JPH07272812A - 速結タイプ陰極線管ソケット - Google Patents

速結タイプ陰極線管ソケット

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JPH07272812A
JPH07272812A JP5891594A JP5891594A JPH07272812A JP H07272812 A JPH07272812 A JP H07272812A JP 5891594 A JP5891594 A JP 5891594A JP 5891594 A JP5891594 A JP 5891594A JP H07272812 A JPH07272812 A JP H07272812A
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cathode ray
lead wire
type cathode
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孝之 長田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塵埃が集中吸着しない確認窓50を有する速
結タイプ陰極線管ソケットを提供する。 【構成】 高圧用放電空隙の高圧側電極31の保持板3
5に傾斜して近接対向する一体のフォーカス端子37を
高圧用放電空隙室13内に具備し、フォーカスリード線
47を挿入案内するリード線挿入孔48が穿設される筒
状突部49を具備し、切溝52を介して高圧用放電空隙
室13に進入しフォーカスリード線47をフォーカス端
子37と保持板35との間に挟持せしめる芯線押え部8
1を有するロック部材80を具備する速結タイプ陰極線
管ソケットにおいて、筒状突部49はその周面のロック
部材80の位置する側において芯線押え部81の一部分
に対応するところに確認窓50が穿設される速結タイプ
陰極線管ソケット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、速結タイプ陰極線管
ソケットに関し、特に、フォーカスリード線の高圧放電
空隙室への挿入状態を確認する確認窓を有する速結タイ
プ陰極線管ソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】速結タイプ陰極線管ソケットとは、フォ
ーカスリード線を高圧電極に接続するに際して半田付け
することなしに、リード線挿入孔に単に挿入することに
より接続することができるタイプの陰極線管ソケットの
ことである。図6および図7を参照するに、絶縁材より
成るボデイ11は、陰極線管の端子ピンが挿入接続され
る本体12と、その側部に一体に形成される高圧放電空
隙室13とにより構成される。本体12の形状は厚味の
あるほぼ円板状のものであり、その中心線14を中心と
して断面円形の貫通孔15が形成されている。本体12
の中心線14を中心とする円上に、陰極線管の端子ピン
が挿入される端子ピン挿入孔16が複数個等間隔に穿設
されている。これら端子ピン挿入孔16には、これらと
連通してボデイ11の背面まで延長したコンタクト収容
部17が形成されている。これらコンタクト収容部17
にはコンタクト18が収容されている。図8をも参照す
るに、本体12にはその外周面に沿って円弧状に湾曲せ
しめられた接地導体19が設けられている。そして、コ
ンタクト18のそれぞれと接地導体19との間には放電
空隙室用孔21が形成され、放電空隙室用孔21におい
て接地導体19とコンタクト18との間に放電空隙が構
成される。
【0003】図6、図9および図10を参照するに、高
圧放電空隙室13には高圧用放電空隙を構成する高圧電
極31および高圧放電電極32が収容されている。そし
て、本体12の高圧放電空隙室13に隣接するところに
陰極線管の高圧端子ピンが接続する高圧用コンタクト1
8hが設けられる。この高圧用コンタクト18hと高圧
電極31とは接続導体33を介して互に接続している。
高圧電極31は半球状をしており、その周辺には方形の
鍔状の保持板35が一体に形成されている。この保持板
35は高圧放電空隙室13の内部に形成される高圧電極
保持部70に形成されるスリット71内に嵌合され、高
圧電極31を高圧放電空隙室13に保持している。高圧
放電電極32も同様に半球状をしており、その周辺には
方形の鍔状の保持板36が一体に形成されている。この
