JP3282597B2 - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
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Description
し、特に、ゲートフィンガーが配置されて構成された電
界効果トランジスタの半導体装置に関する。
ィンガーを有して構成される。本発明が関するゲートフ
ィンガーは、電界効果トランジスタの入力抵抗RGを低
減し、スイッチングスピードを向上することを目的に配
置されている。
構成例を示す平面図である。また図17は、図16にお
けるA−A’方向のゲートフィンガー領域の断面図を示
す。
領域は、半導体基板表面上にPウェル領域cを形成し、
その上にロコス酸化膜dを形成する。その上部にポリシ
リコンeを堆積し、リソグラフィー技術によってパター
ニングし、エッチングする。さらにその上部に層間膜f
を堆積し、リソグラフィー技術によってパターニング
し、エッチングする。最後に、アルミを堆積し、リソグ
ラフィー技術によってパターニングし、エッチングし、
ゲートアルミ層gとソースアルミ層hを形成する。
トフィンガーは、チップの外周及び内部に設置されてい
る。その構造は、従来例を示す図17のように、半導体
基板表面上に直接、熱酸化、CVD、スパッタ等の方法
で平面的に形成し、その上部は、ゲートアルミ層gとソ
ースアルミ層hとが間隔kを持って配置され構成されて
いる。
来例の構造では、ゲートアルミ層gとソースアルミ層h
との間に適切な間隔kが必要である。このために、ゲー
トフィンガー領域自体の幅の縮小に限界がある。それ
故、有効トランジスタのセル数を増やし、オン抵抗を低
減するということに関しては、未だ十分とは言えない。
特に、トランジスタのセルサイズのシュリンクを進め、
単位面積当たりのオン抵抗の低減化を押し進めるほど、
その影響は大きくなる。
ミ層hは途切れている。このために、ソース電極層自体
の抵抗が高くなり、結果オン抵抗の低減に関しては十分
ではない。特に低オン抵抗化が進むほど、その影響は大
きくなる。
て、ゲートフィンガーを有し、入力抵抗RGを低減し、
スイッチングスピードの向上を実現すると同時に、オン
抵抗の低減化を実現した半導体装置を提供することを目
的とする。
め、請求項1記載の発明の半導体装置は、半導体基板上
に構成された溝と、この溝内に形成されたゲートフィン
ガーと、ゲートフィンガー上を被覆する層間膜と、層間
膜上部全面に形成されたソース電極層と、を有して構成
されたことを特徴としている。
よる半導体装置の実施の形態を詳細に説明する。図1か
ら図15を参照すると、本発明の半導体装置の構成を説
明するための図が示されている。
トフィンガー領域の平面図を示している。また図2は、
図1のA−A’線に沿った断面図である。
域の断面図を示す。この図2に示した実施形態1を図1
7に示した従来例と比較した場合、この従来例では、ゲ
ートアルミ層gとソースアルミ層hとを同一面に形成し
ている。このため、絶縁をとるための間隔kと、ポリシ
リコン層とのコンタクトをとるために必要なゲートアル
ミ層の幅oとが必要になる。この必要性のため、幅や間
隔分を考慮したゲートフィンガー領域幅の設定が必要に
なる。
トフィンガー領域を半導体基板上に形成された溝内に形
成するため、従来必要だったゲートアルミ層gとソース
アルミ層hとの間隔kは不要になり、ゲートアルミ幅o
も縮小できる。この結果、ゲートフィンガー領域の幅も
縮小できる。
ガー領域を、半導体基板表面上に設けた溝内に形成し、
その上部をソース電極層で覆う。この構造では、ゲート
フィンガー領域を溝内に形成することにより、ゲートフ
ィンガー領域の幅を縮小することができ、その分有効ト
ランジスタのセル数を増やすことができる。また、ソー
スアルミ層hが、ゲートフィンガー領域上でも途切れる
ことなく形成されていることから、ソースアルミ層h自
体の抵抗を低減できる。
図3〜図13に示す方法によって製造される。図3は、
Pウェル領域cの構成例を示した断面図である。N+ 型
半導体基板a上にN- 型エピタキシャル層bを有する半
導体基板を用いる。ゲートフィンガーを埋め込むための
溝の形成は、図3に示すように、溝を中心とするように
Pウェル領域cを形成する。Pウェル領域cは、元素と
してはボロンをドーズ量1E14cm-2、加速電圧70
keVで注入し、1200℃、60分で押込むことで形
成する。
酸化膜iを成長させ、リソグラフィー技術を用いてマス
ク酸化膜iをパターニングし、このマスク酸化膜iをマ
スクとしてエッチングを行い、溝を形成する。図4は、
Pウェル領域cに溝の構成例を示した断面図である。こ
こで、溝幅は4um、溝深さは2umとする。
ス酸化膜dを形成する。図5はロコス酸化膜dの形成手
順例1を、また図6はロコス酸化膜dの形成手順例2を
示した図である。図5に示すように、ロコス酸化膜dは
