JP3277883B2 - 回転シートのロック解除操作装置 - Google Patents

回転シートのロック解除操作装置

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JP3277883B2
JP3277883B2 JP13117098A JP13117098A JP3277883B2 JP 3277883 B2 JP3277883 B2 JP 3277883B2 JP 13117098 A JP13117098 A JP 13117098A JP 13117098 A JP13117098 A JP 13117098A JP 3277883 B2 JP3277883 B2 JP 3277883B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転シートのロック
解除装置に関し、特に解除操作レバーの構造改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5には従来のロック解除装置を備えた
回転シートの回転盤Rの平面図を示す。図において、ロ
アレール1は上方へ開放するU字断面に成形されたリン
グ体で、これに、下方へ開放するU字断面に成形された
アッパレール2A,2Bが嵌装されている。アッパレー
ル2A,2Bは円弧状のものが一対設けられ、これらを
前側(図の下方)と後側の各ブラケット3A,3Bで連
結して全体としてリング状となし、ロアレール1内で旋
回できるようにしてある。ロアレール1はスライドレー
ル(図示略)を介して車両フロア上に設置されており、
ブラケット3A,3B上にシートが載置される。ロアレ
ール1の前側外周縁と後側外周縁にはそれぞれ位置決め
用の切欠き11,12が形成されており、前側ブラケッ
ト3Aの中央外縁に設けられたロックレバー4先端のロ
ックピン42が切欠き11内に進入してシートが前方旋
回位置に位置決めされている。なお、前側ブラケット3
A上にはロックピン42の移動軌跡に沿った長穴51を
形成したステー板5が設けてあり、このステー板5の内
周立壁とロックピン42との間にコイルバネ43が張設
されてロックピン42を切欠き11内へ付勢している。
【0003】シートを旋回させる場合には、ロックレバ
ー4の一端に設けた操作把手41を図5の白矢印で示す
ように回転盤Rの内方へ押し込んでロックレバー4をそ
の支軸44を中心に図5の時計方向へ回転させ、ロック
ピン42を切欠き11から脱出させる。これにより、シ
ートは図の黒矢印で示すように時計回りに後方へ旋回可
能となり、後方へ旋回した後、ロックレバー4のロック
ピン42を切欠き12内に進入させることによってシー
トは後方旋回位置に位置決めされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ロック解除装置において、シート回転時には図6に示す
ように、乗員は一方の手で操作把手41を押し込んでロ
ックレバー4を解除方向へ回転させるとともに、他方の
手でシートバックS1の側縁を押してシートSを所望の
方向へ回転させる必要があり、両手を使用しなければな
らないため回転操作が煩わしいという問題があった。
【0005】そこで、本発明はこのような課題を解決す
るもので、片手で簡易かつスムーズにシートの回転を行
うことができる回転シートのロック解除操作装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本第1発明では、ロック方向へ移動してシート
(S)の回転を規制するロック手段(4)と、シートの
外方へ引き出すことによりロック手段(4)を上記ロッ
ク方向とは逆方向へ移動させてロック手段(4)の作動
を解除する解除操作レバー(7)とを備え、解除操作レ
バー(7)を、可撓性のある細棒体(71)の先端に操
作把手(74)を設けたもので構成するとともに、ロッ
ク手段(4)がロック状態となって当該ロック手段
(4)のそれ以上のロック方向への移動が規制された状
態でさらに細棒体(71)をシートの内方へ引き込む付
勢力を生じる付勢手段(73)を設け、細棒体(71)
の引き出しおよび引き込みを案内するとともに細棒体
(71)がシートの内方に引き込まれた時に操作把手
(74)が当接するガイド板(8)を設ける。上記細棒
体は例えば金属ワイヤを使用することができる。
【0007】本第1発明においては、操作把手をシート
の外方へ引き出してロック手段の作動を解除した後、操
作把手をシート回転方向へ引くと細棒体は容易にこの方
向へ湾曲してシートに回転力を付与することができる。
したがって、回転ロックの解除とシートの回転を、操作
把手を片手で掴んで簡易かつスムーズに行うことがで
き、従来のように両手を使って回転操作を行う必要がな
いから、操作の煩雑さが解消される。
【0008】本第2発明では、上記ガイド板(8)およ
び上記操作把手(74)にそれぞれ、細棒体(71)が
引き込まれた時に互いに当接して操作把手(74)を所
定の姿勢に位置決めする面(82a〜82c)を形成す
る。上記位置決めする面は例えば、円形凹所の楕円底面
とこの楕円底面に至る傾斜側面、および円形凸部の楕円
先端面とこの楕円先端面に至る傾斜側面によって実現す
ることができる。
【0009】本第2発明においては、手を離すと細棒体
がシートの内方へ引き込まれるとともに、操作把手とガ
イド板の位置決めする面が互いに当接して、操作把手が
所定の姿勢に位置決めされる。したがって、操作把手が
見栄え良く納まる。
【0010】なお、上記カッコ内の符号は、後述する実
施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】図1には本発明のロック解除操作
装置を備えた回転シートの回転盤Rの前半部平面図を示
す。回転盤Rの基本構造は既に説明した従来例と同一で
ある。アッパレール2A,2Bはロアレール1内に摺動
回転自在に嵌装されており、両アッパレール2A,2B
の一端を連結する前側ブラケット3Aにはロックレバー
4が設けられてその中間位置が支軸44により支持さ
れ、水平回動自在となっている。ロックレバー4には先
端にロックピン42が立設されて、ロアレール1の前側
外周縁に形成された切欠き11内に嵌入し、これにより
アッパレール2A,2B(すなわちシート)の旋回回転
が規制されている。ロックピン42は、ロックレバー4
の上方位置で前側ブラケット3Aに設けたステー板5の
長穴51内に挿入されており、ステー板5の内周縁立壁
との間に設けたコイルバネ43によってロックピン42
は切欠き11内へ付勢されている。
【0012】ステー板5には補助レバー6が設けられ、
その基端はピン体61によりステー板5の板面に水平回
動自在に軸着されている。補助レバー6には基端からそ
の全長の1/3程度離れた位置に長穴62が形成されて
ここに上記ロックピン42が挿通されており、また、補
助レバー6の先端には解除操作レバー7の一端が結合さ
れている。すなわち、解除操作レバー7は全体が可撓性
のある金属ワイヤよりなる細棒体71で構成されてお
り、細棒体71を補助レバー6先端の係止用折曲げ部6
3に通すとともに、当該折曲げ部63と細棒体71先端
のバネ係止片72との間にコイルバネ73が配設してあ
る。細棒体71の一端には平面視でT字形の操作把手7
4の中央本体部741が固着してある。細棒体71はコ
イルバネ73の伸長バネ力によって回転盤Rの内方へ引
き込まれており、操作把手74の中央本体部741は、
ステー板5の外周縁立壁に沿って取り付けられたガイド
板8に当接している。
【0013】ガイド板8の正面図を図2に示す。ガイド
板8の板面に形成された細棒体挿通穴81の周囲は円形
の凹所82になるとともに、当該凹所82の底面82a
は水平方向を長辺とする楕円面となり、凹所82の上下
の側面82b,82cは円形の開口縁から楕円の底面8
2aに向けて傾斜する傾斜面となっている(図3
(A))。一方、操作把手74の円形断面をなす中央本
体部741の先端742は段付きに小径となって上記凹
所82の開口径よりもやや小さくなるとともに、その先
端面731aは操作把手74の操作部743が延びる方
向を長辺とする楕円面となっている。これにより操作把
手74の先端742の外周面は先端面741aに向けて
傾斜する傾斜面となっている。したがって、コイルバネ
73(図1)のバネ力によってガイド板8の凹所側面8
2b,82cに操作把手74の楕円先端面741aが当
接させられると、当該先端面741aの長辺が上記楕円
底面82aの長辺に一致するように操作把手74を回動
させる力(図2の矢印)が作用して、操作把手74は水
平姿勢へ回転させられる(図3(A)の状態から図3
(B)の状態)。
【0014】シートを回転させる場合には、操作把手7
4を掴んでこれを回転盤Rの外方へ引くと、コイルバネ
73が収縮変形するとともに補助レバー6がコイルバネ
43のバネ力に抗して図1の時計方向へ回動させられ
(図1の鎖線)、補助レバー6の回動に伴ってロックピ
ン42が長穴51,62内を移動してロアレール1の切
欠き11から脱出する。この状態で操作把手74をシー
ト回転方向へ引くと、可撓性のある細棒体71が図1の
鎖線で示すようにシート回転方向へ屈曲して、前側ブラ
ケット3Aを介してアッパレール2A,2Bにシート回
転方向への回転力を付与する。したがって、図4に示す
ように、乗員はその片手のみで、解除操作レバー7の操
作把手74を掴んで引き出しかつ所望の回転方向へ引く
ことによって簡易かつスムーズにシートSの回転操作を
行うことができる。
【0015】シートSを後方へ回転させた後、操作把手
74を離すと、補助レバー6がコイルバネ43のバネ力
によって図1の実線で示す原位置へ戻され、ロックピン
42がロアレール1の後側外周縁の切欠き12(図5参
照)に進入して、シートSが後方回転位置で位置決めさ
れる。この時、コイルバネ73が伸長して細棒体71が
さらに引き込まれ、操作把手74の先端742がガイド
板8の凹所82内へ進入して(図3(B))、その楕円
傾斜面82b,82cによって既述のように、操作把手
74はその操作部743が水平に位置する定姿勢へ回転
させられる。なお、本実施形態では補助レバー6を設け
たことにより、その梃子作用によって、小さな操作力
(すなわち操作把手74の引出し力)でコイルバネ43
のバネ力に抗して確実にロックピン42を切欠き11や
12から脱出させることができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明の回転シートのロ
ック解除操作装置によれば、片手で簡易かつスムーズに
シートの回転を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す、ロック解除操作装
置を備えた回転シートの回転盤の前半部平面図である。
【図2】ガイド板の正面図である。
【図3】操作把手の側面視を含むガイド板の断面図で、
断面部は図2のIII −III 線に沿ったものである。
【図4】シート回転操作を行う際の回転シートの全体斜
視図である。
【図5】従来のロック解除操作装置を備えた回転シート
の回転盤の全体平面図である。
【図6】シート回転操作を行う際の回転シートの全体斜
視図である。
【符号の説明】
1…ロアレール、11,12…切欠き、2A,2B…ア
ッパレール、3A…前側ブラケット、3B…後側ブラケ
ット、4…ロックレバー、42…ロックピン、43…コ
イルバネ、5…ステー板、6…補助レバー、7…解除操
作レバー、71…細棒体、73…コイルバネ、74…操
作把手、8…ガイド板、82a…底面、82b,82c
…側面、S…シート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロック方向へ移動してシートの回転を規
    制するロック手段と、シートの外方へ引き出すことによ
    り前記ロック手段を前記ロック方向とは逆方向へ移動さ
    せてロック手段の作動を解除する解除操作レバーとを備
    え、前記解除操作レバーを、可撓性のある細棒体の先端
    に操作把手を設けたもので構成するとともに、前記ロッ
    ク手段がロック状態となって当該ロック手段のそれ以上
    のロック方向への移動が規制された状態でさらに前記細
    棒体をシートの内方へ引き込む付勢力を生じる付勢手段
    を設け、前記細棒体の引き出しおよび引き込みを案内す
    るとともに前記細棒体がシートの内方に引き込まれた時
    に前記操作把手が当接するガイド板を設けたことを特徴
    とする回転シートのロック解除操作装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド板および前記操作把手にそれ
    ぞれ、前記細棒体がシートの内方に引き込まれた時に互
    いに当接して前記操作把手を所定の姿勢に位置決めする
    面を形成した請求項1に記載の回転シートのロック解除
    操作装置。
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