JP3282536B2 - アイロン - Google Patents

アイロン

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JP3282536B2
JP3282536B2 JP09189797A JP9189797A JP3282536B2 JP 3282536 B2 JP3282536 B2 JP 3282536B2 JP 09189797 A JP09189797 A JP 09189797A JP 9189797 A JP9189797 A JP 9189797A JP 3282536 B2 JP3282536 B2 JP 3282536B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣類などのしわ伸
ばしを行うアイロンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のアイロンは図13から図
16に示すような構成が一般的であった。以下、その構
成について説明する。
【0003】図に示すように、アイロン部1のベース部
2を加熱するヒータ部3は、商用電源4から供給される
電力によってベース部2を加熱する。状態検知部5はア
イロン部1の状態を検知するもので、タイマー部6は所
定時間(例えば、アイロン部1が水平状態で1分、自立
状態で10分)を計時し、この所定時間経過後にヒータ
制御部7をオフさせる。ヒータ制御部7をオフさせるこ
とでヒータ部3へ商用電源4からの電力供給を停止す
る。
【0004】通常は商用電源4を投入したときヒータ制
御部7はオンであり、サーモスタット8によりベース部
2の温度をコントロールしている。サージ電圧吸収部9
は、商用電源4からのサージ電圧を吸収するものであ
る。
【0005】タイマー部6、ヒータ制御部7等は制御板
10上に搭載され、握り部11内に収容されている。そ
して、これらの電子部品の劣化による損傷が原因で過熱
したときの安全を維持するために、難燃性(自己消火
性)のチューブ12で制御板10の周りを覆っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の構成では、制御板10に対してチューブ12の内径
が大きいと、ずれやすくなるので内径を小さくしていた
が、こうすると組み立てにくいという問題があった。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、組み
立てやすく、万一、電子部品が劣化して過熱しても安全
性を確保することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のアイロンにおい
ては、ベース部をヒータ部により加熱し、このヒータ部
への通電を制御する電子部品を制御板に実装し、この制
御板を握り部に収容する。握り部の内面を難燃性のフィ
ルムで覆い、覆った状態で前記制御板を前記握り部内に
収容できるようにしたものである。
【0009】これにより、組み立てやすく、万一、電子
部品が劣化して過熱しても安全性を確保することができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ベース部を加熱するヒータ部と、このヒータ部への
通電を制御する電子部品を実装した制御板と、この制御
板を収容する握り部とを備え、前記握り部の内面を難燃
性のフィルムで覆い、覆った状態で前記制御板を前記握
り部内に収容できるようにしたものであり、握り部の内
面を難燃性のフィルムで覆った状態で、制御板を握り部
内に収容することができるため、組み立てが容易で、万
一、制御板に実装した電子部品が劣化して過熱しても、
難燃性のフィルムで保護することができ、安全性を確保
することができる。
【0011】請求項2に記載の発明は、ベース部を加熱
するヒータ部と、このヒータ部への通電を制御する電子
部品を実装した制御板と、この制御板を収納する握り部
とを備え、前記握り部内に金属薄板を支持する支持部を
設け前記握り部の内面を握り部の内周よりも長さを長く
した金属薄板で覆い、覆った状態で前記制御板を前記握
り部内に収容できるようにしたものであり、握り部の内
面を金属薄板で覆った状態で、制御板を握り部内に収納
することができるため、組み立てが容易で、万一、制御
板に実装した電子部品が劣化して過熱しても、金属薄板
で保護することができ、さらに、制御板を金属薄板で覆
うため、電磁気的に遮蔽することができ、耐ノイズ性能
を向上することができる。
【0012】請求項3に記載の発明は、上記請求項1の
発明において、フィルムは、握り部の内周よりも長さを
長くしたものであり、フィルムで握り部の内面を覆った
とき、握り部の内面にフィルムで覆われない部分ができ
ることがなく、万一、制御板に実装した電子部品が劣化
して過熱しても、安全性を確保することができる。
【0013】請求項4に記載の発明は、ベース部を加熱
するヒータ部と、このヒータ部への通電を制御する電子
部品を実装した制御板と、この制御板を収容する握り部
とを備え、前記握り部の内面を難燃性のフィルムあるい
は金属薄板で覆い、覆った状態で前記制御板を前記握り
部内に収容できるうようにし、前記握り部内に前記フィ
ルムまたは前記金属薄板を支持する支持部を設けたもの
であり、支持部によりフィルムまたは金属薄板を支持す
ることで、組み立てが容易で、フィルムまたは金属薄板
が握り部内で移動することがなく、万一、制御板に実装
した電子部品が劣化して過熱しても、安全性を確保する
ことができる。
【0014】請求項5に記載の発明は、上記請求項1か
ら4に記載の発明において、握り部内に制御板を支持す
る制御板支持部を設けたものであり、制御板支持部によ
り制御板を支持することで、組み立てが容易で、制御板
が握り部内で移動することがなく、万一、制御板に実装
した電子部品が劣化して過熱しても、安全性を確保する
ことができる。
【0015】請求項6に記載の発明は、上記請求項5に
記載の発明において、制御板支持部は、制御板とフィル
ムまたは金属薄板を同じ箇所に支持するようにしたもの
であり、制御板支持部にフィルムまたは金属薄板を支持
した状態で、制御板を挿入することで、制御板とフィル
ムまたは金属薄板を強固に支持することができ、組み立
てが容易で、制御板とフィルムまたは金属薄板が握り部
内で移動することがなく、万一、制御板に実装した電子
部品が劣化して過熱しても、安全性を確保することがで
きる。
【0016】請求項7に記載の発明は、上記請求項5に
記載の発明において、制御板支持部は、制御板とフィル
ムまたは金属薄板を別々に支持するようにしたものであ
り、制御板支持部にフィルムまたは金属薄板を支持した
状態で、制御板を挿入することで、制御板とフィルムま
たは金属薄板を強固に支持することができ、組み立てが
容易で、制御板とフィルムまたは金属薄板が握り部内で
移動することがなく、万一、制御板に実装した電子部品
が劣化して過熱しても、安全性を確保することができ
る。
【0017】請求項8に記載の発明は、上記請求項5か
ら7に記載の発明において、制御板支持部は、フィルム
または金属薄板を3箇所以上で支持するようにしたもの
であり、フィルムまたは金属薄板を強固に支持すること
ができ、フィルムまたは金属薄板が握り部内で移動する
ことがなく、万一、制御板に実装した電子部品が劣化し
て過熱しても、安全性を確保することができる。
【0018】請求項9に記載の発明は、上記請求項5か
ら8に記載の発明において、電源コードを備えた把手裏
板を設け、この把手裏板に制御板固定部を設けたもので
あり、制御板支持部に制御板の一端を支持し、他端を把
手裏板に設けた制御板固定部で支持することで、制御板
を強固に支持することができ、組み立てが容易で、制御
板が握り部内で移動することがなく、万一、制御板に実
装した電子部品が劣化して過熱しても、安全性を確保す
ることができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同
一符号を付して説明を省略する。
【0020】(実施例1) 図1から図3に示すように、ヒータ部により加熱される
ベース部2を有するアイロン部1の握り部13内の壁面
に、難燃性のフィルム14を支持する支持部15を2箇
所設け、握り部13の内面をフィルム14で覆うように
している。制御板10は、タイマー部6、ヒータ制御部
7、サージ電圧吸収部9などを搭載し、フィルム14の
内側に収納している。
【0021】フイルム14は、制御板10に搭載したタ
イマー部6、ヒータ制御部7、サージ電圧吸収部9など
が異常過熱したとき、握り部13の変形などを防止する
もので、難燃性(自己消火性)を有する合成樹脂フィル
ムである。ここで、難燃性(自己消火性)は、所定の厚
さで、幅1.25cm、長さ12.5cmの試験片を垂
直に支持し、試験片の下端より口径9.4mmのブンゼ
ンバーナーによる青色炎を10秒間接炎し、炎を取り去
った後に10秒以内に消炎する性能を有するものであ
る。
【0022】そして、フィルム14は、握り部13の内
面をフィルム14で覆うように円筒状に形成したとき、
円周方向の寸法は握り部13の内周よりも長くし、長さ
方向の寸法は2箇所の支持部15の距離よりも短くして
ある。
【0023】上記構成において作用を説明すると、握り
部13内にフィルム14を小さく丸めて入れると、フィ
ルム14の復元力により、フィルム14は握り部13の
内面を覆うように広がり、2箇所に設けた支持部15の
間に固定される。その後、フィルム14に内面を覆われ
た握り部13内に制御板10を収納する。
【0024】これにより、握り部13の内面を難燃性の
フィルム14で覆った状態で、制御板10を握り部13
内に収容することができるため、組み立てが容易で、ま
た、フィルム14を握り部13内に固定できるので、万
一、制御板10に実装した電子部品が劣化して過熱して
も、難燃性のフィルム14で保護することができ、安全
なアイロンを提供することができる。
【0025】(実施例2) 図4および図5に示すように、握り部13内の壁面に、
金属薄板16を支持する支持部15を2箇所設け、握り
部13の内面を金属薄板16で覆うようにしている。金
属薄板16は、鉄薄板、ステンレス薄板、銅薄板等で形
成し、表面に絶縁塗料を塗布、または絶縁フィルムを貼
着して絶縁処理を施し、制御板10に搭載したタイマー
部6、ヒータ制御部7、サージ電圧吸収部9などが異常
過熱したとき、握り部13の変形などを防止するもので
ある。
【0026】そして、金属薄板16は、握り部13の内
面を金属薄板16で覆うように円筒状に形成したとき、
円周方向の寸法は握り部13の内周よりも長くし、長さ
方向の寸法は2箇所の支持部15の距離よりも短くして
ある。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0027】上記構成において作用を説明すると、握り
部13内に金属薄板16を小さく丸めて入れると、金属
薄板16の復元力により、金属薄板16は握り部13の
内面を覆うように広がり、2箇所に設けた支持部15の
間に固定される。その後、金属薄板16に内面を覆われ
た握り部13内に制御板10を収納する。
【0028】これにより、握り部13の内面を金属薄板
16で覆った状態で、制御板10を握り部13内に収納
することができるため、組み立てが容易で、また、金属
薄板16を握り部13内に固定できるので、万一、制御
板10に実装した電子部品が劣化して過熱しても、金属
薄板16で保護することができ、さらに、制御板10を
金属薄板16で覆うため、電磁気的に遮蔽することがで
き、耐ノイズ性能を向上することができる。
【0029】(実施例3) 図6および図7に示すように、握り部17内に制御板1
0を支持する制御板支持部18を2箇所設けている。そ
して、制御板支持部18には、制御板10の厚さよりも
幅が狭い凹部19を設け、この凹部19に制御板10を
圧入ぎみに挿入して、制御板支持部18により制御板1
0を支持するようにしている。他の構成は上記実施例1
と同じである。
【0030】上記構成において作用を説明すると、握り
部17内にフィルム14を小さく丸めて入れると、フィ
ルム14の復元力により、フィルム14は握り部17の
内面を覆うように広がり、制御板支持部18と支持部1
5の間に固定される。その後、フィルム14に内面を覆
われた握り部17内の制御板支持部18に設けた凹部1
9に、制御板10を圧入ぎみに挿入して制御板10を収
納する。
【0031】握り部17の内面を難燃性のフィルム14
で覆った状態で、制御板支持部18に設けた凹部19に
制御板10を圧入ぎみに挿入して制御板10を収納する
ことができるため、組み立てが容易で、制御板10が握
り部17内で移動することがなく、万一、制御板10に
実装した電子部品が劣化して過熱しても、安全性を確保
することができる。
【0032】なお、本実施例では、握り部17の内面を
難燃性のフィルム14で覆った状態で、制御板支持部1
8に設けた凹部19に制御板10を圧入ぎみに挿入して
制御板10を握り部17内に収納しているが、上記実施
例2と同様に、握り部17の内面を金属薄板16で覆う
ようにしてもよい。
【0033】(実施例4) 図8に示すように、握り部20内に制御板10とフィル
ム14を支持する制御板支持部21を、上記実施例3と
同様に、2箇所設けている。そして、制御板支持部21
には、制御板10の厚さとフィルム14の厚さを加えた
厚さよりも幅が狭い凹部22を設け、この凹部22に制
御板10とフィルム14を圧入ぎみに挿入して、制御板
支持部21により制御板10とフィルム14を支持する
ようにしている。他の構成は上記実施例1と同じであ
る。
【0034】上記構成において作用を説明すると、握り
部20内にフィルム14を小さく丸めて制御板支持部2
1に設けた凹部22まで入れると、復元力によりフィル
ム14は握り部20の内面を覆うように広がる。その
後、フィルム14に内面を覆われた握り部20内の制御
板支持部21に設けた凹部22に制御板10を収納す
る。
【0035】これにより、制御板支持部21にフィルム
14を支持した状態で、制御板10を挿入することで、
制御板10とフィルム14を同じ箇所に、強固に支持す
ることができ、組み立てが容易で、制御板10とフィル
ム14が握り部20内で移動することがなく、万一、制
御板10に実装した電子部品が劣化して過熱しても、安
全性を確保することができる。
【0036】なお、本実施例では、握り部20の内面を
難燃性のフィルム14で覆った状態で、制御板支持部2
1に設けた凹部22に制御板10とフィルム14を圧入
ぎみに挿入して制御板10を握り部20内に収納してい
るが、上記実施例2と同様に、握り部20の内面を金属
薄板16で覆うようにしてもよい。
【0037】(実施例5) 図9に示すように、握り部23内に制御板10とフィル
ム14を支持する制御板支持部24を、上記実施例3と
同様に、2箇所設けている。そして、制御板支持部24
には、制御板10の厚さよりも幅が狭い凹部25を設
け、この凹部25に制御板10を圧入ぎみに挿入して制
御板10を支持し、握り部23と制御板支持部24の間
に、フィルム14の厚さよりも幅が狭い隙間26を設
け、この隙間26にフィルム14を圧入ぎみに挿入して
フィルム14を支持するようにしている。他の構成は上
記実施例1と同じである。
【0038】上記構成において作用を説明すると、握り
部23内にフィルム14を小さく丸めて握り部23と制
御板支持部24の間に設けた隙間26の奧まで入れる
と、復元力によりフィルム14は握り部23の内面を覆
うように広がると同時に、握り部23内に固定される。
その後、フィルム14に内面を覆われた握り部23内の
制御板支持部24に設けた凹部25に制御板10をセッ
トする。
【0039】これにより、制御板支持部24の隙間26
にフィルム14を支持した状態で、制御板10を制御板
支持部24に設けた凹部25に挿入することで、制御板
10とフィルム14を強固に支持することができ、組み
立てが容易で、制御板10とフィルム14が握り部23
内で移動することがなく、万一、制御板10に実装した
電子部品が劣化して過熱しても、安全性を確保すること
ができる。
【0040】なお、本実施例では、握り部23と制御板
支持部24の間に設けた隙間26にフィルム14を挿入
して握り部23の内面を覆うようにしているが、上記実
施例2と同様に、握り部23の内面を金属薄板16で覆
うようにしてもよい。
【0041】(実施例6) 図10および図11に示すように、握り部27内に制御
板10とフィルム14を支持する制御板支持部28を2
箇所設けている。そして、制御板支持部28には、制御
板10の厚さよりも幅が狭い凹部25を設け、この凹部
25に制御板10を圧入ぎみに挿入して制御板10を支
持し、握り部27と制御板支持部28の間に、フィルム
14の厚さよりも幅が狭い隙間26を計4箇所設け、こ
の隙間26にフィルム14を圧入ぎみに挿入してフィル
ム14を支持するようにしている。他の構成は上記実施
例1と同じである。
【0042】上記構成において作用を説明すると、握り
部27内にフィルム14を小さく丸めて握り部27と制
御板支持部28の間に設けた隙間26の奧まで入れる
と、復元力によりフィルム14は握り部27の内面を覆
うように広がると同時に、握り部27内に計4箇所で固
定される。その後、フィルム14に内面を覆われた握り
部27内の制御板支持部28に設けた凹部25に制御板
10をセットする。
【0043】これにより、制御板支持部28の4箇所の
隙間26にフィルム14を支持した状態で、制御板10
を制御板支持部28に設けた凹部25に挿入すること
で、制御板10とフィルム14を強固に支持することが
でき、組み立てが容易で、制御板10とフィルム14が
握り部27内で移動することがなく、万一、制御板10
に実装した電子部品が劣化して過熱しても、安全性を確
保することができる。
【0044】なお、本実施例では、握り部27と制御板
支持部28の間に設けた4箇所の隙間26に、フィルム
14を挿入して握り部27の内面を覆うようにしている
が、上記実施例2と同様に、握り部27の内面を金属薄
板16で覆うようにしてもよい。
【0045】(実施例7) 図12に示すように、把手裏板29は、電源コード30
を有し、把手裏板29に制御板10の後端面を支持して
固定する制御板固定部31を2箇所設けている。制御板
10の前端面は、上記実施例3から6と同様に、制御板
支持部(図示せず)により支持している。他の構成は上
記実施例6と同じである。
【0046】上記構成において作用を説明すると、握り
部27内にフィルム14を小さく丸めて握り部27内に
入れると、復元力によりフィルム14は握り部27の内
面を覆うように広がり、握り部27内に固定される。そ
の後、フィルム14に内面を覆われた握り部27内に制
御板10を収納し、制御板10の前端面を制御板支持部
により支持する。制御板10の後端面は、この制御板1
0と交差する略垂直方向に形成した制御板固定部31に
より押され、固定される。
【0047】これにより、制御板10の前端面を制御板
支持部により支持し、後端面を把手裏板29に設けた制
御板固定部31で支持し固定することで、制御板10を
強固に支持することができ、組み立てが容易で、制御板
10が握り部27内で移動することがなく、万一、制御
板10に実装した電子部品が劣化して過熱しても、安全
性を確保することができる。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、ベース部を加熱するヒータ部と、このヒ
ータ部への通電を制御する電子部品を実装した制御板
と、この制御板を収容する握り部とを備え、前記握り部
の内面を難燃性のフィルムで覆い、覆った状態で前記制
御板を前記握り部内に収容できるようにしたから、握り
部の内面を難燃性のフィルムで覆った状態で、制御板を
握り部内に収容することができるため、組み立てが容易
で、万一、制御板に実装した電子部品が劣化して過熱し
ても、難燃性のフィルムで保護することができ、安全な
アイロンを提供することができる。
【0049】また、請求項2に記載の発明によれば、ベ
ース部を加熱するヒータ部と、このヒータ部への通電を
制御する電子部品を実装した制御板と、この制御板を収
納する握り部とを備え、前記握り部内に金属薄板を支持
する支持部を設け前記握り部の内面を握り部の内周より
も長さを長くした金属薄板で覆い、覆った状態で前記制
御板を前記握り部内に収容できるようようにしたから、
握り部の内面を金属薄板で覆った状態で、制御板を握り
部内に収納することができるため、組み立てが容易で、
万一、制御板に実装した電子部品が劣化して過熱して
も、金属薄板で保護することができ、さらに、制御板を
金属薄板で覆うため、電磁気的に遮蔽することができ、
耐ノイズ性能を向上することができる。
【0050】また、請求項2あるいは請求項3に記載の
発明によれば、フィルムまたは金属薄板は、握り部の内
周よりも長さを長くしたから、フィルムまたは金属薄板
で握り部の内面を覆ったとき、握り部の内面にフィルム
または金属薄板で覆われない部分ができることがなく、
万一、制御板に実装した電子部品が劣化して過熱して
も、安全性を確保することができる。
【0051】また、請求項4に記載の発明によれば、握
り部内にフィルムまたは金属薄板を支持する支持部を設
けたから、支持部によりフィルムまたは金属薄板を支持
することで、組み立てが容易で、フィルムまたは金属薄
板が握り部内で移動することがなく、万一、制御板に実
装した電子部品が劣化して過熱しても、安全性を確保す
ることができる。
【0052】また、請求項5に記載の発明によれば、握
り部内に制御板を支持する制御板支持部を設けたから、
制御板支持部により制御板を支持することで、組み立て
が容易で、制御板が握り部内で移動することがなく、万
一、制御板に実装した電子部品が劣化して過熱しても、
安全性を確保することができる。
【0053】また、請求項6に記載の発明によれば、制
御板支持部は、制御板とフィルムまたは金属薄板を同じ
箇所に支持するようにしたから、制御板支持部にフィル
ムまたは金属薄板を支持した状態で、制御板を挿入する
ことで、制御板とフィルムまたは金属薄板を強固に支持
することができ、組み立てが容易で、制御板とフィルム
または金属薄板が握り部内で移動することがなく、万
一、制御板に実装した電子部品が劣化して過熱しても、
安全性を確保することができる。
【0054】また、請求項7に記載の発明によれば、制
御板支持部は、制御板とフィルムまたは金属薄板を別々
に支持するようにしたから、制御板支持部にフィルムま
たは金属薄板を支持した状態で、制御板を挿入すること
で、制御板とフィルムまたは金属薄板を強固に支持する
ことができ、組み立てが容易で、制御板とフィルムまた
