JP3277705B2 - 情報符号化装置及び方法、並びに情報復号化装置及び方法 - Google Patents

情報符号化装置及び方法、並びに情報復号化装置及び方法

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    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS OR SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L19/00Speech or audio signals analysis-synthesis techniques for redundancy reduction, e.g. in vocoders; Coding or decoding of speech or audio signals, using source filter models or psychoacoustic analysis
    • G10L19/02Speech or audio signals analysis-synthesis techniques for redundancy reduction, e.g. in vocoders; Coding or decoding of speech or audio signals, using source filter models or psychoacoustic analysis using spectral analysis, e.g. transform vocoders or subband vocoders
    • G10L19/032Quantisation or dequantisation of spectral components
    • G10L19/035Scalar quantisation

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタルデータなど
の入力信号をいわゆる高能率符号化によって符号化する
情報符号化装置及び方法と、伝送路を介して伝送された
符号化信号又は記録媒体から再生された符号化された信
号を復号化して再生信号を得る情報復号化装置及び方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、オーディオ或いは音声等の信
号の高能率符号化の手法には種々あるが、例えば、時間
軸のオーディオ信号を所定時間単位でフレーム化してこ
のフレーム毎の時間軸の信号を周波数軸上の信号に変換
(スペクトル変換)して複数の周波数帯域に分割し、各
帯域毎に符号化するいわゆる変換符号化方式や、時間軸
上のオーディオ信号等をフレーム化しないで、複数の周
波数帯域に分割して符号化するいわゆる帯域分割符号化
(サブ・バンド・コーディング:SBC)等を挙げるこ
とができる。また、上述の帯域分割符号化と変換符号化
とを組み合わせた高能率符号化の手法も考えられてお
り、この場合には、例えば、上記帯域分割符号化で帯域
分割を行った後、該各帯域毎の信号を周波数軸上の信号
にスペクトル変換し、このスペクトル変換された各帯域
毎に符号化が施される。
【0003】ここで、上述した帯域分割符号化において
用いられる帯域分割用フィルタとしては、例えばQMF
などのフィルタがあり、このQMFのフィルタは、文献
「ディジタル・コーディング・オブ・スピーチ・イン・
サブバンズ」("Digital coding of speech in subband
s" R.E.Crochiere, Bell Syst.Tech. J., Vol.55,No.8
1976) に述べられている。このQMFのフィルタは、
帯域を等バンド幅に2分割するものであり、当該フィル
タにおいては上記分割した帯域を後に合成する際にいわ
ゆるエリアシングが発生しないことが特徴となってい
る。
【0004】また、文献「ポリフェイズ・クァドラチュ
ア・フィルターズ −新しい帯域分割符号化技術」("Po
lyphase Quadrature filters -A new subband coding t
echnique", Joseph H. Rothweiler ICASSP 83, BOSTON)
には、等帯域幅のフィルタ分割手法が述べられている。
このポリフェイズ・クァドラチュア・フィルタにおいて
は、信号を等バンド幅の複数の帯域に分割する際に一度
に分割できることが特徴となっている。
【0005】また、上述したスペクトル変換としては、
例えば、入力オーディオ信号を所定単位時間でフレーム
化し、当該フレーム毎に離散フーリエ変換(DFT)、
離散コサイン変換(DCT)、又はモディファイド離散
コサイン変換(MDCT)等を行うことで時間軸を周波
数軸に変換するようなスペクトル変換がある。なお、上
記MDCTについては、文献「時間領域エリアシング・
キャンセルを基礎とするフィルタ・バンク設計を用いた
サブバンド/変換符号化」("Subband/Transform Coding
Using Filter Bank Designs Based on Time Domain Al
iasing Cancellation," J.P.Princen A.B.Bradley, Uni
v. of Surrey Royal Melbourne Inst. of Tech. ICASSP
1987)に述べられている。
【0006】このようにフィルタやスペクトル変換によ
って帯域毎に分割された信号を量子化することにより、
量子化雑音が発生する帯域を制御することができ、いわ
ゆるマスキング効果などの性質を利用して聴覚的により
高能率な符号化を行うことができる。また、ここで量子
化を行う前に、各帯域毎に、例えばその帯域における信
号成分の絶対値の最大値で正規化を行うようにすれば、
さらに高能率な符号化を行うことができる。
【0007】ここで、周波数帯域分割された各周波数成
分を量子化する場合の周波数分割幅としては、例えば人
間の聴覚特性を考慮した帯域幅を用いることが多い。す
なわち、一般に高域ほど帯域幅が広くなるような臨界帯
域(クリティカルバンド)と呼ばれている帯域幅で、オ
ーディオ信号を複数(例えば25バント)の帯域に分割
することがある。また、この時の各帯域毎のデータを符
号化する際には、生成される符号列が一定のビットレー
トになるようにフレーム毎にビットレートから求められ
る固定のビット数を使用し、各帯域毎に所定のビット配
分或いは、各帯域毎に適応的なビット割当て(ビットア
ロケーション)による符号化が行われる。例えば、上記
MDCT処理されて得られた係数データを上記ビットア
ロケーションによって符号化する際には、上記各フレー
ム毎のMDCT処理により得られる各帯域毎のMDCT
係数データに対して、適応的な割当てビット数で符号化
が行われることになる。ビット割当手法としては、次の
2手法が知られている。
【0008】例えば、文献「音声信号の適応変換符号
化」("Adaptive Transform Coding of Speech Signal
s", IEEE Transactions of Accoustics, Speech, and S
ignal Processing, vol.ASSP-25, No.4, August 1977
)では、各帯域毎の信号の大きさをもとに、ビット割
当を行っている。この方式では、量子化雑音スペクトル
が平坦となり、雑音エネルギ最小となるが、聴感覚的に
はマスキング効果が利用されていないために実際の雑音
感は最適ではない。
【0009】また、例えば文献「臨界帯域符号化器 −
聴覚システムの知覚の要求に関するディジタル符号化」
("The critical band coder --digital encoding of
theperceptual requirements of the auditory syste
m", M.A.Kransner MIT, ICASSP 1980)では、聴覚マス
キングを利用することで、各帯域毎に必要な信号対雑音
比を得て固定的なビット割当を行う手法が述べられてい
る。しかしこの手法では、サイン波入力で特性を測定す
る場合でも、ビット割当が固定的であるために特性値が
それほど良い値とならない。
【0010】これらの問題を解決するために、ビット割
当に使用できる全ビットが、上記各帯域或いは各帯域を
さらに小分割したブロック毎に予め定められた固定のビ
ット割当パターン分と、各ブロック内の信号の大きさに
依存したビット配分を行う分とに分割して使用すると共
に、その分割比を入力信号に関係する信号に依存させ、
例えば信号のスペクトルが滑らかなときほど上記固定ビ
ット割当パターン分への分割比率を大きくするような高
能率符号化装置が提案されている。
【0011】この方法によれば、例えばサイン波入力の
ように特定のスペクトルにエネルギが集中する場合に
は、そのスペクトルを含むブロックに多くのビットを割
り当てるようにすることによって、全体の信号対雑音特
性を著しく改善することができる。一般に、急峻なスペ
クトル成分をもつ信号に対する人間の聴覚は、極めて敏
感であるため、このような方法を用いることで信号対雑
音特性を改善することは、単に測定上の数値を向上させ
るばかりでなく、聴感上、音質を改善するのに有効であ
る。
【0012】なお、ビット割り当ての方法にはこの他に
も数多くの方式が提案されており、さらに聴覚に関する
モデルが精緻化され、符号化装置の能力が向上すれば聴
覚的にみてより高能率な符号化が可能になる。
【0013】ここで、図15には従来の音響波形信号の
符号化装置の構成例を示す。
【0014】この図15において、入力端子10に入力
された波形信号I101 は、変換回路11によって信号周
波数成分I102 に変換された後、量子化精度決定回路1
2によって求められる量子化精度情報I103 を用いて、
正規化/量子化回路13で正規化及び量子化される。
【0015】この正規化/量子化回路13は正規化係数
情報I104 と符号化された信号周波数成分I105 を出力
し、符号列生成回路14に送る。この符号列生成回路1
4では、上記量子化精度情報I103 と上記正規化係数情
報I104 と符号化された信号周波数成分I105 とから符
号列I106 が生成され、当該符号列I106 が出力端子1
6から出力される。
【0016】図16には図15の変換回路11の具体的
構成例を示す。
【0017】この図16において、端子20を介して上
記入力端子10から供給された前記入力波形信号I101
に対応する入力波形信号I201 は、先ず初段の帯域分割
フィルタ21によって2つの帯域の信号I202 ,I203
に分割される。すなわち、上記信号I202 ,I203 の帯
域幅は入力波形信号I201 の帯域幅の1/2となってお
り、入力波形信号I201 の1/2に間引かれている。上
記帯域分割フィルタ21で分割された帯域のうち一方の
信号I203 は、さらに帯域分割フィルタ22によって2
つの帯域の信号I204 及びI205 に分割される。すなわ
ち、上記信号I204 ,I205 の帯域幅は、入力波形信号
101 の帯域幅の1/4となっており、入力波形信号I
201 の1/4に間引かれている。
【0018】これら各信号I202 ,I204 ,I205 は、
それぞれ対応する順スペクトル変換回路23,24,2
5に送られ、ここで前記MDCT等の順スペクトル変換
処理が施される。上記各スペクトル変換回路23,2
4,25から出力される各スペクトル信号成分I206
207 ,I208 は、それぞれ対応する端子26,27,
28を介して、図1の変換回路11からの信号周波数成
分I102 として後段の構成に送られる。
【0019】もちろん、入力波形信号を帯域分割してス
ペクトル信号に変換する変換回路としては、この図16
の例以外にも多数考えられ、例えば、入力信号を直接、
MDCT処理によってスペクトル信号に変換するものと
しても良いし、MDCT処理ではなく、前記DFTやD
CT処理を用いて変換しても良い。また、これらDFT
やDCT処理を用いる場合も、図16同様に帯域分割フ
ィルタによって信号を帯域成分に分割することも可能で
ある。
【0020】次に、図17には、図15の符号化装置に
よって生成された符号列の情報から音響信号を生成して
出力する復号化装置の具体的構成を示す。
【0021】この図17において、入力端子30には、
前記符号列I106 と対応する符号列I301 が供給され、
この符号列I301 が符号列分解回路31に送られる。当
該符号列分割回路31では、上記符号列I301 から前記
正規化係数情報I104 に対応する情報I302 及び前記信
号周波数成分I105 に対応する成分I303 と、前記量子
化精度情報I103 に対応する情報I304 を抽出し、それ
らを信号成分復号化回路32に送る。
【0022】上記信号成分復号化回路32は、これら情
報I302 ,I304 及び成分I303 から前記信号周波数成
分I102 に対応する信号周波数成分I305 を復元した
後、逆変換回路33に送る。当該逆変換回路33は、前
記変換回路11と対応する逆変換処理を行って音響波形
信号I306 を生成し、この信号I306 が出力端子34か
ら出力される。
【0023】このときの逆変換回路33は、例えば図1
8に示されるような構成を有するものとなる。なお、こ
の図18の構成は、図16に対応する構成である。
【0024】この図18において、各端子40,41,
42には、前記各スペクトル信号成分I206 ,I207
208 に対応する信号成分I401 ,I402 ,I403 が供
給され、これらがそれぞれ対応する逆スペクトル変換回
路43,44,45に送られる。これら逆スペクトル変
換回路43,44,45では、前記順スペクトル変換回
路23,24,25と対応する逆スペクトル変換処理を
行い、前記各帯域の信号I202 ,I204 ,I205 に対応
する各帯域の信号I404 ,I405 ,I406 を出力する。
【0025】これら逆スペクトル変換処理された各帯域
の信号のうち、信号I405 ,I406は帯域合成フィルタ
46に送られ、ここで前記帯域分割フィルタ22に対応
する合成処理が施される。当該帯域合成フィルタ46の
出力信号I407 は、上記信号I404 と共に帯域合成フィ
ルタ47に送られ、ここで前記帯域分割フィルタ21に
対応する合成処理が施される。当該帯域合成フィルタ4
7から音響波形信号I306 である信号I408 が端子48
を介して出力され、前記出力端子34に送られる。
【0026】次に、図19には、図15に示される符号
化装置において従来行われてきた符号化の方法について
説明する。
【0027】この図19において、各スペクトル信号成
分ESは図15(具体的構成は図16)に示した変換回
路11によって入力音響波形信号が所定の時間フレーム
毎に64個のスペクトル信号成分ESに変換されて得ら
れたものである。これら64個のスペクトル信号成分E
Sは5つの所定の帯域(帯域b1 〜b5 )毎にグループ
(これをここでは符号化ユニットと呼ぶことにする)に
まとめて、正規化/量子化回路13によって正規化及び
量子化が行われる。ここでは各符号化ユニットの帯域幅
は低域側で狭く、高域側で広くとられており、聴覚の性
質に合った量子化雑音の発生が制御できる。なお、図1
9にはMDCT処理によって得たスペクトル信号(周波
数成分)の絶対値のレベルをdB値に変換して示してお
り、また、この図19には各符号化ユニット毎の正規化
係数値も同時に示している。
【0028】図20は、図19の例えば2番目の符号化
ユニットが正規化及び量子化される様子を示したもので
ある。
【0029】この図20において、符号化ユニット内の
最大値である7番目のスペクトル信号成分ESを正規化
係数値として求めて、例えば3ビットで量子化する場合
には図21に示すように各スペクトル信号成分ESに対
応した符号が得られる。すなわち、図20の1番目のス
ペクトル信号成分ESでは”010”が、2番目のスペ
クトル信号成分ESでは”001”が、3番目のスペク
トル信号成分ESでは”010”が、4番目のスペクト
ル信号成分ESでは”001”が、5番目のスペクトル
信号成分ESでは”001”が、6番目のスペクトル信
号成分ESでは”101”が、7番目のスペクトル信号
成分ESでは”111”が、8番目のスペクトル信号成
分ESでは”110”が、それぞれ3ビットで量子化し
た符号として得られる。なお、実際に量子化されるスペ
クトルは、正負の符号を持っているので、図21の3ビ
ットの他に1ビット符号を表すビットが必要であるが、
ここでは省略している。
【0030】また、図22には、図15の符号化装置に
よって生成された符号列I106 の例を示したものであ
る。
【0031】この図22において、上記符号列I106
前記5つの符号化ユニットの情報U1 〜U5 からなり、
それぞれの符号化ユニット情報U1 〜U5 は量子化精度
情報と正規化係数情報と正規化及び量子化された各信号
成分情報SC1 〜SC8 とからなっている。これらの符
号列I106 が例えば光磁気ディスク等の記録媒体に記録
されることになる。ここで、例えば符号化ユニット情報
4 のように、量子化精度情報が0である場合には、そ
の符号化ユニットにおいて実際に符号化が行われないこ
とを示している。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】このような従来用いら
れていた方法では、量子化に使用できるビット数はフレ
ーム毎に固定されている。
【0033】このため、例えば、前述のように帯域幅が
広くなっているために符号化ユニット内のスペクトル本
数(スペクトル信号成分の数)が多くなる高域に、スペ
クトルが集中する場合や、低域から高域に渡って多くの
孤立スペクトルが立つような場合には、十分な音質を確
保するために、量子化のためのビット数が全体として多
く必要となり、したがって、上記フレーム毎に固定とな
っている量子化に使用可能なビット数では不十分となる
(すなわちビットが不足する)。逆に、入力信号の音の
レベルが例えば小さい場合には、フレーム内で量子化に
使用するビット数が少なくなるため、量子化のためのビ
ットが余ったりするということが生じていた。
【0034】したがって、上述のように量子化のための
ビットが不足した場合には音質が不充分になり、逆にビ
ットが余った場合には必要以上の音質が得られるという
ことになり、効率的ではなかった。
【0035】そこで、本発明は、上述のような実情に鑑
みて提案されたものであり、量子化のためのビットの過
不足に基づく音質変化を無くし、効率良く符号化及び復
号化することができる情報符号化装置及び方法、並びに
情報復号化装置及び方法を提供することを目的とするも
のである。
【0036】本発明は、上述した目的を達成するために
提案されたものであり、入力信号を所定の間隔で分割
し、分割した上記入力信号を固定ビット数のフレーム単
位で符号化する情報符号化装置において、符号化のため
のビット数が上記固定ビット数を越える場合、上記固定
ビット数を越えるデータを、復号化時にそのデータが無
くても当該フレームを復号化可能とする超過データとし
て求める超過データ算出手段と、上記超過データを保持
する超過データ保持手段と、符号化のためのビット数が
上記固定ビット数を越えない場合、上記超過データ保持
手段に保持されている他のフレームのための超過データ
を、当該フレームに書き込む超過データ書込手段とを有
することを特徴とするものである。
【0037】ここで、上記超過データには、どのフレー
ムのための超過データであるかの情報が書き込まれてい
る。また、上記超過データ保持手段は、超過データを保
持するための保存用領域が不足する場合には、古い超過
データ又は時間的に遠いフレームのための超過データを
消去して、上記超過データを保持することが可能であ
る。
【0038】次に、本発明の情報符号化方法は、入力信
号を所定の間隔で分割し、分割した上記入力信号を固定
ビット数のフレーム単位で符号化する情報符号化方法に
おいて、符号化のためのビット数が上記固定ビット数を
越える場合、上記固定ビット数を越えるデータを、復号
化時にそのデータが無くても当該フレームを復号化可能
とする超過データとして求めて保持し、符号化のための
ビット数が上記固定ビット数を越えない場合、上記保持
している他のフレームのための超過データを、当該フレ
ームに書き込むことを特徴としている。
【0039】ここで、上記超過データには、どのフレー
ムのための超過データであるかの情報が書き込まれてい
る。また、上記超過データを保持するための保存用領域
が不足する場合には、古い超過データ又は時間的に遠い
フレームのための超過データを消去して、上記超過デー
タを保持することが可能である。
【0040】次に、本発明の情報復号化装置は、入力信
号を所定の間隔で分割し、分割した上記入力信号を固定
ビット数のフレーム単位で符号化する際に、上記固定ビ
ット数を越えるデータを超過データとして他のフレーム
に書き込んで生成された符号列を受け取って復号化する
復号化装置であって、上記超過データを分離して保持す
る手段と、保持されている超過データに当該フレームの
超過データが含まれているかを判定する手段と、当該フ
レームの超過データが含まれている場合に、当該フレー
ムのデータと当該フレームの超過データとから信号を復
号化する手段とを有することを特徴とするものである。
【0041】ここで、上記超過データを保持する手段
は、保存用領域が不足した場合に、古い超過データ又は
時間的に遠いフレームのための超過データを消去して、
当該超過データを保持することが可能である。
【0042】次に、本発明の情報復号化方法は、入力信
号を所定の間隔で分割し、分割した上記入力信号を固定
ビット数のフレーム単位で符号化する際に、上記固定ビ
ット数を越えるデータを超過データとして他のフレーム
に書き込んで生成された符号列を受け取って復号化する
復号化方法であって、上記超過データを分離して保持
し、保持されている超過データに当該フレームの超過デ
ータが含まれているかを判定し、当該フレームの超過デ
ータが含まれている場合には、当該フレームのデータと
当該フレームの超過データとから信号を復号化すること
を特徴としている。
【0043】ここで、上記超過データを保持するための
保存用領域が不足した場合、古い超過データ又は時間的
に遠いフレームのための超過データを消去して、当該超
過データを保持することが可能である。
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】すなわち本発明は、符号化の際、量子化の
ためのビットが余ったフレームに、量子化のためのビッ
トが足りないフレームのデータを書き込み、そのデータ
にはどのフレームのどのデータかを識別するような補助
情報を付加して復号化可能とするものである。
【0049】また、現在符号化処理しているフレームの
前後のどのビットの余ったフレームに書き込むかは、符
号化するシステムがどのくらい遅れ時間を許容できる
か、または復号化するシステムがどのくらい先読みがで
きるかにより変化させることができる。この情報は、符
号列に書き込んでも良いし、システムで規定してもかま
わない。また、ビットの足りないフレームのデータを分
割可能とすることにより、ビットの余ったフレームに効
率良く収めることができる。
【0050】さらに、ビットの足りないフレームに書き
込まれるデータは、それ単独でも復号化可能な形式にす
ることにより、システムのメモリーが有限な場合に、該
当するフレームの処理まで、ビットの余ったフレームに
書き込まれるデータを保持しておかなくても、あるいは
規定された分のフレームデータを先読みできなくても、
復号化処理に支障を来すことなく、従来の方式と同等の
音質を保つことができる。
【0051】このような本発明を用いることにより、従
来の方法と比較して、より高い符号化効率を実現するこ
とができる。
【0052】
【作用】本発明の情報符号化装置及び方法によれば、符
号化のためのビット数がフレーム単位の固定ビット数を
越える場合、上記固定ビット数を越えるデータを、復号
化時にそのデータが無くても当該フレームを復号化可能
とする超過データとして求めて保持し、符号化のための
ビット数が上記固定ビット数を越えない場合、保持され
ている他のフレームのための超過データを当該フレーム
に書き込むことによって、量子化のビット数の過不足を
調整している。
【0053】また、本発明の情報復号化装置及び方法に
よれば、符号化時にフレーム単位の固定ビット数を越え
るデータを超過データとして他のフレームに書き込んで
生成された符号列を受け取って復号化する際に、分離し
て保持されている超過データに当該フレームの超過デー
タが含まれているかを判定し、当該フレームの超過デー
タが含まれている場合に、当該フレームのデータと当該
フレームの超過データとから信号を復号化している。
【0054】
【0055】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について、図
面を参照にしながら説明する。ただし、従来例と同じ部
分についての説明は省略する。
【0056】図1には本発明にかかわる音響波形信号の
符号化方法が適用される符号化装置の実施例の構成を示
す。
【0057】すなわち本発明実施例の符号化装置は、図
1に示すように、第1のフレームと時間的に連続又は非
連続の前又は後の少なくとも一つ以上の第2のフレーム
の符号化情報の一部が、この第2のフレームの符号化情
報を復号化した復号化信号が必要な質を得るための必要
ビット数を使用して当該第2のフレームの入力信号を符
号化したときに第2のフレームの固定ビット数を越えた
超過データであるときに、これを分離するための量子化
精度決定回路52,過不足判定回路53,超過データ分
離回路55と、この分離した超過データを、第1のフレ
ームの符号化情報に含めるて符号列を生成する通常符号
列生成回路56,超過データ符号列生成回路57,記憶
回路58,59,符号列生成回路60とを有する。
【0058】この図1において、入力端子50を介して
入力された音響波形信号I501 は、前記図16と同様の
構成を有する変換回路51にて信号周波数成分I502
変換された後、量子化精度決定回路52と正規化/量子
化回路54に送られる。
【0059】上記量子化精度決定回路52は、上記信号
周波数成分I502 から、必要な音質が得られるために必
要なビット数情報I503 を各符号化ユニット毎に求め
る。従来例の場合には全ビット数が所定ビットに収まる
ように各符号化ユニットの量子化ビット数の調整を行っ
ていたが、本実施例ではそのような調整を行わないで、
各符号化ユニット毎に求めた上記必要なビット数情報I
503 をそのまま出力する。このビット数情報I503 は、
後述する正規化/量子化回路54と超過データ分離回路
55と過不足判定回路53とに送られる。
【0060】上記過不足判定回路53は、上記量子化精
度決定回路52からのフレーム毎のトータルビット数が
所定の固定ビット数を超過したかどうかを判定して、そ
の判定結果情報I504 を出力して、超過データ分離回路
55に送る。
【0061】また、正規化/量子化回路54は、信号周
波数成分I502 を上記量子化精度決定回路52で求めら
れた各符号化ユニット毎のビット数情報I503 に基づい
て正規化して量子化し、得られた正規化係数情報I505
と正規化及び量子化された信号周波数成分I506 を出力
する。上記正規化係数情報I505 は後述する通常符号列
生成回路56に、上記信号周波数成分I506 は超過デー
タ分離回路55に送られる。
【0062】上記超過データ分離回路55は、上記過不
足判定回路53からの判定結果情報I504 に基づいて、
上記正規化/量子化回路54から供給された正規化及び
量子化された信号周波数成分I506 を、当該フレームで
量子化に使用可能なビット数分で正規化/量子化された
信号周波数成分I507 及びそのときのビット数情報I
508 と、当該フレームで量子化に使用可能なビット数分
を超過したビット数分で正規化/量子化された信号周波
数成分I509 及びそのときの超過ビット数情報I510
に分離して出力する。
【0063】上記超過データ分離回路55において入力
された正規化/量子化された信号周波数成分I506 を上
記超過分と分離する一例について、図2及び図3を用い
て説明する。
【0064】ここで、この図2及び図3は、前記図20
及び図21に対応して3ビットに量子化された符号化ユ
ニットの信号周波数成分を2ビットと1ビットに分離す
る例を示している。具体的には各符号の最上位ビット
(MSB)側の2ビットと最下位ビット(LSB)の1
ビットを分け、当該LSBの1ビットを超過データとし
て分離している。すなわち、図2において、符号化ユニ
ット内の最大値である7番目のスペクトル信号成分ES
を正規化係数値として求め、上記入力された正規化/量
子化された信号周波数成分I506 を上記超過分と分離す
る場合には、図2の1番目のスペクトル信号成分ES
は”01”と”0”に、2番目のスペクトル信号成分E
Sを”00”と”1”に、3番目のスペクトル信号成分
ESは”01”と”0”に、4番目のスペクトル信号成
分ESを”00”と”1”に、5番目のスペクトル信号
成分ESは”00”と”1”に、6番目のスペクトル信
号成分ESを”10”と”1”に、7番目のスペクトル
信号成分ESは”11”と”1”に、8番目のスペクト
ル信号成分ESを”11”と”0”に分離する。
【0065】この図2及び図3の例より、MSB側の2
ビット部分は、LSBの1ビットの超過データが無くて
も、それ自身でも後に復号化可能であることがわかる。
【0066】なお、超過データの分離方法は、この例で
述べた方法でなくてもよく、さらに復号化処理において
復号化する際に超過データを必ず保持できているもので
あれば、当該超過データ分離後のデータがそれ自身で復
号可能である必要はない。
【0067】一方、通常符号列生成回路56は、正規化
係数情報I505 と上記超過データ分離回路55からの当
該フレームで量子化に使用可能なビット数分で正規化/
量子化された信号周波数成分I507 及びそのときのビッ
ト数情報I508 とを、一つの符号列I511 にして出力る
す。この符号列(通常符号列)I511 は保持手段である
記憶回路58に送られる。
【0068】また、超過データ符号列生成回路57に
は、上記超過データ分離回路55からの、上記フレーム
で量子化に使用可能なビット数分を超過したビット数分
で正規化/量子化された信号周波数成分I509 及びその
ときの超過ビット数情報I510が供給され、当該フレー
ムの番号と上記超過分で正規化/量子化された信号周波
数成分I509 及び上記超過ビット数I510 を一つの符号
列I512 にして出力する。この符号列(超過データ符号
列)I512 は保持手段である記憶回路59に送られる。
【0069】上記記憶回路58と59は、それぞれ入力
された通常符号列I511 と超過データ符号列I512 を一
時的に記憶保持しておくものである。これら記憶回路5
8,59における通常符号列I511 の記憶と、超過デー
タ符号列I512 の記憶については後述する。
【0070】これら記憶回路58及び59から読み出さ
れた通常符号列I511 と超過データ符号列I512 は、符
号列生成回路60に送られる。当該符号列生成回路60
では、上記通常符号列I511 と超過データ符号列I512
を一つの符号列I513 にして出力端子61から出力す
る。
【0071】図4には、図1の符号化装置に対応する復
号化装置(本発明の符号化方法に対応する復号化方法を
実現する装置)の実施例の構成を示す。
【0072】すなわち本発明実施例の復号化装置は、図
4に示すように、超過データ符号列と通常符号列とを分
離する分離手段である超過データ分離回路71と、上記
分離した超過データ符号列を保持する保持手段である記
憶回路72,73と、現在まで保持されている超過デー
タ符号列と当該超過データ符号列に対応する通常符号列
とを合成する合成手段及び当該合成した符号化情報を復
号化する復号化手段としての通常符号列分解回路74,
超過データ符号列分解回路75及び信号成分復号化回路
76,逆変換回路77とを有するものである。
【0073】この図4において、入力端子70には、上
記符号列I513 に対応する符号列I701 が供給され、こ
れが超過データ分離回路71に送られる。当該超過デー
タ分離回路71は、上記符号列I701 が、前記通常符号
列I511 に対応する通常符号列I702 と前記超過データ
符号列I512 に対応する超過データ符号列I703 を含む
場合に、上記符号列I701 から上記通常符号列I702
超過データ符号列I70 3 を分離する。上記通常符号列I
702 は記憶回路72に、超過データ符号列I70 3 に送ら
れる。
【0074】記憶回路72及び73は、それぞれ入力さ
れた符号列I702 ,I703 を一時的に記憶保持しておく
ものである。これら記憶回路72,73における通常符
号列I702 の記憶と、超過データ符号列I703 の記憶に
ついては後述する。
【0075】上記記憶回路72から読み出された通常符
号列I702 は、通常符号列分解回路74に送られ、上記
記憶回路73からの超過データ符号列I703 は、超過デ
ータ符号列分離回路75に送られる。
【0076】上記通常符号列分離回路74は、供給され
た通常符号列I702 を、前記正規化係数情報I505 に対
応する正規化係数情報I704 と、前記信号周波数成分I
507に対応する正規化/量子化された信号周波数成分I
705 とそのときのビット数情報I508 とに分離する。
【0077】また、上記超過データ符号列分解回路75
は、当該フレームのための超過データ符号列I703 があ
る場合、当該超過データ符号列I703 を、前記信号周波
数成分I509 に対応する超過した正規化/量子化された
信号周波数成分I707 と、前記超過ビット数情報I510
に対応する超過ビット数情報I708 とに分離する。
【0078】これら通常符号列分離回路74と超過デー
タ符号列分離回路75からの出力データは、信号成分復
号化回路76に送られる。当該信号成分復号化回路76
は、入力されたデータから前記信号周波数成分I502
対応する信号周波数成分I70 9 を復元し出力する。
【0079】ここで、当該フレームのための超過データ
がある場合、超過データも共に復号化するわけである
が、超過データを前記符号化装置の説明で述べたよう
に、ある符号化ユニットの信号周波数成分のLSBとし
た場合には、該当する符号化ユニットの信号周波数成分
にLSBとして結合して復号化する。すなわち、前述し
た図2及び図3の例のように3ビットのうちのLSBの
1ビットを超過データとした例の場合には、前記2ビッ
トの信号周波数成分のLSB側に当該超過データの1ビ
ットを結合し3ビットの信号周波数成分として復号化す
る。
【0080】上記信号成分復号化回路76からの信号周
波数成分I709 は、前記図18と同様の構成を有する逆
変換回路77にて音響波形信号I710 に変換された後、
出力端子78から出力される。
【0081】次に、前述した符号化装置と復号化装置に
おける記憶回路58,59と記憶回路72,73の記憶
動作について説明する。
【0082】本実施例では、前記超過分を他のフレーム
に格納するようにしており、このように超過分を他のフ
レームに格納する方法として、符号化時に遅延を許す場
合と、復号化時に先読みを行う場合を考えることができ
る。すなわち、符号化装置の記憶回路58,59は上記
符号化時に遅延を許すことで超過分を他のフレームに格
納し、復号化装置の記憶回路72,73は上記復号化時
に先読みを行うことで超過分を他のフレームに格納する
ために設けられている。
【0083】それぞれの場合の符号化及び復号化の処理
の流れを図5〜図8に、また、それぞれの処理を説明す
るための一例を図9〜図12に示す。
【0084】先ず、図5には、符号化時に上記遅延を許
す場合の処理の流れを示す。
【0085】この図5において、ステップS1では、当
該フレームの必要な音質が得られるために必要なビット
数を求め、符号化する。次のステップS2では、必要ビ
ット数が使用可能な固定ビット数を越えたか否かを判定
し、越えていないと判定した場合にはステップS6へ、
越えていると判定した場合はステップS3に進む。
【0086】ステップS3では超過データを分離した
後、ステップS4に進む。当該ステップS4では、超過
データが遅延させているフレームに格納可能か否かを判
定する。当該ステップS4で、格納できないと判定した
場合にはステップS6へ、格納可能であると判定した場
合にはステップS5に進む。
【0087】ステップS5では上記格納可能なフレーム
に超過データを格納した後、次のステップS6に進む。
【0088】ステップS6では最大遅延フレームを符号
列処理し、次のステップS7では全フレーム処理を終了
したか否かを判定する。このステップS7で終了してい
ないと判定した場合にはステップS1に戻ってそれ以降
の処理を繰り返し、終了したと判定した場合には処理を
終了する。
【0089】上記図5の処理についての一例を図9を用
いて説明する。この図9の例では、4フレーム分の遅延
させて処理をする例を示している。また、図9におい
て、横軸は時間を表すフレーム番号を、縦軸はビット数
を表し、図中Bは固定ビット数である。
【0090】この図9において、図中(n)は現在の処
理しているフレームを示し、図中(n−1)から(n−
3)までが遅延されているフレームで、図中(n−4)
は既に出力されたフレームを示す。また、各フレームの
必要ビット数を図中a〜dで表し、固定ビット数を超過
しているフレーム(n)のビットのデータをAとする。
この例では、当該処理フレーム(n)の超過分のビット
のデータAを格納できるフレームを、フレーム(n−
1)から順にサーチしていくと、フレーム(n−3)が
格納可能であることがわかる。したがって、このフレー
ム(n−3)にフレーム(n)の超過分ビットのデータ
Aを入れて符号列を形成して符号化処理を行う。なお、
ここでは超過分ビットのデータAを一つのデータとして
扱っているが、分離可能であれば分離して複数のフレー
ムに格納してもかまわない。
【0091】次に、図6には、上記図5の処理によって
符号化された符号列を復号化する場合の処理の流れを示
す。
【0092】この図6において、ステップS10では、
当該フレームの符号列を読み込む。次のステップS11
では、超過データを含むか否かを判定し、含まないと判
定した場合にはステップS16へ進み、含むと判定した
場合にはステップS12に進む。
【0093】ステップS12では超過データを分離し、
次のステップS13では超過データを保存するための領
域があるか否かを判定する。このステップS13で領域
があると判定した場合には、ステップS15で超過デー
タを保存した後、ステップS16に進む。また、ステッ
プS13で領域がないと判定した場合には、ステップS
14に進む。
【0094】このステップS14では、保存できるまで
最も古い或いは最も遠いフレームの超過データを順に消
去して保存し、その後ステップS16に進む。
【0095】ステップS16では、当該フレームのため
の超過データが保持されているか否かを判定する。この
ステップS16において、保存されていないと判定した
場合にはステップS18に進み、保存されていると判定
した場合にはステップS17に進む。
【0096】ステップS18では当該データを復号化処
理し、ステップS17では超過データと当該フレームの
データを合わせて復号化処理する。
【0097】その後、ステップS19では、全フレーム
処理を終了したか否かを判定し、終了していないと判定
した場合にはステップS10に戻ってそれ以降の処理を
繰り返し、終了したと判定した場合には処理を終了す
る。
【0098】この場合には、復号化処理において遅延を
行う必要はない。
【0099】上記図6の処理についての一例を図10を
用いて説明する。この図10において、横軸は時間を表
すフレーム番号を、縦軸はビット数を表し、図中Bは固
定ビット数である。
【0100】この図10において、図中(n)は現在の
処理しているフレームを示し、図中(n+1)以降がこ
れから処理されるフレームで、図中(n−1)は既に処
理されたフレームを示す。また、現在のフレームには前
記図9に示したようにフレーム(n+3)のデータAが
入っているので、それをフレーム(n+3)の処理を行
うまで保持しておくと共に、現在のフレーム(n+3)
のデータdを復号化処理する。フレーム(n+3)の処
理は、フレーム(n)の処理の際に読み込んでいた超過
分データAとフレーム(n+3)のデータaと合わせて
復号化処理を行う。
【0101】次に、図7には、符号化時に遅延の必要の
ない場合の処理の流れを表している。
【0102】この図7において、ステップS20では当
該フレームの必要な音質が得られるために必要なビット
数を求め符号化処理する。次のステップS21では、必
要ビット数が使用可能な固定ビット数を越えたか否かを
判定し、越えていないと判定した場合にはステップS2
7に、越えていると判定した場合にはステップS22に
進む。
【0103】ステップS22では超過データを分離し、
次のステップS23では超過データを保存するための領
域があるか否かを判定する。当該ステップS23で領域
があると判定した場合にはステップS25に進み、当該
ステップS25で超過データを保存した後、ステップS
26に進む。一方、ステップS23で領域がないと判定
した場合には、ステップS24に進む。このステップS
24では、保存できるまで保存してある最も古い或いは
最も遠いフレームの超過データを順に消去して保存す
る。
【0104】また、上記ステップS21において越えた
と判定された場合のステップS27では、保存されてい
る超過データを含めて送れる(格納できる)か否かを判
定する。このステップS27で送れると判定した場合に
は、ステップS28に進み、このステップS28で当該
データと超過データを符号列処理した後、ステップS2
9に進む。また、ステップS27で送れないと判定した
場合にはステップS26に進む。
【0105】ステップS26では当該データを符号列処
理し、次のステップS29では全フレーム処理を終了し
たか否かを判定する。このステップS29で終了してい
ないと判定した場合にはステップS20に戻って上述の
処理を繰り返し、終了していると判定した場合には処理
を終了する。
【0106】上記図7の処理についての一例を図11を
用いて説明する。この図11において、横軸は時間を表
すフレーム番号を、縦軸はビット数を表し、図中Bは固
定ビット数である。
【0107】この図11において、図中(n)は現在の
処理しているフレームを示し、図中(n+1)以降がこ
れから処理されるフレームで、図中(n−1)は既に処
理されたフレームを示す。当該処理フレーム(n)の固
定ビット数を越えた超過分のデータAを記憶回路のメモ
リに蓄えておきデータaを符号化処理する。その後の各
フレームを符号化処理する際には、超過分のデータAが
入るかどうか判定を行い、入らない場合には、そのフレ
ームのデータのみを符号化処理する。この例ではフレー
ム(n+3)を処理する際、フレーム(n)の処理の際
に読み込んでいた超過分データAが格納可能であること
を示している。このフレーム(n+3)にフレーム
(n)の超過分データAを入れて符号列を形成して符号
化処理を行う。
【0108】なお、ここでは超過データAを一つのデー
タとして扱っているが、分離可能であれば分離して複数
のフレームに格納してもかまわない。
【0109】次に、図8には、図7のフローチャートに
示した処理により符号化された符号列を先読みして復号
化する場合の処理の流れを示している。
【0110】この図8において、ステップS30では、
nフレーム分のデータを先読みし、ステップS31で超
過データを分離する。次のステップS32では、超過デ
ータを保存するための領域があるか否かを判定し、領域
があると判断した場合にはステップS34に進み、この
ステップS34で超過データを保存した後、ステップS
35に進む。
【0111】また、ステップS32で領域がないと判定
した場合にはステップS33に進み、このステップS3
3で保存できるまで最も古い或いは最も遠いフレームの
超過データを順に消去して保存した後、ステップS35
に進む。
【0112】ステップS35では、当該フレームの超過
データが保存されているか否かを判定し、保存されてい
ないと判定した場合にはステップS37に進み、このス
テップS37で当該フレームデータを復号化処理した
後、ステップS38に進む。
【0113】また、ステップS35で保存されていると
判定した場合にはステップS36に進む。このステップ
S36では、当該フレームデータと超過データを合わせ
て復号化処理し、その後ステップS38に進む。
【0114】当該ステップS38では、全フレーム処理
を終了したか否かを判定し、終了していないと判定した
場合にはステップS30に戻って前述の処理を繰り返
し、終了していると判定した場合には処理を終了する。
【0115】上記図8の処理についての一例を図12を
用いて説明する。この図12では、4フレーム分の先読
み処理をする例を示している。また、この図12におい
て、横軸は時間を表すフレーム番号を、縦軸はビット数
を表し、図中Bは固定ビット数である。
【0116】この図12において、図中(n)は現在の
処理しているフレームを示し、図中(n+1)から(n
+3)までが先読みされているフレームで、図中(n−
1)は既に出力された状態を示す。また、各フレームの
必要ビット数をa〜dで表し、超過しているフレーム
(n−3)のビットのデータをAとする。ここでは現在
のフレーム(n)の超過データが先読みした他のフレー
ムに入っていないかの判定を行う。この例ではフレーム
(n+3)にデータAが入っているので、フレーム
(n)の処理をデータAと合わせて復号化処理を行い出
力する。
【0117】次に、図13と図14には、本発明の符号
化方法(又は符号化装置)によって生成された符号列の
例を示したものである。
【0118】先ず、図13は、量子化の際にビットが余
った場合の符号列の例を示している。この図13におい
て、当該符号列には5つの符号化ユニットの情報U1 〜
U5とその後に固定ビット数を満たすようにゼロデータ
が並べられている。これは、このフレームに格納できる
超過データが無かったことを示している。符号化ユニッ
ト情報U1 〜U5 の内部の説明は従来例と同じであるの
で省略する。これら符号化ユニット情報U1 〜U5 及び
ゼロデータが例えば光磁気ディスク等の記録媒体に記録
されるようになる。
【0119】また、図14は、超過データを含んだ場合
の符号列の例を示している。この図14において、当該
符号列には5つの符号化ユニット情報U1 〜U5 と、超
過データが2つ(超過データA1 ,A2 )と、ゼロデー
タが並べられている。超過データA1 ,A2 には、どの
フレームの超過データであるかを示すフレーム情報と、
そのフレームのどの符号化ユニットであるかの符号化ユ
ニット情報及び量子化精度情報が、分離された各信号成
分情報SC1 〜SC8 と共に含まれている。これら符号
化ユニットU1 〜U5 、超過データA1 ,A2 及びゼロ
データが例えば光磁気ディスク等の記録媒体に記録され
るようになる。
【0120】なお、記録媒体としては、光磁気ディスク
や相変化ディスク,磁気ディスク等のディスク状記録媒
体の他に、磁気テープや映画フィルム等のテープ状記録
媒体、或いは、ICカード等を用いることもできる。
【0121】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明による情報符号化装置及び方法、並びに情報復号化装
置及び方法を用いれば、符号化のためのビット数がフレ
ーム単位の固定ビット数を越える場合、上記固定ビット
数を越えるデータを、復号化時にそのデータが無くても
当該フレームを復号化可能とする超過データとして求め
て保持し、符号化のためのビット数が上記固定ビット数
を越えない場合、保持されている他のフレームのための
超過データを当該フレームに書き込むことによって、量
子化のビット数の過不足が調整されており、したがっ
て、あるフレームを越えて、そのフレームのデータを伝
送することができるので、効率よく符号化でき、さらに
復号化することも可能になった。
【0122】特に音響信号の符号化に使用した場合に
は、符号化のためのビットが足りないためにノイズが聞
こえていたフレームのデータを、ビットが余っているフ
レームに書き込むことができるので、復号化された音響
信号の聴感上のノイズを減らすことができる効率の良い
情報符号化及び復号化が可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報符号化方法を実現する実施例の情
報符号化装置の概略構成を示すブロック回路図である。
【図2】1つの符号化ユニットのスペクトル信号成分と
本発明の符号化時の量子化ビット数とを示す図である。
【図3】超過分の分離について説明するための図であ
る。
【図4】本発明の情報復号化方法を実現する実施例の情
報復号化装置の概略構成を示すブロック回路図である。
【図5】符号化時に遅延を許す場合の処理の流れを示す
フローチャートである。
【図6】図5のフローチャートの処理により符号化され
た符号列を復号化する場合の処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図7】符号化時に遅延の必要のない場合の処理の流れ
を示すフローチャートである。
【図8】図7のフローチャートの処理により符号化され
た符号列を先読みして復号化する場合の処理の流れを示
すフローチャートである。
【図9】図5の処理を説明するための図である。
【図10】図6の処理を説明するための図である。
【図11】図7の処理を説明するための図である。
【図12】図8の処理を説明するための図である。
【図13】本発明の情報符号化方法によって生成された
符号列の一例を示した図である。
【図14】本発明の情報符号化方法によって生成された
超過データを含んだ符号列の一例を示した図である。
【図15】従来の符号化装置の概略構成を示すブロック
回路図である。
【図16】変換回路の具体的構成を示すブロック回路図
である。
【図17】従来の復号化装置の概略構成を示すブロック
回路図である。
【図18】逆変換回路の具体的構成を示すブロック回路
図である。
【図19】フレーム内の各符号化ユニットの一例を示す
図である。
【図20】図19の各符号化ユニットのうち2番目の符
号化ユニット抜き出して量子化ビット数と共に示す図で
ある。
【図21】図20の各スペクトル信号成分の正規化及び
量子化された後の符号について説明するための図であ
る。
【図22】従来の符号化装置によって符号化された符号
列を示す図である。
【符号の説明】
51 変換回路 52 量子化精度決定回路 53 過不足判定回路 54 正規化/量子化回路 55 超過データ分離回路 56 通常符号列生成回路 57 超過データ符号列生成回路 58,59,72,73 記憶回路 60 符号列生成回路 71 超過データ分離回路 74 通常符号列分離回路 75 超過データ符号列分離回路 76 信号成分復号化回路 77 逆変換回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G11B 20/10 341 G10L 7/04 G H03H 17/02 9/16 H04B 14/04 9/18 C H04N 7/24 H04N 7/13 Z

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を所定の間隔で分割し、分割し
    た上記入力信号を固定ビット数のフレーム単位で符号化
    する情報符号化装置において、 符号化のためのビット数が上記固定ビット数を越える場
    合、上記固定ビット数を越えるデータを、復号化時にそ
    のデータが無くても当該フレームを復号化可能とする超
    過データとして求める超過データ算出手段と、 上記超過データを保持する超過データ保持手段と、 符号化のためのビット数が上記固定ビット数を越えない
    場合、上記超過データ保持手段に保持されている他のフ
    レームのための超過データを、当該フレームに書き込む
    超過データ書込手段とを有することを特徴とする情報符
    号化装置。
  2. 【請求項2】 上記超過データには、どのフレームのた
    めの超過データであるかの情報が書き込まれていること
    を特徴とする請求項1記載の情報符号化装置。
  3. 【請求項3】 上記超過データ保持手段は、超過データ
    を保持するための保存用領域が不足する場合には、古い
    超過データ又は時間的に遠いフレームのための超過デー
    タを消去して、上記超過データを保持することを特徴と
    する請求項1記載の情報符号化装置。
  4. 【請求項4】 入力信号を所定の間隔で分割し、分割し
    た上記入力信号を固定ビット数のフレーム単位で符号化
    する情報符号化方法において、 符号化のためのビット数が上記固定ビット数を越える場
    合、上記固定ビット数を越えるデータを、復号化時にそ
    のデータが無くても当該フレームを復号化可能とする超
    過データとして求めて保持し、 符号化のためのビット数が上記固定ビット数を越えない
    場合、上記保持している他のフレームのための超過デー
    タを、当該フレームに書き込むことを特徴とする情報符
    号化方法。
  5. 【請求項5】 上記超過データには、どのフレームのた
    めの超過データであるかの情報が書き込まれていること
    を特徴とする請求項4記載の情報符号化方法。
  6. 【請求項6】 上記超過データを保持するための保存用
    領域が不足する場合には、古い超過データ又は時間的に
    遠いフレームのための超過データを消去して、上記超過
    データを保持することを特徴とする請求項4記載の情報
    符号化方法。
  7. 【請求項7】 入力信号を所定の間隔で分割し、分割し
    た上記入力信号を固定ビット数のフレーム単位で符号化
    する際に、上記固定ビット数を越えるデータを超過デー
    タとして他のフレームに書き込んで生成された符号列を
    受け取って復号化する復号化装置であって、 上記超過データを分離して保持する手段と、 保持されている超過データに当該フレームの超過データ
    が含まれているかを判定する手段と、 当該フレームの超過データが含まれている場合に、当該
    フレームのデータと当該フレームの超過データとから信
    号を復号化する手段とを有することを特徴とする情報復
    号化装置。
  8. 【請求項8】 上記超過データを保持する手段は、保存
    用領域が不足した場合に、古い超過データ又は時間的に
    遠いフレームのための超過データを消去して、当該超過
    データを保持することを特徴とする請求項7記載の情報
    復号化装置。
  9. 【請求項9】 入力信号を所定の間隔で分割し、分割し
    た上記入力信号を固定ビット数のフレーム単位で符号化
    する際に、上記固定ビット数を越えるデータを超過デー
    タとして他のフレームに書き込んで生成された符号列を
    受け取って復号化する復号化方法であって、 上記超過データを分離して保持し、 保持されている超過データに当該フレームの超過データ
    が含まれているかを判定し、 当該フレームの超過データが含まれている場合には、当
    該フレームのデータと当該フレームの超過データとから
    信号を復号化することを特徴とする情報復号化方法。
  10. 【請求項10】 上記超過データを保持するための保存
    用領域が不足した場合、古い超過データ又は時間的に遠
    いフレームのための超過データを消去して、当該超過デ
    ータを保持することを特徴とする請求項9記載の情報復
    号化方法。
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