基板表面に熱酸化膜m(厚さ100nm)と窒化膜lを
あらかじめ形成し、その後図6に示すようなロコス酸化
を行って、ロコス酸化膜d(厚さ1000nm)を形成
する。
上にLPCVDでポリシリコンeを堆積する。このポリ
シリコンeは、あらかじめドープされたものでも、後工
程でイオン注入によってドープされたものでも、どちら
でもよい。図8に示すように、ポリシリコンeはロコス
酸化膜d上をオーバーラップするようにエッチングす
る。
をスパッタで堆積し、図10に示す形態で溝内のみに残
すようにエッチバックを行う。そして、図11に示す形
態で層間膜fをCVDで1um堆積し、図12に示す形
態でポリシリコンe部分を覆うようにリソグラフィー技
術を用いてパターニングし、エッチング処理を行う。最
後に図13に示す形態で、ソースアルミ層hをスパッタ
によって全面に厚さ3.5um堆積させる。
セル数を増やせたことによるオン抵抗の低減、ソースア
ルミ層h自体の抵抗を低減できることによるオン抵抗の
低減、という効果が得られる。また、このゲートフィン
ガー領域の幅を縮小できた分だけ、有効トランジスタの
セル数を増やすことができ、オン抵抗の低減という効果
がもたらされる。
hをゲートフィンガー領域上で途切れることなく全面に
形成する構造となっている。このため、ソースアルミ層
h自体の抵抗を低減でき、その結果オン抵抗の低減とい
う効果が得られる。
の例を述べたが、これをP型半導体基板を用いたPチャ
ネル型でも有効なことは明白である。
層gを用いていたが、この電極用材料を変更することも
できる。
するところまでは、実施形態1と同様である。図9で示
したゲートアルミ層gに代えて、タングステンをスパッ
タで堆積し、ゲートタングステン層pとする。以降は、
上記の実施形態2と同様となる。構造は、図14のよう
になる。
て、ゲートフィンガーではなくセル領域のポリシリコン
にタングステンを埋め込み、これによってセルの部分の
みで本来のゲートフィンガーの持つ役割を持たせること
ができる。この場合の実施形態3を図15に示す。この
実施形態3は、ゲート構造が縦形トレンチの構造であ
り、トレンチ幅がタングステンを埋め込めるだけの幅が
ある場合に適応できる。
実施の一例である。但し、これに限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形
実施が可能である。
の半導体装置は、半導体基板上に溝を構成し、この溝内
にゲートフィンガーを形成し、ゲートフィンガー上を層
間膜で被覆し、さらに、この層間膜上部全面にソース電
極層を形成しています。この構成により、ゲートフィン
ガーの幅を縮小でき、構築する有効トランジスタセル数
を増大化することによって、オン抵抗の低減化を可能に
する。
フィンガー領域の平面図である。
る。
る。
る。
示した図である。
た図である。
す図である。
た図である。
いてのパターニングおよびエッチング処理工程を示した
図である。
積させた形態を示した図である。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 半導体基板上に構成された溝と、 該溝内に形成されたゲートフィンガーと、 該ゲートフィンガー上を被覆する層間膜と、 前記層間膜上部全面に形成されたソース電極層とを有し
て構成されたことを特徴とする半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33623398A JP3282597B2 (ja) | 1998-11-26 | 1998-11-26 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33623398A JP3282597B2 (ja) | 1998-11-26 | 1998-11-26 | 半導体装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000164863A JP2000164863A (ja) | 2000-06-16 |
JP3282597B2 true JP3282597B2 (ja) | 2002-05-13 |
Family
ID=18297024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33623398A Expired - Fee Related JP3282597B2 (ja) | 1998-11-26 | 1998-11-26 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3282597B2 (ja) |
-
1998
- 1998-11-26 JP JP33623398A patent/JP3282597B2/ja not_active Expired - Fee Related
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