JP2739493B2 - 拡散反射型光電スイッチ - Google Patents
拡散反射型光電スイッチInfo
- Publication number
- JP2739493B2 JP2739493B2 JP11075689A JP11075689A JP2739493B2 JP 2739493 B2 JP2739493 B2 JP 2739493B2 JP 11075689 A JP11075689 A JP 11075689A JP 11075689 A JP11075689 A JP 11075689A JP 2739493 B2 JP2739493 B2 JP 2739493B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- photoelectric switch
- reflection type
- diffuse reflection
- type photoelectric
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- Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の分野〕 本発明は拡散反射型光電スイッチに関し、特に近距離
の物体を検出できるようにした拡散反射型光電スイッチ
に関するものである。
の物体を検出できるようにした拡散反射型光電スイッチ
に関するものである。
〔従来の技術〕 従来拡散反射型光電スイッチは第3図に縦断面図を示
すように、ケース2の素子ホルダ3内に投光素子4及び
受光素子5が検知方向に向けて配置されている。そして
光電スイッチ1の前方を物体が通過すれば投光素子4か
ら照射された光が反射され、その一部が受光素子5に得
られることにより物体を検出するようにしている。この
ような拡散反射型光電スイッチでは、光電スイッチの近
傍を通過する物体を確実に検知するためには投受光素子
をレンズ6の面に近づけて配置することが必要となる。
こうすれば広い角度で投光素子から光が照射され近傍の
物体からの反射光が受光し易くなる。
すように、ケース2の素子ホルダ3内に投光素子4及び
受光素子5が検知方向に向けて配置されている。そして
光電スイッチ1の前方を物体が通過すれば投光素子4か
ら照射された光が反射され、その一部が受光素子5に得
られることにより物体を検出するようにしている。この
ような拡散反射型光電スイッチでは、光電スイッチの近
傍を通過する物体を確実に検知するためには投受光素子
をレンズ6の面に近づけて配置することが必要となる。
こうすれば広い角度で投光素子から光が照射され近傍の
物体からの反射光が受光し易くなる。
しかしながらこのような従来の拡散反射型光電スイッ
チでは、投受光素子をレンズの近傍に配置すれば近距離
特性が良くなり不感帯が少なくなるが、第3図に細線で
示すように投光素子4より照射された光の一部がレンズ
6の内面で反射されて受光素子5に照射されることとな
り光結合することとなる。従ってノイズレベルが上昇す
ることとなりS/N比が下がるという欠点があった。
チでは、投受光素子をレンズの近傍に配置すれば近距離
特性が良くなり不感帯が少なくなるが、第3図に細線で
示すように投光素子4より照射された光の一部がレンズ
6の内面で反射されて受光素子5に照射されることとな
り光結合することとなる。従ってノイズレベルが上昇す
ることとなりS/N比が下がるという欠点があった。
本発明はこのような従来の拡散反射型光電スイッチの
問題点に鑑みてなされたものであって、投受光素子をレ
ンズに近づけ近距離特性を改善した場合にもS/N比を向
上させるようにすることを技術的課題とする。
問題点に鑑みてなされたものであって、投受光素子をレ
ンズに近づけ近距離特性を改善した場合にもS/N比を向
上させるようにすることを技術的課題とする。
本発明は投受光素子が検知領域に向けて配置され、検
知領域を通過する物体からの反射光を受光素子によって
受光することにより物体を検出する拡散反射型光電スイ
ッチであって、投受光素子が夫々その中央内側に設けら
れるケースの2つの開口面の間に該開口面と平行に、被
検出体に対向する面の反射率が高い遮光板を取付けたこ
とを特徴とするものである。
知領域を通過する物体からの反射光を受光素子によって
受光することにより物体を検出する拡散反射型光電スイ
ッチであって、投受光素子が夫々その中央内側に設けら
れるケースの2つの開口面の間に該開口面と平行に、被
検出体に対向する面の反射率が高い遮光板を取付けたこ
とを特徴とするものである。
このような特徴を有する本発明によれば、投受光素子
間のレンズの内面に沿って外向きには反射率が高く内向
きには反射率が低い遮光板をケースに平行に取付けてい
るため、投光素子より照射された光のうち受光素子側に
広がりを持った角度の光は遮光板により遮光されレンズ
の内面での光結合が起こり難くなる。又近距離を通過す
る物体は投光素子からの光が検出物体の表面で反射さ
れ、更に遮光板の表面との間で多重反射されて受光素子
側に伝わることとなり近距離での受光量を多くすること
ができる。
間のレンズの内面に沿って外向きには反射率が高く内向
きには反射率が低い遮光板をケースに平行に取付けてい
るため、投光素子より照射された光のうち受光素子側に
広がりを持った角度の光は遮光板により遮光されレンズ
の内面での光結合が起こり難くなる。又近距離を通過す
る物体は投光素子からの光が検出物体の表面で反射さ
れ、更に遮光板の表面との間で多重反射されて受光素子
側に伝わることとなり近距離での受光量を多くすること
ができる。
そのため本発明によれば、投光素子をレンズに近接さ
せて配置しても投光素子から照射された光は遮光板によ
り遮光されるため、光電スイッチのレンズ面で直接受光
素子に反射光が与えられることがなくS/Nを改善するこ
とができる。そして光電スイッチの近傍を検出物体が通
過するときには、投光素子からの反射光が近接物体と遮
光板の表面との間で反射を繰り返して受光素子に与えら
れることとなり、物体検出の近距離特性を向上すること
が可能となる。
せて配置しても投光素子から照射された光は遮光板によ
り遮光されるため、光電スイッチのレンズ面で直接受光
素子に反射光が与えられることがなくS/Nを改善するこ
とができる。そして光電スイッチの近傍を検出物体が通
過するときには、投光素子からの反射光が近接物体と遮
光板の表面との間で反射を繰り返して受光素子に与えら
れることとなり、物体検出の近距離特性を向上すること
が可能となる。
第1図は本発明の一実施例による光電スイッチの縦断
面図である。本図において前述した従来例と同一部分は
同一符号を付している。本実施例による光電スイッチ1
はケース2の内部に投受光素子の夫々について円筒形の
開口部3a,3bを有する素子ホルダ3が設けられる。素子
ホルダ3の開口部3a,3bの中心位置には、投光素子4及
び受光素子5が夫々保持されており、スイッチケース内
に固定されている。そして素子ホルダ3の開口部3a,3b
はその前面が開口面を構成し、図示のようにケース2の
前面がフレネルレンズ6によって被われている。さて本
実施例ではフレネルレンズ6の裏面の中央部、即ち投受
光素子が夫々その中央側に設けられるケースの2つの開
口面の間にこれらの開口面と平行に素子ホルダ3と接す
る位置に図示のように遮光板10を設ける。遮光板10はそ
の被検出物体に対向する面が反射率の高いコーティン
グ、裏面が反射率の低いコーティングが施されたスリィ
ト状の部材であり、その上下の一端が素子ホルダ3の開
口部3a,3b内に突出するよう固定される。
面図である。本図において前述した従来例と同一部分は
同一符号を付している。本実施例による光電スイッチ1
はケース2の内部に投受光素子の夫々について円筒形の
開口部3a,3bを有する素子ホルダ3が設けられる。素子
ホルダ3の開口部3a,3bの中心位置には、投光素子4及
び受光素子5が夫々保持されており、スイッチケース内
に固定されている。そして素子ホルダ3の開口部3a,3b
はその前面が開口面を構成し、図示のようにケース2の
前面がフレネルレンズ6によって被われている。さて本
実施例ではフレネルレンズ6の裏面の中央部、即ち投受
光素子が夫々その中央側に設けられるケースの2つの開
口面の間にこれらの開口面と平行に素子ホルダ3と接す
る位置に図示のように遮光板10を設ける。遮光板10はそ
の被検出物体に対向する面が反射率の高いコーティン
グ、裏面が反射率の低いコーティングが施されたスリィ
ト状の部材であり、その上下の一端が素子ホルダ3の開
口部3a,3b内に突出するよう固定される。
さてこうして構成された光電スイッチにおいて物体が
ない状態では、投光素子4を素子ホルダ3の開口部3aの
前方に位置させても遮光板10を用いることにより投光素
子4からの開口部3aの壁面に沿って出射される光は遮光
板10によって遮光され、フレネルレンズ6の裏面で反射
して受光素子5に与えられることはない。そして第2図
に示すように光電スイッチ1の近傍を検出物体11が通過
する場合には、投光素子4から照射された光は検出物体
11に照射され、その一部が遮光板10の表面で反射されて
検出物体11を通って受光素子5に伝えられる光結合が生
じる。従ってこのときには近傍の物体をより高感度で検
出することができることとなる。従って従来の拡散反射
型光電スイッチに比べS/N比を向上させてスイッチ近傍
の物体を検出することが可能となる。
ない状態では、投光素子4を素子ホルダ3の開口部3aの
前方に位置させても遮光板10を用いることにより投光素
子4からの開口部3aの壁面に沿って出射される光は遮光
板10によって遮光され、フレネルレンズ6の裏面で反射
して受光素子5に与えられることはない。そして第2図
に示すように光電スイッチ1の近傍を検出物体11が通過
する場合には、投光素子4から照射された光は検出物体
11に照射され、その一部が遮光板10の表面で反射されて
検出物体11を通って受光素子5に伝えられる光結合が生
じる。従ってこのときには近傍の物体をより高感度で検
出することができることとなる。従って従来の拡散反射
型光電スイッチに比べS/N比を向上させてスイッチ近傍
の物体を検出することが可能となる。
第1図は本発明の一実施例による拡散反射型光電スイッ
チの構造を示す縦断面図、第2図は光電スイッチの近傍
を検出物体が通過したときの動作を示す縦断面図、第3
図は従来の拡散反射型光電スイッチの縦断面図である。 1……光電スイッチ、2……ケース、3……素子ホル
ダ、3a,3b……開口部、4……投光素子、5……受光素
子、10……遮光板、11……検出物体
チの構造を示す縦断面図、第2図は光電スイッチの近傍
を検出物体が通過したときの動作を示す縦断面図、第3
図は従来の拡散反射型光電スイッチの縦断面図である。 1……光電スイッチ、2……ケース、3……素子ホル
ダ、3a,3b……開口部、4……投光素子、5……受光素
子、10……遮光板、11……検出物体
Claims (1)
- 【請求項1】投受光素子が検知領域に向けて配置され、
検知領域を通過する物体からの反射光を受光素子によっ
て受光することにより物体を検出する拡散反射型光電ス
イッチにおいて、 前記投受光素子が夫々その中央内側に設けられるケース
の2つの開口面の間に該開口面と平行に、被検出体に対
向する面の反射率が高い遮光板を取付けたことを特徴と
する拡散反射型光電スイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11075689A JP2739493B2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | 拡散反射型光電スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11075689A JP2739493B2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | 拡散反射型光電スイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02288121A JPH02288121A (ja) | 1990-11-28 |
JP2739493B2 true JP2739493B2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=14543769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11075689A Expired - Lifetime JP2739493B2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | 拡散反射型光電スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2739493B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20100081052A (ko) | 2009-01-05 | 2010-07-14 | 삼성전자주식회사 | 근접 센서를 이용한 감지 장치 및 이를 구비하는 휴대 단말기 |
JP6011040B2 (ja) * | 2012-06-07 | 2016-10-19 | オムロン株式会社 | 光電センサ |
CN102843473A (zh) * | 2012-08-31 | 2012-12-26 | 惠州Tcl移动通信有限公司 | 手机及其距离感应装置 |
-
1989
- 1989-04-28 JP JP11075689A patent/JP2739493B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02288121A (ja) | 1990-11-28 |
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