JP3282597B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

Info

Publication number
JP3282597B2
JP3282597B2 JP33623398A JP33623398A JP3282597B2 JP 3282597 B2 JP3282597 B2 JP 3282597B2 JP 33623398 A JP33623398 A JP 33623398A JP 33623398 A JP33623398 A JP 33623398A JP 3282597 B2 JP3282597 B2 JP 3282597B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate
gate finger
aluminum layer
groove
oxide film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP33623398A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000164863A (ja
Inventor
孝由 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP33623398A priority Critical patent/JP3282597B2/ja
Publication of JP2000164863A publication Critical patent/JP2000164863A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3282597B2 publication Critical patent/JP3282597B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置に関
し、特に、ゲートフィンガーが配置されて構成された電
界効果トランジスタの半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置は、例えば、ゲートフ
ィンガーを有して構成される。本発明が関するゲートフ
ィンガーは、電界効果トランジスタの入力抵抗RGを低
減し、スイッチングスピードを向上することを目的に配
置されている。
【0003】図16は、従来のゲートフィンガー領域の
構成例を示す平面図である。また図17は、図16にお
けるA−A’方向のゲートフィンガー領域の断面図を示
す。
【0004】図17において、従来のゲートフィンガー
領域は、半導体基板表面上にPウェル領域cを形成し、
その上にロコス酸化膜dを形成する。その上部にポリシ
リコンeを堆積し、リソグラフィー技術によってパター
ニングし、エッチングする。さらにその上部に層間膜f
を堆積し、リソグラフィー技術によってパターニング
し、エッチングする。最後に、アルミを堆積し、リソグ
ラフィー技術によってパターニングし、エッチングし、
ゲートアルミ層gとソースアルミ層hを形成する。
【0005】上記従来例の構造的な観点において、ゲー
トフィンガーは、チップの外周及び内部に設置されてい
る。その構造は、従来例を示す図17のように、半導体
基板表面上に直接、熱酸化、CVD、スパッタ等の方法
で平面的に形成し、その上部は、ゲートアルミ層gとソ
ースアルミ層hとが間隔kを持って配置され構成されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の構造では、ゲートアルミ層gとソースアルミ層h
との間に適切な間隔kが必要である。このために、ゲー
トフィンガー領域自体の幅の縮小に限界がある。それ
故、有効トランジスタのセル数を増やし、オン抵抗を低
減するということに関しては、未だ十分とは言えない。
特に、トランジスタのセルサイズのシュリンクを進め、
単位面積当たりのオン抵抗の低減化を押し進めるほど、
その影響は大きくなる。
【0007】また、ゲートフィンガー上ではソースアル
ミ層hは途切れている。このために、ソース電極層自体
の抵抗が高くなり、結果オン抵抗の低減に関しては十分
ではない。特に低オン抵抗化が進むほど、その影響は大
きくなる。
【0008】本発明は、電界効果トランジスタにおい
て、ゲートフィンガーを有し、入力抵抗RGを低減し、
スイッチングスピードの向上を実現すると同時に、オン
抵抗の低減化を実現した半導体装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明の半導体装置は、半導体基板上
に構成された溝と、この溝内に形成されたゲートフィン
ガーと、ゲートフィンガー上を被覆する層間膜と、層間
上部全面に形成されたソース電極層と、を有して構成
されたことを特徴としている。
【0010】
【0011】
【0012】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よる半導体装置の実施の形態を詳細に説明する。図1か
ら図15を参照すると、本発明の半導体装置の構成を説
明するための図が示されている。
【0013】図1は、本発明の一実施形態としてのゲー
トフィンガー領域の平面図を示している。また図2は、
図1のA−A’線に沿った断面図である。
【0014】図2は、本発明によるゲートフィンガー領
域の断面図を示す。この図2に示した実施形態1を図1
7に示した従来例と比較した場合、この従来例では、ゲ
ートアルミ層gとソースアルミ層hとを同一面に形成し
ている。このため、絶縁をとるための間隔kと、ポリシ
リコン層とのコンタクトをとるために必要なゲートアル
ミ層の幅oとが必要になる。この必要性のため、幅や間
隔分を考慮したゲートフィンガー領域幅の設定が必要に
なる。
【0015】しかし、図2に示す実施形態1では、ゲー
トフィンガー領域を半導体基板上に形成された溝内に形
成するため、従来必要だったゲートアルミ層gとソース
アルミ層hとの間隔kは不要になり、ゲートアルミ幅o
も縮小できる。この結果、ゲートフィンガー領域の幅も
縮小できる。
【0016】この本実施形態1によると、ゲートフィン
ガー領域を、半導体基板表面上に設けた溝内に形成し、
その上部をソース電極層で覆う。この構造では、ゲート
フィンガー領域を溝内に形成することにより、ゲートフ
ィンガー領域の幅を縮小することができ、その分有効ト
ランジスタのセル数を増やすことができる。また、ソー
スアルミ層hが、ゲートフィンガー領域上でも途切れる
ことなく形成されていることから、ソースアルミ層h自
