JP3280604B2 - 金属張り積層板の製造方法及びプリント配線板の製造方法及び多層板の製造方法 - Google Patents

金属張り積層板の製造方法及びプリント配線板の製造方法及び多層板の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、片面金属張り積層
板、片面プリント配線板、多層板の各製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】片面に銅箔などの金属箔を積層した片面
金属箔張り積層板を製造するにあたって、特開平7−2
73424号公報等で提供されるような、接合材を用い
る方法がある。すなわちこの接合材としては、例えば、
基材の両面にエポキシ樹脂とシリコン樹脂の混合樹脂を
塗布した離型材や、フッ素樹脂系フィルム離型材や、ト
リアセテートフィルム離型材などが用いられるものであ
り、図3(a)のように接合材5の両側にそれぞれ複数
枚のプリプレグ3を重ね、さらに各プリプレグ3の外側
に銅箔等の金属箔4を重ね、これを加熱加圧することに
よって接合材5の両面にそれぞれ接合させた状態で図3
(b)のように片面に金属箔4を積層した金属張り積層
板Aを成形することができるものである。
【0003】このように接合材5を用いることによっ
て、2枚の金属張り積層板Aを同時に成形することがで
きるものであり、生産効率高く金属張り積層板Aを製造
することができるものである。そして各金属張り積層板
Aを接合材5から剥がして、各金属張り積層板Aに個別
に回路印刷、エッチング、ドリル加工等を行なって、片
面に回路形成したプリント配線板に加工することができ
るが、接合材5の両面にそれぞれ金属張り積層板Aを接
合した上記のものを1セットとして、回路印刷、エッチ
ング、ドリル加工等を行なうことによって、接合材5の
両面の金属張り積層板Aを同時に片面プリント配線板に
加工することができるものであり、従ってこの場合に
は、加工効率を高く得ることができるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、接合材5とし
て従来から使用されている上記のものを用いると、接合
材5に対する金属張り積層板Aの密着性が不十分であ
り、プリント加工の工程中に接合材5から金属張り積層
板Aが剥離したり、また接合材5と金属張り積層板Aの
間にエッチング液がしみ込んで金属張り積層板Aの基板
10の裏面にエッチング液が残ったりする等の問題があ
った。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、接合材に高い密着性で接合して金属張り積層板を
成形することができる金属張り積層板の製造方法を提供
することを目的とし、また接合材から金属張り積層板か
ら剥離することなく金属張り積層板に加工を施してプリ
ント配線板を製造することができると共にプリント配線
板を剥離するときにはプリント配線板に接合材の樹脂層
の樹脂が転写されて残ったりすることがないプリント配
線板の製造方法を提供することを目的とするものであ
り、さらに層間接着強度の高い多層板の製造方法を提供
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
金属張り積層板の製造方法は、金属材1の両側の表面に
それぞれエポキシ樹脂とメラミン樹脂を混合した熱硬化
性樹脂からなる樹脂層2を設けて作製される接合材5の
両面に、プリプレグ3を介して金属箔4をそれぞれ配置
し、これを加熱加圧することによって、接合材5の両面
にそれぞれ接合させて金属張り積層板Aを成形すること
を特徴とするものである。
【0007】本発明の請求項2に係る金属張り積層板の
製造方法は、金属材1の両側の表面にそれぞれエポキシ
樹脂とメラミン樹脂とアクリル・ブタジエン・メタクリ
ル酸共重合物とポリエステル系樹脂を混合した熱硬化性
樹脂からなる樹脂層2を設けて作製される接合材5の両
面に、プリプレグ3を介して金属箔4をそれぞれ配置
し、これを加熱加圧することによって、接合材5の両面
にそれぞれ接合させて金属張り積層板Aを成形すること
を特徴とするものである。
【0008】本発明の請求項3に係るプリント配線板の
製造方法は、上記のように製造した接合材5の両面の金
属張り積層板Aに回路形成して、金属張り積層板Aをプ
リント配線板Bに加工した後、プリント配線板Bを接合
材5から剥がすことを特徴とするものである。本発明の
請求項4に係る多層板の製造方法は、上記のように製造
したプリント配線板Bをプリプレグ6と重ねて加熱加圧
