JP3415714B2 - 薬液移送器具および薬液移送システム - Google Patents

薬液移送器具および薬液移送システム

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JP3415714B2
JP3415714B2 JP03903596A JP3903596A JP3415714B2 JP 3415714 B2 JP3415714 B2 JP 3415714B2 JP 03903596 A JP03903596 A JP 03903596A JP 3903596 A JP3903596 A JP 3903596A JP 3415714 B2 JP3415714 B2 JP 3415714B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異なる容器間で薬
液等の液体を移送する薬液移送器具および薬液移送シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】患者への点滴注射(輸液)に際しては、
輸液の直前に、例えばビタミン剤、ヘパリン、抗生物質
のような粉末状の薬剤を溶解液に溶解して薬液とし、こ
の薬液を投与することが行われている。
【0003】これに使用される器具としては、所定量の
溶解液を封入する可撓性のバッグと、薬剤を封入したバ
イアル瓶と、前記バッグの口部のゴム栓および前記バイ
アル瓶の口部のゴム栓にそれぞれ刺通される両頭針とを
備えた薬液移送システムが知られている。
【0004】このシステムでは、両頭針の両端をそれぞ
れバッグの口部のゴム栓およびバイアル瓶の口部のゴム
栓に刺通し、次いで、バッグ内の溶解液を両頭針を介し
てバイアル瓶内へ移送し、その溶解液にてバイアル瓶内
の薬剤を溶解して薬液とし、この薬液を両頭針を介して
再びバッグ内に戻し、バッグ内に拡散させることが行わ
れる。そして、このようなバッグ内への薬液の配合(投
与)が終了後、バッグの口部のゴム栓から両頭針を引き
抜き、空になったバイアル瓶と両頭針とを廃棄する。
【0005】しかしながら、このようなシステムでは、
バッグ内へ薬液を配合したことを示す痕跡が残らないた
め、バッグが薬液を配合済であるか否かを容易に識別す
ることができず、そのため、例えば2重に薬液を配合す
るといった誤操作を招くおそれがある。また、薬液を配
合済であることを知り得ても、配合した薬液の種類や量
についてを知ることはできず、適正な薬液が適正量配合
されているかどうかを人体への輸液投与前に容易に確認
することができないという問題もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、薬液
が配合済か否かを容易に知ることができる薬液移送器具
および薬液移送システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(10)の本発明により達成される。
【0008】(1) 器具本体と、該器具本体に支持さ
れ、一端側に第1の針部、他端側に第2の針部を有する
両頭針とを備え、該両頭針を介して第1の容器と第2の
容器の内部同士を連通し、それらの間で薬液の移送を行
う薬液移送器具であって、前記薬液の移送後、前記器具
本体から離脱して前記第1の容器のポート部に残存する
部材を有することを特徴とする薬液移送器具。
【0009】(2) 前記第1の容器側に残存する部材
は、前記第1の容器に対する装着姿勢を維持する姿勢維
持手段を有する上記(1)に記載の薬液移送器具。
【0010】(3) 前記第1の容器側に残存する部材
は、移送した薬液に関する情報を担持している上記
(1)または(2)に記載の薬液移送器具。
【0011】(4) 前記器具本体は、前記両頭針をそ
の内側に包含する筒状の部材であり、前記第1の針部の
先端および前記第2の針部の先端が、それぞれ、前記器
具本体の両端面より突出していない上記(1)ないし
(3)のいずれかに記載の薬液移送器具。
【0012】(5) 未使用時に前記両頭針を外気より
遮断する蓋部材を有する上記(1)ないし(4)のいず
れかに記載の薬液移送器具。
【0013】(6) 前記第1の容器側に残存する部材
は、前記蓋部材と嵌合する嵌合部を有している上記
(5)に記載の薬液移送器具。
【0014】(7) 前記蓋部材は、前記器具本体の前
記第1の針部側および前記第2の針部側のいずれの方向
からも装着可能なものである上記(5)または(6)に
記載の薬液移送器具。
【0015】(8) 前記両頭針の前記第2の容器から
の離脱抵抗を前記両頭針の前記第1の容器からの離脱抵
抗より大きくして、前記両頭針の前記第1の容器からの
離脱を優先的に行う優先離脱手段を有する上記(1)な
いし(7)のいずれかに記載の薬液移送器具。
【0016】(9) 液体が収納された第1の容器と、
薬剤を収納する第2の容器と、上記(1)ないし(7)
のいずれかに記載の薬液移送器具とを備えることを特徴
とする薬液移送システム。
【0017】(10) 前記両頭針の前記第2の容器か
らの離脱抵抗を前記両頭針の前記第1の容器からの離脱
抵抗より大きくして、前記両頭針の前記第1の容器から
の離脱を優先的に行う優先離脱手段を有する上記(9)
に記載の薬液移送システム。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の薬液移送器具およ
び薬液移送システムを添付図面に示す好適実施例に基づ
いて詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の薬液移送器具を備えた薬
液移送システムの構成例を示す全体図、図2および図3
は、それぞれ、本発明の薬液移送器具における器具本体
および両頭針の構成を示す縦断面図および上面図、図4
および図5は、それぞれ、本発明の薬液移送器具におけ
る残存部材の構成を示す縦断面図および底面図である。
また、図8〜図12は、それぞれ、図1に示す薬液移送
システムの使用状態を示す縦断面図である。なお、説明
の都合上、図1、図2、図4、図8〜図11中の上側を
「先端」、下側を「基端」という。
【0020】図1に示すように、本発明の薬液移送シス
テム(未使用状態)は、第1の容器である輸液バッグ1
00と、第2の容器であるバイアル瓶200と、輸液バ
ッグ100とバイアル瓶200の内部同士を連通し、そ
れらの間で薬液の移送(配合)を行う薬液移送器具(薬
液配合器具)1とを備えている。以下これらの構成につ
いて、各図を参照しつつ説明する。
【0021】輸液バッグ100は、筒状の樹脂製シート
材の両端部を融着(例えば熱融着、高周波融着)または
接着によりシールして袋状に成形してなるバッグ本体1
01を有し、このバッグ本体101の先端部には、管状
のポート部102が設けられている。このポート部10
2の先端開口は、栓体(シール部材)103で気密的に
封止されている。すなわち、ポート部102の先端部に
外嵌された栓体固定部材104により、栓体103がポ
ート部102の先端面に圧着、固定されている。
【0022】輸液バッグ100のバッグ本体101を構
成するシート材としては、例えば、軟質ポリ塩化ビニ
ル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、ポリアミド、ポリウレタ
ン系、ポリエステル系、ポリアミド系、オレフィン系、
スチレン系等の各種エラストマー、あるいはそれらの混
合物、積層物のような可撓性を有する材料で構成された
ものが挙げられる。
【0023】また、栓体103は、例えば、天然ゴム、
イソプレンゴム、ブチルゴム、ブタジエンゴム、スチレ
ン−ブタジエンゴム、シリコーンゴム、ラテックスゴム
のような各種ゴム、またはポリウレタン系、ポリエステ
ル系、ポリアミド系、オレフィン系、スチレン系等の各
種エラストマーで構成され、後述する両頭針4の第2の
針部42で刺通可能なものである。また、栓体103
は、第2の針部42を抜き取った後、その刺通孔を自ら
の弾性により瞬時に閉塞する機能(自己閉塞性)を有し
ている。
【0024】このような輸液バッグ100の内部には、
例えば生理食塩水、ブドウ糖液、アミノ酸製剤、リンゲ
ル液、各種電解質製剤、高カロリー輸液、注射水のよう
な輸液(図示せず)が、好ましくは30〜2000ml程
度入れられている。この輸液の一部が、バイアル瓶20
0内の薬剤を溶解(分散)する溶媒(分散媒)として用
いられる。
【0025】バイアル瓶200は、硬質の瓶本体201
を有し、そのポート部202には、ポート部開口を気密
的に封止する栓体203が装着されている。瓶本体20
1は、各種ガラス材で構成されていてもよいが、例え
ば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリスチレン、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、ポ
リカーボネート、アクリル樹脂、アクリロニトリル−ブ
タジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレ
ート等のポリエステル、ポリアミド、環状ポリオレフィ
ン、アクリロニトリル樹脂、ポリフェニレンサルファイ
ド、ポリアセタール、液晶ポリマーのような各種合成樹
脂で構成されているのが好ましい。バイアル瓶200が
合成樹脂で構成されている場合には、焼却廃棄が可能と
なり、廃棄の手間が軽減される。
【0026】また、栓体203は、後述する両頭針4の
第1の針部41で刺通可能なものであり、前記栓体10
3と同様の構成材料のものを用いることができる。この
ようなバイアル瓶200の内部には、例えば、ビタミン
剤(総合ビタミン剤)、各種アミノ酸、ヘパリンのよう
な抗血栓剤、ウロキナーゼ、TPAのような血栓溶解
剤、インシュリン、抗生物質、抗腫瘍剤、鎮痛剤、強心
剤、静注麻酔剤、抗パーキンソン剤、潰瘍治療剤、副腎
皮質ホルモン剤、不整脈用剤、補正電解質のような薬剤
(図示せず)が所定量収納されている。本実施例の場
合、薬剤は、例えば凍結乾燥品として、好ましくは粒
状、粉末状または顆粒状で収納されている。なお、薬剤
は、液体(薬液)であってもよい。
【0027】輸液バッグ100のポート部102には、
本発明の薬液移送器具1が連結されている。この薬液移
送器具1は、筒状の器具本体2と、この器具本体2に支
持された両頭針4と、器具本体2の基端側に連結された
残存部材(認識体)5と、この残存部材5の先端側に嵌
合し、器具本体2を被包する蓋部材6とで構成されてい
る。
【0028】図2および図3に示すように、器具本体2
は、円筒状の外筒21とその内側に装着(接着または融
着)された支持部材3とで構成されている。支持部材3
は、両頭針4およびバイアル瓶200を支持する部材で
あり、90°間隔で設置された4つのL字状の脚部31
を有している。なお、この脚部31の設置数は4つに限
らず、また、このような脚部31は、設置されていなく
てもよい。
【0029】また、支持部材3の中央部には、両頭針4
を支持するための開口32が形成され、この開口32を
囲むように円筒体33が先端方向に立設されている。こ
の円筒体33は、バイアル瓶200のポート部202を
誘導し、栓体203と両頭針4との中心合わせをするガ
イド部材としての機能を有している。
【0030】また、円筒体33は、その内面に段差部3
4を有し、この段差部34より先端側の内径が段差部3
4より基端側の内径より小さくなっている。この段差部
34は、両頭針4の第1の針部41がバイアル瓶200
の栓体203を刺通したとき、バイアル瓶200のポー
ト部202と係合して、両頭針4がバイアル瓶200か
ら離脱するのを抑制する機能を有する。すなわち、段差
部34は、両頭針4のバイアル瓶200からの離脱抵抗
を両頭針4の輸液バッグ100からの離脱抵抗より大き
くして、両頭針4の輸液バッグ100からの離脱を優先
的に行う優先離脱手段を構成する。
【0031】円筒体33の先端内面には、バイアル瓶2
00のポート部202を円筒体33内に導入し易くする
ために、面取り331が施されている(図2参照)。ま
た、支持部材3には、開口32の周囲に、基端側へ向け
て突出する凸部35が形成されている。両頭針4により
奥部まで栓体103を刺通したとき、後述する残存部材
5の頂部55がこの凸部35に当接し、第2の針部42
の穿刺深さを規制する(図10参照)。なお、外筒21
と支持部材3とは、一体的に形成されていてもよい。
【0032】図2および図3に示すように、両頭針4
は、先端側に位置する第1の針部41と、基端側に位置
する第2の針部42と、それらの中間に位置する鍔部4
3とを一体的に形成してなるものである。この両頭針4
は、鍔部(基台)43が開口32内に嵌合または接着、
融着等により固着されることにより、支持部材3に支
持、固定されている。この場合、両頭針4は、外筒21
および円筒体33とそれぞれ同心的に支持されている。
【0033】第1の針部41の先端および第2の針部4
2の基端には、それぞれ、鋭利な針先(刃先)411、
421が形成されている。また、両頭針4の内部には、
平行な2つの独立した内腔45、46が形成されてい
る。これにより、第1の針部41、第2の針部42がそ
れぞれ栓体203、103を刺通して輸液バッグ100
内の輸液をバイアル瓶200内に導入する際またはバイ
アル瓶200内の薬液を輸液バッグ100内へ移送する
際に、例えば一方の内腔45を液体が流れ、他方の内腔
46を気体が逆方向に流れるので、ポンピング動作等を
行うことなく迅速、円滑に液移送を行うことができる。
【0034】このような両頭針4は、器具本体2により
包含されており、第1の針部41の針先411と第2の
針部42の針先421が、それぞれ、器具本体2の先端
面22および基端面23より突出しておらず、すなわ
ち、先端面22および基端面23の内側に位置してい
る。これにより、薬液の移送操作時に、針先411、4
21で手指等を刺したりすることが防止され、安全性が
高まるとともに、針先部分等の汚染も防止される。
【0035】両頭針4の鍔部43の外周部には、先端側
へ向けて突出する凸部44が形成されている。両頭針4
により奥部まで栓体203を刺通したとき、バイアル瓶
200のポート部203が凸部44に当接し、第1の針
部41の穿刺深さを規制する(図10参照)。
【0036】この場合、第1の針部41の栓体203に
対する穿刺深さは、図10に示すように、内腔45、4
6の先端側開口が、栓体203により閉塞されず、かつ
栓体203の瓶内側面(先端面)204の近傍に位置す
るように設定されているのが好ましい。これにより、バ
イアル瓶200内の薬液を両頭針4を介して排出する際
に、バイアル瓶200内に残存する液量をできるだけ少
なくすることができる。
【0037】図4および図5に示すように、残存部材5
は、輸液バッグ100への薬液の配合後、器具本体2か
ら離脱して輸液バッグ100側に残存する部材であり、
リング上の底部51と、この底部51に立設された外筒
52および内筒54とで構成されている。
【0038】外筒52の先端側には、後述する蓋部材6
の基端部が挿入されて嵌合する嵌合部53が形成されて
いる。本実施例における嵌合部53は、蓋部材6の基端
部62と螺合する螺合部を構成している。すなわち、こ
の嵌合部53の内周面には、螺旋状のネジ山531が形
成されている。なお、嵌合部53と基端部62との嵌合
は、このような螺合に限らず、例えば単なる凹凸の嵌合
であってもよい。
【0039】内筒54の先端には、板状の頂部55が形
成され、この頂部55の中央には、円形開口56が形成
されている。頂部55の円形開口56の縁部には、基端
側へ向けて突出するリング状の爪551が形成されてい
る。残存部材5がポート部102に装着されている状態
では、爪551は、栓体103に圧着されてくい込み、
位置ずれを防止するとともに、器具本体2内の気密性の
保持に寄与している。
【0040】また、残存部材5には、頂部55の基端側
面と内筒54の内面とを連結する4つのリブ57が90
°間隔で形成されている。各リブ57は、内筒54の内
面から残存部材5の中心方向に向けて突出し、その突出
高さが基端側から先端側へ向けて漸増するような形状を
なしてる。
【0041】これにより、残存部材5がポート部102
に装着された状態では、各リブ57が所定位置で栓体固
定部材104に当接し、栓体固定部材104を4方向か
ら支持するので、後述する突部58の機能と相まって、
残存部材5がポート部102に対し位置ずれ等を生じる
ことなく確実に装着され、その装着姿勢を維持する。な
お、リブ57の設置数は特に限定されず、例えば、3つ
または5つ以上であってもよい。
【0042】また、内筒54の基端側の内面には、リン
グ状の突部58が形成されている。残存部材5がポート
部102に装着されている状態では、栓体固定部材10
4の基端外周縁部105が突部58と係合し、残存部材
5に先端方向へのある程度の引張力が作用した場合で
も、残存部材5のポート部102への装着状態を維持す
る。
【0043】以上のようなリブ57および突部58によ
り、輸液バッグ100のポート部102に対する残存部
材5の装着姿勢を維持する姿勢維持手段が構成される。
この姿勢維持手段により、残存部材5の不本意な脱落を
防止し、薬液配合後、後述する残存部材5の機能の発揮
を継続することができる。なお、残存部材5は、内筒5
4の先端部が器具本体2の基端部に嵌入することにより
器具本体2と連結されている。
【0044】このような残存部材5は、輸液バッグ10
0が薬液を配合済であるか否かを認識するための認識体
として機能する。すなわち、輸液バッグ100への薬液
の配合が終了し、バイアル瓶200および器具本体2を
除去した後も、残存部材5が輸液バッグ100のポート
部102に残存するので、その輸液バッグ100が薬液
を配合済であることを認識することができる。
【0045】また、残存部材5は、前記機能に加え、配
合した薬液(バイアル瓶200内の薬剤)に関する情報
を担持し、その情報を認識させる機能を有しているもの
でもよい。この場合、配合した薬液に関する情報として
は、例えば、薬剤(薬液)の種類、組成、濃度、配合
量、製造年月日、製造メーカー等が挙げられる。これら
の情報を表示する方法としては、例えば、残存部材5の
全体または一部の形状、色彩等を情報内容に応じて変え
る方法、残存部材5に情報内容を示す文字、記号図形等
を付する方法、またはこれらを組み合わせた方法が挙げ
られる。
【0046】このような付加機能を有する残存部材5を
用いることにより、薬液を配合済か否かに加え、より詳
細な情報、特に、適正な薬液が適正量配合されているか
どうかを、人体への輸液投与前に容易に確認することが
できるという利点がある。
【0047】蓋部材6は、先端側が底板61により閉じ
ており、基端側が開放した円筒状の部材であって、その
基端部62を残存部材5の嵌合部53に嵌合した状態
(図1および図8に示す未使用状態)で、器具本体2お
よび両頭針4を好ましくは気密的に被包し、両頭針4を
外気より遮断する機能を有する。このような蓋部材6を
設けることにより、保管時等に、両頭針4の針先で手指
等を刺したりすることが防止され、安全性が高まるとと
もに、両頭針4等の汚染が防止される。
【0048】この蓋部材6の内径は、器具本体2の外径
以上とされ、また、蓋部材6の全長は、器具本体2の長
さと同等またはそれ以上とされている。蓋部材6の基端
部62の外周には、嵌合部53のネジ山531と螺合す
るネジ山621(またはネジ谷でもよい)が形成されて
いる。
【0049】なお、嵌合部53または基端部62には、
気密性を確保または向上するために、Oリング、パッキ
ン等の弾性材料で構成されたシール部材(図示せず)が
設置されていてもよい。
【0050】蓋部材6の底板61の内面(基端側面)に
は、器具本体2の基端部と嵌合し得る(図12参照)リ
ング状の壁部63が形成されている。この蓋部材6は、
器具本体2に対し、先端側および基端側のいずれの方向
からも装着可能なものである。すなわち、器具本体2の
先端側から装着され、基端部62が嵌合部53と嵌合し
た第1の状態(図8に示す状態)と、器具本体2の基端
側から装着され、壁部63が器具本体2の基端部と嵌合
した第2の状態(図12に示す状態)とをとり得る。
【0051】前記第1の状態のときには、器具本体2の
先端部が蓋部材6の内周面に当接し、この当接部64と
基端部62とにより器具本体2と蓋部材6の装着を確実
に行うことができる。
【0052】また、使用済みのバイアル瓶200および
器具本体2を廃棄する際には、前記第2の状態とし、蓋
部材6の被包により両頭針4の第2の針部42の露出を
阻止する。これにより、安全性が向上する。
【0053】図6および図7は、それぞれ、優先離脱手
段の他の構成例を示す縦断面図である。図6に示す器具
本体2は、支持部材3の円筒体33の内周面に、両頭針
4の軸方向に延在する複数のリブ7が形成されている。
【0054】このリブ7は、両頭針4の第1の針部41
がバイアル瓶200の栓体203を刺通したとき、バイ
アル瓶200のポート部202の外周面に当接し、ポー
ト部202を挟持して、両頭針4がバイアル瓶200か
ら離脱するのを抑制する機能を有する。
【0055】図7は、輸液バッグ100に設けられたポ
ート部の構成を示している。同図に示すポート部102
は、その先端開口を封止する栓体(シール部材)106
の構造が前記と異なっている。すなわち、栓体106の
基端側(ポート部内側)に、ほぼ円柱状の凹部107が
形成され、これにより、栓体106の第2の針部42で
穿刺される部分の厚さおよび変形抵抗を減少させてい
る。
【0056】このような凹部107を有する栓体106
を用いることにより、第2の針部42の栓体106から
の針抜け抵抗(刺通抵抗)が第1の針部41の栓体20
3からの針抜け抵抗(刺通抵抗)に比べて小さくなり、
よって、第2の針部42の栓体106からの抜去が優先
的に行われ、すなわち、両頭針4の輸液バッグ100か
らの離脱を優先的に行うことができる。
【0057】本発明において、優先離脱手段を設けるこ
との利点は、次の通りである。輸液バッグ100への薬
液の配合が完了した後、両頭針4が輸液バッグ100の
栓体103(106)とバイアル瓶200の栓体203
のそれぞれに刺通されている状態で、先に第1の針部4
1がバイアル瓶200の栓体203から抜けた場合、輸
液バッグ100の内部が両頭針4の内腔45、46を介
して大気と連通することとなり、細菌の侵入のおそれが
生じ、輸液バッグ100内の無菌性が損なわれることと
なる。これに対し、優先離脱手段の作用により、前記状
態から先に第2の針部42が輸液バッグ100の栓体1
03(106)から抜けた場合には、栓体103(10
6)の自己閉塞性により、輸液バッグ100内の無菌性
が維持される。
【0058】本発明において、優先離脱手段の構成は、
上述したものに限定されず、例えば、両頭針4の第1の
針部41の外周面に、凹部、凸部、微小突起、溝、粗面
等(抵抗増大手段)を形成し、第1の針部41の栓体2
03からの抜き取り抵抗を増大させるような構成であっ
てもよい。
【0059】以上のような薬液移送器具1において、器
具本体2、両頭針4、残存部材5および蓋部材6は、そ
れぞれ、硬質材料により形成されているのが好ましい。
これらの構成材料としては、例えば、硬質ポリ塩化ビニ
ル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポ
リ−(4−メチルペンテン−1)、ポリカーボネート、
アクリル樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレ
ン共重合体、ポリエチレンテレフタレート等のポリエス
テル、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂、ポ
リフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケト
ン、ポリスルホン、ポリアミド、ポリイミド、ポリアセ
タール、液晶ポリマー等、またはこれらを主とするポリ
マーアロイのような各種樹脂材料や、それらをフィラー
等の充填材により強化した複合材料、さらには、例えば
ステンレス鋼、チタン、アルミニウム等の各種金属材
料、各種セラミックス材料が挙げられる。これらが樹脂
材料で構成されている場合には、焼却廃棄が可能となる
ので、廃棄の手間が軽減され、また安全性も高まり好ま
しい。
【0060】なお、器具本体2と両頭針4とは、同一材
料で一体的に形成されていてよい。また、器具本体2と
残存部材5とは、同一材料で一体的に形成されていてよ
い。この場合、器具本体2と残存部材5との境界部分が
例えば薄肉部で構成され、この境界部分において、器具
本体2と残存部材5とが破断され、分離するような構成
とすることができる。
【0061】本発明の薬液移送システムの使用方法(作
用)について、図8〜図12に基づき説明する。
【0062】[1] 図1および図8の示すように、未
使用の状態では、薬液移送器具1は、残存部材5が輸液
バッグ100のポート部102に装着され、残存部材5
の先端部に器具本体2が連結され、残存部材5の嵌合部
53に蓋部材6の基端部62が嵌合することにより蓋部
材6が器具本体2および両頭針4を気密的に被包した状
態となっている。
【0063】[2] 図9に示すように、蓋部材6を取
り外し、バイアル瓶200を器具本体2の先端側へ装着
する。
【0064】[3] 図10に示すように、バイアル瓶
200を指等で押圧し、基端方向(輸液バッグ100に
接近する方向)へ移動して、その先端部を器具本体2内
に挿入する。この移動により、両頭針4の第1の針部4
1がバイアル瓶200のポート部202の栓体203を
刺通する。また、バイアル瓶200の前記押圧により、
器具本体2も残存部材5に対し基端方向へ移動する。こ
の移動により、第2の針部42が輸液バッグ100のポ
ート部102の栓体103を刺通する。これにより、輸
液バッグ100の内部とバイアル瓶200の内部とが、
両頭針4の内腔45、46を介して連通する。
【0065】このとき、バイアル瓶200は、そのポー
ト部202が凸部44に当接するとともに段差部34に
係合し、支持部材3すなわち器具本体2に対し固定され
る。また、残存部材5は、その内筒54が器具本体2の
基端側の内部に挿入されるとともに、頂部55が凸部3
5に当接し、器具本体2に対し固定される。
【0066】[4] 輸液バッグ100を上側にして、
輸液バッグ100内の輸液を重力落下により両頭針4を
介してバイアル瓶200内に導入する。このとき、両頭
針4は、2つの内腔45、46を有しているため、輸液
の導入は迅速かつ円滑になされる。
【0067】[5] バイアル瓶200に揺動を与え
て、バイアル瓶200内に収納されていた薬剤を輸液に
溶解(または分散)し、薬液とする。
【0068】[6] バイアル瓶200を上側にして、
バイアル瓶200内の薬液を重力落下により両頭針4を
介して輸液バッグ100内へ移送する。これにより、輸
液バッグ100内への薬液の配合がなされる。なお、こ
のときの液移送も、前記と同様、迅速かつ円滑になさ
れ、バイアル瓶200内の残液量も少ない。
【0069】[7] 図11に示すように、バイアル瓶
200内がほぼ空になったら、バイアル瓶200を先端
方向へ引く。このとき、バイアル瓶200のポート部2
02が段差部34と係合するので、両頭針4のバイアル
瓶200からの離脱抵抗は、両頭針4の輸液バッグ10
0からの離脱抵抗より大きくなり、両頭針4の輸液バッ
グ100からの離脱が優先的に行われる。これにより、
バイアル瓶200と器具本体2とが一体となったまま輸
液バッグ100のポート部102から離脱する。
【0070】また、このとき、残存部材5は、その突部
58が栓体固定部材104の基端外周縁部105に係合
するので、輸液バッグ100のポート部102にそのま
ま残存する。
【0071】残存部材5がポート部102に付いている
ことを視認することで、その輸液バッグ100が薬液を
配合済であることを知ることができる。また、残存部材
5が配合した薬液に関する情報を担持している場合に
は、その情報をも認識することができる。
【0072】[8] バイアル瓶200および器具本体
2が取り外された輸液バッグ100は、導入された薬液
と輸液との撹拌を行った後、通常の方法で点滴作業に供
される。
【0073】[9] 輸液バッグ100から取り外され
たバイアル瓶200および器具本体2は、そのまま廃棄
してもよいが、図12に示すように、先に取り外してお
いた蓋部材6を被せて廃棄するのが好ましい。
【0074】すなわち、蓋部材6を器具本体2の基端側
に被せ、蓋部材6の底板61に形成された壁部63を器
具本体2の基端部に嵌合し、この状態で廃棄(特に、バ
イアル瓶200の瓶本体201、器具本体3、両頭針4
等が合成樹脂製の場合には、焼却廃棄)する。これによ
り、廃棄されるまでの間、両頭針4内等に残余した薬液
等の液漏れが防止され、衛生上好ましいとともに、第2
の針部42により指等を刺すことが防止され、安全性が
高い。
【0075】以上、本発明の薬液移送器具およびこれを
備える薬液移送システムを図示の構成に基づいて説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、例え
ば、薬液移送器具を構成する各部材や、姿勢維持手段、
優先離脱手段は、前記と同様の機能を有する任意の構成
のものと置換することができる。特に、残存部材は、そ
の全部または一部が、例えば輸液バッグのポート部等に
一体的に形成されてたもの、接着、融着、または貼着さ
れたもの(例えば、ラベル、テープ)であってもよい。
【0076】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の薬液移送器
具および薬液移送システムによれば、第1の容器に薬液
が配合済であるか否かを容易に認識することができ、さ
らには、その薬液に関する情報を得ることもできる。こ
れにより、薬液配合の管理が容易かつ確実に行え、誤操
作も防止することができる。
【0077】また、安全性が高く、薬液の配合前、配合
後における汚染防止や無菌性の維持が可能となる。特
に、優先離脱手段を有する場合には、薬液配合後の第1
の容器の無菌性を確実に維持することができる。また、
使用済みの器具等の廃棄にも有利であり、特に、廃棄の
容易性、安全性、衛生管理の容易性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薬液移送器具を備えた薬液移送システ
ムの構成例を示す全体図である。
【図2】本発明の薬液移送器具における器具本体および
両頭針の構成を示す縦断面図である。
【図3】本発明の薬液移送器具における器具本体および
両頭針の構成を示す上面図である。
【図4】本発明の薬液移送器具における残存部材の構成
を示す縦断面図である。
【図5】本発明の薬液移送器具における残存部材の構成
を示す底面図である。
【図6】本発明における優先離脱手段の他の構成例を示
す縦断面図である。
【図7】本発明における優先離脱手段の他の構成例を示
す縦断面図である。
【図8】本発明の薬液移送システムの使用状態を示す縦
断面図である。
【図9】本発明の薬液移送システムの使用状態を示す縦
断面図である。
【図10】本発明の薬液移送システムの使用状態を示す
縦断面図である。
【図11】本発明の薬液移送システムの使用状態を示す
縦断面図である。
【図12】本発明の薬液移送システムの使用状態を示す
縦断面図である。
【符号の説明】
1 薬液移送器具 2 器具本体 21 外筒 22 先端面 23 基端面 3 支持部材 31 脚部 32 開口 33 円筒体 331 面取り 34 段差部 35 凸部 4 両頭針 41 第1の針部 411 針先 42 第2の針部 421 針先 43 鍔部 44 凸部 45、46 内腔 5 残存部材 51 残存部材 52 外筒 53 嵌合部 531 ネジ山 54 内筒 55 頂部 551 爪 56 円形開口 57 リブ 58 突部 6 蓋部材 61 底板 62 基端部 621 ネジ山 63 壁部 64 当接部 7 リブ 100 輸液バッグ 101 バッグ本体 102 ポート部 103 栓体 104 栓体固定部材 105 基端外周縁部 106 栓体 107 凹部 200 バイアル瓶 201 瓶本体 202 ポート部 203 栓体 204 瓶内側面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−66093(JP,A) 特開 昭53−140890(JP,A) 特開 平8−710(JP,A) 実開 昭58−28647(JP,U) 実開 昭63−114649(JP,U) 特許3016573(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61J 1/14 A61J 1/05 A61M 5/00 330

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 器具本体と、該器具本体に支持され、一
    端側に第1の針部、他端側に第2の針部を有する両頭針
    とを備え、該両頭針を介して第1の容器と第2の容器の
    内部同士を連通し、それらの間で薬液の移送を行う薬液
    移送器具であって、 前記薬液の移送後、前記器具本体から離脱して前記第1
    の容器のポート部に残存する部材を有することを特徴と
    する薬液移送器具。
  2. 【請求項2】 前記第1の容器側に残存する部材は、前
    記第1の容器に対する装着姿勢を維持する姿勢維持手段
    を有する請求項1に記載の薬液移送器具。
  3. 【請求項3】 前記第1の容器側に残存する部材は、移
    送した薬液に関する情報を担持している請求項1または
    2に記載の薬液移送器具。
  4. 【請求項4】 前記器具本体は、前記両頭針をその内側
    に包含する筒状の部材であり、前記第1の針部の先端お
    よび前記第2の針部の先端が、それぞれ、前記器具本体
    の両端面より突出していない請求項1ないし3のいずれ
    かに記載の薬液移送器具。
  5. 【請求項5】 未使用時に前記両頭針を外気より遮断す
    る蓋部材を有する請求項1ないし4のいずれかに記載の
    薬液移送器具。
  6. 【請求項6】 前記第1の容器側に残存する部材は、前
    記蓋部材と嵌合する嵌合部を有している請求項5に記載
    の薬液移送器具。
  7. 【請求項7】 前記蓋部材は、前記器具本体の前記第1
    の針部側および前記第2の針部側のいずれの方向からも
    装着可能なものである請求項5または6に記載の薬液移
    送器具。
  8. 【請求項8】 前記両頭針の前記第2の容器からの離脱
    抵抗を前記両頭針の前記第1の容器からの離脱抵抗より
    大きくして、前記両頭針の前記第1の容器からの離脱を
    優先的に行う優先離脱手段を有する請求項1ないし7の
    いずれかに記載の薬液移送器具。
  9. 【請求項9】 液体が収納された第1の容器と、薬剤を
    収納する第2の容器と、請求項1ないし7のいずれかに
    記載の薬液移送器具とを備えることを特徴とする薬液移
    送システム。
  10. 【請求項10】 前記両頭針の前記第2の容器からの離
    脱抵抗を前記両頭針の前記第1の容器からの離脱抵抗よ
    り大きくして、前記両頭針の前記第1の容器からの離脱
    を優先的に行う優先離脱手段を有する請求項9に記載の
    薬液移送システム。
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