JP3277107B2 - 作業車両における油圧制御装置 - Google Patents

作業車両における油圧制御装置

Info

Publication number
JP3277107B2
JP3277107B2 JP26840995A JP26840995A JP3277107B2 JP 3277107 B2 JP3277107 B2 JP 3277107B2 JP 26840995 A JP26840995 A JP 26840995A JP 26840995 A JP26840995 A JP 26840995A JP 3277107 B2 JP3277107 B2 JP 3277107B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
height
processing unit
work
drive
minimum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP26840995A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09107715A (ja
Inventor
八郎 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA filed Critical MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority to JP26840995A priority Critical patent/JP3277107B2/ja
Publication of JPH09107715A publication Critical patent/JPH09107715A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3277107B2 publication Critical patent/JP3277107B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
  • Harvester Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業車両における
油圧制御装置に関し、詳しくは作業処理部を目標高さに
設定すべく制御を行う作業車両における油圧制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】コンバイン等の作業車両においては、例
えば無人化を図るべく、穀稈の株元部に当接して作動す
る方向センサを走行機体の前下部に設け、かつ前記方向
センサの穀稈検出信号に基づきサイドクラッチを適時断
接し、これにより走行機体の方向を自動的に修正して連
続的な作業を可能としたものがある。
【0003】すなわち、このようなコンバインでは、前
記方向センサ等からの検出情報に基づき、左右一対の走
行装置を駆動させて機体の向きを自動的に略々180度
反転した方向に旋回制御を行うことで、1つの刈取工程
が終了してから機体をこれと略々平行な次の刈取工程に
移行できるようにしている。
【0004】ところで、穀稈の刈取りを行う前処理部の
昇降動作や走行装置の駆動には、大きな動力を必要とす
るため油圧を用いており、更に、前処理部の刈刃を地面
から一定の高さに保持するため、穀稈を分草するデバイ
ダの地面からの目標高さと、現在高さとの差を検出し、
その差に応じた制御信号を油圧装置に送出する制御を行
っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、油圧装
置は、油温や圧油の粘度および装置の製造公差等により
その動作特性が著しく変化すると共に、継続作業におい
ても、条件が刻々と変化するため、制御のマッチングを
とることが困難であり、これらに起因して応答遅れが増
大したり、停止時にハンチング現象が生じる等のおそれ
があった。このため、例えば上述した前処理部のデバイ
ダの高さを制御するケースの場合、該デバイダを目標高
さに保持することが困難であった。
【0006】このような特性の変化に対処するために
は、作業開始前にその都度、装置の動作特性を確認して
その特性に合った制御を行うことができれば便利であ
る。
【0007】この発明は、斯かる課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、作業処理部
の地面からの高さを略々一定に保持し得る作業車両にお
ける油圧制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、上下動自在な作業処理部(11)を駆動
する油圧駆動手段(31,40)と、前記作業処理部
(11)の地面からの目標高さを設定するための高さ設
定手段(41)と、前記作業処理部(11)の地面から
の高さを検出する高さ検出手段(27)と、前記高さ設
定手段(41)と高さ検出手段(27)からの検出信号
に基づき、目標高さと実際高さとの偏差を演算し、該偏
差に応じた制御信号を前記油圧駆動手段(31,40)
に出力する制御手段(24)と、を備え、前記作業処理
部(11)の地面からの高さを略々一定に保持するため
の作業車両における油圧制御装置において、前記作業処
