JP3280497B2 - ケーブル接続部 - Google Patents

ケーブル接続部

Info

Publication number
JP3280497B2
JP3280497B2 JP30869893A JP30869893A JP3280497B2 JP 3280497 B2 JP3280497 B2 JP 3280497B2 JP 30869893 A JP30869893 A JP 30869893A JP 30869893 A JP30869893 A JP 30869893A JP 3280497 B2 JP3280497 B2 JP 3280497B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fitting
cable
lock
lock fitting
touch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30869893A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07143652A (ja
Inventor
真弘 野口
繁 遠山
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 昭和電線電纜株式会社 filed Critical 昭和電線電纜株式会社
Priority to JP30869893A priority Critical patent/JP3280497B2/ja
Publication of JPH07143652A publication Critical patent/JPH07143652A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3280497B2 publication Critical patent/JP3280497B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cable Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バイパスケーブル、仮
連絡ケーブル等の端子付ケーブルの接続に適するケーブ
ル接続部に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバイパスケーブル接続部一部断面
図を図2及び図3に示す。図2は、ワンタッチ接続方式
のケーブル接続部であり、図3は、袋ナット締付方式の
ケーブル接続部を示している。図2において、1はケー
ブル接続部の全体を示す。このケーブル接続部1は、雄
側接続部10と、雌側接続部20とからなる。雄側接続
部10は、ケーブル端末11に、ワンタッチ金具12が
固定され、このワンタッチ金具12のケーブル端側に絶
縁モールド部14が形成されている。また、この絶縁モ
ールド部14の中心位置から導体接続棒15が外部に突
出するように形成されている。
【0003】一方、雌型接続部20は、その中心部に導
体接続管21を有し、この導体接続管21の外側に前記
絶縁モールド部14のテーパ状外形に沿う内形を備えた
絶縁管22を有している。この絶縁管22の外周に、端
末金具23が固定され、この端末金具23の外側にロッ
ク金具24が固定されている。ロック金具24の内部外
周には、スプリング26と固定リング30の作用力を受
けて半径方向に出没自在に複数のボール25が設けられ
ている。また、上記のロック金具24の軸方向の位置
は、工場にて嵌合調整の上、所定の位置に固定される。
【0004】上記のように構成の雄側接続部10を雌側
接続部20に接続する場合には、導体接続棒15を雌側
接続部20の導体接続管21に中心位置を合わせて挿入
する。これにより、雄側接続部10の絶縁モールド部1
4が雌側接続部20の絶縁管22にテーパ嵌合する。こ
の場合に、ロック金具24のボール25がワンタッチ金
具12に形成した環状溝16内に落ちロックされる。
【0005】図3の袋ナット締付方式のケーブル接続部
1は、上記と同様に雄側接続部10と雌側接続部20と
からなる。なお、図2の構成部分と同一又は相当部分に
は同一符号を付してある。上記雄側接続部10の外周に
は、接続ナット17が回動可能に取り付けられている。
一方、雌側接続部20の端部には、雄ねじ部27を形成
した端末金具28が固定されている。他の部分は図2の
構成と同一である。
【0006】上記のように構成のケーブル接続部1は、
雄側接続部10を雌側接続部20にテーパ嵌合させ、雄
側接続部10の接続ナット17を、雌側接続部20の端
末金具28の雄ねじ部27に螺合させることで、両者の
完全な接続がなされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来のワンタッチ接続方式のケーブル接続部及び袋ナ
ット締付方式のケーブル接続部には、次のような解決す
べき課題があった。 (1)ワンタッチ接続方式にあっては、ロック金具24
の位置を予め工場で調整決定してしまうため、ゴム製の
絶縁モールド部14が温度変化により膨張、収縮し、絶
縁管22と絶縁モールド部14との嵌合状態に変化を来
し、固くなったり、緩くなったりして両者の間の面圧が
低下し、絶縁性能の点で安定性に欠ける面があった。 (2)袋ナット締付方式にあっては、ねじ結合によって
嵌合状態を完全にするには、袋ナットを何回も回動させ
なければならず、接続作業に手間がかかっていた。ま
た、正しく嵌合させないとねじ山を壊すこともある。
【0008】本発明は以上の点に着目してなされたもの
で、ロック金具の位置を調整可能とし、温度変化による
嵌合状態の変化に対応できるようにし、安定性のある接
続状態を得ると共に、ワンタッチ接続方式の接続容易性
と袋ナット締付方式の確実性を兼ね備え、しかも接続作
業に手間のかからないケーブル接続部を提供することを
目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、接続すべき一
対のケーブル端末の絶縁部を相互に嵌合させるケーブル
接続部であって、一方のケーブル端末に、絶縁部の嵌合
状態変化に対応させるべく位置調整ねじを介してケーブ
ルの長さ方向に位置調整可能に固定される円筒状のロッ
ク金具本体と、ロック金具本体にその周面に沿い、かつ
内方へ突出可能に配される複数のボールと、ロック金具
本体の外周面に弾性部材を介して前進及び後退可能に取
付けられてその前進で複数のボールを押圧して突出させ
る固定リングと、ロック金具本体の先端外周面に設けら
れるねじ溝と、他方のケーブル端末に取付けられてロッ
ク金具本体が嵌合される円筒状のワンタッチ金具と、ワ
ンタッチ金具の先端側外周面に少なくともねじ溝の螺合
寸法分の溝幅を有して形成され、突出する複数のボール
を係入させてロック金具本体をワンタッチ金具上に同軸
的に仮固定させる環状溝と、ワンタッチ金具の外周面に
回動可能に取付けられ、その回動でねじ溝に螺合して仮
固定されたロック金具本体をワンタッチ金具に固定する
接続ナットとを含むことを特徴とする。
【0010】
【作用】上記のケーブル接続部では、ワンタッチ金具上
にロック金具本体を嵌合させると、ロック金具本体のボ
ールがワンタッチ金具の環状溝に係入して同軸的に仮固
定される。次いで、ワンタッチ金具上の接続ナットを回
動させてロック金具本体の先端部に設けたねじ部に螺合
させる。これにより仮固定したロック金具本体をワンタ
ッチ金具上に確実に固定できる。また、ロック金具本体
は、位置調整ねじによりケーブルの長さ方向に位置を調
整できるため、各ケーブル端末の絶縁部の温度変化によ
る嵌合状態の変化に対応させることができ、固すぎず、
あるいは緩すぎず常に一定の嵌合状態が得られる。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図を参照して詳細
に説明する。図1は、本発明の第1の実施例を示すケー
ブル接続部の一部断面図である。図において、1はケー
ブル接続部の全体を示している。このケーブル接続部1
は、従来と同様に雄側接続部10と雌側接続部20とか
らなる。雄側接続部10のケーブル端末11の外周に
は、円筒形のワンタッチ金具12が固定されている。こ
のワンタッチ金具12の後端外周には、接続ナット17
が回動可能に取り付けられている。また、ワンタッチ金
具12の先端部外周には、環状溝16が形成されてい
る。
【0012】一方、雌側接続部20の端部にはロック金
具24が固定されている。このロック金具24は、円筒
形のロック金具本体29とその上に配されている固定リ
ング30とからなる。上記ロック金具本体29には、固
定リング30の内周面側の膨出部により押圧されて内方
へ突出可能な複数のボール25が円周方向に等間隔で配
置されている。また、上記ロック金具本体29の先端部
には、前記接続ナット17に螺合する雄ねじ部27が形
成されている。この雄ねじ部27の接続ナット17に対
する螺合寸法は小さく設定されている。
【0013】上記ロック金具本体29は、位置調整ねじ
31により中間接続管32の外周に移動可能に固定され
ている。即ち、位置調整ねじ31を締めるとその先端が
中間接続管の外周に突き当たるので、ロック金具本体2
を中間接続管32に位置決め固定することができる。
一方、この位置調整ねじ31を緩めるとロック金具本体
29を中間接続管32に対し移動させることができ、こ
れによりロック金具本体29の位置調整が可能となる。
【0014】上記の構成のケーブル接続部1において、
固定リング30を図の左方に移動させてスプリング26
を縮めると、ボール25に固定リング30からの押圧力
が加わらず、フリーの状態となる。従って、雄側接続部
10の絶縁モールド部を雌側接続部20の絶縁管22の
テーパ状端部22Aに嵌合させる際にロック金具本体2
9に設けたボール25が環状溝16内に係入して2点鎖
線Lで示した仮ロック状態となる。この仮ロック状態で
は、ロック金具本体29とワンタッチ金具12とが完全
固定された状態ではないが、ボール25が環状溝16
内に係入しているために両者を同軸的に保持することが
できる。
【0015】このような仮ロック状態において、接続ナ
ット17雄ねじ部27螺合させ、接続ナット17を
数回回動させて締付固定する。この場合、ロック金具本
体29とワンタッチ金具12とは軸合わせができている
ので雄ねじ部27のねじ山を壊すおそれはない。これ
より、ロック金具本体29をワンタッチ金具12に完全
に固定することができる。 ところで、接続ナット17の
回動操作によりロック金具本体29が前進するので、そ
れに伴うボール25の移動を許すべく環状溝16の溝幅
は大きく設定されている。即ち、環状溝16の溝幅は、
雄ねじ部27の螺合寸法よりも僅かに大きく設定されて
いる。また、温度変化によりテーパ状端部22Aと絶縁
モールド部との嵌合面が膨張、収縮し固くなったり、緩
くなったりして嵌合状態に変化を来した場合には、位置
調整ねじ31を緩め、ロック金具本体29を中間接続管
32に対し移動させて微調整する。このようにすること
により絶縁管22のテーパ状端部22Aの突出量が相対
的に変化し、嵌合状態の調整が可能となる。
【0016】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。この実施例は、次のような点に着目してなされて
いる。即ち、図1の実施例では、雄側接続部10を雌側
接続部20に接続させた場合に、両者がテーパ状嵌合面
を形成しているために、ロック金具24の位置を適正に
しておかないと接続部の特性が低下する。
【0017】図4に、第2の実施例で改善しようとする
ケーブル接続部の主要部断面図を示す。図のように、例
えば図2を用いて示したような雄側接続部10の絶縁モ
ールド部14と雌側接続部20の絶縁管22とが嵌合し
ているとする。ここで、両者の嵌合が緩いと、両者のテ
ーパ状嵌合面に隙間Tが形成される可能性がある。この
隙間Tが形成されると沿面放電の原因になる。また、単
に嵌合面の面圧が低くなっただけでも絶縁性能の低下を
来す。
【0018】図5は、第2の実施例を示すケーブル接続
部断面図である。この実施例は、テーパ状嵌合面を形成
することなく、ストレートな嵌合面を形成するようにし
たものである。即ち、雄側接続部10の絶縁モールド部
14には、長手方向に内径の一定なストレート嵌合部1
4Aを形成する。また、雌側接続部20にも長手方向に
外径の一定なストレートな突出端部22Bを形成する。
両者は、例えばEPゴムをモールドして構成し、互いに
一定以上の面圧で嵌まり合うようその半径が調整されて
いる。
【0019】その他の構成は、図1に示した実施例と同
様である。この実施例によれば、ストレート嵌合部14
Aとストレートな突出端部22Bとにより形成される嵌
合面は、両者の位置が左右に多少ずれても面圧は均一に
かかり、ロック金具24の位置により面圧が変化せず安
定した絶縁性能が得られる利点がある。
【0020】
【発明の効果】以上説明した本発明のケーブル接続部
は、複数のボール及びこれらボールが係入される溝幅の
大きな環状溝等を含むワンタッチ機構によりロック金具
本体とワンタッチ金具とを同軸的に仮固定し、かつ締付
ナット等を含む締付機構により両者を固定したので、接
続の確実性と接続作業の簡便性が維持できる。また、ロ
ック金具本体は、位置調整ねじによりケーブル端末上で
位置を調整できるので、相互に嵌合される絶縁部の温度
変化による嵌合状態の変化に対応することができ、固す
ぎず、あるいは緩すぎず常に一定の嵌合状態が得られ
る。更に、本発明の他の実施例では雄側接続部と雌側接
続部の嵌合面をストレートとしたので、嵌合面の面圧が
均一にかかり、ロック金具の位置により面圧が変化せず
安定した絶縁性能が得られる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のケーブル接続部を示す
一部断面図である。
【図2】従来のワンタッチ接続方式のケーブル接続部を
示す一部断面図である。
【図3】従来の袋ナット締付方式のケーブル接続部を示
す一部断面図である。
【図4】第2の実施例で改善しようとするケーブル接続
部のテーパ状嵌合面を示す一部拡大断面図である。
【図5】本発明の第2の実施例のケーブル接続部を示す
一部断面図である。
【符号の説明】 1 ケーブル接続部 10 雄側接続部 11 ケーブル端末 12 ワンタッチ金具 16 環状溝 17 接続ナット 20 雌側接続部 22 絶縁管 24 ロック金具 25 ボール 26 スプリング 27 雄ねじ部 29 ロック金具本体 30 固定リング 31 位置調整ねじ 32 中間接続管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−31316(JP,A) 実開 平1−162730(JP,U) 実開 平1−162731(JP,U) 特表 平4−504645(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 15/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続すべき一対のケーブル端末の絶縁部
    を相互に嵌合させるケーブル接続部であって、 前記一方のケーブル端末に、前記絶縁部の嵌合状態変化
    に対応させるべく位置調整ねじを介してケーブルの長さ
    方向に位置調整可能に固定される円筒状のロック金具本
    体と、 該ロック金具本体にその周面に沿い、かつ内方へ突出可
    能に配される複数のボールと、 前記ロック金具本体の外周面に弾性部材を介して前進及
    び後退可能に取付けられてその前進で前記複数のボール
    を押圧して突出させる固定リングと、 前記ロック金具本体の先端外周面に設けられるねじ溝
    と、 前記他方のケーブル端末に取付けられて前記ロック金具
    本体が嵌合される円筒状のワンタッチ金具と、 該ワンタッチ金具の先端側外周面に少なくとも前記ねじ
    溝の螺合寸法分の溝幅を有して形成され、突出する前記
    複数のボールを係入させて前記ロック金具本体を前記ワ
    ンタッチ金具上に同軸的に仮固定させる環状溝と、 前記ワンタッチ金具の外周面に回動可能に取付けられ、
    その回動で前記ねじ溝に螺合して前記仮固定されたロッ
    ク金具本体を前記ワンタッチ金具に固定する接続ナット
    とを含むことを特徴とするケーブル接続部。
  2. 【請求項2】 前記一対のケーブル端末の絶縁部が相互
    に嵌合可能な円筒形に形成されていることを特徴とする
    請求項1に記載のケーブル接続部。
JP30869893A 1993-11-15 1993-11-15 ケーブル接続部 Expired - Fee Related JP3280497B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30869893A JP3280497B2 (ja) 1993-11-15 1993-11-15 ケーブル接続部

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30869893A JP3280497B2 (ja) 1993-11-15 1993-11-15 ケーブル接続部

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07143652A JPH07143652A (ja) 1995-06-02
JP3280497B2 true JP3280497B2 (ja) 2002-05-13

Family

ID=17984209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30869893A Expired - Fee Related JP3280497B2 (ja) 1993-11-15 1993-11-15 ケーブル接続部

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3280497B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07143652A (ja) 1995-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5993254A (en) Connector for coaxial cables with improved contact-making between connector head and outer cable connector
US7566236B2 (en) Constant force coaxial cable connector
US5518420A (en) Electrical connector for a corrugated coaxial cable
EP0551092B1 (en) Connector for coaxial cable having hollow inner conductors
JP3403985B2 (ja) 同軸ケーブル用コネクタ
US20040175990A1 (en) Method and assembly for connecting a coaxial cable to an externally threaded connecting part
EP1442505A1 (en) Coaxial connector swivel interface
JP3280497B2 (ja) ケーブル接続部
US6343963B1 (en) Rotatable and lockable electrical connector
US5281767A (en) Reduced mechanical stress bushing and conductor rod assembly
JPH03204405A (ja) ターンバックルアセンブリ
JP2792435B2 (ja) 射出成形機のノズル装置
JPH0157471B2 (ja)
JPH0113337Y2 (ja)
EP0325699B1 (en) Electrical cable termination-connector for electrically connecting one-core cables to an equipment terminal
JPH0747823Y2 (ja) 同軸ケーブル用コネクターの外部導体締付具
EP1170833A1 (en) Connector for coaxial cable with a helically corrugated outer conductor
JP3076794B1 (ja) 伸縮自在管の締結装置
JP3284392B2 (ja) Ft型コネクタ
JPS6330124Y2 (ja)
JP3114789B2 (ja) 同軸ケーブル用コネクター
JPH0347255Y2 (ja)
JP2502459Y2 (ja) コネクタ
JP3025416B2 (ja) アンカーコネクタ、およびその製造方法
JP2546504Y2 (ja) 二軸結合構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees