JP2571615B2 - 温湿度測定手段の異常検出装置 - Google Patents
温湿度測定手段の異常検出装置Info
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Description
湿度調節に加熱蒸発式加湿器(水中にヒータを入れて加
熱するもの、ボイラ式のもの等)を用いる空調システム
において採用される温湿度測定手段の異常を検出する装
置に関する。
湿度測定手段の出力値の正確さについては、それをその
まま信用するか、又は別の温度測定手段や湿度測定手段
を用いて測定した値と比較して判断するかのいずれかで
ある。
チェックするだけで、通常は、現に採用している測定手
段の出力をそのまま信用しているのが現状である。
化等によって実際の温度を正確に出力しないことがあ
り、また、湿度測定手段についても、それが乾湿球式湿
度計であるときには、湿球ガーゼ又は湿球ウイックの汚
れや乾きにより正しい湿球温度が得られず、従って実際
の相対湿度を正しく知り得ないことがあり、乾式湿度セ
ンサによるときでも、湿度センサの劣化や一部破損等に
より同じ状態が発生することがある。さらに露点計によ
る場合でも同様な問題がある。
基づいて温湿度を目標値へ向け制御せざるを得ない。
装置を提供すべく鋭意研究の結果、湿度調節に加熱蒸発
式加湿器が採用される空調システムにおいては、各空調
システムごとに、乾球温度と相対湿度と加湿器水温の間
に一定の相関関係が成立することを見出すとともに、目
標個所の温湿度が設定した温度及び相対湿度になってい
るときには、温湿度測定手段から提供される温度及び相
対湿度もその設定温度及び設定相対湿度を示しているは
ずであり、従って該測定手段にて提供される乾球温度及
び相対湿度から前記関係に基づいて求められる加湿器水
温T1は、実際に測定した加湿器の水温T2と一致するか又
は略一致するはずであり、もし水温T1とT2との差が大き
すぎるときには、温度測定手段及び湿度測定手段のいず
れか又は双方が異常であって実際の乾球温度及び(又
は)相対湿度を示していないことに帰することを見出
し、本発明を完成するに到った。
ムにおける温度及び湿度測定手段の異常検出装置であっ
て、 前記温度及び湿度測定手段により求められる温度及び
相対湿度に基づいて前記加湿器の水温T1を求める手段
と、 前記加湿器の実際の水温T2を検出する手段と、 前記加湿器水温T1と前記検出された実際の加湿器水温
T2とを比較して、T1とT2との差が予め定めた基準値を超
えると前記温度及び湿度測定手段異常信号を出力する手
段とを備えていることを特徴とする温湿度測定手段の異
常検出装置を提供するものである。
湿球温度検出手段と、前記両検出手段からの出力に基づ
いて相対湿度を算出する手段とを含む乾湿球湿度計であ
っても、また、湿度センサであってもよい。さらに、露
点計を利用したものでもよい。
しては、予め乾球温度及び相対湿度を様々変化させて、
そのときどきの加湿器水温を求めておき、この実験結果
を表にしたもの(例えばマイクロコンピュータのメモリ
に記憶させたもの)であって、該表から乾球温度及び相
対湿度を指定して加湿器水温を読みだせるもの、また、
該実験結果に基づいて加湿器水温を乾球温度及び相対温
度の関数としてとらえ、該関係式に測定手段により求め
た乾球温度及び相対湿度を代入して加湿器水温を算出す
るもの等が考えられる。
等に応じて当初から一定に又は適宜変更可能に設定され
るものである。
供される乾球温度及び相対湿度とから加湿器水温T1が求
められる一方、加湿器の水温T2が実際に検出され、該温
度T1とT2との差が予め定めた基準値tを超えるときには
温湿度測定手段異常信号が出力される。
ステムを示している。
上流側から)順次配置された加湿器2、冷却兼除湿器
3、加熱ヒータ4及び気体撹拌乃至循環用ファン5を備
え、更に空調室1の吹出し口付近に乾球温度検出素子6
及び湿球温度検出素子7を備えている。
ータ21を入れたタイプのものである。該皿内の水温は温
度検出素子8にて測定される。
に示すように、増幅器61、71、81及びA/D変換器62、7
2、82を介してマイクロコンピュータM(以下、「マイ
コンM」という)に入力される。
素子6及び温度検出手段(7、71、72)、特に素子7の
異常を表示する表示装置Dが接続されている。
設定した目標温度及び湿度に向け、加熱ヒータ4および
加湿ヒータ21の出力が制御される。なお、冷却器3を含
む冷凍回路中の圧縮機は常時運転される。
温度検出素子7からの入力に基づいて、それ自体すでに
知られている手法で相対湿度H1を算出する。
と前記算出した相対湿度H1とから加湿器2の水温T1を算
出する。水温T1の算出は、恒温恒湿器10について予め設
定した関係式、すなわち乾球温度Td、相対湿度H及び加
湿器水温Tの間に成立する関係式T=f(Td,H)に素子
6からの乾球温度Td及び前記算出した湿度H1を代入して
求める。この関係式は、恒温恒湿器10において乾球温度
及び相対湿度を様々変化させて、そのときどきの加湿器
水温を求めておき、この実験結果値を最小二乗法にて回
帰して求めたものである。
に測定された加湿器2の水温T2と前記算出水温T1とを比
較し、|T1−T2|>t(予め定めた基準値)となると、温
湿度測定手段の異常を知らせる異常信号を表示装置Dへ
出力して、これを作動させる。
を参照して説明する。
球温度検出素子7からの温度信号に基づき、乾湿球温度
測定値の読み込みを行う。
対湿度H1を算出する。
T1を算出する。
る。
差が予め定めた基準値tより大きいか否かを判断する。
「YES」であれば、ステップS6で温湿度測定手段の異常
を知らせる異常信号を出力する。第2図に示す表示装置
Dはこの異常信号に基づいて異常表示を行う。ステップ
S5の判断で「NO」の場合は、異常信号は出力しない。
繰り返す。
は、本実施例の場合、乾球温度検出手段及び湿球温度検
出手段のいずれか又は双方に異常がある場合と考えられ
る。
が出力されるのは、乾球温度検出手段の異常発生率は低
いので、相対湿度検出手段に異常が生じた場合が多いと
考えられる。
他にも様々の態様で実施される。例えば、乾球温度と相
対湿度とから加湿器水温を算出する関係式は前記実施例
に限定されるものではなく、必要に応じ又は要求される
目標温湿度の精度等に応じて、より簡素化された又は複
雑な式が設定されてもよい。
該マイコンMに担当させている作業を、恒温恒湿器10の
加熱ヒータ4及び加湿ヒータ21の出力を制御する図示し
ないコンピュータに担当させてもよい。
される空調システムを運転する場合において、温湿度測
定手段の異常を検出することができ、また、それによっ
て温湿度の正確な制御を行うことができる利点がある。
略説明図、第2図はマイコンの動作を示すフローチャー
トである。 2……加湿器、 6……乾球温度検出素子、 7……湿球温度検出素子、 8……加湿器水温検出素子、 10……恒温恒湿器、 D……表示装置、 M……マイクロコンピュータ。
Claims (1)
- 【請求項1】湿度調節に加熱蒸発式加湿器が採用される
空調システムにおける温度及び湿度測定手段の異常検出
装置であって、 前記温度及び湿度測定手段により求められる温度及び相
対湿度に基づいて前記加湿器の水温T1を求める手段と、 前記加湿器の実際の水温T2を検出する手段と、 前記加湿器水温T1と前記検出された実際の加湿器水温T2
とを比較して、T1とT2との差が予め定めた基準値を超え
ると前記温度及び湿度測定手段異常信号を出力する手段
と、 を備えていることを特徴とする温湿度測定手段の異常検
出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63312551A JP2571615B2 (ja) | 1988-12-09 | 1988-12-09 | 温湿度測定手段の異常検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63312551A JP2571615B2 (ja) | 1988-12-09 | 1988-12-09 | 温湿度測定手段の異常検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02157555A JPH02157555A (ja) | 1990-06-18 |
JP2571615B2 true JP2571615B2 (ja) | 1997-01-16 |
Family
ID=18030571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63312551A Expired - Lifetime JP2571615B2 (ja) | 1988-12-09 | 1988-12-09 | 温湿度測定手段の異常検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2571615B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113359964A (zh) * | 2021-04-30 | 2021-09-07 | 山东英信计算机技术有限公司 | 一种检测服务器湿度的方法、装置、设备及可读介质 |
-
1988
- 1988-12-09 JP JP63312551A patent/JP2571615B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02157555A (ja) | 1990-06-18 |
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