JP3286449B2 - 遮音性能シミュレーションシステム - Google Patents

遮音性能シミュレーションシステム

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JP3286449B2
JP3286449B2 JP01083394A JP1083394A JP3286449B2 JP 3286449 B2 JP3286449 B2 JP 3286449B2 JP 01083394 A JP01083394 A JP 01083394A JP 1083394 A JP1083394 A JP 1083394A JP 3286449 B2 JP3286449 B2 JP 3286449B2
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noise
sound
sound insulation
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insulation performance
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俊男 谷
英夫 永松
泰代 沢辺
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Sekisui House Ltd
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Sekisui House Ltd
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家屋を建てる前に、そ
の家屋内の任意の空間における空間外の騒音に対する遮
音性を体験できるようにした装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅の設計における防音設計をサ
ポートする為に、住宅の壁の遮音性能を実際に確かめる
ことができる遮音性能体験装置が知られている。例え
ば、図3に示す如く、遮音性能が異なる四つの壁20a
・20b・20c・20dを有する内部空間20と、そ
の内部空間20の周囲に配置した四つの外部空間21・
22・23・24を設けて、前記内部空間20に騒音源
となるピアノやその他の騒音を発生できるスピーカーを
配置し、外部空間21・22・23・24において壁の
遮音性能の違いを体験できるように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
においては、壁の枚数(図3では4枚)の遮音性能しか
体験できず、それ以上の種類の騒音を体験しようとする
と、更に大きな空間を必要とする。また、壁を付け替え
ることも可能であるが、その作業は大変面倒なものとな
る。また、騒音をスピーカーによって再生させるように
した場合、磁気テープに録音したものを再生すると、所
望の騒音をピックアップするのに大変長い時間がかか
り、多種類の騒音を録音した場合には、多数の磁気テー
プを必要とし、多種の騒音を同時再生する場合には再生
機もその数に応じて増加しなければならず大がかりな装
置となっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、コントローラに外部記憶装
置、入力装置、ディスプレイ、フィルターを介してスピ
ーカ及び、マイクとそれぞれ接続し、外部記憶装置に多
種の騒音と壁や天井等の対象部位の仕様ごとの減衰量の
データを記録するとともに、この騒音とデータをランダ
ムに呼出し可能とし、騒音を減衰させて再生し、対象部
位を透過した騒音を体験可能とした。
【0005】
【作用】次に、作用を説明する。所望の騒音と対象部位
を設定して、入力装置により入力すると、外部記憶装置
より瞬時に設定した騒音を呼び出して、対象部位に応じ
た透過損失量分だけ減衰させて透過音としてスピーカー
から再生される。この再生音を体験者が聞き取ることに
よって実際と略同等の対象部位の性能評価を行うことが
できる。そして、この各対象部位について、壁、床、天
井、サッシ、ドアの仕様を決定することもできる。
【0006】
【実施例】次に実施例を説明する。図1は本発明の実施
例を示すブロック図、図2は透過音と暗騒音の発生状況
を示す図である。図1において、本発明の遮音性能シミ
ュレーションシステムの構成について説明すると、コン
トローラ1には、騒音計2とフィルター3と外部記憶装
置4と入力装置5とディスプレイ6が接続されており、
該コントローラ1と外部記憶装置4と入力装置5とディ
スプレイ6は一体的に、所謂、パソコンPとして構成さ
れている。
【0007】また、前記コントローラ1に接続された外
部記憶装置4は音をデジタル符号に置き換えて録音で
き、逆に、その音を忠実に再生出来るものであり、記憶
媒体としてはハードディスクやフロッピーディスク、光
磁気ディスク、RAMボード等であり、ランダムアクセ
スできるものである。そして、該コントローラ1にフィ
ルター3が接続され、該フィルター3は周波数ごとに減
衰を可能として、その周波数の設定や減衰量はコントロ
ーラ1によって制御でき、該フィルター3からの出力は
アンプ9に接続されている。但し、14は音声信号線、
15は制御信号線である。該アンプ9には第一スピーカ
ー10と第二スピーカー11が接続されており、該第一
スピーカー10と第二スピーカー11は、マイク7とと
もに騒音体験室12に配設されている。該マイク7は前
記騒音計2に接続されている。