成形することを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。本発明で使用される接合材5は、芯材となる金属
材1の両面に樹脂層2,2を設けて形成されるものであ
り、金属材1としては、アルミニウム箔や銅箔などの金
属箔を用いることができる。金属材1としてこのように
金属箔を用いる場合には、アルミニウム箔を使用するの
が好ましい。この金属材1は片面金属張り積層板の製造
に一般に用いられる銅箔に熱膨張が近く、表面が平滑な
ものが適している。金属材1として銅箔を使用する場
合、厚みの薄いものを使用するには電解銅箔を使用する
必要があるが、電解銅箔は片面が粗面に形成されてお
り、不適である。これに対してアルミニウム箔は厚みが
薄く表面が平滑化されたものが汎用されており、熱膨張
も銅箔に近いために、適しているものである。
【0010】また、樹脂層2を形成する樹脂としては、
エポキシ樹脂とメラミン樹脂からなる熱硬化性樹脂を用
いるものである。エポキシ樹脂とメラミン樹脂を混合し
てブレンド熱硬化性樹脂として使用することができるも
のである。エポキシ樹脂としてはビスフェノールA型エ
ポキシ樹脂を用いるのが好ましい。片面金属張り積層板
Aの製造に使用されるプリプレグは一般にエポキシ樹脂
で作製されているが、このエポキシ樹脂にはビスフェノ
ールA型エポキシ樹脂が使用されることが多く、プリプ
レグの樹脂との接合性から樹脂層2を形成する樹脂のエ
ポキシ樹脂としてはビスフェノールA型エポキシ樹脂が
好ましいのである。エポキシ樹脂とメラミン樹脂の混合
量は、エポキシ樹脂としてビスフェノールA型エポキシ
樹脂を用いる場合、エポキシ樹脂100重量部に対し
て、メラミン樹脂1〜100重量部の範囲が好ましい。
メラミン樹脂の混合量が1重量部未満であると、樹脂層
2が硬く脆くなり、後述のように成形した片面金属張り
積層板Aの基板10に樹脂が転写し易くなる。逆にメラ
ミン樹脂の混合量が100重量部を超えると、樹脂層2
の耐熱性や耐溶剤性が悪くなり、同様に片面金属張り積
層板Aの基板10に樹脂が転写し易くなる。
【0011】またエポキシ樹脂とメラミン樹脂をベース
とし、さらに剥離強度をコントロールするために、アク
リル・ブタジエン・メタクリル酸共重合物とポリエステ
ル系樹脂を混合して調製した熱硬化性樹脂を用いること
もできる。アクリル・ブタジエン・メタクリル酸共重合
物としては、各共重合成分の重量比率が、アクリル1に
対して、ブタジエンが1〜4、メタクリル酸が0.1〜
2の範囲のものが好ましい。またポリエステル系樹脂と
しては後述する化学構造式(D)のものなどの熱可塑性
ポリエステル樹脂を用いることができる。これらの配合
量は、エポキシ樹脂としてビスフェノールA型エポキシ
樹脂を用いる場合、エポキシ樹脂100重量部に対し
て、メラミン樹脂1〜100重量部の範囲が好ましく、
さらにアクリル・ブタジエン・メタクリル酸共重合物は
0〜10重量部、ポリエステル系樹脂は0〜1重量部の
範囲が好ましい。
【0012】そして、金属材1の両面にそれぞれ熱硬化
性樹脂を塗布して樹脂層2,2を形成することによっ
て、接合材5を作製することができるものである。形成
する樹脂層2の厚みは、0.1〜10μmの範囲が好ま
しい。樹脂層2の厚みをこの範囲に設定することによっ
て、金属材1への樹脂層2の密着性が良好になり、樹脂
層2が金属材1から剥離して後述のように成形した片面
金属張り積層板Aの基板10に樹脂が転写し難くなるも
のである。
【0013】このとき、金属材1に塗布した熱硬化性樹
脂を加熱することによって、樹脂層2を半硬化のCステ
ージ状態にまで完全に硬化させるようにするのが好まし
い。樹脂層2がBステージ状態であると、後述のように
接合材5に接合させて成形した金属張り積層板Aを接合
材5から剥離する際の剥離性が悪くなると共に金属張り
積層板Aの基板10の背面に樹脂層2が転写するおそれ
があるので、樹脂層2はCステージ状態に硬化させて形
成するのが好ましい。
【0014】上記のようにして作製される接合材5を用
いて金属張り積層板Aを製造するにあたっては、図1
(a)に示すように、接合材5の両面に複数枚のプリプ
レグ3を重ねると共に、このプリプレグ3の外側に銅箔
などの金属箔4を重ね、これを加熱加圧成形することに
よって、図1(b)のように、プリプレグ3による基板
10の片側表面に金属箔4が積層された2枚の金属張り
積層板Aを接合材5の両面に成形することができるもの
であり、各金属張り積層板Aは接合材5の表面に接合さ
れて一体化された状態で成形されるものである。
【0015】そして、このように接合材5の両面にそれ
ぞれ金属張り積層板Aを接合したものを1セットとし
て、各金属張り積層板Aに回路印刷、エッチング、ドリ
ル加工等を行なうことによって、図1(c)に示すよう
に、接合材5の両面の金属張り積層板Aを同時に、片面
に回路11を形成したプリント配線板Bに加工すること
ができるものである。このようにプリント加工するにあ
たって、接合材5の表面にはエポキシ樹脂とメラミン樹
脂をベースとする樹脂層2が形成してあり、接合材5の
表面と金属張り積層板Aとの間の密着性を高く得ること
ができる。従って、プリント加工の工程中に接合材5か
ら金属張り積層板Aが剥離したり、また接合材5と金属
張り積層板Aの間にエッチング液がしみ込んで金属張り
積層板Aの基板10の裏面にエッチング液が残ったりす
るようなことを防ぐことができるものである。またエポ
キシ樹脂とメラミン樹脂をベースとする樹脂層2は剥離
性も良好であり、加工した後のプリント配線板Bを接合
材5から剥がす際に、樹脂層2の樹脂がプリント配線板
Bの基板10の背面に転写して付着するようなことがな
くなるものである。従って、接合材5から剥がしたプリ
ント配線板Bの基板10の背面にシルクスクーン印刷等
するにあたって、プリント配線板Bの基板10に対する
インクの密着性に問題が生じることがなくなるものであ
る。
【0016】このようにして得られたプリント配線板B
を内層材や外層材として用いて、多層板Cを製造するこ
とができるものある。図2はその一例を示すものであ
り、図2(a)のようにプリント配線板Bを内層材とし
てその両面にそれぞれ複数枚のプリプレグ6を重ねると
共に、各プリプレグ6の外側に銅箔等の金属箔12を重
ね、これを加熱加圧して二次成形を行なうことによっ
て、内層材のプリント配線板Bと金属箔12とをプリプ
レグ6による絶縁層13で積層した図2(b)のような
多層板Cを製造することができるものである。このよう
に多層板Cを製造するにあたって、上記のようにプリン
ト配線板Bの基板10には接合材5の樹脂層2の樹脂が
転写して残っているようなことがないので、プリント配
線板Bの基板10と絶縁層13の間において、層間引き
剥がし強度に問題が生じることはないものである。この
多層板Cは、その表面の金属箔12を加工して外層回路
を形成することによって、多層プリント配線板として使
用されるものである。
【0017】
【実施例】以下本発明を実施例によって具体的に説明す
る。 (実施例1)ビスフェノールA型エポキシ樹脂(化学構
造式(A)のもの、平均分子量14900)100重
量、メラミン樹脂(化学構造式(B)のもの、平均分子
量241)50重量部を混合して熱硬化性樹脂を調製し
た。そして、厚み30μmのアルミニウム箔(JIS
H 4160 A1N30H18)を金属材1として用
い、その両面にグラビアロールコート法で上記の熱硬化
性樹脂をコーティングし、170℃のオーブンで1分間
加熱乾燥することによって、Cステージ状態の厚み1μ
mの樹脂層2を金属材1の両面に設けた接合材5を作製
した。一方、ガラス基材(日東紡績社製、WEA 11
6E S136)にエポキシ樹脂を含浸乾燥して、樹脂
量42重量%、硬化時間140秒のエポキシ樹脂プリプ
レグ3を調製した。
【0018】そして、接合材5の両面にこのプリプレグ
3をそれぞれ2枚重ね、さらに接合材5の両面のプリプ
レグ3の外側に厚み35μmの銅箔からなる金属箔4を
重ね(図1(a)参照)、この構成物の上下にプレート
やクッション材をセットし、成形プレス装置で、温度1
80℃、圧力40kg/cm2 、時間90分の条件で加
熱加圧成形することによって、板厚2.0mmの2枚の
片面金属張り積層板Aを接合材5の両面に接合させた状
態で製造した(図1(b)参照)。
【0019】上記のように接合材5の表面に接合させた
状態で製造した金属張り積層板Aについて、接合材5と
金属張り積層板Aとの引き剥がし強さを測定した。結果
を表1に示す。次に、このように接合材5の両面にそれ
ぞれ金属張り積層板Aを接合したものを1セットとし
て、各金属張り積層板Aの金属箔4にそれぞれエッチン
グレジストの塗布・露光・現像の各処理を行なった後に
エッチング液で処理し、各金属張り積層板Aの金属箔4
から回路11を形成することによって、各金属張り積層
板Aを片面プリント配線板Bに加工した(図1(c)参
照)。このようにエッチング処理した後の、接合材5か
らの金属張り積層板Aの剥離の有無を観察し、さらに接
合材Aと片面金属張り積層板5の基板10との間へのエ
ッチング液のしみ込みの有無を観察した。結果を表1に
示す。
【0020】次に、このように金属張り積層板Aを片面
プリント配線板Bに加工した後に、接合材5の両面から
各金属張り積層板Aを剥がし、金属張り積層板Aの基板
10の裏面(接合材5側の面)に樹脂層2の樹脂が転写
して付着しているか否を観察した。またこのように接合
材5から剥がしたプリント配線板Bの基板10の裏面に
UV硬化インクをシルクスクリーン印刷し、基板10の
インク密着性を評価した。インク密着性の評価は、基板
10にUVインクをシルクスクリーンで印刷してす照射
することによって硬化させ、硬化させたUVインクに縦
横1mm間隔の碁盤目の切り込みを入れ、粘着テープ
(セロテープ)を貼って剥がす試験を行ない、粘着テー
プへのUVインクの転写量を測定することによって行な
った。そして転写10%以下を「○」、転写10〜50
%を「△」、転写50%以上を「×」と判定した。これ
らの結果を表1に示す。
【0021】さらに、接合材5から剥がしたこのプリン
ト配線板Bの回路11を酸化処理(黒化処理)して粗面
化し、プリント配線板Bの両面に上記のエポキシ樹脂プ
リプレグ6を2枚ずつ重ねると共にその外側に厚み35
μmの銅箔からなる金属箔12を重ね(図2(a)参
照)、温度172℃、圧力40kg/cm2 、時間90
分の条件で加熱加圧して二次成形することによって、板
厚0.6mmの3層構成の多層板Cを製造した(図2
(b)参照)。この多層板Cについて層間接着強度を測
定した。これらの結果を表1に示す。
【0022】(実施例2)実施例1と同じビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂100重量、実施例1と同じメラミ
ン樹脂50重量部、アクリル・ブタジエン・メタクリル
酸共重合物(化学構造式(C)のもの、平均分子量30
00)2.1重量部、熱可塑性飽和共重合ポリエステル
樹脂(化学構造式(D)のもの、平均分子量3000)
0.63重量部を混合して熱硬化性樹脂を調製した。こ
の熱硬化性樹脂を用いて、実施例1と同様にして、金属
材1の両面にCステージ状態の厚み1μmの樹脂層2を
設けた接合材5を作製した。
【0023】この接合材5を用い、実施例1と同様にし
て、板厚2.0mmの2枚の片面金属張り積層板Aを接
合材5の両面に接合させた状態で製造し、この金属張り
積層板Aを片面プリント配線板Bに加工し、さらにこの
プリント配線板Bを用いて多層板Cを製造した。
【0024】
【化1】
【0025】(比較例1)実施例1と同じビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂100重量部、シリコーン樹脂(ビ
ックケミ−ジャパン(株)製「Byk−306)1重量
部、シリカ10重量部を混合して熱硬化性樹脂を調製し
た。この熱硬化性樹脂を用いて、実施例1と同様にし
て、金属材1の両面にCステージ状態の厚み1μmの樹
脂層2を設けた接合材5を作製した。
【0026】この接合材5を用い、実施例1と同様にし
て、板厚2.0mmの2枚の片面金属張り積層板Aを接
合材5の両面に接合させた状態で製造し、この金属張り
積層板Aを片面プリント配線板Bに加工し、さらにこの
プリント配線板Bを用いて多層板Cを製造した。
【0027】
【表1】
【0028】表1にみられるように、実施例のものは、
接合材5と金属張り積層板Aの引き剥がし強度が高く、
エッチング後に接合材5からの剥離やエッチング液のし
み込みがないものであった。また接合材5から剥がした
プリント配線板Bに接合材5の樹脂層2の樹脂が転写し
て付着することがなく、プリント配線板Bに対するイン
クの密着性の問題がないものであった。さらにこのプリ
ント配線板Bを用いて作製した多層板Cの接着強度は高
いものであった。
【0029】
【発明の効果】上記のように本発明に係る金属張り積層
板の製造方法は、金属材の両側の表面にそれぞれエポキ
シ樹脂とメラミン樹脂を混合した熱硬化性樹脂からなる
樹脂層を設けて作製される接合材の両面に、プリプレグ
を介して金属箔をそれぞれ配置し、これを加熱加圧する
ことによって、接合材の両面にそれぞれ接合させて金属
張り積層板を成形するようにしたので、エポキシ樹脂と
メラミン樹脂からなる樹脂層によって、接合材と金属張
り積層板との間の密着性を高く得ることができるもので
あり、接合材から金属張り積層板が剥離することを防ぐ
ことができるものである。
【0030】また本発明に係る金属張り積層板の製造方
法は、金属材の両側の表面にそれぞれエポキシ樹脂とメ
ラミン樹脂とアクリル・ブタジエン・メタクリル酸共重
合物とポリエステル系樹脂を混合した熱硬化性樹脂から
なる樹脂層を設けて作製される接合材の両面に、プリプ
レグを介して金属箔をそれぞれ配置し、これを加熱加圧
することによって、接合材の両面にそれぞれ接合させて
金属張り積層板を成形するようにしたので、エポキシ樹
