JP3277246B2 - 避難用昇降装置 - Google Patents

避難用昇降装置

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JP3277246B2
JP3277246B2 JP24245596A JP24245596A JP3277246B2 JP 3277246 B2 JP3277246 B2 JP 3277246B2 JP 24245596 A JP24245596 A JP 24245596A JP 24245596 A JP24245596 A JP 24245596A JP 3277246 B2 JP3277246 B2 JP 3277246B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火災時等における
避難用昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の避難用具としては可繞
性、難燃性部材より成る避難用非常梯子や、円筒状に形
成された避難用滑り台が存在する。これら避難用非常梯
子や避難用滑り台は、階上に居る者が、階上の窓枠に上
端部を固定的に取り付け、下端部を窓枠より垂下させて
使用し、階上の窓から地上に避難するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術で述べた避難用非常梯子は、梯子の足掛りに足
を載せて梯子を降りていかなければならず、足腰の弱い
体力の低下した病人や高齢者、高所恐怖症の者には不向
きであるという問題点があった。
【0004】又、避難用滑り台は円筒状避難具内を足を
伸長し、坐ったままの姿勢で滑降するため、避難者に不
安や身体に衝撃を与え、特に滑降距離が長くなると加速
度も加わり、病人や高齢者には不向きであるという問題
点があった。
【0005】本発明は、前記従来の技術の有する問題点
に鑑みて創案されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
めに、本願発明のうち請求項1記載の発明は、巻上げ機
筺体を建物の窓枠に取り付け可能に形成し、外側にはハ
ンドルを設け、側壁には巻胴付シャフトをハンドルと連
動して回転するように架設している。この巻上げ機筺体
の下方には、人を収容可能なゴンドラを取り付けた巻下
げ機筺体を位置せしめている。巻下げ機筺体の側壁間に
は、巻胴付シャフトを巻下げ機筺体外側方に設けている
ハンドルと連動して回転するように架設し、巻上げ機筺
体と巻下げ機筺体とを各ワイヤーロープを巻胴に巻着張
設することにより上下に連結し、ハンドルを回転するこ
とにより巻下げ機筺体をゴンドラと共に上昇、下降させ
るように構成したことを特徴とする。
【0007】本願発明のうち請求項2記載の発明は、請
求項1記載の避難用昇降装置の上下巻胴付シャフト間に
ガイドローラーを介在させて設け、該ガイドローラーに
ワイヤーロープを夫々巻き付けて構成したことを特徴と
する。
【0008】本願発明のうち請求項3記載の発明は、ガ
イドローラーが案内孔を設けたガイド筒と回転軸とより
構成したことを特徴とする。このように構成すると、巻
下げ機筺体が所望位置で安定的に停止する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図を参照にして本発明の実
施の形態について説明する。
【0010】縦長ボックス形状の巻上げ機筺体1の上部
左右側壁間に巻胴2、3を有するシャフト4を回転可能
に軸架している。縦断面円弧状に彎曲された押え板5、
6の頂部中央には捧7、8を立設し、この捧7、8の上
端を巻上げ機筺体1の上面に穿設された孔9、9に上下
動可能に遊挿すると共に、筺体1の上面と押え板5、6
との間にバネ10、10を介在させて、バネ10、10
の復元力により巻胴2、3の周面を上方より押圧するよ
うにし、巻胴2、3に巻着されているワイヤーロープ6
0、61が浮くことを防止するように形成されている。
ギアー11の軸孔には、シャフト4の一端を嵌挿取着
し、ギアー11とシャフト4が同期回転するように形成
されている。ギアー11は、巻上げ機筺体1の側壁に軸
支されているギアー12と噛合し、このギアー12はギ
アー13と噛合して、ハンドル14に作用する動力がギ
アー13、12を介してギアー11に伝達されるように
形成されている。巻上げ機筺体1内のシャフト4の下部
には、ガイドローラーを配設している。このガイドロー
ラーはシャフト16とガイド筒17とより構成されてお
り、詳しくは、巻上げ機筺体1の下部左右側壁間に巻胴
15を有するシャフト16を軸架し、この巻胴15付シ
ャフト16は、上下に案内孔18、19、20、21が
穿設されているガイド筒17内に遊挿されて構成されて
いる。巻上げ機筺体1の下方には両端にガイドローラー
22、23、24、25を備えた水平杆26、27を取
り付けている。水平杆26、27の内端に設けられてい
るガイドローラー22、24は、案内孔19、21の略
真下に位置するように水平杆26、27が配置されてい
る。28は巻上げ機筺体1を支持するための支柱であ
る。取付具29は、窓枠30に巻上げ機筺体1を固定的
に取り付けるためのものである。
【0011】縦長ボックス形状の巻下げ機筺体31の左
右外側には、ゴンドラ32、33を一体的に取り付けて
いる。巻下げ機筺体31の上部にはガイドローラーを配
設している。このガイドローラーはシャフト35とガイ
ド筒40とより構成されており、詳しくは巻下げ機筺体
31の上部左右側壁間には巻胴34を備えたシャフト3
5を軸架し、この巻胴34付シャフト35は、上下に案
内孔36、37、38、39を穿設されているガイド筒
40に遊挿されて構成されている。巻下げ機筺体31の
下部左右側壁間には巻胴41、42を設けたシャフト4
3を回転可能に軸架している。シャフト43の一端はギ
アー44の軸孔に嵌挿取着されており、シャフト43と
ギアー44は同期回転するように構成されている。ギア
ー45は巻下げ機筺体31の側壁に紬支されており、ギ
アー44、46と噛合している。ギアー46のギアー軸
は巻下げ機筺体31及びゴンドラ33の側壁を貫通して
ゴンドラ33の内側方でハンドル47と連設している。
押え板48、49は縦断面円弧状に彎曲されており、下
面には捧50、51を垂設している。捧50、51の下
端は巻下げ機筺体31の下面に穿設された夫々の孔に遊
挿されていると共に、巻下げ機筺体31の下面と押え板
48、49との間にバネ52、53を介在させて、バネ
52、53の復元力により巻胴41、42の周面を下方
より押圧することにより巻胴41、42に巻着されてい
るワイヤーロープ60、61が浮くことを防止するよう
に形成されている。巻下げ機筺体31の上端には、内方
向に向って鉤形に屈曲し、対向する両内端にはガイドロ
ーラー54、55を備えた杆56、57を取り付けてい
る。ゴンドラ32、33の上端にはガイドローラー5
8、59を取り付けている。ワイヤーロープ60は、上
端が巻胴3の側板に係止され、案内孔20を挿通してガ
イド筒17内にて巻胴15の周面に巻き付けられ、案内
孔21を挿通して、巻上げ機筺体1の外側方においてガ
イドローラー24、25、59、55に巻き付けられ、
巻下げ機筺体31内において案内孔38を挿通してガイ
ド筒40内にて巻胴34に巻き付けられ、案内孔39を
挿通して、下端が巻胴42の側板に係止されている。ワ
イヤーロープ61は、上端が巻胴2の側板に係止され、
案内孔18を挿通してガイド筒17内にて巻胴15の周
面に巻き付けられ、案内孔19を挿通して、巻上げ機筺
体1の外側方においてガイドローラー22、23、5
8、54に巻き付けられ、巻下げ機筺体31内において
案内孔36を挿通してガイド筒40内にて巻胴34に巻
き付けられ、案内孔37を挿通して、下端が巻胴41の
側板に係止されている。ゴンドラ32、33は、図6及
び図7に示すように、不要時には、上端枢着部を中心と
して回動させ、コンパクト化可能に形成されている。
【0012】次に作用について説明する。図3に示すよ
うに、建築物の窓枠30の外側に支柱28を立て、この
支柱28と取付具29とで窓枠30を挟着し、窓枠30
に巻上げ機筺体1を固定的に取り付ける。ゴンドラ3
2、33内に乗った人のうちでゴンドラ33内の人が、
ハンドル47を回転作動する。図1に示されるワイヤー
ロープ60、61の巻着状態を例にして説明すると、ハ
ンドル47を右方向に回転すると、ギアー46が回転
し、この動力がギアー45を介してギアー44へ伝達さ
れ、巻胴42と共にシャフト43がギアー44と同期回
転する。巻胴42に巻着されていたワイヤーロープ60
は、上方へ移動し、一方、巻胴2に巻着されていたワイ
ヤーロープ61は巻胴2の回転により、下方へ移動して
ガイドローラー25、59間とガイドローラー23、5
8間の距離を長くしてゴンドラ付巻下げ機筺体31を下
降せしめる。ゴンドラ32、33に乗っている者が所望
の高さで停止したい場合は、ハンドル47の回転を停止
する。ワイヤーロープ60、61は、巻胴34、15に
巻き付けられているため、荷重によりワイヤーロープ6
0、61がガイド筒40、17に係止されて巻下げ機筺
体31は移動を停止する。
【0013】ゴンドラ32、33付巻下げ機筺体31を
上昇させる場合は、階上に居る者がハンドル14を左方
向へ回転作動する。ハンドル14を回転すると、その動
力がギアー13、12、11に伝達されて、巻胴付シャ
フト4をギアー11と同期回転させる。巻胴42に巻着
されていたワイヤーロープ60は上昇移動し、巻胴3に
巻着される。ワイヤーロープ60の下端は、巻胴42の
側板に係止されているので、ハンドル14の左方向への
回転を継続すると、ワイヤーロープ60の上方向への牽
引力によりゴンドラ付巻下げ機筺体31は上昇する。一
方、ワイヤーロープ61は巻胴2より下方へ移動し、巻
胴41に巻着される。ワイヤーロープ61の上端は、巻
胴2の側板に係止されているので、巻胴42の回転によ
りシャフト43及び巻胴41が回転し、巻胴41に巻胴
2から移動したワイヤーロープ61が巻着される。ワイ
ヤーロープ61及び前述のワイヤーロープ60の双方の
牽引力により巻下げ機筺体31はゴンドラ32、33と
共に上昇する。
【0014】以上説明した発明の実施の形態において
は、巻き上げ機筺体と巻き下げ機筺体の双方にガイドロ
ーラーを設けた場合を例に説明したが、本発明は両筺体
内にガイドローラーを夫々設ける必要性は無く、いずれ
か一方の筺体内に設けていれば足りる。
【0015】
【発明の効果】本発明は、巻下げ機筺体に取り付けたゴ
ンドラ内に乗って避難するため、足腰の弱い者や体力の
低下した者であっても、身体に衝撃を与えることなく安
全に避難することができるという効果がある。
【0016】又、案内孔を有するガイド筒内の巻胴にワ
イヤーロープを巻き付けているので、ハンドルの回転を
停止すると同時にワイヤーロープが移動を停止するた
め、ゴンドラ付巻き下げ機筺体を所望の位置で停止し得
るという効果がある。
【0017】又、ゴンドラ内の人がハンドルを回転作動
することによりゴンドラが下降するように構成されてい
るので、火災時においても安全に作動出来、又、所望の
高さで停止せしめて、下の階にいる者をゴンドラ内に避
難させることができるという効果がある。
【0018】更に、巻上げ機筺体のハンドルを回転させ
ることにより、ゴンドラが巻下げ機筺体と一体になって
上昇するので、幾度も往復でき、階上の人を全員地上へ
避難させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における内部機構を示す一
部切欠説明図である。
【図2】斜視図である。
【図3】窓枠に取り付けた状態を示す側面図である。
【図4】シャフト、巻胴、押え板、バネと筺体との関係
を示す分解図である。
【図5】シャフトと巻胴とガイド筒との取り付け状態を
示す説明図である。
【図6】ゴンドラ付巻下げ機筺体を収納する場合のゴン
ドラ上端部を示す拡大説明図である。
【図7】図6のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 巻上げ機筺体 2、3、15、34、41、42 巻胴 4、16、35、43 シャフト 14、47 ハンドル 17、40 ガイド筒 18、19、20、21 案内孔 22、23、24、25、54、55、58、59 ガ
イドローラー 26、27 杆 30 窓枠 31 巻下げ機筺体 32、33 ゴンドラ 36、37、38、39 案内孔 60、61 ワイヤーロープ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A62B 1/00 A62B 1/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓枠30に取り付け可能に形成され、外
    側にはハンドル14を設け、側壁には巻胴2、3付シャ
    フト4を前記ハンドル14と連動して回転するように架
    設された巻上げ機筺体1の下方には、人を収容可能なゴ
    ンドラ32、33付巻下げ機筺体31を位置せしめ、該
    ゴンドラ32、33付巻下げ機筺体31の側壁間には巻
    胴41、42付シャフト43を、前記巻下げ機筺体31
    の外側方に設けられたハンドル47と連動して回転する
    ように架設し、前記巻上げ機筺体1と前記巻下げ機筺体
    31とを、各ワイヤーロープ60、61を巻胴2、3、
    41、42に巻着張設することにより上下に連結し、前
    記ハンドル14、47を回転することにより、前記巻下
    げ機筺体31をゴンドラ32、33と共に上昇、下降さ
    せるようにしたことを特徴とする避難用昇降装置。
  2. 【請求項2】 シャフト4、43間にガイドローラーを
    介設し、該ガイドローラーにワイヤーロープ60、61
    を夫々巻き付けていることを特徴とする請求項1記載の
    避難用昇降装置。
  3. 【請求項3】 ガイドローラーが、案内孔を設けたガイ
    ド筒と軸とより構成されていることを特徴とする請求項
    2記載の避難用昇降装置。
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CN1080543C (zh) * 1996-01-18 2002-03-13 李相俊 人参的加工方法与如法加工的人参

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