【0008】前記外部記憶装置4には環境音や騒音が録
音されており、例えば、ピアノ等による音楽の演奏音、
入浴音、トイレの排水音、台所の洗う音、テレビやオー
ディオの音、自動車や電車、飛行機の音、夜の道路、閑
静な住宅地や商店の多い住宅地等の騒音等が収録され
て、外部記憶装置4の決められたアドレスに記録され
る。また、壁、床、天井、サッシやドア等の各対象部位
の仕様別に、例えば、厚さ、広さ、材質等毎に防音性能
がデータベース化され、メモリ又は外部記憶装置4に記
録され、それに合わせた音源に対する透過損失量が前記
フィルター3によって減衰させるように構成されてい
る。
【0009】このような構成において、遮音性能シミュ
レーションのシステムについて説明すると、先ず、体験
者が騒音体験室12に入り、オペレータが外部でパソコ
ンPを操作し、体験者が所望する環境を入力装置5によ
ってコントローラCに入力して設定する。このデータは
例えば主音源としての騒音源の種類(ピアノや自動車等
の音)、暗騒音の種類(夜の道路や閑静な住宅地等の
音)、及び対象部位とその仕様(例えば壁の厚さや窓の
広さ等)が入力される。そして、このデータは外部記憶
装置4のアドレスを入力することによって瞬時に呼び出
すことが可能であり、短時間で前記主音源や騒音を騒音
信号として出力することができる。
【0010】この騒音信号はフィルター3で周波数ごと
の透過損失量分だけが減衰されて、第一スピーカー10
から減衰された主音源が発せられ、第二スピーカー11
から暗騒音が発せられ、これらの音はマイク7から騒音
計2を介してコントローラ1に入力されてフィードバッ
クされてディスプレイ6上に音の大きさが表示される。
そして、体験者は騒音体験室12にてそれらを同時に聞
き、評価を行い、対象部位の仕様が望ましくない場合に
は、仕様の変更を行い、望ましい場合には、他部位の検
討を行い、これら各対象部位についてチェックを行い、
壁、床、天井、サッシ、ドアの仕様を決定できるように
している。
【0011】このように騒音源を対象部位の透過損失量
分だけ減衰させて透過音として再生すると同時に、立地
条件、時間帯に合った暗騒音を再生することにより、臨
場感を出すことができ、体験者に騒音レベルの実体験を
通して対象部位の性能評価を行う。また、前記透過損失
量は、総合透過損失と距離による減衰を加算したものと
して自動計算されているのであり、設計プランごとに対
応できるように各対象部位ごとに防音性能がデータベー
ス化されており、様々な組み合わせを可能とし、柔軟に
設計プランに対応できるようにしている。
【0012】なお、本発明は、体験者が前記対象部位の
防音性能を、図2に示す隣地境界上の人hと同様に、外
部にて透過音と同時に暗騒音を聞く状態をシミュレーシ
ョンすることにより体験することができるのであり、ま
た逆に、外部の騒音に対して室内にてどの程度外部の騒
音の透過音が聞こえるかをシミュレーションすることに
より体験することもできる。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、テープデッキを使
用しないので、騒音を外部記憶装置から瞬時に選択して
再生できるようになり、シミュレーション装置の構成を
コンパクトにでき、体験する場所も限定されることがな
く容易に設定でき、また、リモコン等も必要ないので、
途中で雑音等が入ることがなく確実にシミュレーション
装置を作動することができるようになり、体験者が様々
な立地条件ごとの騒音を体験することができ、最適な防
音設計のサポートをすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】透過音と暗騒音の発生状況を示す図である。
【図3】従来の実施例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 コントローラ 3 フィルター 4 外部記憶装置 5 入力装置 7 マイク 10 第一スピーカー 11 第二スピーカー 12 騒音体験室
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−221987(JP,A) 特開 平5−282282(JP,A) 特開 平6−230711(JP,A) 特開 平1−259222(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01H 3/00 G01H 15/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コントローラに外部記憶装置、入力装
    置、ディスプレイ、フィルターを介してスピーカ及び、
    マイクとそれぞれ接続し、外部記憶装置に多種の騒音と
    壁や天井等の対象部位の仕様ごとの減衰量のデータを記
    録するとともに、この騒音とデータをランダムに呼出し
    可能とし、騒音を減衰させて再生し、対象部位を透過し
    た騒音を体験可能としたことを特徴とする遮音性能シミ
    ュレーションシステム。
JP01083394A 1994-02-02 1994-02-02 遮音性能シミュレーションシステム Expired - Lifetime JP3286449B2 (ja)

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JPH07218329A JPH07218329A (ja) 1995-08-18
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