JP3277469B2 - ビデオカメラ及び映像表示装置 - Google Patents

ビデオカメラ及び映像表示装置

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JP3277469B2
JP3277469B2 JP23160592A JP23160592A JP3277469B2 JP 3277469 B2 JP3277469 B2 JP 3277469B2 JP 23160592 A JP23160592 A JP 23160592A JP 23160592 A JP23160592 A JP 23160592A JP 3277469 B2 JP3277469 B2 JP 3277469B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロジェクター機能を
備えたビデオカメラ並びに、プロジェクター機能を利用
する際に使用される透過型スクリーンを備えた映像表示
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のビデオカメラ及びプロジェクタ
ー機能を利用する映像表示装置としては、例えば同一出
願人に係る実開平1−115371号公報に開示された
構成のものが従来例として周知である。この従来例にお
いては、ビデオ撮影時のカラー液晶パネルのバックライ
トと、プロジェクター用光源とを夫々備えており、それ
らの光源がビデオカメラ内に装備されている。
【0003】また、映像表示装置は、プロジェクターの
投影レンズの前方に配設されるものであって、全体的に
漏斗状を呈する角錘部材からなるものであり、該角錘部
材の底面に配設した透過型スクリーンに映像を投影し、
その映像を外部(裏面側)から見る構成になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例において
は、ビデオカメラとして使用する場合と、プロジェクタ
ーとして使用する場合とで、カラー液晶パネルを照明す
るバックライトと、プロジェクターの光源とを夫々別々
に装備しているため、これら光源収納部が比較的大きく
なり、その部分が出っ張ることによってビデオカメラ自
体が大型化し、その取り扱い及び持ち運びに不都合があ
る。
【0005】また、接眼部に取り付けられる映像表示装
置は、その底面に設けた透過型スクリーンに映像を結像
させ、その映像を外部、即ち裏面側から見るように構成
されているので、その映像が左右反転した映像になって
しまうと言う問題点を有している。この反転映像を正し
い映像に直すためには、ビデオプロジェクターの映像素
子の掃引を、壁面への投影時と透過型スクリーンへの投
影時とで、左右反転させる必要があり、ビデオカメラ及
び液晶表示部分の構成が複雑になる。
【0006】更に、映像表示装置においては、光源から
カラー液晶パネルを透過し透過型スクリーンへの投影光
をある程度の大きさに結像させるためには、投影レンズ
と透過型スクリーンとの距離をある程度とる必要があ
り、漏斗状の映像表示装置を細長く形成させなければな
らず、必然的に表示装置も大型化すると言う問題点を有
している。
【0007】従って、従来例においては、その取り扱い
及び持ち運びを容易にするために、ビデオカメラ並びに
映像表示装置の小型化に解決しなければならない課題を
有している。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記従来例の課題を解決
する具体的手段として本発明は、液晶パネルを内蔵した
ビューファインダーを備え、該ビューファインダー内部
で前記液晶パネルを介した2系統の光学系を有し、前記
液晶パネルを移動することでビデオカメラ機能とプロジ
ェクター機能とを夫々発揮できるカメラであって、少な
くともプロジェクター用のライトを着脱自在に取り付け
たことを特徴とするビデオカメラを提供するものであ
り、更に前記ライトは、その取り付け方向を変更するこ
とで、プロジェクター用のライトがビデオ用のライトに
兼用できるようにし、且つ前記液晶パネルの光学系を切
り換えたときに、それに対応した光学系の要素の一部
が、自動的に切り換わるようにしたビデオカメラであ
る。
【0009】また、プロジェクター機能を備えたビデオ
カメラの投影レンズの前面に着脱自在に装備される映像
表示装置であって、拡大レンズと、該拡大レンズを透過
した投影光を略90°方向を変えて反射させる奇数枚の
反射鏡と、該反射光を結像させる透過型スクリーンとを
備えた映像表示装置を提供するものであり、更に前記透
過型スクリーン側に、該透過型スクリーンの保護を兼ね
て少なくとも上方からの光を遮断するフードを開閉自在
に設けると共に、該フードに拡大レンズを出し入れ自在
に設けた構成のものである。
【0010】
【作用】液晶パネルの配設位置を2系統の光学系の位置
に移動できるようにし、且つプロジェクター用のライト
を着脱自在にしたことで、ビデオカメラを小型化できる
と共に、映像表示装置に反射鏡を用いて投影光を90°
方向を変えて反射させることで、小型化し且つ正常な映
像表示を行うことができる。
【0011】
【実施例】次に本発明を図示の幾つかの実施例により更
に詳しく説明する。図1〜5に示した第1実施例におい
て、1はビデオカメラ本体であり、該ビデオカメラ本体
はレンズ部2、マイクロホン3及びバッテリー等の電源
部4を装備している。
【0012】ビデオカメラ本体1には、ビデオテープの
カセットを出し入れする蓋部5を有すると共に、ビデオ
カメラとVTRの切換スイッチ6及びVTRとして使用
する場合の各機能の操作ボタン群7を装備している。そ
して、ビデオカメラ本体1の側面にビューファインダー
8が回動可能に取り付けられている。
【0013】このビューファインダーの自由端部側には
アイカップ9が取り付けられ、中間部近傍にプロジェク
ター専用のライト10が係合部11を介して着脱自在に
取り付けられ、該係合部11の近傍に設けた接続端子1
2によってビューファインダー8側から給電される構成
になっている。
【0014】ビューファインダー8側における取付部1
3は、鉤状に立ち上がらせた一対のレール部で構成さ
れ、その内側に接続端子14が設けられると共に、蓋部
材15が摺動自在に配設され、該蓋部材15の一端部側
にフランジ部15aが立ち上げて形成され、該フランジ
部側に前記ライト10の装着及び離脱用のターミナル部
16が形成されている。
【0015】また、ビューファインダー8には、その中
央部近傍にスピーカ17と、プロジェクター用のレンズ
ブロック18及びフォーカス調整部19とが設けられる
と共に、前記ターミナル部16と対抗する側の端部にス
イッチ20が設けられ、該スイッチのカバーを兼ねたス
トッパー部材21が形成されている。このストッパー部
材は前記カバー15がスライドした時の終端位置を規制
するのである。
【0016】そして、ビューファインダー8の内部に
は、図2〜3に示したように、前記スイッチ20により
オン・オフする液晶ドライバー兼スピーカー用の駆動基
板22と、電源23、バックライト24及びカラー液晶
パネル25が配設され、該カラー液晶パネル25は、そ
のフレーム26が軸27により回転可能に取り付けられ
ると共に、フレームの一部が外部に突出して作用片26
aを形成し、該作用片26aが前記蓋部材15の切欠部
15bに係合している。
【0017】更に、ビューファインダー8には、前記蓋
部材15が位置する部位、即ちプロジェクター用のレン
ズブロック18と対峙する側に窓部28が形成されてお
り、該窓部に保護ガラス29が嵌め込まれている。尚、
30はプロジェクター用投影レンズ、31はビューファ
インダー用接眼レンズである。
【0018】前記構成において、アイカップ9から接眼
レンズ31を介して、カラー液晶パネル25及びバック
ライト24を通して見る映像が第1の光学系であり、窓
部28にライト10を取り付け、該ライト10から回転
移動させたカラー液晶パネル25を通し、投影レンズ3
0を通して投影されるものが第2の光学系である。
【0019】前記ライト10の内部には、ハロゲンラン
プ等の光源32、反射鏡33、集光レンズ34が配設さ
れ、必要があれば前面側に保護ガラス35を取り付けて
も良い。そして,光源32からの光は反射鏡33及び集
光レンズ34により集光されて投光される。
【0020】このような構成のビデオカメラをプロジェ
クターとして使用する場合に、プロジェクター用のライ
ト10をビューファインダー8の所定位置に取り付ける
必要がある。この場合に、ライト10の係合部11側を
ターミナル部16に嵌め込み、矢印方向にライト10を
移動させるとにより、フランジ部15aを押してカバー
部材15を一緒に移動させる。
【0021】この移動によって、作用片26aが切欠部
15bの作用を受け、カラー液晶パネル25が回転して
窓部28を覆う位置に来ると共に、カバー部材15がス
トッパー部材21に当接するまで移動すると、カバー部
材15によってスイッチ20がオフして第1の光学系の
要素、即ちバックライト24が消灯すると共に、ビュー
ファインダーとしての必要な表示、例えばタイムカウン
ター、再生、早送り等のモード表示で液晶画面に合成さ
れている表示等もなくなる。
【0022】この位置において、ライト10の接続端子
12と取付部13の接続端子14とが接触して通電可能
な状態になる。そして、図4に示したように、ビューフ
ァインダー8をカメラ本体1から略90°起立させるよ
うにし、ビデオカメラを再生モードに切り換えると、ラ
イト10の光源32が点灯し、反射鏡33及び集光レン
ズ34で集光された光が窓部28を通してカラー液晶パ
ネル25の表示を、例えば壁面又はスクリーン上に投影
して映像を映し出す。
【0023】上記のように壁面又はスクリーン上に映し
出す場合には、多数人で部屋を暗くしてゆっくりと見る
時であり、部屋が明るくて2〜3人で見たい場合には、
図5に示したような映像表示装置37が使用される。
【0024】この映像表示装置37は、ビューファイン
ダー8のレンズブロック18に取り付けられた状態で真
横から見るようになり、それを見る姿勢に若干無理があ
るので、カメラ本体1を僅かに傾斜させたほうが良い。
そのために、カメラ本体1に傾斜調整手段36が装備さ
れている。この傾斜調整手段としては、例えば出し入れ
自在な脚部であり、該脚部の引き出し状況によってカメ
ラ本体の傾斜角度が任意に設定できる。尚、映像表示装
置の具体的構成については後述する。
【0025】図6〜10に第2実施例を示す。尚、前記
第1実施例と同一部分には同一符号を付してその詳細は
省略する。この第2実施例においては、ライト10がプ
ロジェクター専用ではなく、ビデオライトとプロジェク
ター用光源とを兼用させたものである。
【0026】このライト10は、係合部11が投光方向
に対して略直角方向に設けられている点で前記実施例と
相違しているが、その係合部に接続端子12が設けられ
ている点、及び内部に光源、反射鏡及び集光レンズ等を
有し、前面に保護ガラス35が設けられている点では、
前記実施例と同様である。
【0027】そして、ビデオカメラ本体1側におけるビ
ューファインダー8に設けた取付部13は、レンズブロ
ック18と対向する位置ではなく、稍々前方に設けられ
ており、その取付部13に対してライト10の係合部1
1を前方側から差し込んで取り付けられる。勿論、その
取付部13の内側に接続端子14が設けられている点で
前記実施例と同様である。
【0028】このライト10の装着は、前方に向けて取
り付けたときに照明用として使用され、後方に向けて取
り付けたときにプロジェクター用として使用される。そ
して、いずれの方向に向けて装着しても接触端子12,
14が接触してライト10に対し給電できるようにな
る。
【0029】前記レンズブロック18と対向する位置に
は、蓋部材15が取り付けられる点で前記実施例と同様
であるが、該蓋部材15はスライドすることなく開閉す
る点で前記実施例と相違する。即ち、図7〜8に示した
ように、蓋部材15は軸38を介して開閉自在に取り付
けられると共に、その内側に平面反射鏡39が取り付け
られている。
【0030】前記蓋部材15は両側にスカート部15
d,15eが延長して形成され、該スカート部15d,
15eがビューファインダー8の上部を跨ぐようにして
両側に位置し、一方のスカート部15eにクランクアー
ム40の一端を軸着し、該クランクアーム40の他端を
フレーム26の自由端部側に軸着する。そして、スカー
ト部15eに取り付けられたクランクアーム40の一端
側は、ビューファインダー8の側面に設けたスリット部
8aに臨むようになっており、蓋部材15の開閉には支
障を来さないようになっている。
【0031】このような構成のビデオカメラにおいて、
室内又は暗い場所でのビデオ撮影の際には、図7に示し
たように、ライト10を前方に向けて取り付ければ、撮
影用の照明灯として使用でき、ビデオカメラをプロジェ
クターとして使用する場合には、蓋部材15を開きライ
ト10を後方に向けて取り付ければ良いのである。
【0032】蓋部材15を開くと、クランクアーム40
によってフレーム26と共にカラー液晶パネル25が引
き上げられて、図8に示したように、窓部28に位置す
る。このカラー液晶パネル25の引き上げによって、ス
イッチ20がオフし、バックライト24が消灯すると共
