JP3282154B2 - 速結タイプ陰極線管ソケット - Google Patents

速結タイプ陰極線管ソケット

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JP3282154B2
JP3282154B2 JP31836794A JP31836794A JP3282154B2 JP 3282154 B2 JP3282154 B2 JP 3282154B2 JP 31836794 A JP31836794 A JP 31836794A JP 31836794 A JP31836794 A JP 31836794A JP 3282154 B2 JP3282154 B2 JP 3282154B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、速結タイプ陰極線管
ソケットに関し、特に、フォーカスリード線先端に生ず
るコロナ放電に起因するソケットハウジング内壁の損傷
を防止する速結タイプ陰極線管ソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】速結タイプ陰極線管ソケットとは、フォ
ーカスリード線を高圧電極に接続するに際して半田付け
することなしに、リード線挿入孔に単に挿入することに
より接続することができるタイプの陰極線管ソケットの
ことである。速結タイプ陰極線管ソケットの先行例を図
6ないし図8を参照して説明する。
【0003】絶縁材より成るボデイ11は、陰極線管の
端子ピンが挿入接続される本体12と、その側部に一体
に形成される高圧放電空隙室13とにより構成される。
この高圧放電空隙室13は、本体12と一体に形成され
る空隙室基体42とその開口に嵌合するカバー43より
成る。本体12の形状は厚味のあるほぼ円板状のもので
あり、その中心線14を中心として断面円形の貫通孔1
5が形成されている。本体12の中心線14を中心とす
る円上に陰極線管の端子ピンが挿入される端子ピン挿入
孔16が複数個等間隔に穿設されている。これら端子ピ
ン挿入孔16には、これと連通してボデイ11の背面ま
で延長したコンタクト収容部17が形成されている。こ
れらコンタクト収容部17には端子ピンに接触するコン
タクト18が収容されてる。
【0004】高圧放電空隙室13の空隙室基体42には
高圧放電空隙を構成する高圧放電電極31および高圧放
電電極32が収容されている。高圧放電電極31は半球
状をしており、その周辺には方形の鍔状のフランジ35
が一体に形成されている。このフランジ35は高圧放電
空隙室13の内部に形成されるスリット71に嵌合さ
れ、高圧放電電極31を高圧放電空隙室13内に保持し
ている。高圧放電電極32も高圧放電空隙室13の空隙
室基体42の内壁に形成されるスリット73に嵌合保持
されている。この高圧放電電極32は導線を屈曲して構
成され、その屈曲突出した先端部と高圧放電電極31の
突出した半球先端部との間に高圧放電空隙を構成してい
る。そして、本体12の高圧放電空隙室13に隣接する
ところに、本体12と一体的に絶縁材より成る筒体20
が構成され、その中心孔には陰極線管の高圧端子ピンが
接続する高圧用コンタクト18hが嵌合している。この
高圧用コンタクト18hは接続導体33を介して高圧放
電電極31に電気機械的に接続せしめられる。この接続
導体33の先端部は、屈曲せしめられて高圧放電電極3
1のフランジ35の接触部35’に対向するフォーカス
端子37を形成し、このフォーカス端子37と高圧放電
電極31との間にフォーカスリード線47の芯線部4
7’が強く圧入される。
【0005】ここで、空隙室基体42に嵌合して高圧放
電空隙室13を構成するカバー43を説明する。48は
フォーカス端子37に対応して穿設されたリード線挿入
孔であり、外部リード線である高電圧のフォーカスリー
ド線47の芯線部47’はこの挿入孔48を介して空隙
室基体42内に挿入され、その芯線先端部は高圧放電電
極31のフランジ35の接触部35’とフォーカス端子
37との間に位置するに到る。そして、リード線挿入孔
48の周囲を包囲する格好の筒状突部49がカバー43
に一体に形成されている。この筒状突部49は高電圧フ
ォーカスリード線47を挿入する場合のフォーカスリー
ド線47のガイドの作用をすると共に、リード線の絶縁
被覆部を機械的に挟持する役割をも果たすものである。
【0006】カバー43には、ヒンジ54を介してロッ
ク部材80が具備されている。このロック部材80は下
部に芯線押え部81が下向きに延伸突出されると共に、
筒状突部49側に被覆押えリブ82が突出形成されてい
る。そして、被覆押えリブ82が形成される側とは異な
る側にはロック部材係合部83が被覆押えリブ82とは
逆向きに突出形成されている。52は切溝であり、カバ
ー43の筒状突部49と接近してフランジ35のフォー
カス端子37と反対の位置近傍に形成されている。90
は水平方向断面形状がほぼコ字状のロック部材嵌合枠体
である。この嵌合枠体90はカバー43に一体に筒状突
部49を包囲する様に成形されている。91はロック部
材係合部83が係合嵌合する嵌合孔であり、92はロッ
ク部材80の下向きの進行を停止する停止段部である。
筒状突部49の上部のロック部材80側は解放して被覆
押えリブ82が挿通嵌合される挿通部84とされてい
る。被覆押えリブ82と挿通部84の間の嵌合は、両者
が相互に嵌合した状態において両者間に隙間の生じない
形状構造に構成される。ロック部材嵌合枠体90のコ字
状に解放している下端部に上述のヒンジ54が取り付け
られている。
【0007】ここで、リード線挿入孔48を介して高電
圧フォーカスリード線47の芯線部47’をフランジ3
5の接触部35’とフォーカス端子37との間に圧入し
た状態において、ロック部材80を回動してカバー43
の前面に対接させてこれを下向きに押圧すると、切溝5
2を介して芯線押え部81は受板39をフランジ35側
へ少し弾性的に押圧しながら下降すると共に、被覆押え
リブ82は高電圧フォーカスリード線47の絶縁被覆部
に接触した状態において筒状突部49の挿通部84に対
して徐々に挿通嵌合の度を高め、絶縁被覆部を筒状突部
49の内壁に強固に挟持する。即ち、高電圧フォーカス
リード線47は、その芯線部47’がフォーカス端子3
7とフランジ35の接触部35’との間に強固に挟持さ
れると共に、その絶縁被覆部が被覆押えリブ82と筒状
突部49の内壁との間に強固に挟持された状態になる。
【0008】以上の通り、高電圧フォーカスリード線4
7は、筒状突部49に案内されながらリード線挿入孔4
8を介してその芯線部47’をフランジ35の接触部3
5’とフォーカス端子37との間に圧入した状態におい
てロック部材80を回動操作することにより、芯線部4
7’がフォーカス端子37とフランジ35の接触部3
5’との間に強固に挟持されると共にその絶縁被覆部が
被覆押えリブ82と筒状突部49の内壁との間に強固に
挟持された状態となる。そして、高電圧フォーカスリー
ド線47の芯線部47’の長さは、フォーカス端子37
およびフランジ35の接触部35’との間の結合から開
放されて速結タイプ陰極線管ソケットから離脱すること
がない様に、或る程度余裕を持たせて長めに設定され
る。また、この芯線部47’の先端部は通常は切断され
たままの尖鋭な形状をしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】速結タイプ陰極線管ソ
ケットはプリント配線基板の表面に取り付けられ、その
コンタクトの端子はプリント配線基板を貫通してその裏
面に達し、ここに形成されるプリント配線に半田付けさ
れて使用される。そして、高電圧フォーカスリード線4
7の芯線部47’の長さは長めに設定され、その先端部
は空隙室基体42の底部上面近傍に達している。
【0010】ここで、高電圧フォーカスリード線47の
芯線部47’の先端とプリント配線基板裏面のプリント
配線に着目すると、芯線部47’の先端とプリント配線
基板裏面のプリント配線とは、芯線部47’の先端と空
隙室基体42の底部上面との間の空間、空隙室基体42
の底部の厚み、プリント配線基板の厚みより成る絶縁体
を介して対向している。これら両者間の絶縁体の厚みは
小さい。そして、高電圧フォーカスリード線47には、
動作状態において8〜10kV程度の高電圧が印加され
ている。また、高電圧フォーカスリード線47の芯線部
47’の先端は通常は切断されたままの尖鋭な形状をし
ている。
【0011】以上のことから、高電圧フォーカスリード
線47の芯線部47’の先端とプリント配線基板裏面の
プリント配線との間、或はプリント配線基板に実装され
る電子部品との間に電界を形成し、これらの配線或は部
品と芯線部47’の先端との間にコロナ放電が発生し易
くなる。芯線部47’の先端からコロナ放電することに
起因して、芯線部47’の先端近傍に位置する絶縁材料
より成る空隙室基体42の内面は損傷し、この部分とそ
の近傍の絶縁性は劣化する。更に、絶縁材料が損傷した
ことにより生じた2次生成物が陰極線管ソケットの種々
の金属部材に付着してその導電性を阻害するに到る。
【0012】この発明は、上述の通りの問題を解消した
速結タイプ陰極線管ソケットを提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】高圧用放電空隙を収容す
る高圧用放電空隙室13を具備し、高圧用放電空隙を形
成する一方の高圧放電電極31および他方の高圧放電電
極32を具備し、一方の高圧放電電極31はこれと一体
的に形成されるフランジ35を有しており、フランジ3
5の接触部35’に傾斜して近接、対向するフォーカス
端子37を具備し、フォーカス端子37は接続導体33
を介して高圧用コンタクト18hに接続し、フォーカス
端子37とフランジ35の接触部35’との間に外部か
ら挿入されるフォーカスリード線47の芯線部47’を
挿入案内するリード線挿入孔48が穿設される筒状突部
49を高圧用放電空隙室13のカバー43に具備し、カ
バー43には切溝52が穿設されており、切溝52を介
して高圧用放電空隙室13に進入しフォーカス端子37
を押圧してフォーカスリード線47をフォーカス端子3
7とフランジ35の接触部35’との間に挟持せしめる
芯線押え部81を有するロック部材80を具備する速結
タイプ陰極線管ソケットにおいて、リード線挿入孔48
の下方に金属材料より成る上に凹の湾曲部材を形成した
速結タイプ陰極線管ソケットを構成した。
【0014】そして、湾曲部材は一方の高圧放電電極3
1のフランジ35の下端部に一体的に形成したものであ
る速結タイプ陰極線管ソケットを構成した。また、湾曲
部材の先端は一方の高圧放電電極31とは逆向きにR字
状に屈曲せしめ芯線部47’先端の進入を容易にする構
成を採用するものであることを特徴とする速結タイプ陰
極線管ソケットを構成した。
【0015】また、湾曲部材はフォーカス端子37の接
続導体33に一体的に形成したものである速結タイプ陰
極線管ソケットを構成した。更に、湾曲部材の先端は外
向きにR字状に屈曲せしめて芯線部47’先端の進入を
容易にする構成を採用するものである速結タイプ陰極線
管ソケットを構成した。更に、湾曲部材は高圧放電電極
のフランジ35或は接続導体33とは独立して配置した
ものである速結タイプ陰極線管ソケットを構成した。こ
こで、湾曲部材の先端は外向きに屈曲せしめて芯線部4
7’先端の進入を容易にする構成を採用するものである
ことを特徴とする速結タイプ陰極線管ソケットをも構成
した。
【0016】
【実施例】この発明の実施例を図1および図2を参照し
て説明する。この実施例も、速結タイプ陰極線管ソケッ
トとしての前提条件自体は上述された先行例と格別異な
るところはない。即ち、高圧用放電空隙を収容する高圧
用放電空隙室13を具備している。高圧用放電空隙は一
方の高圧放電電極31と他方の高圧放電電極32との間
に形成される。高圧放電電極31は、これと一体的に形
成されるフランジ35を高圧用放電空隙室13内の内部
に形成されるスリット71に嵌合することにより高圧放
電空隙室13内に保持される。
【0017】高圧放電電極31自体の構成およびその保
持について詳しく説明すると下記の通りとなる。特に、
図2において、100はフォーカス端子−高圧放電電極
保持部を示す参照符号である。この保持部100は全面
板101、中板102、端子支持板103および高さの
低い背板104より成る。これら全面板101、中板1
02、分厚く強固な端子支持板103および背板104
は、互に平行に空隙室基体42の底部に一体的にモール
ド成形されている。105は側板である。全面板101
はその上端からU字状に切り欠かれて高圧放電電極31
が突出する切り欠き部106が形成されている。全面板
101と中板102の間にはスリット71が形成され、
高圧放電電極31を切り欠き部106側に向けた状態に
してフランジ35をスリット71に圧入することにより
保持部100に対する高圧放電電極31の取り付けがな
される。そして、この実施例の高圧放電電極31は、斜
視図2(b)に示される通り、更に、フランジ35下端
部の接触部35’直下に上に凹の湾曲部材36を一体に
形成している。この湾曲部材36は上に凹に湾曲せしめ
て、その先端は高圧放電電極31とは逆向きにR字状に
屈曲せしめられている。
【0018】そして、フランジ35の接触部35’に対
して傾斜して近接対向するフォーカス端子37は接続導
体33を介して高圧用コンタクト18hに接続してい
る。フォーカスリード線47の芯線部47’は、高圧用
放電空隙室13のカバー43に形成される筒状突部49
に穿設されるリード線挿入孔48を介して外部から挿入
され、フォーカス端子37とフランジ35の接触部3
5’との間に強く圧入される。ロック部材80の芯線押
え部81は、切溝52を介して高圧用放電空隙室13に
進入しフォーカス端子37を押圧してフォーカスリード
線47をフォーカス端子37とフランジ35の接触部3
5’との間に挟持せしめる。
【0019】以上の如き湾曲部材36をフランジ35に
一体に形成することにより、湾曲部材36を具備しない
場合においてプリント配線基板裏面のプリント配線或は
プリント配線基板に実装される電子部品とフォーカスリ
ード線47の芯線部47’先端との間に発生していたコ
ロナ放電は、今度は湾曲部材36との間に発生すること
になる。湾曲部材36の凸面は、フォーカスリード線4
7の芯線部47’先端と比較して平滑である上に曲率は
小さいので、結局、この凸面に電界の集中するところは
なく、コロナ放電が発生する恐れは殆どなくなる。図示
される実施例においては、湾曲部材36は上に凹に湾曲
せしめてその先端は高圧放電電極31とは逆向きにR字
状に屈曲せしめて芯線部47’先端の進入を容易にする
構成を採用している。湾曲部材36をこの様に構成し、
フォーカスリード線47の芯線部47’先端を湾曲部材
36の凹部内に進入せしめることにより、コロナ放電に
起因する芯線部47’先端近傍に位置する空隙室基体4
2の内面の損傷を更に減少することができる。
【0020】図3および図4を参照して他の実施例を説
明する。この実施例は、湾曲部材36をフォーカス端子
37の接続導体33に形成した例である。このフォーカ
ス端子37の接続導体33は、フォーカス端子37に直
結する直立部108、水平部109および高圧用コンタ
クト18hに接続する立ち上がり部110より成る。そ
して、直立部108の下端部に上に凹の湾曲部材36を
一体に形成している。この湾曲部材36は上に凹に湾曲
せしめてその先端は外向きにR字状に屈曲せしめてフォ
ーカスリード線47の芯線部47’先端の進入を容易に
する構成を採用している。フォーカス端子−高圧放電電
極保持部100は、先の実施例と同様に全面板101、
中板102、端子支持板103および背板104より成
る。ただし、この実施例においては、分厚く強固な端子
支持板103は、その上端からU字状に深く切り欠かれ
て湾曲部材36が突出する切り欠き部107が形成され
ている。
【0021】以上の如き湾曲部材36をフォーカス端子
37の接続導体33の直立部108の下端部に一体に形
