JP3281998B2 - 蒸気加熱装置 - Google Patents
蒸気加熱装置Info
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Description
蒸気で加熱するものに関し、特にその加熱温度が100
度C程度の比較的低温の場合に適した蒸気加熱装置に関
する。具体的には重合反応等に用いられる各種反応釜や
食品の蒸溜装置、濃縮装置、あるいは殺菌装置等の蒸気
加熱に用いるものである。これらの場合の被加熱物は、
少しの温度上昇によって熱損傷を生じてしまう場合が多
く、加熱温度を精度良く維持する必要がある。
ようなものが用いられていた。これは、熱交換器として
の反応釜1を加熱するもので、反応釜1の外周に加熱部
としてのジャケット部2を形成して加熱用の蒸気供給管
3を接続すると共に、加熱により生じた復水を排出する
復水回収装置4を接続したもので、蒸気供給管3から比
較的低圧力すなわち低温度の蒸気をジャケット部2へ供
給することにより、反応釜1内の被加熱物を加熱するも
のである。ジャケット部2内へ供給された蒸気が加熱に
より凝縮してジャケット部2内を大気圧以下程度の低圧
力状態に維持することにより、100度Cあるいは10
0度C以下の比較的低温度で加熱することができるもの
である。
7228号公報に示されているようなもので、復水の流
入口5と還元口6を有すると共に、高圧操作流体の導入
口7と循環口8とを有するケ―シング9内に図示しない
水位と共に浮上降下するフロ―トを配置し、高圧操作流
体の導入口7を開閉する給気弁と、高圧操作流体の循環
口8を開閉する排気弁をフロ―トに連結し、復水の流入
口5と還元口6に配置した逆止弁10,11との協働作
用により、ケ―シング9内が低水位の場合に復水の流入
口5と高圧操作流体の循環口8を開いて復水を導入し、
ケ―シング9内が高水位になると復水の還元口6と高圧
操作流体の導入口7を開いて高圧操作流体をケ―シング
9内に導入し復水を所定の回収先12へ圧送するもので
ある。
置では、加熱温度を精度良く維持することができない問
題、特に加熱の初期段階で温度を精度良く調節すること
ができない問題があった。これは、加熱初期においては
ジャケット部2内に多量の空気が残存しておりほぼ大気
圧状態であると共に、供給した加熱用の蒸気が凝縮しに
くくジャケット部2内が所定の低圧力状態とならず10
0度C以下の蒸気温度に調節することができないためで
ある。
すこともできるが、追い出すためには時間を要して時間
遅れを生じるために精度良く温度を調節することができ
ないのである。
生じることなく、精度良く加熱温度を調節することので
きる蒸気加熱装置を得ることである。
するために講じた本発明の技術的手段は、熱交換器に加
熱部を形成して加熱用の蒸気供給管を接続すると共に、
加熱により生じた復水を排出する復水回収装置を接続
し、当該復水回収装置が高圧操作流体によって復水を圧
送するものにおいて、熱交換器の加熱部内の空気と置換
する流体を供給する置換流体供給管を接続して、加熱の
初期段階の残存空気と置換することにより当該残存空気
を排出すると共に、置換流体が熱交換器の加熱部内から
復水回収装置内へ自然流下することを特徴とするもので
ある。
熱交換器に置換流体供給管を接続して加熱部内に残存し
ている空気と、供給した流体とを置換することにより、
速やかに空気を排除することができる。空気と置換して
充満した流体は復水回収装置に流下して所定の回収先へ
圧送される。空気が排除され流体も圧送された、又は圧
送されつつある加熱部内へ所定温度の加熱用蒸気を供給
することにより、100度C以下の温度であっても所定
の圧力すなわち温度の蒸気でもって被加熱物を加熱する
ことができる。
明する(図1及び図2参照)。本実施例においても従来
例と同様に熱交換器として反応釜15を用いた例を説明
する。反応釜15の外周にジャケット部16を形成して
蒸気供給管17と置換流体供給管18を接続すると共
に、ジャケット部16の下部と復水回収装置20とを管
路19を介して接続して蒸気加熱装置を構成する。
22を介してジャケット部16と接続すると共に、管路
23を介して復水回収装置20の高圧操作流体の導入口
38と接続する。置換流体供給管18は図示しない水等
の流体源と接続すると共に、バルブ24を介してジャケ
ット部16の下部と接続する。ジャケット部16の上部
には、内部の空気が置換しやすいようにジャケット部1
6の外部方向へのみ空気を流下する逆止弁25を取り付
ける。但し、蒸気供給管17等を介して空気を外部へ流
下させることができる場合は逆止弁25は必ずしも必要
ではない。
0の復水流入口34とを管路19によりバルブ26と逆
止弁27を介して接続する。逆止弁27はジャケット部
16から復水回収装置20方向のみの流体の通過を許容
するもので、逆方向の流体の通過は許容しないものであ
る。復水回収装置20の復水還元口35にも逆止弁28
を介して復水圧送管路29を取り付ける。この逆止弁2
8は復水回収装置20から外部方向へのみ流体を通過さ
せるものである。
体31に蓋体32を図示しないボルトで取り付けて内部
に復水溜り室33を形成する。本体31の上部に復水溜
り室33に連通する復水の流入口34を形成し、同じく
下部には復水を回収先へ還元する還元口35を形成す
る。蓋体32に高圧操作流体としての蒸気管路23と接
続する導入口38と、この導入口38の奥側に図示しな
い高圧操作流体循環口39を形成する。導入口38は給
気弁50を介して復水溜り室33に連通し、循環口39
は給気弁50の奥側にほぼ平行に配置した図示しない排
気弁51を介して復水溜り室33と連通する。給気弁5
0と排気弁51はスライド棒53と結合していることに
より、スライド棒53が上方へ変位すると給気弁50が
開弁して排気弁51が閉弁し、スライド棒53が下方へ
変位すると給気弁50が閉弁して排気弁51が開弁する
構成のものである。スライド棒53の両側側方にはスラ
イド棒53の上下動を支持する複数のスライドリング5
5を設ける。
下する密閉フロ―ト56を収容する。フロ―ト56には
レバ―57を取り付け、レバ―57に連結部材58と弁
体60の弁棒59をピン結合する。レバ―57はピン6
1を中心にしてフロ―ト56の浮上降下と共に回転す
る。レバ―57の端部にピン63を介して補助レバ―6
4を連設する。補助レバ―64の他端部は蓋体32に取
り付けたピン65により回動自在に取り付ける。連結部
材58の一端はピン62によりスライド棒53と結合
し、他端はピン66により補助レバ―64と結合する。
連結部材58の中央部には圧縮状態のコイルバネ67を
配置する。
とバルブ26と逆止弁27を通過して復水溜り室33内
へ流下する。復水溜り室33内に復水が溜るとフロ―ト
56が上昇し、レバ―57がピン61を中心に回転す
る。この場合ピン66は下方向へ変位してコイルバネ6
7は更に圧縮される。ピン66が更に下方へ変位してピ
ン62の位置よりもわずかに下に位置するとコイルバネ
67の圧縮力がピン62に作用して、スライド棒53を
一気に上方へ押し上げる。スライド棒53が上方に位置
すると給気弁50が開弁して高圧操作流体としての蒸気
管路23から高圧蒸気が復水溜り室33内に流入すると
共に、給気弁50の奥側に平行に設けた排気弁51が閉
弁して高圧蒸気の排出を防ぐことにより、復水溜り室3
3内の復水は還元口35と逆止弁28と管路29を経て
復水回収先へ圧送される。
が低下すると図2に示すようにフロ―ト56が降下し、
給気弁50が閉弁すると共に排気弁51が開弁して復水
溜り室33内の高圧蒸気を外部へ排出する。復水溜り室
33内の蒸気圧力が低下すると流入口34を介して再び
復水が復水溜り室33内へ流下してくる。この場合弁体
60が上昇して通路を閉じていることにより、復水が還
元口35から排出されることはない。
熱する場合、まずバルブ24を開弁しその他のバルブは
閉弁して、ジャケット部16内へ置換流体供給管18か
ら水等の流体を供給する。水が供給されることによりジ
ャケット部16内に残存していた空気は逆止弁25を通
って外部へ排除される。空気が排除されるとバルブ24
を閉弁しバルブ26を開弁することにより、ジャケット
部16内の水は復水回収装置20内へ自然流下する。空
気の排除されたジャケット部16内へ、圧力調節弁21
を介して所定圧力すなわち温度の加熱蒸気を供給するこ
とにより、反応釜15は所定温度の蒸気でもって加熱さ
れる。例えば圧力調節弁21から60度Cの蒸気を供給
すると反応釜15は60度Cで加熱される。
となることにより、ジャケット部16内は初期の圧力状
態に維持される。一方凝縮した復水は、管路19を通っ
て復水回収装置20内へ流下して、上記した作動の繰り
返しにより復水回収先へ圧送される。
に置換流体供給管を接続して加熱部内の残存空気を速や
かに排除して、所定温度の蒸気を供給することにより、
被加熱物を時間遅れなく且つ温度精度良く加熱すること
ができる。
る。
断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 熱交換器に加熱部を形成して加熱用の蒸
気供給管を接続すると共に、加熱により生じた復水を排
出する復水回収装置を接続し、当該復水回収装置が高圧
操作流体によって復水を圧送するものにおいて、熱交換
器の加熱部内の空気と置換する流体を供給する置換流体
供給管を接続して、加熱の初期段階の残存空気と置換す
ることにより当該残存空気を排出すると共に、置換流体
が熱交換器の加熱部内から復水回収装置内へ自然流下す
ることを特徴とする蒸気加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15790694A JP3281998B2 (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 蒸気加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15790694A JP3281998B2 (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 蒸気加熱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH07328422A JPH07328422A (ja) | 1995-12-19 |
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Family
ID=15660034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15790694A Expired - Fee Related JP3281998B2 (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 蒸気加熱装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3281998B2 (ja) |
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1994
- 1994-06-15 JP JP15790694A patent/JP3281998B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH07328422A (ja) | 1995-12-19 |
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