JP3130901B1 - ダブルフォーカス型crtソケット - Google Patents
ダブルフォーカス型crtソケットInfo
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- JP3130901B1 JP3130901B1 JP2000025634A JP2000025634A JP3130901B1 JP 3130901 B1 JP3130901 B1 JP 3130901B1 JP 2000025634 A JP2000025634 A JP 2000025634A JP 2000025634 A JP2000025634 A JP 2000025634A JP 3130901 B1 JP3130901 B1 JP 3130901B1
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Abstract
【要約】
【課題】 部品点数を減少させ、組み立ての作業性を向
上させるダブルフォーカス型CRTソケットを提供す
る。 【解決手段】 連結板(73)の一端に高圧接触部(7
1)を、他端に板バネ片とした連結接続部(72)を有
する同形状のフォーカスコンタクト(70)を一組形成
する。一方のフォーカスコンタクト(70)を、放電電
極板(15A)に連結接続部(72)を接触させ、第1
フォーカスコンタクト(7A)とし、他方を、第2外部
リード線(30)に連結接続部(72)を接触させ、第
2フォーカスコンタクト(7B)とすることにより、第
1、第2フォーカスコンタクト(7A)(7B)を、一
種類のフォーカスコンタクト(70)で共用できる。
上させるダブルフォーカス型CRTソケットを提供す
る。 【解決手段】 連結板(73)の一端に高圧接触部(7
1)を、他端に板バネ片とした連結接続部(72)を有
する同形状のフォーカスコンタクト(70)を一組形成
する。一方のフォーカスコンタクト(70)を、放電電
極板(15A)に連結接続部(72)を接触させ、第1
フォーカスコンタクト(7A)とし、他方を、第2外部
リード線(30)に連結接続部(72)を接触させ、第
2フォーカスコンタクト(7B)とすることにより、第
1、第2フォーカスコンタクト(7A)(7B)を、一
種類のフォーカスコンタクト(70)で共用できる。
Description
【0001】
【0002】この発明は、カラーテレビなどに用いられ
る陰極線管を接続するCRT(Cathode−Ray
−Tube)ソケットの構造に関し、特に、2本のフォ
ーカスピンが配列された陰極線管と接続するダブルフォ
ーカス型CRTソケットに関する。
る陰極線管を接続するCRT(Cathode−Ray
−Tube)ソケットの構造に関し、特に、2本のフォ
ーカスピンが配列された陰極線管と接続するダブルフォ
ーカス型CRTソケットに関する。
【0003】
【従来の技術】従来のダブルフォーカス型CRTソケッ
トは、陰極線管の2本のフォーカスピンに各々接触し電
気接続する一組のフォーカスコンタクトを備えている。
一組のフォーカスコンタクトには、フライバックトラン
スに接続された2本の外部リード線からフォーカス電圧
が印加されるものであるが、フォーカスピンから陰極線
管のカソードに印加される高周波信号により発生する不
要輻射信号が、フォーカス回路ブロックに入り込み、電
子ビームのフォーカスに影響することがあり、この影響
を減じるため、一方のフォーカスコンタクトは、直列に
接続された抵抗素子を介して外部リード線に接続してい
る。
トは、陰極線管の2本のフォーカスピンに各々接触し電
気接続する一組のフォーカスコンタクトを備えている。
一組のフォーカスコンタクトには、フライバックトラン
スに接続された2本の外部リード線からフォーカス電圧
が印加されるものであるが、フォーカスピンから陰極線
管のカソードに印加される高周波信号により発生する不
要輻射信号が、フォーカス回路ブロックに入り込み、電
子ビームのフォーカスに影響することがあり、この影響
を減じるため、一方のフォーカスコンタクトは、直列に
接続された抵抗素子を介して外部リード線に接続してい
る。
【0004】また、陰極線管内で異常放電が発生した場
合に、そのスパークエネルギーがフォーカスコンタクト
から逆流しないように、前述の一方のフォーカスコンタ
クトには、接地側放電電極板と放電ギャップを隔てて対
向するフォーカス側放電電極板が電気接続される。
合に、そのスパークエネルギーがフォーカスコンタクト
から逆流しないように、前述の一方のフォーカスコンタ
クトには、接地側放電電極板と放電ギャップを隔てて対
向するフォーカス側放電電極板が電気接続される。
【0005】この従来のダブルフォーカス型CRTソケ
ット101の構造を、図9乃至図11で更に詳述する。
図9は、CRTソケット101の平面図、図10は、底
蓋102cを除いた要部背面図、図11は、一対のフォ
ーカスコンタクト105A、105Bの接続構造を示す
要部斜視図である。
ット101の構造を、図9乃至図11で更に詳述する。
図9は、CRTソケット101の平面図、図10は、底
蓋102cを除いた要部背面図、図11は、一対のフォ
ーカスコンタクト105A、105Bの接続構造を示す
要部斜視図である。
【0006】これらの図に示すように、CRTソケット
101は、円筒状のベース挿通孔116が穿設された円
筒状ハウジング102aと、その後方(図9において上
方)に一体成形された矩形状枡形ハウジング102b
と、枡形ハウジング102bの背面(底面)側に係合
し、その背面を覆う底蓋102cからなる絶縁ハウジン
グ102を備えている。
101は、円筒状のベース挿通孔116が穿設された円
筒状ハウジング102aと、その後方(図9において上
方)に一体成形された矩形状枡形ハウジング102b
と、枡形ハウジング102bの背面(底面)側に係合
し、その背面を覆う底蓋102cからなる絶縁ハウジン
グ102を備えている。
【0007】CRTソケット101の後述する各構成部
品は、円筒状ハウジング102aと枡形ハウジング10
2bの背面側から取り付けて収容され、その後、底蓋1
02cを枡形ハウジング102bに係合して、その取り
付け面が覆われる。
品は、円筒状ハウジング102aと枡形ハウジング10
2bの背面側から取り付けて収容され、その後、底蓋1
02cを枡形ハウジング102bに係合して、その取り
付け面が覆われる。
【0008】陰極線管は、円筒状ハウジング102aの
表面(平面)側に接続するもので、図9に示すように、
陰極線管ネック部の各ピンと嵌合接触するように、複数
の信号コンタクト104の信号接触部104aと、一対
のフォーカスコンタクト105A、105Bの各高圧接
触部105a、105aが、円筒状ハウジング102a
の平面側で、ベース挿通孔116と同心円となる一つの
円周上に臨んでいる。
表面(平面)側に接続するもので、図9に示すように、
陰極線管ネック部の各ピンと嵌合接触するように、複数
の信号コンタクト104の信号接触部104aと、一対
のフォーカスコンタクト105A、105Bの各高圧接
触部105a、105aが、円筒状ハウジング102a
の平面側で、ベース挿通孔116と同心円となる一つの
円周上に臨んでいる。
【0009】フォーカスコンタクト105A、105B
には、信号コンタクト104に比べて特に高電圧が印加
されるので、他の信号コンタクト104との間で確実な
絶縁を図るため、高圧接触部105a、105aに連続
する連結板105b、105bを、下方の枡形ハウジン
グ102b内へ引き出している。
には、信号コンタクト104に比べて特に高電圧が印加
されるので、他の信号コンタクト104との間で確実な
絶縁を図るため、高圧接触部105a、105aに連続
する連結板105b、105bを、下方の枡形ハウジン
グ102b内へ引き出している。
【0010】図10に示すように、一対のフォーカスコ
ンタクト105A、105Bは、高圧接触部105a、
105aから互いに平行に枡形ハウジング102bの方
向に引き出されるが、一方のフォーカスコンタクト10
5Aの連結板105bは、抵抗素子115が側方に収容
されるために、クランク状に折り曲げられ、その端部に
フォーカス側放電電極板107と抵抗素子115が接続
される。
ンタクト105A、105Bは、高圧接触部105a、
105aから互いに平行に枡形ハウジング102bの方
向に引き出されるが、一方のフォーカスコンタクト10
