JP3280404B2 - イムノセンソリートランスデューサー - Google Patents

イムノセンソリートランスデューサー

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はイムノセンソリートランスデュー
サーおよびその製造方法に関する。
【0002】イムノアッセイの原理は、リガンド、たと
えば抗原(Ag)またはハプテン(Hap)の、抗リガ
ンド、たとえば抗体(Ab)による選択的認識に基づく
ものである。通常、実際に用いられるイムノアッセイ
は、いわゆる競合的アッセイであるかまたはサンドイッ
チアッセイである。両操作とも、標識されたリガンドま
たは抗リガンドを用いて行われる。このいわゆる標識の
種類によって、ラジオイムノアッセイ(RIA)、酵素
イムノアッセイ(EIA)、蛍光イムノアッセイ(FI
A)等に分かれる。
【0003】すなわち、たとえばサンドイッチアッセイ
の場合は、まず抗原に対する第一の抗体が固相(いわゆ
る「被覆試験管」法では試験管、いわゆる「被覆ビー
ズ」法ではビーズ)上に固定化される。サンプル抗原お
よび標識された第二の抗体が互いにまた固相と、インキ
ュベートされる。この方法で、あらかじめ固定化された
第一の抗体によって形成された表面上の結合部位は、抗
原と第二の抗体によって満たされる。ついで、サンプル
抗原濃度の測定が、表面における標識の濃度の測定、す
なわち、EIA法の場合は酵素基質、FIA法の場合は
蛍光特性、RIA法の場合は放射性照射線の測定を介し
て行われる。以上述べた操作はいずれも時間のかかる洗
浄およびインキュベート工程を必要とする。
【0004】したがって、最近の文献には、標識(放射
性同位元素、酵素、蛍光染料)の助けを借りないでAg
−Ab複合体の検出を可能にする測定技術の提案が次第
に多くなってきている。これらの操作は、イムノセンシ
ングという語で包括される。イムノセンサーは、一般的
に、物理的シグナルのトランスデューサーに厳密に連結
されるかまたはそれに統合される免疫学的に認識可能な
要素によって特徴づけられる。免疫学的に認識可能な要
素の役目は分析される溶液からの関心被検物質の選択的
認識および結合である。この要素の、それに伴う物理的
変化(たとえば、重量の増加、層厚の増加、または誘電
率の変化等)がトランスデューサーによって記録され、
シグナルに変換される。
【0005】これらのトランスデューサーの基盤になる
物理的測定操作は、たとえば表面プラズモレゾナンス
(Opt.Comm.18,395−399,197
6;Sensors and Actuators
3,79−88,1982/83)、グリッドカップリ
ング法(Analyt.Lett.19,205−21
6,1986;Sensors and Actuat
ors 15,273−284,1988)、電位差測
定法(J.Memb.Sci.125−132,197
7;J.Anal.Chim.Acta 136,93
−99,1982)、伝導度測定法(Anal.Che
m.Acta 60,2374−2379,1988)
または圧電重量法(Anal.Chem.55,233
3−2336,1983)である。グリッドカップリン
グ法の場合(誘電トランスデューサー表面)を除き、他
のすべての測定操作においては、免疫学的に認識可能な
要素は金属トランスデューサー表面に適用されねばなら
ない。
【0006】金は、その腐食に対する抵抗性および、表
面プラズモレゾナンスにおいてはその光学的性質によ
り、好ましい金属である。上掲の測定技術はすべてよく
開発され、特性づけられているが、その相当するトラン
スデューサー表面に適当な型で選択的認識可能な要素を
適用する技術を欠いている。これらの操作はすべて標識
を使用せず、したがって、増幅効果を適用できる可能性