脂とメラミン樹脂とアクリル・ブタジエン・メタクリル
酸共重合物とポリエステル系樹脂からなる樹脂層によっ
て、接合材と金属張り積層板との間の密着性を高く得る
ことができ、接合材から金属張り積層板が剥離すること
を防ぐことができるものである。
【0031】また本発明に係るプリント配線板の製造方
法は、上記のように製造した接合材の両面の金属張り積
層板に回路形成して、金属張り積層板をプリント配線板
に加工した後、プリント配線板を接合材から剥がすよう
にしたので、接合材と金属張り積層板とは密着性が高
く、回路形成加工の工程中に接合材から片面金属張り積
層板が剥離したり、接合材と片面金属張り積層板の間に
エッチング液がしみ込んだりすることを防ぐことができ
るものであり、また樹脂層は剥離性も良好であって、プ
リント配線板を接合材から剥離する際に、樹脂層の樹脂
がプリント配線板に転写して付着するようなことがなく
なり、プリント配線板に対するインクの密着性に問題が
生じることがなくなるものである。
【0032】また本発明に係る多層板の製造方法は、上
記のように製造したプリント配線板をプリプレグと重ね
て加熱加圧成形するようにしたので、プリント配線板に
は接合材の樹脂層の樹脂が転写して付着しているような
ことがなく、多層板の層間引き剥がし強度に問題が生じ
ることがなくなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すものであり、
(a),(b),(c)はそれぞれ断面図である。
【図2】本発明の実施の形態の一例を示すものであり、
(a),(b)はそれぞれ断面図である。
【図3】従来例の一例を示すものであり、(a),
(b)はそれぞれ断面図である。
【符号の説明】
1 金属材 2 樹脂層 3 プリプレグ 4 金属箔 5 接合材 A 金属張り積層板 B プリント配線板 C 多層板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H05K 1/03 630 H05K 1/03 630H 3/46 3/46 T (56)参考文献 特開 平11−10791(JP,A) 特開 平7−302977(JP,A) 特開 平7−272424(JP,A) 特開 平1−171822(JP,A) 特開 平4−165690(JP,A) 特開 昭49−8761(JP,A) 特表 平2−501871(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 15/08 H05K 1/03 H05K 3/46

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属材の両側の表面にそれぞれエポキシ
    樹脂とメラミン樹脂を混合した熱硬化性樹脂からなる樹
    脂層を設けて作製される接合材の両面に、プリプレグを
    介して金属箔をそれぞれ配置し、これを加熱加圧するこ
    とによって、接合材の両面に接合させて金属張り積層板
    を成形することを特徴とする金属張り積層板の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 金属材の両側の表面にそれぞれエポキシ
    樹脂とメラミン樹脂とアクリル・ブタジエン・メタクリ
    ル酸共重合物とポリエステル系樹脂を混合した熱硬化性
    樹脂からなる樹脂層を設けて作製される接合材の両面
    に、プリプレグを介して金属箔をそれぞれ配置し、これ
    を加熱加圧することによって、接合材の両面に接合させ
    て金属張り積層板を成形することを特徴とする金属張り
    積層板の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2で製造した接合材の両面
    の金属張り積層板に回路形成して、金属張り積層板をプ
    リント配線板に加工した後、プリント配線板を接合材か
    ら剥がすことを特徴とするプリント配線板の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3で製造したプリント配線板をプ
    リプレグと重ねて加熱加圧成形することを特徴とする多
    層板の製造方法。
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WO2020196224A1 (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 リンテック株式会社 剥離シート

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