5Aの連結板105bは、抵抗素子115が側方に収容
されるために、クランク状に折り曲げられ、その端部に
フォーカス側放電電極板107と抵抗素子115が接続
される。
【0011】また、他方のフォーカスコンタクト105
Bの連結板105bも、フォーカスコンタクト105A
との絶縁距離をとるために、同様にクランク状に折り曲
げられ、端部に枡形ハウジング102bの平面側から挿
入される第2外部リード線114が接続される。
Bの連結板105bも、フォーカスコンタクト105A
との絶縁距離をとるために、同様にクランク状に折り曲
げられ、端部に枡形ハウジング102bの平面側から挿
入される第2外部リード線114が接続される。
【0012】一対のフォーカスコンタクト105A、1
05Bの接続構造を、図11で更に詳述すると、一方の
フォーカスコンタクト105Aは、連結板105bの端
部が、断面下向きU字状に折り曲げられ、その折曲部に
2本の平行な圧接スリット106、106が凹設されて
いる。このうち、図中右側の圧接スリット106は、中
央が球面状に突出するように形成されたフォーカス側放
電電極板107の接続片107aを圧入する連結接続部
105cとなっていて、フォーカスコンタクト105A
をフォーカス側放電電極板107に電気接続している。
05Bの接続構造を、図11で更に詳述すると、一方の
フォーカスコンタクト105Aは、連結板105bの端
部が、断面下向きU字状に折り曲げられ、その折曲部に
2本の平行な圧接スリット106、106が凹設されて
いる。このうち、図中右側の圧接スリット106は、中
央が球面状に突出するように形成されたフォーカス側放
電電極板107の接続片107aを圧入する連結接続部
105cとなっていて、フォーカスコンタクト105A
をフォーカス側放電電極板107に電気接続している。
【0013】フォーカス側放電電極板107は、枡形ハ
ウジング102b内に形成された放電空隙室108内に
おいて、同様に形成された接地側放電電極板109と放
電ギャップを隔てて対向配置されるもので(図10参
照)、フォーカスコンタクト105Aに異常電圧が印加
された場合に、接地側放電電極板109へ放電する。
ウジング102b内に形成された放電空隙室108内に
おいて、同様に形成された接地側放電電極板109と放
電ギャップを隔てて対向配置されるもので(図10参
照)、フォーカスコンタクト105Aに異常電圧が印加
された場合に、接地側放電電極板109へ放電する。
【0014】図11中左側の圧接スリット106は、抵
抗素子115の内側リード部115aを圧入し、抵抗素
子115の一側をフォーカスコンタクト105Aに圧接
接続するものである。
抗素子115の内側リード部115aを圧入し、抵抗素
子115の一側をフォーカスコンタクト105Aに圧接
接続するものである。
【0015】抵抗素子115の外側リード部115b
は、ターミナル112の圧接スリット112aに圧接接
続される。ターミナル112は、また、枡形ハウジング
102bの平面側から挿入される第1外部リード線11
3に弾性接触する接続バネ片112bを一体に備え、フ
ライバックトランスと接続する第1外部リード線113
と電気接続する。
は、ターミナル112の圧接スリット112aに圧接接
続される。ターミナル112は、また、枡形ハウジング
102bの平面側から挿入される第1外部リード線11
3に弾性接触する接続バネ片112bを一体に備え、フ
ライバックトランスと接続する第1外部リード線113
と電気接続する。
【0016】これにより、一方のフォーカスコンタクト
105Aは、半田付け工程がなく、陰極線管のフォーカ
スピンの一方を、フォーカス側放電電極板107と、抵
抗素子115を介して第1外部リード線113に電気接
続できる。
105Aは、半田付け工程がなく、陰極線管のフォーカ
スピンの一方を、フォーカス側放電電極板107と、抵
抗素子115を介して第1外部リード線113に電気接
続できる。
【0017】また、他方のフォーカスコンタクト105
Bは、連結板105bの端部が、接続バネ片117を備
えた連結接続部105cとなっていて、フライバックト
ランスと接続する第2外部リード線114に弾性接触す
る。
Bは、連結板105bの端部が、接続バネ片117を備
えた連結接続部105cとなっていて、フライバックト
ランスと接続する第2外部リード線114に弾性接触す
る。
【0018】この構成により、フォーカスコンタクト1
05Bは、フォーカスピンの他方を、第2外部リード線
114に電気接続する。
05Bは、フォーカスピンの他方を、第2外部リード線
114に電気接続する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】このように、一方のフ
ォーカスコンタクト105Aの連結接続部105cは、
圧接スリット106によって放電電極板107と圧接接
続するものであり、また、他方のフォーカスコンタクト
105Bの連結接続部105cは、接続バネ片117に
よって第2外部リード線114に弾性接触するものであ
る。また、フォーカスコンタクト105Aの連結板10
5bは、その側方に抵抗素子115が収容されている
為、抵抗素子115を避けたクランク状に折り曲げ加工
されている。
ォーカスコンタクト105Aの連結接続部105cは、
圧接スリット106によって放電電極板107と圧接接
続するものであり、また、他方のフォーカスコンタクト
105Bの連結接続部105cは、接続バネ片117に
よって第2外部リード線114に弾性接触するものであ
る。また、フォーカスコンタクト105Aの連結板10
5bは、その側方に抵抗素子115が収容されている
為、抵抗素子115を避けたクランク状に折り曲げ加工
されている。
【0020】このようなことから、一対のフォーカスコ
ンタクト105A、105Bは、それぞれ異なる形状の
別部品として製造する必要があり、部品点数が増加し、
部品管理も個別に行う必要があった。
ンタクト105A、105Bは、それぞれ異なる形状の
別部品として製造する必要があり、部品点数が増加し、
部品管理も個別に行う必要があった。
【0021】また、両者は、高圧接触部を有する類似形
状であるために、フォーカスコンタクト105A、10
5Bを誤って逆に取り付けてしまう恐れがあり、不良が
生じやすく、絶縁ハウジング102への取り付けも慎重
に行う必要があり作業性が悪いものであった。
状であるために、フォーカスコンタクト105A、10
5Bを誤って逆に取り付けてしまう恐れがあり、不良が
生じやすく、絶縁ハウジング102への取り付けも慎重
に行う必要があり作業性が悪いものであった。
【0022】高圧接触部105aは、フォーカスピンが
同一形状であるために、同一形状のものを製造して共用
することができるが、連結板と連結接続部の形状が異な
るので、連結板と一体化してフォーカスコンタクトの全
体を共用することはできなかった。
同一形状であるために、同一形状のものを製造して共用
することができるが、連結板と連結接続部の形状が異な
るので、連結板と一体化してフォーカスコンタクトの全
体を共用することはできなかった。
【0023】また、抵抗素子115の内側リード部11
5aを、連結接続部105cと隣り合い平行な圧接スリ
ット106に圧入して接続するので、半田接続工程がな
くなるが、一方の圧接スリット106の圧接接続状態が
他方に影響し、例えば、内側リード部115aが設計値
より細い場合には、フォーカス側放電電極板107の接
続片107aへの圧接が緩み、確実な接続を維持できな
いという問題があった。
5aを、連結接続部105cと隣り合い平行な圧接スリ
ット106に圧入して接続するので、半田接続工程がな
くなるが、一方の圧接スリット106の圧接接続状態が
他方に影響し、例えば、内側リード部115aが設計値
より細い場合には、フォーカス側放電電極板107の接
続片107aへの圧接が緩み、確実な接続を維持できな
いという問題があった。
【0024】更に、フォーカスコンタクト105Aに
は、平行な2つの圧接スリット106、106を形成
し、これらに放電電極板107と抵抗素子115を接続
するため、絶縁ハウジング102の平面上に大きな接続
スペースをとり、CRTソケット101の小型化の障害
となっていた。
は、平行な2つの圧接スリット106、106を形成
し、これらに放電電極板107と抵抗素子115を接続
するため、絶縁ハウジング102の平面上に大きな接続
スペースをとり、CRTソケット101の小型化の障害
となっていた。
【0025】この発明は、以上の問題点を解決するため
になされたもので、2本のフォーカスコンタクトを一種
類のフォーカスコンタクトで兼用し、部品点数を減少さ
せ、組み立ての作業性を向上させるダブルフォーカス型
CRTソケットを提供することを目的とする。
になされたもので、2本のフォーカスコンタクトを一種
類のフォーカスコンタクトで兼用し、部品点数を減少さ
せ、組み立ての作業性を向上させるダブルフォーカス型
CRTソケットを提供することを目的とする。
【0026】また、半田接続工程なく抵抗素子をフォー
カスコンタクトへ確実に接続し、平面上に大きな接続ス
ペースをとらないダブルフォーカス型CRTソケットを
提供することを目的とする。
カスコンタクトへ確実に接続し、平面上に大きな接続ス
ペースをとらないダブルフォーカス型CRTソケットを
提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】以上の問題点を解決する
ため、請求項1のダブルフォーカス型CRTソケット
は、陰極線管が嵌合接続する絶縁ハウジングに取り付け
られ、陰極線管の2本のフォーカスピンの一方を、放電
電極板と、第1外部リード線へ電気接続する第1フォー
カスコンタクトと、第1フォーカスコンタクトと絶縁し
て絶縁ハウジングに取り付けられ、2本のフォーカスピ
ンの他方を、第2外部リード線へ電気接続する第2フォ
ーカスコンタクトとを備えたダブルフォーカス型CRT
ソケットにおいて、細長帯状の導電性金属板を長手方向
に沿って略コの字状に折り曲げた連結板と、連結板の一
端に連続し、フォーカスピンに接触する高圧接触部と、
連結板の他端を更に折り曲げて板バネ片とした連結接続
部とを有する同形状のフォーカスコンタクトを一組形成
し、絶縁ハウジングに、一方のフォーカスピンが挿入さ
れる第1ピン接触室と、放電電極板の一部を臨ませた連
結接続室と、他方のフォーカスピンが挿入される第2ピ
ン接触室と、第2外部リード線を挿入するリード接続室
とを凹設し、一方のフォーカスコンタクトの高圧接触部
と連結接続部を、それぞれ第1ピン接触室と連結接続室
へ収容し、一方のフォーカスピンと放電電極板へ接触さ
せるとともに、連結板へ第1外部リード線を電気接続
し、第1フォーカスコンタクトとし、他方のフォーカス
コンタクトの高圧接触部と連結接続部を、それぞれ第2
ピン接触室とリード接続室へ収容し、他方のフォーカス
ピンと第2外部リード線へ接触させ、第2フォーカスコ
ンタクトとすることを特徴とする。
ため、請求項1のダブルフォーカス型CRTソケット
は、陰極線管が嵌合接続する絶縁ハウジングに取り付け
られ、陰極線管の2本のフォーカスピンの一方を、放電
電極板と、第1外部リード線へ電気接続する第1フォー
カスコンタクトと、第1フォーカスコンタクトと絶縁し
て絶縁ハウジングに取り付けられ、2本のフォーカスピ
ンの他方を、第2外部リード線へ電気接続する第2フォ
ーカスコンタクトとを備えたダブルフォーカス型CRT
ソケットにおいて、細長帯状の導電性金属板を長手方向
に沿って略コの字状に折り曲げた連結板と、連結板の一
端に連続し、フォーカスピンに接触する高圧接触部と、
連結板の他端を更に折り曲げて板バネ片とした連結接続
部とを有する同形状のフォーカスコンタクトを一組形成
し、絶縁ハウジングに、一方のフォーカスピンが挿入さ
れる第1ピン接触室と、放電電極板の一部を臨ませた連
結接続室と、他方のフォーカスピンが挿入される第2ピ
ン接触室と、第2外部リード線を挿入するリード接続室
とを凹設し、一方のフォーカスコンタクトの高圧接触部
と連結接続部を、それぞれ第1ピン接触室と連結接続室
へ収容し、一方のフォーカスピンと放電電極板へ接触さ
せるとともに、連結板へ第1外部リード線を電気接続
し、第1フォーカスコンタクトとし、他方のフォーカス
コンタクトの高圧接触部と連結接続部を、それぞれ第2
ピン接触室とリード接続室へ収容し、他方のフォーカス
ピンと第2外部リード線へ接触させ、第2フォーカスコ
ンタクトとすることを特徴とする。
【0028】フォーカスコンタクトの連結接続部を板バ
ネ片とし、連結接続室若しくはリード接続室に収容さ
れ、放電電極板と第2外部リード線のいずれへも接触す
る構造としたので、同形状とした一組のフォーカスコン
タクトを、第1フォーカスコンタクトと第2フォーカス
コンタクトのいずれにも共用できる。
ネ片とし、連結接続室若しくはリード接続室に収容さ
れ、放電電極板と第2外部リード線のいずれへも接触す
る構造としたので、同形状とした一組のフォーカスコン
タクトを、第1フォーカスコンタクトと第2フォーカス
コンタクトのいずれにも共用できる。
【0029】従って、2種類のフォーカスコンタクトを
個々に製造する必要がなくなり、部品管理も容易とな
る。また、絶縁ハウジングへフォーカスコンタクトを取
り付ける際に、第1フォーカスコンタクトと第2フォー
カスコンタクト相互の取付位置を考慮する必要がなくな
り、誤った取り付けによって不良が発生することもな
い。
個々に製造する必要がなくなり、部品管理も容易とな
る。また、絶縁ハウジングへフォーカスコンタクトを取
り付ける際に、第1フォーカスコンタクトと第2フォー
カスコンタクト相互の取付位置を考慮する必要がなくな
り、誤った取り付けによって不良が発生することもな
い。
【0030】請求項2のダブルフォーカス型CRTソケ
ットは、連結板の折り曲げ部位に連結板の長手方向に沿
って圧接スリットを穿設し、第1外部リード線との間に
直列に接続される抵抗素子の一側リード部を圧接接続す
ることを特徴とする。
ットは、連結板の折り曲げ部位に連結板の長手方向に沿
って圧接スリットを穿設し、第1外部リード線との間に
直列に接続される抵抗素子の一側リード部を圧接接続す
ることを特徴とする。
【0031】連結板に穿設した圧接スリットに、抵抗素
子の一側リード部を圧接接続するので、第1外部リード
線との間に直列に接続される抵抗素子を、半田接続工程
がなく接続できる。圧接スリットは、連結板の折り曲げ
部位に長手方向に沿って穿設されるので、圧接スリット
も直交するL字状にわたって形成され、直交する一方の
圧接スリットに一側リード部を容易に圧入することがで
きる。
子の一側リード部を圧接接続するので、第1外部リード
線との間に直列に接続される抵抗素子を、半田接続工程
がなく接続できる。圧接スリットは、連結板の折り曲げ
部位に長手方向に沿って穿設されるので、圧接スリット
も直交するL字状にわたって形成され、直交する一方の
圧接スリットに一側リード部を容易に圧入することがで
きる。
【0032】第1フォーカスコンタクトは、連結板の他
端の連結接続部が板バネ片で、折り曲げ部位が圧接スリ
ットとなっているので、連結接続部への接続状態が圧接
スリットの接続に影響することがなく、確実に圧接接続
が維持される。また、略コの字状に折り曲げられた連結
板の両端が鉛直方向となるように、フォーカスコンタク
トを絶縁ハウジングに取り付ければ、連結接続部と圧接
スリットは、鉛直方向にほぼ重ねて形成され、放電電極
板と抵抗素子を、水平方向の接続スペースを広げずに接
続できる。
端の連結接続部が板バネ片で、折り曲げ部位が圧接スリ
ットとなっているので、連結接続部への接続状態が圧接
スリットの接続に影響することがなく、確実に圧接接続
が維持される。また、略コの字状に折り曲げられた連結
板の両端が鉛直方向となるように、フォーカスコンタク
トを絶縁ハウジングに取り付ければ、連結接続部と圧接
スリットは、鉛直方向にほぼ重ねて形成され、放電電極
板と抵抗素子を、水平方向の接続スペースを広げずに接
続できる。
【0033】請求項3のダブルフォーカス型CRTソケ
ットは、絶縁ハウジングに、陰極線管のベースを挿通さ
せるベース挿通孔を穿設し、第1ピン接触室と連結接続
室及び第2ピン接触室とリード接続室を、ベース挿通孔
の中心から放射状に凹設することを特徴とする。
ットは、絶縁ハウジングに、陰極線管のベースを挿通さ
せるベース挿通孔を穿設し、第1ピン接触室と連結接続
室及び第2ピン接触室とリード接続室を、ベース挿通孔
の中心から放射状に凹設することを特徴とする。
【0034】第1フォーカスコンタクトと第2フォーカ
スコンタクトの連結板が、ベース挿通孔の中心から放射
状に配列されるので、互いの連結接続部間、若しくは放
電電極板と第2リード線間が自然に離間し、沿面距離が
長くなるので、ショートしにくくなる。
スコンタクトの連結板が、ベース挿通孔の中心から放射
状に配列されるので、互いの連結接続部間、若しくは放
電電極板と第2リード線間が自然に離間し、沿面距離が
長くなるので、ショートしにくくなる。
【0035】請求項4のダブルフォーカス型CRTソケ
ットは、連結板の一端を更に折り曲げた板バネ片を高圧
接触部としたことを特徴とする。
ットは、連結板の一端を更に折り曲げた板バネ片を高圧
接触部としたことを特徴とする。
【0036】フォーカスピンに接触する高圧接触部を板
バネ片で形成するので、材料を取らず簡単な加工で形成
することができる。
バネ片で形成するので、材料を取らず簡単な加工で形成
することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
ダブルフォーカス型CRTソケット1を、図1乃至図8
により説明する。図1は、CRTソケット1の斜視図、
図2は、絶縁ハウジング2を示し、(a)はソケット本
体3の平面図、(b)はカバー部5の平面図である。ま
た、図3は、ソケット本体3の一部を切り欠いて示すC
RTソケット1の底面図、図4は、一対のフォーカスコ
ンタクト7A、7Bが取り付けられるカバー部5の分解
斜視図、図5(a)は、フォーカスコンタクト70の正
面図、(b)は、同側面図、(c)は、同底面図、図6
は、カバー5内の接続状態を示す斜視図、図7は、第1
フォーカスコンタクト7Aに沿って縦断したカバー部5
とソケット本体3の縦断面図、図8は、CRTソケット
1の部分破断側面図である。
ダブルフォーカス型CRTソケット1を、図1乃至図8
により説明する。図1は、CRTソケット1の斜視図、
図2は、絶縁ハウジング2を示し、(a)はソケット本
体3の平面図、(b)はカバー部5の平面図である。ま
た、図3は、ソケット本体3の一部を切り欠いて示すC
RTソケット1の底面図、図4は、一対のフォーカスコ
ンタクト7A、7Bが取り付けられるカバー部5の分解
斜視図、図5(a)は、フォーカスコンタクト70の正
面図、(b)は、同側面図、(c)は、同底面図、図6
は、カバー5内の接続状態を示す斜視図、図7は、第1
フォーカスコンタクト7Aに沿って縦断したカバー部5
とソケット本体3の縦断面図、図8は、CRTソケット
1の部分破断側面図である。
【0038】本実施の形態に係るダブルフォーカス型C
RTソケット1は、合成樹脂を射出成形して形成した絶
縁ハウジング2に、複数の信号コンタクト6、6・・と
一対のフォーカスコンタクト7A、7Bが取り付けられ
ている。
RTソケット1は、合成樹脂を射出成形して形成した絶
縁ハウジング2に、複数の信号コンタクト6、6・・と
一対のフォーカスコンタクト7A、7Bが取り付けられ
ている。
【0039】絶縁ハウジング2は、図2に示すように、
前方(図中右方)の中央にベース挿通孔8が穿設された
ソケット本体3と、背面側がソケット本体3の後方の基
台部3aにより覆われるカバー部5とで構成され、いず
れも合成樹脂を射出成形して形成される。
前方(図中右方)の中央にベース挿通孔8が穿設された
ソケット本体3と、背面側がソケット本体3の後方の基
台部3aにより覆われるカバー部5とで構成され、いず
れも合成樹脂を射出成形して形成される。
【0040】ベース挿通孔8は、陰極線管のベースをソ
ケット本体3前方のリング状部3cの表面側から挿入さ
せるように、ベースの外径より僅かに大きい内径の円筒
状に形成されている。ソケット本体3には、このベース
挿通孔8の外側で同一円周上となる9カ所の位置に、背
面側から信号コンタクト収容室9が凹設され(図7参
照)、ピン挿入孔10によってその上方が表面側に連通
している。
ケット本体3前方のリング状部3cの表面側から挿入さ
せるように、ベースの外径より僅かに大きい内径の円筒
状に形成されている。ソケット本体3には、このベース
挿通孔8の外側で同一円周上となる9カ所の位置に、背
面側から信号コンタクト収容室9が凹設され(図7参
照)、ピン挿入孔10によってその上方が表面側に連通
している。
【0041】信号コンタクト収容室9に背面側から取り
付けられる信号コンタクト6は、図7に示すように、細
長帯状の導電性金属板を屈曲形成したもので、クランク
状に折り曲げられた上端で、断面くの字状に折り返され
たリーフ型信号接触部6aと、クランク状の他端で、プ
リント配線基板120のパターンに半田接続する導出部
6bを備えている。
付けられる信号コンタクト6は、図7に示すように、細
長帯状の導電性金属板を屈曲形成したもので、クランク
状に折り曲げられた上端で、断面くの字状に折り返され
たリーフ型信号接触部6aと、クランク状の他端で、プ
リント配線基板120のパターンに半田接続する導出部
6bを備えている。
【0042】各信号コンタクト6が信号コンタクト収容
室9に取り付けられると、信号接触部6aは、ピン挿入
孔10を介してソケット本体3の表面側に同一円周上で
臨み、円周上に配列された陰極線管の信号ピンに接触す
る。すなわち、陰極線管の各信号ピンは、対応部位に形
成されたピン挿入孔10によって信号コンタクト収容室
9内に案内され、信号接触部6aに弾性接触する。
室9に取り付けられると、信号接触部6aは、ピン挿入
孔10を介してソケット本体3の表面側に同一円周上で
臨み、円周上に配列された陰極線管の信号ピンに接触す
る。すなわち、陰極線管の各信号ピンは、対応部位に形
成されたピン挿入孔10によって信号コンタクト収容室
9内に案内され、信号接触部6aに弾性接触する。
【0043】ソケット本体3の後方の基台部3aは、図
2(a)(b)を比較して明らかなように、カバー部5
の背面側全体を覆うように、平面の輪郭がカバー部5を
外側から嵌合する形状となっていて、その輪郭に沿って
隔壁13が立設された枡型となっている。
2(a)(b)を比較して明らかなように、カバー部5
の背面側全体を覆うように、平面の輪郭がカバー部5を
外側から嵌合する形状となっていて、その輪郭に沿って
隔壁13が立設された枡型となっている。
【0044】基台部3aの前方は、3本のスリット1
2、12、12によって、ベース挿通孔8を中心とする
一対の扇形凹部4、4に画されている。扇形凹部4、4
は、ソケット本体3の前方のリング状部3cと同一円周
上に位置するもので、扇形凹部4、4の周囲を覆う隔壁
13aは、ベース挿通孔8の内壁の一部を構成してい
る。
2、12、12によって、ベース挿通孔8を中心とする
一対の扇形凹部4、4に画されている。扇形凹部4、4
は、ソケット本体3の前方のリング状部3cと同一円周
上に位置するもので、扇形凹部4、4の周囲を覆う隔壁
13aは、ベース挿通孔8の内壁の一部を構成してい
る。
【0045】図7に示すように、基台部3aの両側に
は、カバー部5の背面側を覆った状態で、カバー部5の
係合突起5aと係合し一体化する係合枠部3bが立設さ
れている。また、カバー部5と一体化した際に、カバー
部5内に突出し、カバー部5に収容されるフォーカスコ
ンタクト7A、7Bなどの導電部間の放電を防止する絶
縁突起14が、隔壁13で囲まれた内側に形成されてい
る。
は、カバー部5の背面側を覆った状態で、カバー部5の
係合突起5aと係合し一体化する係合枠部3bが立設さ
れている。また、カバー部5と一体化した際に、カバー
部5内に突出し、カバー部5に収容されるフォーカスコ
ンタクト7A、7Bなどの導電部間の放電を防止する絶
縁突起14が、隔壁13で囲まれた内側に形成されてい
る。
【0046】図4に示すように、カバー部5には、一対
のフォーカスコンタクト7A、7Bの他に、一対の放電
電極板15A、15Bと、抵抗素子16、及びターミナ
ル17が収容される。
のフォーカスコンタクト7A、7Bの他に、一対の放電
電極板15A、15Bと、抵抗素子16、及びターミナ
ル17が収容される。
【0047】このため、カバー部5には、一対のフォー
カスコンタクト7A、7Bの高圧接触部71を収容する
第1ピン接触室18A、第2ピン接触室18Bと、第1
フォーカスコンタクト7Aの連結接続部72にフォーカ
ス側放電電極板15Aを接続する連結接続室26と、一
対の放電電極板15A、15B間が対向する放電室19
と、第2フォーカスコンタクト7Bの連結接続部72に
第2外部リード線30を接続するリード接続室20と、
第1外部リード線31をターミナル17へ接続するター
ミナル収容室32が、それぞれカバー部5の内頂面から
垂設された(図4においては、内底面から立設された)
絶縁突壁21により背面側に開口する凹部として形成さ
れている。
カスコンタクト7A、7Bの高圧接触部71を収容する
第1ピン接触室18A、第2ピン接触室18Bと、第1
フォーカスコンタクト7Aの連結接続部72にフォーカ
ス側放電電極板15Aを接続する連結接続室26と、一
対の放電電極板15A、15B間が対向する放電室19
と、第2フォーカスコンタクト7Bの連結接続部72に
第2外部リード線30を接続するリード接続室20と、
第1外部リード線31をターミナル17へ接続するター
ミナル収容室32が、それぞれカバー部5の内頂面から
垂設された(図4においては、内底面から立設された)
絶縁突壁21により背面側に開口する凹部として形成さ
れている。
【0048】各室は、絶縁突壁21によって隔てられ、
ソケット本体3の基台部3aへカバー部5を係合させる
と、絶縁突壁21が欠如した部分が、カバー部5の前記
絶縁突起14により覆われ、各室間がより確実に絶縁さ
れる。
ソケット本体3の基台部3aへカバー部5を係合させる
と、絶縁突壁21が欠如した部分が、カバー部5の前記
絶縁突起14により覆われ、各室間がより確実に絶縁さ
れる。
【0049】一対のフォーカスコンタクト7A、7Bと
なるフォーカスコンタクト70は、細長帯状の導電性金
属板を屈曲形成してなるもので、図5に示すように、側
面をコの字状とした連結板73の両端に高圧接触部71
と連結接続部72が一体に形成されている。
なるフォーカスコンタクト70は、細長帯状の導電性金
属板を屈曲形成してなるもので、図5に示すように、側
面をコの字状とした連結板73の両端に高圧接触部71
と連結接続部72が一体に形成されている。
【0050】高圧接触部71は、連結板73の前方側の
一端に連設されたもので、起立する支持部71aと支持
部71aの上端が鋭角に折り返されその自由端側に形成
された板バネ接触部71bとからなっている。板バネ接
触部71bは、その中間が前方に折り曲げられ、断面く
の字状のリーフ型に形成されている。
一端に連設されたもので、起立する支持部71aと支持
部71aの上端が鋭角に折り返されその自由端側に形成
された板バネ接触部71bとからなっている。板バネ接
触部71bは、その中間が前方に折り曲げられ、断面く
の字状のリーフ型に形成されている。
【0051】連結接続部72は、連結板73の後方側の
他端に連設されたもので、上方に折り曲げられた連結板
73の上端が後方に鋭角に折り曲げられることにより形
成された板バネ接片で構成される。
他端に連設されたもので、上方に折り曲げられた連結板
73の上端が後方に鋭角に折り曲げられることにより形
成された板バネ接片で構成される。
【0052】板バネ接片72の両側には、板バネ接片7
2と直交する保護翼片72aが一体に形成され、板バネ
接片72が過度に変形し、塑性変形することを防いでい
る。
2と直交する保護翼片72aが一体に形成され、板バネ
接片72が過度に変形し、塑性変形することを防いでい
る。
【0053】図4に示すように、連結板73の中央から
後方にかけて、直角に折り曲げられた折り曲げ部位に
は、その長手方向に沿って圧接スリット28が穿設され
ている。この圧接スリット28は、フォーカスコンタク
ト70に、更に抵抗素子16の内側リード部16aを圧
接接続するためのものである。圧接スリット28の溝幅
は、内側リード部16aの外径より僅かに狭い幅に形成
され、中央の連結板73と平行とした内側リード部16
aを、連結接続部72の方向(背面側から鉛直方向)に
圧入することにより、圧接スリット28へ容易に圧接接
続することができる。
後方にかけて、直角に折り曲げられた折り曲げ部位に
は、その長手方向に沿って圧接スリット28が穿設され
ている。この圧接スリット28は、フォーカスコンタク
ト70に、更に抵抗素子16の内側リード部16aを圧
接接続するためのものである。圧接スリット28の溝幅
は、内側リード部16aの外径より僅かに狭い幅に形成
され、中央の連結板73と平行とした内側リード部16
aを、連結接続部72の方向(背面側から鉛直方向)に
圧入することにより、圧接スリット28へ容易に圧接接
続することができる。
【0054】本実施の形態では、このように形成された
同形状のフォーカスコンタクト70を、一組用意し、一
方を、第1ピン接触室18Aと連結接続室26に収容し
て第1フォーカスコンタクト7Aとし、他方を、第2ピ
ン接触室18Bとリード接続室20に収容して第2フォ
ーカスコンタクト7Bとするものである。
同形状のフォーカスコンタクト70を、一組用意し、一
方を、第1ピン接触室18Aと連結接続室26に収容し
て第1フォーカスコンタクト7Aとし、他方を、第2ピ
ン接触室18Bとリード接続室20に収容して第2フォ
ーカスコンタクト7Bとするものである。
【0055】基台部3aの扇形凹部4、4に対してその
内側に嵌合するカバー部5の部分は、扇状に形成された
一対の突部22、22となっていて、第1、第2のピン
接触室18A、18Bは、この一対の突部22、22に
それぞれ凹設されている。ピン接触室18A、18Bの
上方は、フォーカスピン50を挿入するフォーカスピン
挿入孔23によりカバー部5の表面側に連通している
(図1参照)。フォーカスピン挿入孔23、23は、基
台部3aとカバー部5を係合して組み立てた際に、信号
コンタクト6を表面側に露出させるピン挿入孔10と同
一円周上となる位置に穿設され、陰極線管のフォーカス
ピン50A、50Bを、それぞれ第1、第2のピン接触
室18A、18B内に案内する。
内側に嵌合するカバー部5の部分は、扇状に形成された
一対の突部22、22となっていて、第1、第2のピン
接触室18A、18Bは、この一対の突部22、22に
それぞれ凹設されている。ピン接触室18A、18Bの
上方は、フォーカスピン50を挿入するフォーカスピン
挿入孔23によりカバー部5の表面側に連通している
(図1参照)。フォーカスピン挿入孔23、23は、基
台部3aとカバー部5を係合して組み立てた際に、信号
コンタクト6を表面側に露出させるピン挿入孔10と同
一円周上となる位置に穿設され、陰極線管のフォーカス
ピン50A、50Bを、それぞれ第1、第2のピン接触
室18A、18B内に案内する。
【0056】第1、第2のピン接触室18A、18B
は、フォーカスコンタクト70の高圧接触部71を収容
するために、同一形状に形成されている。フォーカスコ
ンタクト70の高圧接触部71は、支持部71aの両側
の係止爪がピン接触室18A、18Bの内側面に凹設さ
れた位置決め溝18c(図4参照)に係止し、ピン接触
室18A、18B内に位置決め収容される。この収容さ
れた状態で、支持部71aは、ピン接触室18A、18
B内の後方側の面すなわちベース挿通孔8に面する後壁
面に沿って起立し、板バネ接触部71bは、支持部71
aの上方を固定端としてフォーカスピン挿入孔23の下
方に臨む片持ちバネとなる。
は、フォーカスコンタクト70の高圧接触部71を収容
するために、同一形状に形成されている。フォーカスコ
ンタクト70の高圧接触部71は、支持部71aの両側
の係止爪がピン接触室18A、18Bの内側面に凹設さ
れた位置決め溝18c(図4参照)に係止し、ピン接触
室18A、18B内に位置決め収容される。この収容さ
れた状態で、支持部71aは、ピン接触室18A、18
B内の後方側の面すなわちベース挿通孔8に面する後壁
面に沿って起立し、板バネ接触部71bは、支持部71
aの上方を固定端としてフォーカスピン挿入孔23の下
方に臨む片持ちバネとなる。
【0057】図3に示すように、連結接続室26は、ベ
ース挿通孔8の中心と第1ピン接触室18Aを結ぶ直線
のほぼ延長線上に凹設されている。連結接続室26に
は、第1フォーカスコンタクト7Aとなるフォーカスコ
ンタクト70の連結接続部72が収容されるもので、第
1フォーカスコンタクト7Aと接触させるように、連結
接続室26内にフォーカス側放電電極板15Aの接続板
部15aが横断して露出している。従って、図7に示す
ように、板バネ接片とした連結接続部72を収容する
と、板バネ接片の先端が接続板部15aに弾性接触す
る。
ース挿通孔8の中心と第1ピン接触室18Aを結ぶ直線
のほぼ延長線上に凹設されている。連結接続室26に
は、第1フォーカスコンタクト7Aとなるフォーカスコ
ンタクト70の連結接続部72が収容されるもので、第
1フォーカスコンタクト7Aと接触させるように、連結