もないので、これらの要素には、きわめて高度な要求が
寄せられことになる。最も重要な要求は被検物質の結合
に関する高い活性と選択性である。これらの2つの要求
の適当な遂行は、免疫学的成分(たとえば、Ab,A
g)の「被覆試験管」や「被覆ビーズ」法に用いられる
ような物理的吸着では、不可能である。この、とくに疎
水性表面に起こる吸着には、以下のような重大な欠点が
ある。 1) 吸着後、蛋白質は、表面上にランダムな方向性で存
在する。したがって、各蛋白分子の活性ドメイン(エピ
トープ、抗原結合部位)は一部、複合体の形成から遮蔽
されてしまう。 2) このような表面では強い疎水性相互作用によって、
蛋白質が変性される。したがって、唯一の被検物質に対
する表面の選択性はもはや保証されない。 3) 吸着による表面の不完全な被覆が、表面の強い吸着
力により、付随する蛋白質をも表面に吸着させることに
なる。この非特異的吸着により、間接的検出の場合のみ
でなく直接的検出の場合でも、試験結果はかなり不正確
になる。
【0007】合成表面またはガラス表面上への抗リガン
ドの適当な固定化は、たとえばアフィニティークロマト
グラフィーに関してよく知られているが、ガラス表面上
への蛋白質分子の特定の固定化がはじめて明らかにされ
たのはごく最近である(WO90/05303参照)。
この特許明細書には、高い感受性と適当な動的範囲を達
成するためには、三次元マトリックス(好ましくは、た
とえばデキストランからなる多糖マトリックス)の必要
なことが特に強調されている。この方法は高分子量多糖
の、チオウンデカン誘導体を介した固定化に関するもの
で、この物質は、金表面への多糖の共有結合的繋留に関
与する。しかしながら、三次元マトリックスの製造はか
なり高価につき、一回使用後に廃棄されるセンサーの実
現という点では問題がある。
【0008】本発明の目的は、認識分子(抗体、抗原)
のマトリックスへの被検物質の結合に関して高い活性と
選択性を有するイムノセンソリートランスデューサーを
提供することにある。
【0009】驚くべきことに、高い感受性と十分な動的
範囲を達成するためには、三次元マトリックスは必要で
はないことが明らかにされた。このような三次元マトリ
ックスを放棄することによって、固定化操作は著しく簡
略化される。
【0010】問題点は、金担体、その表面に配置された
単分子有機中間層、およびこの上に固定化されたリガン
ドまたは抗リガンド層からなる本発明のイムノセンソリ
ートランスデューサーによって解決される。
【0011】本発明の方法は、含硫基を有するアルキル
誘導体の単分子層を自動化学吸着によって金属担体の表
面上に適用し、ついでこの層上に所望の免疫検出に適当
なリガンドまたは抗リガンドを固定化することを特徴と
する方法である。
【0012】すなわち、この方法によれば、驚くべきこ
とに、蛋白質が金属表面に適当な様式で固定化できるこ
とが見出されたのである。このようにして得られた表面
は、表面上における免疫複合体の形成に関して、上述の
ような測定操作たとえば自動吸着またはシラン化もしく
はプラズマ重合による表面上へのポリマー薄層の適用、
ついで既知のアフィニティークロマトグラフィー操作に
よる固定化に関連してこれまで用いられてきた表面より
も、明らかに高い活性を有する。
【0013】蛋白質を特定の、方向性のある様式で表面
上に固定化させる場合には、この表面は二官能性をもつ
ように調製されなければならない。すなわち、表面に
は、蛋白質の自動吸着を防止する官能基と、その蛋白質
上に存在する基と共有結合する官能基とが与えられなけ
ればならない。
【0014】本発明の方法の好ましい実施態様によれ
ば、金の表面に、第一工程として薄い有機補助層が与え
られる。これらの有機補助層の適用は、含硫基(チオー
ル、スルフィド、ジスルフィド)を有するアルキル誘導
体の既知の自動化学吸着に基づき、これらの化合物の溶
液から金の上への単層の形成によって行われる(Lan
gmuir 5,723−727,1989;Lang
muir 4,365−385,1988;J.Phy
s.Chem.91,6663,1987)。
【0015】化学吸着は、含硫基が金の表面に繋留し
て、アルカン鎖がこの表面からほぼ垂直に伸びるように
行われる。この操作で作成される層の厚さは、長さの異
なるアルカン鎖(C11〜C20)を用いることによって、
約1.3〜3nmの範囲で変動させることができる。
【0016】これらの化合物の単層の形成は、これらの
化合物が含硫基に対してω−位に、たとえば−COO
H、−NH2 、−OH等の官能基を有する場合にも同
様に行われる。したがって、これらの試薬によれば金表
面に薄い有機層が設けられ、これらの有機補助層は高密
度に官能基が充填された境界面(有機層と周囲の媒体
間)を与える。すなわち、表面の組成は、吸着に使用す
る溶液中の相当する試剤の濃度比を変えることにより、
各種官能基の濃度を調節することが可能である。この操
作により、必要な二官能性を有する固定化のための表面
が驚くほど簡単に作成できる。
【0017】さらに、有機補助層を合成するための含硫
基が、第二の官能基として、ヒドロキシル、ポリヒドロ
キシル、エチレングリコールおよびオリゴエチレングリ
コール、または単糖を構造要素に含む場合には、驚くべ
きことに、蛋白質の自動吸着が強力に抑制されることが
見出された。
【0018】さらにまた、これらの末端基に存在するヒ
ドロキシル基は、それ自体公知の方法により、蛋白質の
共有結合のためのシアノゲンクロリド活性化、トシルク
ロリド活性化、エピクロルヒドリン活性化またはカルボ
ニルイミダゾール活性化に使用することができる(Me
th.in Enzymology 135,30−6
5,1987)。これらの操作では、ある程度攻撃性の
強い試剤を使わなければならないが、いったん形成され
た単層はこれらの活性化工程でも驚くほど無傷のまま維
持される。
【0019】本発明の方法の別の好ましい実施態様で
は、固定化に際しての蛋白質の自動吸着を防止するため
ヒドロキシル含有誘導体とともに、蛋白質の共有結合
のための特定の基を有する誘導体が表面上に使用され
る。この場合、表面に要求される二官能性は、自由に選
択される官能基の相対量に調節することが可能である。
これに匹敵する調節は、富ヒドロキシル表面の直接活性
化では、不可能である。官能基を介する共有結合に利用
できる試剤は、2つのグループに分けられる。第一のグ
ループには、さらに活性化工程を経てのみ共有結合に使
用できる官能基をもつ誘導体が包含される。この活性化
は、金表面への誘導体の化学吸着後に行われる。これら
は、含硫構造要素に加えて、カルボン酸機能〔クロロギ
酸エチルにより(J.Am.Chem.Soc.74,
676−678,1952)、またはカルボジイミド、
ヒドロキシスクシンイミドもしくはチオニルクロリドと
の反応により(Meth.In Enzymology
135,30−65,1987)活性化〕、アミノ基
〔無水コハク酸との反応、ついでそのカルボン酸の活性
化による(前出)活性化〕、芳香族アミノもしくはニト
ロ基〔ジアゾニウム塩への変換による(前出)活性
化〕、またはフェニルアジド基〔光化学的活性化(Bi
ochemistry 16,5650−5654,1
977;Biochemistry17、1403−1
408、(1978)〕を含有する誘導体である。この
場合も、ある程度激烈な活性化方法によっても、金の表
面のこれらの有機補助層は破壊されない。
【0020】第二のグループは、金の表面に適用したの
ちの活性化工程を要しない含硫アルキル誘導体からな