理部(11)の上下移動量を検出するためのリフト量検
出手段(30)を備えると共に、前記制御手段(24)
は、前記リフト量検出手段(30)を介して作業処理部
(11)の移動を認識し得る最小移動量(H)が予め設
定された記憶部(24a)と、一定周期(TC )毎に徐
々にパルス幅を長くする駆動パルスを順次発生させて、
該駆動パルス毎に前記油圧駆動手段(31,40)に出
することにより、前記作業処理部(11)が前記最小
移動量(H)以上を変位するための駆動パルス幅(t
ONU ,tOND )を最低駆動時間として演算する演算部
(24b)と、を備え、前記最低駆動時間を有する駆動
パルスを用いて前記作業処理部(11)を駆動する、
とを特徴とする。
【0009】好ましくは、前記最低駆動時間を有する駆
動パルスを基準パルスとし、この基準パルスを複数個発
生させることにより、前記作業処理部(H)を所定量移
動させる制御を行う。
【0010】また好ましくは、前記最低駆動時間の演算
を、車両の走行停止中でかつ作業開始前に実行するよう
にする。
【0011】(作用) 以上の構成において、本発明によれば、演算部(24
b)において、一定周期(T C )毎に徐々にパルス幅を
長くするような駆動パルスを順次発生させて、これらの
駆動パルスを油圧駆動手段(31,40)に出力するこ
とにより、作業処理部(11)が最小移動量(H)以上
を変位するための駆動パルス幅(t ONU ,t OND )を最
低駆動時間として演算するものであり、若しも、ある高
さ位置に停止していた作業処理部(11)が、油温や粘
度等の変化に起因して所定量下降したら、この最低駆動
時間を有する駆動パルスを用いて作業処理部(11)を
駆動することで、作業処理部(11)の地面からの高さ
を略々一定に保持可能としている。すなわち、例えば、
作業処理部(11)を目視可能な最小移動量(H)だけ
変位させるには、少なくともどの程度の幅の駆動パルス
が必要かを求め、このとき求めた駆動パルスを油圧駆動
手段(31,40)に出力して、油圧制御系の応答遅れ
やハンチングの発生を防止している。
【0012】なお、上述したカッコ内の符号は図面を参
照するために示すものであって、本発明の構成をなんら
限定するものではない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態について説明する。
【0014】図1は、本発明の油圧制御装置を備えたコ
ンバインの外観斜視図であり、同図において、コンバイ
ン10は、機体15の上部に運転席26を有すると共
に、機体15の前方に装備され、穀稈を刈り取る昇降自
在な作業処理部としての刈取部11と、該刈取部11に
て刈り取られた穀稈を横倒れ姿勢にした状態で挟持搬送
するフィードチェーン12と、該フィードチェーン12
により搬送された穀稈を収容し脱穀する脱穀部13と、
前記機体15を支持する左右一対のクローラ走行装置1
4,14とを備えている。
【0015】前記クローラ走行装置14,14は、エン
ジンからの動力を変速して伝達する駆動部としてのトラ
ンスミッション20を介して駆動されると共に、その出
力プーリ32と同軸に回転数検出ギヤ22を設けてい
る。そして、この回転数検出ギヤ22の近傍に電磁ピッ
クアップ23を設け、この電磁ピックアップ23により
回転数検出ギヤ22の回転数を検出して、前記クローラ
走行装置14,14の走行距離を検出している。
【0016】また、前記刈取部11の前部には、穀稈を
分草するデバイダ16,17と、その近傍に、該デバイ
ダ16,17の地面からの高さを検出する刈高センサ2
7の他、穀稈の有無を検出しながら自動操向刈取りを可
能とする左右の方向センサ18,19が設けられてい
る。なお、運転席26には、前記デバイダ16,17の
地面からの目標高さを設定する高さ設定器41が設けら
れており、また、ソレノイドバルブ40,47は、夫々
刈取部11の昇降制御と左右サイドクラッチによる操向
制御を行うためのものである。更に、前記機体15の重
心位置には、該機体15の偏位角を検出するジャイロス
コープ等の角速度センサ21や、機体15の前後傾斜を
検出する傾斜センサ28が設けられている。
【0017】以上において、前記デバイダ16,17の
高さ制御(すなわち、刈刃の高さ制御)は、高さ設定器
41と刈高センサ27からの検出信号、あるいは傾斜セ
ンサ28からの検出信号等に基づき、制御手段としての
制御部24にて目標高さと実際高さとの偏差が演算さ
れ、この偏差に応じた制御信号により、油圧駆動手段と
してのソレノイドバルブ40と後述のリフトシリンダ3
1を介して行われる。
【0018】また、コンバイン10は、これら方向セン
サ18,19、角速度センサ21、距離センサとしての
電磁ピックアップ23からの検出情報に基づき、クロー
ラ走行装置14,14を変速駆動するトランスミッショ
ン20を介して左右サイドクラッチが操作されること
で、機体15の向きが自動的に制御される。
【0019】ここで、本発明は、前記作業処理部(1
1)の上下移動量を検出するためのリフト量検出手段を
備えていると共に、前記制御手段(24)は、作業処理
部(11)の移動を認識し得る最小移動量が予め設定さ
れた記憶部と、作業処理部(11)が最小移動量以上を
変位するための駆動パルス幅を最低駆動時間として演算
する演算部とを備えている。
【0020】図2に示すように、前記刈取部11には、
中心軸42に回動自在に連結されたリフトリンク29が
取付けられていて、該リフトリンク29はリフトシリン
ダ31の作動により、前記中心軸42を中心として回動
自在とされている。また、このときの回転角度、すなわ
ち前記刈取部11の上下移動量は、リフト量検出手段と
してのポテンショメータ30により検出されるようにな
っている。
【0021】また、前記制御部24には、図3に示すよ
うに、上述した刈高センサ27、ポテンショメータ3
0、傾斜センサ28、高さ設定器41からの各検出信号
が入力されていると共に、刈取部11の昇降スイッチ4
3,44、自動/手動の切換スイッチ45、認識スイッ
チ46からの信号が入力されるようになっており、その
処理結果はソレノイドバルブ40に出力される。
【0022】更に、前記制御部24は、ポテンショメー
タ30の検出に基づき、前記刈取部11の移動を認識し
得る最小移動量(H)が予め設定された記憶部24a
と、一定周期(TC )毎に徐々にパルス幅を長くする駆
動パルスを順次発生させて、該駆動パルス毎に前記ソレ
ノイドバルブ40に出力することにより、前記刈取部1
1が前記最小移動量(H)以上を変位するための駆動パ
ルス幅(tONU ,tOND)を最低駆動時間として演算す
る演算部24bとを備えている。
【0023】すなわち、前記刈取部11を最小移動量
(H)だけ変位させるには、どれだけのパルス幅の駆動
パルスが必要であるかを、予め調べることで、その後の
実際の制御に役立たせようとするものである。なお、前
記の最小移動量(H)としては、例えば目視可能な最小
の変位量が用いられる。
【0024】こうして、実際の作業に入る前に、予め設
定された信号によって刈取部11の移動する量を制御部
24において認識し、圧油の特性を検出して(以下、こ
れを「油圧認識制御」という)、実際の作業において、
その特性に合った信号を送出することにより油圧制御を
行う。
【0025】従って、例えば、前記最低駆動時間(t
ONU ,tOND )を有する駆動パルスを基準パルスとし
て、この基準パルスを複数個発生させることにより、前
記刈取部11を所定量移動させるような制御を行うこと
もできる。すなわち、例えば刈取部11を最小移動量H
だけ変位させるために、時間幅がtONU の駆動パルスが
必要であったとすると、刈取部11を10Hだけ変位さ
せるためには、時間幅がtONU の駆動パルスを10個発
生してやれば良い。このようにして、変位量に応じたパ
ルスを発生させて油圧制御を行う。
【0026】次に、図4および図5の制御フローチャー
トを参照しながら、コンバイン10における刈取部11
の油圧認識制御について説明する。
【0027】図4において、ステップS1では、走行変
速レバーがニュートラル位置にあるか、あるいは車速セ
ンサが0か等により、機体15が走行停止中か否かを判
断する。そして、走行停止中であれば、ステップS2に
進み、ここで刈取部11が所定高さ以下であれば、次に
ステップS3において、作業モードが自動か手動かを切
換スイッチ45により判断する。そして、自動であれ
ば、ステップS4において制御ステップが0か否かを判
断し、ここで0ならステップS10(図5)に進む。ま
た、ステップS3において、手動であれば、ステップS
5に進み、ここで認識スイッチ46がONであるか否か
を判断し、ONならステップS10(図5)に進む。
【0028】ステップS10では、刈取部11の上昇側
の特性認識チェックが終了したか否かを判断し、終了し
ていなければステップS11に進み、終了していればス
テップS24に進む。すなわち、上昇側の特性認識チェ
ックが終了してから下降側の特性認識チェックを行うよ
うにしている。
【0029】ステップS11においては、駆動パルスの
発生周期Tc を設定するタイマ値が終了しているか否か
を判断し、終了していれば、ステップS12において、
パルス発生カウンタのカウント数をチェックする。この
ステップS12で、カウント数が0、すなわち初回時の
ときは、ステップS13にて刈取部11の初期高さH0
を読み込んで記憶する。更に、ステップS14にてパル
ス発生カウンタをカウントアップし、ステップS15に
てパルス発生周期用のタイマをセットする。なお、この
パルス発生周期Tc は、駆動時間tONU やtOND に対し
十分長い。次いで、ステップS16において、上昇側の
駆動時間tONU をセットする。この場合、パルス発生カ
ウント値の10倍としており、周期タイマの終了時に周
期タイマに合わせてセットする。
【0030】一方、上述のステップS12において、カ
ウント数が1以上のとき、すなわち、1回目以降のパル
ス駆動を終了して所定時間が経過したときは、ステップ
S17において、駆動後の刈取部11の高さH1 を読み
込み、偏位量ΔH=H1 −H0 を演算により求め、現在
高さH1 を次回の初期値とする。次いで、ステップS1
8において、前記偏位量ΔHが、認識し得る最小移動量
Hよりも小さい場合、すなわち移動が認められない程度
である場合はステップS14を再実行し、前記偏位量Δ
Hが、認識し得る最小移動量Hよりも大きい場合は、ス
テップS19に進む。このステップS19では、上昇側
の最低駆動時間tONU をカウンタ値の10倍として演算
認識すると共に、刈取部11の上昇速度VU =ΔH/t
ONU を演算する。更に、ステップS20にて、最低駆動
時間tONU と上昇速度VU を認識できたので、カウンタ
をリセットして上昇側の処理を終了する。
【0031】また、ステップS16において上昇側の駆
動時間tONU をセットした後、あるいはステップS11
において、周期タイマが終了していない場合は、ステッ
プS21において、駆動時間tONU をチェックし、継続
中ならステップS22で上昇側の出力信号を発生し、完
了しているならステップS23にて出力を停止する。次
に、上昇側の処理が終了したら、続いて下降側の処理に
移行し、ステップS24〜S37まで、上昇側と略々同
様の処理を行う。
【0032】但し、ステップS31の偏位量ΔHを求め
る演算式において、刈取部11の下降の場合は、移動後
の現在高さH1 は初期高さH0 よりも小さくなるので、
ΔH=H0 −H1 となっている点が異なる。
【0033】図6(a)(b)(c)は、上記制御フロ
ーチャートにおける動作を、タイムチャートで示したも
のである。
【0034】すなわち、上昇側については、図6(a)
と(c)において、周期Tc のタイマにて上昇側から1
回、2回、3回とパルス幅を定率的に長くし、ポテンシ
ョメータ30の出力変化ΔHを最小移動量Hと比較す
る。その結果、3回目まではΔH<Hであるが、4回目
のパルスを出力すると、ΔH>Hとなったから、カウン
タの値を10倍して、上昇側の最低駆動時間tONU と駆
動速度VU を得て、上昇側の処理を終了する。
【0035】同様に、下降側については、図6(b)と
(c)において、2回目のパルス出力でΔH>Hとな
り、これにより、下降側の最低駆動時間tOND と駆動速
度VDを得て、下降側の処理を終了している。
【0036】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
【0037】コンバイン10の油圧認識制御は、作業開
始前のクローラ走行装置が停止しているときに行うが、
まず、オペレータはこの認識制御を行うときは、運転席
26に設けられた自動/手動の切換えスイッチ45を操
作することにより、作業モードの選択を行う。そして、
自動を選択した場合には、以下、予め定められたプログ
ラムに従って、刈取部11の上昇側の処理が実行される
と共に、続いて下降側の処理が実行される。従って、オ
ペレータは前記選択スイッチを操作する以外、何もする
必要がなく、制御部24が自動的に処理を行ってくれ
る。
【0038】一方、手動を選択した場合には、続いて認
識スイッチ46をONとし、更に、運転席26に設けら
れた上昇スイッチ43をON操作する。これにより、予
め定められたプログラムに従い、刈取部11の上昇側の
処理が実行される。この上昇側の処理が終了すると、次
に、下降スイッチ44をON操作する。これにより、予
め定められたプログラムに従い、前記と同様に刈取部1
1の下降側の処理が実行される。
【0039】以上のようにして、油圧認識制御が終了す
ると、以後はそのときの油圧特性に合った信号が、制御
部24から油圧駆動部に向けて出力されることとなり、
適正な油圧制御が行われる。従って、この認識制御が終
了した後、刈取り作業等を行えば、地面と刈刃との高さ
位置が略々一定に保たれることになり、良好な刈取り作
業を行うことが可能となる。
【0040】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、作
業処理部が所定変位をしたときの駆動パルスを基に最低
駆動時間を演算し、こうして求めた駆動パルス信号を作
業時の制御に使用するようにしたから、前記駆動パルス
信号には種々の条件が加味された制御定数が含まれるこ
ととなり、よって制御のマッチング性が良く、応答遅れ
やハンチングが生ずるおそれもないため、作業処理部の
地面からの高さを略々一定に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る油圧制御装置を適用したコンバイ
ンの外観斜視図である。
【図2】刈取部のリフトリンク機構を示す図である。
【図3】本実施の形態における制御システム構成を示す
図である。
【図4】油圧認識制御におけるフローチャートを示す図
である。
【図5】油圧認識制御におけるフローチャートを示す図
である。
【図6】油圧認識制御における動作タイムチャートを示
す図であって、(a)は、上昇時の駆動パルスとその発
生周期を示す図、(b)は、下降時の駆動パルスとその
発生周期を示す図、(c)は、ポテンショメータ出力を
示す図、である。
【符号の説明】
10 コンバイン 11 刈取部 14 クローラ走行装置 15 機体 16 デバイダ(左) 17 デバイダ(右) 18 方向センサ(左) 19 方向センサ(右) 24 制御部 24a 記憶部 24b 演算部 26 運転席 27 刈高センサ 29 リフトリンク 30 ポテンショメータ 31 リフトシリンダ 40 ソレノイドバルブ 41 高さ設定器 43 上昇スイッチ 44 下降スイッチ 45 自動/手動切換スイッチ 46 認識スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01B 63/10 A01D 34/24 103 B62D 49/00 B62D 55/116

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下動自在な作業処理部を駆動する油圧
    駆動手段と、 前記作業処理部の地面からの目標高さを設定するための
    高さ設定手段と、 前記作業処理部の地面からの高さを検出する高さ検出手
    段と、 前記高さ設定手段と高さ検出手段からの検出信号に基づ
    き、目標高さと実際高さとの偏差を演算し、該偏差に応
    じた制御信号を前記油圧駆動手段に出力する制御手段
    と、を備え、前記作業処理部の地面からの高さを略々一
    定に保持するための作業車両における油圧制御装置にお
    いて、 前記作業処理部の上下移動量を検出するためのリフト量
    検出手段を備えると共に、 前記制御手段は、前記リフト量検出手段を介して作業処
    理部の移動を認識し得る最小移動量が予め設定された記
    憶部と、 一定周期毎に徐々にパルス幅を長くする駆動パルスを
    次発生させて、該駆動パルス毎に前記油圧駆動手段に出
    することにより、前記作業処理部が前記最小移動量以
    上を変位するための駆動パルス幅を最低駆動時間として
    演算する演算部と、を備え、前記最低駆動時間を有する駆動パルスを用いて前記作業
    処理部を駆動する、 ことを特徴とする作業車両における油圧制御装置。
  2. 【請求項2】 前記最低駆動時間を有する駆動パルスを
    基準パルスとし、この基準パルスを複数個発生させるこ
    とにより、前記作業処理部を所定量移動させる制御を行
    うようにした、 ことを特徴とする請求項1記載の作業車両における油圧
    制御装置。
  3. 【請求項3】 前記最低駆動時間の演算を、車両の走行
    停止中でかつ作業開始前に実行するようにした、 ことを特徴とする請求項1記載の作業車両における油圧
    制御装置。
JP26840995A 1995-10-17 1995-10-17 作業車両における油圧制御装置 Expired - Fee Related JP3277107B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26840995A JP3277107B2 (ja) 1995-10-17 1995-10-17 作業車両における油圧制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26840995A JP3277107B2 (ja) 1995-10-17 1995-10-17 作業車両における油圧制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09107715A JPH09107715A (ja) 1997-04-28
JP3277107B2 true JP3277107B2 (ja) 2002-04-22

Family

ID=17458085

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26840995A Expired - Fee Related JP3277107B2 (ja) 1995-10-17 1995-10-17 作業車両における油圧制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3277107B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09107715A (ja) 1997-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3277107B2 (ja) 作業車両における油圧制御装置
KR100871739B1 (ko) 작업차의 자세 검출 장치 및 작업차의 자세 제어 장치
JP4895260B2 (ja) 姿勢制御装置
JPH0724997Y2 (ja) コンバイン
JP3050823B2 (ja) 走行車両における操向制御装置
JP2715520B2 (ja) コンバインの回向制御方式
JP2944722B2 (ja) 走行作業機における操向制御装置
JP2996431B2 (ja) 農業機械の自動作業方式
JPS61285911A (ja) 作業車のタ−ン制御装置
JP3156369B2 (ja) コンバインの刈取部作動速度制御装置
JPH05111322A (ja) コンバインの刈取部作動速度制御装置
JP2866551B2 (ja) コンバイン
JPH0446499Y2 (ja)
JP5123886B2 (ja) 車速制御装置
JPS593693Y2 (ja) コンバイン
JPH0939853A (ja) 作業車の左右傾斜制御方法
JPH0117648B2 (ja)
JP2897292B2 (ja) コンバインの走行制御装置
JP3116405B2 (ja) コンバインの刈取部作動速度制御装置
JPH0939854A (ja) 作業車の姿勢制御における目標値設定方法
JPS62163116A (ja) 作業車のタ−ン制御装置
JPS63207A (ja) 作業車輌における回行自動制御装置
JPS62244307A (ja) 刈取収穫機の操向制御装置
JP2001120041A (ja) コンバイン
JPH02312503A (ja) コンバインの操向制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees