JP3200886B2 - オーディオ信号処理方法 - Google Patents

オーディオ信号処理方法

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JP3200886B2
JP3200886B2 JP27616891A JP27616891A JP3200886B2 JP 3200886 B2 JP3200886 B2 JP 3200886B2 JP 27616891 A JP27616891 A JP 27616891A JP 27616891 A JP27616891 A JP 27616891A JP 3200886 B2 JP3200886 B2 JP 3200886B2
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS OR SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L13/00Speech synthesis; Text to speech systems

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーディオ信号をいわ
ゆるブロックフローティング処理して圧縮するオーディ
オ信号処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、オーディオ信号処理方法とし
て、オーディオ信号を圧縮して符号化する高能率符号化
技術には、例えば、入力オーディオ信号(ディジタルオ
ーディオデータ)を所定時間毎(所定時間フレーム毎)
に周波数軸上で複数のブロックに分割し、この各ブロッ
ク毎にいわゆるブロックフローティング処理を施すと共
に、各ブロック毎のデータを適応的なビット割り当てで
量子化するものがある。
【0003】ここで、上記ブロックフローティング処理
は、基本的には、ブロック内の各ワードに共通の値を掛
けて大きくし、量子化時の精度を上げるものであるが、
具体的には、例えばブロック内の各ワードの絶対値の内
で最も大きなもの(最大絶対値)を探し出し、この最大
絶対値が飽和しないような当該ブロック内の全ワードに
対して共通のフローティング係数を用いてフローティン
グ処理を行うものが一例としてある。より簡易なものと
しては、ビットシフトを利用する6dB単位のフローテ
ィングもある。
【0004】ところで、上記ブロックフローティング処
理を行うオーディオ信号処理方法が適用されるシステム
のエンコーダ側では、通常、ブロックフローティング処
理に関連するパラメータBFとして、例えば、フローテ
ィング係数としてのスケールファクタSFの値と、上記
スケールファクタSFといわゆるマスキング効果を考慮
して各ブロック毎に求められる許容可能なノイズレベル
との差を示すワード長WLのデータとを、量子化された
ブロックのデータ(以下例えばメイン情報とする)と共
に媒体に記録若しくは伝送することが行われる。
【0005】なお、上記マスキング効果とは、人間の聴
覚特性により、ある音により他の音がマスクされて聞こ
えなくなる現象を言う。換言すれば、上記マスキングと
は、ある信号によって他の信号がマスクされて聞こえな
くなる現象をいうものであり、このマスキング効果に
は、時間軸上のオーディオ信号による時間軸マスキング
効果と、周波数軸上の信号による同時刻マスキング効果
とがある。これらのマスキング効果により、マスキング
される部分にノイズがあったとしても、このノイズは聞
こえないことになる。このため、実際のオーディオ信号
では、このマスキングされる範囲内のノイズは許容可能
なノイズとされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、従来のオーデ
ィオ信号処理方法が適用されるシステムのエンコーダ側
では、上記記録又は伝送されるパラメータBFの個数は
すべての時間フレームに対して固定しておくものが一般
的である。図9は従来のオーディオ信号処理システムの
エンコーダ側での各時間フレーム内のデータの記録(或
いは伝送)の様子を示したものである。この図9の例の
場合、実際にはビットが割り振られないブロックに対し
てもそのパラメータBFの値を記録又は伝送する必要が
あり、したがって、その分だけ音声データに対して割り
当てられるビット数が少なくなり、特に、圧縮率が高い
場合(ビットレートが低い場合)には、上記エンコーダ
側に対応するデコーダ側で十分な音質を確保することが
困難であった。
【0007】これに対し、図10に示すように、実際に
ビットが割り振られないブロック (ワード長WL=0の
ブロック)に対しては上記スケールファクタSFの値を
記録又は伝送せずに、その分だけ音声データに多くのビ
ットを割り振るようにするシステムも提案されている。
この図10においては、ビットが割り当てられていない
ブロック(0ビット割り当てのブロック)4個の分だけ
記録されているスケールファクタSFの個数が減ってい
る。
【0008】ただし、この場合、上記ワード長WLのデ
ータは、常に記録又は伝送する必要がある。また、後の
デコーダ側で上記スケールファクタSFを読み込む時に
そのブロックのワード長WLが0でないかどうかブロッ
ク毎にチェックする必要がある。
【0009】更に、エンコーダ側は、通常、上記マスキ
ングを求めるための計算等により各ブロックのオーディ
オ信号を量子化するために必要なビット数を計算した
後、その時間フレームに割り当てられた総ビット数との
比較を行ない、各ブロックへのビット割り当ての調整を
行なうようになされる。ところが、このとき、上述のよ
うに各ブロックのビット割り当てによってそのブロック
のスケールファクタSFを記録するかどうかが変化する
と、それに伴い、上記メイン情報(音声データ)に割り
当てることのできるビットの総数も変化し、ビット割り
当ての調整が非常に複雑になる。
【0010】そこで、本発明は、上述のような実情に鑑
みて提案されたものであり、ビット割り当ての調整が比
較的容易で、ビット割り当ての調整を行っても音質を劣
化させることのないオーディオ信号処理方法を提供する
ことを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るオーディオ
信号処理方法は、上述した課題を解決するために、入力
オーディオ信号を所定の時間フレーム毎に周波数軸上で
複数のブロックに分割し、各ブロック毎にブロックフロ
ーティング処理を施し、各ブロック毎のデータを適応的
なビット割り当てで量子化し、当該量子化されたオーデ
ィオ信号を記録又は伝送すると共に、上記ブロックフロ
ーティング処理に関連するパラメータを記録又は伝送す
るオーディオ信号処理方法であって、上記ブロックフロ
ーティング処理に関連する各ブロック毎のパラメータの
うち上記時間フレーム毎に必要な帯域までのパラメータ
を記録又は伝送すると共に、当該記録又は伝送されるパ
ラメータの個数も記録又は伝送することを特徴としてい
る。
【0012】すなわち、時間フレーム毎に実際に記録又
は伝送されるオーディオ信号の帯域として、例えば、実
際に知覚され難い(耳に聞こえ難い)という理由から高
域の記録又は伝送を行わないようにした場合には、その
時間フレームの当該高域のブロックのパラメータ(スケ
ールファクタ,ワード長の値)を記録又は伝送しないよ
うにして、その分のビットを聴感上重要な低域のメイン
情報(ブロックの量子化されたデータ)のために割り振
るようにしている。したがって、記録又は伝送されるデ
ータは、この低域のパラメータと当該メイン情報とな
る。また、この場合は、時間フレーム毎に記録又は伝送
されるパラメータの個数も記録する(或いは伝送する)
ようにしている。
【0013】
【作用】本発明のオーディオ信号処理方法によれば、各
ブロック毎のパラメータを時間フレーム毎にこのパラメ
ータが必要な帯域まで記録又は伝送する、すなわち、パ
ラメータを必要としない帯域のパラメータは記録又は伝
送せず、その分のビットを音声データの符号に割り振る
ようにしている。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0015】本実施例のオーディオ信号処理方法は、時
系列の入力オーディオ信号TSを所定の時間フレーム毎
に周波数軸の信号(スペクトル信号SP)に変換し、こ
のスペクトル信号SPを帯域毎のブロックに分割し、各
ブロック毎にブロックフローティング処理を施し、各ブ
ロック毎のデータを適応的なビット割り当てで量子化
し、当該量子化されたオーディオ信号を記録又は伝送す
ると共に、上記ブロックフローティング処理に関連する
パラメータBFとしてのフローティング係数(スケール
ファクタSF)とワード長WLのデータとを記録又は伝
送するオーディオ信号処理方法であって、図1に示すよ
うに、上記ブロックフローティング処理に関連する各ブ
ロック毎のパラメータBFを上記時間フレーム毎に当該
パラメータBFが必要な帯域まで記録又は伝送すると共
に、当該記録又は伝送されるパラメータBFの個数Nも
記録又は伝送するようにしたものである。
【0016】なお、図1は1つの時間フレームと、該1
つの時間フレーム内の複数の周波数帯域のブロックを示
している。また、図1のメイン情報とは、量子化された
ブロックのデータ(当該オーディオ信号TSを周波数分
割した各ブロック毎のスペクトル信号SPの量子化され
た各ブロックのデータ)である。
【0017】ここで、本発明実施例の有効性は以下のよ
うな事実に基づいている。
【0018】すなわち、例えば10kHz以上の高い帯
域では、人間の聴覚特性に基づく後述するいわゆる最小
可聴限が高く、また、低域信号による前記マスキング効
果が有効に作用するため、量子化ノイズがそれ以下の帯
域(例えば10kHz以下)と比較して、大きくなった
としても、音質劣化が耳に知覚されにくい。特に、特に
15kHz以下の帯域の信号成分を例えば削除してしま
っても(0ビット割り当て)、聴感上、差異がわからな
いケースが多い。
【0019】したがって、本実施例では、図1に示すよ
うに、上記ブロックフローティング処理に関連する各ブ
ロック毎のパラメータBFであるフローティング係数と
しての上記スケールファクタSF及び量子化の際の割り
当てビット数に対応する上記ワード長WLのデータを、
上記時間フレーム毎に当該パラメータBFを必要とする
帯域まで(すなわち聴感上重要な低域のみ)として記録
又は伝送するようにしている。これにより、聴感上重要
なため省略できない低域の符号に多くのビットを割り当
てることができるようになって、結果として音質が向上
するようになる。
【0020】なお、上記最小可聴限においては、雑音絶
対レベルがこの最小可聴限以下ならば該雑音は聞こえな
いことになる。この最小可聴限は、コーディングが同じ
であっても例えば再生時の再生ボリュームの違いで異な
るものとなるが、現実的なディジタルシステムでは、例
えば16ビットダイナミックレンジへの音楽のはいり方
にはさほど違いがないので、例えば4kHz付近の最も
耳に聞こえやすい周波数帯域の量子化雑音が聞こえない
とすれば、他の周波数帯域ではこの最小可聴カーブのレ
ベル以下の量子化雑音は聞こえないと考えられる。
【0021】また、上述のようにすると、上記パラメー
タBFの個数は時間フレーム毎に変化するものとなるた
め、本実施例では、パラメータBFの個数Nを時間フレ
ーム毎に記録又は伝送するようにしている。この場合、
当該個数Nのデータ量は少ない。例えば、パラメータB
Fの個数が数十個程度であれば7ビットあれば十分であ
り、また、当該時間フレームにおいて取りうる帯域が2
種類(ブロックが2個)ならば、1ビットあれば記録又
は伝送できることになる。
【0022】上述のように、本実施例においては、時間
フレーム毎に実際に記録又は伝送されるオーディオ信号
の帯域として、例えば、実際に知覚し難い(耳に聞こえ
難い)という理由から高域の記録又は伝送がなされない
場合に、その時間フレームの高域のブロックのパラメー
タBF(スケールファクタSF,ワード長WLの値)分
のビットを低域のメイン情報のために割り振るようにし
て、低域のパラメータBFと当該メイン情報を例えば媒
体に記録する(或いは伝送する)ようにしている。ま
た、その時間フレーム毎のパラメータBFの個数Nも記
録する(或いは伝送する)ようにしている。
【0023】なお、低域での信号レベルが低く、高域で
の信号のレベルが非常に高いような場合には、高域の信
号を削除すると、それによる音質劣化の差異が知覚され
易くなる。したがってこの場合には、図2に示すよう
に、高域の信号及びパラメータBFも記録するようにし
て符号化する。
【0024】図3には、本実施例のオーディオ信号処理
方法が適用されるオーディオ信号処理システムのエンコ
ーダの具体的構成を示す。
【0025】なお、この図3には、時系列のオーディオ
信号(波形データ)をバンド分割フィルタで分割し、こ
れを変更離散コサイン変換(MDCT)処理により周波
数軸の信号に変換したスペクトル信号(スペクトルデー
タ)SPを符号化する構成を示している。
【0026】すなわち、この図3に示すエンコーダは、
入力端子1に供給される時系列の入力オーディオ信号
(ディジタルオーディオデータ)TSを所定の時間フレ
ーム毎に周波数軸上で複数のブロックに分割し、各ブロ
ック毎にブロックフローティング処理を施すと共に、各
ブロック毎のデータを適応的なビット割り当てで符号化
するものであって、上記ブロックフローティング処理に
関連する各ブロック毎のパラメータ(フローティング係
数としての前記スケールファクタSF及び、前記ビット
割り当て数に対応するワード長WL)BFを上記時間フ
レーム毎に当該パラメータBFを必要とする帯域まで記
録すると共に、当該記録されるパラメータの個数をも記
録するデータ記録回路19を有するものである。このデ
ータ記録回路19に記録されたデータが後述するデコー
ダ側に伝送される。
【0027】ここで、本具体例のエンコーダにおいて
は、上記時間フレームを複数の周波数帯域に分割した各
ブロックの帯域を可変として、当該帯域が狭くなってい
る場合には、上述の実施例のようにして上記データ記録
回路19に記録するパラメータBFの個数を減らし、そ
の減らした分のビットをメイン情報に対して(後述する
オーディオ信号TSを周波数分割した各ブロック毎のス
ペクトル信号SPの量子化の際に)割り振るようにして
いる。
【0028】このようなことを行うため、入力端子1に
供給された上記所定の時間フレーム毎の時系列のオーデ
ィオ信号(波形データ)TSは、供給された時系列信号
をスペクトル信号に変換する時間/周波数変換回路11
によりスペクトル信号SPに変換される。当該時間/周
波数変換回路11は、例えば、図1,図2に示したよう
に、時系列の上記オーディオ信号TSを所定の時間フレ
ーム毎に区切ると共に各時間フレームを複数の周波数帯
域に分割してブロック化し、この各ブロックの帯域を可
変としている。
【0029】また、この時間/周波数変換回路11でブ
ロックの帯域を可変とする際には、上記ブロック幅とし
て、時間フレームを例えば人間の聴覚特性を考慮した帯
域分割により分割して得た各帯域をブロックとするよう
になされている。すなわち、一般に臨界帯域(クリティ
カルバンド)と呼ばれている高域程帯域幅が広くなるよ
うな帯域幅で、上記スペクトル信号SPを複数の帯域に
分割しており、本具体例では、大別して高域,中域,低
域の3つの帯域に分割している。なお、このクリティカ
ルバンドとは、人間の聴覚特性を考慮して分割された周
波数帯域であり、ある純音の周波数近傍の同じ強さの狭
帯域バンドノイズによって当該純音がマスクされるとき
のそのノイズの持つ帯域のことである。また、上記クリ
ティカルバンドでの分割としては、例えば、0〜20k
Hzの全周波数帯域を例えば25のクリティカルバンド
に分割することも可能である。
【0030】この時間/周波数変換回路11からのスペ
クトル信号SPは、スペクトル信号量子化回路15に送
られ量子化される。すなわち、当該スペクトル信号量子
化回路15は、供給された各ブロックのスペクトル信号
SPをブロックフローティング処理により正規化(ノー
マライズ)した後、いわゆるマスキング効果を考慮した
適応的な割り当てビット数で量子化する。
【0031】ここで、上記スペクトル信号量子化回路1
5で上記ブロックフローティング処理を行うためのフロ
ーティング係数(スケールファクタSF)は、スケール
ファクタ計算回路13から供給される。すなわち、上記
スケールファクタ計算回路13には上記スペクトル信号
SPが供給されており、このスケールファクタ計算回路
13から、上記時間フレーム毎の複数の周波数帯域のブ
ロック毎のスペクトル信号SPの例えばピーク或いは平
均値に所定の係数を乗算したフローティング係数(スケ
ールファクタSF)が出力されるようになっている。
【0032】また、上記スペクトル信号量子化回路15
で上記適応的な割り当てビット数の量子化を行うため
に、上記スペクトル信号SPはマスキング計算回路17
にも送られている。当該マスキング計算回路17では、
後述するようにして人間の聴覚特性に応じた各ブロック
毎のマスキング情報MSKI及び/又は任意の注目ブロ
ックに近接する他のブロックからのマスキング効果によ
る当該注目ブロックのマスキング情報MSKIが得られ
る。このマスキング計算回路17からのマスキング情報
MSKIは、ビットアロケーシヨン計算回路14に送ら
れ、当該ビットアロケーシヨン計算回路14で上記マス
キング情報MSKIに基づいた各ブロック毎のビット割
り当て情報としてのワード長WLのデータが求められ
る。すなわち、このワード長WLの情報に基づいて上記
スペクトル信号量子化回路15では、供給されたスペク
トル信号SPのブロック毎の適応的な量子化を行ってい
る。
【0033】ここで、上記マスキング計算回路17及び
ビットアロケーシヨン計算回路14での処理は具体的に
は以下のようになされている。
【0034】すなわち、上記マスキング計算回路17に
送られたスペクトル信号SPは、先ず上記ブロック毎に
エネルギが算出される。このブロック毎のエネルギ算出
の際には例えば上記クリティカルバンド(臨界帯域)毎
のエネルギが、例えば当該バンド内での各振幅値の総和
を計算すること等により求められる。この各バンド毎の
エネルギの代わりに、振幅値のピーク値、平均値等が用
いられることもある。このエネルギ算出により求められ
る各バンドの総和値のスペクトルは、一般にバークスペ
クトルと称されている。
【0035】次に、当該マスキング計算回路17では、
上記バークスペクトルのいわゆるマスキングに於ける影
響を考慮するために、該バークスペクトルに所定の重み
付け関数を掛けて加算するような畳込み(コンボリュー
ション)処理を施す。この畳込み処理を行う構成として
は、例えば、入力データを順次遅延させる複数の遅延素
子と、これら遅延素子からの出力にフィルタ係数(重み
付け関数)を乗算する複数の乗算器(例えば各バンドに
対応する25個の乗算器)と、各乗算器出力の総和をと
る総和加算器とから構成されるものである。
【0036】上記畳込み処理が施された後、逆コンボリ
ューション処理を行うことにより、マスキングスレッシ
ョールドが得られる。すなわちこのマスキングスレッシ
ョールドが許容可能なノイズスペクトルとなる。ここ
で、上記マスキングスレッショールドと、前記バークス
ペクトルとの減算を行うことで、当該バークスペクトル
が上記マスキングスレッショールドにより、マスキング
されるレベルが求められる。このマスキングレベルが上
記マスキング情報MSKIとしてビットアロケーシヨン
計算回路14に送られる。
【0037】なお、上記マスキング情報MSKIを求め
る際には、例えば、人間の聴覚特性である上記最小可聴
限を示すデータと、上記マスキングスレッショールドと
を合成することができる。この最小可聴限においては、
前述したように、雑音絶対レベルがこの最小可聴限以下
ならば該雑音は聞こえないことになる。
【0038】上記ビットアロケーシヨン計算回路14に
は、例えば割当てビット数情報が予め記憶されたROM
等が設けられ、上記マスキング情報MSKIのマスキン
グレベルと各バンドのエネルギとの差分のレベルに応じ
て、当該ROM等から各バンド毎の割当ビット数情報が
求められる。更に、この各バンド毎の割り当てビット数
情報に基づいて、上記大別して高域,中域,低域の各ブ
ロック毎の割り当てビット数に対応するワード長WLの
データを求める。
【0039】また、上記ビットアロケーシヨン計算回路
14では、例えば等ラウドネスカーブの情報に基づい
て、上記マスキング情報MSKIに基づく許容雑音レベ
ルを補正することも可能である。ここで、等ラウドネス
カーブとは、人間の聴覚特性に関する特性曲線であり、
例えば1kHzの純音と同じ大きさに聞こえる各周波数
での音の音圧を求めて曲線で結んだもので、ラウドネス
の等感度曲線とも呼ばれる。なお、この等ラウドネス曲
線は、上記最小可聴限のカーブと略同じ曲線を描くもの
である。したがって、この等ラウドネス曲線において
は、例えば4kHz付近では1kHzのところより音圧
が8〜10dB下がっても1kHzと同じ大きさに聞こ
え、逆に、50kHz付近では1kHzでの音圧よりも
約15dB高くないと同じ大きさに聞こえない。このた
め、上記最小可聴カーブのレベルを越えた雑音(許容ノ
イズレベル)は、該等ラウドネス曲線に応じたカーブで
与えられる周波数特性を持つようにするのが良いことが
わかる。このようなことから、上記等ラウドネス曲線を
考慮して上記許容ノイズレベルを補正することは、人間
の聴覚特性に適合していることがわかる。
【0040】更に、上記マスキング計算回路17では、
上記マスキング計算を行なう事により、上記スペクトル
信号量子化回路15でスペクトル信号SPを量子化して
データ記録回路19に記録する際に、記録すべき最高の
帯域HBがどの帯域となるかをも求めている。すなわ
ち、上記マスキング効果等を考慮することにより、記録
しなくても聴感上の音質に影響の少ない帯域と記録しな
ければ聴感上悪影響が現れる帯域とを分け、この記録す
べき帯域HBの情報を、ブロックフローティング処理の
パラメータBFの個数を計算するパラメータ個数計算回
路18に送っている。
【0041】当該パラメータ個数計算回路18では、上
記記録すべき帯域HBの情報に基づいて、各ブロックの
各パラメータBFのうち、当該記録すべき帯域HB以下
の帯域(すなわち記録すべき例えば低域)のパラメータ
BFの個数Nを算出している。或いは、当該記録すべき
帯域HB以上の帯域(すなわち記録しなくても良い例え
ば高域)のパラメータBFの個数を算出するようにして
もよい。
【0042】当該個数Nの情報は、上記ビットアロケー
シヨン計算回路14に送られる。したがって、当該ビッ
トアロケーシヨン計算回路14では、前述したようなビ
ット割り当て数の計算処理と共に、上記個数Nの情報に
基づいて記録すべき帯域HB以上の帯域(すなわち記録
しなくても良い例えば高域)に対しては、ビットを割り
振らないようにしている。すなわち、上記ビットアロケ
ーシヨン計算回路14では、上記個数Nが得られれば、
上記メイン情報に割り当てることのできるビットの総数
が求まるので、当該個数Nに応じて余るビット数を上記
記録すべき最高の帯域HBまでの帯域のスペクトル信号
SPに割り振るようにしている。
【0043】上記データ記録回路19には、上記パラメ
ータBFの個数Nと、当該N個のパラメータBFと、量
子化されたスペクトル信号QSPとを記録する。
【0044】上記デコーダ記録回路19からのコーディ
ングされたデータCDTは、出力端子2を介して出力さ
れる。
【0045】図4には、図3のエンコーダの時間/周波
数変換回路11の具体的構成を示す。
【0046】この図4の構成は、例えば、QMFフィル
タ等のバンド分割フィルタと、変更離散コサイン変換
(Modified Discrete Cosine Transform;MDCT)と
を組み合わせて、信号を圧縮するようにしている。な
お、上記QMFフィルタは、1976R.E Crochiere, Digit
al coding of speech in subbands, Bell Syst. Tech.
J.Vol.55, No.8 1976 に述べられている。また、ICAS
SP 83, BOSTON, PolyphaseQuadrature filter -A new s
ubband coding technique, Joseph H. Rothweilerに
は、等バンド幅のフィルタ分割手法が述べられている。
また、上記MDCTについては、ICASSP 1987 Subband/
Transform Coding Using Filter Bank DesignsBased on
Time Domain Aliasing Cancellation, J.P.Princen,
A.B.Bradley,Univ. of Surrey Royal Melbourne Inst.
of Tech.に述べられている。なお、上記MDCTの代わ
りに、例えば、高速フーリエ変換(FFT)、離散的コ
サイン変換(DCT)等を行うことで時間軸を周波数軸
に変換することも可能である。
【0047】この図4の構成では、時系列のPCM信号
等の入力オーディオ信号TSを、前述したように、人間
の聴覚特性を考慮したいわゆるクリティカルバンドに基
づいて高域程帯域幅が広くなるように周波数分割してい
る。本具体例では、上記臨界帯域を考慮し、大別して高
域,中域,低域の3つの帯域に分割している。なお、こ
の帯域分割としては、クリティカルバンド単位もしくは
高域では臨界帯域(クリティカルバンド)幅を更に細分
化したブロックとしてもよい。
【0048】すなわち、図4において、入力端子1には
例えば0〜20kHzのオーディオPCM信号である上
記入力オーディオ信号TSが供給されている。この入力
オーディオ信号TSは、例えばいわゆるQMFフィルタ
等の帯域分割フィルタ71により例えば0〜10kHz
帯域と10kHz〜20kHz帯域(高域)とに分割さ
れ、0〜10kHz帯域の信号は同じくいわゆるQMF
フィルタ等の帯域分割フィルタ72により例えば0〜5
kHz帯域(低域)と5kHz〜10kHz帯域(中
域)とに分割される。帯域分割フィルタ71からの高域
(10kHz〜20kHz帯域)の信号は、直交変換回
路の一例であるMDCT回路73に送られ、帯域分割フ
ィルタ72からの中域(5kHz〜10kHz帯域)の
信号はMDCT回路74に送られ、帯域分割フィルタ7
2からの低域(0〜5kHz帯域)の信号はMDCT回
路75に送られることにより、それぞれMDCT処理さ
れる。これらMDCT処理された高域の信号は端子76
を介して出力され、上記中域の信号は端子77を介し
て、上記低域の信号は端子78を介して出力される。
【0049】ここで、各MDCT回路13、14、15
のブロックサイズは具体例には、高域側ほど周波数帯域
を広げると共に時間分解能を高め(ブロック長を短く
し)ている。すなわち、低域側の0〜5kHz帯域の信
号及び中域の5kHz〜10kHz帯域の信号に対して
は1ブロックのサンプル数を例えば256サンプルと
し、高域側の10kHz〜20kHz帯域の信号に対し
ては、1ブロックを上記低域及び中域側のブロックのそ
れぞれ1/2の長さとしてブロック化している。このよ
うにして各帯域の直交変換ブロックサンプル数を同じと
している。また、各々の帯域は、信号の時間的変化が大
きい場合を想定して更に1/2、1/4等の適応的なブ
ロック分割が可能である。
【0050】図5には、図3のエンコーダに対応するデ
コーダの構成を示す。
【0051】すなわち、この図5において、入力端子5
1には、上記コーディングされたデータCDTが供給さ
れる。このデータCDTは、当該データCDTから、量
子化スペクトル信号を読み込む(取り出す)量子化スペ
クトル信号読み込み回路54と、ブロックフローティン
グのパラメータBFの上記個数Nを読み込む(取り出
す)パラメータ個数読み込み回路52と、上記ブロック
フローティングのパラメータBFのデータを読み込む
(取り出す)パラメータ読み込み回路53に送られる。
上記量子化スペクトル信号読み込み回路54からの量子
化されたスペクトル信号QSPと、上記パラメータ個数
読み込み回路52からの個数Nのデータと、上記パラメ
ータ読み込み回路53からのパラメータBFすなわちス
ケールファクタSF及びワード長WLのデータとは、ス
ペクトル信号復元回路55に送られる。当該スペクトル
信号復元回路55は、供給された信号を用いて復号化処
理を施す。当該スペクトル信号復元回路55で復号化さ
れたスペクトル信号RSPは、周波数/時間変換回路5
6で時系列のオーディオ信号RTSとされ、出力端子5
7から出力される。
【0052】図6には上記図5のデコーダの構成の周波
数/時間変換回路56の具体的構成を示す。
【0053】この図6において、各ブロックの上記スペ
クトル信号RSPは、各端子61,62,63に与えら
れ、IMDCT(逆MDCT)回路64,65,66で
周波数軸上の信号が時間軸上の信号に変換される。これ
らの部分帯域の時間軸上の信号は、IQMF(逆QM
F)回路67,78により全帯域信号に復号化され、端
子69より取り出される。
【0054】図7には、上記図3のエンコーダにおける
信号処理のフローチャートを示示す。
【0055】すなわち、この図7のフローチャートにお
いて、ステップS1では、上記時間/周波数変換回路1
1により入力された時系列オーディオ信号TSがスペク
トル信号(スペクトルデータ)SPに変換される。この
ステップS1の後ステップS2に進み、上記スケールフ
ァクタ計算回路13により上記スケールファクタSFを
求めるための計算が行われる。ステップS3では上記マ
スキング計算回路17により上記マスキング計算処理が
行われ、ステップS4では上記パラメータ個数計算回路
18によりビットを割り当てるべき帯域の確定とブロッ
クフローティング処理のパラメータBFの個数Nの確定
がなされる。ステップS5ではビットアロケーシヨン計
算回路14によりビット割り当ての計算とワード長WL
の計算とが行われる。ステップS6では上記スペクトル
信号量子化回路15によりスペクトル信号(スペクトル
データ)の量子化処理が行われる。最後にステップS7
では、上記データ記録回路19により、上記個数Nのデ
ータの記録と、ブロックフローティング処理のパラメー
タBFの記録(記録すべき帯域のパラメータBFの記
録)と、上記量子化されたスペクトル信号(スペクトル
データ)QSPのデータの記録が行われる。
【0056】図8は、上記図5に示すデコーダの構成に
おける処理のフローチャートを示したものである。
【0057】すなわちこの図8のフローチャートにおい
て、先ず、ステップS11では上記パラメータ個数読み
込み回路52により最初にパラメータBFの個数Nを読
み出し、次に、ステップS12では上記パラメータ読み
込み回路53により上記個数Nの数だけのパラメータB
Fのデータを読み出す。続いて、ステップS13では上
記量子化スペクトル信号読み込み回路54により、上記
パラメータBFのうちのワード長WLに応じて、上記量
子化されたスペクトル信号QSPを読み出していく。ま
た、ステップS14では、上記スペクトル信号復元回路
55により、上記スケールファクタSFとワード長WL
に基づいて、上記読み出された量子化されたスペクトル
信号QSPが、元のスペクトル信号SPの近似値(上記
スペクトル信号RSP)として復元される。最後に、ス
テップS15では、周波数/時間変換回路57により、
上記スペクトル信号RSPに上記MDCTとは逆の処理
(逆MDCT)を行うと共に、帯域合成フィルターを通
すことにより、オーディオ信号RTSが復元される。
【0058】なお、上述した本発明の実施例は、時系列
の入力オーディオ信号TSをスペクトル信号SPに変換
した信号を符号化するシステムについて説明を行なった
が、本発明は、この時系列信号をサブバンドに分割して
符号化を施す(いわゆるサブバンドコーディング)シス
テムにも適用することができる。
【0059】
【発明の効果】上述のように、本発明のオーディオ信号
処理方法においては、ブロックフローティング処理に関
連する各ブロック毎のパラメータを時間フレーム毎にパ
ラメータを必要とする帯域まで記録又は伝送すると共
に、この記録又は伝送されるパラメータの個数も記録又
は伝送するようにしたことにより、ビット割り当ての調
整が比較的容易で、ビット割り当ての調整を行っても音
質を劣化させることがない。すなわち、実際に知覚され
難いという理由から、例えば高域の信号が記録されない
場合に、その高域のパラメータ分のビットも低域のオー
ディオ信号の量子化のために割り振ることができ、音質
を向上させる事ができる。また、高域にレベルの高い信
号が含まれる場合にも、帯域を狭めることなく記録する
ことができるようになる。更にこれらの処理は、簡単な
構成により実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例方法でのデータ記録又は伝送例
(高域の信号が記録又は伝送されない場合)を説明する
ための図である。
【図2】本発明実施例方法でのデータ記録又は伝送例
(高域の信号も記録又は伝送される場合)を説明するた
めの図である。
【図3】エンコーダの概略構成を示すブロック回路図で
ある。
【図4】図3の構成の時間/周波数変換回路の具体的構
成を示すブロック回路図である。
【図5】デコーダ側の構成の概略構成を示すブロック回
路図である。
【図6】図5の構成の周波数/時間変換回路の具体的構
成を示すブロック回路図である。
【図7】エンコーダでの処理のフローチャートである。
【図8】デコーダでの処理のフローチャートである。
【図9】従来システムでの記録或いは伝送データ例 (パ
ラメータの個数が一定のシステムの場合)を説明するた
めの図である。
【図10】従来システムでの記録或いは伝送データ例
(スケールファクタの個数が可変のシステムの場合)を
説明するための図である。
【符号の説明】
WL・・・・・・ワード長 SF・・・・・・スケールファクタ 11・・・・・・時間/周波数変換回路 13・・・・・・スケールファクタ計算回路 14・・・・・・ビットアロケーシヨン計算回路 15・・・・・・スペクトル信号量子化回路 17・・・・・・マスキング計算回路 18・・・・・・パラメータ個数計算回路 19・・・・・・データ記録回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力オーディオ信号を所定の時間フレー
    ム毎に周波数軸上で複数のブロックに分割し、 各ブロック毎にブロックフローティング処理を施し、 各ブロック毎のデータを適応的なビット割り当てで量子
    化し、 当該量子化されたオーディオ信号を記録又は伝送すると
    共に、上記ブロックフローティング処理に関連するパラ
    メータを記録又は伝送するオーディオ信号処理方法であ
    って、 上記ブロックフローティング処理に関連する各ブロック
    毎のパラメータのうち上記時間フレーム毎に必要な帯域
    までのパラメータを記録又は伝送すると共に、当該記録
    又は伝送されるパラメータの個数も記録又は伝送するこ
    とを特徴とするオーディオ信号処理方法。
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