第1及び第2の記憶手段から
    読み出し、畳み込み演算することにより実音データを作
    成する実音化手段と、 を含み、任意の音源に対する任意の遮音部材の遮音性能
    評価用実音データを生成することを特徴とする遮音性能
    評価用実音データ生成装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記第2の記憶手段は、 異なる遮音構造体に、各種遮音部材を用いたときのイン
    パルスレスポンスのデータを、各遮音構造体毎のデータ
    ベースとして記憶し、 前記実音化手段は、 任意の音源の音データ及び任意の遮音構造体の遮音部材
    のインパルスレスポンスのデータを前記第1及び第2の
    記憶手段から読み出し、畳み込み演算することを特徴と
    する遮音性能評価用実音データ生成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記実音化手段は、 想定される前記音源から受音点迄の音通過環境に対応し
    た、前記実音データに対するゲイン補正データに基づ
    き、畳み込み演算されたデータのゲインを補正し実音デ
    ータを作成することを特徴とする遮音性能評価用実音デ
    ータ生成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 任意の音源及び任意の遮音部材を選択する選択手段を含
    み、 前記実音化手段は、 選択された音源及び遮音部材のデータを前記第1及び第
    2の記憶手段から読み出し前記演算を行うことを特徴と
    する遮音性能評価用実音データ生成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかの遮音性能評価
    用実音データ生成装置と、 前記実音データを再生出力する音声出力手段と、 を含むことを特徴とする遮音性能評価装置。
  7. 【請求項7】 音源から発生させたインパルス音を遮音
    部材を介して受音点で測定することにより得られる各種
    遮音部材の遮音性能を示すインパルスレスポンスのデー
    タと、 任意の音源の音データ及び任意の遮音部材のインパルス
    レスポンスのデータを畳み込み演算することにより任意
    の音源に対する任意の遮音部材の遮音性能評価用実音デ
    ータを作成する実音化手段としてコンピュータを機能さ
    せるためのプログラムとが記憶されたことを特徴とする
    コンピュータ読み出し可能な 情報記憶媒体。
  8. 【請求項8】 所与の遮音構造体に各種遮音部材を用い
    たときに音源から発生させたインパルス音を遮音部材を
    介して受音点で測定することにより得られる各種遮音部
    材の遮音性能を示すインパルスレスポンスのデータと、 任意の音源の音データ及び任意の遮音部材のインパルス
    レスポンスのデータを畳み込み演算することにより任意
    の音源に対する任意の遮音部材の遮音性能評価用実音デ
    ータを作成する実音化手段としてコンピュータを機能さ
    せるためのプログラムとが記憶されたことを特徴とする
    コンピュータ読み出し可能な 情報記憶媒体。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記インパルスレスポンスのデータは、 異なる遮音構造体毎に、各種遮音部材を用いたときのイ
    ンパルスレスポンスのデータを、各遮音構造体に関連づ
    けたデータとして作成され、 前記実音化手段は、 任意の音源の音データ及び任意の遮音構造体の遮音部材
    のインパルスレスポンスのデータを畳み込み演算する手
    段を含むことを特徴とする情報記憶媒体。
  10. 【請求項10】 請求項7〜9のいずれかにおいて、 想定される前記音源から受音点迄の音通過環境の入力デ
    ータに基づき、前記実音データに対するゲイン補正デー
    タを演算するための手段を含み、 前記実音化手段は、 前記ゲイン補正データに基づき、畳み込み演算されたデ
    ータのゲインを補正し実音データを作成する手段を含む
    ことを特徴とする情報記憶媒体。
  11. 【請求項11】 請求項7〜10のいずれかにおいて、 前記インパルスレスポンスのデータは、 同一の遮音構造体に対する音源の距離を変えて得た複数
    のインパルスレスポンスのデータを含み、 前記実音化手段は、 任意の距離のインパルスレスポンスのデータを用い前記
    実音データを作成する手段を含むことを特徴とする情報
    記憶媒体。
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