JP3276310B2 - 硬化剤組成物 - Google Patents

硬化剤組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は硬化剤組成物に関す
る。更に詳しくは、不飽和ポリエステル樹脂及びビニル
エステル樹脂等の硬化性樹脂の硬化に使用される特定の
成分を含有する着色硬化剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】硬化性樹脂、とりわけ不飽和ポリエステ
ル樹脂やビニルエステル樹脂は、安価で且つ数々の優れ
た特性を有しているため、自動車部品、電気部品、住設
機器、住設資材浄化槽等の成形物を製造するのに広く使
用されている。
【0003】不飽和ポリエステル樹脂やビニルエステル
樹脂は、通常粘稠な液体でそのままでは成形加工ができ
ず、有機過酸化物を硬化剤として使用し硬化させること
により実用上充分な硬度他の物理的特性が得られる。
【0004】有機過酸化物は、一般に液状、粉状または
ペースト状の形状をしており、不飽和ポリエステル樹脂
やビニルエステル樹脂を硬化させるための硬化剤として
多用されている。
【0005】不飽和ポリエステル樹脂やビニルエステル
樹脂等の硬化性樹脂の硬化プロセスは、通常硬化温度に
より2種類に大別される。硬化剤も、通常それに使用さ
れている有機過酸化物の種類によって、室温硬化型硬化
剤と加熱硬化型硬化剤に大別される
【0006】室温で硬化成形しようとする場合は室温硬
化型硬化剤が使用され、温度コントロールはせず、硬化
速度の調節は、通常硬化促進剤として添加されるナフテ
ン酸コバルト、オクテン酸コバルトやジメチルアニリン
等の添加量を加減することにより行われる。加熱して硬
化成形しようとする場合は加熱硬化型硬化剤が使用さ
れ、モールド中に注入された不飽和ポリエステル樹脂や
ビニルエステル樹脂と加熱硬化型硬化剤を混合し電熱炉
で加熱処理することにより成形される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】不飽和ポリエステル樹
脂やビニルエステル樹脂を硬化剤と混合する場合、それ
らが無色〜淡黄色透明液体であるため均一に混合された
かどうかの確認が困難であった。樹脂と硬化剤を均一に
混合しないままで硬化が始まると、硬化ムラが発生し、
クラックや白化現象のような外観不良の原因となる。こ
れらの樹脂と硬化剤が均一に混合したかどうかの確認を
容易に行える方法として、例えば特公昭32−3387
記載の方法がある。即ち、硬化剤に着色剤を添加して硬
化剤に色を着け、樹脂と硬化剤が均一に混合したかどう
かを目視で確認する提案である。この方法において、樹
脂にこの着色剤を添加した硬化剤組成物を添加した場合
の着色力は十分であるが、着色剤として無機顔料を使用
しているのでこの硬化剤組成物は貯蔵安定性が悪く、特
に夏期高温時において活性酸素量が著しく低下し、硬化
能力の低下が生じるという欠点があった。また、特公昭
47−1112で油溶性染料の添加による硬化剤の着色
が提案されている。この場合、夏期における硬化能力の
低下や染料の退色等の問題点は改良されているが、該公
報に記載の油溶性染料はいずれも着色力が弱く、樹脂を
着色させるには不十分であるため、目視による均一混合
の確認は十分にその目的を達しない。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、不飽和ポリ
エステル樹脂及びビニルエステル樹脂等の硬化性樹脂の
硬化に供される硬化剤の着色剤に関し鋭意研究した結
果、下記式(1)で示される染料を用いて硬化剤を着色
することより、硬化剤が樹脂へ均一に分散したかどうか
が容易に確認でき、且つ貯蔵安定性の優れた着色硬化剤
組成物が得られることを見い出し本発明に至った。
【0009】
【化2】
【0010】即ち本発明は (1)有機過酸化物と下記式(1)で示される染料を含
有することを特徴とする着色硬化剤組成物
【0011】
【化3】 (2)染料の含有量が0.1〜10重量%である(1)
に記載の着色硬化剤組成物 (3)(1)または(2)記載の着色硬化剤組成物を用
いることを特徴とする不飽和ポリエステル樹脂またはビ
ニルエステル樹脂の硬化方法 (4)(3)記載の硬化方法で得られる不飽和ポリエス
テル樹脂またはビニルエステル樹脂の硬化物 に関する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
本発明で使用される式(1)で示される染料は、主にイ
ンク用染料として工業的に市販されているものでカラー
インデックスコンスティチューションナンバー2123
0として知られているものである。この染料を硬化剤に
加える場合、粉末のままでも使用できるが、例えばキシ
レン、トルエン等の芳香族溶剤類等の溶剤に溶解希釈し
た溶液として使用することも可能である。
【0013】本発明の着色硬化剤組成物に使用可能な有
機過酸化物としては、室温硬化型硬化剤の具体例として
メチルエチルケトンパーオキサイド、メチルイソブチル
ケトンパーオキサイド、シクロヘキサノンパーオキサイ
ド、アセチルアセトンパーオキサイドなどのケトンパー
オキサイド類の他、クメンハイドロパーオキサイド等が
挙げられ、加熱硬化型硬化剤の具体例としてはクメンハ
イドロパーオキサイド、t−ブチルハイドロパーオキサ
イドなどのハイドロパーオキサイド類やベンゾイルパー
オキサイド、ラウロイルパーオキサイド、ビス−3,
3,5−トリメチルヘキサノイルパーオキサイドなどの
ジアシルパーオキサイド類、t−ブチルパーオキシ2−
エチルヘキサノエートやt−ブチルパーオキシベンゾエ
ートなどのアルキルパーエステル類、ビス(4−t−ブ
チルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネートやt−
ブチルパーオキシイソプロピルカーボネートなどのパー
カーボネート類の他、1,1−ジ−t−ブチルパーオキ
シ−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンや1,1−
ジ−t−ブチルパーオキシシクロヘキサンなどのパーオ
キシケタール類が挙げられる。これらの有機過酸化物
は、本発明の着色硬化剤組成物中に1種または2種以上
混合して使用することができる。本発明の着色硬化剤組
成物は、有機過酸化物90〜99.1重量%、染料0.
1〜10重量%をそれぞれ含有する。
【0014】本発明の着色硬化剤組成物には、必要に応
じてジメチルフタレート、ジオクチルフタレート等のフ
タル酸エステル類やジオクチルアジペート、ジイソデシ
ルアジペート等のアジピン酸エステル類、キシレン、ト
ルエン等の芳香族溶剤類等を組成物の安定性や硬化性能
を損なわない限り、任意の割合で配合できる。通常溶剤
の使用量は、硬化剤100重量部に対し1〜900重量
部の範囲である。
【0015】また本発明の硬化剤組成物には、その貯蔵
安定性や硬化性能を損なわない限り、無水硅酸の微粉
末、タルク、炭酸カルシウム等の無機充填剤が使用可能
であり、これら無機充填剤は脂肪酸、シラン系カップリ
ング剤等で表面処理されたものであっても良い。通常こ
れら無機充填剤の使用量は、硬化剤100重量部に対し
1〜100重量部の範囲である。これら無機充填剤は、
本発明の硬化剤組成物に1種または2種以上を添加混合
して使用することができ、これらを本発明の着色硬化剤
組成物に配合することにより、粘稠液体やペースト状の
組成物を提供できる。
【0016】本発明の着色硬化剤組成物は、前記した各
成分を混合することにより製造される。即ち、有機過酸
化物に染料を添加し攪拌すれば良いが、無機充填剤を使
用し、粘稠液体やペーストの形状で製造する場合にはデ
ィゾルバー等の高速分散機やプラネタリミキサー等の混
練り機の使用が好ましい。通常は、各成分を混合し0〜
40℃の範囲で5〜60分攪拌することにより行なわれ
る。バンバリーミキサーやニーダー等の密閉式混合機は
安全性の面から好ましくない。
【0017】本発明の着色硬化剤組成物は、種々の硬化
性樹脂の硬化に使用可能であるが、好ましい硬化性樹脂
は不飽和ポリエステル樹脂及びビニル樹脂である。この
うち不飽和ポリエステル樹脂は、不飽和二塩基酸を1成
分として使用し、必要により飽和二塩基酸を併用してグ
リコール類と加熱脱水縮合させて得られた反応物をスチ
レン等のビニル系単量体で希釈したものである。
【0018】またビニルエステル樹脂は、ポリエポキシ
ドとα,β−不飽和一塩基酸の当量反応物をスチレン等
のビニル系単量体で希釈したものである。
【0019】硬化される樹脂としては、不飽和ポリエス
テル樹脂、ビニルエステル樹脂の混合物であっても良
い。
【0020】次に本発明の着色硬化剤組成物を用いて不
飽和ポリエステル樹脂またはビニルエステル樹脂を硬化
させる方法を説明する。
【0021】まず室温硬化方法につき述べる。この場
合、不飽和ポリエステル樹脂やビニルエステル樹脂10
0重量部に本発明の着色硬化剤組成物0.5〜3重量部
を添加し、均一な着色混合物が得られるまでかき混ぜ
る。これに必要に応じ通常の樹脂硬化の際使用される充
填剤、例えばガラス繊維等を入れることも可能である。
ガラス繊維を使用する場合の通常の使用量は、樹脂10
0重量部に対し1〜100重量部である。また、樹脂の
硬化に通常使用されるその他の充填剤も通常の方法、使
用量で使用できる。こうして得られた混合物を型枠に流
し込むか、または吹き付ける等の方法により成形し、室
温硬化型の有機過酸化物を含有する硬化剤では外気温に
もよるが30分〜3時間程度静置する。樹脂の硬度が発
現されているのを確認し、型枠から取り出し、成形品を
さらに一昼夜程度放置し最終製品を得る。
【0022】この硬化方法においては、本発明の着色硬
化剤組成物に加えて硬化促進剤も使用可能である。使用
しうる硬化促進剤の具体例としては、ナフテン酸コバル
ト、オクテン酸コバルト等で代表される金属石けん類や
ジメチルアニリン等の第3級アミン類が挙げられる。そ
の添加量は、通常樹脂100重量部に対し6%コバルト
金属含有に換算して0.05重量部〜2重量部の範囲で
ある。
【0023】次に加熱硬化方法について述べる。この場
合、不飽和ポリエステル樹脂やビニルエステル樹脂10
0重量部に本発明の着色硬化剤組成物0.5〜3重量部
及び必要に応じて使用される充填剤を添加、0〜40℃
で混合し、この混合物を成形用型に流し込み60℃〜1
50℃に加熱し、樹脂を完全硬化させる。成形温度が6
0℃未満の場合には硬化に長時間を要するため生産性が
悪化し、成形温度が150℃を越えると成形物に焼けや
ふくれ等の外観不良をきたす場合がある。このような加
熱硬化方法において室温硬化の場合と同様、硬化促進剤
を併用することもできる。また、必要に応じ硬化禁止剤
を使用して、硬化速度の調節を行うことも可能である。
使用しうる硬化促進剤の具体例としては、ナフテン酸コ
バルト、オクテン酸コバルト等で代表される金属石けん
類やジメチルアニリン等の3級アミン類が挙げられる。
その添加量は通常、樹脂100重量部に対し6%コバル
ト金属含有に換算して0.05重量部〜2重量部の範囲
である。また使用しうる硬化禁止剤の具体例としては、
ハイドロキノン、1,4−ベンゾキノン、4−t−ブチ
ルカテコール等が挙げられ、その使用量は、樹脂100
重量部に対し0.05〜2重量部の範囲である。
【0024】
【実施例】以下実施例により本発明をさらに具体的に説
明するが、本発明がこれらの実施例によって限定される
ものではない。
【0025】実施例1〜4 表1記載の割合で各成分(表において数値は重量部を示
す)を均一になるまでリボンミキサーを用いて20℃、
30分間混合し、本発明の着色硬化剤組成物を得た。た
だし実施例2はプラネタリーミキサーを用いて前記同様
混合しペースト状組成物を得た。ここでメチルエチルケ
トンパーオキサイド(以下MEKPOと略す。このもの
の活性酸素量10.25%)、シクロヘキサノンパーオ
キサイド(以下CYHPOと略す。このものの活性酸素
量8.25%)、アセチルアセトンパーオキサイド(以
下AAPOと略す。このものの活性酸素量4.00%)
及びクメンハイドロパーオキサイド(以下CHPOと略
す。このものの活性酸素量8.40%)はそれぞれ化薬
アクゾ(株)製カヤメックA、シクロノックス、トリゴ
ノックス40及びカヤクメンHを使用した。ここで活性
酸素量とは、次の式で定義される値をいう。 活性酸素量(%)={(過酸化結合の数×16)÷分子
量}×純度(%) 表1で、O−129は式(1)で示される化合物であ
り、オリエント化学(株)の製品の商品名オイルエロー
129である。無機充填剤として使用したアエロジル2
00は日本アエロジル(株)の無水硅酸、DOPはジオ
クチルフタレートの略で、市販の可塑剤である。またO
−129溶液は、オイルエロー129をキシレンに10
重量%溶解させた染料溶液である。
【0026】
【表1】 表 1 ○組成及び組成比 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 MEKPO 99.5 CYHPO 85 AAPO 70 CHPO 85 O−129 0.5 2 O−129溶液 10 15 アエロジル200 13 DOP 20 ○得られた着色硬化剤組成物の性状 形 状 液 状 ペースト状 液 状 液 状 活性酸素量(%)10.20 6.97 2.80 7.14
【0027】実施例5〜8 実施例1〜4で得られた本発明の着色硬化剤組成物の貯
蔵安定性の試験結果を表2に載せた。試験方法を次に記
す。即ち、得られた各組成物100gをポリエチレン製
容器に秤取り、50℃恒温水槽及び20℃恒温槽にそれ
ぞれ7日間及び1年間保管し、純度の保持率、外観異常
(退色・ふくれ・にごり・不溶解分の有無)を測定し
た。所定期間経過後も退色、にごりおよび不溶解分(沈
澱物)が無く、この大きさの容器でふくれが5cc以下
が好ましい。
【0028】
【表2】 表 2 ○50℃/7日後の着色硬化剤組成物の状態 実施例5 実施例6 実施例7 実施例8 組成物の種類 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 活性酸素量 の保持率(%) 98.7 99.0 98.5 99.1 外観異常の有無 退 色 無し 無し 無し 無し ふくれ(cc) 0 0 0 0 にごり 無し 無し 無し 無し 不溶解分 無し 無し 無し 無し ○20℃/1カ年の着色硬化剤組成物の状態 活性酸素量 の保持率(%)98.0 98.5 97.0 98.4 外観異常の有無 退 色 無し 無し 無し 無し ふくれ(cc) 3 2 1 0 にごり 無し 無し 無し 無し 不溶解分 無し 無し 無し 無し
【0029】実施例9〜16 実施例1〜4で得られた本発明の着色硬化剤組成物を用
いて不飽和ポリエステル樹脂またはビニルエステル樹脂
を硬化させた。即ち、まず樹脂100重量部に市販の6
%ナフテン酸コバルトを0.5重量部添加し、次いで実
施例1〜4で得られた本発明の着色硬化剤組成物を1重
量部添加し、樹脂に均一に分散されるまで混合した。硬
化温度は20℃、80℃とした。硬化特性はJIS−K
−6901に準拠してゲル化時間(以下GTと略す)、
硬化時間(以下CTと略す)、最高発熱温度(以下PE
Tと略す)を測定した。不飽和ポリエステル樹脂として
はイソ系樹脂を使用した。硬化促進剤の6%ナフテン酸
コバルトは、和光純薬工業(株)製試薬一級を使用し
た。また、チョップドストランド#450、8プライ、
ガラス含有量50%で積層板を作成し、目視により、硬
化1日後の成形物のクラック及び白化現象の有無を確認
した。実施例9〜12は不飽和ポリエステル樹脂を、実
施例13〜16はビニルエステル樹脂をそれぞれ使用
し、実施例9〜11及び実施例13〜15は、樹脂と硬
化剤等の混合を20℃で1分間行なった直後からの時間
を測定しGT及びCTを得た。硬化温度は20℃を保持
した。実施例12及び実施例16では、樹脂と硬化剤等
の混合を20℃で1分間行ない、これを型に流し込み、
80℃に保ったオイルバスに入れた直後からの時間を測
定しGT及びCTを得た。なお樹脂と着色硬化剤組成物
の混合状態を目視で確認し、完全に均一になった状態で
次の硬化試験を行った。
【0030】
【表3】 表 3 実施例9 実施例10 実施例11 実施例12 組成物の種類 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 GT(分) 16 35 40 5 CT(分) 45 75 120 12 PET(℃) 120 83 60 155 クラックの有無 無し 無し 無し 無し 白化の有無 無し 無し 無し 無し
【0031】
【表4】 表 4 実施例13 実施例14 実施例15 実施例16 組成物の種類 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 GT(分) 40 17 120 3 CT(分) 85 30 300 8 PET(℃) 120 100 60 162 クラックの有無 無し 無し 無し 無し 白化の有無 無し 無し 無し 無し
【0032】表2、3、4、における結果から本発明の
着色硬化剤組成物は、非常に貯蔵安定性が良く、かつ硬
化特性も優れており、樹脂と硬化剤の不均一混合に起因
するクラックや白化現象のない硬化成形物を与える。
【0033】
【発明の効果】本発明の着色硬化剤組成物を用いること
により、不飽和ポリエステル樹脂またはビニルエステル
樹脂等への硬化剤の分散状態が目視で容易に確認でき
る。これにより室温及び加熱硬化においてしばしば問題
となる樹脂と硬化剤の不均一分散に起因する硬化成形物
のクラックや白化現象を生じせしめることがなく、優れ
た硬化成形物を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−279593(JP,A) 特開 平7−26161(JP,A) 特開 平7−228569(JP,A) 特開 昭59−120612(JP,A) 特開 昭54−124094(JP,A) 特開 昭48−7086(JP,A) 特開 平2−73815(JP,A) 特開 平6−263833(JP,A) 特公 昭47−1112(JP,B1) 特公 昭32−3387(JP,B1) COLOUR INDEX 3rd Edition,Vol.4,p.4157 (1971) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09B 35/023

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機過酸化物と下記式(1)で示される染
    料を含有することを特徴とする着色硬化剤組成物。 【化1】
  2. 【請求項2】染料の含有量が0.1〜10重量%である
    請求項1に記載の着色硬化剤組成物。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2記載の着色硬化剤
    組成物を用いることを特徴とする不飽和ポリエステル樹
    脂またはビニルエステル樹脂の硬化方法。
  4. 【請求項4】請求項3記載の硬化方法で得られる不飽和
    ポリエステル樹脂またはビニルエステル樹脂の硬化物。
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