接続室26内にフォーカス側放電電極板15Aの接続板
部15aが横断して露出している。従って、図7に示す
ように、板バネ接片とした連結接続部72を収容する
と、板バネ接片の先端が接続板部15aに弾性接触す
る。
【0058】一方、ベース挿通孔8の中心と第2ピン接
触室18Bを結ぶ直線のほぼ延長線上に、第2フォーカ
スコンタクト7Bとなる連結接続部72を収容するリー
ド接続室20が凹設されている。リード接続室20は、
板バネ接片の連結接続部72を位置決め収容する形状に
形成され、板バネ接片の先端がその内壁面に当接するよ
うになっている。また、リード接続室20の上方は、鍵
孔状のリード挿入孔20aによってカバー部5の表面側
に連通し、第2外部リード線30をリード接続室20内
に挿入自在としている。
触室18Bを結ぶ直線のほぼ延長線上に、第2フォーカ
スコンタクト7Bとなる連結接続部72を収容するリー
ド接続室20が凹設されている。リード接続室20は、
板バネ接片の連結接続部72を位置決め収容する形状に
形成され、板バネ接片の先端がその内壁面に当接するよ
うになっている。また、リード接続室20の上方は、鍵
孔状のリード挿入孔20aによってカバー部5の表面側
に連通し、第2外部リード線30をリード接続室20内
に挿入自在としている。
【0059】第2外部リード線30の接続は、リード挿
入孔20aに挿入する治具を板バネ接片の傾斜面を押し
当てて、撓ませた板バネ接片72とリード接続室20の
内壁面との間に、第2外部リード線30を挿入し、治具
を引き抜く。これにより、第2外部リード線30は、板
バネ接片72と内壁面との間に挟持され、第2フォーカ
スコンタクト7Bとなる連結接続部72と弾性接触す
る。
入孔20aに挿入する治具を板バネ接片の傾斜面を押し
当てて、撓ませた板バネ接片72とリード接続室20の
内壁面との間に、第2外部リード線30を挿入し、治具
を引き抜く。これにより、第2外部リード線30は、板
バネ接片72と内壁面との間に挟持され、第2フォーカ
スコンタクト7Bとなる連結接続部72と弾性接触す
る。
【0060】このように、第1ピン接触室18Aと連結
接続室26若しくは第2ピン接触室18Bとリード接続
室20は、ベース挿通孔8を中心として放射状に形成さ
れるので、これらに収容される一対のフォーカスコンタ
クト7A、7Bは、いずれもベース挿通孔8を中心とし
て放射状にカバー5に取り付けられる。従って、フォー
カスコンタクト7A、7Bの連結接続部72間、若しく
はこれに接続するフォーカス側放電電極板15Aと第2
外部リード線30間の縁面距離は、自然に離間し、より
確実に相互を絶縁できる。
接続室26若しくは第2ピン接触室18Bとリード接続
室20は、ベース挿通孔8を中心として放射状に形成さ
れるので、これらに収容される一対のフォーカスコンタ
クト7A、7Bは、いずれもベース挿通孔8を中心とし
て放射状にカバー5に取り付けられる。従って、フォー
カスコンタクト7A、7Bの連結接続部72間、若しく
はこれに接続するフォーカス側放電電極板15Aと第2
外部リード線30間の縁面距離は、自然に離間し、より
確実に相互を絶縁できる。
【0061】一対の放電電極板15A、15Bは、導電
性金属板をプレス加工し、矩形板の中央に半球面状の放
電部15bを形成したものである。一方のフォーカス側
放電電極板15Aの矩形板の側方には、前述した接続板
部15aがL字状に一体に形成されている。また、他方
の接地側放電電極板15Bには、矩形板から一体に脚部
15cが垂設されている。
性金属板をプレス加工し、矩形板の中央に半球面状の放
電部15bを形成したものである。一方のフォーカス側
放電電極板15Aの矩形板の側方には、前述した接続板
部15aがL字状に一体に形成されている。また、他方
の接地側放電電極板15Bには、矩形板から一体に脚部
15cが垂設されている。
【0062】図3、図4に示すように、これらの放電電
極板15A、15Bは、互いの放電部15b、15bが
放電室19で対向するように、放電室19周囲の絶縁突
壁21に沿ってカバー5に取り付けられる。取り付けら
れた状態で、フォーカス側放電電極板15Aは、接続板
部15aが連結接続室26内を横断してフォーカスコン
タクト7Aの連結接続部72と弾性接触し、接地側放電
電極板15Bの脚部15cは基台部3aを挿通し、プリ
ント配線基板120の接地パターンに半田接続する。
極板15A、15Bは、互いの放電部15b、15bが
放電室19で対向するように、放電室19周囲の絶縁突
壁21に沿ってカバー5に取り付けられる。取り付けら
れた状態で、フォーカス側放電電極板15Aは、接続板
部15aが連結接続室26内を横断してフォーカスコン
タクト7Aの連結接続部72と弾性接触し、接地側放電
電極板15Bの脚部15cは基台部3aを挿通し、プリ
ント配線基板120の接地パターンに半田接続する。
【0063】このように、フォーカス側放電電極板15
Aにフォーカスコンタクト7Aを、接地側放電電極板1
5Bに接地パターンを接続し、放電部15b、15b間
を放電ギャップを隔てて対向させることにより、陰極線
管内で発生するスパークエネルギーがフォーカスコンタ
クト7Aに加わった際に、放電部15b、15b間で放
電させ、接地パターンへ流している。
Aにフォーカスコンタクト7Aを、接地側放電電極板1
5Bに接地パターンを接続し、放電部15b、15b間
を放電ギャップを隔てて対向させることにより、陰極線
管内で発生するスパークエネルギーがフォーカスコンタ
クト7Aに加わった際に、放電部15b、15b間で放
電させ、接地パターンへ流している。
【0064】放射状に配列されたフォーカスコンタクト
7A側の更にその延長線上に、カバー部5の表裏を貫通
するターミナル収容室32が形成されている。ターミナ
ル収容室32は、第1外部リード線31と抵抗素子16
とを接続するターミナル17を収容するもので、図7に
示すように、中間の内径が絞られ、表面側から挿入され
る第1外部リード線31をターミナル17へ案内してい
る。
7A側の更にその延長線上に、カバー部5の表裏を貫通
するターミナル収容室32が形成されている。ターミナ
ル収容室32は、第1外部リード線31と抵抗素子16
とを接続するターミナル17を収容するもので、図7に
示すように、中間の内径が絞られ、表面側から挿入され
る第1外部リード線31をターミナル17へ案内してい
る。
【0065】ターミナル17は、図6、図7に示すよう
に、導電性の帯状金属板を折り曲げて形成したもので、
後方へ鋭角に折り返して形成したリード接続片17aを
表面側に、折重ねた中央に圧接スリットが穿設された圧
接接続部17bを背面側に備えている。
に、導電性の帯状金属板を折り曲げて形成したもので、
後方へ鋭角に折り返して形成したリード接続片17aを
表面側に、折重ねた中央に圧接スリットが穿設された圧
接接続部17bを背面側に備えている。
【0066】ターミナル17は、その側面に突出する係
止爪をターミナル収容室32の内側面に係止させて、タ
ーミナル収容室32内に位置決め固定され、図7のよう
に、表面側のリード接続片17aは、絞られたターミナ
ル収容室32の中間下方に臨み、表面側から挿入される
第1外部リード線31を挟持し電気接続する。
止爪をターミナル収容室32の内側面に係止させて、タ
ーミナル収容室32内に位置決め固定され、図7のよう
に、表面側のリード接続片17aは、絞られたターミナ
ル収容室32の中間下方に臨み、表面側から挿入される
第1外部リード線31を挟持し電気接続する。
【0067】また、背面側の圧接接続部17bには、抵
抗素子16の外側リード部16bを圧入して、圧接接続
する。ターミナル17の圧接接続部17bとフォーカス
コンタクト7Aの圧接スリット28は、図3のように、
放射状に取り付けられたフォーカスコンタクト7Aの延
長線上にあり、抵抗素子16を、リード部16a、16
bを屈曲させることなく、背面側から圧入し、ターミナ
ル17とフォーカスコンタクト7A間に接続できる。そ
の結果、第1フォーカスコンタクト7Aは、抵抗素子1
6とターミナル17を介して第1外部リード線に電気接
続する。
抗素子16の外側リード部16bを圧入して、圧接接続
する。ターミナル17の圧接接続部17bとフォーカス
コンタクト7Aの圧接スリット28は、図3のように、
放射状に取り付けられたフォーカスコンタクト7Aの延
長線上にあり、抵抗素子16を、リード部16a、16
bを屈曲させることなく、背面側から圧入し、ターミナ
ル17とフォーカスコンタクト7A間に接続できる。そ
の結果、第1フォーカスコンタクト7Aは、抵抗素子1
6とターミナル17を介して第1外部リード線に電気接
続する。
【0068】ダブルフォーカス型CRTソケット1の組
み立ては、ソケット本体3の背面側から信号コンタクト
6、6・・、アース金具等の部品を圧入して取り付け
る。また、カバー部5も、同様に背面側開口面を上向き
として、上方から上述の各部品他を取り付ける。次い
で、各部品を収容したカバー5を、基台部3aの隔壁1
3内に嵌合させるようにソケット本体3の表面側に載置
し、カバー部5の係合突起5aとソケット本体3の係合
枠部3bを係合させ、絶縁ハウジング2を一体化する。
み立ては、ソケット本体3の背面側から信号コンタクト
6、6・・、アース金具等の部品を圧入して取り付け
る。また、カバー部5も、同様に背面側開口面を上向き
として、上方から上述の各部品他を取り付ける。次い
で、各部品を収容したカバー5を、基台部3aの隔壁1
3内に嵌合させるようにソケット本体3の表面側に載置
し、カバー部5の係合突起5aとソケット本体3の係合
枠部3bを係合させ、絶縁ハウジング2を一体化する。
【0069】一体化したCRTソケット1は、図8に示
すように、プリント配線基板120上に実装し、信号コ
ンタクト6、6・・と接地側放電電極板15Bの脚部1
5cを対応する各パターンへ半田接続する。
すように、プリント配線基板120上に実装し、信号コ
ンタクト6、6・・と接地側放電電極板15Bの脚部1
5cを対応する各パターンへ半田接続する。
【0070】続いて、フライバックトランス(図示せ
ず)等に他端を接続した第1外部リード線31と、第2
外部リード線30を、それぞれターミナル収容室32、
リード接続室20内に挿入し、ターミナル17、フォー
カスコンタクト7Bへ接続して組み立てが完了する。こ
れらの各部品の取り付けと接続作業においては、プリン
ト配線基板120への実装工程を除いて、半田接続工程
がないので、簡単に組み立てと接続作業を行うことがで
き、また、各部品を簡単に交換できる。
ず)等に他端を接続した第1外部リード線31と、第2
外部リード線30を、それぞれターミナル収容室32、
リード接続室20内に挿入し、ターミナル17、フォー
カスコンタクト7Bへ接続して組み立てが完了する。こ
れらの各部品の取り付けと接続作業においては、プリン
ト配線基板120への実装工程を除いて、半田接続工程
がないので、簡単に組み立てと接続作業を行うことがで
き、また、各部品を簡単に交換できる。
【0071】このように組み立てられたダブルフォーカ
ス型CRTソケット1に、表面側から陰極線管を接続す
ると、陰極線管の各信号ピンは、リーフ型とした信号コ
ンタクト6の接触部6aに弾性接触する。また、フォー
カスピン50A、50Bは、一対のフォーカスコンタク
ト7A、7Bの各高圧接触部71に弾性接触する。
ス型CRTソケット1に、表面側から陰極線管を接続す
ると、陰極線管の各信号ピンは、リーフ型とした信号コ
ンタクト6の接触部6aに弾性接触する。また、フォー
カスピン50A、50Bは、一対のフォーカスコンタク
ト7A、7Bの各高圧接触部71に弾性接触する。
【0072】その結果、図6に示すように、第1外部リ
ード線31は、ターミナル17、抵抗素子16、第1フ
ォーカスコンタクト7Aを介して、フォーカスピン50
Aとフォーカス側放電電極板15Aに電気接続する。ま
た、第2外部リード線30は、第2フォーカスコンタク
ト7Bを介してフォーカスピン50Bに電気接続する。
ード線31は、ターミナル17、抵抗素子16、第1フ
ォーカスコンタクト7Aを介して、フォーカスピン50
Aとフォーカス側放電電極板15Aに電気接続する。ま
た、第2外部リード線30は、第2フォーカスコンタク
ト7Bを介してフォーカスピン50Bに電気接続する。
【0073】このように、第2フォーカスコンタクト7
Bには、第2外部リード線30のみを接続するのに対
し、第1フォーカスコンタクト7Aには、フォーカス側
放電電極板15Aと第1外部リード線31を接続するも
のであるが、同一部品であるフォーカスコンタクト70
を、いずれのコンタクトにも用いることができ、部品点
数を削減するとともに、それぞれ他方側に取り付けても
不良品とならない。
Bには、第2外部リード線30のみを接続するのに対
し、第1フォーカスコンタクト7Aには、フォーカス側
放電電極板15Aと第1外部リード線31を接続するも
のであるが、同一部品であるフォーカスコンタクト70
を、いずれのコンタクトにも用いることができ、部品点
数を削減するとともに、それぞれ他方側に取り付けても
不良品とならない。
【0074】また、図7に示すように、第1フォーカス
コンタクト7Aの連結接続部72と圧接スリット28
は、ほぼ鉛直方向に重ねて形成されるので、平面方向の
接続スペースが拡大することなく、絶縁ハウジング2を
小型化できる。
コンタクト7Aの連結接続部72と圧接スリット28
は、ほぼ鉛直方向に重ねて形成されるので、平面方向の
接続スペースが拡大することなく、絶縁ハウジング2を
小型化できる。
【0075】本発明は、上記実施の形態に限定されるこ
となく、種々変形が可能である。例えば、抵抗素子16
と第1フォーカスコンタクト7Aは、圧接スリットによ
り接続したが、第1フォーカスコンタクト7Aの連結板
73に内側リード部16aを直接半田接続してもよい。
また、必ずしも、第1外部リード線31とフォーカスコ
ンタクト7Aの間に直列に抵抗素子16を接続する必要
はなく、第1外部リード線31を、ターミナル17若し
くはターミナル17に接続するリード線を介して、直接
第1フォーカスコンタクト7Aに接続させたダブルフォ
ーカス型CRTソケットにも適用できる。
となく、種々変形が可能である。例えば、抵抗素子16
と第1フォーカスコンタクト7Aは、圧接スリットによ
り接続したが、第1フォーカスコンタクト7Aの連結板
73に内側リード部16aを直接半田接続してもよい。
また、必ずしも、第1外部リード線31とフォーカスコ
ンタクト7Aの間に直列に抵抗素子16を接続する必要
はなく、第1外部リード線31を、ターミナル17若し
くはターミナル17に接続するリード線を介して、直接
第1フォーカスコンタクト7Aに接続させたダブルフォ
ーカス型CRTソケットにも適用できる。
【0076】また、上記実施の形態では、フォーカスコ
ンタクト7A、7Bの高圧接触部71をリーフ型に形成
したが、円筒形の中間を絞りその中間でフォーカスピン
50に弾性接触するトックリ型であってもよい。
ンタクト7A、7Bの高圧接触部71をリーフ型に形成
したが、円筒形の中間を絞りその中間でフォーカスピン
50に弾性接触するトックリ型であってもよい。
【0077】また、フォーカスコンタクト7A、7B
は、同一形状のフォーカスコンタクト70を用いるもの
であれば、必ずしも絶縁ハウジング2に放射状に取り付
けるものでなくてもよい。
は、同一形状のフォーカスコンタクト70を用いるもの
であれば、必ずしも絶縁ハウジング2に放射状に取り付
けるものでなくてもよい。
【0078】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、2本のフォー
カスコンタクト7A、7Bに同一部品を用いることがで
き、部品の製造コストを下げることができる。また、い
ずれのフォーカスコンタクト7A、7Bであるかを意識
せずに、フォーカスコンタクト70を取り付けることが
でき、組み立ての作業性が向上する。
カスコンタクト7A、7Bに同一部品を用いることがで
き、部品の製造コストを下げることができる。また、い
ずれのフォーカスコンタクト7A、7Bであるかを意識
せずに、フォーカスコンタクト70を取り付けることが
でき、組み立ての作業性が向上する。
【0079】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
に加え、更に、第1フォーカスコンタクト7Aの連結接
続部と圧接スリットは、絶縁ハウジングの鉛直方向の異
なる箇所に形成されるので、平面方向のスペースをとら
ずに、フォーカス側放電電極板と抵抗素子を第1フォー
カスコンタクトへ接続できる。
に加え、更に、第1フォーカスコンタクト7Aの連結接
続部と圧接スリットは、絶縁ハウジングの鉛直方向の異
なる箇所に形成されるので、平面方向のスペースをとら
ずに、フォーカス側放電電極板と抵抗素子を第1フォー
カスコンタクトへ接続できる。
【0080】請求項3の発明によれば、請求項1または
2の発明に加え、一対のフォーカスコンタクト7A、7
Bが、放射状に配列されるので、連結接続部間が離間す
る。従って、フォーカスコンタクト間、若しくはこれら
に接続するフォーカス側放電電極板と第2外部リード線
間の沿面距離も自然に長くなり、より確実に絶縁するこ
とができる。また、2本のフォーカスコンタクト7A、
7Bの後方端が離間するので、その間に無駄なスペース
を設けることなく放電室を形成できる。
2の発明に加え、一対のフォーカスコンタクト7A、7
Bが、放射状に配列されるので、連結接続部間が離間す
る。従って、フォーカスコンタクト間、若しくはこれら
に接続するフォーカス側放電電極板と第2外部リード線
間の沿面距離も自然に長くなり、より確実に絶縁するこ
とができる。また、2本のフォーカスコンタクト7A、
7Bの後方端が離間するので、その間に無駄なスペース
を設けることなく放電室を形成できる。
【0081】請求項4の発明によれば、これらの発明に
加え、高圧接触部を簡単な加工で形成することができ
る。
加え、高圧接触部を簡単な加工で形成することができ
る。
【図1】本発明の一実施の形態に係るダブルフォーカス
型CRTソケット1の斜視図である。
型CRTソケット1の斜視図である。
【図2】絶縁ハウジング2の各部を示し、(a)はソケ
ット本体3の平面図、(b)はカバー部5の平面図であ
る。
ット本体3の平面図、(b)はカバー部5の平面図であ
る。
【図3】ソケット本体3の一部を切り欠いて示すCRT
ソケット1の底面図である。
ソケット1の底面図である。
【図4】カバー5の分解斜視図である。
【図5】フォーカスコンタクト7の(a)は、正面図、
(b)は、同側面図、(c)は、同底面図である。
(b)は、同側面図、(c)は、同底面図である。
【図6】カバー5内の接続状態を示す斜視図である。
【図7】カバー部5とソケット本体3の縦断面図であ
る。
る。
【図8】ダブルフォーカス型CRTソケット1の部分破
断側面図である。
断側面図である。
【図9】従来のダブルフォーカス型CRTソケット10
1の平面図である。
1の平面図である。
【図10】CRTソケット101の底蓋102cを除い
た要部背面図である。
た要部背面図である。
【図11】一対のフォーカスコンタクト105A、10
5Bの接続構造を示す要部斜視図である。
5Bの接続構造を示す要部斜視図である。
1 ダブルフォーカス型CRTソケット 2 絶縁ハウジング 7A 第1フォーカスコンタクト 7B 第2フォーカスコンタクト 8 ベース挿通孔 15A フォーカス側放電電極板 15B 接地側放電電極板 16 抵抗素子 17 ターミナル 28 圧接スリット(第1連結接続部) 70 フォーカスコンタクト 71 高圧接触部 72 連結接続部 73 連結板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特許3035542(JP,B1) 「ELECTRONIC COMPO NENTS CRT Socket s」,ホシデン株式会社,1999年9月, p.1−14 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 33/945
Claims (4)
- 【請求項1】 陰極線管が嵌合接続する絶縁ハウジング
(2)に取り付けられ、陰極線管の2本のフォーカスピ
ン(50)の一方(50A)を、放電電極板(15A)
と、第1外部リード線(31)へ電気接続する第1フォ
ーカスコンタクト(7A)と、 第1フォーカスコンタクト(7A)と絶縁して絶縁ハウ
ジング(2)に取り付けられ、2本のフォーカスピンの
他方(50B)を、第2外部リード線(30)へ電気接
続する第2フォーカスコンタクト(7B)とを備えたダ
ブルフォーカス型CRTソケットにおいて、 細長帯状の導電性金属板を長手方向に沿って略コの字状
に折り曲げた連結板(73)と、連結板(73)の一端
に連続し、フォーカスピン(50)に接触する高圧接触
部(71)と、連結板(73)の他端を更に折り曲げて
板バネ片とした連結接続部(72)とを有する同形状の
フォーカスコンタクト(70)を一組形成し、 絶縁ハウジング(2)に、一方のフォーカスピン(50
A)が挿入される第1ピン接触室(18A)と、放電電
極板(15A)の一部(15a)を臨ませた連結接続室
(26)と、他方のフォーカスピン(50B)が挿入さ
れる第2ピン接触室(18B)と、第2外部リード線
(30)を挿入するリード接続室(20)とを凹設し、 一方のフォーカスコンタクト(70)の高圧接触部(7
1)と連結接続部(72)を、それぞれ第1ピン接触室
(18A)と連結接続室(26)へ収容し、一方のフォ
ーカスピン(50A)と放電電極板(15A)へ接触さ
せるとともに、連結板(73)へ第1外部リード線(3
1)を電気接続し、第1フォーカスコンタクト(7A)
とし、 他方のフォーカスコンタクト(70)の高圧接触部(7
1)と連結接続部(72)を、それぞれ第2ピン接触室
(18B)とリード接続室(20)へ収容し、他方のフ
ォーカスピン(50B)と第2外部リード線(30)へ
接触させ、第2フォーカスコンタクト(7B)とするこ
とを特徴とするダブルフォーカス型CRTソケット。 - 【請求項2】 連結板(73)の折り曲げ部位に連結板
(73)の長手方向に沿って圧接スリット(28)を穿
設し、第1外部リード線(31)との間に直列に接続さ
れる抵抗素子(16)の一側リード部(16a)を圧接
接続することを特徴とする請求項1記載のダブルフォー
カス型CRTソケット。 - 【請求項3】 絶縁ハウジング(2)に、陰極線管のベ
ースを挿通させるベース挿通孔(8)を穿設し、 第1ピン接触室(18A)と連結接続室(26)及び第
2ピン接触室(18B)とリード接続室(20)を、ベ
ース挿通孔(8)の中心から放射状に凹設することを特
徴とする請求項1又は2記載のダブルフォーカス型CR
Tソケット。 - 【請求項4】 連結板(73)の一端を更に折り曲げた
板バネ片を高圧接触部(71)としたことを特徴とする
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のダブルフォーカ
ス型CRTソケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000025634A JP3130901B1 (ja) | 2000-02-02 | 2000-02-02 | ダブルフォーカス型crtソケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000025634A JP3130901B1 (ja) | 2000-02-02 | 2000-02-02 | ダブルフォーカス型crtソケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3130901B1 true JP3130901B1 (ja) | 2001-01-31 |
JP2001217055A JP2001217055A (ja) | 2001-08-10 |
Family
ID=18551466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000025634A Expired - Fee Related JP3130901B1 (ja) | 2000-02-02 | 2000-02-02 | ダブルフォーカス型crtソケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3130901B1 (ja) |
-
2000
- 2000-02-02 JP JP2000025634A patent/JP3130901B1/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
「ELECTRONIC COMPONENTS CRT Sockets」,ホシデン株式会社,1999年9月,p.1−14 |
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---|---|
JP2001217055A (ja) | 2001-08-10 |
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