JP3282766B2 - 恒温恒湿空気の供給方法及びその装置 - Google Patents

恒温恒湿空気の供給方法及びその装置

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JP3282766B2 JP13547694A JP13547694A JP3282766B2 JP 3282766 B2 JP3282766 B2 JP 3282766B2 JP 13547694 A JP13547694 A JP 13547694A JP 13547694 A JP13547694 A JP 13547694A JP 3282766 B2 JP3282766 B2 JP 3282766B2
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久朗 今泉
敏英 今村
利彦 松本
▲かん▼一 門谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温度及び湿度を制御し
た恒温恒湿空気の供給方法及びその装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の恒温恒湿空気の供給方法
及びその装置としては、特開平4−139345号公報
に示された方法が知られている。この従来の恒温恒湿空
気の供給方法は、空気流路に導入した外気を必要に応じ
て加湿した後に、供給目標の温度湿度条件を備えた空気
の露点に相当する温度まで冷却除湿し、ついで、この冷
却除湿空気を目標温度より低い所定の温度まで一次加熱
して温度上昇させた後、さらに、この一次加熱空気を二
次加熱して目標温度に温度上昇させて供給するようにし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術にあっ
ては、空気流路の入口空気の温湿度や目標出口の温湿度
にかかわらず、冷却器を常に一定の電力で運転し、冷却
器出口空気の管理は行なっていなかった。そのため、入
口空気の温湿度と目標の出口空気の温湿度の状態で最も
冷却能力が必要となる組合わせ考慮してその冷却能力
で、冷却器を常に一定で運転し、かつ、冷却した分を再
加熱しなければならず、冷却と加熱の2種のエネルギロ
スを生じていた。
【0004】また、上記従来の方法では、冷却器の操作
量を一定としているため、入口空気の変動の影響を受け
やすく、出口空気の温湿度の精度の悪化の原因の一つと
なっていた。
【0005】本発明は上記のことにかんがみなされたも
ので、省電力化と、出口空気の温湿度制御の精度の向上
を図ることができるようにした恒温恒湿空気の供給方法
及びその装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る恒温恒湿空気の供給方法は、風胴3内
に冷却機4、加熱機5、加湿機6、送風機7を順次設
け、風胴3の出口側に設けられた温度センサ11と湿度
センサ12と、冷却機4の下流側に設けられた温度セン
サ10とからなる空気供給装置を用い、 (a)風胴3の入口側から流入する空気の温度と湿度
(ti,ψi)から入口空気絶対湿度(xi)を計算
し、 (b)目標とする出口側温度と湿度(tpo,ψpo)
より目標出口絶対湿度(xpo)を計算し、 (c)入口空気絶対湿度(xi)と目標出口絶対湿度
(xpo)を比較し、xpo≦xiの場合は、目標冷却
機出口温度(tmp)を目標出口絶対湿度(xpo)に
対応する露点温度(t′)とし、またxpo>xiの場
合は、目標冷却機出口温度(tmp)を入口空気絶対湿
度(xi)に対応する露点温度(t″)とし、 (d)目標冷却機出口温度(tmp)と、冷却機4の下
流側に設けられた温度センサ10の検出値(tm)が同
一になるように冷却機4を制御し、 (e)風胴3の出口側に設けられた温度センサ11と湿
度センサ12の検出値(to,ψo)が目標とする温度
と湿度(tpo,ψpo)となるように加熱機5と加湿
機6の少なくとも一方を制御する ようにしている。
【0007】また風胴3内に冷却機4、加熱機5、加湿
機6、送風機7を順次設け、風胴3の出口側に設けられ
た温度センサ11と湿度センサ12と、冷却機4の下流
側に設けられた温度センサ10とからなる空気供給装置
を用い、 (a)風胴3の入口側から流入する空気の温度と湿度
(ti,ψi)から入口空気絶対湿度(xi)を計算
