JP2502459Y2 - コネクタ - Google Patents
コネクタInfo
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- JP2502459Y2 JP2502459Y2 JP1992065519U JP6551992U JP2502459Y2 JP 2502459 Y2 JP2502459 Y2 JP 2502459Y2 JP 1992065519 U JP1992065519 U JP 1992065519U JP 6551992 U JP6551992 U JP 6551992U JP 2502459 Y2 JP2502459 Y2 JP 2502459Y2
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- JP
- Japan
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- coil spring
- cable
- fastening member
- connector
- jig
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、回路または機器等の相
互間を電気的に接続するためのコネクタ、特にコードを
固定するためのカバーナット等の締着部材に関するもの
である。
互間を電気的に接続するためのコネクタ、特にコードを
固定するためのカバーナット等の締着部材に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の角形コネクタの一構成例を
示す斜視図、及び図3はその分解斜視図である。このコ
ネクタは、コネクタ本体10と、該コネクタ本体10を
収納する2分割構造の一対のシールド用金属製カバー2
0A,20Bと、該カバー20A,20Bの後端部に螺
着される締着部材であるカバーナット30とで構成さ
れ、ケーブル40の自由端に接続されるようになってい
る。ケーブル40は、絶縁された複数の素線41と、そ
のまわりに絶縁体を介して被覆された編組線42とを、
有している。
示す斜視図、及び図3はその分解斜視図である。このコ
ネクタは、コネクタ本体10と、該コネクタ本体10を
収納する2分割構造の一対のシールド用金属製カバー2
0A,20Bと、該カバー20A,20Bの後端部に螺
着される締着部材であるカバーナット30とで構成さ
れ、ケーブル40の自由端に接続されるようになってい
る。ケーブル40は、絶縁された複数の素線41と、そ
のまわりに絶縁体を介して被覆された編組線42とを、
有している。
【0003】コネクタ本体10は、角筒形の金属製シェ
ル11を有し、そのシェル11中に角形の絶縁体を介し
て複数個のコンタクト12が収納されている。シェル1
1の外周には鍔部11aが延設され、その鍔部11aに
ねじ孔13が形成されている。コンタクト12の端子部
には、ケーブル40の素線41が半田付け等で接続され
る。2分割構造の一対のシールド用金属製カバー20
A,20Bは、その一方のカバー20Aと他方のカバー
20Bとが合掌状態に嵌合するようになっている。各カ
バー20A,20Bの前部には、シェル11の鍔部11
aを係止する係合部21A,21Bがそれぞれ形成さ
れ、さらに一方のカバー20Bの前部に、シェル11の
鍔部11aを固定するための突出部22が形成されてい
る。突出部22にはねじ孔22aが形成され、該ねじ孔
22aと鍔部11aのねじ孔13とを、ねじ25及びリ
ング26によって固定するようになっている。各カバー
20A,20Bの後部には、2分割の円筒形螺部23
A,23Bがそれぞれ形成されている。この螺部23
A,23Bは、ケーブル40の自由端を把持固定して該
ケーブル40の引き抜き等を防止する機能を有してい
る。
ル11を有し、そのシェル11中に角形の絶縁体を介し
て複数個のコンタクト12が収納されている。シェル1
1の外周には鍔部11aが延設され、その鍔部11aに
ねじ孔13が形成されている。コンタクト12の端子部
には、ケーブル40の素線41が半田付け等で接続され
る。2分割構造の一対のシールド用金属製カバー20
A,20Bは、その一方のカバー20Aと他方のカバー
20Bとが合掌状態に嵌合するようになっている。各カ
バー20A,20Bの前部には、シェル11の鍔部11
aを係止する係合部21A,21Bがそれぞれ形成さ
れ、さらに一方のカバー20Bの前部に、シェル11の
鍔部11aを固定するための突出部22が形成されてい
る。突出部22にはねじ孔22aが形成され、該ねじ孔
22aと鍔部11aのねじ孔13とを、ねじ25及びリ
ング26によって固定するようになっている。各カバー
20A,20Bの後部には、2分割の円筒形螺部23
A,23Bがそれぞれ形成されている。この螺部23
A,23Bは、ケーブル40の自由端を把持固定して該
ケーブル40の引き抜き等を防止する機能を有してい
る。
【0004】カバーナット30は円筒形を成し、その内
側に螺部が形成され、カバー20A,20Bの螺部23
A,23Bの外周面に螺合することにより、ケーブル4
0を締め付け固定する機能を有している。ケーブル40
の自由端では、編組線42を外被に沿って折り返し、そ
の上に銅箔テープ43等を巻いて該編組線42を固定
し、該銅箔テープ43を介して編組線42とカバー20
A,20Bの螺部23A,23Bとを電気的に接触させ
るようになっている。
側に螺部が形成され、カバー20A,20Bの螺部23
A,23Bの外周面に螺合することにより、ケーブル4
0を締め付け固定する機能を有している。ケーブル40
の自由端では、編組線42を外被に沿って折り返し、そ
の上に銅箔テープ43等を巻いて該編組線42を固定
し、該銅箔テープ43を介して編組線42とカバー20
A,20Bの螺部23A,23Bとを電気的に接触させ
るようになっている。
【0005】次に、図2及び図3に示すコネクタの組立
手順例を説明する。まず、コネクタ本体10の複数のコ
ンタクト12に接続された端子部と、ケーブル40の素
線41とを、半田付けや圧着等によって接続する。ケー
ブル40の自由端から露出させたシールド用の編組線4
2を外被に沿って折り返し、その上に銅箔テープ43を
巻いて該編組線42を固定する。そして、コネクタ本体
10を一方のカバー20A内に収納し、他方のカバー2
0Bを一方のカバー20Aに合掌状態で嵌合させる。
手順例を説明する。まず、コネクタ本体10の複数のコ
ンタクト12に接続された端子部と、ケーブル40の素
線41とを、半田付けや圧着等によって接続する。ケー
ブル40の自由端から露出させたシールド用の編組線4
2を外被に沿って折り返し、その上に銅箔テープ43を
巻いて該編組線42を固定する。そして、コネクタ本体
10を一方のカバー20A内に収納し、他方のカバー2
0Bを一方のカバー20Aに合掌状態で嵌合させる。
【0006】次に、ケーブル40に通しておいたカバー
ナット30を、カバー20A,20Bの螺部23A,2
3Bの外周面に捩じ込んでいき、所定位置まで締め付け
る。その後、カバー20A,20Bのねじ孔22aとコ
ネクタ本体10側のねじ孔13とに、ねじ25を取り付
け、該ねじ25にリング26をセットすれば、コネクタ
の組立が終了する。この種のコネクタは、図示しない雌
型のコネクタ等に挿入することにより、コンタクト12
を介してケーブル40が雌型コネクタのケーブルと電気
的に接続される。なお、図2のコネクタは、使用目的に
応じて図示しないハウジング等に収納されて使用される
こともある。
ナット30を、カバー20A,20Bの螺部23A,2
3Bの外周面に捩じ込んでいき、所定位置まで締め付け
る。その後、カバー20A,20Bのねじ孔22aとコ
ネクタ本体10側のねじ孔13とに、ねじ25を取り付
け、該ねじ25にリング26をセットすれば、コネクタ
の組立が終了する。この種のコネクタは、図示しない雌
型のコネクタ等に挿入することにより、コンタクト12
を介してケーブル40が雌型コネクタのケーブルと電気
的に接続される。なお、図2のコネクタは、使用目的に
応じて図示しないハウジング等に収納されて使用される
こともある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
コネクタでは、次のような課題があった。 (a) 従来のコネクタでは、カバー20A,20Bの
螺部23A,23Bをカバーナット30で螺着してケー
ブル40を締め付け固定するようになっている。このカ
バーナット30の内側には螺部が形成され、しかも比較
的大きな強度を持たせる必要があるので、該カバーナッ
ト30の厚みが大きくなる。そのため、ケーブル40の
締め付け固定部分の外径寸法が大きくなり、図2のコネ
クタを例えばハウジング内に収納する場合には、そのハ
ウジングの外径が全体的に大きくなるという問題があ
る。 (b) 従来のコネクタでは、ケーブル40の外径寸法
を変える場合、その外径寸法に応じた口径のカバーナッ
ト30を使用しなければならない。そのため、ある口径
のカバーナット30を用いることができるケーブル40
の外径許容寸法が狭い範囲に限定される。これを避ける
ためには、口径の異なるカバーナット30を何種類も用
意すればよいが、部品点数が増大するという問題が生じ
る。 (c) ケーブル40の外径寸法が細くなったり収縮し
たりすると、カバーナット30の口径が一定であるた
め、該カバーナット30によるケーブル40に対する締
め付け力が弱くなり、ケーブル40の引き抜き防止効果
が低下する。本考案は、前記従来技術が持っていた課題
として、ケーブル締め付け固定部分の外径寸法が大きく
なる点、カバーナット30の口径が一定であるためケー
ブル40の外径許容寸法が狭い範囲に限定される点、及
びケーブル40の外径寸法が細くなったり収縮したりす
ると、ケーブル締め付け力が弱くなるという点について
解決したコネクタを提供するものである。
コネクタでは、次のような課題があった。 (a) 従来のコネクタでは、カバー20A,20Bの
螺部23A,23Bをカバーナット30で螺着してケー
ブル40を締め付け固定するようになっている。このカ
バーナット30の内側には螺部が形成され、しかも比較
的大きな強度を持たせる必要があるので、該カバーナッ
ト30の厚みが大きくなる。そのため、ケーブル40の
締め付け固定部分の外径寸法が大きくなり、図2のコネ
クタを例えばハウジング内に収納する場合には、そのハ
ウジングの外径が全体的に大きくなるという問題があ
る。 (b) 従来のコネクタでは、ケーブル40の外径寸法
を変える場合、その外径寸法に応じた口径のカバーナッ
ト30を使用しなければならない。そのため、ある口径
のカバーナット30を用いることができるケーブル40
の外径許容寸法が狭い範囲に限定される。これを避ける
ためには、口径の異なるカバーナット30を何種類も用
意すればよいが、部品点数が増大するという問題が生じ
る。 (c) ケーブル40の外径寸法が細くなったり収縮し
たりすると、カバーナット30の口径が一定であるた
め、該カバーナット30によるケーブル40に対する締
め付け力が弱くなり、ケーブル40の引き抜き防止効果
が低下する。本考案は、前記従来技術が持っていた課題
として、ケーブル締め付け固定部分の外径寸法が大きく
なる点、カバーナット30の口径が一定であるためケー
ブル40の外径許容寸法が狭い範囲に限定される点、及
びケーブル40の外径寸法が細くなったり収縮したりす
ると、ケーブル締め付け力が弱くなるという点について
解決したコネクタを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記課題を解
決するために、ケーブルに接続される複数個のコンタク
トを有するコネクタ本体と、前記コネクタ本体を収納
し、該コネクタ本体に接続されるケーブルを筒状の螺部
で把持固定する2分割構造のカバーと、前記螺部の外周
面に螺合して前記ケーブルを締め付け固定する締着部材
とを、備えたコネクタにおいて、前記締着部材を、前記
螺部の巻き方向と同一方向に巻かれ該螺部の外周面に螺
合するコイルばねと、前記コイルばねの先端側の所定箇
所に延設された第1の係合部と、前記コイルばねの後端
側の所定箇所に延設された第2の係合部とで、構成して
いる。 ここで、前記第1の係合部は、着脱用治具を用い
たコイルばねの取り外し時に、該着脱用治具と係合して
該コイルばねの巻き方向と逆方向の回動力が与えられる
と、該コイルばねの先端側の口径を広げるものである。
また、前記第2の係合部は、着脱用治具を用いたコイル
ばねの螺着時に、該着脱用治具と係合して該コイルばね
の巻き方向と同一方向の回動力が与えられると、該コイ
ルばねの後端側の口径を広げるものである。
決するために、ケーブルに接続される複数個のコンタク
トを有するコネクタ本体と、前記コネクタ本体を収納
し、該コネクタ本体に接続されるケーブルを筒状の螺部
で把持固定する2分割構造のカバーと、前記螺部の外周
面に螺合して前記ケーブルを締め付け固定する締着部材
とを、備えたコネクタにおいて、前記締着部材を、前記
螺部の巻き方向と同一方向に巻かれ該螺部の外周面に螺
合するコイルばねと、前記コイルばねの先端側の所定箇
所に延設された第1の係合部と、前記コイルばねの後端
側の所定箇所に延設された第2の係合部とで、構成して
いる。 ここで、前記第1の係合部は、着脱用治具を用い
たコイルばねの取り外し時に、該着脱用治具と係合して
該コイルばねの巻き方向と逆方向の回動力が与えられる
と、該コイルばねの先端側の口径を広げるものである。
また、前記第2の係合部は、着脱用治具を用いたコイル
ばねの螺着時に、該着脱用治具と係合して該コイルばね
の巻き方向と同一方向の回動力が与えられると、該コイ
ルばねの後端側の口径を広げるものである。
【0009】
【作用】本考案によれば、以上のようにコネクタを構成
したので、締着部材をカバーのの螺部の外周面に螺着す
るため、着脱用治具を用いて第2の係合部をコイルばね
の巻き方向と同一方向に回動させていくと、該コイルば
ねの後端側の口径が広がりつつ、該コイルばねがその巻
き方向に回転していくので、該コイルばねの第1の係合
部側が螺部に簡単に螺合していく。締着部材を螺部から
取り外すため、着脱用治具を用いて第1の係合部をコイ
ルばねの巻き方向と逆方向に回動させていくと、該コイ
ルばねの先端側の口径が広がりつつ、該コイルばねがそ
の巻き方向と逆方向に回転していくので、該コイルばね
が螺部から簡単に抜け出す。螺部の外周面に螺着された
コイルばねは、ケーブルの外径寸法に応じて口径が伸縮
し、該螺部を介して該ケーブルを締め付け固定する働き
がある。従って、前記課題を解決できるのである。
したので、締着部材をカバーのの螺部の外周面に螺着す
るため、着脱用治具を用いて第2の係合部をコイルばね
の巻き方向と同一方向に回動させていくと、該コイルば
ねの後端側の口径が広がりつつ、該コイルばねがその巻
き方向に回転していくので、該コイルばねの第1の係合
部側が螺部に簡単に螺合していく。締着部材を螺部から
取り外すため、着脱用治具を用いて第1の係合部をコイ
ルばねの巻き方向と逆方向に回動させていくと、該コイ
ルばねの先端側の口径が広がりつつ、該コイルばねがそ
の巻き方向と逆方向に回転していくので、該コイルばね
が螺部から簡単に抜け出す。螺部の外周面に螺着された
コイルばねは、ケーブルの外径寸法に応じて口径が伸縮
し、該螺部を介して該ケーブルを締め付け固定する働き
がある。従って、前記課題を解決できるのである。
【0010】
【実施例】図1(a),(b)は、本考案の実施例を示
す角形コネクタの斜視図であり、同図(a)は締着部材
の螺着前の図、及び同図(b)は締着部材の螺着後の状
態の図であり、従来の図2及び図3中の要素と共通の要
素には共通の符号が付されている。このコネクタでは、
従来の図2及び図3のカバーナット30に代えて、構成
の異なる締着部材50を用い、その締着部材50をカバ
ー20A,20Bの螺部23A,23Bの外周面に螺着
し、コネクタ本体10に接続されたケーブル40を締め
付け固定するようになっている。その他の構成は、従来
の図2及び図3と同一である。
す角形コネクタの斜視図であり、同図(a)は締着部材
の螺着前の図、及び同図(b)は締着部材の螺着後の状
態の図であり、従来の図2及び図3中の要素と共通の要
素には共通の符号が付されている。このコネクタでは、
従来の図2及び図3のカバーナット30に代えて、構成
の異なる締着部材50を用い、その締着部材50をカバ
ー20A,20Bの螺部23A,23Bの外周面に螺着
し、コネクタ本体10に接続されたケーブル40を締め
付け固定するようになっている。その他の構成は、従来
の図2及び図3と同一である。
【0011】図4(a),(b)は、図1の締着部材5
0を示す図であり、同図(a)が正面図、及び同図
(b)がその右側面図である。締着部材50は、カバー
20A,20Bの螺部23A,23Bの巻き方向と同一
方向にその螺部23A,23Bと等しいピッチで巻かれ
たコイルばね51と、該コイルばね51の先端側の所定
箇所に延設され該コイルばね51の軸方向に折り曲げら
れた第1の係合部52と、該コイルばね51の後端側の
所定箇所に延設され該コイルばね51の軸方向に折り曲
げられた第2の係合部53とで、構成されている。コイ
ルばね51はカバー20A,20Bの螺部23A,23
Bの外周面に螺合するものである。コイルばね51の先
端側の第1の係合部52は、該コイルばね51の取り外
し時に、該コイルばね51の巻き方向と逆方向の回動力
が加えられると、該コイルばね51の先端側の口径を広
げる機能を有している。また、コイルばね51の後端側
の第2の係合部53は、該コイルばね51の螺着時に、
該コイルばね51の巻き方向と同一方向の回動力が加え
られると、該コイルばね51の後端側の口径を広げる機
能を有している。
0を示す図であり、同図(a)が正面図、及び同図
(b)がその右側面図である。締着部材50は、カバー
20A,20Bの螺部23A,23Bの巻き方向と同一
方向にその螺部23A,23Bと等しいピッチで巻かれ
たコイルばね51と、該コイルばね51の先端側の所定
箇所に延設され該コイルばね51の軸方向に折り曲げら
れた第1の係合部52と、該コイルばね51の後端側の
所定箇所に延設され該コイルばね51の軸方向に折り曲
げられた第2の係合部53とで、構成されている。コイ
ルばね51はカバー20A,20Bの螺部23A,23
Bの外周面に螺合するものである。コイルばね51の先
端側の第1の係合部52は、該コイルばね51の取り外
し時に、該コイルばね51の巻き方向と逆方向の回動力
が加えられると、該コイルばね51の先端側の口径を広
げる機能を有している。また、コイルばね51の後端側
の第2の係合部53は、該コイルばね51の螺着時に、
該コイルばね51の巻き方向と同一方向の回動力が加え
られると、該コイルばね51の後端側の口径を広げる機
能を有している。
【0012】図4(b)に示すように、コイルばね51
の螺着時に、第2の係合部53を該コイルばね51の巻
き方向と同一方向(x方向)に回動させれば、該コイル
ばね51の後端側の口径が広がりつつ、該コイルばね5
1がx方向に回転していくので、該コイルばね51が螺
部23A,23Bの外周面に螺着されていく。第2の係
合部53をコイルばね51の巻き方向と逆方向(y方
向)に回動させると、該コイルばね51の後端側の口径
が縮まり、該コイルばね51が螺部23A,23Bから
抜けなくなる。コイルばね51の取り外し時に、第1の
係合部52をy方向に回動させれば、該コイルばね51
の先端側の口径が広がりつつ、該コイルばね51がy方
向に回転していくので、該コイルばね51が螺部23
A,23Bから外れる。図5は、図1及び図4の締着部
材50の着脱用治具の一構成例を示す概略の斜視図であ
る。この着脱用治具60は、円柱形の治具本体61を有
し、その治具本体61の側面には締着部材50を挿入す
るためのばね挿入部62が形成されている。さらに、ば
ね挿入部62の所定箇所には、締着部材50の第1の係
合部52または第2の係合部53と係合する係合部63
が形成されている。
の螺着時に、第2の係合部53を該コイルばね51の巻
き方向と同一方向(x方向)に回動させれば、該コイル
ばね51の後端側の口径が広がりつつ、該コイルばね5
1がx方向に回転していくので、該コイルばね51が螺
部23A,23Bの外周面に螺着されていく。第2の係
合部53をコイルばね51の巻き方向と逆方向(y方
向)に回動させると、該コイルばね51の後端側の口径
が縮まり、該コイルばね51が螺部23A,23Bから
抜けなくなる。コイルばね51の取り外し時に、第1の
係合部52をy方向に回動させれば、該コイルばね51
の先端側の口径が広がりつつ、該コイルばね51がy方
向に回転していくので、該コイルばね51が螺部23
A,23Bから外れる。図5は、図1及び図4の締着部
材50の着脱用治具の一構成例を示す概略の斜視図であ
る。この着脱用治具60は、円柱形の治具本体61を有
し、その治具本体61の側面には締着部材50を挿入す
るためのばね挿入部62が形成されている。さらに、ば
ね挿入部62の所定箇所には、締着部材50の第1の係
合部52または第2の係合部53と係合する係合部63
が形成されている。
【0013】次に、図1に示すコネクタの組立手順例を
説明する。まず、従来と同様に、半田付けあるいは圧着
等によってコネクタ本体10にケーブル40を接続した
後、該コネクタ本体10を一方のカバー20A内に収納
し、他方のカバー20Bを一方のカバー20Aへ合掌状
態で嵌合する。次に、図1(a)に示すように、ケーブ
ル40に挿入しておいた締着部材50をカバー20A,
20Bの螺部23A,23Bの外周面の端部へ挿入し、
図5の着脱用治具60を用いて該締着部材50の第2の
係合部53を図4(b)のx方向へ回動していく。する
と、コイルばね51の後端側の口径が広がりつつ、該コ
イルばね51がx方向に回転していき、該コイルばね5
1がカバー20A,20Bの螺部23A,23Bの外周
面へ螺着していく。締着部材50を所定位置まで締め付
け、着脱用治具60を該締着部材50から外す。これに
より、締着部材50のコイルばね51がその弾性力によ
って螺部23A,23Bを中心方向に締め付けるので、
ケーブル40が該螺部23A,23Bに強固に固定され
る。
説明する。まず、従来と同様に、半田付けあるいは圧着
等によってコネクタ本体10にケーブル40を接続した
後、該コネクタ本体10を一方のカバー20A内に収納
し、他方のカバー20Bを一方のカバー20Aへ合掌状
態で嵌合する。次に、図1(a)に示すように、ケーブ
ル40に挿入しておいた締着部材50をカバー20A,
20Bの螺部23A,23Bの外周面の端部へ挿入し、
図5の着脱用治具60を用いて該締着部材50の第2の
係合部53を図4(b)のx方向へ回動していく。する
と、コイルばね51の後端側の口径が広がりつつ、該コ
イルばね51がx方向に回転していき、該コイルばね5
1がカバー20A,20Bの螺部23A,23Bの外周
面へ螺着していく。締着部材50を所定位置まで締め付
け、着脱用治具60を該締着部材50から外す。これに
より、締着部材50のコイルばね51がその弾性力によ
って螺部23A,23Bを中心方向に締め付けるので、
ケーブル40が該螺部23A,23Bに強固に固定され
る。
【0014】螺着された締着部材50の第2の係合部5
3を図4(b)のy方向に戻そうとすると、コイルばね
51の後端側の口径が縮まるので、該締着部材50が螺
部23A,23Bから抜けない。螺部23A,23Bに
螺着された締着部材50を取り外す場合は、図5の着脱
用治具60を該締着部材50に挿入し、該着脱用治具6
0の係合部63を該締着部材50の第1の係合部52に
係合させる。そして、着脱用治具60を螺着時とは逆の
y方向に回転させれば、第1の係合部52によってコイ
ルばね51の先端側の口径が広がりつつ、該コイルばね
51がy方向に回転していき、螺部23A,23Bから
外れる。
3を図4(b)のy方向に戻そうとすると、コイルばね
51の後端側の口径が縮まるので、該締着部材50が螺
部23A,23Bから抜けない。螺部23A,23Bに
螺着された締着部材50を取り外す場合は、図5の着脱
用治具60を該締着部材50に挿入し、該着脱用治具6
0の係合部63を該締着部材50の第1の係合部52に
係合させる。そして、着脱用治具60を螺着時とは逆の
y方向に回転させれば、第1の係合部52によってコイ
ルばね51の先端側の口径が広がりつつ、該コイルばね
51がy方向に回転していき、螺部23A,23Bから
外れる。
【0015】本実施例の締着部材50を用いたコネクタ
では、次のような利点がある。 (a) ケーブル40を締め付け固定するための締着部
材50は、そのコイルばね51が螺部を構成しているの
で、従来のようなカバーナット30に比べて外径と内径
の間の厚みを小さくでき、ケーブル締め付け固定箇所の
外径寸法が小さくなる。そのため、本実施例のコネクタ
を例えばハウジング内に収納する場合でも、そのハウジ
ンングの外径寸法を小型化できる。 (b) コネクタ本体10に接続されるケーブル40の
外径寸法が多少異なっても、それを締め付け固定するた
めの締着部材50のコイルばね51が、その口径方向に
変位可能なため、ケーブル40の外径許容寸法が広い範
囲に対応可能である。即ち、一種類の口径寸法の締着部
材50を用いて、外径寸法の多少異なるケーブル40を
締め付け固定できるので、従来のようなカバーナット3
0を何種類も用意する必要がなく、部品点数を削減でき
る。
では、次のような利点がある。 (a) ケーブル40を締め付け固定するための締着部
材50は、そのコイルばね51が螺部を構成しているの
で、従来のようなカバーナット30に比べて外径と内径
の間の厚みを小さくでき、ケーブル締め付け固定箇所の
外径寸法が小さくなる。そのため、本実施例のコネクタ
を例えばハウジング内に収納する場合でも、そのハウジ
ンングの外径寸法を小型化できる。 (b) コネクタ本体10に接続されるケーブル40の
外径寸法が多少異なっても、それを締め付け固定するた
めの締着部材50のコイルばね51が、その口径方向に
変位可能なため、ケーブル40の外径許容寸法が広い範
囲に対応可能である。即ち、一種類の口径寸法の締着部
材50を用いて、外径寸法の多少異なるケーブル40を
締め付け固定できるので、従来のようなカバーナット3
0を何種類も用意する必要がなく、部品点数を削減でき
る。
【0016】(c) コネクタ本体10に接続されるケ
ーブル40の外径寸法が細くなったり収縮したりして
も、それに応じて締着部材50におけるコイルばね51
の口径が伸縮するため、該ケーブル40に対する締め付
け固定力を充分にとることができ、該ケーブル40の引
き抜きを的確に防止できる。 (d) 締着部材50を螺部23A,23Bの外周面に
螺着するため、第2の係合部53を図4(b)のx方向
に回動させれば、コイルばね51の後端側の口径が広が
りつつ該コイルばね51が螺部23A,23Bに螺合さ
れるので、該締着部材50を螺部23A,23Bに容易
に螺着することができる。同様に、締着部材50を螺部
23A,23Bから取り外すため、第1の係合部52を
螺着時とは逆のy方向に回動させれば、コイルばね51
の先端側の口径が広がりつつ該締着部材50が螺部23
A,23Bから抜け出すので、該締着部材50の取り外
しを容易にできる。
ーブル40の外径寸法が細くなったり収縮したりして
も、それに応じて締着部材50におけるコイルばね51
の口径が伸縮するため、該ケーブル40に対する締め付
け固定力を充分にとることができ、該ケーブル40の引
き抜きを的確に防止できる。 (d) 締着部材50を螺部23A,23Bの外周面に
螺着するため、第2の係合部53を図4(b)のx方向
に回動させれば、コイルばね51の後端側の口径が広が
りつつ該コイルばね51が螺部23A,23Bに螺合さ
れるので、該締着部材50を螺部23A,23Bに容易
に螺着することができる。同様に、締着部材50を螺部
23A,23Bから取り外すため、第1の係合部52を
螺着時とは逆のy方向に回動させれば、コイルばね51
の先端側の口径が広がりつつ該締着部材50が螺部23
A,23Bから抜け出すので、該締着部材50の取り外
しを容易にできる。
【0017】なお、本考案は図示の実施例に限定され
ず、種々の変形が可能である。例えば、締着部材50の
第1の係合部52及び第2の係合部53を図示以外の形
状に変更してもよく、それに応じて図5の着脱用治具6
0も種々の形状や構造のものに変更できる。また、コネ
クタ本体10及びカバー20A,20Bを、図示以外の
形状や構造に変更したり、あるいは上記実施例の締着部
材50を、丸形コネクタ等の他の構造のコネクタに適用
することも可能である。
ず、種々の変形が可能である。例えば、締着部材50の
第1の係合部52及び第2の係合部53を図示以外の形
状に変更してもよく、それに応じて図5の着脱用治具6
0も種々の形状や構造のものに変更できる。また、コネ
クタ本体10及びカバー20A,20Bを、図示以外の
形状や構造に変更したり、あるいは上記実施例の締着部
材50を、丸形コネクタ等の他の構造のコネクタに適用
することも可能である。
【0018】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案によ
れば、カバーの螺部を介してケーブルを締め付け固定す
るための締着部材を、コイルばね及び第1,第2の係合
部で構成したので、内径と外径の間の厚みが小さくなっ
て該締着部材の外径寸法を小さくでき、コネクタのケー
ブル締め付け固定部分の外径寸法を小型化できる。さら
に、締着部材のコイルばねはその口径方向に伸縮可能な
ため、ケーブルの外径寸法が変わっても、それに対応し
てコイルばねが口径方向に伸縮するので、該ケーブルの
外径許容寸法が広い範囲に適用可能である。しかも、ケ
ーブルの口径の伸縮に応じてコイルばねの口径が伸縮す
るので、強度の締め付け力を充分にとることができ、該
ケーブルの引き抜きを的確に防止できる。その上、締着
部材をカバーの螺部に螺着するために、着脱用治具を用
いて第2の係合部をコイルばねの巻き方向と同一方向に
回動させれば、該コイルばねの後端側の口径が広がるの
で、該コイルばねを螺部の外周面に容易に螺着できる。
同様に、締着部材を螺部から取り外すために、着脱用治
具を用いて第1の係合部をコイルばねの巻き方向と逆方
向に回動させれば、該コイルばねの先端側の口径が広が
って螺部から容易に取り外すことができる。
れば、カバーの螺部を介してケーブルを締め付け固定す
るための締着部材を、コイルばね及び第1,第2の係合
部で構成したので、内径と外径の間の厚みが小さくなっ
て該締着部材の外径寸法を小さくでき、コネクタのケー
ブル締め付け固定部分の外径寸法を小型化できる。さら
に、締着部材のコイルばねはその口径方向に伸縮可能な
ため、ケーブルの外径寸法が変わっても、それに対応し
てコイルばねが口径方向に伸縮するので、該ケーブルの
外径許容寸法が広い範囲に適用可能である。しかも、ケ
ーブルの口径の伸縮に応じてコイルばねの口径が伸縮す
るので、強度の締め付け力を充分にとることができ、該
ケーブルの引き抜きを的確に防止できる。その上、締着
部材をカバーの螺部に螺着するために、着脱用治具を用
いて第2の係合部をコイルばねの巻き方向と同一方向に
回動させれば、該コイルばねの後端側の口径が広がるの
で、該コイルばねを螺部の外周面に容易に螺着できる。
同様に、締着部材を螺部から取り外すために、着脱用治
具を用いて第1の係合部をコイルばねの巻き方向と逆方
向に回動させれば、該コイルばねの先端側の口径が広が
って螺部から容易に取り外すことができる。
【図1】本考案の実施例を示すコネクタの斜視図であ
る。
る。
【図2】従来のコネクタの斜視図である。
【図3】図2の分解斜視図である。
【図4】図1のコネクタの締着部材を示す正面図及び右
側面図である。
側面図である。
【図5】本実施例の締着部材に用いられる着脱用治具の
構成例を示す斜視図である。
構成例を示す斜視図である。
10 コネクタ本体 11 シェル 12 コンタクト 20A,20B カバー 23A,23B 螺部 40 ケーブル 41 素線 42 編組線 50 締着部材 51 コイルばね 52 第1の係合部 53 第2の係合部 60 着脱用治具
Claims (1)
- 【請求項1】 ケーブルに接続される複数個のコンタク
トを有するコネクタ本体と、 前記コネクタ本体を収納し、該コネクタ本体に接続され
るケーブルを筒状の螺部で把持固定する2分割構造のカ
バーと、 前記螺部の外周面に螺合して前記ケーブルを締め付け固
定する締着部材とを、備えたコネクタにおいて、 前記締着部材は、 前記螺部の巻き方向と同一方向に巻かれ、該螺部の外周
面に螺合するコイルばねと、 前記コイルばねの先端側の所定箇所に延設され、着脱用
治具を用いた該コイルばねの取り外し時に該着脱用治具
と係合して該コイルばねの巻き方向と逆方向の回動力が
与えられると、該コイルばねの先端側の口径を広げる第
1の係合部と、 前記コイルばねの後端側の所定箇所に延設され、前記着
脱用治具を用いた該コイルばねの螺着時に該着脱用治具
と係合して該コイルばねの巻き方向と同一方向の回動力
が与えられると、該コイルばねの後端側の口径を広げる
第2の係合部とで、 構成したことを特徴とするコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992065519U JP2502459Y2 (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992065519U JP2502459Y2 (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0629032U JPH0629032U (ja) | 1994-04-15 |
JP2502459Y2 true JP2502459Y2 (ja) | 1996-06-26 |
Family
ID=13289361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992065519U Expired - Lifetime JP2502459Y2 (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2502459Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019012816A1 (ja) * | 2017-07-12 | 2019-01-17 | ヒロセ電機株式会社 | かしめ構造を有するケーブルコネクタ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6217993U (ja) * | 1985-07-17 | 1987-02-03 | ||
JPH0329895Y2 (ja) * | 1986-03-31 | 1991-06-25 |
-
1992
- 1992-09-21 JP JP1992065519U patent/JP2502459Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019012816A1 (ja) * | 2017-07-12 | 2019-01-17 | ヒロセ電機株式会社 | かしめ構造を有するケーブルコネクタ |
US10971862B2 (en) | 2017-07-12 | 2021-04-06 | Hirose Electric Co., Ltd. | Cable connector having crimp structure |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0629032U (ja) | 1994-04-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960206 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |