JP3278433B2 - 測距装置 - Google Patents

測距装置

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JP3278433B2
JP3278433B2 JP2001035791A JP2001035791A JP3278433B2 JP 3278433 B2 JP3278433 B2 JP 3278433B2 JP 2001035791 A JP2001035791 A JP 2001035791A JP 2001035791 A JP2001035791 A JP 2001035791A JP 3278433 B2 JP3278433 B2 JP 3278433B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は測距装置、詳しくは
イメージセンサ等の光電変換手段上に結像された被写体
像からの映像信号を演算処理することにより被写体距離
を測定する測距装置に関する。
【0002】
【従来の技術】イメージセンサ等の光電変換手段上に結
像された被写体像から得られる映像信号を演算処理して
被写体距離を求める測距装置を用いたオートフォーカス
(以下、AFと略記する)装置は、従来から種々のもの
が提供されている。この種イメージャAF装置において
は例えば、合焦の度合を示す値が大きくなる方向に撮影
レンズを移動させてピーク位置を検出する、所謂、山登
り方式と呼称される方式が知られている。この山登り方
式は、像のピントが合ってくると映像信号の高周波成分
が増える点に着目し、バンドパスフィルタ(以下、BP
Fと略記する)等により映像信号中から取り出されたそ
の高周波成分を、被写体像の鮮鋭度に関連した合焦の度
合を示す信号(以下、コントラスト情報と呼称する)と
して検出するものである。
【0003】ところで、上述のようなイメージャAF装
置で測距しようとした場合、被写体は遠近に亘って広い
エリアに分布しているのを常とするから、複数のコント
ラスト情報が出力されることになり、どのコントラスト
情報に基づいてレンズ駆動すべきかの判断が大変にむつ
かしい問題となる。そこで、図2に示すように、被写界
21内を複数の分割測距領域、この場合5個の領域S1
〜S5 に分割する所謂マルチエリアイメージャAFが行
われている。この場合、各分割測距領域のそれぞれにお
ける被写体は、必ずしも1個のみとは限らないから、コ
ントラスト情報のピーク値が複数個生じることもあり得
るが、複数のピーク値の中から最大のものをとって各分
割測距領域毎の出力値とし、これによって処理の単純化
と、メモリ容量等の節約を図っている。
【0004】さて、測距領域を分割したマルチエリアイ
メージャAFでは、複数の分割測距領域のそれぞれから
得られた測距データの何れにピントを合わせるべきか
を、マニュアルで決定することも立派な撮影テクニック
と言えるが、一般のユーザにとってはこれも自動化した
ほうが使い勝手がよくなる。そこで、複数の分割測距領
域から各別に得られるコントラスト情報に基づいて、実
際のレンズ駆動位置を求めるための演算手段として、フ
ォーカスエリアを構成する複数の検出領域から得られる
自動焦点制御情報からそれぞれ求めたレンズ繰出位置情
報のうち、多数決によって選定されたレンズ繰出位置に
基づいて制御すべき合焦点位置を決めるようにした自動
焦点制御方法が、特開平2−109008号公報に開示
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フォー
カスエリアを構成する複数の検出領域から得られる自動
焦点制御情報からそれぞれ求めたレンズ繰出位置情報の
うち、多数決によって選定されたレンズ繰出位置に基づ
いて制御すべき合焦点位置を決めるようにした上記特開
平2−109008号では、複数の検出領域からそれぞ
れ求めたレンズ繰出位置情報のうちのいくつかが、同一
被写体からのコントラスト情報でないと、多数決という
こと自体が無意味になってしまう。つまり、複数の検出
領域からそれぞれ求めたレンズ繰出位置情報が、それぞ
れ異なる位置に配置された異なる被写体からのコントラ
スト情報の場合には、該情報を多数決演算してみても何
等意味のないものとなってしまう。
【0006】また、実際の撮影に当っては、主要被写体
にのみジャストピントさせ、それ以外の被写体には故意
にピントずれさせる場合もあるが、逆に、複数の被写体
のすべてに対して合焦した写真を撮りたい場合もある。
このような場合には被写界深度の深いレンズを使用し、
複数の被写体の略中間的な位置にピントを合わせて撮影
しているが、上述のような多数決演算による自動焦点制
御方法では、このような被写界深度を利用した撮影は不
可能である。
【0007】そしてさらには、上記のような複数の被写
体の略中間的な位置に自動的にピントを合わせる機構が
実現し得た場合を考えると、厳密な意味では複数の被写
体のいずれにもピントが合っていないことになるので、
被写界深度の浅いレンズを使用した場合には、どこにも
明確なピント感の無い写真が撮れることになってしまう
ものであった。
【0008】本発明の目的は、上記問題点を解消し、マ
ルチエリアAFにおける複数の分割測距領域のそれぞれ
から得られた距離情報を用いて、奥行き方向に分布した
複数の被写体に対する全体的な合焦を考慮しつつも常に
明確なピント感の有る写真が得られる測距装置を提供す
るにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の第1の測距装置は、被写界内に設定された
複数の分割測距領域から該各分割測距領域毎の被写体距
離情報をそれぞれ得るための検出手段と、これら複数の
各距離情報に基づく演算により上記被写界に対する測距
データを得るための演算手段と、を具備し、上記演算手
段は、上記検出手段より得られた複数の距離情報に関し
て所定の演算を施して平均的なピントが得られる距離を
求め、上記複数の各距離情報のうち該平均的なピントが
得られる距離の値に最も近い1つの距離情報を上記測距
データとして得る演算をなすものであることを特徴とす
る。
【0010】上記の目的を達成するために本発明の第2
の測距装置は、上記第1の測距装置において、上記平均
的なピントが得られる距離は、上記複数の距離情報に関
して所定の重み付け係数による加重平均演算を施して求
められた重心であることを特徴とする。
【0011】上記の目的を達成するために本発明の第3
の測距装置は、上記第2の測距装置において、上記重み
付け係数は、上記各分割測距領域の配置に基づいて定め
られたものであることを特徴とする。
【0012】上記の目的を達成するために本発明の第4
の測距装置は、上記第2の測距装置において、上記重み
付け係数は、上記検出手段が上記各分割測距領域毎の上
記被写体距離情報を検出する際に取得した、当該各被写
体距離に対応する各コントラスト情報の大きさに基づい
て定められたものであることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0014】なお、以下、本発明の実施形態を説明する
に際して、実施形態および該実施形態に関連する例につ
いて、一律に構成例(第1構成例乃至第7構成例)とし
て説明するが、これら構成例のうち、第3、第6および
第7構成例が本発明の実施形態に該当する。
【0015】図2は、CCD等の撮影素子によって撮影
される被写界21と、この被写界21中に設定された複
数の分割測距領域S1 〜S5 とを示す図で、このような
複数の分割測距領域S1 〜S5 を有するカメラの測距装
置のブロック構成を図1に示す。図1において、符号1
はフォーカシングレンズ(撮影レンズ)、2はフォーカ
シングレンズ1を透過した被写体光が結像される、例え
ばCCD等の撮像素子、3は撮像素子2から出力される
被写体信号を前置処理する、例えばサンプルホールド回
路,ゲインコントロール回路,被写体信号を輝度信号に
するためのLPF(ローパスフィルタ)等が含まれる前
置処理回路である。
【0016】上記前置処理回路3の出力は、撮像プロセ
ス回路系に供給されて信号処理され記録される。と同時
に、上記前置処理回路3の出力は、AF用信号としてB
PF4,A/Dコンバータ5に供給されてディジタル信
号に変換される。このA/Dコンバータ5は、その基準
電圧を適当に設定することにより、BPF出力の検波機
能を併せ有しているので、BPF4とA/Dコンバータ
5との間に通常介挿される検波器を省略することができ
る。
【0017】上記A/Dコンバータ5でA/D変換され
たディジタル信号は、マルチエリアゲート6で、上記図
2に示す複数の分割測距領域S1 〜S5 に対応するよう
に分配され、各分割測距領域S1 〜S5 に対応した積分
器7a〜7eに供給される。そして、同積分器7a〜7
eの各積分出力は、マルチプレクサ8で選択されてマイ
コン9に供給される。このマイコン9は、入力された各
分割測距領域毎のディジタルデータに基づき、後述する
判断処理を行った後、モータドライバ10を介してステ
ッピングモータ11に駆動信号を供給し、これによって
撮影レンズ1を所定量だけステッピング駆動する。この
他に、図示を省略しているが、撮像素子2を駆動するた
めの同期信号発生回路やドライバ回路、あるいは電源回
路等が含まれることは言うまでもない。
【0018】ところで、上記BPF4から出力された映
像信号中の高周波成分は、コントラスト情報そのものを
表わすわけではないが、被写体のコントラスト情報が大
きいと上記高周波成分出力が大きく、逆にコントラスト
情報が小さいと高周波成分出力が小さくなる性質を有す
るので、上記映像信号中の高周波成分により被写体のコ
ントラスト情報が表わされると考えられる。そして、上
記積分器7a〜7eで積分された各分割測距領域毎の積
分出力についても同様のことが言える。そこで、最終的
なレンズ駆動等の判断においては、上記積分出力がレン
ズフォーカシングの評価値であると同時に、被写体のコ
ントラスト情報をも表わしているものと見做して以下説
明する。
【0019】このように構成された本発明に係る測距装
置の動作を図3以下のフローチャートにより説明する。
【0020】先づAF動作のあらましを、図3のフロー
チャートで説明すると、スキャニングと呼称される測距
領域毎のコントラスト情報のとりこみが行われる(ステ
ップS1)。このスキャニングについては、後記図4で
詳述するが、フォーカシングレンズを無限遠に位置する
被写体に合焦させたときを基準位置とし、該基準位置か
ら上記ステッピングモータ11(図1参照)により1段
ずつフォーカシングレンズを繰出し、このレンズ繰出し
に対応して上記積分器7a〜7eから出力される積分出
力情報をとりこむ作業である。
【0021】ここで、とくにスキャニングと呼んでいる
理由は、フォーカシングレンズを基準位置から最大のレ
ンズ繰出し量に対応した位置まで1段ずつレンズ駆動
し、各段におけるコントラスト情報をとりこむ動作を走
査と見做してスキャニングと呼んでいる。このスキャニ
ングによってとりこまれたコントラスト情報に基づき、
後記図5〜図10で詳述する演算を行い(ステップS
2)、これによってフォーカシングレンズをどこに駆動
するべきかを判断し、実際のレンズ駆動を行う(ステッ
プS3)。ここで実質的な測距動作が終了するが、更に
このあとで、撮影動作に移行してもよい、あるいはピン
ト合わせが完了した、という“終了サイン”を送出して
(ステップS4)リターンする。以上が本構成例におけ
る測距動作のあらましである。次に、上記ステップS1
の“スキャニング”の詳細を図4に示すフローチャート
により説明する。
【0022】図4は、上記図3におけるステップS1の
“スキャニング”の詳細を示すフローチャートで、先づ
フォーカシングレンズを繰り込んで無限遠に位置する被
写体に対応した基準位置からの繰り出し段数をメモリす
る変数Nと、山登り方式におけるコントラスト情報が増
大する方向か減少する方向かを示す方向フラグFi (i
=1,2,3,4,5)とをそれぞれ初期リセットする
(ステップS11,S12)。そして、フォーカシング
レンズの繰り出し段数0、つまり被写体距離∞に対応し
たレンズ位置である基準位置にフォーカシングレンズを
設定し、複数の分割測距領域S1 〜S5 (図2参照)の
すべてについてのコントラスト情報D1(0)〜D5
(0)(以下、Di (0)と略記する)を測定する。そ
して、この測定されたコントラスト情報Di (0)をメ
モリAi に格納すると共に、フォーカシングレンズの繰
り出し段数Nを格納するメモリMi を初期リセットする
(ステップS13)。
【0023】この後、レンズ繰り出し段数Nを+1イン
クリメントし(ステップS14)、このレンズ位置にお
ける各分割測距領域S1 〜S5 のすべての領域について
コントラスト情報Di (N)を測定してメモリBi に記
憶する(ステップS15)。このステップS15までの
段階で、現在のレンズ位置における各分割測距領域毎の
コントラスト情報(以下、現段情報と略記する)がメモ
リBi に、1段前のレンズ位置における各コントラスト
情報(以下、前段情報と略記する)がメモリAi に、そ
れぞれ記憶されたことになるから、上記メモリAi に格
納された前段情報と、メモリBi に格納された現段情報
とを比較することにより、山登り方式における変化方向
を判断することができる。
【0024】ステップS16では、分割測距領域Si の
領域番号が格納された変数iを初期リセットし、次いで
+1インクリメントする(ステップS17)。従って、
各分割測距領域S1 〜S5 中の領域S1 についてコント
ラスト情報の検索を行うことになる。この場合、上記山
登り曲線のピーク点、つまり合焦の度合いを示すコント
ラスト情報がピークになる位置を予測することはでき
ず、該ピーク位置を通り越して、山登り曲線が下降に転
じたレンズ繰り出し段数Nの位置になって始めて、その
1段前のレンズ繰り出し段数(N−1)の点が、ピーク
位置であったと認識することができる。そこでこのフロ
ーチャートでは、山登り曲線が上昇中の各ステップS2
2,S23を図の右側に、山登り曲線がピーク点を通り
越して下降に転じた最初のレンズ繰り出し位置に関する
各ステップS19〜S21を図の中央に、また、山登り
曲線が下降してフォーカシングレンズが至近端にあてつ
くまでを上記ステップS19からステップS24にジャ
ンプする線で、それぞれ示している。
【0025】上記ステップS18に戻って本フローの説
明を再開すると、現段情報Bi と前段情報Ai とを比較
し(ステップS18)、Bi ≧Ai なら山登り曲線にお
ける上昇カーブ上になお位置していることになる。そこ
で、レンズ位置を更に1段進めた状態での測定にそなえ
るため、メモリBi に記憶されている現段情報を、前段
情報をメモリするメモリAi にシフトした上で(ステッ
プS22)、山登り曲線の変化方向を示す方向フラグF
i を、上昇方向を示す Fi =0 に再設定する(ステップS23)。その後、分割測距領
域の領域番号iが5になったか否かをチェックし(ステ
ップS24)、i=5、つまり分割測距領域のすべての
領域をスキャンするまで、上記ステップS17〜S23
を繰返し実行する。
【0026】上記ステップS18に戻って、 Bi ≧Ai でないなら、合焦の度合を示すコントラスト情報が大き
くなる方向でない、つまり山登り曲線が下降方向なの
で、山登り方向を示す方向フラグFi が、 Fi =0 になっているか否かをチェックする(ステップS1
9)。そして、 Fi =0 なら、このフォーカシングレンズ繰り出し段数Nの一つ
手前の繰り出し段数(N−1)が山登り曲線の最大値で
あったことになる。そこで、合焦の度合を示すコントラ
スト情報が最大になるレンズ繰り出し段数(以下、最大
値段数と呼称する)を格納するメモリ領域Mi に、上記
レンズ繰り出し段数(N−1)を記憶させたあと(ステ
ップS20)、方向フラグFi をセットし(ステップS
21)、これによって、以後のレンズ繰り出し位置では
山登り曲線が下降領域に入ったことを記憶させるように
している。
【0027】上記ステップS19に戻って、山登り方向
フラグFi が、 Fi =0 でない、つまりFi =1なら、上述のように山登り曲線
が下降領域に入っていることになるので、直ちにステッ
プS24にジャンプする。そして、各分割測距領域の測
距領域番号iが5に達するまで、上記ステップS17に
戻って上記ステップS17〜S24を繰返し実行する。
そして、測距領域番号iが5に達すると、ステップS2
5に進む。
【0028】このステップS25では、レンズ繰り出し
段数Nが最大繰り出し段数NMAX に達したか否かを、つ
まりフォーカシングレンズが至近端に当て付いたか否か
をチェックし、NMAX に達していなければ上記ステップ
S14に戻って、レンズを1段繰り出した後、上記ステ
ップS15〜S25を実行する。そしてレンズ繰り出し
段数Nが、 N=NMAX になれば、この“スキャニング”のフローを終了して上
記図3に示すステップS2にリターンする。
【0029】このような“スキャニング”のフローによ
れば、各分割測距領域毎に、そのコントラスト情報の最
大値が前段メモリAi に(ステップS22参照)、また
上記コントラスト情報が最大になるレンズ繰り出し段数
NがメモリMi に(ステップS20参照)、それぞれ格
納されることになる。
【0030】図5〜図10は、上記図3におけるステッ
プS2の“演算”の詳細を示すフローチャートで、具体
的なレンズの駆動目標値をどこにもってくるかにより、
6通りの構成例が示されている。そして、上記図4のフ
ローチャートで説明したように、コントラスト情報が最
大になるレンズ繰り出し段数がメモリMi に、またこの
ときのコントラスト情報の最大値がメモリAi に、それ
ぞれ記憶されるようになっている。
【0031】そこで、上記メモリMi に記憶されたコン
トラスト情報が最大になるレンズ繰り出し段数Nのみを
使用した演算を、本発明に係る第1〜第3構成例として
図5〜図7に、また上記メモリMi に記憶された最大値
段数情報に加えて、メモリAi に記憶されたコントラス
ト情報の最大値も使用するようにした演算を、第4〜第
6構成例として図8〜図10にそれぞれ示した。
【0032】図5は、本発明に係る第1構成例を示す測
距装置における演算手段のフローチャートである。この
第1構成例は、上記メモリMi に記憶された、コントラ
スト情報が最大になるときのレンズ繰り出し段数の情報
のみの処理により、演算する第1例で、各分割測距領域
毎のレンズ繰り出し段数の大きい方から数えて何番目と
いう数値K(以下、所定の序列と呼称する)を指定して
演算するものである。
【0033】即ち、本第1構成例の場合、分割測距領域
は、図2に示したように、S1 〜S5 の5個あるので、
各分割測距領域毎に、図4で説明したスキャニングによ
るデータとりこみを行う。このデータとりこみの結果と
して、コントラスト情報が最大になるレンズ繰り出し段
数M1 〜M5 が、例えば測距領域S1 では M1 =5・・・・・(1) 分割測距領域S2 では M2 =6・・・・・(2) 分割測距領域S3 では M3 =8・・・・・(3) 分割測距領域S4 では M4 =3・・・・・(4) 分割測距領域S5 では M5 =10・・・・(5) というように求まったとする。そして、コントラスト情
報が最大になるレンズ繰り出し段数Mi が大きいという
ことは、より至近寄りに、また小さいということは∞寄
りに、それぞれの被写体が存在するということで、極端
な場合として、 Mi =0 は無限遠に被写体がある場合である。
【0034】このように、分割測距領域S1 〜S5 (図
2参照)のそれぞれに対し、コントラスト情報が最大に
なるレンズ繰り出し段数Mi が、5個得られる。そこ
で、この5個の繰り出し段数M1 〜M5 に対し、所定の
序列Kをユーザが指定すれば、いくつかある被写体のう
ちから該当する被写体にピントが合った写真を撮ること
ができる。
【0035】いくつかある被写体のうちの最も至近寄り
の被写体にピントの合った写真を撮りたいと思えば、所
定の序列Kを、 K=1 に設定し、これによって上記(5)式よりフォーカシン
グレンズが10段繰り出され、最も至近寄りの被写体に
ピントの合った写真を撮ることができる。また、無限遠
寄りの被写体に合焦した写真を撮りたいと思えば、 K=5 に設定し、これによって上記(4)式よりフォーカシン
グレンズが3段繰り出され、最も無限遠寄りの被写体に
ピントの合った写真を撮ることができる。更に、中間位
置の被写体に合焦した写真を撮りたいと思えば、 K=3 に設定し、これによって上記(2)式よりフォーカシン
グレンズが6段繰り出され、中間位置の被写体にピント
の合った写真を撮ることができる。
【0036】このためには、例えば5段切換えの切換ス
イッチとか、液晶表示器と押釦スイッチの組合せ、等の
手段をカメラボディに設けておいて、ユーザが所定の序
列Kを入力できるようにすればよい。そして、所定の序
列を指定する操作を測距動作の都度行う必要はなく、こ
の種操作をメモリしておき、レンズフォーカシングの都
度、所定の序列を読み出せばこと足りる。
【0037】上記所定の序列を指定した演算のサブルー
チンを図5により説明すると、ユーザが指定した所定の
序列K(1〜5)がマイコン9(図1参照)に入力され
ると(ステップS31)、マイコン9は上記図4のフロ
ーで計測され複数の分割測距領域S1 〜S5 (図2参
照)のそれぞれにおける最大値段数M1 〜M5 を相互に
比較する。
【0038】そして、レンズ繰り出し段数の大きい方か
ら数えてK番目の最大値段数Mi を、同マイコン9内の
メモリ領域Pに格納して(ステップS32)、このサブ
ルーチンを終了し、図3のステップS3にリターンす
る。
【0039】この場合、必要なら、レンズ繰り出し段数
の大きい方から数えてK番目の最大値段数Mi が、複数
の分割測距領域S1 〜S5 中の何れの領域における最大
値段数であるかをチェックすることは可能である。しか
しながら、マイコン9内のメモリ領域Pに格納された最
大値段数Mi まで、フォーカシングレンズを繰り出すこ
とが必要なので、上記最大値段数Mi が、複数の分割測
距領域S1 〜S5 の何れの領域におけるものであるかを
チェックする必要はない。
【0040】上記第1構成例における序列演算によれ
ば、至近寄りの被写体に、あるいは無限遠寄りの被写体
に、それぞれピントを合わせた写真を撮りたいというユ
ーザの意思を、マニュアルとは違う意味で予めカメラに
入力することができる。この場合、本発明はマルチエリ
アセンサを前提としているので、複数の分割測距領域の
それぞれにおけるコントラスト情報が最大になるレンズ
繰り出し段数Mi は、単一の確定値が出力されると期待
できる。従って、測距領域を分割しない、従来のような
1個の大きな測距領域を有する測距装置における、複数
の被写体に対応した極値の処理に比較すれば、本構成例
のような序列指定演算は、より有効な測距手段となると
いう効果を有する。
【0041】図6は、本発明に係る第2構成例を示す測
距装置における演算手段のフローチャートである。この
第2構成例も、上記第1構成例と同じように、最大値段
数Mi のみの処理により演算しているが、この第2構成
例では、上記第1構成例における所定の序列Kの指定に
代えて、各分割測距領域S1 〜S5 のそれぞれにおける
最大値段数M1 〜M5 に重み付けした後、下記(6)式
により重心演算するようにした点が異なる(ステップS
41)。
【0042】 ここに、wi は各分割測距領域に重み付けする場合に用
いられる係数で、Mi,Pは、それぞれ上記第1構成例
における最大値段数と、フォーカシングレンズを基準点
から実際に繰り出すべきレンズ駆動段数とである。
【0043】上記(6)式において、重み付け係数wi
を wi =1 に設定すれば、(6)式は各分割測距領域毎の最大値段
数の平均値を求めていることになるので、被写界内の各
被写体すべての全体像を捉えながらピント合せしている
ことになる。しかしながら、出来上った写真をみた場
合、人間の習性として被写界の周辺に位置する被写体よ
り中央付近に位置する被写体のほうに注意が行きやす
い。そこで、各分割測距領域中の特定の領域、多くの場
合は中央の領域S1 (図2参照)に、より重点をおいた
ピント合せをするために、上記重み付け係数 wi とし
て1以外の値が用いられる。
【0044】上記図2において、例えば、w1 を1にし
て、w2 〜w5 を1以下の値に設定すれば中央の被写体
に重点を置いたピント合せが可能になるし、w2 を1に
してw1 ,w3 〜w4 を1以下の値に設定すれば、撮影
画面の左側に位置する被写体に重点を置いた写真を撮る
ことができる。
【0045】上記第2構成例における重心演算では、多
数決のような欠点をもたないで、被写体全体を考慮し
て、平均的なピント合せをねらうことができる。とく
に、各被写体が被写界深度内にあれば、巾広い被写体に
ピントが合った写真を撮ることができる。しかしなが
ら、この重心演算による第2構成例では、厳密な意味で
はどの被写体にもピントが合っていないことになるの
で、この点を改善した第3構成例を以下に説明する。
【0046】図7は、本発明に係る第3構成例を示す測
距装置における演算手段のフローチャートで、この第3
構成例も最大値段数Mi のみの処理により演算する点は
上記第1,第2構成例と同じである。また、上記第2構
成例におけるステップS41に示した重心演算を行う点
も同じであるが(ステップS51)、この重心位置にレ
ンズ駆動するのでなく、その重心位置に最も近い最大値
段数Mi の被写体にピントを合せるようにした(ステッ
プS52)点が、上記第2構成例と異なる。
【0047】前記図2に示すような分割測距領域S1 ,
S4 ,S5 の位置に例えば人物等の主要被写体が存在
し、領域S2 ,S3 に樹木等の背景がある場合、上記第
2構成例では人物と背景との中間の位置にピントが合う
ことになってしまう。この場合、被写界深度の深いレン
ズなら特に問題ないが、被写界深度が浅いレンズの場合
には、人物にも、樹木等の背景にもピントの合わない写
真が撮れることになってしまう。
【0048】この場合、上記(6)式に置ける重み付け
係数wi を凡て1とすると、重心演算により得られた位
置は、人物と背景との中間より人物寄りとなるから、上
記重心位置に最も近い被写体は人物になる。そこでこの
第3構成例では、ステップS52に示すように、この人
物にピントを合わせて写真を撮ることになり、被写界深
度の浅いレンズの場合に特に有用となる。
【0049】図8は、本発明に係る第4構成例を示す測
距装置における演算手段のフローチャートで、上記第1
〜第3構成例では最大値段数Mi のみの処理により演算
していたのに対し、この第4構成例と後述する第5,第
6構成例では最大値段数Miに、コントラスト情報の最
大値Ai を加えた処理により演算して合焦駆動段数Pを
求めるようにしている点が異なる。以後、この第4構成
例をコントラスト序列演算と呼称する。そして、上記第
1構成例では、所定の序列Kを、レンズ繰り出し段数M
i の大きい方から数えた序列で定めたのに対し、この第
4構成例では、各分割測距領域毎のコントラスト情報A
i の値のうち大きい方から数えた序列にした点が異る。
【0050】図8において、所定の序列Kがマイコン9
(図1参照)に入力されると(ステップS61)、マイ
コン9は、上記図4のフローで求めた各分割測距領域S
1 〜S5 (図2参照)のそれぞれに置けるコントラスト
情報の最大値A1 〜A5 を相互に比較する。そして、コ
ントラスト情報の最大値の大きい方から数えてK番目の
分割測距領域の領域番号iを変数領域imax に格納する
(ステップS62)。そして、この領域番号imax にお
ける最大値段数Mi max を合焦駆動段数Pに入力してこ
のフローを終了して、前記図3に置けるステップS3に
リターンする。
【0051】一般に、被写界内に存在する複数の被写体
のコントラストは、強いものもあれば弱いものもあり、
まちまちである。そして、必ずしも、コントラストの強
い被写体にピントを合わせるとは限らないが、概して、
コントラストの強い被写体は目立つ被写体なので、この
ような目立つ被写体にピントを合わせた方が、すっきり
として写真のでき映えがよい。そこで、目立つ被写体に
ピントを合わせて写真を撮ろうとする場合には、この第
4構成例によれば所定の序列Kを1に設定すればよいこ
とになる。
【0052】一方、撮影対象がコントラストの低い目立
たない被写体であると、最初から分っている、例えば薄
い目盛の入った紙みたいなものの場合には、山登り方式
のような従来の測距装置では、コントラスト情報のピー
クを探すのに大変苦労したが、この第4構成例では所定
の序列Kを例えば、 K=5 に設定すればよく、被写体にピントの合った写真を撮る
ことができる。
【0053】図9は、本発明に係る第5構成例を示す測
距装置における演算手段のフローチャートで、上記第2
構成例における(6)式の重心演算を行う際に、各分割
測距領域毎の距離情報Mi に重み付け係数wi で重み付
けする際、ステップS71に示すようにコントラスト情
報Ai をも加味するようにしている。従って、コントラ
ストの高い被写体の存在する領域に関するコントラスト
情報の最大値Ai が、コントラストの低い被写体の存在
する領域のそれより、合焦駆動段数Pに大きく影響を与
えることになる。そこで、この第5構成例を、コントラ
スト重心演算と呼称することにする。
【0054】この第5構成例によれば、全体的な被写体
の様子を見ながら、ピントを合せる点は、上記第2構成
例と同じであるが、これに加えるにコントラストの高い
被写体を重視して、そこに重点的にピントを合わせるこ
とができる。そして、この第5構成例のコントラスト重
心演算は、被写界深度が深い場合には、ピント合せ上非
常に有効な手段になるが、被写界深度が浅い場合には次
に述べる第6構成例が望ましい。
【0055】図10は、本発明に係る第6構成例を示す
測距装置における演算手段のフローチャートで、上記第
3構成例の重心最至近演算におけるステップS51のル
ーチンで、各分割測距領域毎の最大値段数Mi に、コン
トラスト情報の最大値Ai を加味するようにしたもので
(ステップS81)、コントラスト重心最至近演算と呼
称する。そして、この第6構成例も上記第3構成例と同
じように、重心演算を一度行うが、最終的にはこの重心
位置に最も近い被写体に対応した最大値段数Mi の位置
にレンズ駆動する(ステップS82)。これによって、
被写界深度が浅いレンズの場合でも、全体的な被写体の
様子を見ながら、且つ、コントラストの高い被写体に重
点を置いたピント合せを行うことができる。
【0056】図11は、本発明に係る第7構成例を示す
測距装置のブロック構成図で、この第7構成例は、フォ
ーカシングレンズの被写界深度情報に基づいて、演算モ
ードを切換える、もしくは演算の補正を行う例である。
【0057】さて、上記第2,第3構成例として重心演
算,重心最至近演算を、また第5,第6構成例としてコ
ントラスト重心演算,コントラスト重心最至近演算をそ
れぞれ説明したが、最大値段数Mi にコントラスト情報
の最大値Ai を加味するか否かは別にして、全体の被写
体を考えた重心という考え方と、この重心位置に最も近
い被写体にピント合せする重心最至近という考え方と、
に大別される。これは、実際の撮影時のレンズの被写界
深度、つまり光軸方向に前後して分布する複数の被写体
のうちのどの範囲までカバーできるかに直接関係する。
そして、被写界深度が深く、多くの被写体をカバーでき
る場合には、“重心”という考え方により多くの被写体
の略中間にピント合せして広くカバーするのが望まし
い。一方、被写界深度が浅いレンズの場合には、どの被
写体にもピントが甘くなってしまうので、重心位置に最
も近い被写体にピントを合わせるという“重心最至近”
という考え方が望ましい。そこで、被写界深度の深い,
浅いに対応して演算モードを切換えることができれば好
都合なので、これを具体化したのがこの第7構成例であ
る。
【0058】この第7構成例を示す図11において、前
記図1と同じ構成部材には同じ符号を付してその説明を
省略することとし、異なる部分についてのみ説明する
と、符号12は絞り,ズームセンサで、絞りとズームの
設定位置を検知しているが、これは位置検出という点か
らエンコーダであってもよい。この絞り,ズームセンサ
12の出力は、マイコン9に入力されて信号処理され
る。この際、絞りやズームをステッピングモータで制御
する場合には、特にセンサを必要とせず、マイコン9か
ら出力された指令の数値を情報として使ってよいこと勿
論である。何れにせよ、絞りとズーム、つまりフォーカ
シングレンズの焦点距離がマイコン9に入力されている
ので、マイコン9は被写界深度が深いか浅いかを自動的
に判断し、演算モードを切換えるようにしている。
【0059】ところで、上述した演算モードの切換えを
具体的に示すと、前記図7,図10で単純な重心演算に
おける合焦駆動段数P′と重心最至近演算における合焦
駆動段数Pの切換えになるが、通常はコンパレータ動作
により行なう。即ち、深度が所定地値以上ならP′、以
下ならPを駆動段数とする。これを被写界深度の連続的
な変化に対応して0〜1の値で変化する重み付け係数t
によって表わされる次式 t・P′+(1−t)P で計算されるレンズ駆動段数に駆動するようにすれば、
2つの演算モードをなめらかに(連続的に)に切換える
ことができ非常に好ましい。
【0060】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、マル
チエリアAFにおける複数の分割測距領域のそれぞれか
ら得られた距離情報を用いて、この複数の距離情報に関
して平均的なピントが得られる距離を求め、さらに上記
複数の各距離情報のうち、求めた平均的な距離の値に最
も近い1つの距離情報を最終的な測距データとして得る
ようにしたから、奥行き方向に分布した複数の被写体に
対する全体的な合焦を考慮しつつも、複数の被写体のい
ずれか1つに確実に合焦した明確なピント感の有る写真
が得られる測距装置を提供できるという顕著な効果が発
揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複数の分割測距領域を有するカメ
ラの測距装置のブロック構成図である。
【図2】被写界内における複数の分割測距領域を示す図
である。
【図3】図1におけるAF動作のあらましを示すフロー
チャートである。
【図4】図3におけるスキャニング動作の詳細を説明す
るフローチャートである。
【図5】図3における演算動作の詳細を示すフローチャ
ートであり、本発明に係る第1構成例に係るフローチャ
ートである。
【図6】図3における演算動作の詳細を示すフローチャ
ートであり、本発明に係る第2構成例に係るフローチャ
ートである。
【図7】図3における演算動作の詳細を示すフローチャ
ートであり、本発明に係る第3構成例に係るフローチャ
ートである。
【図8】図3における演算動作の詳細を示すフローチャ
ートであり、本発明に係る第4構成例に係るフローチャ
ートである。
【図9】図3における演算動作の詳細を示すフローチャ
ートであり、本発明に係る第5構成例に係るフローチャ
ートである。
【図10】図3における演算動作の詳細を示すフローチ
ャートであり、本発明に係る第6構成例に係るフローチ
ャートである。
【図11】本発明に係る第7構成例の測距装置のブロッ
ク構成図である。
【符号の説明】
1………フォーカシングレンズ(検出手段) 2………撮像素子 (〃) 3………前置処理回路 (〃) 4………BPF (〃) 5………A/Dコンバータ (〃) 6………マルチエリアゲート (〃) 7a〜7e………積分器 (〃) 8………マルチプレクサ (〃) 9………マイコン(演算手段) 21……被写界 S1 〜S5 ………分割測距領域 Mi ……最大値段数(フォーカシングレンズの位置に関
する値) Ai ……コントラスト情報の最大値(当該像の鮮鋭度に
関する値)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/28 - 7/40

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写界内に設定された複数の分割測距領
    域から該各分割測距領域毎の被写体距離情報をそれぞれ
    得るための検出手段と、これら複数の各距離情報に基づ
    く演算により上記被写界に対する測距データを得るため
    の演算手段と、を具備し、 上記演算手段は、上記検出手段より得られた複数の距離
    情報に関して所定の演算を施して平均的なピントが得ら
    れる距離を求め、上記複数の各距離情報のうち該平均的
    なピントが得られる距離の値に最も近い1つの距離情報
    を上記測距データとして得る演算をなすものであること
    を特徴とする測距装置。
  2. 【請求項2】 上記平均的なピントが得られる距離は、
    上記複数の距離情報に関して所定の重み付け係数による
    加重平均演算を施して求められた重心であることを特徴
    とする請求項1に記載の測距装置。
  3. 【請求項3】 上記重み付け係数は、上記各分割測距領
    域の配置に基づいて定められたものであることを特徴と
    する請求項2に記載の測距装置。
  4. 【請求項4】 上記重み付け係数は、上記検出手段が上
    記各分割測距領域毎の上記被写体距離情報を検出する際
    に取得した、当該各被写体距離に対応する各コントラス
    ト情報の大きさに基づいて定められたものであることを
    特徴とする請求項2に記載の測距装置。
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