成することにより、先の実施例と同様に、湾曲部材36
を具備しない場合においてプリント配線基板裏面のプリ
ント配線或はプリント配線基板に実装される電子部品と
フォーカスリード線47の芯線部47’先端との間に発
生していたコロナ放電は、今度は湾曲部材36との間に
発生することになる。湾曲部材36の凸面はフォーカス
リード線47の芯線部47’先端と比較して平滑である
上に曲率は小さいので、結局、この凸面に電界の集中す
るところはなくコロナ放電が発生する恐れは殆どなくな
る。
【0022】図5を参照して更に他の実施例を説明す
る。この実施例は、金属材料より成る上に凹の湾曲部材
36を、リード線挿入孔48の下方の空隙室基体42底
部表面に、高圧放電電極のフランジ35或は接続導体3
3とは独立して配置する。図においては、この湾曲部材
36はフォーカス端子−高圧放電電極保持部100に圧
入保持されるフランジ35と端子支持板103との間に
嵌合配置されている。この湾曲部材36はその先端を外
向きにR字状に屈曲せしめてフォーカスリード線47の
芯線部47’先端の進入を容易にする構成を採用するこ
とができる。
【0023】以上の如き湾曲部材36をリード線挿入孔
48の下方に配置することにより、フォーカスリード線
47の芯線部47’先端とプリント配線基板裏面のプリ
ント配線或はプリント配線基板に実装される電子部品と
の間に印加される電圧は、芯線部47’先端と湾曲部材
36との間、および湾曲部材36とプリント配線或は電
子部品との間に分圧して印加されることとなる。この様
に分圧される分だけ芯線部47’先端と湾曲部材36と
の間の電圧は低下し、結局、芯線部47’先端近傍にお
ける電界は小さくなり、コロナ放電が発生する恐れは減
少する。
【0024】
【発明の効果】以上の通りであって、リード線挿入孔4
8を介してフォーカス端子37とフランジ35の接触部
35’との間に圧入固定されるフォーカスリード線47
の芯線部47’先端に発生するコロナ放電は、リード線
挿入孔48の下方に金属材料より成る上に凹の湾曲部材
を配置したことにより、放電の発生自体を減少すること
ができ、或は発生するコロナ放電に起因する芯線部4
7’先端近傍に位置する空隙室基体42の内面の損傷を
減少することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を説明する断面図である。
【図2】図1の実施例におけるフォーカス端子および高
圧放電電極の保持を説明する斜視図であり、(a)はフ
ォーカス端子−高圧放電電極保持部の斜視図、(b)は
高圧放電電極の斜視図である。
【図3】他の実施例を説明する断面図である。
【図4】図3の実施例におけるフォーカス端子および高
圧放電電極の保持を説明する斜視図であり、(a)はフ
ォーカス端子−高圧放電電極保持部の斜視図、(b)は
湾曲部材の斜視図である。
【図5】更に他の実施例を説明する断面図である。
【図6】先行例を説明する斜視図である。
【図7】先行例を説明する図であり、(a)は一部断面
正面図、(b)は一部断面側面図である。
【図8】先行例を説明する断面図である。
【符号の説明】
13 高圧用放電空隙室 31 一方の高圧放電電極 32 他方の高圧放電電極 35 フランジ 35’ 接触部 37 フォーカス端子 33 接続導体 18h 高圧用コンタクト 47 フォーカスリード線 47’ 芯線部 48 リード線挿入孔 49 筒状突部 43 カバー 52 切溝 81 芯線押え部 80 ロック部材 36 湾曲部材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧用放電空隙を収容する高圧用放電
    空隙室を具備し、上記 高圧用放電空隙を形成する一方の高圧放電電極およ
    び他方の高圧放電電極を具備し 上記 一方の高圧放電電極はこれと一体的に形成されるフ
    ランジを有しており、上記 フランジの接触部に傾斜して近接対向するフォーカ
    ス端子を具備し 上記 フォーカス端子は接続導体を介して高圧用コンタク
    トに接続しており、上記 フォーカス端子と上記フランジの接触部との間に外
    部から挿入されるフォーカスリード線の芯線部を挿入案
    内するリード線挿入孔が穿設される筒状突部を上記高圧
    用放電空隙室のカバーに具備し 上記 カバーには切溝が穿設されており、その 切溝を介して上記高圧用放電空隙室に進入し上記
    ォーカス端子を押圧して上記フォーカスリード線を上記
    フォーカス端子と上記フランジの接触部との間に挟持せ
    しめる芯線押え部を有するロック部材を具備する速結タ
    イプ陰極線管ソケットにおいて、上記 リード線挿入孔の下方に金属材料より成る上に凹の
    湾曲部材を形成し、その湾曲部材は一方の高圧放電電極
    のフランジの下端部に一体的に形成し、その湾曲部材の
    先端は一方の高圧放電電極とは逆向きにR字状に屈曲せ
    しめて芯線部先端の進入を容易にする構成を採用するも
    のであることを特徴とする速結タイプ陰極線管ソケッ
    ト。
  2. 【請求項2】 高圧用放電空隙を収容する高圧用放電
    空隙室を具備し、 上記高圧用放電空隙を形成する一方の高圧放電電極およ
    び他方の高圧放電電極を具備し、 上記一方の高圧放電電極はこれと一体的に形成されるフ
    ランジを有しており、 上記フランジの接触部に傾斜して近接対向するフォーカ
    ス端子を具備し、 上記フォーカス端子は接続導体を介して高圧用コンタク
    トに接続しており、 上記フォーカス端子と上記フランジの接触部との間に外
    部から挿入されるフォーカスリード線の芯線部を挿入案
    内するリード線挿入孔が穿設される筒状突部を上記高圧
    用放電空隙室のカバーに具備し、 上記カバーには切溝が穿設されており、 その切溝を介して上記高圧用放電空隙室に進入し上記フ
    ォーカス端子を押圧して上記フォーカスリード線を上記
    フォーカス端子と上記フランジの接触部との間に挟持せ
    しめる芯線押え部を有するロック部材を具備する速結タ
    イプ陰極線管ソケットにおいて、 上記リード線挿入孔の下方に金属材料より成る上に凹の
    湾曲部材を形成し、その湾曲部材は上記フォーカス端子
    の接続導体に一体的に形成し、その湾曲部材の先端は外
    向きにR字状に屈曲せしめて芯線部47’先端の進入を
    容易にする構成を採用するもので あることを特徴とする
    速結タイプ陰極線管ソケット。
  3. 【請求項3】 高圧用放電空隙を収容する高圧用放電
    空隙室を具備し、 上記高圧用放電空隙を形成する一方の高圧放電電極およ
    び他方の高圧放電電極を具備し、 上記一方の高圧放電電極はこれと一体的に形成されるフ
    ランジを有しており、 上記フランジの接触部に傾斜して近接対向するフォーカ
    ス端子を具備し、 上記フォーカス端子は接続導体を介して高圧用コンタク
    トに接続しており、 上記フォーカス端子と上記フランジの接触部との間に外
    部から挿入されるフォーカスリード線の芯線部を挿入案
    内するリード線挿入孔が穿設される筒状突部を上記高圧
    用放電空隙室のカバーに具備し、 上記カバーには切溝が穿設されており、 その切溝を介して上記高圧用放電空隙室に進入し上記フ
    ォーカス端子を押圧して上記フォーカスリード線を上記
    フォーカス端子と上記フランジの接触部との間に挟持せ
    しめる芯線押え部を有するロック部材を具備する速結タ
    イプ陰極線管ソケットにおいて、 上記リード線挿入孔の下方に金属材料より成る上に凹の
    湾曲部材を形成し、その湾曲部材は一方の高圧放電電極
    のフランジ或は接続導体とは独立して配置し、その湾曲
    部材の先端は外向きに屈曲せしめて芯線部先端の進入を
    容易にする構成を採用するもので あることを特徴とする
    速結タイプ陰極線管ソケット。
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