し、 (b)目標とする出口側温度と湿度(tpo,ψpo)
より目標出口絶対湿度(xpo)を計算し、 (c)入口空気絶対湿度(xi)と目標出口絶対湿度
(xpo)を比較し、xpo≦xiの場合は、目標冷却
機出口温度(tmp)を目標出口絶対湿度(xpo)に
対応する露点温度(t′)とし、またxpo>xiの場
合は、目標冷却機出口温度(tmp)を目標出口温度
(tpo)とし、 (d)目標冷却機出口温度(tmp)と、冷却機4の下
流側に設けられた温度センサ10の検出値(tm)が同
一になるように冷却機4を制御し、 (e)風胴3の出口側に設けられた温度センサ11と湿
度センサ12の検出値(to,ψo)が目標とする温度
と湿度(tpo,ψpo)となるように加熱機5と加湿
機6の少なくとも一方を制御する ようにしている。
【0008】一方本発明に係る恒温恒湿空気の供給装置
は、風胴3内に冷却機4、加熱機5、加湿機6、送風機
7を順次設け、風胴3の出口側に設けられた温度センサ
11と湿度センサ12と、冷却機4の下流側に設けられ
た温度センサ10とからなり、かつ、 (a)風胴3の入口側から流入する空気の温度と湿度か
ら入口空気絶対湿度(xi)を計算する入口空気絶対湿
度計算手段と、 (b)目標出口温度(tpo)と目標出口湿度(ψp
o)より目標出口絶対湿度xpoを計算する目標出口絶
対湿度計算手段と、 (c)入口空気絶対湿度(xi)と目標出口絶対湿度
(xpo)を比較する比較手段と、 (d)比較手段の比較結果に基づき、目標冷却機出口温
度(tmp)をxpo≦xiの場合は、目標出口絶対湿
度(xpo)に対応する露点温度(t′)に、またxp
o>xiの場合は、入口空気絶対湿度(xi)に対応す
る露点温度(t″)にあるいは、xpo≦xiの場合
は、目標出口絶対湿度(xpo)に対応する露点温度
(t′)に、またxpo>xiの場合は、目標出口温度
(tpo)のいずれか一方に設定する冷却機出口目標
度設定手段と、 (e)目標冷却機出口温度(tmp)と冷却機4の下流
側に設けられた温度センサ10の検出結果が同一になる
ように、冷却機4と操作する第1の操作手段と、 (f)風胴の出口側に設けられた温度センサ11と湿度
センサ12の検出結果が目標とする温度と湿度となるよ
うに加熱機5と加湿機6の少なくとも一方を操作する第
2の操作手段とからなっている。
【0009】また上記風胴3内に冷却機4、加熱機5、
加湿機6、送風機7を順次設け、風胴3の出口側に設け
られた温度センサ11と湿度センサ12と、冷却機4の
下流側に設けられた温度センサ10及び湿度センサ10
aとからなり、かつ、 (a)風胴3の入口側から流入する空気の温度と湿度か
ら入口空気絶対湿度(xi)を計算する入口空気絶対湿
度計算手段と、 (b)目標出口温度(tpo)と目標出口湿度(ψp
o)より目標出口絶対湿度xpoを計算する目標出口絶
対湿度計算手段と、 (c)入口空気絶対湿度(xi)と目標出口絶対湿度
(xpo)を比較する比較手段と、 (d)比較手段の比較結果に基づき、目標冷却機出口温
度(tmp)を、xpo≦xiの場合は、目標出口絶対
湿度(xpo)に対応する露点温度(t′)に、またx
po>xiの場合は、入口空気絶対湿度(xi)に対応
する露点温度(t″)に、あるいは、xpo≦xiの場
合は、目標出口絶対湿度(xpo)に対応する露点温度
(t′)に、またxpo>xiの場合は、目標出口温度
(tpo)のいずれか一方に設定する冷却機出口目標
度設定手段と、 (e)冷却機4の後方に設けられた湿度センサ10aの
検出結果に基づいて目標冷却機出口温度を補正し設定す
る冷却機補正設定手段と、 (f)冷却機補正設定手段にて補正設定された目標冷却
機出口温度になるように冷却機4を操作する第1の操作
手段と、 (g)風胴の出口側に設けられた温度センサ11と湿度
センサ12の検出結果が目標とする温度と湿度となるよ
うに加熱機5と加湿機6の少なくとも一方を操作する第
2の操作手段と とからなっている。
【0010】
【作 用】風胴3の入口側の温湿度(ti,ψi)か
ら得られる入口空気絶対湿度(xi)と、目標とする出
口側の温湿度(top,ψpo)から得られる目標出口
絶対湿度(xpo)が比較器16にて比較される。そし
てその結果がxpo≦xiの場合は、目標冷却機出口温
度(tmp)が目標出口絶対湿度(xpo)に対応する