保持板36も高圧放電空隙室13の内部に形成される高
圧放電電極保持部72に形成されるスリット73内に嵌
合され スリット内に嵌合され、高圧放電電極32を高
圧放電空隙室13に保持している。そして、これら高圧
電極31と高圧放電電極32とは互に対向して高圧放電
空隙を形成している。
【0004】上述した通りの速結タイプの陰極線管ソケ
ットは高電圧のフォーカスリード線47が接続されるフ
ォーカス端子37を高圧電極31の保持板35に近接対
向してこの保持板35に一体的に形成されている。この
例においては、フォーカス端子37は保持板35の背面
の一側の前方部に近接対向して配置されている。即ち連
結部38はその一端を保持板35の一側縁の前方部から
背面側に直角に一体的に延伸形成し、連結部38の他端
は保持板35の背面に平行に対向する様に折返され、こ
の折返された部分を受板39とし、受板39の上端部を
前方下向きに延伸し、この下向きに延伸折返された部分
をフォーカス端子37としている。
【0005】図9および図11を参照するに、高圧放電
空隙室13は、本体12と一体に形成された収容部本体
42と収容部本体42の前方開口を蓋するカバー43と
より成る。上述した通り高圧電極31の保持板35を保
持する高圧電極保持部70は収容部本体42と一体に形
成されているが、この高圧電極保持部70にはフォーカ
ス端子37および受板39の左右ぶれを防止する規制片
44および45が一体に形成されている。なお、接続導
体33の一端には図10に示される如く半田接続用端子
46も設けられている。
【0006】図9および図12を参照するに、48はフ
ォーカス端子37に対向して穿設されたリード線挿入孔
であり、外部リード線である高電圧のフォーカスリード
線47はこの挿入孔48を介して収容部本体42内に挿
入され、その芯線先端部は保持板35とフォーカス端子
37との間に位置するに到る。そして、リード線挿入孔
48の周囲を包囲する格好の筒状突部49がカバー43
に一体に形成されている。この筒状突部49は、高電圧
フォーカスリード線47を挿入する場合のリード線47
のガイドの作用をすると共にリード線の絶縁被覆が嵌合
してその振動防止の作用をもするものである。筒状突部
49の周面には上方にスリット状に解放する確認窓50
が形成されている。そして、カバー43にはヒンジ54
を介して回動板53が具備されている。この回動板53
には押え片51およびU字片55が形成されている。押
え片51は回動板53と直角に一体に立てられ、回動板
53の一端はカバー43の前方一縁に一体に回動自在に
連結され、この連結部はヒンジ54とされている。52
は切溝であり、カバー43の筒状突部49と接近して保
持板35のフォーカス端子37と反対の位置近傍に形成
されている。高電圧フォーカスリード線47をリード線
挿入孔48を介して保持板35とフォーカス端子37と
の間に挿入した状態において、回動板53を回動してカ
バー43の前面に対接させて下向きに押圧すると、切溝
52を介して押え片51は受板39を保持板35側へ弾
性的に押圧し、フォーカス端子37と保持板35とによ
る高圧リード線47の挟持が機械的に確実になり、かつ
電気的に良好に接触する。この時、回動板53と一体の
U字片55はカバー43の外側面の爪56と結合し、こ
れによりカバー43と回動板53とは結合を保持され、
結局、フォーカス端子37と保持板35とによる高圧リ
ード線47の電気的機械的接続も保持されることとな
る。
【0007】ここで、高電圧フォーカスリード線47を
リード線挿入孔48を介して保持板35とフォーカス端
子37との間に挿入するに際して、その挿入状態を確認
する必要があるが、その際に上述の確認窓50が役に立
つ。即ち、確認窓50を介して高電圧フォーカスリード
線47の筒状突部49への挿入状態を確認することがで
きる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の通りの速結タイ
プの陰極線管ソケットの従来例は、筒状突部49の周面
に上方にスリット状に解放する確認窓50を形成したこ
とにより、これを介して高電圧フォーカスリード線47
の筒状突部49への挿入状態を確認することができ、フ
ォーカス端子37に対する高電圧フォーカスリード線4
7の接続を確実に実施することができる。
【0009】しかし、筒状突部49の周面に確認窓50
を形成した結果、フォーカス端子37と高電圧フォーカ