体の抵抗を低減できる。
【0017】本実施形態1のゲートフィンガー領域は、
図3〜図13に示す方法によって製造される。図3は、
Pウェル領域cの構成例を示した断面図である。N+
半導体基板a上にN- 型エピタキシャル層bを有する半
導体基板を用いる。ゲートフィンガーを埋め込むための
溝の形成は、図3に示すように、溝を中心とするように
Pウェル領域cを形成する。Pウェル領域cは、元素と
してはボロンをドーズ量1E14cm-2、加速電圧70
keVで注入し、1200℃、60分で押込むことで形
成する。
【0018】次に図3に示すように、基板表面にマスク
酸化膜iを成長させ、リソグラフィー技術を用いてマス
ク酸化膜iをパターニングし、このマスク酸化膜iをマ
スクとしてエッチングを行い、溝を形成する。図4は、
Pウェル領域cに溝の構成例を示した断面図である。こ
こで、溝幅は4um、溝深さは2umとする。
【0019】次に、図5、図6に示す方法で溝内にロコ
ス酸化膜dを形成する。図5はロコス酸化膜dの形成手
順例1を、また図6はロコス酸化膜dの形成手順例2を
示した図である。図5に示すように、ロコス酸化膜dは
基板表面に熱酸化膜m(厚さ100nm)と窒化膜lを
あらかじめ形成し、その後図6に示すようなロコス酸化
を行って、ロコス酸化膜d(厚さ1000nm)を形成
する。
【0020】次に、図7に示すように、ロコス酸化膜d
上にLPCVDでポリシリコンeを堆積する。このポリ
シリコンeは、あらかじめドープされたものでも、後工
程でイオン注入によってドープされたものでも、どちら
でもよい。図8に示すように、ポリシリコンeはロコス
酸化膜d上をオーバーラップするようにエッチングす
る。
【0021】次に、図9に示すようにゲートアルミ層g
をスパッタで堆積し、図10に示す形態で溝内のみに残
すようにエッチバックを行う。そして、図11に示す形
態で層間膜fをCVDで1um堆積し、図12に示す形
態でポリシリコンe部分を覆うようにリソグラフィー技
術を用いてパターニングし、エッチング処理を行う。最
後に図13に示す形態で、ソースアルミ層hをスパッタ
によって全面に厚さ3.5um堆積させる。
【0022】従って、上記の実施形態1によれば、有効
セル数を増やせたことによるオン抵抗の低減、ソースア
ルミ層h自体の抵抗を低減できることによるオン抵抗の
低減、という効果が得られる。また、このゲートフィン
ガー領域の幅を縮小できた分だけ、有効トランジスタの
セル数を増やすことができ、オン抵抗の低減という効果
がもたらされる。
【0023】また、本実施形態1では、ソースアルミ層
hをゲートフィンガー領域上で途切れることなく全面に
形成する構造となっている。このため、ソースアルミ層
h自体の抵抗を低減でき、その結果オン抵抗の低減とい
う効果が得られる。
【0024】上記実施形態1においては、Nチャネル型
の例を述べたが、これをP型半導体基板を用いたPチャ
ネル型でも有効なことは明白である。
【0025】(実施形態2) 上記の実施形態2では、ゲート電極としてゲートアルミ
層gを用いていたが、この電極用材料を変更することも
できる。
【0026】図8で示したポリシリコンeをエッチング
するところまでは、実施形態1と同様である。図9で示
したゲートアルミ層gに代えて、タングステンをスパッ
タで堆積し、ゲートタングステン層pとする。以降は、
上記の実施形態2と同様となる。構造は、図14のよう
になる。
【0027】また、タングステンを用いた場合の例とし
て、ゲートフィンガーではなくセル領域のポリシリコン
にタングステンを埋め込み、これによってセルの部分の
みで本来のゲートフィンガーの持つ役割を持たせること
ができる。この場合の実施形態3を図15に示す。この
実施形態3は、ゲート構造が縦形トレンチの構造であ
り、トレンチ幅がタングステンを埋め込めるだけの幅が
ある場合に適応できる。
【0028】なお、上述の各実施形態は本発明の好適な
実施の一例である。但し、これに限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形
実施が可能である。
【0029】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の半導体装置は、半導体基板上に溝を構成し、この溝内
にゲートフィンガーを形成し、ゲートフィンガー上を層
間膜で被覆し、さらに、この層間膜上部全面にソース電
極層を形成しています。この構成により、ゲートフィン
ガーの幅を縮小でき、構築する有効トランジスタセル数
を増大化することによって、オン抵抗の低減化を可能に
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の実施形態としてのゲート
フィンガー領域の平面図である。
【図2】図1のA−A' 方向の断面図である。
【図3】Pウェル領域の構成例を示した断面図である。
【図4】Pウェル領域に溝の構成例を示した断面図であ
る。
【図5】ロコス酸化膜の形成手順例1を示した図であ
る。
【図6】ロコス酸化膜の形成手順例2を示した図であ
る。
【図7】ロコス酸化膜上にポリシリコンの堆積構成例を
示した図である。
【図8】ポリシリコンのエッチングによる構成例を示し
た図である。
【図9】ゲートアルミ層のスパッタでで堆積構成例を示
す図である。
【図10】エッチバックの工程を示した図である。
【図11】層間膜をCVDで1um堆積した形態を示し
た図である。
【図12】ポリシリコン部分のリソグラフィー技術を用
いてのパターニングおよびエッチング処理工程を示した
図である。
【図13】ソースアルミ層をスパッタによって全面に堆
積させた形態を示した図である。
【図14】実施形態2の構造例を示した断面図である。
【図15】実施形態3の構造例を示した断面図である。
【図16】従来のゲートフィンガー領域の平面図であ
る。
【図17】図16のA−A’方向の断面図である。
【符号の説明】
a N+ 型半導体基板 b N- 型エピタキシャル層 c Pウェル領域 d ロコス酸化膜 e ポリシリコン f 層間膜 g ゲートアルミ層 h ソースアルミ層 i マスク酸化膜 j フォトレジスト k ゲートアルミ層−ソースアルミ層間隔 l 窒化膜 m 熱酸化膜 n アルミ層 o ゲートアルミ幅 p ゲートタングステン層 q P- ベース領域 r N+ ソース領域 s ゲート酸化膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/78 H01L 29/40 - 29/51 H01L 29/80 - 29/812 H01L 29/74 - 29/749