に、ビューファインダーとしての種々の表示もなくな
る。つまり、スイッチ20は蓋部材15を操作すること
でオン・オフするのであり、このスイッチをビューファ
インダー8内に設けたに過ぎない。
【0033】そして、ビデオカメラ本体1のビデオモー
ドからプロジェクターモードに切り換えてライト10を
点灯させると、該ライト10からの光は、平面反射鏡3
9で反射し、カラー液晶パネル25を通しプロジェクタ
ー用投影レンズ30から外部に投射され、例えば壁面又
は所定のスクリーン上に結像される。また、前記第1実
施例と同様に、レンズブロック18に映像表示装置37
を取り付けて映像を見ることができる。この点に関して
は後述する。
【0034】前記第1及び第2実施例においては、いず
れもライト10が着脱自在であり、必要があるときに何
時でも何処でも簡単に取り付けて使用できるのである。
そのために、ライト10はビデオカメラ本体1と一緒に
持ち運ぶ必要がある。
【0035】図9〜10に示したように、ビデオカメラ
本体1に取り付けたストラップベルト41にケース42
を取り付け、該ケース内にライト10を収納してビデオ
カメラと一緒に携帯するようにする。尚43は滑り止め
である。
【0036】前記ケース42は、ライト10が収納でき
る大きさであり、その蓋部42aの内側には透明なシー
ト状材料で形成したポケット部44が形成され、該ポケ
ット部にスペア用のハロゲン電球32が収納できるよう
にしてある。いずれの実施例においても、ライト10が
着脱自在であり、通常はライト10を取り外して携帯す
るので、ビデオカメラ本体1が嵩張らなくなり、携帯が
容易になる。
【0037】次に、前記映像表示装置37について説明
する。図11〜12に映像表示装置の第1実施例を示し
てある。映像表示装置37は全体的に長方形の箱型を呈
し、短辺の一側面にビデオカメラ本体1のレンズブロッ
ク18に嵌着して取り付けるための取付部45を有する
と共に、該取付部45の内側に拡大レンズ46が配設さ
れ、該拡大レンズ46の光路中に平面反射鏡47が配設
され、その反射光が投射される側に透過型スクリーン4
8が配設されている。
【0038】この場合に、前記拡大レンズ46は焦点距
離が固定されており、レンズブロック18におけるフォ
ーカス調整部19でピント合わせの調整をすれば良い。
そして、平面反射鏡47は、光路に対して略45°の角
度をもって配設し、光路を略90°横方向に変換するよ
うにし、透過型スクリーン48がボックスの側面に位置
するようにする。
【0039】また、取付部45はレンズブロック18と
の嵌合取り付けにおいて、適正な位置が確保されなけれ
ばならないので、例えばレンズブロック18との間にお
いて相互に凹凸部を設け、その凹凸部が一致したときに
嵌合取り付けができ、嵌合位置が適正でないと取り付け
られないようにすれば良い。そして、取り付け状態にお
けるレンズブロック18は、ピント合わせでも回転しな
いので映像表示装置37は、常に適正な位置にあって、
適正な映像を透過型スクリーン48に映し出すことがで
きる。
【0040】透過型スクリーン48に映し出された映像
は、投影レンズ30及び拡大レンズ46を通して投光さ
れた光路の途中で平面反射鏡47により反射されるの
で、その映像は90°反転して透過型スクリーン48に
結像することになり、その結像を裏面側から見る透過型
スクリーンであっても、正常な映像として見ることがで
きるのである。
【0041】図13〜15は前記映像表示装置の第2実
施例であり、前記透過型スクリーン48の保護を兼ねた
フード49を付加したものである。この遮光かバーは、
例えば蝶番又は軸部50を介して回動自在に且つ上下方
向に開閉自在に取り付けられ、軸部50の摩擦抵抗によ
って開放位置が任意に設定できるようになっている。ま
た、左右方向の遮光を行うために、更に左右に観音開き
状のフードを付加して取り付けることができる。尚、内
部構造は前記第1実施例と同様である。
【0042】このように遮光カバー49を取り付けるこ
とで、例えばゴルフプレーがハーフ終わって、昼食を取
るときに食堂等の明るい部屋でも比較的鮮明に映像を映
し出すことができ、しかもボックスタイプの透過型スク
リーンであり、且つカメラ本体1を傾斜調整手段36で
見易い状態に傾斜できるので、複数人で一緒に見て楽し
むことができる。
【0043】更に、図16〜26に第3実施例を示す。
この第3実施例においては、前記第2実施例におけるフ
ード49の形状を変更すると共に他の機能も付与したも
のである。即ち、映像表示装置37に開閉自在に取り付
けられたフード49は、両側に側面板49a,49bを
延長して形成し、その側面板と映像表示装置37との間
にボス状の軸部50を設けて回転自在に取り付けたもの
である。
【0044】前記映像表示装置37の上面で軸部50に
近い位置に、側縁に沿って溝部51を設けてある。そし
て、フード49を開けた時に、フードの軸側端縁49c
がこの溝部51に嵌まって、隙間を生じさせないように
し、透過型スクリーン48を見るときに、その後ろ側か
らの漏れ光をシャットして画面を見易くしたものであ
る。
【0045】前記フード49の内側には、フレネルレン
ズ等からなる拡大レンズ52が回転自在に取り付けてあ
る。この場合に、拡大レンズ52を所定のフレーム又は
板部材53に取り付け、該板部材53を例えば軸54に
より側面板49a,49b間において回転自在に取り付
けるようにすれば良い。そして、板部材53の一部を延
長して摘み部53aを形成し、該摘み部に対応する部分
の側面板49bを一部切り取って切欠部49dを形成
し、該切欠部49dから摘み部53aを外部に突出させ
て出し入れ操作がし易いようにしてある。
【0046】更に、映像表示装置37の底面には、特殊
なスクリーン55が一体的に取り付けてある。このスク
リーンの構造に関しては後述する。
【0047】このように構成した第3実施例の映像表示
装置37は、図21で示したように、前記第1及び第2
実施例と同様にビデオカメラ本体1のレンズブロック1
8に取り付けて使用される。特に、この第3実施例にお
いては、フード49が側面板49a,49bを延長して
形成されているので、取付部45を外部に突出できない
事情があり、内側に凹ませて形成してある。そして、取
付部45の内側に拡大レンズ46が配設され、該拡大レ
ンズ46の光路中に平面反射鏡47が配設され、その反
射光が投射される側に透過型スクリーン48が配設され
ている構成は、前記第1及び第2実施例と同様である。
【0048】この場合でも、取付部45はレンズブロッ
ク18との嵌合取り付けにおいて、適正な位置が確保さ
れなければならないので、前記第1及び第2実施例と同
様にレンズブロック18との間において相互に凹凸部を
設けるようにして、適正な嵌合位置が維持できるように
する。そして、ピント合わせはフォーカス調整部19に
よって行い、映像は90°反転して透過型スクリーン4
8に結像し、常に適正な映像を透過型スクリーン48を
介して見ることができる。
【0049】透過型スクリーン48に映し出された映像
は、図22に示したように、更に拡大して見ることがで
きる。この場合に、フード49の内側に配設した拡大レ
ンズ52を取り出し、その拡大レンズ52を通して透過
型スクリーン48を見るようにすれば良い。
【0050】即ち、フード49を開いた状態で、摘み部
53aを指で摘んで下方に下げることで、板部材53及
び拡大レンズ52が透過型スクリーン48の前面に垂下
した状態に位置し、拡大レンズ52と透過型スクリーン
48とが所定の間隔をもって対峙した状態になり、拡大
レンズ52から覗くと透過型スクリーン48の映像が拡
大して見えることになる。
【0051】この状態を図23に示してある。つまり、
拡大レンズ52を通して透過型スクリーン48を覗く
と、拡大レンズ52の焦点距離に透過型スクリーン48
の虚像48aが位置することなり、その分拡大して見る
ことができるのである。
【0052】また、映像表示装置37の裏面に取り付け
られた特殊なスクリーン55は、図24及び図26に示
したようにして使用される。即ち、フード49を台座と
し裏面が斜め上面に向くように映像表示装置37を起立
させるのである。
【0053】前記特殊のスクリーン55は、図25に示
したように、偏光板55aと拡散部材55bとから構成
されている。この拡散部材55bは、例えばアルミニウ
ム粉末の入った塗料を偏光板55aの裏面にスプレーす
るとか、又は金属板の表面を梨地に仕上げたものを偏光
板55aの裏面に貼着して構成される。
【0054】このように構成することで、スクリーン5
5の表面が全体的に梨地状に見えると共に、偏光板を使
用することにより、図26で示したように、プロジェク
ターとして映像を映したときに、周囲の明るさにそれ程
影響されることなく、比較的鮮明に映像を見ることがで
きるのである。尚、このスクリーン55が使用される最
大限の明るさは、曇り空又は略夕刻に対応する明るさで
ある。
【0055】いずれにしても本発明のビデオカメラは、
ビデオ機能とプロジェクター機能とを有し、プロジェク
ター機能の時の光源を着脱自在にすることにより、ビデ
オカメラ本体に余分な出っ張り部分をなくしたものであ
り、またプロジェクター機能の表示において、簡単に着
脱ができしかも複数人で見ることができる表示装置であ
る。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るビデオ
カメラは、前記従来例の課題を解決する具体的手段とし
て本発明は、液晶パネルを内蔵したビューファインダー
を備え、該ビューファインダー内部で前記液晶パネルを
介した2系統の光学系を有し、前記液晶パネルを移動す
ることでビデオカメラ機能とプロジェクター機能とを夫
々発揮できるカメラであって、少なくともプロジェクタ
ー用のライトを着脱自在に取り付けた構成としたことに
より、カメラ又はビューファインダー中にライトの取り
付けスペースを必要とせず、プロジェクター機能を有す
るにも拘らずビデオカメラを小型化でき、その取り扱い
及び持ち運びが著しく便利になると言う優れた効果を奏
する。
【0057】また、前記ライトは、その取り付け方向を
変更することで、プロジェクター用のライトがビデオ用
のライトに兼用できるようにしたことにより、室内又は
暗い場所でのビデオ撮影に速やかに対処でき、その撮影
したものを同じライトを利用して、直ちにプロジェクタ
ーとして映像を映し出すことができると言う優れた効果
を奏する。
【0058】更に、前記液晶パネルの光学系を切り換え
たときに、それに対応した光学系の要素の一部が、自動
的に切り換わるように構成したことにより、ビデオ撮影
モードとプロジェクターモードとの切り換えに誤動作を
生じさせないと言う優れた効果も奏する。
【0059】本発明に係る映像表示装置は、プロジェク
ター機能を備えたビデオカメラの投影レンズの前面に着
脱自在に装備される映像表示装置であって、拡大レンズ
と、該拡大レンズを透過した投影光を略90°方向を変
えて反射させる奇数枚の反射鏡と、該反射光を結像させ
る透過型スクリーンとを備えた構成としたことにより、
投影光を反射鏡で反射させて透過型スクリーンに結像さ
せることで、その結像した映像が左右反転しており、こ
れを裏面側から見ると正常な映像として視認できるの
で、従来行っていた厄介な映像素子の掃引を左右逆転さ
せる等の回路手段等が全く不用になると言う優れた効果
を奏する。
【0060】更に、前記透過型スクリーン側に、該透過
型スクリーンの保護を兼ねて少なくとも上方からの光を
遮断するフードを開閉自在に設けると共に、該フードに
拡大レンズを出し入れ自在に設けた構成とすることによ
り、透過型スクリーンを見易くできると言う優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例のライトを取り外した
状態を示すビデオカメラの斜視図である。
【図2】同実施例のビューファインダー部分を断面で示
し且つライトを取り付ける状況の拡大図である。
【図3】同実施例のビューファインダー部分を断面で示
し且つライトを取り付ける状況の途中の拡大図である。
【図4】同実施例のビデオカメラをプロジェクターとし
て使用する状態を示す斜視図である。
【図5】同実施例のビデオカメラに映像表示装置を取り
付けた状態の斜視図である。
【図6】本発明に係る第2実施例のライトを取り外した
状態を示すビデオカメラの斜視図である。
【図7】同実施例のビューファインダー部分を断面で示
し且つビデオライトとして取り付けた状況の拡大図であ
る。
【図8】同実施例のビデオカメラをプロジェクターとし
て使用する状態を示すビューファインダー部分の拡大断
面図である。
【図9】同実施例のビデオカメラを携帯する状況を示す
斜視図である。
【図10】同実施例のビデオカメラの携帯におけるライ
ト収納部を拡大して示した斜視図である。
【図11】本発明に係る映像表示装置の第1実施例を示
す略示的横断面図である。
【図12】同実施例における投影光の反射状況を説明す
るための説明図である。
【図13】本発明に係る映像表示装置の第2実施例を示
す斜視図である。
【図14】同実施例のフードを開いた状態を示す斜視図
である。
【図15】同実施例の使用状況を示す斜視図である。
【図16】本発明に係る映像表示装置の第3実施例を示
す斜視図である。
【図17】同実施例のフードを開いた状態を示す斜視図
である。
【図18】同実施例のフードを開いた状態を示す下面側
の斜視図である。
【図19】同実施例のフードを開き且つ拡大レンズを出
した状態を示す下面側の斜視図である。
【図20】同実施例の略示的横断面図である。
【図21】同実施例における投影光の反射状況を説明す
るための説明図である。
【図22】同実施例のフードを開き且つ拡大レンズを出
して映像を覗いた状態を示す斜視図である。
【図23】同実施例の拡大画像が視認できる原理を示し
た説明図である。
【図24】同実施例の映像表示装置の他の使用例を示す
斜視図である。
【図25】同実施例の映像表示装置の裏面に取り付けた
スクリーンの略示的断面図である。
【図26】同実施例をプロジェクターのスクリーンとし
て使用した例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ビデオカメラ本体 2 レンズ部 3 マイクロホン 4 電源部 5 蓋部 6 スイッチ 7 操作ボタン群 8 ビューファインダー 8a スリット部 9 アイカップ 10 ライト 11 係合部 12、14 接続端子 13 取付部 15 蓋部材 15a フランジ部 15b 切欠部 15c 15d、15e スカート部 16 ターミナル部 17 スピーカ 18 レンズブロック 19 フォーカス調整部 20 スイッチ 21 ストッパー部材 22 駆動基板 23 電源 24 バックライト 25 カラー液晶パネル 26 フレーム 26a 作用片 27 軸 28 窓部 29 保護ガラス 30 プロジェクター用投影レンズ 31 ビューファインダー用接眼レンズ 32 光源 33 反射鏡 34 集光レンズ 35 保護ガラス 36 傾斜調整手段 37 映像表示装置 38 軸 39、47 平面反射鏡 40 クランクアーム 41 ストラップベルト 42 ケース 43 滑り止め 44 ポケット部 45 取付部 46 拡大レンズ 48 透過型スクリーン 48a 虚像 49 フード 49a、49b 側面板 49c 軸側端縁 49d 切欠部 50、54 軸部 51 溝部 52 拡大レンズ 53 板部材 53a 摘み部 55 スクリーン 55a 偏光板 55b 拡散部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−203902(JP,A) 特開 平4−307875(JP,A) 特開 平4−287574(JP,A) 特開 平3−78374(JP,A) 特開 平5−304624(JP,A) 実開 平1−115371(JP,U) 実開 平5−18171(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/225

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶パネルを内蔵したビューファインダ
    ーを備え、該ビューファインダー内部で前記液晶パネル
    を介した2系統の光学系を有し、前記液晶パネルを移動
    することでビデオカメラ機能とプロジェクター機能とを
    夫々発揮できるカメラであって、少なくともプロジェク
    ター用のライトを着脱自在に取り付けたことを特徴とす
    るビデオカメラ。
  2. 【請求項2】 取り付け方向を変更することで、プロジ
    ェクター用のライトがビデオ用のライトに兼用できるよ
    うにした請求項1に記載のビデオカメラ。
  3. 【請求項3】 液晶パネルの光学系を切り換えたとき
    に、それに対応した光学系の要素の一部が、自動的に切
    り換わるようにした請求項1に記載のビデオカメラ。
  4. 【請求項4】 プロジェクター機能を備えたビデオカメ
    ラの投影レンズの前面に着脱自在に装備される映像表示
    装置であって、拡大レンズと、該拡大レンズを透過した
    投影光を略90°方向を変えて反射させる奇数枚の反射
    鏡と、該反射光を結像させる透過型スクリーンとを備え
    た映像表示装置。
  5. 【請求項5】 透過型スクリーン側に、該透過型スクリ
    ーンの保護を兼ねて少なくとも上方からの光を遮断する
    フードを開閉自在に設けると共に、該フードに拡大レン
    ズを出し入れ自在に設けた請求項4に記載の映像表示装
    置。
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