JP2000048056A - 騒音シミュレーション装置及び方法並びに記録媒体 - Google Patents
騒音シミュレーション装置及び方法並びに記録媒体Info
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- JP2000048056A JP2000048056A JP10212900A JP21290098A JP2000048056A JP 2000048056 A JP2000048056 A JP 2000048056A JP 10212900 A JP10212900 A JP 10212900A JP 21290098 A JP21290098 A JP 21290098A JP 2000048056 A JP2000048056 A JP 2000048056A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 受音位置に漏れる騒音を簡単に、且つ、即座
に体験できる騒音シミュレーション装置及び騒音シミュ
レーション方法並びに記録媒体を提供することにある。 【解決手段】 本発明の騒音シミュレーション装置は、
間取り入力手部21と、建物の部屋又は部屋の区画部材
情報を入力する情報入力部22と、聞きたい騒音源の種
類及び騒音源の位置を指定するための騒音源入力部23
と、受音位置を指定するための受音位置入力部24と、
受音位置での音圧レベルを計算する音圧レベル計算部3
と、騒音加工部4と、加工騒音信号を記録する加工騒音
記録部5と、をからなることを特徴としている。
に体験できる騒音シミュレーション装置及び騒音シミュ
レーション方法並びに記録媒体を提供することにある。 【解決手段】 本発明の騒音シミュレーション装置は、
間取り入力手部21と、建物の部屋又は部屋の区画部材
情報を入力する情報入力部22と、聞きたい騒音源の種
類及び騒音源の位置を指定するための騒音源入力部23
と、受音位置を指定するための受音位置入力部24と、
受音位置での音圧レベルを計算する音圧レベル計算部3
と、騒音加工部4と、加工騒音信号を記録する加工騒音
記録部5と、をからなることを特徴としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の壁、窓、ド
ア等の区画部材の遮音性能を実際に体験でき、更に区画
部材の遮音性能の評価に利用できる騒音シミュレーショ
ン装置及び騒音シミュレーション方法並びに記録媒体に
関する。
ア等の区画部材の遮音性能を実際に体験でき、更に区画
部材の遮音性能の評価に利用できる騒音シミュレーショ
ン装置及び騒音シミュレーション方法並びに記録媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】区画部材の遮音性能を実際に体験できる
ものの従来技術として、特開平6-230711号に記載の「遮
音性能シミュレーションシステム」がある。この装置
は、壁、床、天井等の対象部位やその仕様に合わせて、
様々な立地条件で騒音の大きさを体験することができる
ものである。
ものの従来技術として、特開平6-230711号に記載の「遮
音性能シミュレーションシステム」がある。この装置
は、壁、床、天井等の対象部位やその仕様に合わせて、
様々な立地条件で騒音の大きさを体験することができる
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】住宅を建てようとする
顧客と設計者との間で商談を進める場合、間取り図等を
用いて話を進めるのが一般的である。その際、例えば
「洗濯機を浴室の横に置くと、その騒音が寝室にかなり
伝わるのではないか」といった不安を顧客が持つ場合が
あり、その騒音を実際に体験したいとの要望が見受けら
れる。
顧客と設計者との間で商談を進める場合、間取り図等を
用いて話を進めるのが一般的である。その際、例えば
「洗濯機を浴室の横に置くと、その騒音が寝室にかなり
伝わるのではないか」といった不安を顧客が持つ場合が
あり、その騒音を実際に体験したいとの要望が見受けら
れる。
【0004】ところが、上記従来技術は、装置の構成が
大がかりであることや、コンピューターの能力限界など
から、実際の商談等の場では瞬時にシミュレーションで
きないという問題があった。
大がかりであることや、コンピューターの能力限界など
から、実際の商談等の場では瞬時にシミュレーションで
きないという問題があった。
【0005】本発明の課題は、上述の事情を考慮してな
されたものであり、受音位置に漏れる騒音を簡単に、且
つ、即座に体験できる騒音シミュレーション装置及び騒
音シミュレーション方法並びに記録媒体を提供すること
にある。
されたものであり、受音位置に漏れる騒音を簡単に、且