は金属薄板が握り部内で移動することがなく、万一、制
御板に実装した電子部品が劣化して過熱しても、安全性
を確保することができる。
【0055】また、請求項8に記載の発明によれば、制
御板支持部は、フィルムまたは金属薄板を3箇所以上で
支持するようにしたから、フィルムまたは金属薄板を強
固に支持することができ、フィルムまたは金属薄板が握
り部内で移動することがなく、万一、制御板に実装した
電子部品が劣化して過熱しても、安全性を確保すること
ができる。
【0056】また、請求項9に記載の発明によれば、電
源コードを備えた把手裏板を設け、この把手裏板に制御
板固定部を設けたから、制御板支持部に制御板の一端を
支持し、他端を把手裏板に設けた制御板固定部で支持す
ることで、制御板を強固に支持することができ、組み立
てが容易で、制御板が握り部内で移動することがなく、
万一、制御板に実装した電子部品が劣化して過熱して
も、安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のアイロンの握り部の要
部断面図
【図2】同アイロンの握り部のA−A断面図
【図3】同アイロンの斜視図
【図4】本発明の第2の実施例のアイロンの握り部の要
部断面図
【図5】同アイロンの握り部のB−B断面図
【図6】本発明の第3の実施例のアイロンの握り部の要
部断面図
【図7】同アイロンの握り部のC−C断面図
【図8】本発明の第4の実施例のアイロンの握り部の要
部断面図
【図9】本発明の第5の実施例のアイロンの握り部の要
部断面図
【図10】本発明の第6の実施例のアイロンの握り部の
要部断面図
【図11】同アイロンの握り部のD−D断面図
【図12】本発明の第7の実施例のアイロンの要部断面
【図13】従来のアイロンの斜視図
【図14】同アイロンの回路図
【図15】同アイロンの握り部の要部断面図
【図16】同アイロンの握り部のE−E断面図
【符号の説明】
2 ベース部 10 制御板 13 握り部 14 フィルム
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 75/34 D06F 75/26

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース部を加熱するヒータ部と、このヒ
    ータ部への通電を制御する電子部品を実装した制御板
    と、この制御板を収容する握り部とを備え、前記握り部
    の内面を難燃性のフィルムで覆い、覆った状態で前記制
    御板を前記握り部内に収容できるようにしたアイロン。
  2. 【請求項2】 ベース部を加熱するヒータ部と、このヒ
    ータ部への通電を制御する電子部品を実装した制御板
    と、この制御板を収納する握り部とを備え、前記握り部
    内に金属薄板を支持する支持部を設け前記握り部の内面
    握り部の内周よりも長さを長くした金属薄板で覆い、
    覆った状態で前記制御板を前記握り部内に収容できる
    うにしたアイロン。
  3. 【請求項3】 フィルムは、握り部の内周よりも長さを
    長くした請求項1記載のアイロン。
  4. 【請求項4】 ベース部を加熱するヒータ部と、このヒ
    ータ部への通電を制御する電子部品を実装した制御板
    と、この制御板を収容する握り部とを備え、前記握り部
    の内面を難燃性のフィルムあるいは金属薄板で覆い、覆
    った状態で前記制御板を前記握り部内に収容できるうよ
    うにし、前記握り部内に前記フィルムまたは前記金属薄
    板を支持する支持部を設けたアイロン。
  5. 【請求項5】 握り部内に制御板を支持する制御板支持
    部を設けた請求項1から4のいずれか1項に記載のアイ
    ロン。
  6. 【請求項6】 制御板支持部は、制御板とフィルムまた
    は金属薄板を同じ箇所に支持するようにした請求項5記
    載のアイロン。
  7. 【請求項7】 制御板支持部は、制御板とフィルムまた
    は金属薄板を別々に支持するようにした請求項5記載の
    アイロン。
  8. 【請求項8】 制御板支持部は、フィルムまたは金属薄
    板を3箇所以上で支持するようにした請求項5から7の
    いずれか1項に記載のアイロン。
  9. 【請求項9】 電源コードを備えた把手裏板を設け、こ
    の把手裏板に制御板固定部を設けた請求項5から8のい
    ずれか1項に記載のアイロン。
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