スリード線47との間の接続部はこの確認窓50を介し
て陰極線管ソケット外部に極く近いところに位置するこ
ととなる。確認窓50を形成するスリットは幅の狭いも
のではあるが、この窓近傍に位置する上述の接続部には
陰極線管ソケットの実使用時に高電圧が印加されること
から、この窓には塵埃が集中して吸着され、これを介し
て沿面放電経路が形成される。通常、塵埃にはナトリウ
ム、カリウムその他の湿気を吸収する物質が含まれ、こ
れに起因して沿面放電経路の電気抵抗は低下するところ
から、放電事故が生起し易くなる。
【0010】図13に示される如く、確認窓50を形成
するところを筒状突部49の周面の回動板53の回動嵌
合する位置側とし、回動板53に立設される壁部57に
よりこの確認窓50を形成するスリットを側方から閉塞
する構成としても事情は同様である。即ち、確認窓50
を形成するスリットの上端部は相変わらず解放50’し
たままであるので、この解放端50’を介して塵埃がス
リット内に集中吸着することに変りはない。
【0011】この発明は、上述の通りの問題を解消した
速結タイプの陰極線管ソケットを提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】高圧用放電空隙を収容す
る高圧用放電空隙室13を具備し、高圧用放電空隙の高
圧側電極31の保持板35に傾斜して近接対向する一体
のフォーカス端子37を高圧用放電空隙室13内に具備
し、フォーカス端子37と保持板35との間に外部から
挿入されるフォーカスリード線47を挿入案内するリー
ド線挿入孔48が穿設される筒状突部49を高圧用放電
空隙室13のカバー43に具備し、このカバー43には
切溝52が穿設されており、切溝52を介して高圧用放
電空隙室13に進入しフォーカス端子37を押圧してフ
ォーカスリード線47をフォーカス端子37と保持板3
5との間に挟持せしめる芯線押え部81を有するロック
部材80を具備する速結タイプ陰極線管ソケットにおい
て、筒状突部49はその周面のロック部材80の位置す
る側において芯線押え部81の一部分に対応するところ
に筒状突部上端に解放しない確認窓50が穿設されるも
のである速結タイプ陰極線管ソケットを構成した。そし
て、速結タイプ陰極線管ソケットにおいて、確認窓50
の下端はテーパ部58の寸前迄延伸形成されるものであ
る速結タイプ陰極線管ソケットを構成した。また、上述
の速結タイプ陰極線管ソケットにおいて、筒状突部49
はその下部に形成されるテーパ部58に対応する外周部
であって確認窓50の下方を切除して確認溝59とした
速結タイプ陰極線管ソケットを構成した。
【0013】更に、高圧用放電空隙を収容する高圧用放
電空隙室13を具備し、高圧用放電空隙の高圧側電極3
1の保持板35に傾斜して近接対向する一体のフォーカ
ス端子37を高圧用放電空隙室13内に具備し、フォー
カス端子37と保持板35との間に外部から挿入される
フォーカスリード線47を挿入案内するテーパ部58を
有するリード線挿入孔48が穿設されると共に上部に解
放する挿通部84が形成される筒状突部49を高圧用放
電空隙室13のカバー43に具備し、このカバー43に
は筒状突部49の挿通部84の近傍に切溝52が穿設さ
れており、切溝52を介して高圧用放電空隙室13に進
入しフォーカス端子37を押圧してフォーカスリード線
47をフォーカス端子37と保持板35との間に挟持せ
しめる芯線押え部81および挿通部84に挿通嵌合して
フォーカスリード線47の絶縁被覆を筒状突部49内壁
に圧しつけて挟持する被覆押えリブ82を有するロック
部材80を具備し、ロック部材嵌合枠体90を具備する
速結タイプ陰極線管ソケットにおいて、筒状突部49は
その周面のロック部材80の位置する側において芯線押
え部81の一部分に対応するところに筒状突部上端に解
放しない確認窓50が穿設されるものである速結タイプ
陰極線管ソケットを構成した。そして、この速結タイプ
陰極線管ソケットにおいて、確認窓50の下端はテーパ
部58の寸前迄延伸形成されるものである速結タイプ陰
極線管ソケットを構成した。また、これらの速結タイプ
陰極線管ソケットにおいて、筒状突部49はその下部に
形成されるテーパ部58に対応する外周部であって確認
窓50の下方を切除して確認溝59としたものである速
結タイプ陰極線管ソケットを構成した。更に、上述の速
結タイプ陰極線管ソケットにおいて、ロック部材嵌合枠
