JP3281388B2 - 輸液用容器 - Google Patents
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Description
製剤、凍結乾燥製剤などの乾燥薬剤と、その溶解液を分
離した状態で保存しておき、使用直前に容器内で乾燥薬
剤と溶解液とを無菌的に混合し、輸液として供給するた
めの輸液用容器に関する。
の薬剤容器に入った乾燥薬剤を蒸留水、整理食塩水、ブ
ドウ糖液などの溶解液に溶解して点滴注射などに用いて
いる。
を収容したバイアルを溶解液を収容した溶解液容器に直
列状に連結しておき、使用時にこれら二つの容器を無菌
的に連通するようにした輸液用容器が提案されている。
410は、図35に示すように、薬剤容器412と溶解液の入っ
た溶解液容器411との間に、中間にハブを有し両端に刃
先を有する中空の穿刺針417を介在させ、この穿刺針417
によってまず薬剤容器412を刺通し、次いで溶解液容器4
11を刺通するよう構成し、薬剤容器412と溶解液容器411
との連通を確実かつ容易にし、連通後の薬剤と溶解液の
混合を短時間で無菌的に行うことができるようになって
いる。
自己シール性を有するゴム栓で密封されており、乾燥薬
剤の一般的な流通形態であるガラス製バイアルが用いら
れている。ゴム栓は、アルミニウムなどで作られたカバ
ー部材413で巻締めされ、容器の口部に固定されてい
る。
形剤を収容するための複数の室が連通可能な仕切り手段
で仕切られてなる可撓製複式容器が、提案されている
(特開平4−364850号公報)。この容器510は可撓性シ
ートで構成された複数の室からなり、薬液収納室501
と、外壁502に覆われ脱酸素剤504及び乾燥剤505を収納
する収納室506と内壁508に覆われ薬剤を収納する薬剤収
納室503とが、弱シール部507を介して連接されている。
使用時には、薬液収納室501に外圧を加えることにより
弱シール部507が容易に剥離しうるよう構成されてい
る。このため、薬液収納室501と薬剤収納室503との連通
が容易であり、廃棄処理も容易である。
したものであるため、汎用性が高く操作性に優れてい
る。しかしながら、バイアルには、ガラス、アルミニウ
ムが使われているため、使用後の輸液用容器を分別廃棄
する場合、部品の取り外し及び分別作業に手間がかか
る。また、穿刺針417をはじめとする薬剤容器412と溶解
液容器411の連通手段等の部品が複雑であるとともに全
体に部品点数が多い。
形成されているため製造工程が複雑である。また、容器
全体が可撓性シートで構成されているので、自立性がな
く、保管のスペースをとる。
たように、輸液用容器550の底部の液取出部560に、差し
込み可能な穿刺針561、穿刺針561に接続されたチューブ
562、チューブ562の先端に取り付けられた針部563、点
滴筒564及び流量調節具565からなる点滴具570を別途、
接続することにより点滴注射に供せられる。流量調節具
565は、通常、調節具ケース内に収納れたチュブ562を、
ケース内を斜行するローラ566で押圧することにより、
任意に流量を調節することができる。
容易に行えるが、調整された輸液を患者に点滴するため
には前記の、点滴具570を別に準備し、無菌に保たれた
袋から取り出して、穿刺針561を輸液用容器底部の液取
出部560に差し込まねばならず、手間がかかるだけでな
く、無菌性にも問題がある。また、その操作の際に穿刺
針561で誤って手を怪我する恐れもある。
その目的は、製造工程が簡略化され、廃棄処理が容易で
ありあらに薬剤と溶解液の混合を良いに行い得るととも
に、点滴具の装着をより無菌的に安全かつ容易にする輸
液装置を提供することにある。
で、その主要な目的は、製造工程が簡略化され、廃棄処
理が容易であり、さらに薬剤と溶解液の混合を容易に行
い得るとともに病院などにおける保管、取扱いを容易に
し、更に点滴具の装着をより無菌的に安全かつ容易にす
る輸液用容器及び輸液装置を提供することにある。
密封するキャップ部材と、薬剤収納室の底部に連設され
る溶解液室を備え、薬剤収納室は、その底部に溶解液室
との連通孔が設けられ、さらにこの連通孔を薬剤収納室
の底部に剥離可能に接着されて密封し、かつ薬剤収納室
内に突出する突出片を有し、キャップ部材は、前記突出
片の先端部に係合される係合部を有し、キャップ部材の
回転操作により前記突出片が前記キャップ部材の回転軸
と直交する平面上で移動して、前記薬剤収納室の底部か
ら剥離して連通孔を開放するよう構成したことを特徴と
する輸液用容器を提供する。
けられた溶解液室との連通孔を密封してなり、キャップ
部材の回転操作により、キャップ部材に係合する突出片
を動かして連通孔を開放し、薬剤収納室と溶解液室とを
連通させようとするものであり、さらに連通孔を密封す
る突出片を、薬剤収納室の底部に剥離可能に接着した状
態とし、かつその突出片の剥離と連通孔の開放のため
の、キャップ部材の回転操作に伴う突出片の移動を、キ
ャップ部材の回転軸と直交する平面上とすることによっ
て、連通孔の密封を確実に保障すると共に、連通孔の開
放に際して上下方向の寸法を変化させず、容器自体のコ
ンパクト性を保つことができ、さらにキャップをわずか
だけ回転(例えば1/4回転以下)させることで連通孔を
充分な大きさに開放して輸液を容易に、かつ迅速に調製
できるようにするものである。
には、粉末状又は顆粒状製剤、凍結乾燥製剤などの乾燥
製剤が挙げられる。具体的な乾燥製剤の活性成分の一例
としては次のものが挙げられる。
ゾキシムナトリウム、塩酸セフォチアム、塩酸セフメノ
キシム、セファセトリルナトリウム、セファマンドール
ナトリウム、セルファリジン、セフォタキシムナトリウ
ム、セフォテタンナトリウム、セフォペラゾンナトリウ
ム、セフスロジンナトリウム、セフテゾールナトリウ
ム、セフピラミドナトリウム、セフメタゾールナトリウ
ム、セフロキシナトリウム、硫酸セフォクレスなどのセ
フェム系抗生物質、またアンピシリンナトリウム、カル
ベニシリンナトリウム、スルベニシリンナトリウム、チ
カルシリンナトリウムなどのペニシリン系抗生物質、さ
らには塩酸バンコマイシンなどがある。抗腫瘍剤として
は、マイトマイシンC、フルオロウラシル、テガフー
ル、シタラビンなどがある。抗腫瘍剤としては、ファモ
チジン、塩酸ラニチジン、シメチジンなどがある。
としては、生理的食塩水、ブドウ糖液または、システイ
ン、トリプトファンなどを添加したアミノ酸液等が挙げ
られるが、特に限定されるものではない。
能な栓体と、任意にこの栓体に被着される蓋部おとから
なり、その栓端が突出片の先端部に係合される係合部を
有するものが挙げられる。
を密封するキャップ部材の上に、具体的には好ましくは
上述の蓋部の上に薬剤変質防止剤収納室を形成し、内部
に薬剤変質防止剤として乾燥剤および/または脱酸素剤
を収納できるよう構成してもよい。乾燥剤は、湿気によ
り変性する薬剤の安定化を目的とするもので、シリカゲ
ル、ゼオライト等を成分とするものが挙げられる。ま
た、脱酸素剤は、易酸化性を有する薬剤の変性を防止す
るもので、活性酸化鉄、アモルファス銅等を用いたもの
が挙げられる。乾燥剤および脱酸素剤は、薬剤収納室に
収納される薬剤の種類などに応じて適宜使用され、それ
ぞれ単独であるいは両者を同時に用いてもよい。
ロピレン、ポリ塩化ビニルなどの比較的柔らかい合成樹
脂シートを融着して袋状に成形された可撓性の容器であ
ることが好ましい。
と溶解液室とを連通させる連通孔が設けられると共にそ
の連通孔を密封し、且つ薬剤収納室内に突出する突出片
が設けられる。
持した接触)によってなされるように構成し、キャップ
部材の回転操作に伴う突出片の摺動移動によって連通孔
を開放するようにしてもよい。例えば、連通孔は、軸対
称に形成された2つの孔又は半円弧状(半円形状)の1
つの孔かなり、突出片がそれらの孔を開放移動可能に密
封する底部分を有するように構成してもよい。そしてこ
れらの突出片の底部分には、それらの連通孔の形状に対
応して開口部又は切欠きを形成し、キャップ部材の回転
に伴う摺動移動によって連通孔に開口するようにしても
よい。更に突出片は薬剤収納室の中心から偏心して設け
られ、係合部をそれに対応して栓体の底面部分に形成さ
れた係合孔とし、これに突出片の先端部を係入するよう
にしてもよい。具体的には、突出片が薬剤収納室の底部
上を摺動回動可能に密接する開口部の形成した円形の底
板と、係合部としてこの底板から薬剤収納室内にその中
心から偏心して突出形成された、キャップ部材又はその
栓体の係合孔に係合する塔状部とからなり、キャップ部
材又はその蓋部の回転操作に伴う突出片の移動によって
底板の開口部又は切欠きと連通孔とが重なって連通孔を
開放させるのが好ましい。
れるように構成し、キャップ部材の回転操作に伴って突
出片を強制的に取り除き連通孔を開放させることもでき
る。
出片(の付根)がはまり込んで一体接合されているので
開放(又は形成)されていないが、後述する操作により
突出片が(付根と共に)底部からねじり取られると開放
(又は形成)されるものでもよい。
ら偏心し薬剤収納室内へ突出するよう樹脂成形(好まし
くは一体成形又は溶着)されるのが好ましく、中実ある
いは中空の成形部材であることが好ましい。また突出片
は、特に限定されるものではないが、ねじられたときに
容易に連通孔を形成できるように、薬剤収納室(の底
部)の形成材料と相溶性の悪い材料で形成し脆弱となり
やすい接合部分で切断させるようにするのが好ましく、 例えば薬剤収納室をポリプロピレンで形成し、突出片
をポリエチレンとポリプロピレンとの混合物、ポリエチ
レンの共重合体又はグラフト化物を、それぞれ主成分と
して形成し、双方が溶着されるよう構成するのが好まし
い。
口部を密閉し且つ薬剤収納室の突出片に係合する係合部
を有する刺通可能な、例えばゴム弾性材料製の栓体を備
えており、この栓体の係合部としては、係合孔が好まし
いものとして用いられる。この係合孔は好ましくは薬剤
収納室の軸心にして対向して1対形成され、それに対応
して突出片に1対の塔状部が形成される。かくして栓体
は、キャップ部材が回転操作されるとそれに伴って回転
し、それによって係合部を介して薬剤収納室の底部から
突出片をねじり取り、連通孔を形成するように構成され
る。
着脱可能に備えると共に、この収納室と薬剤収納室内と
を疎水性フィルタを介して連通させる細管部を栓体(キ
ャップ部材の蓋部を具備する場合にはその蓋部を含む)
を貫通して備えることができる。ここで疎水性フィルタ
としては例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
テトラフルオロエチレンなどの焼結体、メンブランフィ
ルタなどが好ましいものとして挙げられる。
はキャップ部材の上に装着される部材、例えば薬剤変質
防止剤収納室、以下キャップ部材で代表する)は、容器
を自立した状態に保持可能な自立手段を具備してなるも
のが好ましい。自立手段は、キャップ部材の頭部に平坦
部あるいは支持脚部を形成することが好ましい。自立手
段は、キャップ部材と一体に形成してもよいし、キャッ
プ部材に被装させるものであってもよい。
ップ部材を薬剤収納室を密閉した状態で回転させると、
キャップ部材に伴って栓体が回転して栓体の係合部と係
合する突出片が捩じられる。このとき、突出片がその付
根と共にそっくり薬剤収納室の底部から捩じり取られる
ことにより大きな連通孔が形成(開放)され、薬剤収納
室と溶解液室が連通する。これにより、薬剤と溶解液が
容器内で容易に混合される。
吊り下げ支持部を設けることが好ましい。
滴具の穿刺針の一端を接続(刺通)し、溶解液室に設け
られた吊り下げ支持部を用いてキャップ部材側を下にし
て吊り下げると、薬剤と溶解液が混合されてなる薬液を
輸液として取り出すことができる。
る連通孔の周縁部分に、キャップ部材の回転操作によっ
て破断しうる脆弱部を介して薬剤収納室内に一体に突出
するよう形成することもできる。ここでキャップ部材は
薬剤収納室内に延びる脚部を有し、この脚部に突出片の
先端が係合(例えば挿入による係合)されるようにした
ものが好ましく、容器組立時に脚部を突出片に挿入して
おけば、輸液時にキャップ部材を回転させるだけで薬剤
収納室と溶解液室とを連通することができる。
は、薬剤収納室の底部に形成された薄膜部あるいは溝部
(中空部)からなり、外部からの力によって容易に破断
され薬剤収納室と溶解液室とを連通可能にする部分を指
す。
は、脆弱部とともに薬剤収納室の底部に樹脂成形(好ま
しくは一体成形)されたものを指し、中実あるいは中空
の成形部材であることが好ましい。
るとき、本体部と一体に回転する。
部が、その周面の一部に半径方向に膨出した膨出部を有
し、かつ、薬剤収納室の底部に、キャップ部材の回転に
より薬剤収納室底部の脆弱部が破断された後に、前記膨
出部と当接して突出片を移動させ得る当接部を備える。
体に形成して、脆弱部を破断する力に満たない力で容易
に変形しないようにするのが望ましい。当接部は、キャ
ップ部材を回転させたとき、膨出部との当接点を支点と
する「てこの力」が作用する位置、好ましくは突出片近
傍に形成し、容易に変形しないことが好ましい。
の軸と略直交する方向で外向きに薬剤収納室の底部上を
移動させ得ることをさす。
とを、それぞれの中心をずらして形成し、かつ脚部を突
出片の上部に挿入して、キャップ部材を回転することに
より突出片上部をキャップ部材本体部の接線方向へ移動
させて脆弱部を破断できるよう構成するのが好ましい。
向へ移動させて」とは、キャップ部材本体部から偏心し
た距離を半径として突出片上部を回転させることをさ
す。
さらに薬剤収納室の底部の突出片に、前記ねじと螺合す
るねじ部を形成し、前記キャップ部材を回転することに
より突出片を上部方向へ移動させて脆弱部を破断できる
よう構成するのが好ましい。
の底部に当接部を備えておれば、脆弱部が破断された後
に、破断した部分を覆っている突出片を半径方向に移動
することができるので、薬剤収納室と溶解液室の間の溶
解液の流れをより容易にすることができる。
て形成され、かつ脚部が突出片の上部に挿入されておれ
ば、キャップ部材を回転することにより、まず突出片上
部が捩じられて脆弱部が破断され、さらに突出片の上部
がキャップ部材本体部の接線方向へ倒されながら移動す
るので、破断部を拡大でき薬剤収納室と溶解液室の間の
溶解液の流れをより容易にすることができる。
するねじが形成されておれば、キャップ部材を回転させ
たとき、双方のねじが螺合して突出片が上部方向へ引き
伸ばされ、さらにキャップ部材を回転させ双方のねじの
螺合が限界に達したとき、突出片が捩じられて脆弱部が
破断される。さらに、破断した部分を覆っている突出片
がキャップ部材の脚部に螺合したまま上部方向へ移動す
るので、薬剤収納室と溶解液室の間の溶解液の流れをよ
り容易にすることができる。
収納室の口部を密閉するとともに自体回転可能な本体部
と脚部とからなるキャップ部材と、薬剤収納室の底部に
液密に連接され、下端部に刺通可能な薄膜部または栓を
有する薬液取出口を具備した溶解液室と、一端に針部を
有し他端に溶解液室の栓または薄膜部を刺通可能な穿刺
針を有する点滴具とを備え、 前記薬剤収納室の底部は、脆弱部と少なくとも一部が
脆弱部に接して薬剤収納室の内部に突出する突出片とを
有し、かつ前記キャップ部材の脚部が、前記突出片に係
合して、キャップ部材を回転することにより前記脆弱部
を破断可能であり、 前記溶解液室は、前記点滴具を収納して変位可能に着
脱できる有底の外筒と係合され、前記脆弱部を破断し薬
剤と溶解液を混合した後、溶解液室に対し外筒を変位さ
せることにより点滴具の穿刺針が溶解液室の栓または薄
膜部を刺通する輸液装置が提供される。
れて調製された薬液(輸液)を生体に注入するための器
具であり、溶解液室の輸液取出口の近傍に保持される穿
刺針と、穿刺針から輸液を導くチューブと、このチュー
ブの一端に接続された静注針と、穿刺針と静注射との間
に接続された滴下流量を調節する流量調節部とを備えて
いる。チューブは、通常、ポリ塩化ビニール等の合成樹
脂製の透明性を有する可撓性チューブにより構成され
る。
の発明における輸液装置を構成し、溶解液室と係合して
点滴具を無菌状態で保管可能とする部材である。
外筒内に収納された点滴具と溶解液室の輸液取出口を接
近させ、さらに点滴具を穿刺針を介して溶解液室に連通
するよう操作者の手動により行われる両者の相対位置の
変化をさす。したがって、上記した外筒の変位は、押し
込み等の嵌合によるもの、両者の螺合によるものが含ま
れる。
摺動可能に係合され、脆弱部を破断し薬剤と溶解液を混
合した後、溶解液室を外筒に押し込むことにより点滴具
の穿刺針が溶解液室の栓または薄膜部を刺通する。
管路に流れる液の量を、複数の流路の切り換えにより調
節するコックを具備する。
輸液取出口を有する。この薬液取出口は、薬剤及び溶解
液が混合されてなる薬液を輸液として取り出す口部であ
る。
納室を密閉した状態で回転させると、キャップ部材の脚
部が回転して脚部と係合する突出片が捩じられる。この
とき、突出片に接して薬剤収納室の底部に形成された脆
弱部が、突出片が捩じられることにより破断され、薬剤
収納室と溶解液室が連通する。そして溶解液室を上にし
て振ることにより、薬剤と溶解液が混合され輸液として
調製される。
例えば、溶解液室を外筒に押し込むことにより、外筒内
に収納され薬液取出口の近傍に保持された点滴具の穿刺
針により溶解液室の栓または薄膜部が刺通される。これ
により点滴具が溶解液室に連結されるので、外筒を溶解
液室から外し、コックを開き静注針を患者の血管に挿入
して点滴が行われる。
に流れる液の量を複数の流路の切り換えにより調節する
ので、従来のように管路の押圧による管路の変形及び復
元不良が生じない。
の要部断面図である。
る。
室の組立時)である。
(連通前)である。
(連通後)である。
片および脚部の要部断面図(薬剤収納室の組立時)であ
る。
である。
片および脚部の斜視図(薬剤収納室の組立時)である。
である。
(連通後)である。
である。
時)である。
の正面要部断面図である。
の要部断面図である。
である。
である。
(連通前)である。
(連通後)である。
部断面図(輸液時)である。
が連通した状態を示す、図19に相当する輸液装置の正面
の要部断面図である。
断面図を含む正面図である。
状態を説明する略図である。
含む正面図である。
す説明図である。
図である。
である。
る。なお、これによって、この発明が限定されるもので
はない。
と、溶解液室2と、薬剤収納室1に設置されたキャップ
部材3と、薬液取出部4とから主に構成されている。
能な口部1aを有して、底部6には後述する脆弱部5を有
する広口の容器である。薬剤収納室1及び溶解液室2
は、例えばポリエチレン樹脂で一体に樹脂成形されてい
る。溶解液室2は薬剤収納室1より比較的薄い肉厚で形
成されており押圧変形が可能である。溶解液室2の上部
には薬剤収納室1の下端部が一体に埋設されている。
室底部6には、薄膜状の脆弱部5に接して薬剤収納室1
側に突出する中空の突出片7が設けられている。脆弱部
5及び突出片7は、薬剤収納室1の一部として底部6に
一体に形成されている(図3)。突出片7は、天面に角
すい部分を有する六角柱状に形成されている。突出片7
の近傍には、底部6から突出する中実の当接部8が底部
6と一体に成形されている。当接部8は、後述の膨出部
21が当接し、突出片7と当接部8の間から抜け出ないよ
うに突出片7の軸栓に斜対して設置されている(図
4)。
あって、突出片7に係合する脚部11から構成されてい
る。キャップ本体部9は、概略T字状の断面を有してお
り、その上部は薬剤収納室1の外壁と嵌合して、それ自
体が回転可能に薬剤収納室1の口部1aを密閉している。
キャップ本体部9の内部は中空で、液密かつ非気密性に
保たれ、乾燥剤や脱酸素剤が収納されている。キャップ
本体部9の内部は液密に保たれているため、薬剤収納室
1と溶解液室2が連通しても、キャップ本体部9内部に
溶解液が入ることはない。脚部11は、断面が六角形の中
空部材であり、その内部下端には、突出片7と入れ子対
応する凹部12が形成されている。さらに、脚部11外周面
の下端部には、膨出部21が形成されている。膨出部21
は、図4に示すように、脚部11がキャップ本体部9によ
り図中矢印方向に回転されたとき、凹部12と係合する突
出片7が回転し脆弱部5が破断された後に、当接部8と
当接して突出片7をその軸と略直交する方向で外向きに
移動させて、破断された部分から突出片7を遠ざける機
能を有する。
よび脚部11の外周面と薬剤収納室1の内周面とで構成さ
れている。外部や溶解液室から薬剤充填部15に透過して
くる湿気や酸素は、非気密に保たれているキャップ本体
9の内部に収納された乾燥剤や脱酸素剤によって吸着さ
れる。キャップ本体部9は、その内部に乾燥剤や脱酸素
剤を収納した後、その開口縁部に吊り下げ具16を有する
蓋体16aを熱溶着などにより取り付けて密閉する。
いる。薬液取出部4は、通常の輸液用のボトルの場合と
同様の構成をしており、例えば、図1に示すような、つ
まみを有する押さえ部材33とこれに装着されたゴム栓34
からなる密封部材を被せた構成が採用される。密封部材
の溶解液室2への取り付けは、薬液取出口31にゴム栓34
を挿入し、取出口の外壁に形成されたフランジ31aを溶
着することにより行われる。密封部材のゴム栓34は、そ
の表面が汚染されないように保護されており、つまみを
捩じ切ることによってゴム栓34の表面が現われるように
なっている。
より回転されたとき、凹部12が回転して突出片7が捩じ
られて脆弱部5が破断される(図4)。これにより、薬
剤収納室1と溶解液室2が連通して溶解液室2を押圧す
ることにより薬剤と溶解液が混合され輸液として供給可
能となる。さらに、膨出部21が当接部8に当接して、膨
出部21と当接部8の当接点を支点とする「てこの力」が
突出片7に作用し、破断部を覆っている突出片7を移動
させるので、脆弱部5の開口5aが広げられる(図5)。
部8を設けて突出片7を半径方向に移動させて形成され
た開口5aを広げる構成としたが、上記の膨出部21および
当接部8を省略して、単に、脚部11を回転して突出片7
を捩じって脆弱部5を破断させる構成としてもよい。
がそれぞれの軸の中心をずらして形成された例を示す。
脚部41の中心は本体部9の中心より外側に形成されてい
る。脚部41は中空円柱部材であり、その内部には、突出
片47と入れ子対応する凹部42が形成されている。
成形されている。薬剤収納室1の底部46には、脆弱部45
に接して薬剤収納室1側に突出する中実の突出片47が設
けられている。突出片47は、大径の基部44及び小径の先
端部43から構成されている。キャップ部材3の脚部41
は、突出片47の上部、すなわち突出片47の小径の先端部
43の根元付近まで挿入されている。
より回転されたとき、まず突出片47上部が捩じられて脆
弱部45が破断する。脚部41と本体部9の軸の中心がそれ
ぞれずらして形成され、かつ脚部41が突出片47の上部に
挿入されているのでさらに本体部9を回転させると突出
片47の先端部43がキャップ部材本体部9の接線方向へ倒
されながら移動するので、破断部分が拡大されて薬剤収
納室1と溶解液室2の間に、大きい連通口(開口45a)
を容易に形成することができる。
じ52が形成され、この雌ねじ52が突出片57に形成された
雄ねじ54と螺合する例を示す。脚部51は中空円柱部材で
あり、その内部に形成された雌ねじ52は、一条のねじで
ある。薬剤収納室底部56には、薄膜状の脆弱部55に接し
て薬剤収納室1側に突出する中実の突出片57が設けられ
ており、雄ねじ54は突出片57の周面に形成されている。
脆弱部55及び底部56は、薬剤収納室1の一部として一体
に成形されている。輸液用容器の組立時にはキャップ部
材3を回転させ雌ねじ52と雄ねじ54を螺合状態にして、
図12に示すように、段部53が略水平となる位置に保持す
る。
回転されたとき、雌ねじ52と雄ねじ54の螺合が深まるに
したがって突出片57は上部方向へひっぱられる。次に、
脚部51の下端部が底部56近傍に接近すると(図10)、雌
ねじ52が雄ねじ54の末端に到達してねじ52、54の螺合は
停止する。この際、段部53は略水平状態から下方へ傾い
た状態になる(図13参照)。さらに、キャップ本体部9
を回転させると、突出片57が捩じられる。
いるので、突出片57が捩じられることにより脆弱部55を
容易に切断することができる(図12)。さらに、切断さ
れた突出片57は脚部51の内側で雌ねじ52に螺合されたま
ま段部53の反発により上方へ持ち上げられるので、開口
55aとの間に空間が生じる。そのため、薬剤収納室1と
溶解液室2の間に比較的大きい連通口(開口55a)を形
成することができ、薬剤と溶解液の混合がスムーズに行
われる。
14に示すように、スタンド35を用いることが好ましい。
スタンド35は例えば圧入により押さえ部材33のつまみ部
分に取り付けられる。
2の連通操作はキャップ部材の回転、あるいは蓋部材ま
たは溶解度容器の押圧によって極めて容易に達成され
る。
材を薬剤収納室の口部で回転すると突出片に接する脆弱
部を破断できるため、薬剤収納室と溶解液室を容易に連
通でき、薬剤と溶解液を混合することができる。
おれば、輸液時にキャップ部材を回転するだけで一度に
確実に脆弱部を破断することができる。
部と当接する当接部を備えておれば、脆弱部が破断され
た後に破断した部分を覆っている突出片を移動すること
ができるので、薬剤収納室と溶解液室の間により大きい
連通口を形成することができる。そのため、薬剤と溶解
液の混合がより容易に行うことができる。
らして形成され、かつ脚部が突出片の上部に挿入されて
おれば、キャップ部材を回転することにより、まず突出
片の先端部が捩じられて脆弱部を破断し、さらに脆弱部
が破断された後に、突出片の先端部がキャップ部材本体
部の接線方向へ倒されながら移動する。そのため、破断
部を拡大でき薬剤収納室と溶解液室の間により大きい連
通口を形成することができ、薬剤と溶解液の混合を容易
に行うことができる。
形成すれば、脆弱部が破断された後に破断した部分を覆
っている突出片をキャップ部材の脚部に螺合したまま上
部方向へ移動させることができる。そのため、薬剤収納
室と溶解液室の間により大きい連通口を形成することが
でき、薬剤と溶解液の混合を容易に行うことができる。
は脱酸素剤が収納されておれば、湿気により変性する薬
剤の乾燥状態が保持され、易酸化性を有する薬剤の経時
変化を防止することができる。
しておれば、薬剤及び溶解液が混合されてなる薬液を輸
液として容易に取り出すことができる。
段を有しておれば、輸液用容器を整列させて保管あるい
は待機させることができるので、輸液用容器の取扱が容
易となる。
ため製造工程が簡略化されるだけでなく、薬剤収納室と
溶解液室を結合するための複雑な構造を省くことができ
ると共に部品点数を少なくできるので輸液用容器を安価
に提供できる。また、輸送コストを低減し保管スペース
の確保を容易にすることができる。
で、誤って手を傷つけることがない。さらに、ガラス、
アルミニウムを使用しないので、輸液用容器を廃棄する
際、分別操作が不要となるため、廃棄処理が簡単にな
る。
と、溶解液室102と、薬剤収納室101に設置されたキャッ
プ部材103と、薬液取出部104とから主に構成されてい
る。
可能な口部101aを有し、底部106には後述する脆弱部105
を有する広口の容器である。薬剤収納室101は、例えば
ポリエチレン樹脂で一体に樹脂成形されている。
て縁部102aを融着することにより液密な袋状に形成さ
れ、充分な可撓性を有している。溶解液室102の上部に
は、薬剤収納室101の下端部に形成されたポート101bに
連接する口部102bが形成されている。溶解液室102の下
端の縁部102aには、吊り下げ支持部としての吊り下げ孔
121が形成されている。薬剤収納室101のポート101bと溶
解液室102の口部102bを、例えば、熱溶着することによ
り薬剤収納室101と溶解液室102は連結される。なお、薬
剤収納室101と溶解液室102とは一体に樹脂成型されたも
のでもよい。
納室底部106には、薄膜状の脆弱部105に接して薬剤収納
室101内に突出する中実で円錐形状の突出片107が容器の
中心をずらして設けられている。突出片107は、薬剤収
納室101の一部として底部106と一体に形成されている
(図16及び図17)。
109aから内部に突出し、下端部が突出片107に係合する
脚部111とから構成されている。キャップ本体部109は、
内壁下部で薬剤収納室101の外壁と嵌合して、それ自体
が回転可能に薬剤収納室101の口部101aを密閉してい
る。キャップ本体部109の蓋部109aには、点滴具の一端
に接続された穿刺針が貫通可能な切り欠き孔109bが形成
されている。また、蓋部109aの上面は薬剤、溶解液が充
填された輸液用容器110自立させる平坦面を有してい
る。
01を気密とするためのゴム栓20が挿入されている。ゴム
栓120の略中心には、切り欠き孔109bと対応して穿刺針
の貫通を容易にする凹部102aが形成されている。凹部12
0aは切り欠き孔109b部分で露出しているが、ゴム栓120
表面が汚染されないよう蓋部109aの切り欠き部109b部分
はフィルム109cで保護されており、このフィルム109cを
剥がすことによって凹部120aが現われるようになってい
る。
り、蓋部109aに連接して下方に延びた薬剤変質防止剤収
納室111a及び薬剤変質防止剤収納室111aの下端からさら
に下方に延びた係合部111bから構成されている。薬剤変
質防止剤収納室111aの上端の蓋部は開放され内部には乾
燥剤や脱酸素剤が収納されている。係合部111bは、突出
片107と入れ子対応する凹部112が形成されている。突出
片107の先端は、脚部111の凹部112内に挿入されてい
る。
プ本体部109の内周面、ゴム栓120及び底部106とで形成
されている。外部や溶解液室から薬剤充填剤115に透過
してくれる湿気や酸素は、非密に保たれた脚部111の内
部の乾燥剤充填部111aに収納された乾燥剤や脱酸素剤に
よって吸着される。薬剤収納室101は、薬剤充填部115に
薬剤を充填し、ゴム栓120を挿入したキャップ部材103を
口部101aに嵌合し、次いで、薬剤変質防止剤収納室111a
の内部に乾燥剤や脱酸素剤を収納した後、その開口縁部
にカバーフィルム109dを熱溶着などにより取り付けて密
閉する。
本体部109により回転されたとき、まず突出片107上部が
捩じられて脆弱部105が破断する。脚部111と本体部109
の軸の中心がそれぞれずらして形成され、かつ脚部111
が突出片107の上部に挿入されているので、さらに本体
部109を回転させる突出片107上部がキャップ部材本体部
の接線方向へ倒されながら移動する。これにより、破断
部が拡大されて薬剤収納室101と溶解液室102の間に、大
きい連通口(開口105a)を容易に形成することができ
る。
が混合された後、フィルム109cをはがし、薬液取出部10
4の切り欠き孔109bに点滴具の一端に接続された穿刺針
を挿通し、ゴム栓120を刺通してから、溶解液室102の吊
り下げ孔121をスタンドに掛けると、薬剤及び溶解液が
混合されてなる薬液を輸液として点滴具の地端側に取り
出すことができる。なお、蓋部109aの平坦面を下にして
容器110を自立させておけば、整列させて保管あるいは
待機させることができる。
液室102の連通操作はキャップ部材103の回転によって極
めて容易に達成される。
を自立させる平坦面を有しており、輸液用容器を整列さ
せて保管あるいは待機させることができるので、容器11
0の取扱が容易となる。
ので、従来のように溶解液室の下部に融着等により薬液
取出部を別途取り付ける工程が不要となる。
あるいは接着により設置することが不要となり、溶解液
室102の下部に孔121を開けるだけで容器110を吊り下げ
ることができる。
材を薬剤収納室の口部で回転すると突出片に接する脆弱
部を破断できるため、薬剤収納室と溶解液室を容易に連
通でき、薬剤と溶解液を混合することができる。
おれば、使用時にキャップ部材を回転するだけで一度に
確実に脆弱部を破断することができる。
て形成され、かつ脚部が突出片の上部に挿入されておれ
ば、キャップ部材を回転することにより、まず突出片上
部が捩じられて脆弱部が破断され、さらに脆弱部が破断
された後に、突出片の先端部がキャップ部材本体部の接
線方向へ倒されながら移動する。そのため、破断部を拡
大でき、薬剤収納室と溶解液室の間により大きい連通口
を形成することができ、薬剤と溶解液の混合を容易に行
うことができる。
に成形されるので、従来のように溶解液室の下部に薬液
取出部を別途取り付ける工程が不要となる。また、吊り
下げ支持部をキャップ部材に一体に成形、あるいは接着
により設置することが不要となり、溶解液室の下部に吊
り下げ支持部として例えば、吊り下げ用の孔を開けるだ
けで容器を吊り下げ、輸液に供することができる。
されるだけでなく、薬剤収納室と溶解液室を結合するた
めの複雑な構造を省くことができると供に部品点数を少
なくできるので輸液用容器を安価に提供できる。また、
輸送コストを低減し保管スペースの確保を容易にするこ
とができる。
で、誤った手を傷つけることがない。さらに、ガラス、
アルミニウムを使用しないので、輸液用容器を廃棄する
際、分別操作が不要となるため、廃棄処理が簡単にな
る。
と、溶解液室202と、点滴具204と、外筒205とから主に
構成されている。
能な口部210aを有し、底部211に、後述する脆弱部212を
有する広口の容器である。薬剤収納室201及び溶解液室2
02は、ポリエチレン樹脂で一体に樹脂成形された円柱形
状の容器であり、外部からの押圧で容易に変形しない肉
厚で形成されている。薬剤収納室201と溶解液室202を液
密に連接する薬剤収納室底部211には、薄膜状の脆弱部2
12に接して薬剤収納室201側に突出する中空の突出片213
が設けられている。脆弱部212及び突出片213は、薬剤収
納室201の一部として底部211に一体に形成されている
(図20)。突出片213は、天面に角すい部分を有する六
角柱状に形成されている。突出片213の近傍には、底部2
11から突出する中実の当接部214が底部206と一体に成形
されている。当接部214は、後述の膨出部218が当接し、
突出片213と当接部214の間から抜け出ないようにその一
端が狭隘な突出片213の通路を形成すべく突出片213の軸
線に斜対して設置されている(図21)。
にあって、突出片213に掛合する脚部216から構成されて
いる。キャップ本体部215は、概略T字状の断面を有し
ており、その上部は薬剤収納室201の外壁と嵌合して、
それ自体が回転可能に薬剤収納室201の口部201aを密閉
している。キャップ本体部215の内部は中空で、液密か
つ非気密性に保たれ、乾燥剤や脱酸素剤が収納されてい
る。キャップ本体部215の内部は液密に保たれているた
め、薬剤収納室201と溶解液室202が連通しても、キャッ
プ本体部215内部に溶解液が入ることはない。
部下端には、突出片213と入れ子対応する凹部217が形成
されいる。さらに、脚部216の外周面の下端部には、膨
出部218が形成されている。膨出部218は、脚部216がキ
ャップ本体部215により図21の矢印方向に回転されたと
き、凹部217と係合する突出片213が回転し脆弱部212が
破断された後に、当接部214と接して突出片213を移動さ
せて、破断された部分から突出片213を遠ざけて、薬剤
と溶解の混合を容易にする機能を有する。
および脚部216の外周面と薬剤収納室201の内周面とで構
成されている。外部や溶解液室202から薬剤充填部219に
透過してくる湿気や酸素は、非気密に保たれているキャ
ップ本体部215の内部に収納された乾燥剤や脱酸素剤に
よって吸着される。キャップ本体部215は、その内部に
乾燥剤や脱酸素剤を収納した後、その開口縁部に吊り下
げ具220を有する蓋体220aを熱溶着などにより取り付け
て密閉する。
可能な輸液取出口221が形成されている。輸液取出口221
には、例えば、図19に示すような、輸液取出口221に挿
入された、中央に薄膜部222を有するゴム栓223が取り付
けられている。ゴム栓223は、後述する穿刺針241の先端
部を支持して、保存時に薄膜部222が穿刺針241で刺通さ
れないように保護しており、溶解液室202が外筒205に押
し込まれた際に、穿刺針241がゴム栓223の薄膜部222を
貫通することにより点滴具204が溶解液室202に連結され
るようになっている。
あってもよい。
を溶解液室202と一体に樹脂成型して設けてもよい。
の輸液取出口221のゴム栓223の薄膜部222を刺通可能な
穿刺針241と、流量調節具としてのコック242と、コック
242に接続されたチューブ244と、針部245と、フィルタ
ー246から構成されている。
成樹脂製の針である。合成樹脂としては硬質の例えば、
高密度ポリエチレン、ABS樹脂、ポリプロピレン樹脂な
どが好適である。
より内部のポートを切り換えて管路の開閉および輸液の
流量を複数の段階に調節できる開閉コックで形成されて
いる。例えば図24に示すコック242は、3段階に流量を
調節できる。コック242の下部には、チューブ244が接続
されている。
する合成樹脂製のチューブであり、合成樹脂としては軟
質の例えば、ポリ塩化ビニール、ポリプロピレン、テフ
ロン、ポリエチレン樹脂などが好適である。チューブ24
4の他端には、フィルター246を介して針部245の一端が
接続されている。
され上端にチューブ244の他端を固定する固定部249を備
えている。静注針245aは保護キャップ250で被覆されて
いる。
に点滴具204の穿刺針241を接続した際などに生じる可能
性のある微細な粒子を輸液中から除去するために設けら
れ、1ミクロン以上の異物を除去可能な合成樹脂製の濾
材を備えている。輸液取出口221に穿刺針241が保持され
た点滴具204は、外筒205内に無菌状態を保って収納され
ている。
有底の容器であり、外部からの押圧で容易に変形しない
肉厚で形成されている。外筒205は、溶解液室202の外周
面の下部に摺動可能に挿嵌され、点滴具204を収納した
状態で溶解液室202の下部外周面に着脱可能である。合
成樹脂としては硬質の例えば、ポリプロピレン、ポリス
チレン、高密度ポリエチレン、ポリカーボネート樹脂な
どが好適である。
に収納することができる。なお、外筒205内には、穿刺
針241の先端を輸液取出口221内のゴム栓223の薄膜部222
近傍に保持するための、コック242の固定座251及び他の
点滴具204の部材を固定する部位が形成されている(図1
8参照)。保護キャップ250で被覆された静注針245aは、
溶解液室202の外周部の一部に形成された凹部24と外筒2
05の上端の一部から上方に立ち上がった立上壁部252と
の間に収納されている。
本体部215が図4の矢印方向に回転されたとき、脚部216
が回転して係合している突出片213が捩じられて脆弱部2
12が破断される。さらに、膨出部218が当接部214に当接
して、膨出部218と当接部214の当接点を支点とする「て
この力」が突出片213に作用し、破断部を覆っている突
出片213を移動させるので、脆弱部212の開口212aが広げ
られる(図22)。これにより、薬剤収納室201と溶解液
室202が連通して、溶解液室2を上にして振ることによ
り、薬剤と溶解液が混合され輸液として調製される。
部214を設けて突出片213を半径方向に移動させて形成さ
れた開口212aを広げる構成としたが、上記の膨出部218
および当接部214を省略して、単に、脚部216の孔部を回
転して突出片213を捩じった脆弱部212を破断させる構成
としてもよい。
外筒205は溶解液室202の下部の外周面を摺動し、外筒20
5内に収容された点滴具204の穿刺針241よりゴム栓223の
薄膜部222が刺通されて、点滴具204は溶解液室202と無
菌的に連通し、輸液が供給可能となる(図25)。この操
作は、例えば、外筒205底部を下にして容器を机上に自
立させ、溶解液室202を上から押圧するだけで行うこと
ができる。
収容されていたコック242を開き、点滴具204の静注針24
5aを患者の血管に挿入して点滴注射が行われる。このと
き、点滴速度はコック242により調節される。コック242
は、流路切り換えにより流量が調節されるので、輸液装
置を使用前に保存する際、従来の流量調節具のように、
チューブ244が押圧されて閉塞したり復元力をなくした
りすることがない。
が混入した場合でも、フィルター246でこれを除去する
ことができる。
ことができるので、容器の保管あるいは待機のため点滴
装置を自立状態で整列させることができる。
室202の連通操作はキャップ部材203の回転によって極め
て容易に達成される。また、溶解液室202と点滴具204と
は、溶解液室202を外筒205に押圧することにより極めて
容易に連通される。
を回転すると突出片に接する脆弱部を破断できるため、
薬剤収納室と溶解液室を容易に連通でき、薬剤と溶解液
を混合することができる。
外筒を変位させることにより点滴具の穿刺針が溶解液室
の栓または薄膜部を刺通するので、極めて容易に点滴具
の接続が行われる。
溶解液室と連通することができれば、さらに点滴具の接
続は容易となる。
るコックを具備しておれば、従来のように管路の押圧に
よる管路の変形及び復元不良が生じない。
程が簡略化されるだけでなく、薬剤収納室と溶解液室を
結合するための複雑な構造を省くことができると共に部
品点数を少なくできるので輸液装置を安価に提供でき
る。また、輸送コストを低減し保管スペースの確保を容
易にすることができる。
で、誤って手を傷つけることがない。さらに、ガラス、
アルミニウムを使用しないので、輸液装置を廃棄する
際、分別操作が不要となるため、廃棄処理が簡単にな
る。
れており、溶解液室に対して外筒を変位させることによ
り、点滴具の穿刺針が溶解液室の栓または薄膜部を刺通
するので、手を怪我することなく、しかも点滴具を容易
にかつ無菌的に溶解液室に連結することができる。
と、溶解液室302と、薬剤収納室301に設置され薬液取出
部304を有するキャップ部材303とから主に構成されてい
る。
可能な口部301aを有し、底部306には後述する連通孔305
を有する広口の容器である。薬剤収納室301はポリプロ
ピレンで一体に成型されている。
ピレンとポリエチレンの共重合体シートにより液密な袋
状に形成され、充分な可撓性を有している。溶解液室30
2の上部には、薬剤収納室301の下端部に形成されたポー
ト301bに連接する口部302bが形成されている。溶解液室
302の下端の縁部302aには、吊り下げ支持部としての吊
り下げ孔部321が形成されている。薬剤収納室301のポー
ト301bと溶解液室302の口部302bを、例えば、熱溶着す
ることにより薬剤収納室301と溶解液室302は連結され
る。なお、薬剤収納室301と溶解液室302とは一体に成型
されたものでもよい。
納室の底部306には、薬剤収納室301と溶解液室302とと
連通させるための連通孔305が形成され、この連通孔305
には連通孔305を密封すると共に薬剤収納室301内に突出
する中実で略円錐形状の突出片307が容器の中心Xをず
らして(偏心して)接合されている。突出片307は、薬
剤収納室301の形成材料であるポリプロピレンとは相溶
性の悪い形成材料であるポリエチレンとポリプロピレン
との混合物で形成され、薬剤収納室301より若干脆弱で
あるが、実質的に薬剤収納室301の一部として底部306と
一体に形成されている。例えば、予め形成された突出片
307を成形型に装着し、次いで薬剤収納室301部分の樹脂
を流し込んで、薬剤収納室301の底部306と突出片307と
を一体に連接した1つの部品として成形できる。連通孔
305の大きさは直径で5〜15mmが好ましい。
と嵌合して、それ自体が回転可能に薬剤収納室301の口
部301aを密閉している。キャップ部材303の蓋部303aに
は、点滴具の一端に接続された穿刺針が貫通可能な薬液
取出部としての切り欠き孔303bが形成されている。ま
た、蓋部303aの上面には薬剤、溶解液が充填された輸液
用容器310を自立させる平坦面を有している。
にするためにキャップ部材303のゴム栓(栓体)320が挿
入されている。ゴム栓320の略中心には、切り欠き孔303
bと対応して穿刺針の貫通を容易にする凹部320aが形成
されている。凹部320aは切り欠き孔303bで露出している
が、ゴム栓320表面が汚染されないよう切り欠き孔303b
が後述する薬剤変質防止剤収納室309で保護されてお
り、この収納室309を取りはずすことによって切り欠き
孔303bを介して凹部320aが現わるようになっている。
するための下凹部320bと突出片307(の上端部)に係合
する係合孔320cとが形成されている。係合孔の直径は2
〜5mmである。
に薬剤変質防止剤収納室309が連接され、内部には乾燥
剤(例えばシリカゲル)309aと脱酸素剤(例えば活性酸
化鉄)309bとが収納されている。なお309cは収納室309
の上蓋、309dは収納室309をキャップ部剤303から取りは
ずすときの引張片である。
を貫通して細管部311が設けられ、この細管部311はポリ
エチレンまたはポリプロピレンで形成され、その内部に
は下方に疎水性フィルタ(例えばポリプロピレンの焼結
体)が挿入されている。細管部の内径は1〜3mmであ
る。
及び薬剤収納室301で仕切られた空間である。外部や溶
解液室から薬剤充填部315に透過してくる湿気や酸素
は、疎水性フィルタ311aによって非気密に保たれた細管
部311を介して薬剤変質防止剤収納室309に収納された乾
燥剤309aや脱酸素剤309bによって吸着され薬剤の変質を
防止している。
部301aにキャップ部材303のゴム栓320を挿入して係合孔
320cを突出片307に係合させ、キャップ部材の蓋部(外
枠)303aを嵌合し、次いで、キャップ部材の蓋部303a及
びゴム栓320を貫いて細管部311を装着した後(キャップ
部材の蓋部303a及びゴム栓320には予め細管部311を貫通
させるための細孔が形成されている)、キャップ部材30
3の上から、細管部311の上端開口及びキャップ部材303
の切り欠き孔303bを覆うように薬剤変質防止剤収納室30
9が熱溶着などにより容易に取りはずし可能に取り付け
られる。
けているが、薬剤収納室301に収納される薬剤の種類に
よっては必ずしも設ける必要はなく、キャップ部材303
に引張片309dを備えた上蓋309cを設けるだけでよい。
を回転操作すると、それに伴ってゴム栓320が回転し、
ゴム栓320の係合孔320cを介して回転する突出片307が薬
剤収納室301の底部306からねじり取られて薬剤収納室30
1と溶解液室302の間に、大きい連通孔305を容易に形成
することができる(特に図28参照)。
か、または溶解液室302を押圧することにより、連通孔3
05を介して溶解液が薬剤収納室301に流れこみ、薬剤と
溶解液が混合される。その後、薬剤変質防止剤収納室30
9をその引張片309dによって取りはずして、薬液取出部3
04としの切り欠き孔303bを開放し、点滴具の一端に接続
された穿刺針を露出したゴム栓320の凹部320aに挿通
し、ゴム栓320を刺通してから、溶解液室302の吊り下げ
孔321をスタンドに掛けると、薬剤及び溶解液が混合さ
れてなる薬液を輸液として点滴具の他端側に取り出すこ
とができる。なお、薬剤変質防止剤収納室309又はこの
収納室を除去した後の蓋部303aの平坦面を下にして容器
310を自立させておけば、整列させて保管あるいは待機
させることができる。
液室302の連通操作はキャップ部材303の回転によって極
めて容易に達成される。
薬剤収納室310の口部301aで回転するとそれに伴ってゴ
ム栓320が回転し、ゴム栓320の係合部に係合する突出片
307を薬剤収納室301の底部306からねじり取って連通孔3
05を開放でき、それによって薬剤収納室301と溶解液室3
02とを容易に連通でき、薬剤と溶解液を混合することが
できる。
収納室の底部に設けられた連通孔を密封してなり、キャ
ップ部材の回転操作により、栓体を介して、栓体に係合
する突出片を底部からねじり取って連通孔を開放できる
ようになっているので、薬剤収納室と溶解液室とを連通
させ容易にかつ無菌的に輸液を提供できる。
係合孔に係合する突出片とを薬剤収納室の中心から偏心
して形成しておけば、使用時にキャップ部材を回転する
だけで一度に確実に連通孔を開放することができる。
に形成されるので、従来のように溶解液室の下部に薬液
取出部を別途取り付ける工程が不要となる。また、吊り
下げ支持部をキャップ部材に一体に成形、あるいは接着
により設置することが不要となり、溶解液室の下部に吊
り下げ支持部として吊り下げ孔部を開けるだけで容器を
吊り下げ、輸液に供することができる。
れるだけでなく、薬剤収納室と溶解液室を結合するため
の複雑な構造を省くことができると共に部品点数を少な
くできるので輸液用容器を安価に提供できる。また、輸
送コストを低減し保管スペースの確保を容易にすること
ができる。
で、廃棄時の分別操作の際に誤って手を傷つけることが
ない。さらに、ガラス、アルミニウムを使用しないの
で、輸液用容器を廃棄する際、分別操作が不要となるた
め、廃棄処理が簡単になる。
7eに扇状の切欠き(又は開口)357a・357bを形成した突
出片357を薬剤収納室351の底部356に対して密着させ、
突出片357の回動により、突出片357の切欠き357a・357b
と薬剤収納室351の底部356に形成された1対の扇状の連
通孔355a・355bとを重ね、薬剤収納室351と溶解液室352
とを連通させることもできる。ここで357c・357dは突出
片357の塔状部であり、先端がキャップ部材353のゴム栓
370に形成した係合孔370d・370eにそれぞれ挿入されて
いる。従って図29のごとく使用前は連通孔355a・355bは
突出片357の底部357eによって液密に閉塞されている
が、図31のごとくキャップ部材353の回動操作に伴って
係合孔370d・370e及び塔状部357c・357dを介して突出片
357が回動し、図32のごとく連通孔355a・355bは切欠き3
57a・357bと重ねられて連通することができるわけであ
る。
リエチレン樹脂90〜70%とを混合したもので、薬剤収納
室351はポリプロピレン樹脂100%でそれぞれ成形され、
両者は、薬剤と溶解液とを混合するまでは、樹脂接着さ
れ(仮止めされ)連通孔355a・355bの密封性が確保され
ている。また薬剤収納室351の底部356に形成された扇状
の連通孔355a・355bは、底部356の中心で対向して形成
され、中心角度がいずれも約90゜である、一方突出片35
7の底部分357eに形成された扇状の切欠き357a・357bは
上記の連通孔355a・355bに対応して同じ形状・配置で形
成されている。
355bに対応して予め切欠き357a・357bを形成しているの
で開口を大きく設定でき、それによって薬剤と溶解液と
の混合が短時間で確実になる。また、ねじり取りによる
樹脂の微小な破片がほとんど発生しないので、安全に輸
液を提供できる。
とく半円状の開口357fを形成し、それに対応して薬剤収
納室の底部356aに形成する1対の連通孔を半円状の連通
孔355cとすることもできる。
収納室の底部に設けられた連通孔を密封してなり、キャ
ップ部材の蓋部の回転操作により、栓体に係合する突出
片を摺動回転させ、それによって突出片に形成された切
欠き又は開口を介して連通孔を開放できるようになって
いるので、薬剤収納室と溶解液室とを短時間で確実に連
通させ容易に、安全かつ無菌的に輸液を提供できる。
Claims (17)
- 【請求項1】薬剤収納室と、この薬剤収納室の口部を密
封するキャップ部材と、薬剤収納室の底部に連設される
溶解液室を備え、薬剤収納室は、その底部に溶解液室と
の連通孔が設けられ、さらにこの連通孔を薬剤収納室の
底部に剥離可能に接着されて密封し、かつ薬剤収納室内
に突出する突出片を有し、キャップ部材は、前記突出片
の先端部に係合される係合部を有し、キャップ部材の回
転操作により前記突出片が前記キャップ部材の回転軸と
直交する平面上で移動して、前記薬剤収納室の底部から
剥離して連通孔を開放するよう構成したことを特徴とす
る輸液用容器。 - 【請求項2】キャップ部材が、刺通可能な栓体と任意に
この栓体に被着される蓋部とからなり、その栓体が突出
片の先端部に係合される係合部を有する請求の範囲第1
項の輸液用容器。 - 【請求項3】連通孔が、軸対称に形成された2つの孔か
らなり、かつ突出片がそれらの孔を開放移動可能に密封
する底部分を有する請求の範囲第1項の輸液用容器。 - 【請求項4】連通孔が、半円弧状の1つの孔からなり、
かつ突出片がその孔を開放移動可能に密封する底部分を
有する請求の範囲第1項の輸液用容器。 - 【請求項5】突出片の底部分が、連通孔の形状に形成し
て形成され、キャップ部材の回転に伴う摺動移動によっ
て連通孔に開口する開口部又は切欠きを有する請求の範
囲第3項または第4項の輸液用容器。 - 【請求項6】突出片が、薬剤収納室の底部における連通
孔の周縁部分に、キャップ部材の回転操作によって剥離
しうる脆弱部を介して薬剤収納室に一体に突出する請求
の範囲第1項の輸液用容器。 - 【請求項7】突出片が、薬剤収納室の中心から偏心して
設けられ、係合部がそれに対応して栓体の底面部分に形
成され突出片の先端部を係入する係合孔である請求の範
囲第2項の輸液用容器。 - 【請求項8】突出片が、薬剤収納室の形成材料に対して
相溶性の悪い材料で形成され、かつキャップ部材の回転
操作によってねじり取り可能に連通孔に溶着された請求
の範囲第1項の輸液用容器。 - 【請求項9】薬剤収納室がポリプロピレンを主成分と
し、突出片がポリエチレンとポリプロピレンとの混合
物、ポリエチレンの共重合体またはグラフト化物を主成
分とし、両者が溶着されてなる請求の範囲第8項の輸液
用容器。 - 【請求項10】キャップ部材が、その蓋部に着脱可能に
薬剤変質防止剤収納室を備えると共に、この薬剤変質防
止剤収納室と薬剤収納収納室内とを疎水性フィルタを介
して連通させる細管部を栓体に貫通して備えた請求の範
囲第2項の輸液用容器。 - 【請求項11】薬剤変質防止剤収納室に乾燥剤及び/ま
たは脱酸素剤が収納されている請求の範囲第10項の輸液
用容器。 - 【請求項12】薬剤収納室に薬剤が、溶解液室に溶解液
がそれぞれ収納された請求の範囲第1項の輸液用容器。 - 【請求項13】キャップ部材が、容器を自立した状態に
保持可能な自立手段を具備してなる請求の範囲第1項の
輸液用容器。 - 【請求項14】溶解液室が、その下端にキャップ部材側
を下にして吊り下げ可能な吊り下げ支持部を有する請求
の範囲第1項の輸液用容器。 - 【請求項15】請求の範囲第1項の輸液用容器であっ
て、さらに溶解液室がその下端部に刺通可能な薄膜部ま
たは栓体を有する輸液取出部を具備した輸液用容器と、
一端に針部を有し他端に溶解液室の栓体または薄膜部を
刺通可能な穿刺針を有する点滴具と、この点滴具を収納
し、変位可能に溶解液室に着脱でき、キャップ部材の回
転操作により薬剤収納室と溶解液室とを連通し、薬剤と
溶解液とを混合した後、溶解液室に対して変位させるこ
とにより前記点滴具の穿刺針に溶解液室の溶解液室の栓
体または薄膜部を刺通可能にする有底の外筒とを備えた
輸液装置。 - 【請求項16】外筒が溶解液室に摺動可能に係合され、
薬剤と溶解液を混合した後、溶解液室を外筒に込むこと
により点滴具の穿刺針が溶解液室の薄膜部または栓体を
刺通する請求の範囲第15項の輸液装置。 - 【請求項17】点滴具が、管路に流れる液の量を、複数
の流路の切り換えにより調節するコックを具備する請求
の範囲第16項の輸液装置。
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