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に構成された溝と、 該溝内に形成されたゲートフィンガーと、 該ゲートフィンガー上を被覆する層間膜と、 前記層間膜上部全面に形成されたソース電極層とを有し
    て構成されたことを特徴とする半導体装置。
JP33623398A 1998-11-26 1998-11-26 半導体装置 Expired - Fee Related JP3282597B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33623398A JP3282597B2 (ja) 1998-11-26 1998-11-26 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33623398A JP3282597B2 (ja) 1998-11-26 1998-11-26 半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000164863A JP2000164863A (ja) 2000-06-16
JP3282597B2 true JP3282597B2 (ja) 2002-05-13

Family

ID=18297024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33623398A Expired - Fee Related JP3282597B2 (ja) 1998-11-26 1998-11-26 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3282597B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000164863A (ja) 2000-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7521306B2 (en) Semiconductor device and a method of fabricating the same
US5366914A (en) Vertical power MOSFET structure having reduced cell area
JP3155894B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP3052918B2 (ja) 半導体装置
JP2619340B2 (ja) 半導体素子の高電圧トランジスタ構造及びその製造方法
TWI244766B (en) Semiconductor device and its manufacture
JP2715929B2 (ja) 半導体集積回路装置
JPS60223165A (ja) 半導体装置の製造方法
US5861659A (en) Semiconductor device
JPH05251694A (ja) Mos型半導体装置及びその製造方法
JPH09232458A (ja) BiCMOS素子およびその製造方法
JP3282597B2 (ja) 半導体装置
JPH0714916A (ja) Mos電界効果トランジスタの分離構造およびその製造 方法
JPH1197685A (ja) 縦型電界効果トランジスタ及びその製造方法
JPH10163338A (ja) 半導体装置とその製造方法
JPH10294456A (ja) 半導体装置
JP2003249650A (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
JPH03173175A (ja) 半導体装置
JP4439678B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPS62128567A (ja) 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
JP2925910B2 (ja) 絶縁ゲート型半導体装置の製造方法
JP2836575B2 (ja) 半導体装置とその製造方法
JP3180904B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP3053941B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2970376B2 (ja) 相補型半導体装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010911

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020129

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080301

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090301

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100301

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100301

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110301

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110301

Year of fee payment: 9

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110301

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110301

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120301

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130301

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130301

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140301

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees