JP3411256B2 - ステムベース及びcrtソケット - Google Patents

ステムベース及びcrtソケット

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JP3411256B2 JP2000178693A JP2000178693A JP3411256B2 JP 3411256 B2 JP3411256 B2 JP 3411256B2 JP 2000178693 A JP2000178693 A JP 2000178693A JP 2000178693 A JP2000178693 A JP 2000178693A JP 3411256 B2 JP3411256 B2 JP 3411256B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 この発明は、CRTディス
プレイの電圧印加部分に取付けられるステムベース及び
ステムベースと係止させてCRTディスプレイを基板等
と接続させるCRTソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】 テレビジョン受像機、コンピュータデ
ィスプレイ等に使用される陰極線管(cathorde-ray-tub
e、以下CRTという。)は、ネック部先端である電圧
印加部分に、フォーカス電圧である高電圧が印加され
る。近年においては、受像画面の大型化が望まれると共
に、これとは対照的に装置の薄型化も望まれるようにな
った。そして、受像画面の大型化、装置の薄型化を実現
するには、電子レンズの作用を高めるためにCRTに印
加されるフォーカス電圧を更に高圧にする必要がある。
【0003】しかしながら、フォーカス電圧が高圧化さ
れることでCRTのネック部先端に突出されるフォーカ
スステムピンと他のステムピンとの間において、電圧リ
ーク、放電等の絶縁破壊が生じやすくなっている。そこ
で、絶縁破壊を防止するため、フォーカスステムピン及
び他のステムピンに、絶縁部材からなるステムベースを
貫通させて嵌め合わせ、更に、ステムベースから突出し
た各ステムピンとCRT外の制御部とを接続させるため
のCRTソケットをステムベースと係止させていた。
【0004】以下に、従来用いられているステムベース
及びCRTソケットを図7乃至図11に基づき説明す
る。CRT100は、ネック部101に円形に配置させ
て突出させたフォーカスステムピン102及び他のステ
ムピン103が設けられ、フォーカスステムピン102
には10(kV)程度の高電圧が印加され、他のステム
ピン103には−50(V)乃至1000(V)程度の
電圧が印加される。更に、CRT100には、各ステム
ピン102,103の中心に、CRT100製造時にC
RT内部の気体を吸引して閉じた封止筒部104がネッ
ク部101表面から突出されている。そして、ネック部
101端面には、各ステムピン102,103夫々が貫
通されて粘着性の合成樹脂によってステムベース110
が接合される。更に、CRTソケット120が、ネック
部101端面に接合されたステムベース110から突出
するフォーカスステムピン102及び他のステムピン1
03と接続するようにステムベース110へ係止され
る。このように、ステムベース110及びCRTソケッ
ト120によってネック部101と接続することで、フ
ォーカスステムピン102と他のステムピン103との
間の絶縁性を高めていた。
【0005】従来のステムベース110は、絶縁素材に
よって形成され、図8に表すように、円板状の底板11
1と、底板111の中央から筒状に突設される封止筒部
104を収納する為の封止筒収納部112とからなる。
ステムベース110の底板111には、封止筒部104
を封止筒収納部112へ収納時にフォーカスステムピン
102が挿通する貫通孔113、及び、他のステムピン
103が挿通する貫通孔114が夫々穿設されていた。
更に、ステムベース110には、フォーカスステムピン
102と他のステムピン103との間で絶縁破壊が生じ
ないようにフォーカスステムピン102を囲繞するよう
絶縁壁115が形成されていた。絶縁壁115は、一部
が封止筒収納部112の側壁を兼用する扇形に底板11
1から突設されているので、フォーカスステムピン10
2は、ネック部101から突設された先端側面のみが開
口され、他面は絶縁壁115によって囲繞されていた。
このように形成されたステムベース110は、貫通孔1
13、114に夫々フォーカスステムピン102及び他
のステムピン103を貫通させてネック部101端面に
固定され、フォーカスステムピン102及び他のステム
ピン103は、ステムベース110の底板111から突
出された状態となる。そして、突出されたフォーカスス
テムピン102及び他のステムピン103と接続するよ
うにCRTソケット120がステムベース110に係止
される。
【0006】従来のCRTソケット120は、図9及び
図10に表すように、円筒形状からなるソケット部12
1と、ソケット部121に隣接して一体成形された絶縁
筐体122とからなる。ソケット部121は円筒中央に
ステムベース110の封止筒収納部112が挿入される
係止孔123が穿設され、封止筒収納部112と係止さ
れる。そして、ソケット部121が封止筒収納部112
と係止時にフォーカスステムピン102と対向するソケ
ット部121の表面124には、フォーカスステムピン
102と嵌合され電気的に接続させるフォーカスコンタ
クト125が内設され、更に、フォーカスコンタクト1
25からは、電気的な接続を保持して延設されるリード
線接続端子が絶縁筐体122内でリード線と接続可能に
配される。同様に、ソケット部121の他のステムピン
103夫々と対向するソケット部121の表面124に
は、夫々のステムピン103と嵌合され電気的に接続さ
れるコンタクト126が内設され、更に、コンタクト1
26からは、ソケット部121の裏面に沿ってリード線
接続端子127が導出される。そして、リード線接続端
子127の先端はプリント配線基板130に貫通させ
て、プリント配線基板130に半田付け等の手段によっ
て接続固定される。又、CRTソケット120には、係
止孔123からフォーカスコンタクト125の周囲に亘
り、ステムベース110の絶縁壁115と嵌合可能な形
状に嵌合溝128が形成される。
【0007】上述のように形成されるステムベース11
0が、貫通孔113及び貫通孔114に夫々フォーカス
ステムピン102及び他のステムピン103を挿通さ
せ、CRT100の封止筒部104が封止筒収納部11
2内に挿入された状態でCRT100のネック部101
端面に絶縁性の合成樹脂材によって接合される。更に、
ステムベース110から突出されたフォーカスステムピ
ン102及び他のステムピン103とフォーカスコンタ
クト125及び他のコンタクト126とを接続させると
共に、係止孔123内に封止筒収納部112と収納し、
且つ、嵌合溝128とステムベース110の絶縁壁11
5とを嵌合させ、CRTソケット120をCRT100
に接合されたステムベース110に取り付けることで、
CRT100のフォーカスステムピン102及び他のス
テムピン103をプリント配線基板130へ取り付けて
いた。そして、上述のように形成したステムベース11
0とCRTソケット120とを接続することで、ステム
ベース110に設けた絶縁壁115によってフォーカス
ステムピン102と他のステムピン103との沿面距離
を延ばし、同ピン102,103間の絶縁破壊を防止し
絶縁が保たれていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、従来
例に表すステムベース110及びCRTソケット120
では、ステムベース110の絶縁壁115がサイロ状に
形成されているため、CRTソケット120には絶縁壁
115のサイロ形状に対応すると共に絶縁壁115の突
出している高さに対応した深さの嵌合溝128の形成が
不可欠であった。従って、嵌合溝128が少なくも絶縁
壁115の高さ以上に穿たなければならないので、CR
Tソケット120の厚さが絶縁壁115の高さ以上必要
となり、CRT100のネック部101からの総突出量
が大きくなってしまうという問題点を有した。
【0009】そこでこの発明は、これら問題点に鑑み、
CRTネック部からの突出量を少なくすると共に、フォ
ーカスステムピン102と他のステムピン103間で絶
縁破壊が発生せず絶縁が保たれるステムベース及びCR
Tソケットを提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】 この発明は、
【0011】
【0012】
【0013】筒状に形成され、CRTのネック部端部か
ら突出した封止筒部を収納する封止筒収納部と、表面は
封止筒収納部の一端に鍔状に設けられ、裏面はCRTの
ネック部端部に固定される底板と、底板に設けられCR
Tのネック部端部から突出されるフォーカスステムピン
が貫通可能に穿設されるフォーカスステムピン貫通孔
と、底板に設けられCRTのネック部端部から突出され
る他のステムピンが貫通可能に穿設される他のステムピ
ン貫通孔と、底板表面のフォーカスステムピン貫通孔及
び他のステムピン貫通孔間から封止筒収納部及び底板の
外側端部に亙り突設され、フォーカスステムピン貫通孔
に貫通されたフォーカスステムピン及び他のステムピン
貫通孔に貫通された他のステムピン間を隔絶するよう封
止筒収納部と一体に設けられる絶縁壁と、底板表面の絶
縁壁及び他のステムピン貫通孔間から封止筒収納部及び
底板の外側端部に亙り突設され、封止筒収納部側は封止
筒収納部と一体に設けられる補助壁とからなり、フォー
カスステムピン貫通孔に貫通されたフォーカスステムピ
ンの先端側及び封止筒収納部と対向する側は開放されて
いることを特徴とするステムベース、
【0014】及び、
【0015】筒状に形成され、CRTのネック部端部か
ら突出した封止筒部を収納する封止筒収納部と、表面は
封止筒収納部の一端に鍔状に設けられ、裏面はCRTの
ネック部端部に固定される底板と、底板に設けられCR
Tのネック部端部から突出されるフォーカスステムピン
が貫通可能に穿設されるフォーカスステムピン貫通孔
と、底板に設けられCRTのネック部端部から突出され
る他のステムピンが貫通可能に穿設される他のステムピ
ン貫通孔と、底板表面のフォーカスステムピン貫通孔及
び他のステムピン貫通孔間から封止筒収納部及び底板の
外側端部に亙り突設され、フォーカスステムピン貫通孔
に貫通されたフォーカスステムピン及び他のステムピン
貫通孔に貫通された他のステムピン間を隔絶するよう封
止筒収納部と一体に設けられる絶縁壁と、底板表面の絶
縁壁及び他のステムピン貫通孔間から封止筒収納部及び
底板の外側端部に亙り突設され、封止筒収納部側は封止
筒収納部と一体に設けられる補助壁とからなり、底板表
面には、フォーカスステムピン貫通孔周囲部及び絶縁壁
間を凹状に切欠するフォーカス切欠部が設けられ、且
つ、他のステムピン貫通孔及び絶縁壁間を凹状に切欠す
る補助壁切欠部が設けられ、補助壁切欠部には補助壁を
封止筒収納部外側から底板の外側端部に亙り底板表面ま
で凸状に設けることを特徴とするステムベース、
【0016】及び、
【0017】表裏に貫通させた円筒状の係止孔と、係止
孔と同心円上に穿設されるフォーカスコンタクト収容孔
と、係止孔と同心円上に穿設される他のコンタクト収容
孔と、フォーカスコンタクト収容孔及びフォーカスコン
タクト収容孔に隣接する他のコンタクト収容孔間に設け
られ、ステムベースに形成される絶縁壁を挿入自在に表
裏に貫通させた嵌合孔とからなることを特徴とするCR
Tソケット、
【0018】及び、
【0019】表裏に貫通させた円筒状の係止孔と、係止
孔と同心円上に穿設されるフォーカスコンタクト収容孔
と、係止孔と同心円上に穿設される他のコンタクト収容
孔と、フォーカスコンタクト収容孔及びフォーカスコン
タクト収容孔に隣接する他のコンタクト収容孔間に設け
られ、ステムベースに形成される絶縁壁を挿入自在に表
裏に貫通させた嵌合孔と、嵌合孔及び嵌合孔に隣接する
他のコンタクト収容孔間に設けられ、ステムベースに形
成される補助壁を挿入自在に設けられる補助壁溝とから
なることを特徴とするCRTソケット、
【0020】及び、
【0021】筒状に形成され、CRTのネック部端部か
ら突出する封止筒部が収納される封止筒収納部が設けら
れ、封止筒収納部には、表面が封止筒収納部の一端に鍔
状に形成され裏面がCRTのネック部端部に固定される
底板が設けられ、底板にはCRTのネック部端部から突
出されるフォーカスステムピンが貫通可能なフォーカス
ステムピン貫通孔及びCRTのネック部端部から突出さ
れる他のステムピンが貫通可能な他のステムピン貫通孔
が穿設され、底板表面のフォーカスステムピン貫通孔及
び他のステムピン貫通孔間には、封止筒収納部及び底板
外側端部に亙り、フォーカスステムピン貫通孔に貫通さ
れたフォーカスステムピン及び他のステムピン貫通孔に
貫通された他のステムピン間を隔絶するよう封止筒収納
部と一体に設けられる絶縁壁が突設され、フォーカスス
テムピン貫通孔に貫通されたフォーカスステムピンの先
端側及び封止筒収納部と対向する側が開放されるステム
ベースと、表裏に貫通される円筒状の係止孔が穿設さ
れ、係止孔と同心円上にはフォーカスコンタクト収容孔
及び他のコンタクト収容孔が穿設され、フォーカスコン
タクト収容孔及びフォーカスコンタクト収容孔に隣接す
る他のコンタクト収容孔間はステムベースに形成される
絶縁壁を挿入自在に表裏に貫通させた嵌合孔が穿設され
るCRTソケットとからなり、CRTソケットの係止孔
にはステムベースの封止筒収納部が挿入され、CRTソ
ケットのフォーカスコンタクト収容孔及び他のコンタク
ト収容孔には、夫々ステムベースのフォーカスステムピ
ン貫通孔に挿通されたフォーカスステムピン及び他のス
テムピンが挿入され、CRTソケットの嵌合孔にはステ
ムベースの絶縁壁が挿通され、フォーカスステムピンと
他のステムピンとが隔絶されることを特徴とするステム
ベース及びCRTソケット、
【0022】及び、
【0023】筒状に形成され、CRTのネック部端部か
ら突出する封止筒部が収納される封止筒収納部が設けら
れ、封止筒収納部には、表面が封止筒収納部の一端に鍔
状に形成され裏面がCRTのネック部端部に固定される
底板が設けられ、底板にはCRTのネック部端部から突
出されるフォーカスステムピンが貫通可能なフォーカス
ステムピン貫通孔及びCRTのネック部端部から突出さ
れる他のステムピンが貫通可能な他のステムピン貫通孔
が穿設され、底板表面のフォーカスステムピン貫通孔及
び他のステムピン貫通孔間には、封止筒収納部及び底板
外側端部に亙り、フォーカスステムピン貫通孔に貫通さ
れたフォーカスステムピン及び他のステムピン貫通孔に
貫通された他のステムピン間を隔絶するよう封止筒収納
部と一体に設けられる絶縁壁が突設され、底板表面の絶
縁壁及び他のステムピン貫通孔間には、封止筒収納部及
び底板外側端部に亙り、封止筒収納部側が封止筒収納部
と一体となるよう補助壁が突設され、フォーカスステム
ピン貫通孔に貫通されたフォーカスステムピンの先端側
及び封止筒収納部と対向する側は開放されるステムベー
スと、表裏に貫通される円筒状の係止孔が穿設され、係
止孔と同心円上にはフォーカスコンタクト収容孔及び他
のコンタクト収容孔が穿設され、フォーカスコンタクト
収容孔及びフォーカスコンタクト収容孔に隣接する他の
コンタクト収容孔間はステムベースに形成される絶縁壁
を挿入自在に表裏に貫通させた嵌合孔が穿設され、フォ
ーカスコンタクト収容孔及び嵌合溝間にはステムベース
に形成される補助壁を挿入自在に補助壁溝が設けられる
CRTソケットとからなり、CRTソケットの係止孔に
はステムベースの封止筒収納部が挿入され、CRTソケ
ットのフォーカスコンタクト収容孔及び他のコンタクト
収容孔には、夫々ステムベースのフォーカスステムピン
貫通孔に挿通されたフォーカスステムピン及び他のステ
ムピンが挿入され、CRTソケットの嵌合孔にはステム
ベースの絶縁壁が挿通され、CRTソケットの補助壁溝
にはステムベースの補助壁が挿入され、フォーカスステ
ムピンと他のステムピンとが隔絶されることを特徴とす
るステムベース及びCRTソケット、
【0024】を提供する。そして、この発明の作用は、
以下の通りである。ステムベースには、CRTのネック
部端部から突設する封止筒部が、ステムベースに設けら
れた封止筒収納部に、ステムベースの底板の裏面側から
収納される。同時に、CRTのネック部端部から突設さ
れたフォーカスステムピン及び他のステムピンが、ステ
ムベースの底板に穿設されたフォーカスステムピン貫通
孔及び他のステムピン貫通孔に、底板裏面側から挿入さ
れ表面側に貫通して突出される。そして、ステムベース
は、底板の裏面でCRTのネック部端面に固定される。
CRTソケットでは、CRTソケットに設けられたフォ
ーカスコンタクト収容孔及び他のコンタクト収容孔に、
夫々フォーカスコンタクト及び他のコンタクトを収容す
る。
【0025】この状態で、CRTソケットをステムベー
スに嵌合させる。即ち、ステムベースのフォーカスステ
ムピン貫通孔及び他のステムピン貫通孔からフォーカス
ステムピン及び他のステムピンが貫通され突出された状
態で、ステムベースに設けられた封止筒収納部をCRT
ソケットに設けられた係止孔に挿入する。同時に、CR
Tソケットのフォーカスステムピン貫通孔及び他のステ
ムピン貫通孔に、ステムベースから突出したフォーカス
ステムピン及び他のステムピンを挿入し、CRTソケッ
トに収容されたフォーカスコンタクト及び他のコンタク
トと、ステムベースから突出したフォーカスステムピン
及び他のステムピンを係止させる。この状態では、ステ
ムベースに設けられた絶縁壁がCRTソケットに設けら
れた嵌合溝に一致し、絶縁壁が嵌合溝内に挿入される。
従って、CRTのフォーカスステムピンと他のステムピ
ンとの絶縁は、ステムベースでは、ステムベースのフォ
ーカスステムピン貫通孔及び他のステムピン貫通孔間に
設けた絶縁壁によって、絶縁距離の延長が図られて絶縁
され、フォーカスピンに印加される高電圧によるリーク
が防止される。
【0026】ステムベースには絶縁壁と他のステムピン
との間に補助壁を設け、CRTソケットには嵌合溝及び
嵌合溝に隣接する他のコンタクト収容孔間に補助壁溝を
設けた場合には、CRTのネック部端部の封止筒部が、
ステムベースの封止筒収納部に、ステムベースの底板の
裏面側から収納され、CRTのネック部端部から突設さ
れたフォーカスステムピン及び他のステムピンが、ステ
ムベースの底板に穿設されたフォーカスステムピン貫通
孔及び他のステムピン貫通孔に、底板裏面側から挿入さ
れ表面側に貫通して突出される。そして、ステムベース
は、底板の裏面でCRTのネック部端面に固定される。
CRTソケットでは、CRTソケットに設けられたフォ
ーカスコンタクト収容孔及び他のコンタクト収容孔に、
夫々フォーカスコンタクト及び他のコンタクトを収容す
る。
【0027】この状態で、CRTソケットをステムベー
スに嵌合させる。即ち、ステムベースのフォーカスステ
ムピン貫通孔及び他のステムピン貫通孔からフォーカス
ステムピン及び他のステムピンが貫通され突出された状
態で、ステムベースに設けられた封止筒収納部をCRT
ソケットに設けられた係止孔に挿入する。同時に、CR
Tソケットのフォーカスステムピン貫通孔及び他のステ
ムピン貫通孔に、ステムベースから突出したフォーカス
ステムピン及び他のステムピンを挿入し、CRTソケッ
トに収容されたフォーカスコンタクト及び他のコンタク
トと、ステムベースから突出したフォーカスステムピン
及び他のステムピンを係止させる。この状態では、ステ
ムベースに設けられた絶縁壁がCRTソケットに設けら
れた嵌合溝に一致し、絶縁壁が嵌合溝内に挿入される。
更に、ステムベースに設けられた補助壁がCRTソケッ
トに設けられた補助壁溝に一致し、補助壁が補助壁溝に
嵌合される。ステムベースには、絶縁壁と他のステムピ
ンとの間に補助壁を設け、底板表面のフォーカスステム
ピン貫通孔周囲部及び絶縁壁間を凹状に切欠してフォー
カス切欠部を設け、他のステムピン貫通孔及び絶縁壁間
を凹状に切欠して補助壁切欠部を設け、更に、補助壁切
欠部に補助壁を凸状に設ける場合には、補助壁溝を設け
ないCRTソケットと係止して使用可能となる。即ち、
ステムベースのフォーカスステムピン貫通孔及び他のス
テムピン貫通孔からフォーカスステムピン及び他のステ
ムピンが貫通され突出された状態で、ステムベースに設
けられた封止筒収納部をCRTソケットに設けられた係
止孔に挿入する。同時に、CRTソケットのフォーカス
ステムピン貫通孔及び他のステムピン貫通孔に、ステム
ベースから突出したフォーカスステムピン及び他のステ
ムピンを挿入し、CRTソケットに収容されたフォーカ
スコンタクト及び他のコンタクトと、ステムベースから
突出したフォーカスステムピン及び他のステムピンを係
止させる。この状態では、ステムベースに設けられた絶
縁壁がCRTソケットに設けられた嵌合溝に一致し、絶
縁壁が嵌合溝内に挿入される。
【0028】従って、CRTのフォーカスステムピンと
他のステムピンとの絶縁は、ステムベースでは、ステム
ベースのフォーカスステムピン貫通孔及び他のステムピ
ン貫通孔間に設けた絶縁壁によって、絶縁距離の延長が
図られて絶縁され、フォーカスピンに印加される高電圧
によるリークが防止され、更に、フォーカス切欠部及び
補助壁切欠部を設けることで、絶縁壁を回り込む絶縁距
離を延ばすと共に、補助壁切欠部には補助壁が設けられ
るので、補助壁の高さによって絶縁距離が更に延長され
ることとなる。
【0029】
【発明の実施の形態】 次にこの発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は第1の実施の形態の組み
立て説明図であり、図2は第1の実施の形態のステムベ
ースを表す斜視図であり、図3は第1の実施の形態のC
RTソケットを表す説明図で(a)は正面説明図、
(b)は平面説明図、(c)は(a)のA−A線断面説
明図であり、図4は第2の実施の形態のステムベースを
表す斜視図であり、図5は第2の実施の形態のCRTソ
ケットを表す平面説明図であり、図6は第3の実施の形
態のステムベースを表す斜視説明図である。
【0030】CRTは、陰極線管である。以下、陰極線
管をCRTと表す。CRTは、コンピュータディススプ
レイ、テレビ等の受像装置に用いられ、CRTネック部
端部CNから入力する信号を受像面に表示可能であり、
CRTネック部端部CNには、内部を真空にして製造す
る際に封止筒CN1が形成され、CRTネック部端部C
Nの封止筒CN1周囲からは、一対のフォーカスステム
ピンFSP及び複数のステムピンSPが突設されてな
る。
【0031】1は、第1の実施の形態のステムベースで
ある。ステムベース1は、図2に表すように、円筒形状
からなる封止筒収納部10と、封止筒収納部10の一方
の開口に鍔状に形成する底板11とを形成する。ステム
ベース1は、図1に表すように、テレビ或はコンピュー
タ等に使用されるCRTのネック部端部CNに装着し、
CRTのネック部端部CNから突出されるフォーカスス
テムピンFSP及び他のステムピンSPを保護すると共
にフォーカスステムピンFSPと他のステムピンSPと
の間でリークが起きないよう絶縁する。従って、ステム
ベース1は絶縁素材から形成される。
【0032】封止筒収納部10は、CRTネック部端部
CNに形成される封止筒CN1を内部に収納可能であ
り、ステムベース1をCRTに装着時に封止筒CN1を
収納して装着する。底板11は、封止筒収納部10の円
筒形状と同心円状に形成され、CRT装着時にCRTの
ネック部端部CNから突出するフォーカスステムピンF
SP及び他のステムピンSPの位置にフォーカスステム
ピン貫通孔12及び他のステムピン貫通孔13を複数貫
通して設ける。従って、ステムベース1をCRTのネッ
ク部端部に装着した状態では、フォーカスステムピンF
SP及び他のステムピンSPは夫々フォーカスステムピ
ン貫通孔12及び他のステムピン貫通孔13に貫通され
る。
【0033】14は、絶縁壁である。絶縁壁14は、フ
ォーカスステムピン貫通孔12と他のステムピン貫通孔
13との間に設けられ、底板11表面に封止筒収納部1
0側から底板11外縁にかけて壁状に立設され、従っ
て、絶縁壁14は、フォーカスステムピン貫通孔12と
他のステムピン貫通孔13とを隔絶するよう封止筒収納
部10及び底板11と一体に形成される。14aは凸状
壁である。凸状壁14aは、外板11表面の外縁側から
2つの絶縁壁14間に亙り円弧状に立設する。凸状壁1
4aの高さはごく僅かであり、この実施の形態では、絶
縁壁14の高さの略10%程度である。この実施の形態
では、凸状壁14aは円弧状に設けたが、直線状の壁と
して設けてもよく、どのような形状からなってもよい。
このように、ステムベース1のフォーカスステムピン貫
通孔12から突出したフォーカスステムピンFSPは、
2つの絶縁壁14及び凸状壁14aによって隣接する他
のステムピンSPと隔絶される。ステムベース1は、こ
のように形成されることで、隣接するフォーカスステム
ピン貫通孔12と他のステムピン貫通孔13間の沿面距
離を絶縁壁14及び凸状壁14aを迂回することで延ば
すことができ絶縁距離を長くできる。尚、以下、沿面距
離は、ステムベース1から突出したフォーカスステムピ
ンFSP及びフォーカスステムピンFSPに隣接するス
テムピンSPまでの絶縁の為のステムベース1表面に沿
った最短距離をいう。
【0034】2は、CRTソケットである。CRTソケ
ット2は、絶縁素材である合成樹脂によって形成される
ハウジング20と、ハウジング20の端部に一体的に設
けられる基台部22とからなり、ステムベース1と係止
することで、ステムベース1から突設されたフォーカス
ステムピンFSP及びステムピンSPと係止して、フォ
ーカスステムピンFSP及びステムピンSPと電気的に
接続するものである。ハウジング20は、中央にステム
ベース1の封止筒収納部10を挿入可能なベース挿入孔
21が穿設される環状部23が設けられる。環状部23
には、基台部22と隣接する位置に、ベース挿入孔21
に封止筒収納部10が挿通された際にフォーカスステム
ピンFSPと対向するようフォーカスコンタクト収容孔
24が穿設され、同様に、ステムピンSPと対向する位
置にもコンタクト収容孔25が複数穿設される。従っ
て、フォーカスコンタクト収容孔24及びコンタクト収
容孔25は、ベース挿入孔21を中心とする同心円上に
穿設される。そして、複数穿設されるフォーカスコンタ
クト収容孔24内には、CRTソケット2とステムベー
ス1とが嵌合された際に、フォーカスステムピンFSP
と電気的に接続可能にフォーカスコンタクト26が係止
される。同様に、他のコンタクト収容孔25内にもコン
タクト27が係止される。フォーカスコンタクト26
は、細長い金属板を屈曲して折り返し、更に、折り返し
た一方片をく字状に突出するよう屈曲して形成して、フ
ォーカスコンタクト収容孔23内に係止される。従っ
て、フォーカスコンタクト収容孔24にフォーカスステ
ムピンFSPが挿入されると、フォーカスステムピンF
SPはフォーカスコンタクト収容孔24内でフォーカス
コンタクト26のく字状折曲部を押圧しながらフォーカ
スコンタクト26と接触されて電気的に接続される。同
様に、コンタクト27も、フォーカスコンタクト26同
様に形成されてコンタクト収容孔25内に係止されるの
で、コンタクト収容孔25にステムピンSPが挿入され
ると、ステムピンSPはコンタクト収容孔25内でコン
タクト27のく字状折曲部を押圧しながらコンタクト2
7と接触されて電気的に接続される。コンタクト27
は、ステムピンSPと当接しない折曲片の一方端が環状
部23の封止筒収納部10が挿入される側とは反対側に
延設されて、CRTソケット2を取付けるプリント配線
板(図示せず)と電気的に接続可能である。フォーカス
コンタクト26は、フォーカスステムピンFSPと当接
しない折曲片の一方端が、フォーカスコンタクト収容孔
24に隣接されて設けられる基台部22内に延設され、
基台部22内に設ける回路構成部品(図示せず)と電気
的に接続され、フォーカスステムピンFSPからの信号
が他のステムピンSPからの信号と隔絶される。
【0035】28は、絶縁壁嵌合孔である。絶縁壁嵌合
孔28は、環状部23のフォーカスコンタクト収容孔2
4穿設部分を、ベース挿入孔21を中心にして放線状に
穿設される。即ち、絶縁壁嵌合孔28は、ベース挿入孔
21に封止筒収納部10が挿入された際に、絶縁壁14
と対向位置に設けられ、絶縁壁14を挿入されて嵌合可
能に設けられる。28aは、凸状壁嵌合溝である。凸状
壁嵌合溝28aは、絶縁壁嵌合孔28のベース収納孔2
1とは反対側の端部間に円弧状の凹溝として設ける。こ
のように凸状壁嵌合溝28aを設けることで、絶縁壁1
4が絶縁壁嵌合孔28へ挿入した際に凸状壁嵌合溝28
aに凸状壁14aが挿入される。従って、凸状壁嵌合溝
28aの円弧形状は、挿入される凸状壁14aの形状と
同形状であり、且つ、凸状壁14aが挿入されて、ステ
ムベース1の底板11表面がCRTソケット2の環状部
23と当接可能な深さを有して設けられる。
【0036】次いで、第1の実施の形態のステムベース
1とCRTソケット2との係止を説明する。ステムベー
ス1をCRTネック部端部CNに取付ける。即ち、ステ
ムベース1の封止筒収納部10にCRTネック部端部C
Nから突出するフォーカスステムピンFSP及び他のス
テムピンSPを、夫々ステムベース1に穿設されるフォ
ーカスステムピン貫通孔12及び他のステムピン貫通孔
13に位置させて、封止筒CN1を封止筒収納部10へ
挿入し、ステムベース1をCRTネック部端部CNに係
止される。その際、ステムベース1とCRTネック部端
部CNとを絶縁性の樹脂接着剤等によって固定する。こ
のようにステムベース1をCRTネック部端部CNに固
定することで、フォーカスステムピンFSPがステムベ
ース1を貫通してフォーカスステムピン貫通孔12から
突出し、同様に、他のステムピンSPも他のステムピン
貫通孔13から突出した状態となる。フォーカスステム
ピンFSP及び他のステムピンSPがステムベース1を
貫通した状態で、フォーカスステムピンFSP及び他の
ステムピンSPがCRTソケット2のフォーカスコンタ
クト収容孔24及びコンタクト収容孔25に夫々挿入で
きる位置にしてCRTソケット2とステムベース1とを
係止する。従って、ステムベース1から突出したフォー
カスステムピンFSPは、フォーカスコンタクト収容孔
24に挿入されてフォーカスコンタクト収容孔24内に
係止されたフォーカスコンタクト26と係止する。同様
に、ステムベース1から突出した他のステムピンSPも
コンタクト収容孔25に挿入されてコンタクト収容孔2
5内に係止されたコンタクト27と係止する。更に、ス
テムベース1の絶縁壁14はCRTソケット2の絶縁壁
嵌合孔28に位置して挿入され、凸状壁14aも凸状壁
嵌合溝28aに位置して挿入される。そして、CRTソ
ケット2は、図2に表すように、CRTに固定されたス
テムベース1と嵌合することで、CRTのフォーカスス
テムピン及び他のステムピンと係止されて装着基板と電
気的に接続される。
【0037】このように、第1の実施の形態では、ステ
ムベース1に設ける絶縁壁14を2枚の壁状に形成して
夫々の絶縁壁14の間を開状態とすると共に、CRTソ
ケット2に設ける絶縁壁嵌合孔28を貫通孔とすること
で、封止筒収納部10をベース挿入孔21に挿入してス
テムベース1とCRTソケット2とを係止させるのに必
要なCRTネック部端部CNからの距離を縮小すること
ができると共に、絶縁壁によって沿面距離を延ばすこと
ができる。
【0038】次いで、第2の実施の形態を説明する。第
2の実施の形態は、第1の実施の形態より、フォーカス
ステムピンFSPと隣接するステムピンSPとの沿面距
離を増大させた実施の形態である。
【0039】ステムベース1は、図4に表すように、封
止筒収納部10、及び、底板11は第1の実施の形態同
様に設けられ、底板11にも第1の実施の形態同様にフ
ォーカスステムピン貫通孔12、他のステムピン貫通孔
13、絶縁壁14、及び、凸状壁14aが設けられる。
そして、ステムベース1には、第1の実施の形態に増し
て、補助壁15が設けられる。即ち、図4に表すよう
に、絶縁壁14と隣り合うステムピン貫通孔13と絶縁
壁14との間に、絶縁壁14同様、底板11表面に封止
筒収納部10側から底板11外縁にかけて壁状に立設さ
れる。更にL字補助壁15は、底板11外縁側では、底
板11外縁より突出させて絶縁壁14とは反対側に折曲
してL字状に設ける。但し、L字補助壁15は、底板1
1から絶縁壁14ほど高く立設する必要はなく、必要と
する沿面距離が延ばせる高さだけ設ければよい。第2の
実施の形態では、L字補助壁15は絶縁壁14の1/3
程度の高さに底板11から突出させて設けた。このよう
に、第2の実施の形態のステムベース1では、L字補助
壁15を設けることで、図4に矢示で示すように、第1
の実施の形態のフォーカスステムピン貫通孔12から隣
接するステムピンSPまでの沿面距離(図2中で矢示に
より表示)より、沿面距離が延ばせる。
【0040】次いで、第2の実施の形態のCRTソケッ
ト2を、図5に基づき説明する。第2の実施の形態のC
RTソケット2は、第1の実施の形態同様、ハウジング
20には、ベース挿入孔21を穿設すると共に基台部2
2を設け、ベース挿入孔21を形成する環状部23に
は、フォーカスコンタクト収容孔24、コンタクト収容
孔25、フォーカスコンタクト26、及び、コンタクト
27を設ける。又、第2の実施の形態のCRTソケット
2は、第2の実施の形態のステムベース1と係止するの
で、第1の実施の形態のCRTソケット2とは異なり、
環状部23の絶縁壁嵌合孔28とコンタクト27との間
のステムベース1と係止されるときのL字補助壁15と
対応する位置には、補助壁溝である補助壁嵌合溝29が
設けられる。即ち、補助壁嵌合溝29は、L字型のL字
補助壁15形状に合わせて設けられる。この実施の形態
では、補助壁嵌合溝29は凹溝状に形成したが、L字補
助壁15が挿入可能であれば貫通孔状に形成してもよ
い。
【0041】次いで、第2の実施の形態のステムベース
1及びCRTソケット2の係止を説明する。第2の実施
の形態のステムベース1をCRTネック部端部CNに取
付ける。即ち、ステムベース1の封止筒収納部10にC
RTネック部端部CNから突出するフォーカスステムピ
ンFSP及び他のステムピンSPを、夫々ステムベース
1に穿設されるフォーカスステムピン貫通孔12及び他
のステムピン貫通孔13に位置させて、封止筒CN1を
封止筒収納部10へ挿入し、ステムベース1をCRTネ
ック部端部CNに係止させる。その際、ステムベース1
とCRTネック部端部CNとを絶縁性の樹脂接着剤等に
よって固定する。このようにステムベース1をCRTネ
ック部端部CNに固定することで、フォーカスステムピ
ンFSPがステムベース1を貫通してフォーカスステム
ピン貫通孔12から突出し、同様に、他のステムピンS
Pも他のステムピン貫通孔13から突出した状態とな
る。
【0042】フォーカスステムピンFSP及び他のステ
ムピンSPがステムベース1を貫通した状態で、フォー
カスステムピンFSP及び他のステムピンSPがCRT
ソケット2のフォーカスコンタクト収容孔24及びコン
タクト収容孔25に夫々挿入できる位置にしてCRTソ
ケット2とステムベース1とを係止する。従って、ステ
ムベース1から突出したフォーカスステムピンFSP
は、フォーカスコンタクト収容孔24に挿入されて、フ
ォーカスコンタクト収容孔24内に係止されたフォーカ
スコンタクト26と係止する。同様に、ステムベース1
から突出した他のステムピンSPもコンタクト収容孔2
5に挿入されて、コンタクト収容孔25内に係止された
コンタクト27と係止する。更に、ステムベース1の絶
縁壁14はCRTソケット2の絶縁壁嵌合孔28に位置
して挿入され、凸状壁14aも凸状壁嵌合溝28aに位
置して挿入される。更に又、ステムベース1のL字補助
壁15はCRTソケット2の補助壁嵌合溝29に位置し
て挿入される。そして、CRTソケット2は、図5に表
すように、CRTに固定されたステムベース1と嵌合す
ることで、CRTのフォーカスステムピン及び他のステ
ムピンと係止されて装着基板と電気的に接続される。
【0043】このように、第2の実施の形態では、ステ
ムベース1に設ける絶縁壁14に加え、絶縁壁14とス
テムピン貫通孔13との間にL字補助壁15が設け、C
RTソケット2には設ける絶縁壁嵌合孔28を貫通孔と
すると共に補助壁嵌合溝29を設けることで、封止筒収
納部10をベース挿入孔21に挿入してステムベース1
とCRTソケット2とを係止させるのに必要なCRTネ
ック部端部CNからの距離を縮小することができ、絶縁
壁14、凸状壁14a、及び、L字補助壁15によって
フォーカスステムピンFSPから隣接するステムピンS
Pまでの沿面距離を第1の実施の形態より更に延ばすこ
とができる。
【0044】次いで、第3の実施の形態を、図6に基づ
いて説明する。第3の実施の形態のステムベース1は、
図6に表すように、フォーカスステムピン貫通孔12を
穿設した絶縁壁14間の底板11表面、即ち、絶縁壁1