つ、即座に体験できる騒音シミュレーション装置及び騒
音シミュレーション方法並びに記録媒体を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、建物の間取りを入力するための間取り入力手段と、
上記建物の部屋または部屋を区画する区画部材に関する
情報を入力するための情報入力手段と、録音された騒音
のうち、聞きたい騒音源の種類及びその騒音源の位置を
指定するための騒音源入力手段と、上記騒音の聞こえ具
合を体験したい部屋を受音位置として指定するための受
音位置入力手段と、指定された騒音源の位置から指定さ
れた受音位置へ向かう音の経路上にある部屋又は区画部
材の情報から、受音位置での音圧レベルを計算する音圧
レベル計算手段と、上記音圧レベル計算手段により計算
された受音位置での音圧レベルと上記騒音源の音圧レベ
ルとの差に応じて騒音信号を減衰加工する騒音加工手段
と、上記騒音加工手段にて出力された加工騒音信号を記
録する加工騒音記録手段と、からなることを特徴とする
騒音シミュレーション装置である。
は、建物の間取りを入力するための間取り入力手段と、
上記建物の部屋または部屋を区画する区画部材に関する
情報を入力するための情報入力手段と、録音された騒音
のうち、聞きたい騒音源の種類及びその騒音源の位置を
指定するための騒音源入力手段と、上記騒音の聞こえ具
合を体験したい部屋を受音位置として指定するための受
音位置入力手段と、指定された騒音源の位置から指定さ
れた受音位置へ向かう音の経路上にある部屋又は区画部
材の情報から、受音位置での音圧レベルを計算する音圧
レベル計算手段と、上記音圧レベル計算手段により計算
された受音位置での音圧レベルと上記騒音源の音圧レベ
ルとの差に応じて騒音信号を減衰加工する騒音加工手段
と、上記騒音加工手段にて出力された加工騒音信号を記
録する加工騒音記録手段と、からなることを特徴とする
騒音シミュレーション装置である。
【0007】請求項2に記載の発明は、体験したい建物
の間取りを入力し、次に、上記建物の部屋又は部屋を区
画する区画部材の遮音性能に関する情報を入力し、次
に、予め録音された騒音から騒音源の種類及びその騒音
源の位置を指定し、次に、上記騒音の聞こえ具合を体験
したい部屋を受音位置として指示し、次に、指定された
騒音源位置から上記受音位置へ向かう音の経路上にある
上記建物の部屋又は部屋を区画する区画部材の情報から
受音位置での音圧レベルを計算し、次に、騒音源位置で
の音圧レベルと受音位置での音圧レベルとの差に応じ
て、騒音信号を減衰加工し、この減衰加工した騒音信号
を記録する騒音シミュレーション方法である。
の間取りを入力し、次に、上記建物の部屋又は部屋を区
画する区画部材の遮音性能に関する情報を入力し、次
に、予め録音された騒音から騒音源の種類及びその騒音
源の位置を指定し、次に、上記騒音の聞こえ具合を体験
したい部屋を受音位置として指示し、次に、指定された
騒音源位置から上記受音位置へ向かう音の経路上にある
上記建物の部屋又は部屋を区画する区画部材の情報から
受音位置での音圧レベルを計算し、次に、騒音源位置で
の音圧レベルと受音位置での音圧レベルとの差に応じ
て、騒音信号を減衰加工し、この減衰加工した騒音信号
を記録する騒音シミュレーション方法である。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1記載の騒
音シミュレーション装置にて加工騒音信号が記録された
記録媒体である。
音シミュレーション装置にて加工騒音信号が記録された
記録媒体である。
【0009】
【作用】請求項1、2に記載の発明には、次の作用があ
る。聞きたい騒音源の種類及びその騒音源の位置と、聞
こえ具合を体験したい部屋を受音位置として指定するこ
とにより、上記騒音が受音位置にどの程度漏れるかを記
録媒体に記録できる。請求項3記載の発明では、記録媒
体の音を例えば商談等の場で再生すれば、再生した音に
より簡単に、且つ、即座に体験できる。この結果、顧客
は、自己が検討した間取りに対応して騒音環境を簡単に
体験できるとともに、間取り等を変更した場合の騒音環
境の変化も確認できる。また、建物設計者又は研究者
は、建物の部屋の間取りを構成する区画部材の遮音性能
を評価したり、遮音性能の違いを簡単に確認することが
できる。
る。聞きたい騒音源の種類及びその騒音源の位置と、聞
こえ具合を体験したい部屋を受音位置として指定するこ
とにより、上記騒音が受音位置にどの程度漏れるかを記
録媒体に記録できる。請求項3記載の発明では、記録媒
体の音を例えば商談等の場で再生すれば、再生した音に
より簡単に、且つ、即座に体験できる。この結果、顧客
は、自己が検討した間取りに対応して騒音環境を簡単に
体験できるとともに、間取り等を変更した場合の騒音環
境の変化も確認できる。また、建物設計者又は研究者
は、建物の部屋の間取りを構成する区画部材の遮音性能
を評価したり、遮音性能の違いを簡単に確認することが
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は、騒音シミュレーション
用記録媒体を作成する騒音シミュレーション装置のブロ
ック図である。図2は、間取り図の一例を示す図であ
る。図3は、騒音伝播経路を示す図である。
面に基づいて説明する。図1は、騒音シミュレーション
用記録媒体を作成する騒音シミュレーション装置のブロ
ック図である。図2は、間取り図の一例を示す図であ
る。図3は、騒音伝播経路を示す図である。
【0011】図1に示すように、騒音シミュレーション
装置は、騒音(加工前)記録・再生部1と、入力部2と
して、間取り入力部21、遮音性能入力部22、騒音源
入力部23、受音位置入力部24と、騒音計算部3とし
て、遮音性能計算部31、音圧レベル差計算部32と、
騒音加工部4及び騒音(加工後)記録部5を有して構成
されている。
装置は、騒音(加工前)記録・再生部1と、入力部2と
して、間取り入力部21、遮音性能入力部22、騒音源
入力部23、受音位置入力部24と、騒音計算部3とし
て、遮音性能計算部31、音圧レベル差計算部32と、
騒音加工部4及び騒音(加工後)記録部5を有して構成
されている。
【0012】上記騒音(加工前)記録・再生部1は、体
験したい騒音を事前に記録するためのものであって、例
えば、テープレコーダとマイクロホンと接続ケーブルか
らなる。テープレコーダはアナログ式、ディジタル式、
ミニディスク装置等機種は問わない。また例えば、収録
した騒音信号をAD変換器等を通し、コンピユータのハ
ードディスクに取り込んでおいても良い。更に、道路騒
音やざわめき等のいわゆる暗騒音を付加するための再生
部を別途、用意しても良いし、コンピユータを利用して
暗騒音を合成しても良い。また、記録と再生は一体物で
あってもよいし、それぞれを別けて別体としてもよい。
験したい騒音を事前に記録するためのものであって、例
えば、テープレコーダとマイクロホンと接続ケーブルか
らなる。テープレコーダはアナログ式、ディジタル式、
ミニディスク装置等機種は問わない。また例えば、収録
した騒音信号をAD変換器等を通し、コンピユータのハ
ードディスクに取り込んでおいても良い。更に、道路騒
音やざわめき等のいわゆる暗騒音を付加するための再生
部を別途、用意しても良いし、コンピユータを利用して
暗騒音を合成しても良い。また、記録と再生は一体物で
あってもよいし、それぞれを別けて別体としてもよい。
【0013】上記間取り入力部21は、平面図等を参考
に、体験したい住宅の間取りを間取り図として入力する
ためのものである。例えば、マウス及びCAD(Comput
er Aided Design )ソフトを使って入力するものとす
る。また、スキャナを使って取込んだ平面図から自動的
に間取り図をおこしてもよいものとする。部屋Aと部屋
Bとからなる間取り図の一例を図2に示す。
に、体験したい住宅の間取りを間取り図として入力する
ためのものである。例えば、マウス及びCAD(Comput
er Aided Design )ソフトを使って入力するものとす
る。また、スキャナを使って取込んだ平面図から自動的
に間取り図をおこしてもよいものとする。部屋Aと部屋
Bとからなる間取り図の一例を図2に示す。
【0014】上記遮音性能入力部22は、住宅の間取り
を構成する区画部材に関する情報(断面構成、面積、密
度など)、各部屋に関する情報(体積、吸音力など)を
入力する。開放窓(開け放たれた窓)がある場合、その
位置を入力する。
を構成する区画部材に関する情報(断面構成、面積、密
度など)、各部屋に関する情報(体積、吸音力など)を
入力する。開放窓(開け放たれた窓)がある場合、その
位置を入力する。
【0015】上記騒音源入力部23は、騒音源の種類
(例えば洗濯機、冷蔵庫、換気扇、テレビジョンセット
等の音)、及びその騒音源の間取り図上での位置を指定
するためのものである。騒音(加工前)記録・再生部1
で複数の騒音を録音済みである場合、そのうちのいずれ
かを選択しなくてはならない。例えば、騒音がコンピユ
ータのハードディスクに取り込んである場合、そのファ
イル名を入力するわけである。また騒音源位置の入力
は、例えばコンピユータディスプレイに表示される間取
り図上を、例えばマウスでピックすることにより指定す
る。例えば騒音源を部屋Aに設置されたテレビジョンセ
ットSとし、その位置指定の一例を図3に示す。
(例えば洗濯機、冷蔵庫、換気扇、テレビジョンセット
等の音)、及びその騒音源の間取り図上での位置を指定
するためのものである。騒音(加工前)記録・再生部1
で複数の騒音を録音済みである場合、そのうちのいずれ
かを選択しなくてはならない。例えば、騒音がコンピユ
ータのハードディスクに取り込んである場合、そのファ
イル名を入力するわけである。また騒音源位置の入力
は、例えばコンピユータディスプレイに表示される間取
り図上を、例えばマウスでピックすることにより指定す
る。例えば騒音源を部屋Aに設置されたテレビジョンセ
ットSとし、その位置指定の一例を図3に示す。
【0016】上記受音位置入力部24は、騒音源入力部
23にて入力された騒音の聞こえ具合を体験したい部屋
を受音位置として間取り図上に指定するものである。位
置の入力は、例えばコンピユータディスプレイに表示さ
れる間取り図上を、例えばマウスでピックすることによ
り指定する。位置指定の一例を図3に示す。
23にて入力された騒音の聞こえ具合を体験したい部屋
を受音位置として間取り図上に指定するものである。位
置の入力は、例えばコンピユータディスプレイに表示さ
れる間取り図上を、例えばマウスでピックすることによ
り指定する。位置指定の一例を図3に示す。
【0017】上記音圧レベル計算部3は、遮音性能計算
部31と音圧レベル差計算部32とからなる。遮音性能
計算部31は、騒音源入力部23にて指定された騒音源
の位置から、受音位置入力部24にて指定された受音位
置へ向かう経路上にある複数の区画部材の遮音性能(音
響透過損失)を計算する。区画部材が複数の部材で構成
される場合(例えば、壁にドアが付いている場合な
ど)、各部材の音響透過損失の値および面積から総合的
な音響透過損失を求めるものとする。音圧レベル差計算
部32は、上記遮音性能計算部31で計算した遮音性能
の計算結果から受音位置での音圧レベル差を計算するも
のである。本実施例では、建物レベルのスケールで考え
た場合、建物内での距離減衰は無視できるものとして計
算したが、厳密に建物内での距離減衰を計算することも
できる。
部31と音圧レベル差計算部32とからなる。遮音性能
計算部31は、騒音源入力部23にて指定された騒音源
の位置から、受音位置入力部24にて指定された受音位
置へ向かう経路上にある複数の区画部材の遮音性能(音
響透過損失)を計算する。区画部材が複数の部材で構成
される場合(例えば、壁にドアが付いている場合な
ど)、各部材の音響透過損失の値および面積から総合的
な音響透過損失を求めるものとする。音圧レベル差計算
部32は、上記遮音性能計算部31で計算した遮音性能
の計算結果から受音位置での音圧レベル差を計算するも
のである。本実施例では、建物レベルのスケールで考え
た場合、建物内での距離減衰は無視できるものとして計
算したが、厳密に建物内での距離減衰を計算することも
できる。
【0018】騒音加工部4では、上記音圧レベル計算部
3の計算結果に基づき、騒音(加工前)記録・再生部1
から出力される騒音信号を減衰加工する。但し、減衰が
大きすぎて騒音信号が負になった場合は、出力を零とす
る。
3の計算結果に基づき、騒音(加工前)記録・再生部1
から出力される騒音信号を減衰加工する。但し、減衰が
大きすぎて騒音信号が負になった場合は、出力を零とす
る。
【0019】騒音(加工後)記録部5では、上記騒音加
工部4で減衰加工された騒音を記録媒体に記録する。記
録媒体としては、オーディオテープ、MD、FD、CD
−ROMなど種類は問わない。上記の手順で作成され記
録媒体に記録された騒音リストの例を表1に示す。
工部4で減衰加工された騒音を記録媒体に記録する。記
録媒体としては、オーディオテープ、MD、FD、CD
−ROMなど種類は問わない。上記の手順で作成され記
録媒体に記録された騒音リストの例を表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】実際に使用する場合は、記録媒体を再生機
にかければ、加工した騒音信号を再生することができ
る。
にかければ、加工した騒音信号を再生することができ
る。
【0022】上述の騒音シミュレーション装置を用いた
騒音シミュレーション用記録媒体の作成方法を、以下に
説明する。 まず、騒音(加工前)記録・再生部1を用いて騒音を
録音する。
騒音シミュレーション用記録媒体の作成方法を、以下に
説明する。 まず、騒音(加工前)記録・再生部1を用いて騒音を
録音する。
【0023】次に、騒音を体験したい住宅の間取り
を、間取り入力部21を用いて間取り図として入力す
る。
を、間取り入力部21を用いて間取り図として入力す
る。
【0024】次に、遮音性能入力部22を用いて、住
宅における区画部材の遮音性能に関する情報を入力す
る。
宅における区画部材の遮音性能に関する情報を入力す
る。
【0025】上記〜の手順が予めデータベース化さ
れている場合には、次の手順から開始する。 騒音源入力部23を用いて、聞きたい騒音源の種類及
びその騒音源の間取り図上での位置を入力する。
れている場合には、次の手順から開始する。 騒音源入力部23を用いて、聞きたい騒音源の種類及
びその騒音源の間取り図上での位置を入力する。
【0026】次に、受音位置入力部24を用いて、騒
音源入力部23にて入力された騒音源からの騒音の聞こ
え具合を体験したい部屋を、受音位置として間取り図上
に入力する。
音源入力部23にて入力された騒音源からの騒音の聞こ
え具合を体験したい部屋を、受音位置として間取り図上
に入力する。
【0027】上述の〜の手順が実行されると、音
圧レベル計算部3の遮音性能計算部31で、指定された
騒音源位置から受音位置へ向かう音の経路上にある複数
の区画部材の遮音性能を計算し、この計算結果に基づ
き、音圧レベル差計算部32で受音位置での音圧レベル
を計算する。このとき、音圧レベル計算部3は、音が伝
播する全ての経路について、受音位置での音圧レベルを
計算し、それらを加え合せて最終的な受音位置での音圧
レベルを算出する。
圧レベル計算部3の遮音性能計算部31で、指定された
騒音源位置から受音位置へ向かう音の経路上にある複数
の区画部材の遮音性能を計算し、この計算結果に基づ
き、音圧レベル差計算部32で受音位置での音圧レベル
を計算する。このとき、音圧レベル計算部3は、音が伝
播する全ての経路について、受音位置での音圧レベルを
計算し、それらを加え合せて最終的な受音位置での音圧
レベルを算出する。
【0028】次に、騒音加工部4は、騒音源位置での
音圧レベルと受音位置での音圧レベルとの差から、騒音
信号を減衰加工する。
音圧レベルと受音位置での音圧レベルとの差から、騒音
信号を減衰加工する。
【0029】その後、騒音(加工後)記録部5は、上
記騒音加工部4で減衰加工された騒音を記録媒体に記録
する。
記騒音加工部4で減衰加工された騒音を記録媒体に記録
する。
【0030】上記第1の実施の形態によれば、次の効果
を奏する。聞きたい騒音源の種類及びその騒音源の間取
り図上での位置と、聞こえ具合を体験したい部屋を受音
位置として間取り図上で指定することにより、上記騒音
が受音位置にどの程度漏れるかを記録媒体に記録してい
るので、この記録媒体の音を例えば商談等の場で再生す
れば、再生した音により簡単に、且つ、即座に体験でき
る。この結果、顧客は、自己が検討した間取りの見取り
図に対応して騒音環境を体験できるとともに、間取りを
変更した場合の騒音環境の変化も確認できる。また、住
宅設計者又は研究者は、住宅の部屋の間取りを構成する
区画部材の遮音性能を評価したり、遮音性能の違いを簡
単に確認することができる。
を奏する。聞きたい騒音源の種類及びその騒音源の間取
り図上での位置と、聞こえ具合を体験したい部屋を受音
位置として間取り図上で指定することにより、上記騒音
が受音位置にどの程度漏れるかを記録媒体に記録してい
るので、この記録媒体の音を例えば商談等の場で再生す
れば、再生した音により簡単に、且つ、即座に体験でき
る。この結果、顧客は、自己が検討した間取りの見取り
図に対応して騒音環境を体験できるとともに、間取りを
変更した場合の騒音環境の変化も確認できる。また、住
宅設計者又は研究者は、住宅の部屋の間取りを構成する
区画部材の遮音性能を評価したり、遮音性能の違いを簡
単に確認することができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように、請求項1、2記載の発明
によれば、シミュレーションした騒音を記録媒体に記録
しておくことにより、例えば、商談等の大がかりなシミ
ュレーション装置が使えないような場でも、簡単にシミ
ュレーションした騒音を体験できる。
によれば、シミュレーションした騒音を記録媒体に記録
しておくことにより、例えば、商談等の大がかりなシミ
ュレーション装置が使えないような場でも、簡単にシミ
ュレーションした騒音を体験できる。
【0032】請求項3記載の発明によれば、シミュレー
ションした騒音が記録媒体に記録されているので、これ
を再生することにより、同様に簡単に記録媒体の音を、
例えば商談等の場で体験できる。また、データの持ち運
びや複製なども簡単に行うことができる。
ションした騒音が記録媒体に記録されているので、これ
を再生することにより、同様に簡単に記録媒体の音を、
例えば商談等の場で体験できる。また、データの持ち運
びや複製なども簡単に行うことができる。
【図1】図1は、騒音シミュレーション用記録媒体を作
成する騒音シミュレーション装置のブロック図である。
成する騒音シミュレーション装置のブロック図である。
【図2】図2は、間取り図の一例を示す図である。
【図3】図3は、騒音伝播経路を示す図である。
1 騒音(加工前)記録・再生部 2 入力部 21 間取り入力部 22 遮音性能入力部 23 騒音源入力部 24 受音位置入力部 3 音圧レベル計算部 31 遮音性能計算部 32 音圧レベル差計算部 4 騒音加工部 5 騒音(加工後)記録部
Claims (3)
- 【請求項1】 建物の間取りを入力するための間取り入
力手段と、 上記建物の部屋または部屋を区画する区画部材に関する
情報を入力するための情報入力手段と、 録音された騒音のうち、聞きたい騒音源の種類及びその
騒音源の位置を指定するための騒音源入力手段と、 上記騒音の聞こえ具合を体験したい部屋を受音位置とし
て指定するための受音位置入力手段と、 指定された騒音源の位置から指定された受音位置へ向か
う音の経路上にある部屋又は区画部材の情報から、受音
位置での音圧レベルを計算する音圧レベル計算手段と、 上記音圧レベル計算手段により計算された受音位置での
音圧レベルと上記騒音源の音圧レベルとの差に応じて騒
音信号を減衰加工する騒音加工手段と、 上記騒音加工手段にて出力された加工騒音信号を記録す
る加工騒音記録手段と、からなることを特徴とする騒音
シミュレーション装置。 - 【請求項2】 体験したい建物の間取りを入力し、 次に、上記建物の部屋又は部屋を区画する区画部材の遮
音性能に関する情報を入力し、 次に、予め録音された騒音から騒音源の種類及びその騒
音源の位置を指定し、 次に、上記騒音の聞こえ具合を体験したい部屋を受音位
置として指示し、 次に、指定された騒音源位置から上記受音位置へ向かう
音の経路上にある上記建物の部屋又は部屋を区画する区
画部材の情報から受音位置での音圧レベルを計算し、 次に、騒音源位置での音圧レベルと受音位置での音圧レ
ベルとの差に応じて、騒音信号を減衰加工し、 この減衰加工した騒音信号を記録する騒音シミュレーシ
ョン方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の騒音シミュレーション装
置にて加工騒音信号が記録された記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10212900A JP2000048056A (ja) | 1998-07-28 | 1998-07-28 | 騒音シミュレーション装置及び方法並びに記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10212900A JP2000048056A (ja) | 1998-07-28 | 1998-07-28 | 騒音シミュレーション装置及び方法並びに記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000048056A true JP2000048056A (ja) | 2000-02-18 |
Family
ID=16630145
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10212900A Pending JP2000048056A (ja) | 1998-07-28 | 1998-07-28 | 騒音シミュレーション装置及び方法並びに記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000048056A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2004085665A (ja) * | 2002-08-23 | 2004-03-18 | Yamaha Corp | 音環境予測データ作成方法、音環境予測データ作成用プログラムおよび音環境予測システム |
KR100429281B1 (ko) * | 2002-02-04 | 2004-04-29 | 김정태 | 인터넷을 이용한 주거 소음 환경 시뮬레이터 |
JP2006260370A (ja) * | 2005-03-18 | 2006-09-28 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 騒音の予測計算プログラム |
JP2014010173A (ja) * | 2012-06-27 | 2014-01-20 | Taisei Corp | 音響設計支援方法 |
JP2014222479A (ja) * | 2013-05-14 | 2014-11-27 | トヨタホーム株式会社 | 音場シミュレーション装置 |
-
1998
- 1998-07-28 JP JP10212900A patent/JP2000048056A/ja active Pending
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