JP3278921B2 - 光電スイッチ - Google Patents

光電スイッチ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、投射した光の反射を検
知して物体の有無を検出するよう構成した光電スイッチ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の光電スイッチの検出部と
しては、図11に示すように、筒状の本体ケース1に内
装される回路基板2の前端部に、ホルダ8に内嵌支持さ
れた投光素子6と受光素子7を並列して取り付けるとと
もに、ホルダ8の前端に投光レンズ9aと受光レンズ9
bを一体形成した光学レンズ部9を連結し、かつ、本体
ケース1の前端には、投光素子6から投射された波長以
外の光を減衰させる光学フィルタ10を装着したものが
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成においては、
投光素子6からの光の極一部がホルダ8の内壁面S、光
学レンズ部9、あるいは、光学フィルタ10で鏡面反射
し、検出物体が存在しないにもかかわらず、ホルダ内壁
面Sからの反射光A、光学レンズ部9からの反射光B、
あるいは、光学フィルタ10からの反射光Cなどの検出
部自体の内部での微弱な反射光(残存光)が受光素子7
に受光されてしまう。特に、最も光量が大 きな反射光
は、一回の鏡面反射だけで受光素子7に入射する光、例
えば、光学レンズ部9からの反射光Bや光学フィルタ1
0からの反射光Cであると考えられる。このように検出
部自体の内部での微弱な反射光(残存光)が受光素子7
に受光されてしまうために、検出物体からの正規の反射
光と上記残存光とのS/N比が大きくとることができ
ず、増幅感度を大きくすることが困難となっていた。そ
の結果、検出距離が不充分となったり、外乱に対するノ
イズ耐量が劣ったりする不具合をもたらしていた。
【0004】本発明は、このような点に着目してなされ
たものであって、上記した残存光を効果的に減少できる
ようにすることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本第1発明は、投光素子、受光素子、および、これ
ら素子に対する光学レンズ部からなり、前記投光素子と
受光素子との等距離線上に位置させて略V字形の溝を前
記光学レンズ部に形成した。
【0006】ここで、「略V字形」とは、溝の断面形状
が「V」の字の形をしていることをいう。
【0007】また、本第2発明は、投光素子、受光素
子、これら素子に対する光学レンズ部、および、光学フ
ィルタからなり、前記投光素子と受光素子との等距離線
上に位置させて略V字形の溝を前記光学フィルタに形成
した。
【0008】
【作用】上記第1発明の構成によると、光学レンズ部で
の鏡面反射が抑えられ、図11中、一回の鏡面反射だけ
で受光素子に入射する光、すなわち、最も光量が大きい
と考えられる反射光Bが著しく減少する。
【0009】また、上記第2発明の構成によると、光学
フィルタでの鏡面反射が抑えられ、 図11中、一回の鏡
面反射だけで受光素子に入射する光、すなわち、最も光
量が大きいと考えられる反射光Cが著しく減少する。
【0010】
【実施例】図1ないし図に、本発明に係る光電スイッ
チの実施例が示されている。
【0011】この光電スイッチは、円筒状に成型したプ
ラスチック製の本体ケース1、これに内装される回路基
板2、基板表裏面に実装された検出回路構成用の電子部
品3、基板表面に装着された感度調整用のボリューム4
および作動表示用の発光素子5、基板前端に並列して取
り付けられた投光素子6と受光素子7、これら投光素子
6と受光素子7を所定間隔をもって所定姿勢に内嵌保持
するプラスチック製のホルダ8、このホルダ8の前端に
嵌着されたプラスチック製の光学レンズ部9、本体ケー
ス1の前端に装着固定された光学フィルタ10、本体ケ
ース1の後端に内嵌されて係止爪11aで抜け止めされ
た蓋部材11、これに貫通支持されて回路基板2に接続
されたコード12、等を備え、投光素子6からの光を光
学レンズ部9の投光レンズ9aおよび光学フィルタ10
を通して前方に投射し、物体からの反射光を光学フィル
タ10および光学レンズ部9aの受光レンズ9bを通し
て受光素子7で受け、この受光によって受光素子7から
出力が出されることで、物体の存在を検知できるように
構成されており、かつ、ボリューム4を本体ケース1に
装着した操作軸13を介して外部から操作して、検出感
度を調整することで、検知可能な距離を調整することが
できるように構成されている。
【0012】なお、前記投光素子6(および発光素子
5)は、図3に示すように、整流用ブリッジダイオード
14に接続されたLED15が使用されており、極性の
方向性を考慮することなく回路基板2に容易に組み付け
ることができるように構成されている。また、投光レン
ズ9aと受光レンズ9bとが一体に形成された前記光学
レンズ部9は、ホルダ8の前部に外嵌されて係止爪8a
でスナップフィット式に連結されるとともに、ホルダ8
と光学レンズ部9との嵌合部位にOリング16を介在さ
せることで、ホルダ8と光学レンズ部9との相対位置の
発生が阻止されている。
【0013】以上の基本構成に加えて、本発明では、検
出部自体の残存光を減少するために次のような構成を採
用している。
【0014】前記ホルダ8の中央には遮蔽用の隔壁8b
が形成されて、投光用の光路と受光用の光路とが区画さ
れるとともに、各光路の内壁面Sがシボ加工面からなる
光散乱加工面に構成されて、この内壁面Sでの反射光の
発生を減少させている。
【0015】また、前記光学フィルタ10の全面の中央
に、前記投光素子6と受光素子7との等距離線上に位置
させて略V字形の溝17を形成して、この光学フィルタ
10での鏡面反射の発生を減少させている。すなわち、
上述のように図11において、検出部自体の内部での微
弱な反射光(残存光)の内、最も光量が大きな反射光
は、一回の鏡面反射だけで受光素子7に入射する光学レ
ンズ部9からの反射光Bや光学フィルタ10からの反射
光Cなどであると考えられる。
【0016】鏡面反射であるから反射面における光の入
射角(反射面の法線と入射光線の間の角度)と出射角
(反射面の法線と反射された後の出射光線の間の角度)
は等しく、また、光電スイッチに設けられる投光素子お
よび受光素子の大きさも一般的に同程度なので、一回の
鏡面反射で受光素子へに入射する光は、投光素子6と受
光素子7との等距離線上の位置で鏡面反射することにな
る。
【0017】したがって、光学フィルタ10の前面の中
央に、前記投光素子6と受光素子7との等距離線上に位
置させた略V字形の溝17によって、一回の鏡面反射だ
けで受光素子に入射する最も光量が大きいと考えられる
反射光を著しく減少させることができる。
【0018】また、前記ホルダ8の中央に形成した隔壁
8bを前方に大きく延長するとともに、光学レンズ部9
に形成した投光レンズ9aと受光レンズ9bとの中間に
スリット18を形成し、このスリット18に、隔壁8a
の延長部を挿通して、光学レンズ部9での鏡面反射の発
生を減少させている。
【0019】〔他の実施例〕本発明は、以下に示すよう
に、上記構成の一部のみを採用した形態で実施すること
もできる。(1)および図に示すように、投光素子6と受
光素子7との等距離線上に位置させて略V字形の溝19
を前記光学レンズ部9の全面に形成して、光学レンズ部
9での鏡面反射の発生を減少させる構成とする。(2)および図10に示すように、前記光学フィ
ルタ10の全面の中央に、前記投光素子6と受光素子7
との等距離線上に位置させて略V字形の溝17を形成
し、この光学フィルタ10での鏡面反射の発生を減少さ
せる構成とする。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると次のような効果を期待することができる。
【0021】すなわち、本第1発明によると、光学レン
ズ部に形成した略V字形の溝によって、受光素子へ向か
う光学レンズ部での鏡面反射の発生を減少させて、検出
部自体での残存光を減少することができ、もって、検出
物体からの正規の反射光と上記残存光とのS/N比が大
きくとることができ、増幅感度を大きく設定して検出距
離を充分確保することができるとともに、外乱に対する
ノイズ耐量を大きくすることができるようになった。
【0022】また、本第2発明によると、光学フィルタ
に形成した略V字形の溝によって、受光素子へ向かう光
学フィルタでの鏡面反射の発生を減少させて、検出部自
体での残存光を減少することができ、上記第1発明と同
様の効果をもたらす。
【図面の簡単な説明】
【図1】光電スイッチ全体の縦断側面図
【図2】光電スイッチ全体の横断平面図
【図3】投光素子の構成図
【図4】光電スイッチ全体の分解斜視図
【図5】検出部の横断平面図
【図6】検出部の分解斜視図
【図7】第2の実施例における検出部の横断平面図
【図8】第2の実施例における検出部の分解斜視図
【図9】第3の実施例における検出部の横断平面図
【図10】第3の実施例における検出部の分解斜視図
【図11】従来の検出部の横断平面図
【符号の説明】
6 投光素子 7 受光素子 8 ホルダ 9 光学レンズ部 9a 投光レンズ 9b 受光レンズ 10 光学フィルタ 17 溝 18 スリット 19 溝 S ホルダの内壁面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−130577(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 35/00 G01S 7/48 G01S 17/02 G01V 8/14 H03K 17/78

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投光素子、受光素子、および、これら素
    子に対する光学レンズ部からなり、前記投光素子と受光
    素子との等距離線上に位置させて略V字形の溝を前記光
    学レンズ部に形成してある光電スイッチ。
  2. 【請求項2】 投光素子、受光素子、これら素子に対す
    る光学レンズ部、および、光学フィルタからなり、前記
    投光素子と受光素子との等距離線上に位置させて略V字
    形の溝を前記光学フィルタに形成してある光電スイッ
    チ。
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