4及び凸状壁14aで囲まれた底板11の表面を、他の
底板11の表面より低くなるよう穿って凹状に形成す
る。更に、第2の実施の形態で設けたL字補助壁15を
設けずに、絶縁壁14とそれに隣接するステムピン貫通
孔12との間の底板11表面を他の表面より低くなるよ
う穿ち、凹部16を形成すると共に、凹部16には封止
筒収納部10側面から封止筒収納部10の放線方向に、
底板11外縁まで他の底板11表面と同じ高さとなるよ
う凸状補助壁17を形成する。このように、フォーカス
ステムピン貫通孔12周囲の底板11表面を凹状に低く
穿つと共に凹部16を低く穿ち、更に、凹部16に凸状
補助壁17を設けることにより、第1の実施の形態同様
に封止筒収納部10をベース挿入孔21に挿入してステ
ムベース1とCRTソケット2とを係止させるのに必要
なCRTネック部端部CNからの距離を縮小することが
でき、更に、フォーカスステムピン貫通孔12周囲の底
板11表面、絶縁壁14、凹部16、凸状補助壁17と
によってフォーカスステムピンFSPから隣接するステ
ムピンSPまでの沿面距離を第1の実施の形態より更に
延ばすことができる。更に又、第3の実施の形態によれ
ば、第1の実施の形態と同じCRTソケット2を用いて
第1の実施の形態のステムベース1同様に使用できるの
で、第2の実施の形態のステムベース1及び第2の実施
の形態のCRTソケット2によるよりも、L字補助壁1
5の折曲部が底板11外縁より外側に張り出さないの
で、CRTネック部端部CNがコンパクトに形成でき
る。
【0045】
【発明の効果】 従って、この発明によれば、CRTネ
ック部端部にステムベースを接着し更にCRTソケット
を取付けた際、ステムベースの絶縁壁がCRTソケット
に穿設した絶縁壁嵌合孔内を貫通して取付けられるの
で、従来に比し、CRTソケットのハウジングの高さを
低くできるので、CRTネック部端部からの突出距離を
少なくできる。更に、補助壁を設けることにより、沿面
距離を延ばせるので、絶縁に必要な沿面距離を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の組み立て説明図
【図2】 第1の実施の形態のステムベースを表す説
明図
【図3】 第1の実施の形態のCRTソケットを表す
説明図であり、(a)は正面説明図、(b)は平面説明
図、(c)は(a)のA−A線断面説明図
【図4】 第2の実施の形態のステムベースを表す説
明図
【図5】 第2の実施の形態のCRTソケットを表す
説明図
【図6】 第3の実施の径他のステムベースを表す説
明図
【図7】 従来例図
【図8】 従来のステムベースを表す説明図
【図9】 従来のCRTソケットを表す説明図
【図10】 図9の拡大部分断面説明図
【図11】 従来例を表す断面説明図
【符号の説明】
CRT CRT(陰極線管) CN CRTネック部端部 CN1 封止筒 SP ステムピン FSP フォーカスステムピン 1 ステムベース 10 封止筒収納部 11 底板 12 フォーカスステムピン貫通孔 13 他のステムピン貫通孔 14 絶縁壁 14a 凸状壁 15 L字補助壁 16 凹部 17 凸状補助壁 2 CRTソケット 20 ハウジング 21 ベース挿入孔 22 基台部 23 環状部 24 フォーカスコンタクト収容孔 25 コンタクト収容孔 26 フォーカスコンタクト 27 コンタクト 28 絶縁壁嵌合孔 28a 凸状壁嵌合溝 29 補助壁嵌合溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 29/90 H01R 33/74

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状に形成され、CRTのネック部端部
    から突出した封止筒部を収納する封止筒収納部と、表面
    は封止筒収納部の一端に鍔状に設けられ、裏面はCRT
    のネック部端部に固定される底板と、底板に設けられ、
    CRTのネック部端部から突出されるフォーカスステム
    ピンが貫通可能に穿設されるフォーカスステムピン貫通
    孔と、底板に設けられ、CRTのネック部端部から突出
    される他のステムピンが貫通可能に穿設される他のステ
    ムピン貫通孔と、底板表面のフォーカスステムピン貫通
    孔及び他のステムピン貫通孔間から封止筒収納部及び底
    板の外側端部に亙り突設され、フォーカスステムピン貫
    通孔に貫通されたフォーカスステムピン及び他のステム
    ピン貫通孔に貫通された他のステムピン間を隔絶するよ
    う封止筒収納部と一体に設けられる絶縁壁と、底板表面
    の絶縁壁及び他のステムピン貫通孔間から封止筒収納部
    及び底板の外側端部に亙り突設され、封止筒収納部側は
    封止筒収納部と一体に設けられる補助壁とからなり、フ
    ォーカスステムピン貫通孔に貫通されたフォーカスステ
    ムピンの先端側及び封止筒収納部と対向する側は開放さ
    れていることを特徴とするステムベース。
  2. 【請求項2】 筒状に形成され、CRTのネック部端部
    から突出した封止筒部を収納する封止筒収納部と、表面
    は封止筒収納部の一端に鍔状に設けられ、裏面はCRT
    のネック部端部に固定される底板と、底板に設けられ、
    CRTのネック部端部から突出されるフォーカスステム
    ピンが貫通可能に穿設されるフォーカスステムピン貫通
    孔と、底板に設けられ、CRTのネック部端部から突出
    される他のステムピンが貫通可能に穿設される他のステ
    ムピン貫通孔と、底板表面のフォーカスステムピン貫通
    孔及び他のステムピン貫通孔間から封止筒収納部及び底
    板の外側端部に亙り突設され、フォーカスステムピン貫
    通孔に貫通されたフォーカスステムピン及び他のステム
    ピン貫通孔に貫通された他のステムピン間を隔絶するよ
    う封止筒収納部と一体に設けられる絶縁壁と、底板表面
    の絶縁壁及び他のステムピン貫通孔間から封止筒収納部
    及び底板の外側端部に亙り突設され、封止筒収納部側は
    封止筒収納部と一体に設けられる補助壁とからなり、底
    板表面には、フォーカスステムピン貫通孔周囲部及び絶
    縁壁間を凹状に切欠するフォーカス切欠部が設けられ、
    且つ、他のステムピン貫通孔及び絶縁壁間を凹状に切欠
    する補助壁切欠部が設けられ、補助壁切欠部には補助壁
    を封止筒収納部外側から底板の外側端部に亙り底板表面
    まで凸状に設けることを特徴とするステムベース。
  3. 【請求項3】 表裏に貫通させた円筒状の係止孔と、係
    止孔と同心円上に穿設されるフォーカスコンタクト収容
    孔と、係止孔と同心円上に穿設される他のコンタクト収
    容孔と、フォーカスコンタクト収容孔及びフォーカスコ
    ンタクト収容孔に隣接する他のコンタクト収容孔間に設
    けられ、ステムベースに形成される絶縁壁を挿入自在に
    表裏に貫通させた嵌合孔とからなることを特徴とするC
    RTソケット。
  4. 【請求項4】 表裏に貫通させた円筒状の係止孔と、係
    止孔と同心円上に穿設されるフォーカスコンタクト収容
    孔と、係止孔と同心円上に穿設される他のコンタクト収
    容孔と、フォーカスコンタクト収容孔及びフォーカスコ
    ンタクト収容孔に隣接する他のコンタクト収容孔間に設
    けられ、ステムベースに形成される絶縁壁を挿入自在に
    表裏に貫通させた嵌合孔と、嵌合孔及び嵌合孔に隣接す
    る他のコンタクト収容孔間に設けられ、ステムベースに
    形成される補助壁を挿入自在に設けられる補助壁溝とか
    らなることを特徴とするCRTソケット。
  5. 【請求項5】 筒状に形成され、CRTのネック部端部
    から突出する封止筒部が収納される封止筒収納部が設け
    られ、封止筒収納部には表面が封止筒収納部の一端に鍔
    状に形成され裏面がCRTのネック部端部に固定される
    底板が設けられ、底板にはCRTのネック部端部から突
    出されるフォーカスステムピンが貫通可能なフォーカス
    ステムピン貫通孔及びCRTのネック部端部から突出さ
    れる他のステムピンが貫通可能な他のステムピン貫通孔
    が穿設され、底板表面のフォーカスステムピン貫通孔及
    び他のステムピン貫通孔間には、封止筒収納部及び底板
    外側端部に亙り、フォーカスステムピン貫通孔に貫通さ
    れたフォーカスステムピン及び他のステムピン貫通孔に
    貫通された他のステムピン間を隔絶するよう封止筒収納
    部と一体に設けられる絶縁壁が突設され、フォーカスス
    テムピン貫通孔に貫通されたフォーカスステムピンの先
    端側及び封止筒収納部と対向する側が開放されるステム
    ベースと、表裏に貫通される円筒状の係止孔が穿設さ
    れ、係止孔と同心円上にはフォーカスコンタクト収容孔
    及び他のコンタクト収容孔が穿設され、フォーカスコン
    タクト収容孔及びフォーカスコンタクト収容孔に隣接す
    る他のコンタクト収容孔間はステムベースに形成される
    絶縁壁を挿入自在に表裏に貫通させた嵌合孔が穿設され
    るCRTソケットとからなり、CRTソケットの係止孔
    にはステムベースの封止筒収納部が挿入され、CRTソ
    ケットのフォーカスコンタクト収容孔及び他のコンタク
    ト収容孔には、夫々ステムベースのフォーカスステムピ
    ン貫通孔に挿通されたフォーカスステムピン及び他のス
    テムピンが挿入され、CRTソケットの嵌合孔にはステ
    ムベースの絶縁壁が挿通され、フォーカスステムピンと
    他のステムピンとが隔絶されることを特徴とするステム
    ベース及びCRTソケット。
  6. 【請求項6】 筒状に形成され、CRTのネック部端部
    から突出する封止筒部が収納される封止筒収納部が設け
    られ、封止筒収納部には表面が封止筒収納部の一端に鍔
    状に形成され裏面がCRTのネック部端部に固定される
    底板が設けられ、底板にはCRTのネック部端部から突
    出されるフォーカスステムピンが貫通可能なフォーカス
    ステムピン貫通孔及びCRTのネック部端部から突出さ
    れる他のステムピンが貫通可能な他のステムピン貫通孔
    が穿設され、底板表面のフォーカスステムピン貫通孔及
    び他のステムピン貫通孔間には、封止筒収納部及び底板
    外側端部に亙り、フォーカスステムピン貫通孔に貫通さ
    れたフォーカスステムピン及び他のステムピン貫通孔に
    貫通された他のステムピン間を隔絶するよう封止筒収納
    部と一体に設けられる絶縁壁が突設され、底板表面の絶
    縁壁及び他のステムピン貫通孔間には、封止筒収納部及
    び底板外側端部に亙り、封止筒収納部側が封止筒収納部
    と一体となるよう補助壁が突設され、フォーカスステム
    ピン貫通孔に貫通されたフォーカスステムピンの先端側
    及び封止筒収納部と対向する側は開放されるステムベー
    スと、表裏に貫通される円筒状の係止孔が穿設され、係
    止孔と同心円上にはフォーカスコンタクト収容孔及び他
    のコンタクト収容孔が穿設され、フォーカスコンタクト
    収容孔及びフォーカスコンタクト収容孔に隣接する他の
    コンタクト収容孔間はステムベースに形成される絶縁壁
    を挿入自在に表裏に貫通させた嵌合孔が穿設され、フォ
    ーカスコンタクト収容孔及び嵌合溝間にはステムベース
    に形成される補助壁を挿入自在に補助壁溝が設けられる
    CRTソケットとからなり、CRTソケットの係止孔に
    はステムベースの封止筒収納部が挿入され、CRTソケ
    ットのフォーカスコンタクト収容孔及び他のコンタクト
    収容孔には、夫々ステムベースのフォーカスステムピン
    貫通孔に挿通されたフォーカスステムピン及び他のステ
    ムピンが挿入され、CRTソケットの嵌合孔にはステム
    ベースの絶縁壁が挿通され、CRTソケットの補助壁溝
    にはステムベースの補助壁が挿入され、フォーカスステ
    ムピンと他のステムピンとが隔絶されることを特徴とす
    るステムベース及びCRTソケット。
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