JP3279357B2 - 空気調和機制御方法 - Google Patents
空気調和機制御方法Info
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Description
複数の部屋の空調を行うことが可能なマルチシステム型
空気調和機の制御方法に関するものである。
の室内ユニットB1,B2,B3に冷媒を供給すること
ができるマルチシステム型空気調和機における冷媒回路
の構成を示す構成図である。
プレッサモータ1と、このコンプレッサモータ1に駆動
されるコンプレッサ2と、四方弁3と、室外熱交換器4
と、室外膨張弁5と、冷媒ダイオード6と、を有してい
る。また、室内ユニットB1は、室外ユニットAから配
分される冷媒供給量を調整するための冷媒流量調整弁7
と、室内膨張弁8と、冷媒ダイオード9と、室内熱交換
器10と、を有している。
媒は、暖房時には実線矢印で示す経路を辿り、冷房時に
は点線矢印で示す経路を辿って、冷媒回路中を循環す
る。なお、室内ユニットB2,B3の構成は室内ユニッ
トB1と同一であるため、その構成機器の図示は省略し
てある。
調和機が冷媒回路中の圧力異常により保護動作を行なっ
た場合における、室外ユニットAの室外制御回路(図3
では図示せず。)の動作を説明するためのフロチャート
である。
現在n=0でコンプレッサ2が運転中であるとする(ス
テップ1,2)。室外制御回路は、冷媒回路中の所定個
所(例えば、コンプレッサの吐出口付近)の温度検出値
により冷媒圧力を監視しており、所定時間毎に保護動作
を行うべきか否かを判断している(ステップ3)。
制御回路は、コンプレッサモータ1(及びコンプレッサ
2)の運転を停止させ(ステップ4)、また、n=n+
1として保護動作カウント数nをインクリメントする
(ステップ5)。そして、保護動作カウント数nが3に
達しているか否かを判断し(ステップ6)、達していな
ければ、所定時間(例えば2分30秒)経過後にコンプ
レッサ2を起動させ(ステップ7,8)、ステップ2に
戻る。
もステップ3の判断が「NO」であれば、保護動作カウ
ント数nをゼロにリセットし(ステップ9)、そのまま
運転を続行する。しかし、ステップ3の判断が「YE
S」となった場合には、再度、コンプレッサモータ1の
運転を停止させると共に、保護動作カウント数nをさら
にインクリメントする(ステップ4,5)。
で、異常が発生したものと判断して、室外ユニットA及
び室内ユニットB1,B2,B3の全てを停止させ、ま
た、室内ユニット側に異常表示を行なわせるようにする
(ステップ10)。
力が異常となった場合に、室外制御回路はステップ3で
保護動作を行うべきと判断するわけであるが、この異常
の原因のひとつとして、冷媒流量調整弁7の開度が、実
際には指令どおりの開度となっていないことをあげるこ
とができる。
ルス・モータ・バルブ(PMV)が用いられており、入
力パルス数に対応して開度が制御されるようになってい
る。しかし、冷媒流量調整弁7に、何らかの異物が詰ま
ったり、ひっかかりが生じたりした場合には、最早、実
際の弁開度は入力パルス数に対応しなくなり、冷媒圧力
が異常に上昇する。そのため、ステップ4にてコンプレ
ッサモータ1の運転が停止されることになる。
側が保護動作に入っただけであり、室内ユニットB1,
B2,B3側では、そのまま運転が継続された状態とな
っている。したがって、異常原因となっている冷媒流量
調整弁7の状態は何ら変わっておらず、ステップ8でコ
ンプレッサモータ1を再起動させても、結局はまた、冷
媒圧力が異常に上昇してしまい、同じことが繰り返され
ることになる。
あり、保護動作後にコンプレッサを再起動させる前に、
冷媒流量調整弁の開度制御が確実に行なわれるように
し、もって、コンプレッサの再起動を円滑に行うことが
できる空気調和機制御方法を提供しようとするものであ
る。
の手段として、第1の発明は、1台の室外ユニットから
複数台の室内ユニットへ冷媒を供給し、この室外ユニッ
トは各室内ユニットからの運転能力要求に基き、コンプ
レッサモータの運転周波数、及び各室内ユニットに対す
る冷媒供給量を決定し、また、冷媒回路の圧力に異常が
生じた場合は、コンプレッサモータの運転を停止して、
所定時間経過後にコンプレッサモータを再起動させるマ
ルチシステム型空気調和機制御方法において、前記冷媒
回路の圧力異常によりコンプレッサモータの運転を停止
させた場合、前記冷媒供給量を制御するための冷媒流量
調整弁に、一旦、全閉動作又は全開動作を行なわせ、そ
の後に前記冷媒流量調整弁の弁開度を、コンプレッサモ
ータ停止時の弁開度よりも所定開度だけ大きく設定して
からコンプレッサモータを再起動させる構成としたもの
である。
おいて、コンプレッサモータを再起動させる際の前記運
転周波数を、コンプレッサモータ停止前の周波数よりも
所定周波数だけ低く設定する構成としたものである。
常が生じた場合、コンプレッサモータの運転が停止する
が、このとき室内ユニット側では、一旦、冷媒流量調整
弁に全閉動作又は全開動作を行わせるようにする。これ
により、通常は、冷媒流量調整弁内の異物が排除された
り、ひっかかりの状況が改善される。したがって、その
後のコンプレッサの再起動が円滑に行なわれる。
開動作を行なわせたとしても、常に、弁内の異物が完全
に排除されたり、ひっかかりの状況が完全に解消される
とは限らない。そこで、第1の発明では、コンプレッサ
モータ再起動時の弁開度をコンプレッサモータ停止時の
弁開度よりも大きくなるように設定することとしてい
る。これにより、冷媒流量調整弁における流路抵抗を小
さくすることができるので、再起動後にコンプレッサモ
ータが停止するとしても、コンプレッサに加わる負荷を
小さくすることができ、コンプレッサの保護を図ること
ができる。
タ再起動時の運転周波数をコンプレッサモータ停止時の
周波数よりも低く設定することとしている。これによ
り、コンプレッサの吐出圧力を小さくして再起動できる
ので、また、コンプレッサモータが停止するとしても、
第1の発明の場合と同様に、コンプレッサに加わる負荷
を小さくすることができるので、コンプレッサの保護を
図ることができる。
説明する。図2は、本実施例に係る空気調和機の概略構
成を示すブロック図である。
御回路11、インバータ制御回路12、及びインバータ
部13を有している。室外制御回路11は、冷媒温度検
出値の入力により冷媒圧力を監視しており、冷媒圧力が
一定値以上になると、保護動作指令をインバータ制御回
路12、及び室内ユニットB1,B2,B3側に出力す
るようになっている。インバータ制御回路12は、この
保護動作指令を入力すると、インバータ部13の出力周
波数をゼロにするように制御を行ない、コンプレッサ1
の運転を停止させるようになっている。
内制御回路14を有している。この室内制御回路14
は、室外制御回路11からの保護動作指令を入力する
と、室内ファン(図示せず)の運転を停止すると共に、
一旦、冷媒流量調整弁7の開度をゼロにするようになっ
ている。この室内制御回路14は、自己の室内ユニット
の調整負荷に応じたインバータ周波数を室外制御回路1
1に要求できるようになっている。
和機に対する保護動作を図1のフローチャートを参照し
つつ説明する。但し、図4のフローチャートと同様のス
テップについては、同一の符号を付し、重複した説明を
省略することとする。
うに、図4のフローチャートにステップ11〜16を追
加したものが図1のフローチャートである。図1におい
て、いま、ステップ4のコンプレッサモータ1の停止が
行なわれたとする。すると、室外制御回路11は室内制
御回路14に向けて停止指令を送信する(ステップ1
1)。一方、室内制御回路14は、この停止指令を受信
するが(ステップ12)、この時点での流量調整弁7の
開度はPoであり、インバータ周波数の要求はFoであ
ったとする。
と、室内ファンの運転を停止させ、さらに、流量調整弁
7の開度を一旦ゼロにしてこの流量調整弁7のリセット
動作を行なう(ステップ13)。そして、リセット動作
が行なわれた後、室内制御回路14は流量調整弁7の開
度をコンプレッサモータ停止時の開度よりも大きく取
り、Po+αにセットする(ステップ14)。
路11に対するインバータ周波数の要求をFo−βと
し、コンプサレッサモータ停止時の値よりも小さな周波
数を要求するようにする(ステップ15)。そして、こ
の要求周波数値と共に、上記のリセット動作が無事終了
したことを室外制御回路11に送信する(ステップ1
6)。
4からの送信信号を受信すると、コンプレッサモータ1
の再起動を行う(ステップ8)。この場合、ステップ1
3において、流量調整弁7を一旦全閉状態にするリセッ
ト動作を行なっているので、微小な異物による詰まり、
あるいは弁体の軽微なひっかかり等による開閉動作の異
常は解消されることが多い。したがって、ステップ8に
てコンプレッサを再起動させた後、ステップ3におい
て、また保護動作を行なわなければならなくなる可能性
を小さくすることができる。
弁7の開度を大き目にセットして、再起動時の流路抵抗
を小さくし、また、ステップ15において、インバータ
周波数の要求値を低めにセットして、再起動時の冷媒圧
力を小さくするようにしているので、ステップ3におい
て、再び三たび保護動作を繰り返すとしても、コンプレ
ッサの受ける衝撃を小さくすることができ、コンプレッ
サの保護を図ることができる。
数が3台の場合につき説明したが、もちろん、台数はこ
れのみに限られるわけではなく、2台あるいは4台、5
台等であってもよい。
セット動作として、全閉状態にする場合につき説明した
が、場合によっては全開状態にするリセット動作として
もよい。
び室内膨張弁8には感温筒により調整する温度自動膨張
弁を使用することを想定しているが、これらの弁に流量
調整弁と同様の電動式PMVを使用する場合について
は、これについても全閉状態あるいは全開状態にするリ
セット動作を行うことが好ましい。
にコンプレッサの保護動作を行なった場合に、冷媒流量
調整弁にリセット動作を行なわせた後に、コンプレッサ
を再起動させる構成としているので、この再起動を円滑
に行うことが可能となる。
ト。
和機の概略構成を示すブロック図。
ける冷媒回路の構成を示す構成図。
Claims (2)
- 【請求項1】1台の室外ユニットから複数台の室内ユニ
ットへ冷媒を供給し、この室外ユニットは各室内ユニッ
トからの運転能力要求に基き、コンプレッサモータの運
転周波数、及び各室内ユニットに対する冷媒供給量を決
定し、また、冷媒回路の圧力に異常が生じた場合は、コ
ンプレッサモータの運転を停止して、所定時間経過後に
コンプレッサモータを再起動させるマルチシステム型空
気調和機制御方法において、 前記冷媒回路の圧力異常によりコンプレッサモータの運
転を停止させた場合、前記冷媒供給量を制御するための
冷媒流量調整弁に、一旦、全閉動作又は全開動作を行な
わせ、その後に前記冷媒流量調整弁の弁開度を、コンプ
レッサモータ停止時の弁開度よりも所定開度だけ大きく
設定してからコンプレッサモータを再起動させることを
特徴とする空気調和機制御方法。 - 【請求項2】請求項1記載の空気調和機制御方法におい
て、コンプレッサモータを再起動させる際の前記運転周
波数を、コンプレッサモータ停止前の周波数よりも所定
周波数だけ低く設定することを特徴とする空気調和機制
御方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP27288392A JP3279357B2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 空気調和機制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH06123513A JPH06123513A (ja) | 1994-05-06 |
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Family
ID=17520092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP27288392A Expired - Fee Related JP3279357B2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 空気調和機制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3279357B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
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---|---|---|---|---|
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JP4663483B2 (ja) * | 2005-11-01 | 2011-04-06 | 三洋電機株式会社 | 空気調和装置 |
JP4572813B2 (ja) * | 2005-11-14 | 2010-11-04 | 株式会社デンソー | 制御装置 |
JP2011043325A (ja) * | 2010-10-25 | 2011-03-03 | Sanyo Electric Co Ltd | 空気調和装置 |
JP5216842B2 (ja) * | 2010-12-21 | 2013-06-19 | 三洋電機株式会社 | 空気調和装置 |
-
1992
- 1992-10-12 JP JP27288392A patent/JP3279357B2/ja not_active Expired - Fee Related
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