露点温度(t′)とされ、またxpo>xiの場合は、
上記目標冷却機出口温度(tmp)が入口空気絶対湿度
(xi)に対応する露点温度(t″)とされ、あるいは
目標出口温度(tpo)される。そしてこれらの目標冷
却機出口温度(tmp)と冷却機4の下流側の温度(t
m)が同一になるように冷却機4が制御される。また風
胴3の出口側の温湿度(to,ψo)が目標とする温湿
度(tpo,ψpo)となるように加熱機5と加湿機6
が制御される。
【0011】
【実 施 例】本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明に係る恒温恒湿空気の供給装置の実施
例を概略的に示すもので、空気入口1と空気出口2とを
結ぶ風胴3内に、これの上流側から、冷却機4、加熱機
5、加湿機6、送風機7が順次配置されている。
【0012】ここで、この実施例の説明上用いる温湿度
を以下のように定義する。 入口空気温度:ti〔℃〕 出口空気温度:to〔℃〕 入口空気湿度:ψi〔%RH〕 出口空気湿度:ψo〔%RH〕 入口空気絶対湿度:xi〔kg/kg′〕 出口空気絶対湿度:xo〔kg/kg′〕 冷却器出口空気温度:tm〔℃〕 目標出口温度:tpo〔℃〕 目標冷却機出口温度:tmp〔℃〕 目標出口湿度:ψpo〔%RH〕 目標出口絶対湿度:xpo〔kg/kg′ 〕
【0013】そして、上記空気の供給装置の冷却機4の
上流側には、入口空気温度tiを検出する入口温度セン
サ8と、入口空気湿度ψiを検出する入口湿度センサ9
が設けてある。冷却機4と加熱機5の間に冷却機4の出
口側の温度を検出する中間温度センサ10が設けてあ
る。送風機7の下流側の出口には、出口空気温度toを
検出する出口温度センサ11と出口空気湿度ψoを検出
する出口湿度センサ12が設けてある。13はコントロ
ーラである。
【0014】上記各センサ10〜12による入力信号は
コントローラ13に入力され、コントローラ13では、
これらの入力信号に基づいて上記冷却機4、加熱機5、
加湿機6に所定の信号を送ってそれぞれの操作目標値を
決定するようになっている。
【0015】上記コントローラ13には、入口温度セン
サ8と入口湿度センサ9にて検出した入口空気温度ti
と入口空気湿度ψiから入口空気絶対湿度xiを計算す
る入口空気絶対湿度計算器14と、目標出口温度tpo
と目標出口湿度ψpoより目標出口絶対湿度xpoを計
算する目標出口絶対湿度計算器15と、上記入口空気絶
対湿度計算機14にて計算された入口空気絶対湿度xi
と目標出口絶対湿度計算器15にて計算された目標出口
絶対湿度xpoを比較する比較器16と、この比較器1
6による比較結果に基づいて冷却機4の出口側の目標温
度である目標冷却機出口温度tmpを設定する目標冷却
機出口温度設定器17と、上記目標冷却機出口温度tm
pと中間温度センサ10の検出結果が同一となるように
上記冷却機4を操作する第1の操作器18と、出口温度
センサ11と出口湿度センサ12の検出結果が目標とす
る温度と湿度になるように加熱機5、または加湿機6及
び、この双方を操作する第2の操作器19とからなって
いる。
【0016】また図2は他の実施例を示すもので、コン
トローラ13aでは、上記実施例における入口空気絶対
湿度計算器14と、目標出口絶対湿度計算手段15と、
比較器16と、冷却機出口目標温度設定器17と、第2
の操作器19のほかに、冷却機4の下流側に設けられた
中間湿度センサ10aの検出結果に基づいて目標冷却機
出口温度tmpを補正して設定する冷却機補正設定器2
0と、この冷却機補正設定器20にて設定された目標冷
却機出口温度tmpになるように冷却機4を操作する第
1の操作器18aとからなっている。なお、上記実施例
において、入口空気絶対湿度計算器14へ入力する入口
空気の温度t1 と湿度ψiは、必ずしも風胴3の入口側
に設けた温度センサ8と湿度センサ9による検出値では
なく、これらをあらじめ他の部分で測定しておき、これ
を手入力にて設定値として入口空気絶対湿度計算器14
に入力してもよい。
【0017】次に制御方法について説明する。 (1)入口空気絶対湿度計算器14にて、入口空気温度
tiと入口空気湿度ψiから入口空気絶対湿度xiを算
出する。ここで、空気の温度tと相対湿度ψから絶対湿
度xを算出する方法についての一例を示す。
【0018】まず飽和湿り空気の水蒸気分圧psを下記
に示すWexler−Hylandの式を用いて算出す
る。 1nps=−5.8002206×103 /T+1.3
914993 −4.8640239×10-2T+4.1764768
×10-52 −1.4452093×10-83 +6.545967
3lnT ただしT=(273.15+t)である。次に修正係数
fs=1.004をかけて Pws=fs・Ps を得る。ついで、湿り空気の全圧力P=(約)1013
25〔Pa〕と、Pwsと、相対湿度ψから絶対湿度x
を下記の式にて計算する。 x=0.622×ψ・Pws/P−ψ・Pws
【0019】(2)目標出口絶対湿度計算器15にて目
標出口温度tpoと目標出口湿度ψpoから目標出口絶
対湿度xpoを算出する。 (3)上記入口空気絶対湿度xiと、目標絶対湿度xp
oを比較器16にて比較する。 (4)そして上記比較器16による比較結果において、
xpo≦xiの場合、 図3に簡略化して示す大気圧760mmHgでの湿り空
気線図を用いて、目標出口温湿度(tpo,ψpo)か
ら露点温度t′を求め、冷却機4の出口空気温度tm
上記露点温度t′になるように冷却機出口目標温度設定
器17にて冷却機4の操作目標値(tmp)を設定す
る。
【0020】これにより、冷却機4の出口側では飽和空
気となって入口空気の温,湿度の変動による影響が抑制
されて出口空気の制御精度が向上される。また出口空気
の条件に応じて冷却機4の操作目標値を設定することに
なるので、操作目標を一定にした場合に比べ、消費電力
も抑制できる。
【0021】ここで、湿り空気(温度t、相対湿度ψ)
の露点温度の算出方法の一例を説明する。まず、温度t
をWexler−Hylandの式に代入して飽和湿り
空気の水蒸気分圧Pwsを求める。次にこの水蒸気分圧
Pwsを Pw=ψ×Pws/100 に代入して湿り空気の水蒸気分圧Pwを求め、これをW
exler−Hylandの式に代入して露点温度を求
める。
【0022】xpo>x1 の場合、 図4に簡略化して示す大気圧760mmHgでの湿り空
気線図を用いて、あるいは、上記Wexler−Hyl
andの式を用いて、入口空気温湿度(ti,ψi)の
露点温度t″を求め、その値を目標冷却器出口温度tm
pとして冷却機4の操作量を決定する。
【0023】これにより、冷却機4の出口側では飽和空
気となり、入口空気の温湿度の変動による影響を抑制す
ることができて出口空気の制御精度と向上できる。また
出口空気の条件に応じて冷却機4の操作目標値を設定す
ることになるので、操作目標を一定にした場合に比べて
消費電力も抑制できる。
【0024】このとき、出口空気の制御精度に対する要
求が厳しくない場合には、目標冷却器出口温度tmpと
して目標出口温度tpoと設定して冷却機4の操作目標
値を決定することにより冷却機4の消費電力を最小限に
することができる。なお、ここでti<tpoの場合、
冷却機4の操作目標値はゼロとし、あとは加熱器5によ
る。
【0025】()出口空気温度toと目標出口温度t
poから加熱機5の操作目標値を決定し、出口空気湿度
ψoと目標出口湿度ψpoから加湿機6の操作目標値を
決定する。
【0026】その操作量の決定については、例えば図5
(a),(b)に示すように、それぞれ独立に制御器の
あるフィードバック制御や多入力(2入力、2出力ある
いは図示していないが3入力、3出力)の制御系を構成
してよい。
【0027】上記制御方法の(3)において、目標冷却
機出口温度tmpの決め方について記載したが、このほ
かに、温度センサや湿度センサの計測誤差等に考えて、
(目標冷却機出口温度tmp)+(誤差分α)とした設
定も考えられる。
【0028】また図2に示すように、冷却機4の出口側
にも中間湿度センサ10aを付けた場合、冷却機4の出
口側の空気の絶対湿度が算出できるので、この値を考慮
した制御方法も考えられる。
【0029】また冷却機4、加熱機5、加湿機6、送風
機7の配置は図(a)に示すように、空気の流れる方向
の上流側から順に加湿機6、冷却機4、加熱機5として
もよく、また送風機7の位置はどこでもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明方法及びその装置によれば、入口
空気の温湿度変動の影響を受けることがなく安定した温
湿度制御ができる。また空気の状態に応じて冷却機4の
操作量が決められるので、消費電力の無駄をなくして省
電力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を概略的に示す構成説明図であ
る。
【図2】本発明の他の実施例を概略的に示す構成説明図
である。
【図3】目標出口温湿度から露点を求めるための湿り空
気線図である。
【図4】入口空気温湿度から露点を求めるための湿り空
気線図である。
【図5】(a),(b)は制御系の一部を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1…入口、2…出口、3…風胴、4…冷却機、5…加熱
機、6…加湿機、7…送風機、8…入口温度センサ、9
…入口湿度センサ、10…中間温度センサ、10a…中
間湿度センサ、11…出口温度センサ、12…出口湿度
センサ、13…コントローラ、14…入口空気絶対湿度
計算器、15…目標出口絶対湿度計算器、16…比較
器、17…冷却機出口目標温度設定器、18,18a,
19…操作器、20…冷却機補正設定器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今泉 久朗 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松 製作所 研究所内 (72)発明者 今村 敏英 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松 製作所 研究所内 (72)発明者 松本 利彦 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松 製作所 研究所内 (72)発明者 門谷 ▲かん▼一 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松 製作所 研究所内 (56)参考文献 特開 昭64−63048(JP,A) 特開 平4−139345(JP,A) 特開 昭61−289246(JP,A) 特開 平7−174360(JP,A) 特開 平5−296531(JP,A) 特開 平4−110552(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 風胴3内に冷却機4、加熱機5、加湿機
    6、送風機7を順次設け、風胴3の出口側に設けられた
    温度センサ11と湿度センサ12と、冷却機4の下流側
    に設けられた温度センサ10とからなる空気供給装置
    用い、 (a)風胴3の入口側から流入する空気の温度と湿度
    (ti,ψi)から入口空気絶対湿度(xi)を計算
    し、 (b)目標とする出口側温度と湿度(tpo,ψpo)
    より目標出口絶対湿度(xpo)を計算し、 (c)入口空気絶対湿度(xi)と目標出口絶対湿度
    (xpo)を比較し、xpo≦xiの場合は、目標冷却
    機出口温度(tmp)を目標出口絶対湿度(xpo)に
    対応する露点温度(t′)とし、またxpo>xiの場
    合は、目標冷却機出口温度(tmp)を入口空気絶対湿
    度(xi)に対応する露点温度(t″)とし、 (d)目標冷却機出口温度(tmp)と、冷却機4の下
    流側に設けられた温度センサ10の検出値(tm)が同
    一になるように冷却機4を制御し、 (e)風胴3の出口側に設けられた温度センサ11と湿
    度センサ12の検出値(to,ψo)が目標とする温度
    と湿度(tpo,ψpo)となるように加熱機5と加湿
    機6の少なくとも一方を制御する ようにしたことを特徴とする恒温恒湿空気の供給方法。
  2. 【請求項2】 風胴3内に冷却機4、加熱機5、加湿機
    6、送風機7を順次設け、風胴3の出口側に設けられた
    温度センサ11と湿度センサ12と、冷却機4の下流側
    に設けられた温度センサ10とからなる空気供給装置
    用い、 (a)風胴3の入口側から流入する空気の温度と湿度
    (ti,ψi)から入口空気絶対湿度(xi)を計算
    し、 (b)目標とする出口側温度と湿度(tpo,ψpo)
    より目標出口絶対湿度(xpo)を計算し、 (c)入口空気絶対湿度(xi)と目標出口絶対湿度
    (xpo)を比較し、xpo≦xiの場合は、目標冷却
    機出口温度(tmp)を目標出口絶対湿度(xpo)に
    対応する露点温度(t′)とし、またxpo>xiの場
    合は、目標冷却機出口温度(tmp)を目標出口温度
    (tpo)とし、 (d)目標冷却機出口温度(tmp)と、冷却機4の下
    流側に設けられた温度センサ10の検出値(tm)が同
    一になるように冷却機4を制御し、 (e)風胴3の出口側に設けられた温度センサ11と湿
    度センサ12の検出値(to,ψo)が目標とする温度
    と湿度(tpo,ψpo)となるように加熱機5と加湿
    機6の少なくとも一方を制御する ようにしたことを特徴とする恒温恒湿空気の供給方法。
  3. 【請求項3】 風胴3内に冷却機4、加熱機5、加湿機
    6、送風機7を順次設け、風胴3の入口側に設けられた
    温度センサ8と湿度センサ9と、冷却機4の下流側に設
    けられた温度センサ10とからなり、かつ、 (a)風胴3の入口側から流入する空気の温度と湿度か
    ら入口空気絶対湿度(xi)を計算する入口空気絶対湿
    度計算手段と、 (b)目標出口温度(tpo)と目標出口湿度(ψp
    o)より目標出口絶対湿度xpoを計算する目標出口絶
    対湿度計算手段と、 (c)入口空気絶対湿度(xi)と目標出口絶対湿度
    (xpo)を比較する比較手段と、 (d)比較手段の比較結果に基づき、目標冷却機出口温
    度(tmp)を、xpo≦xiの場合は、目標出口絶対
    湿度(xpo)に対応する露点温度(t′)に、またx
    po>xiの場合は、入口空気絶対湿度(xi)に対応
    する露点温度(t″)に、あるいは、xpo≦xiの場
    合は、目標出口絶対湿度(xpo)に対応する露点温度
    (t′)に、またxpo>xiの場合は、目標出口温度
    (tpo)のいずれか一方に設定する冷却機出口目標
    度設定手段と、 (e)目標冷却機出口温度(tmp)と冷却機4の下流
    側に設けられた温度センサ10の検出結果が同一になる
    ように、冷却機4と操作する第1の操作手段と、 (f)風胴の出口側に設けられた温度センサ11と湿度
    センサ12の検出結果が目標とする温度と湿度となるよ
    うに加熱機5と加湿機6の少なくとも一方を操作する第
    2の操作手段 とからなることを特徴とする恒温恒湿空気の供給装置。
  4. 【請求項4】 風胴3内に冷却機4、加熱機5、加湿機
    6、送風機7を順次設け、風胴3の出口側に設けられた
    温度センサ11と湿度センサ12と、冷却機4の下流側
    に設けられた温度センサ10及び湿度センサ10aとか
    らなり、かつ、 (a)風胴3の入口側から流入する空気の温度と湿度か
    ら入口空気絶対湿度(xi)を計算する入口空気絶対湿
    度計算手段と、 (b)目標出口温度(tpo)と目標出口湿度(ψp
    o)より目標出口絶対湿度xpoを計算する目標出口絶
    対湿度計算手段と、 (c)入口空気絶対湿度(xi)と目標出口絶対湿度
    (xpo)を比較する比較手段と、 (d)比較手段の比較結果に基づき、目標冷却機出口温
    度(tmp)を、xpo≦xiの場合は、目標出口絶対
    湿度(xpo)に対応する露点温度(t′)に、またx
    po>xiの場合は、入口空気絶対湿度(xi)に対応
    する露点温度(t″)に、あるいは、xpo≦xiの場
    合は、目標出口絶対湿度(xpo)に対応する露点温度
    (t′)に、またxpo>xiの場合は、目標出口温度
    (tpo)のいずれか一方に設定する冷却機出口目標
    度設定手段と、 (e)冷却機4の後方に設けられた湿度センサ10aの
    検出結果に基づいて目標冷却機出口温度を補正し設定す
    る冷却機補正設定手段と、 (f)冷却機補正設定手段にて補正設定された目標冷却
    機出口温度になるように冷却機4を操作する第1の操作
    手段と、 (g)風胴の出口側に設けられた温度センサ11と湿度
    センサ12の検出結果が目標とする温度と湿度となるよ
    うに加熱機5と加湿機6の少なくとも一方を操作する第
    2の操作手段と からなることを特徴とする恒温恒湿空気の供給装置。
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