体90は筒状突部49を包囲して成形されるものである
速結タイプ陰極線管ソケットをも構成した。
【0014】
【実施例】この発明の実施例を図を参照して説明する。
従来例と共通する部材には共通する参照符号を使用す
る。この発明の第1の実施例を図1および図2を参照し
て説明する。図1(a)この発明の速結タイプ陰極線管
ソケットを上から視た図であり、図1(b)は図1
(a)におけるA−D断面を示す図である。図2は斜視
図である。
【0015】50はこの発明による確認窓であり、筒状
突部49周面のロック部材80の位置する側に穿設され
るスリットより成る。このスリットは先の従来例の確認
窓とは異なり、その上方に肉があって筒状突部49の上
端部に解放していない。そして、この確認窓50の下端
はテーパ部58の寸前迄充分に長く延伸形成されてい
る。また、この実施例においては、特に図2に示される
如く、筒状突部49の下部に形成されるテーパ部58に
対応する外周部であって確認窓50の下方は切除されて
断面コ字状の確認溝59とされている。即ち、コ字状の
確認溝59を形成してもテーパ部58は全周に亘って存
在しているので、フォーカスリード線47の案内に差し
仕えは生じない。そして、確認窓50はロック部材80
が高圧用放電空隙室13のカバー43に嵌合された時に
ロック部材80の被覆押えリブ82により側方から閉塞
される。
【0016】以上の通りの第1の実施例における確認窓
50は、フォーカスリード線47をリード線挿入孔48
を介して挿入した時、この窓を介してフォーカスリード
線の絶縁被覆部をソケット外部から認識したことにより
芯線部がフォーカス端子37と保持板35との間に挿入
接触したであろうことをほぼ確認することができる。そ
して、確認窓50の下端はテーパ部58の寸前に到る迄
充分に長く延伸形成されているので、確認を容易にする
ことができる。また、確認窓50の下方に形成した確認
溝59を介して、僅かではあるがフォーカス端子37上
部の屈曲部近傍を視認することができ、これによりフォ
ーカスリード線47の芯線部がフォーカス端子37と保
持板35との間に挿入接触したことに起因するフォーカ
ス端子の微小な変形を認識して挿入接触を更に確かめる
ことができる。更に、この発明の確認窓50は、従来例
における確認窓とは異なり、開孔より成るものであって
上部には肉があり、筒状突部49の上端において解放す
るものではないので、上方からスリット内に塵埃が集中
吸着されるということはなくなる。
【0017】次いで、第2の実施例を図3、図4および
図5を参照して説明するに、図3はこの発明の速結タイ
プの陰極線管ソケットの斜視図である。ただ、この図3
には確認窓50が明示されてはいない。そして、図4は
図3における線4−4における断面を示す図であり、図
5は図3を上から視たところを示す図である。48はフ
ォーカス端子37に対向して穿設されたリード線挿入孔
であり、外部リード線である高電圧のフォーカスリード
線47の芯線部はこの挿入孔48を介して収容部本体4
2内に挿入され、その芯線先端部は保持板35とフォー
カス端子37との間に位置するに到る。そして、リード
線挿入孔48の周囲を包囲する格好の筒状突部49がカ
バー43に一体に形成されている。この筒状突部49は
高電圧フォーカスリード線47を挿入する場合のフォー
カスリード線47のガイドの作用をすると共に、リード
線の絶縁被覆を機械的に挟持する役割をも果たすもので
ある。
【0018】50はこの発明による確認窓であり、筒状
突部49周面のロック部材80の位置する側において芯
線押え部81の一部分に対応するところに穿設されるス
リットより成る。このスリットは先の従来例の確認窓と
は異なり、その上方に肉があって筒状突部49の上端部
に解放するものではない。そして、この確認窓50の下
端はテーパ部58の寸前迄充分に長く延伸形成されてい
る。また、この実施例においては、図2に示される如
く、筒状突部49の下部に形成されるテーパ部58に対
応する外周部であって確認窓50の下方は切除されて断
面コ字状の確認溝59とされている。この場合、コ字状
の確認溝59を形成してもテーパ部58は全周に亘って
存在しているので、フォーカスリード線47の案内に差
し仕えは生じない。そして、確認窓50はロック部材8
0が高圧用放電空隙室13のカバー43に嵌合された時
にロック部材80の被覆押えリブ82により側方から閉
塞される。
【0019】カバー43にはヒンジ54を介してロック
部材80が具備されている。このロック部材80はその
下部に芯線押え部81が下向きに延伸突出されると共に
その中間部の筒状突部49側に被覆押えリブ82が突出
形成されている。そして、被覆押えリブ82が形成され
る側とは異なる側にはロック部材係合部83が被覆押え
リブ82とは逆向きに突出形成されている。52は切溝
であり、カバー43の筒状突部49と接近して保持板3
5のフォーカス端子37と反対の位置近傍に形成されて
いる。90は水平方向断面形状がほぼコ字状のロック部
材嵌合枠体である。この嵌合枠体90はカバー43に一
体に筒状突部49を包囲する様に成形されている。91
はロック部材係合部83が係合嵌合する嵌合孔であり、
92はロック部材80の下向きの進行を停止する停止段
部である。筒状突部49の上部のロック部材80側は解
放して被覆押えリブ82が挿通嵌合される挿通部84と
されている。被覆押えリブ82と挿通部84の間の嵌合
は両者が相互に嵌合した状態において両者間に隙間の生
じない形状構造に構成される。ロック部材嵌合枠体90
のコ字状に解放している下端部に上述のヒンジ54が取
り付けられている。そして、上述の確認窓50の開孔は
ロック部材80が高圧用放電空隙室13のカバー43に
嵌合された時にロック部材80の芯線押え部81により
閉塞される様に筒状突部49の周面の芯線押え部81に
対応するところに穿設されている。
【0020】この第2の実施例においても、確認窓50
はフォーカスリード線47をリード線挿入孔48を介し
て挿入した時、この窓を介してフォーカスリード線の絶
縁被覆部をソケット外部から認識したことにより芯線部
がフォーカス端子37と保持板35との間に挿入接触し
たであろうことをほぼ確認することができる。そして確
認窓50の下端はテーパ部58の寸前に到る迄充分に長
く延伸形成されているので、確認を容易にすることがで
きる。また、確認窓50の下方に形成した確認溝59を
介して、僅かではあるがフォーカス端子37上部の屈曲
部近傍を視認することができ、これによりフォーカスリ
ード線47の芯線部がフォーカス端子37と保持板35
との間に挿入接触したことに起因するフォーカス端子の
微小な変形を認識して挿入接触状態の更なる確認をする
ことができる。更に、この発明の確認窓50は、従来例
における確認窓とは異なり、開孔より成るものであって
上部には肉があり、筒状突部49の上端において解放す
るものではないので、上方からスリット内に塵埃が集中
吸着されるということはなくなる。
【0021】ここで、リード線挿入孔48を介して高電
圧フォーカスリード線47を保持板35とフォーカス端
子37との間に挿入した状態において、ロック部材80
を回動してカバー43の前面に対接させてこれを下向き
に押圧すると、切溝52を介して芯線押え部81は受板
39を保持板35側へ少し弾性的に押圧しながら下降す
ると共に、被覆押えリブ82は高電圧フォーカスリード
線47の絶縁被覆部に接触した状態において筒状突部4
9の挿通部84に対して徐々に挿通嵌合の度を高め、絶
縁被覆部を筒状突部49の内壁に強固に挟持する。即
ち、高電圧フォーカスリード線47は、その芯線部がフ
ォーカス端子37と保持板35との間に強固に挟持され
ると共に、その絶縁被覆部が被覆押えリブ82と筒状突
部49の内壁との間に強固に挟持された状態になり、高
電圧フォーカスリード線47のリード線挟持部は、結
局、これら2箇所であるということになる。この場合、
芯線押え部81は筒状突部49の周面の芯線押え部81
の一部分に対応するところに穿設された確認窓50をそ
の側方から閉塞した状態となる。
【0022】ロック部材80の下向き押圧操作の最終段
階において、ロック部材80は停止段部92により下向
きの進行を停止され、この時ロック部材係合部83は嵌
合孔91に嵌合し、これにより高電圧フォーカスリード
線47について、その芯線部がフォーカス端子37と保
持板35との間に強固に挟持されると共に、その絶縁被
覆部が被覆押えリブ82と筒状突部49の内壁との間に
強固に挟持された状態は確定保持されることとなる。そ
して、被覆押えリブ82と挿通部84との間の嵌合も両
者間に隙間なくなされる。また、確認窓50の閉塞状態
も同様に確定保持されることとなる。
【0023】以上の通りのこの発明の第2の実施例は、
確認窓50を介してフォーカスリード線の絶縁被覆部を
ソケット外部から認識したことにより芯線部がフォーカ
ス端子37と保持板35との間に挿入接触したであろう
ことをほぼ確認すると共に、確認溝59を介してフォー
カス端子37上部の屈曲部近傍を視認するこにより挿入
接触状態の更なる確認をすることができるものであるの
で、この確認のもとにおいて高電圧フォーカスリード線
47を上述の通り2箇所において挟持することにより、
フォーカスリード線47と保持板35との間の結合はほ
ぼ完全なものとなる。その上に、確認窓50内に塵埃が
集中吸着されることがないので、フォーカスリード線4
7の芯線部からソケット外部の回路に到る沿面放電経路
の電気抵抗を低下せしめる恐れは小さいものとなった。
【0024】この発明の第2の実施例は、嵌合枠体90
はカバー43に一体に筒状突部49を包囲する様に成形
されている。これにロック部材80が嵌合された場合、
被覆押えリブ82と挿通部84との間の嵌合も両者間に
隙間なくなされる様に構成されているところから、確認
窓50はこれら嵌合枠体90およびロック部材80によ
りほぼ完全にソケット外部から隔離されることとなり、
結局、フォーカスリード線47と保持板35との間の接
続部から確認窓50を介してソケット外部に到る沿面放
電経路は大きいものとなる。
【0025】
【発明の効果】以上の通りであって、第1の実施例にお
ける確認窓50は、フォーカスリード線47をリード線
挿入孔48を介して挿入した時、この窓を介してフォー
カスリード線の絶縁被覆部をソケット外部から認識した
ことにより芯線部がフォーカス端子37と保持板35と
の間に挿入接触したであろうことをほぼ確認することが
できる。
【0026】そして、確認窓50の下端はテーパ部58
の寸前に到る迄充分に長く延伸形成されているので、確
認を容易にすることができる。また、確認窓50の下方
に形成した確認溝59を介して、僅かではあるがフォー
カス端子37上部の屈曲部近傍を視認することができ、
これによりフォーカスリード線47の芯線部がフォーカ
ス端子37と保持板35との間に挿入接触したことに起
因するフォーカス端子の微小な変形を認識して挿入接触
を更に確かめることができる。
【0027】更に、この発明の確認窓50は、従来例に
おける確認窓とは異なり、開孔より成るものであって上
部には肉があり、筒状突部49の上端において解放する
ものではないので、上方からスリット内に塵埃が集中吸
着されるということはなくなる。この発明の第2の実施
例は、確認窓50を介してフォーカスリード線の絶縁被
覆部をソケット外部から認識したことにより芯線部がフ
ォーカス端子37と保持板35との間に挿入接触したで
あろうことをほぼ確認すると共に、確認溝59を介して
フォーカス端子37上部の屈曲部近傍を視認するこによ
り挿入接触状態の更なる確認をすることができるもので
あるので、この確認のもとにおいて高電圧フォーカスリ
ード線47を上述の通り2箇所において挟持することに
より、フォーカスリード線47と保持板35との間の結
合はほぼ完全なものとなる。
【0028】その上に、確認窓50内に塵埃が集中吸着
されることがないので、フォーカスリード線47の芯線
部からソケット外部の回路に到る沿面放電経路の電気抵
抗を低下せしめる恐れは小さいものとなった。更に、こ
の発明の第2の実施例は、嵌合枠体90はカバー43に
一体に筒状突部49を包囲する様に成形されており、こ
れにロック部材80が嵌合され、この時に被覆押えリブ
82と挿通部84との間の嵌合も両者間に隙間なくなさ
れるところから、確認窓50はこれら嵌合枠体90およ
びロック部材80によりほぼ完全にソケット外部から隔
離されることとなり、結局、フォーカスリード線47と
保持板35との間の接続部から確認窓50を介してソケ
ット外部に到る沿面放電経路は大きいものとなる。
【0029】以上の如く、この発明による速結タイプの
陰極線管ソケットのフォーカスリード線接続の信頼性は
大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を説明する斜視図。
【図2】図1を上から視た図。
【図3】他の実施例を説明する斜視図。
【図4】図3における線4−4における断面を示す図。
【図5】図3を上から視たところを示す図。
【図6】速結タイプの陰極線管ソケットの従来例の上面
図。
【図7】図6に示される陰極線管ソケットの断面図。
【図8】接地導体の斜視図。
【図9】図7のA−A断面図。
【図10】コンタクト、電極の斜視図。
【図11】保持板の斜視図。
【図12】確認窓の従来例を説明する図。
【図13】確認窓の従来例を説明する図。
【符号の説明】
13 高圧用放電空隙室 31 高圧側電極 35 保持板 37 フォーカス端子 43 カバー 47 フォーカスリード線 48 リード線挿入孔 49 筒状突部 50 確認窓 80 ロック部材 81 芯線押え部 82 被覆押えリブ 84 挿通部 90 ロック部材嵌合枠体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧用放電空隙を収容する高圧用放電空
    隙室を具備し、高圧用放電空隙の高圧側電極の保持板に
    傾斜して近接対向する一体のフォーカス端子を高圧用放
    電空隙室内に具備し、フォーカス端子と保持板との間に
    外部から挿入されるフォーカスリード線を挿入案内する
    リード線挿入孔が穿設される筒状突部を高圧用放電空隙
    室のカバーに具備し、このカバーには切溝が穿設されて
    おり、切溝を介して高圧用放電空隙室に進入しフォーカ
    ス端子を押圧してフォーカスリード線をフォーカス端子
    と保持板との間に挟持せしめる芯線押え部を有するロッ
    ク部材を具備する速結タイプ陰極線管ソケットにおい
    て、 筒状突部はその周面のロック部材の位置する側において
    芯線押え部の一部分に対応するところに筒状突部上端に
    解放しない確認窓が穿設されるものであることを特徴と
    する速結タイプ陰極線管ソケット。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載される速結タイプ陰極線
    管ソケットにおいて、 確認窓の下端はテーパ部の寸前迄延伸形成されるもので
    あることを特徴とする速結タイプ陰極線管ソケット。
  3. 【請求項3】 請求項1および請求項2の何れかに記載
    される速結タイプ陰極線管ソケットにおいて、 筒状突部はその下部に形成されるテーパ部に対応する外
    周部であって確認窓の下方を切除して確認溝としたもの
    であることを特徴とする速結タイプ陰極線管ソケット。
  4. 【請求項4】高圧用放電空隙を収容する高圧用放電空隙
    室を具備し、高圧用放電空隙の高圧側電極の保持板に傾
    斜して近接対向する一体のフォーカス端子を高圧用放電
    空隙室内に具備し、フォーカス端子と保持板との間に外
    部から挿入されるフォーカスリード線を挿入案内するテ
    ーパ部を有するリード線挿入孔が穿設されると共に上部
    に解放する挿通部が形成される筒状突部を高圧用放電空
    隙室のカバーに具備し、このカバーには筒状突部の挿通
    部の近傍に切溝が穿設されており、切溝を介して高圧用
    放電空隙室に進入しフォーカス端子を押圧してフォーカ
    スリード線をフォーカス端子と保持板との間に挟持せし
    める芯線押え部および挿通部に挿通嵌合してフォーカス
    リード線の絶縁被覆を筒状突部内壁に圧しつけて挟持す
    る被覆押えリブを有するロック部材を具備し、ロック部
    材嵌合枠体を具備する速結タイプ陰極線管ソケットにお
    いて、 筒状突部はその周面のロック部材の位置する側において
    芯線押え部の一部分に対応するところに筒状突部上端に
    解放しない確認窓が穿設されるものであることを特徴と
    する速結タイプ陰極線管ソケット。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載される速結タイプ陰極線
    管ソケットにおいて、 確認窓の下端はテーパ部の寸前迄延伸形成されるもので
    あることを特徴とする速結タイプ陰極線管ソケット。
  6. 【請求項6】 請求項4および請求項5の何れかに記載
    される速結タイプ陰極線管ソケットにおいて、 筒状突部はその下部に形成されるテーパ部に対応する外
    周部であって確認窓の下方を切除して確認溝としたもの
    であることを特徴とする速結タイプ陰極線管ソケット。
  7. 【請求項7】 請求項4ないし請求項6の内の何れかに
    記載される速結タイプ陰極線管ソケットにおいて、 ロック部材嵌合枠体は筒状突部を包囲して成形されるも
    のであることを特徴とする速結タイプ陰極線管ソケッ
    ト。
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