JP3278255B2 - ウスターソース類の製造方法 - Google Patents

ウスターソース類の製造方法

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JP3278255B2 JP23538693A JP23538693A JP3278255B2 JP 3278255 B2 JP3278255 B2 JP 3278255B2 JP 23538693 A JP23538693 A JP 23538693A JP 23538693 A JP23538693 A JP 23538693A JP 3278255 B2 JP3278255 B2 JP 3278255B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はウスターソース類の製造
方法に関し、更に詳しくはその製造に用いる全資材の香
味を充分に馴染ませた、全体として香味のまろやかな、
調味料として優れた複合的香味を有するウスターソース
類の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ウスターソース類の製造方法とし
て、野菜処理物及び/又は果実処理物をアルコール発酵
した後に酢酸発酵し、その発酵液に香辛料類を加えて酵
素処理したものを用いる方法(特開昭58−11665
6)等が提案されている。
【0003】ところが、上記の従来法には、アルコール
発酵及び酢酸発酵により新たな香味を引き出して活用す
るという利点がある反面、発酵に関与するのがウスター
ソース類の製造に用いる資材の一部であるため、発酵に
関与したものと発酵に関与しないものとの間の香味の馴
染みが悪く、全体として香味のまろやかさに欠けるとい
う欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、ウスターソース類の製造においてその資材
の一部をアルコール発酵及び酢酸発酵する前述したよう
な従来法では、発酵に関与したものと発酵に関与しない
ものとの間の香味の馴染みが悪く、全体として香味のま
ろやかさに欠けるという点である。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、野菜
処理物、果実処理物、糖類、アミノ酸液及び香辛料類の
混合物、又は更にカラメル及び糊料を加えた混合物の水
性液にエタノールを加え、エタノール濃度が1〜5重量
%及び全可溶性固形分濃度が10〜40重量%にそれぞ
れ調整された水性液を、予め別に馴養しておいた酢酸菌
を用いて酢酸発酵し、酢酸濃度が1.0〜3.5重量%
になった段階の発酵液に食塩を加えて調整することを特
徴とするウスターソース類の製造方法に係る。また本発
明は、野菜処理物、果実処理物、糖類、アミノ酸液及び
香辛料類の混合物、又は更にカラメル及び糊料を加えた
混合物の水性液であって、全可溶性固形分濃度が10〜
40重量%に調整された水性液を、予め別に馴養してお
いた食用酵母を用いてアルコール発酵し、次にエタノー
ル濃度が1〜5重量%になった段階の発酵液を、予め別
に馴養しておいた酢酸菌を用いて酢酸発酵して、酢酸濃
度が1.0〜3.5重量%になった段階の発酵液に食塩
を加えて調整することを特徴とするウスターソース類の
製造方法に係る。
【0006】ウスターソース類の製造には、野菜処理
物、果実処理物、糖類、食塩、食酢等、各種の資材が用
いられる。本発明では、かかる資材として、野菜処理
物、果実処理物、糖類、食塩、食酢、アミノ酸液及び香
辛料類を用いるか、又はこれらに加えてカラメル及び糊
料を用いる。調味料としてより優れた複合的香味のウス
ターソース類を製造するためである。
【0007】本発明では、食塩及び食酢を除く他の全資
材の混合物の水性液、具体的には、野菜処理物、果実処
理物、糖類、アミノ酸液及び香辛料類の混合物、又は更
にカラメル及び糊料を加えた混合物の水性液をこれにエ
タノールを加えて酢酸発酵するか、又は該水性液をアル
コール発酵し、引き続いて酢酸発酵する。加えるエタノ
ールとしては、例えば食酢で変性した変性アルコールが
有利である。酢酸発酵、又はアルコール発酵とこれに引
き続いての酢酸発酵とによって前記のような資材から新
たな香味を引き出しつつその香味を充分に馴染ませた、
全体として香味のまろやかな、複合的香味のウスターソ
ース類を製造するためである。これらの発酵によって用
いる全資材の香味を馴染ませ、全体として香味をまろや
かにするためには、食塩もこれらの発酵に関与させるこ
とが考えられるが、このようにすると、酢酸発酵それ自
体が難しくなり、結局は所望する複合的香味のウスター
ソース類を製造できない。
【0008】ウスターソース類の製造では、用いる資材
を製品としてのウスターソース類が所望する塩濃度、糖
濃度及び酸濃度等となるように混合調整する。本発明で
は、製品としてのウスターソース類におけるこれらの濃
度を特に限定するものではないが、少なくとも発酵は、
前記のような食塩及び食酢を除く他の全資材の混合物の
水性液であって、全可溶性固形分濃度が10〜40重量
%に調整された、またエタノールを加える場合にはエタ
ノール濃度が1〜5重量%に調整された水性液を発酵基
質として行なう。酢酸発酵、又はアルコール発酵とこれ
に引き続いての酢酸発酵を円滑に行なわせつつ、これら
の発酵によって得られる発酵液に食塩を加えて調整する
製品としてのウスターソース類に調味料としてのより優
れた複合的香味を具有させるためである。
【0009】水性液をアルコール発酵し、引き続いて酢
酸発酵する場合には、アルコール発酵に先立ち、水性液
中におけるアミノ酸の濃度を調整しておくのが好まし
い。かかるアミノ酸としては特に、ロイシン、イソロイ
シン、バリン、スレオニン及びフェニルアラニンから選
ばれる1種又は2種以上が挙げられる。これら5種のア
ミノ酸からは、アルコール発酵により、発酵フレーバー
としてそれぞれ、イソアミルアルコール、メチル−2−
ブタノール、イソブタノール、n−プロパノール、β−
フェネチルアルコールが生成し、該発酵フレーバーが製
品としてのウスターソース類に調味料としての更により
優れた複合的香味を具有させるからである。同様の意味
で、5種のアミノ酸は水性液中におけるそれらの濃度を
総て調整しておくのが好ましい。
【0010】ロイシン、イソロイシン、バリン、スレオ
ニン及びフェニルアラニンから選ばれる1種又は2種以
上のアミノ酸はアルコール発酵前の水性液中における各
アミノ酸濃度として0.02〜1.2重量%、好ましく
は0.1〜1.0重量%となるように調整する。各アミ
ノ酸濃度が0.02重量%未満では発酵フレーバーの生
成に時間がかかり、逆に1.2重量%超では香味バラン
スが悪くなるからである。この場合、もともとの資材と
して用いるアミノ酸液中の各アミノ酸濃度との関係で該
アミノ酸液の使用量を変更することにより調整してもよ
いが、調整作業の便宜上、各アミノ酸を補添することに
より調整するのが好ましい。例えば、調整対象がロイシ
ンだけの場合、アミノ酸液中のロイシン濃度との関係で
該アミノ酸液の使用量を算出することにより水性液中の
ロイシン濃度を0.02〜1.2重量%に調整でき、ま
た調整対象が5種のアミノ酸総ての場合、アミノ酸液の
使用だけでは不足することとなる各アミノ酸の不足分を
補添することにより水性液中の各アミノ酸濃度をそれぞ
れ0.02〜1.2重量%に調整できる。
【0011】本発明では、酢酸菌を用いて酢酸発酵する
か、又は食用酵母を用いてアルコール発酵し、引き続い
て酢酸菌を用いて酢酸発酵するが、いずれの場合も予め
それぞれ別個に馴養しておいた酢酸菌、又は食用酵母と
酢酸菌とを用いる。例えば、全可溶性固形分濃度が30
重量%に調整された水性液を酢酸発酵する場合には、1
0重量%、20重量%及び30重量%のように全可溶性
固形分濃度を段階的に順次高めた水性液で繰り返して馴
養しておいた酢酸菌を用いる。アルコール発酵する場合
も同様である。調整された水性液の酢酸発酵、又はアル
コール発酵とこれに引き続いての酢酸発酵を円滑に行な
わせるためである。これらの発酵において、酢酸発酵の
発酵効率を上げるためには、予め水性液に酢酸濃度が
0.5重量%未満となる範囲内で種酢を加えておくのが
有利である。
【0012】本発明では、用いる酢酸菌の種類を特に限
定するものではないが、酢酸菌としてアセトバクター
アセティ(Acetobacter aceti)、アセトバクター ア
セトサム(Acetobacter acetosum)、アセトバクター
ビニ アセティ(Acetobacter vini aceti)、アセ
トバクター シュッティンバヒ(Acetobacter schuetz
enbach)及びアセトバクター ランセンム(Acetobacte
r rancenm)から選ばれる1種又は2種以上を用いるの
が好ましい。また本発明では、用いる食用酵母の種類を
特に限定するものではないが、食用酵母としてチゴサッ
カロマイセス ルーキシ(Zygosaccharomyces rouxi
i)、サッカロマイセス セレビジェ(Saccharomyces
cerevisiae)、キャンディダフェルサチリス(Candida
versatilis)、ハンゼヌラ アノマラ(Hansenula an
omala)及びクロイベロマイセス フラジリス(Kluyver
omyces fragilis)から選ばれる1種又は2種以上を用
いるのが好ましい。調整された水性液の酢酸発酵、又は
アルコール発酵とこれに引き続いての酢酸発酵をより円
滑に行なわせつつ、用いる全資材の香味を充分に馴染ま
せた、全体として香味のまろやかな、より優れた複合的
香味の発酵液を得るためである。
【0013】酢酸発酵は、雑菌汚染を防止しつつ、通常
は10〜40℃で行なうが、15〜35℃で行なうのが
好ましい。アルコール発酵に引き続いて酢酸発酵する場
合も同様である。またアルコール発酵は、雑菌汚染を防
止しつつ、通常は10〜40℃で行なうが、10〜30
℃で行なうのが好ましい。いずれの場合も、より優れた
複合的香味の発酵液を得るためである。
【0014】酢酸発酵、又はアルコール発酵とこれに引
き続いての酢酸発酵の形態は静置や振とうによる回分発
酵、及び半連続発酵、更にはバイオリアクターを用いた
連続発酵のいずれでもよいが、バイオリアクターを用い
た連続発酵が好ましい。作業性がよいからである。
【0015】本発明では、前記のようにエタノールを加
えて調整した水性液を酢酸発酵し、酢酸濃度が1.0〜
3.5重量%、好ましくは2.5〜3.0重量%前後に
なった段階の発酵液に食塩を加えて調整することにより
ウスターソース類を製造するか、又は前記のように調整
した水性液をアルコール発酵し、エタノール濃度が1〜
5重量%、好ましくは3重量%前後になった段階の発酵
液を前記のように酢酸発酵して、酢酸濃度が1.0〜
3.5重量%、好ましくは2.5〜3.0重量%前後に
なった段階の発酵液に食塩を加えて調整することにより
ウスターソース類を製造する。用いる全資材の香味を充
分に馴染ませた、全体として香味のまろやかな、より優
れた複合的香味の発酵液を得、ひいては該発酵液を用い
調味料としてより優れた複合的香味のウスターソース類
を製造するためである。
【0016】図1は本発明においてエタノールを加えて
調整した水性液の酢酸発酵の状況を例示するグラフであ
る。ここでは、トマト液20g、タマネギ液20g、ニ
ンジン液20g、セロリ液10g、レタス液10g、キ
ャベツ液10g、リンゴ液10g、ミカン液10g、液
糖(Brix 70%)360g、アミノ酸液50g、香辛
料類2g、カラメル1g、糊料(キサンタンガム)1g
及び水416gを混合し、更に変性アルコール(食酢で
変性したもの)60gを混合して(合計1000g)、
エタノール濃度3重量%及び全可溶性固形分濃度30重
量%にそれぞれ調整した水性液に、予め別に馴養してお
いた濃度108個/mlのアセトバクターアセティを3容
量%加え、30℃で振とう発酵したときの、発酵日数
(日)に対する発酵液中の酢酸濃度(重量%)を示して
いる。
【0017】図2は本発明において調整した水性液のア
ルコール発酵とこれに引き続いての酢酸発酵の状況を例
示するグラフである。ここでは、トマト液20g、タマ
ネギ液20g、ニンジン液20g、セロリ液10g、レ
タス液10g、キャベツ液10g、リンゴ液10g、ミ
カン液10g、液糖(Brix 70%)170g、アミノ
酸液50g、香辛料類2g、カラメル1g、糊料(キサ
ンタンガム)1g及び水659gを混合し、更に種酢
(食酢)7gを混合して(合計1000g)、全可溶性
固形分濃度15重量%に調整した水性液に、予め別に馴
養しておいた濃度107個/mlのサッカロマイセス セ
レビジェを1容量%加え、28℃で静置発酵したとき
の、発酵日数(日)に対する発酵液中のエタノール濃度
(重量%)を示している。またかかるアルコール発酵に
よってエタノール濃度が3重量%になった段階の発酵液
に、予め別に馴養しておいた濃度108個/mlのアセト
バクター アセトサムを3容量%加え、30℃で振とう
発酵したときの、発酵日数(日)に対する発酵液中の酢
酸濃度(重量%)を示している。
【0018】図1及び図2において、11,12は酢酸
濃度曲線であり、また22はエタノール濃度曲線である
が、これらの図1及び図2からも、本発明において酢酸
発酵、又はアルコール発酵とこれに引き続いての酢酸発
酵が円滑に行なわれていることが判る。図1の場合に
は、発酵日数が約2〜8日、好ましくは3〜4日の発酵
液に食塩を加えて調整することによりウスターソース類
を製造する。また図2の場合には、発酵日数が約1〜8
日、好ましくは4日前後のアルコール発酵液を酢酸発酵
し、発酵日数が2〜6日、好ましくは4〜5日の発酵液
に食塩を加えて調整することによりウスターソース類を
製造する。
【0019】かくして製造されるウスターソース類と、
用いる資材を同じにして前記の従来法により製造される
ウスターソース類とを官能評価すると(男10名及び女
10名、2点嗜好順位法)、5%の危険率で、本発明に
より製造されるウスターソース類に好結果が有意検定さ
れる。
【0020】
【実施例】実施例1 トマト液20g、タマネギ液20g、ニンジン液20
g、セロリ液10g、レタス液10g、キャベツ液10
g、リンゴ液10g、ミカン液10g、液糖(Brix 7
0%)370g、アミノ酸液50g、香辛料類(ケイヒ
120g/ニクズク60g/セージ60g/タイム60
g/クロコショウ50g/チョウジ40g/ウイキョウ
40g/トウガラシ25g/セロリーシード25gの割
合の混合香辛料類)2g、カラメル1g、糊料(キサン
タンガム)1g及び水406gを混合し、更に変性アル
コール(食酢で変性したもの)50g及び種酢(酢酸濃
度15重量%の食酢)10gを混合して(合計1000
g)、エタノール濃度2.5重量%及び全可溶性固形分
濃度30重量%にそれぞれ調整した水性液を用意した。
別に、該水性液でアセトバクター アセティを馴養して
おいた。そして該水性液に馴養しておいた濃度108
/mlのアセトバクター アセティを3容量%加え、雑菌
汚染を防止しつつ30℃で振とう発酵した。
【0021】発酵日数約4日で発酵液中の酢酸濃度が3
重量%になったので、該発酵液を75℃達温で加熱殺菌
し、30℃まで冷却した。冷却した発酵液900gに食
塩100gを加えて調整し、ウスターソース類を製造し
た。製造したウスターソース類は、所望通り、用いた全
資材の香味が馴染んだ、全体として香味のまろやかな、
複合的香味を有するものであった。
【0022】比較例1 特開昭58−116656号公報に記載された従来法に
したがい、次のようにウスターソース類を製造した。ト
マト液20g、タマネギ液20g、ニンジン液20g、
セロリ液10g、レタス液10g、キャベツ液10g、
リンゴ液10g、ミカン液10g及び液糖(Brix 70
%)10gに水を加えて合計200gとし、これを密閉
系中にて85℃達温で加熱殺菌して、20℃に冷却し
た。冷却した水溶液に、予め同じ水溶液で馴養しておい
た濃度107個/mlのサッカロマイセス セルビジェを
10容量%加え、雑菌汚染を防止しつつ20℃で、アル
コール濃度が4.5%になるまでアルコール発酵した。
これを80℃達温で加熱殺菌し、30℃に冷却して、ア
ルコール発酵液を得た。上記のアルコール発酵液に、予
め同じアルコール発酵液をアセトバクター アセティで
予備発酵しておいた種酢を10容量%加え、雑菌汚染を
防止しつつ30℃で酢酸濃度3.5%になるまで振とう
発酵した。上記の酢酸発酵液200gに液糖(Brix 7
0%)150g、香辛料類(実施例1と同じ混合香辛料
類)2g、食塩80g、食酢(酢酸濃度15%の醸造
酢)25g及び水を加えて600gとし、更にセルラー
ゼを主とする酵素1.66g(セルラーゼAP−3、天
野製薬株式会社製)を添加混合して、20℃で12ケ
月、この間適宜に混合しつつ貯蔵した。貯蔵した混合液
540gに、液糖(Brix 70%)189g、アミノ酸
液45g、食塩28g、食酢(酢酸濃度15%の醸造
酢)116g、カラメル0.9g、糊料(キサンタンガ
ム)0.9g及び水を加えて1000gに調製混合した
後、この混合液を95℃達温で加熱殺菌し、30℃まで
冷却して、ウスターソース類を製造した。
【0023】評価 実施例1のウスターソース類と比較例1のウスターソー
ス類とを、男性10名及び女性10名の合計20名で、
2点嗜好順位法(どちらが好ましいかを選ぶ方法)によ
り官能評価した。実施例1のウスターソース類を好まし
いとしたのは15名、比較例1のウスターソース類を好
ましいとしたのは5名であった。5%の危険率で、実施
例1のウスターソース類に好結果が有意検定された。
【0024】実施例2 トマト液20g、タマネギ液20g、ニンジン液20
g、セロリ液10g、レタス液10g、キャベツ液10
g、リンゴ液10g、ミカン液10g、液糖(Brix 7
0%)170g、アミノ酸液50g、香辛料類(実施例
1と同じ混合香辛料類)2g、カラメル1g、糊料(キ
サンタンガム)1g及び水659gを混合し、更に種酢
(酢酸濃度15重量%の食酢)7gを混合して(合計1
000g)、全可溶性固形分濃度15重量%に調整した
水性液を用意した。別に、該水性液でサッカロマイセス
セレビジェとアセトバクター アセトサムとを別個に
馴養しておいた。そして該水性液に馴養しておいた濃度
107個/mlのサッカロマイセス セレビジェを1容量
%加え、雑菌汚染を防止しつつ28℃で静置発酵した。
【0025】発酵日数約4日で発酵液中のエタノール濃
度が3重量%になったので、該発酵液に馴養しておいた
濃度108個/mlのアセトバクター アセトサムを3容
量%加え、雑菌汚染を防止しつつ30℃で振とう発酵し
た。発酵日数約4日で発酵液中の酢酸濃度が3重量%に
なったので、該発酵液を75℃達温で加熱殺菌し、30
℃まで冷却した。冷却した発酵液900gに食塩100
gを加えて調整し、ウスターソース類を製造した。製造
したウスターソース類は、所望通り、用いた全資材の香
味が馴染んだ、全体として香味のまろやかな、複合的香
味を有するものであった。実施例1の場合と同様に、実
施例2のウスターソース類と比較例1のウスターソース
類とを官能評価したところ、5%の危険率で、実施例2
のウスターソース類に好結果が有意検定された。
【0026】実施例3 トマト液20g、タマネギ液20g、ニンジン液20
g、セロリ液10g、レタス液10g、キャベツ液10
g、リンゴ液10g、ミカン液10g、液糖(Brix 7
0%)220g、アミノ酸液50g、香辛料類(実施例
1と同じ混合香辛料類)2g及び水538gを混合し、
更に変性アルコール(食酢で変性したもの)60g及び
種酢(酢酸濃度15重量%の食酢)20gを混合して
(合計1000g)、エタノール濃度3重量%及び全可
溶性固形分濃度20重量%にそれぞれ調整した水性液を
用意した。別に、該水性液でアセトバクター アセティ
を馴養しておき、馴養しておいた濃度108個/mlのア
セトバクター アセティを、担体としてセラミックスモ
ノリスを充填した殺菌済みの管型バイオリアクター中へ
雑菌汚染を防止しつつ30℃で2日間循環送液し、馴養
しておいたアセトバクター アセティをセラミックスモ
ノリスに吸着させた。そして用意した水性液を、馴養し
ておいたアセトバクター アセティをセラミックスモノ
リスに吸着させた管型バイオリアクター中へ、雑菌汚染
を防止しつつ30℃で約15時間の滞留時間となるよう
に送液し、連続発酵した。
【0027】管型バイオリアクターから排出された酢酸
濃度2.5重量%の発酵液900gに食塩100gを加
えて調整し、ウスターソース類を製造した。製造したウ
スターソース類は、所望通り、用いた全資材の香味が馴
染んだ、全体として香味のまろやかな、複合的香味を有
するものであった。実施例1の場合と同様に、実施例3
のウスターソース類と比較例1のウスターソース類とを
官能評価したところ、5%の危険率で、実施例3のウス
ターソース類に好結果が有意検定された。
【0028】実施例4 トマト液20g、タマネギ液20g、ニンジン液20
g、セロリ液10g、レタス液10g、キャベツ液10
g、リンゴ液10g、ミカン液10g、液糖(Brix 7
0%)170g、アミノ酸液(ロイシンを0.64重量
%及びフェニルアラニンを0.76重量%含有する混合
アミノ酸液)50g、香辛料類(実施例1と同じ混合香
辛料類)2g、カラメル1g、糊料(キサンタンガム)
1g、補添アミノ酸としてロイシン0.68g、フェニ
ルアラニン0.62g、更に種酢(酢酸濃度15重量%
の食酢)7g及び残部として水を混合し(合計1000
g)、全可溶性固形分濃度15重量%、またロイシン及
びフェニルアラニン濃度各0.1重量%にそれぞれ調整
した水性液を用意した。別に、該水性液でサッカロマイ
セス セレビジェとアセトバクター アセトサムとを別
個に馴養しておいた。そして該水性液に馴養しておいた
濃度107個/mlのサッカロマイセス セレビジェを1
容量%加え、雑菌汚染を防止しつつ28℃で静置発酵し
た。
【0029】発酵日数約4日で発酵液中のエタノール濃
度が3重量%になったので、該発酵液に馴養しておいた
濃度108個/mlのアセトバクター アセトサムを3容
量%加え、雑菌汚染を防止しつつ30℃で振とう発酵し
た。発酵日数約4日で発酵液中の酢酸濃度が3重量%に
なったので、該発酵液を75℃達温で加熱殺菌し、30
℃まで冷却した。冷却した発酵液900gに食塩100
gを加えて調整し、ウスターソース類を製造した。製造
したウスターソース類は、所望通り、用いた全資材の香
味が馴染んだ、全体として香味のまろやかな、複合的香
味を有するものであった。かくしてロイシン及びフェニ
ルアラニンを補添して製造したウスターソース類と、そ
の他の条件は同一にしてロイシン及びフェニルアラニン
を補添しないで製造したウスターソース類とについて、
GC−MS分析により、イソアミルアルコール及びβ−
フェネチルアルコールの濃度(ppm)を測定した。結
果を表1に示した。
【0030】
【表1】
【0031】実施例5 トマト液20g、タマネギ液20g、ニンジン液20
g、セロリ液10g、レタス液10g、キャベツ液10
g、リンゴ液10g、ミカン液10g、液糖(Brix 7
0%)360g、アミノ酸液(実施例4と同じ混合アミ
ノ酸液)50g、香辛料類(実施例1と同じ混合香辛料
類)2g、補添アミノ酸としてロイシン7.68g、フ
ェニルアラニン7.62g、更に種酢(酢酸濃度15重
量%の食酢)7g及び残部として水を混合し(合計10
00g)、全可溶性固形分濃度28重量%、またロイシ
ン及びフェニルアラニン濃度各0.8重量%にそれぞれ
調整した水性液を用意した。別に、該水性液の組成とな
るよう段階的に順次繰り返して、チゴサッカロマイセス
ルーキシを馴養しておき、馴養しておいた濃度107
個/mlのチゴサッカロマイセス ルーキシを、担体とし
てセラミックスビーズを充填した殺菌済みの管型バイオ
リアクター中へ雑菌汚染を防止しつつ28℃で2日間循
環送液し、馴養しておいたチゴサッカロマイセス ルー
キシをセラミックスビーズに吸着させた。そして用意し
た水性液を、馴養しておいたチゴサッカロマイセスルー
キシをセラミックスビーズに吸着させた管型バイオリア
クター中へ、雑菌汚染を防止しつつ28℃で約15時間
の滞留時間となるように送液し、連続発酵した。
【0032】また別に、上記の発酵液でアセトバクター
アセティを馴養しておき、馴養しておいた濃度108
個/mlのアセトバクター アセティを、担体としてセラ
ミックスモノリスを充填した殺菌済みの管型バイオリア
クター中へ雑菌汚染を防止しつつ30℃で2日間循環送
液し、馴養しておいたアセトバクター アセティをセラ
ミックスモノリスに吸着させた。そして上記の発酵液
を、馴養しておいたアセトバクター アセティをセラミ
ックスモノリスに吸着させた管型バイオリアクター中
へ、雑菌汚染を防止しつつ30℃で約15時間の滞留時
間となるように送液し、連続発酵した。
【0033】管型バイオリアクターから排出された酢酸
濃度2.5重量%の発酵液900gに食塩100gを加
えて調整し、ウスターソース類を製造した。製造したウ
スターソース類は、所望通り、用いた全資材の香味が馴
染んだ、全体として香味のまろやかな、複合的香味を有
するものであった。かくしてロイシン及びフェニルアラ
ニンを補添して製造したウスターソース類と、その他の
条件は同一にしてロイシン及びフェニルアラニンを補添
しないで製造したウスターソース類とについて、GC−
MS分析により、イソアミルアルコール及びβ−フェネ
チルアルコールの濃度(ppm)を測定した。結果を表
2に示した。
【0034】
【表2】
【0035】実施例6 トマト液20g、タマネギ液20g、ニンジン液20
g、セロリ液10g、レタス液10g、キャベツ液10
g、リンゴ液10g、ミカン液10g、液糖(Brix 7
0%)170g、アミノ酸液(ロイシンを0.64重量
%、イソロイシンを0.39重量%、バリンを0.61
重量%、スレオニンを0.73重量%及びフェニルアラ
ニンを0.76重量%含有する混合アミノ酸液)50
g、香辛料類(実施例1と同じ混合香辛料類)2g、カ
ラメル1g、糊料(キサンタンガム)1g、補添アミノ
酸としてロイシン0.68g、イソロイシン0.80
g、バリン0.69g、スレオニン0.63g、フェニ
ルアラニン0.62g、更に種酢(酢酸濃度15重量%
の食酢)7g及び残部として水を混合し(合計1000
g)、全可溶性固形分濃度15重量%、またロイシン、
イソロイシン、バリン、スレオニン及びフェニルアラニ
ン濃度各0.1重量%にそれぞれ調整した水性液を用意
した。別に、該水性液でサッカロマイセス セレビジェ
とアセトバクター アセトサムとを別個に馴養しておい
た。そして該水性液に馴養しておいた濃度107個/ml
のサッカロマイセス セレビジェを1容量%加え、雑菌
汚染を防止しつつ28℃で静置発酵した。
【0036】発酵日数約4日で発酵液中のエタノール濃
度が3重量%になったので、該発酵液に馴養しておいた
濃度108個/mlのアセトバクター アセトサムを3容
量%加え、雑菌汚染を防止しつつ30℃で振とう発酵し
た。発酵日数約4日で発酵液中の酢酸濃度が3重量%に
なったので、該発酵液を75℃達温で加熱殺菌し、30
℃まで冷却した。冷却した発酵液900gに食塩100
gを加えて調整し、ウスターソース類を製造した。製造
したウスターソース類は、所望通り、用いた全資材の香
味が馴染んだ、全体として香味のまろやかな、複合的香
味を有するものであった。かくしてロイシン、イソロイ
シン、バリン、スレオニン及びフェニルアラニンを補添
して製造したウスターソース類と、その他の条件は同一
にしてこれらを補添しないで製造したウスターソース類
とについて、GC−MS分析により、イソアミルアルコ
ール、メチル−2−ブタノール、イソブタノール、n−
プロパノール及びβ−フェネチルアルコールの濃度(p
pm)を測定した。結果を表3に示した。
【0037】
【表3】
【0038】実施例7 トマト液20g、タマネギ液20g、ニンジン液20
g、セロリ液10g、レタス液10g、キャベツ液10
g、リンゴ液10g、ミカン液10g、液糖(Brix 7
0%)360g、アミノ酸液(実施例6と同じ混合アミ
ノ酸液)50g、香辛料類(実施例1と同じ混合香辛料
類)2g、補添アミノ酸としてロイシン7.68g、イ
ソロイシン7.80g、バリン7.69g、スレオニン
7.63g、フェニルアラニン7.62g、更に種酢
(酢酸濃度15重量%の食酢)7g及び残部として水を
混合し(合計1000g)、全可溶性固形分濃度28重
量%、またロイシン、イソロイシン、バリン、スレオニ
ン及びフェニルアラニン濃度各0.8重量%にそれぞれ
調整した水性液を用意した。別に、該水性液の組成とな
るよう段階的に順次繰り返して、チゴサッカロマイセス
ルーキシを馴養しておき、馴養しておいた濃度107
個/mlのチゴサッカロマイセス ルーキシを、担体とし
てセラミックスビーズを充填した殺菌済みの管型バイオ
リアクター中へ雑菌汚染を防止しつつ28℃で2日間循
環送液し、馴養しておいたチゴサッカロマイセス ルー
キシをセラミックスビーズに吸着させた。そして用意し
た水性液を、馴養しておいたチゴサッカロマイセスルー
キシをセラミックスビーズに吸着させた管型バイオリア
クター中へ、雑菌汚染を防止しつつ28℃で約15時間
の滞留時間となるように送液し、連続発酵した。
【0039】また別に、上記の発酵液でアセトバクター
アセティを馴養しておき、馴養しておいた濃度108
個/mlのアセトバクター アセティを、担体としてセラ
ミックスモノリスを充填した殺菌済みの管型バイオリア
クター中へ雑菌汚染を防止しつつ30℃で2日間循環送
液し、馴養しておいたアセトバクター アセティをセラ
ミックスモノリスに吸着させた。そして上記の発酵液
を、馴養しておいたアセトバクター アセティをセラミ
ックスモノリスに吸着させた管型バイオリアクター中
へ、雑菌汚染を防止しつつ30℃で約15時間の滞留時
間となるように送液し、連続発酵した。
【0040】管型バイオリアクターから排出された酢酸
濃度2.5重量%の発酵液900gに食塩100gを加
えて調整し、ウスターソース類を製造した。製造したウ
スターソース類は、所望通り、用いた全資材の香味が馴
染んだ、全体として香味のまろやかな、複合的香味を有
するものであった。かくしてロイシン、イソロイシン、
バリン、スレオニン及びフェニルアラニンを補添して製
造したウスターソース類と、その他の条件は同一にして
これらを補添しないで製造したウスターソース類とにつ
いて、GC−MS分析により、イソアミルアルコール、
メチル−2−ブタノール、イソブタノール、n−プロパ
ノール及びβ−フェネチルアルコールの濃度(ppm)
を測定した。結果を表4に示した。
【0041】
【表4】
【0042】
【発明の効果】既に明らかなように、以上説明した本発
明には、酢酸発酵、又はアルコール発酵とこれに引き続
いての酢酸発酵によって用いる全資材から新たな香味を
引き出しつつその香味を馴染ませた、全体として香味の
まろやかな、調味料として優れた複合的香味を有するウ
スターソース類を製造できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明においてエタノールを加えて調整した水
性液の酢酸発酵の状況を例示するグラフ。
【図2】本発明において調整した水性液のアルコール発
酵及びこれに引き続いての酢酸発酵の状況を例示するグ
ラフ。
【符号の説明】
11,12・・・酢酸濃度曲線、22・・・エタノール
濃度曲線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村岡 明高 栃木県那須郡西那須野町東三島3丁目67 番地16 (72)発明者 石黒 幸雄 栃木県那須郡西那須野町東三島5丁目96 番地19 (56)参考文献 特開 昭63−116675(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/39 - 1/48 A23L 1/22 - 1/24

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 野菜処理物、果実処理物、糖類、アミノ
    酸液及び香辛料類の混合物、又は更にカラメル及び糊料
    を加えた混合物の水性液にエタノールを加え、エタノー
    ル濃度が1〜5重量%及び全可溶性固形分濃度が10〜
    40重量%にそれぞれ調整された水性液を、予め別に馴
    養しておいた酢酸菌を用いて酢酸発酵し、酢酸濃度が
    1.0〜3.5重量%になった段階の発酵液に食塩を加
    えて調整することを特徴とするウスターソース類の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 野菜処理物、果実処理物、糖類、アミノ
    酸液及び香辛料類の混合物、又は更にカラメル及び糊料
    を加えた混合物の水性液であって、全可溶性固形分濃度
    が10〜40重量%に調整された水性液を、予め別に馴
    養しておいた食用酵母を用いてアルコール発酵し、次に
    エタノール濃度が1〜5重量%になった段階の発酵液
    を、予め別に馴養しておいた酢酸菌を用いて酢酸発酵し
    て、酢酸濃度が1.0〜3.5重量%になった段階の発
    酵液に食塩を加えて調整することを特徴とするウスター
    ソース類の製造方法。
  3. 【請求項3】 更にロイシン、イソロイシン、バリン、
    スレオニン及びフェニルアラニンから選ばれる1種又は
    2種以上のアミノ酸が各アミノ酸濃度として0.02〜
    1.2重量%に調整された水性液をアルコール発酵する
    請求項2記載のウスターソース類の製造方法。
  4. 【請求項4】 ロイシン、イソロイシン、バリン、スレ
    オニン及びフェニルアラニンから選ばれる1種又は2種
    以上のアミノ酸が各アミノ酸濃度として0.1〜1.0
    重量%に調整された請求項3記載のウスターソース類の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 ロイシン、イソロイシン、バリン、スレ
    オニン及びフェニルアラニンの各アミノ酸濃度が総て調
    整された請求項3又は4記載のウスターソース類の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 各アミノ酸濃度をアミノ酸液及び/又は
    補添アミノ酸で調整する請求項3、4又は5記載のウス
    ターソース類の製造方法。
  7. 【請求項7】 酢酸菌が、アセトバクター アセティ
    (Acetobacter aceti)、アセトバクター アセトサム
    (Acetobacter acetosum)、アセトバクタービニ ア
    セティ(Acetobacter vini aceti)、アセトバクター
    シュッティンバヒ(Acetobacter schuetzenbach)及
    びアセトバクター ランセンム(Acetobacter rancen
    m)から選ばれる1種又は2種以上である請求項1、
    2、3、4、5又は6記載のウスターソース類の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 食用酵母が、チゴサッカロマイセス ル
    ーキシ(Zygosaccharomyces rouxii)、サッカロマイ
    セス セレビジェ(Saccharomyces cerevisiae)、キ
    ャンディダ フェルサチリス(Candida versatili
    s)、ハンゼヌラ アノマラ(Hansenula anomala)及
    びクロイベロマイセス フラジリス(Kluyveromyces f
    ragilis)から選ばれる1種又は2種以上である請求項
    2、3、4、5、6又は7記載のウスターソース類の製
    造方法。
  9. 【請求項9】 15〜35℃で酢酸発酵する請求項1又
    は7記載のウスターソース類の製造方法。
  10. 【請求項10】 10〜30℃でアルコール発酵し、ま
    た15〜35℃で酢酸発酵する請求項2、3、4、5、
    6、7又は8記載のウスターソース類の製造方法。
  11. 【請求項11】 バイオリアクターを用い連続して酢酸
    発酵する請求項1、7又は9記載のウスターソース類の
    製造方法。
  12. 【請求項12】 バイオリアクターを用い連続してアル
    コール発酵し、また酢酸発酵する請求項2、3、4、
    5、6、7、8又は10記載のウスターソース類の製造
    方法。
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