る。これらの試剤はまた、それ自体単層の型で金属表面
に配列する。これらは、蛋白質上の基と特異的に反応で
きる官能基を有する。これらの基の例には、マレイミド
(Fab′フラグメントのSH基と反応)、p−ベンゾ
キノン、シアヌル酸クロリド、エポキシド、スルホン酸
誘導体、カルボン酸アジド(蛋白質のアミノ基と反応)
またはヒドラジド(酸化炭水化物残基のアルデヒド機能
と反応)がある。しかしながら、これらの化合物は、含
硫基がチオールではない場合に、あらかじめ製造するこ
とのみが可能である。したがって、第二の基の利点は、
固定化共有結合蛋白質と反応する基を金の表面に直接提
供できる点に存在する。
【0021】免疫検出に使用できる分子(たとえば、A
b、Ag、Fab′フラグメントまたはハプテン等)の
金表面への固定化操作は、一般式
【化1】 の化合物の使用に基づくものである。式中、R1は基S
−Xであり、XはHまたは−(CH2)m−R2であり、
mおよびp=nであり、n=1〜20であるか、R1
【化2】 (式中、q=1または2であり、nは上述の意味を有す
る)の環式ジスルフィド基であり、R2は式Y官能基
であり、この基Yは、所望により蛋白質とカップリング
できる基Zに変換可能であるか、またはR2はそのまま
上述のZの意味を有し、この場合、R2=Z、R1=SH
である(すなわち、この化合物はチオレートとして製造
され、Yは製造後にZへ変換されるか、または化合物は
Zを含有し、R1は−S−もしくは−S−S−であ
る)。
【0022】Yの典型的な例は、
【化3】 である。
【0023】Zの典型的な例は、 a) アルコールの活性化
【化4】 b) カルボン酸の活性化
【化5】 c) アミンの活性化
【化6】 である。
【0024】例 例1 254mg(0.5ミリモル)の22−トシルオキシ−1
−ドコサノールを20mlのエタノール中、200mg
(1.75ミリモル)のチオ酢酸カリウムと2時間還流
加熱した。ついで、室温で2mlの1N NaOHを加
え、この混合物を一夜攪拌した。1N HClで酸性に
したのち、反応混合物をロータリーエバポレーターで濃
縮し、残留物をシリカゲル上、トルエン:酢酸エチル=
2:1を用いて濾過すると、165mgの22−ヒドロキ
シ−1−ドコサンチオールが得られた。生成物と抽出物
のTLC(トルエン:酢酸エチル2:1)のRf値はき
わめて類似しているが、抽出物は蛍光消光(芳香性)を
示す。
【0025】出発原料として用いられる22−トシルオ
キシ−1−ドコサノールは、以下のようにして製造され
た。25.1g(0.1モル)の11−ブロモウンデカ
ノールの、乾燥ピリジン60ml中溶液に、攪拌しながら
20g(0.12モル)のビス−トリトリメチルシリル
アセトアミドを滴下した。滴下終了後、反応混合物をさ
らに2時間、室温で攪拌した。ついで、反応混合物を三
級ブチルメチルエーテルと水に取り、エーテル相を3回
水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、ロータリーエ
バポレーターで濃縮した。残留物をトルエンに取り、こ
の溶液をシリカゲルを通して濾過した。11−ブロモ−
1−ウンデシルトリメチルシリルエーテルがほぼ定量的
収率で得られた。TLC(トルエン)Rf=0.8
【0026】0.33g(15ミリモル)の金属ナトリ
ウムをトルエン中、120°に攪拌しながら加熱して微
細に分散させた。室温に冷却したのち4.85g(15
ミリモル)の11−ブロモ−ウンデシルトリメチルシリ
ルエーテルを攪拌しながら滴下し、混合物を再び120
°に加熱すると、臭化ナトリウムが徐々に沈殿し、溶液
は青色になった。1時間後にテトラクロロ銅酸リチウム
をカップリング触媒として加え、混合物をさらに2時間
還流加熱した。室温に冷却したのち、混合物に50mlの
三級ブチルメチルエーテルを加え、水を滴下して痕跡の
ナトリウムを分解した。有機相をシリカゲル上で濾過
し、ロータリーエバポレーターで濃縮した(収量2.8
g=77%)。TLC(トルエン)Rf=0.75、T
LC(トルエン:酢酸エチル=2:1)Rf=0.9
【0027】上述の反応で得られた1,22−ジ−(ト
リメチルシリルオキシ)ドコサンを30mlの三級ブチル
メチルエーテルに溶解し、この溶解を攪拌しながら、2
0mlの1N HClで処理した。1,22−ジヒドロキ
シドコサンの結晶が直ちに分離した。1時間攪拌したの
ち、沈殿した物質を分離し、高真空下に乾燥した。収量
はほぼ定量的で約1.9gであった。TLC(トルエ
ン:酢酸エチル=2:1)Rf=0.25
【0028】ピリジン5ml中、230mg(0.67ミリ
モル)の1,22−ジヒドロキシドコサンに、攪拌しな
がら、1mlのピリジン中127mg(0.67ミリモル)
トシルクロリドを滴下し、ついで室温で2.5時間攪拌
した。次に、反応混合物を50mlのトルエンとともに分
液濾斗に移し、30mlの水と振盪した。水相を分離した
のち有機相を2N硫酸(ピリジンの除去)ついで重炭酸
塩溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、ロータリ
ーエバポレーターで蒸発させると、白色粉末が得られ
た。未反応ジオールと痕跡のジトシレートをシリカゲル
上、トルエン:酢酸エチル=2:1を用いたクロマトグ
ラフィーによって除去すると、74gの22−トシルオ
キシ−1−ドコサノールが得られた。TLC(トルエ
ン:酢酸エチル=2:1)Rf=0.55
【0029】例2 50mg(0.1ミリモル)の22−トシルオキシ−1−
ドコサノールを、2.5ml(0.05ミリモル)の0.
02Mの硫化ナトリウムのエタノール溶液とともに2時
間還流加熱した。ついで、混合物を水/クロロホルムに
取り、有機相を分離し、ロータリーエバポレーターで濃
縮した。残留物をシリカゲル上、トルエン:酢酸エチル
=2:1を用いてクロマトグラフィーに付すと、10mg
の純粋なジ−(22−ヒドロキシドコシル)−スルフィ
ドが得られた。
【0030】例3 230mg(0.6ミリモル)の4−(3′−ヒドロキシ
−ブロモトリデカニル)−2,2−ジメチル−1,3−
ジオキソランと、140mg(1.2ミリモル)のチオ酢
酸カリウムを4mlのエタノールに溶解し、この溶液を2
時間還流加熱した。ついで、この混合物をロータリーエ
バポレーターで濃縮し、残留物をシリカゲル上、トルエ
ン:酢酸エチル=2:1を用いてクロマトグラフィーに
付すと、194mgの4−(3′−ヒドロキシ−13′−
チオアセトキシトリデカニル)2,2−ジメチル−1,
3−ジオキソランが得られた。
【0031】4−(3′−ヒドロキシ−13′−チオア
セトキシトリデカニル)−2,2−ジメチル−1,3−
ジオキソランを5mlのメタノールに溶解し、1N KO
H0.5mlを加え、混合物を一夜、室温で攪拌し(チオ
アセテートの鹸化)、ついで溶液を1.5mlのイオン交
換樹脂Dowex 50W X8(H+)と攪拌し、4
5°に加熱してアセトニドを切断した(トランスアセタ
ール化)。メタノールをロータリーエバポレーターで除
去したのち、残留物をシリカゲル上、クロマトグラフィ
ーに付した。90mg(51%)の11,14,15−ヒ
ドロキシ−1−ペンタデカンチオールが得られた。TL
C(RP8;3%クロロホルム/エタノール)Rf=
0.4
【0032】出発原料として用いられる4−(3′−ヒ
ドロキシ−ブロモトリデカニル)−2,2−ジメチル−
1,3−ジオキソランは、以下の方法で製造された。
2.1g(10ミリモル)の4−ブロモメチル−2,2
−ジメチル−1,3−ジオキソランを25mlのエーテル
中、常法によりマグネシウムと反応させてグリニアル試
薬に変換させた。得られたエーテル溶液を0°に冷却
し、これに攪拌しながら5mlのエーテル中1g(6.2
5ミリモル)の11−ブロモ−1−ウンデカナールの溶
液を滴下した。室温で一夜攪拌したのち、炭酸水素ナト
リウム溶液を加え、反応生成物をエーテルで抽出した。
有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥し、ロータリーエバポ
レーターで濃縮し、残留物をシリカゲル上、トルエン:
酢酸エチル=2:1を用いてクロマトグラフィーに付す
と、1.7g(45%)の4−(3′−ヒドロキシ−ブ
ロモトリデカニル)−2,2−ジメチル−1,3−ジオ
キソランが得られた。
【0033】例4 p−アジドベンゾイルクロリドは、0.625g(4ミ
リモル)の相当する酸から、チオニルクロリド中で、文
献の記載と同様にして製造した。濃縮後、得られた粗製
の酸クロリドを0.994g(2ミリモル)のジ(11
−チオウンデシル)ジスルフィド二ナトリウム塩の懸濁
液に加え、混合物を一夜室温で攪拌した。次に、この混
合物を水流ポンプの真空下、70°で濃縮し、残留物を
トルエン/濃塩酸に取り、シリカゲル上で濾過し、トル
エン;酢酸エチル=2:1を用いて溶出した。純粋な分
画を含む溶出液を濃縮すると、1.15g(79%)の
ジ〔11−(p−アジドベンゾイルメルカプト)−ウン
デシル〕ジスルフィド(Rf値=0.1)が得られ、N
MRおよび元素分析で確認された。
【0034】出発原料として用いられるジ(11−チオ
ウンデシル)ジスルフィド二ナトリウム塩は以下の方法
で製造された。6.56g(20ミリモル)の11−ブ
ロモ−1−ウンデカンを200mlのエタノールに溶解
し、20.8g(200ミリモル)のチオ酢酸カリウム
を加えた。この混合物を16時間還流した。得られた溶
液を水流ポンプの真空下に濃縮し、残留物をついでトル
エンに取り、シリカゲル上で濾過し、トルエンを用いて
溶出した。溶出液を濃縮すると、6.32g(99%)
1,11−ジアセチルメルカプトウンデカンが黄色油状
物として得られ、MSで確認された。
【0035】3.185g(10ミリモル)の1,11
−ジアセチルメルカプトウンデカンを100mlのエタノ
ールに溶解した(攪拌すると最初、溶液が生成するが、
1時間後には結晶が析出する)。懸濁液をついで16時
間室温で攪拌した。濾過し、残留物をエタノールで洗浄
し、乾燥した。0.88g(33%)の1,11−ウン
デカンジチオール二ナトリウム塩、融点61−62°が
得られ、正しい元素分析値を示した。濾液に200mlの
水を加え、ついで濾過した。残留物を水で洗浄し、乾燥
すると、1.36g(54%)のジ(11−チオウンデ
シル)ジスルフィド二ナトリウム塩、融点292−29
4°が得られ、NMRおよび元素分析が確認された。
【0036】例5 100mgのチオ酢酸11−フタルイミドウンデシルエス
テルを5mlのヒドラジン中で、3日間還流した。つい
で、溶液を濃縮し、沸騰濃塩酸に溶解し、再び濃縮し
た。白色の結晶性粗生成物をメタノールに取り、シラン
化シリカゲル上クロマトグラフィーに付した。このよう
にして得られた11−アミノウンデシルチオールは、塩
酸塩としてMSおよびNMRで確認された。元素分析の
結果は、生成物が19モル%の所望の化合物と81モル
%のヒドラジニウム一塩酸塩からなることを示した。
【0037】出発原料として用いられるチオ酢酸11−
フタルイミドウンデシルエステルは以下の方法で製造さ
れた。12.56g(50ミリモル)の11−ブロモウ
ンデカノールを100mlのDMFに溶解し、18.52
g(100ミリモル)のフタルイミドカリウムを加え、
16時間還流煮沸した。ついで混合物を水流ポンプの真
空下に濃縮し、トルエン:酢酸エチル=2:1を用いて
クロマトグラフィーに付すと、15.6g(98%)の
11−フタルイミノ−ウンデカノールが得られた。融点
86−87°を示し、NMRで確認された。HPLC
(30% MeCN;RP18 125−4)tR=
3.5分。
【0038】4.76g(15ミリモル)の11−フタ
ルイミドウンデカノールと4.34g(18ミリモル)
のトシルクロリドをピリジン50mlに溶解し、室温で2
時間攪拌した。ついで、混合物を飽和炭酸水素ナトリウ
ム溶液と1時間攪拌したのち、メチレンクロリドで抽出
した。有機相を水、1N塩酸、再び水で洗浄した。硫酸
ナトリウム上で乾燥し、濃縮すると、5.9g(85
%)の11−フタルイミド−ウンデシルトシレートが得
られ、NMRおよびHPLCで確認された。TLC(ト
ルエン)Rf=0.08
【0039】3g(6.36ミリモル)の11−フタル
イミドウンデカニルトシレートを150mlのエタノール
に溶解し、1.45g(12.7ミリモル)のチオ酢酸
カリウムとともに16時間煮沸した。ついで、混合物を
濃縮し、トルエンに取った。懸濁液をシリカゲル上、ク
ロマトグラフィーに付した。高真空乾燥したチオ酢酸1
1−フタルイミドウンデシルエステルは、NMRで確認
された。TLC(トルエン)Rf=0.14
【0040】例6:糖残基上のアルデヒド機能を介し
た、SPRセンサーの金表面上へのIgGの固定化 この固定化に際しては、IgGの糖残基上に酸化によっ
て遊離のアルデヒド機能を生成させ、ついでこれを金表
面上のヒドラジド機能と反応させた。
【0041】固定化に適当な金表面上にヒドラジド含有
有機補助層(30%ヒドラジド、50%ヒドロキシル機
能)を生成させるためには、金表面を、メルカプトウン
デカン酸(1×10-3mol/l)およびメルカプトウ
ンデカノール(1×10-3mol/l)のメタノール溶
液と12時間接触させる。この処理で単分子層が自動的
に形成される。この単分子層に存在するカルボン酸機能
はクロロギ酸メチルで活性化され金、酸ヒドラジド機能
に変換される。活性化は、表面を不活性気体下に、メチ
レンクロリドおよびピリジン(4%v/v)中クロロギ
酸(5%v/v)溶液に1時間浸漬して行われる。活性
化カルボン酸機能のヒドラジドへの変換は、表面を、メ
チレンクロリド中ヒドラジン(約1%v/v)の溶液と
反応させて行われる。この表面をついで、この固定化操
作のために修飾した抗体と反応させることができる。
【0042】IgG分子の修飾はそれ自体公知の方法に
より、蛋白質を過ヨウ素酸ナトリウムで処理して行われ
る。このためには、抗体を、酢酸緩衝液(pH5.5;
0.1M)中0.5M過ヨウ素酸ナトリウム(20mg/
ml)に溶解し、20分間反応させる。このようにして修
飾された抗体の固定化には、この反応溶液を上述のヒド
ラジド表面と1時間接触させる。
【0043】遊離システインのSH機能を介した、SP
Rセンサーの金表面上へのFab′フラグメントの固定
化修飾に際しては、この固定化に際しては、Fab′フ
ラグメントは、それ自体公知のジスルフィド橋の酸化に
より、抗体のFab′フラグメントから作成される。F
ab′フラグメントは、公知の方法により、抗体を酵素
的に切断すると得られる。
【0044】Fab′フラグメントの固定化に適当な金
表面上に補助層を生成させるためには、金表面を、11
−アミノウンデカンアミン(1×10-3mol/l)の
メタノール溶液と48時間接触させる。表面上にSH−
特異的、反応基を導入するためには、アミノ基をN−ス
クシンイミヂル−3−(2−ピリジニル)ジチオプロピ
オネート、(Fluka)(イソプロパノール中1×1
-3mol/l)と反応させる。この表面をついで、固
定化用に調製した抗体Fab′フラグメントと反応させ
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨゼフ フュブスカー スイス国ヌニンゲン,サースペルシュト ラーセ 1 (72)発明者 ダニエル スクラッター スイス国オベルヴィル,ブルデルホルツ シュトラーセ 67 (56)参考文献 特表 平4−501605(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 33/543 591 G01N 27/327 G01N 33/553 JICSTファイル(JOIS) BIOSIS(DIALOG)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金担体、含硫基を介して担体表面に配置
    されたアルキル誘導体の単分子有機中間層、およびこの
    中間層に固定化されたリガンドまたは抗リガンド層から
    なるイムノセンソリートランスデューサーであって、ア
    ルキル誘導体は含硫基に対してω―位に官能基を有し、
    そして有機中間層は固定化を通じての蛋白質の自動吸着
    を防止するヒドロキシル含有アルキル誘導体および蛋白
    質の共有結合のための特定の基を有するアルキル誘導体
    からなることを特徴とするイムノセンソリートランスデ
    ューサー。
  2. 【請求項2】 ヒドロキシル含有アルキル誘導体が、ヒ
    ドロキシル残基、ポリアルコール残基、エチレングリコ
    ール残基、または単糖残基を有する、請求項1のイムノ
    センソリートランスデューサー。
  3. 【請求項3】 蛋白質の共有結合のための特定の基が、
    蛋白質固定化のために活性化が可能な残基、ヒドロキシ
    ル、カルボキシル、アミノフェニル、ニトロフェニルま
    たはフェニルアジドを含有する、請求項1のイムノセン
    ソリートランスデューサー。
  4. 【請求項4】 蛋白質の共有結合のための特定の基が、
    残基、シアネート、オキシカルボニルイミダゾール、2
    −オキシキノン、2−オキシメチレンキノン、−オキシ
    (ジクロロトリアジン)、1−オキシ−2,3−エポキ
    シプロパン、(2−オキシエチル)−ビニルスルホン、
    (2,2,2−トリフルオロエチル)−スルホニルオキ
    シ、(p−トリル)−スルホニルオキシ、p−(オキシ
    ベンゾリル)−ニトレン、p−メルカプトベンゾイル)
    −ニトレン、p−(オキシベンジル)−ジアゾニウムク
    ロリド、ピリジルジチオプロピオン酸エステル、混合酸
    無水物、イソ尿素エステル、ヒドロキシスクシンイミド
    エステル、酸クロリド、酸ヒドラジド、酸アジド、2−
    アシルアミノエチルピリジルジスルフィド、マレイミ
    ド、p−(アミノベンゾイル)−ニトレン、ピリジルジ
    チオ−プロピオンアミドまたはイソシアネートであり、
    さらに活性化することなく蛋白質固定化に使用すること
    ができる、請求項3のイムノトランスデューサー。
  5. 【請求項5】 請求項1−4のいずれか一つのトランス
    デューサーの製造方法であって、含硫基を有するアルキ
    ル誘導体の混合物の単分子層を自動化学吸着によって金
    担体の表面に適用し、ここでアルキル誘導体は、含硫基
    に対してω―位に官能基を有し、固定化を通じて蛋白質
    の自動吸着を防止し、そして蛋白質の共有結合のための
    特定の基を有するアルキル誘導体であり、次いで、この
    層上に所望の免疫検出に適当なリガンドまたは抗リガン
    ドを固定することを特徴とする、トランスデューサーの
    製造方法。
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