JP3276216B2 - カメラ用シャッタの開閉機構 - Google Patents

カメラ用シャッタの開閉機構

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JP3276216B2
JP3276216B2 JP21297393A JP21297393A JP3276216B2 JP 3276216 B2 JP3276216 B2 JP 3276216B2 JP 21297393 A JP21297393 A JP 21297393A JP 21297393 A JP21297393 A JP 21297393A JP 3276216 B2 JP3276216 B2 JP 3276216B2
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淳一 松本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ズームレンズ等を使用
して広角域での撮影を行うに際し、Fナンバー調整のた
めにシャッタ開口口径を所定の口径に規制するようにし
たカメラ用シャッタの開閉機構に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、レンズシャッタ付きカメラにおい
て、ズームレンズを装備したり、テレ・ワイドのレンズ
切換装置を備えたものが多くなってきた。このようなカ
メラの中には、レンズのFナンバー調整を行うためにシ
ャッタの開口口径を所定の口径に規制するようにしたも
のがある。そして、このような開口規制を行うために、
従来は、ズームレンズの作動に連動する機械的部材をシ
ャッタ開閉部材の作動域に臨ませることによりその作動
量を制限するようにしたり、シャッタ羽根を正逆転可能
なステッピングモータで直接駆動し電気的な制御によっ
て口径を規制するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記のよ
うにシャッタ開閉部材の作動を機械的部材で規制するも
のは、ズームレンズの作動部材と上記規制部材とを機械
的に連結する必要があるため構造が複雑となる欠点があ
り、またステッピングモータを用いるものは、シャッタ
羽根の走行速度を速くすることができず且つコイルを2
組使用することなどによりモータそのものが大型化し、
制御も複雑になるという欠点を有していた。
【0004】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、シャッタの
開口口径を規制してレンズのFナンバー調整を行うため
に所謂ムービングマグネット型モータを用い、このモー
タによって動かされる駆動部材がシャッタ羽根の開閉作
動を行わせ、且つ上記の開口規制をも行うようにするこ
とにより、構造的に簡単であり、スペース的にも有利で
あり、且つ回路設計上の制約も殆ど受けることのないカ
メラ用シャッタの開閉機構を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するために、本発明に係わるカメラ用シャッタの開閉
機構は、永久磁石から成りコイルに通電される電流の向
きによって正方向又は逆方向へ回動され通電を断つと静
止位置へ復帰する回転子と、前記回転子と共動する駆動
部材と、往復運動によってシャッタ羽根に開閉作動を行
わせる開閉部材と、前記開閉部材をシャッタ羽根の閉鎖
位置で係止する係止部材とを備え、前記駆動部材は、前
記回転子の正方向への回動により前記開閉部材の係止を
解除してシャッタ羽根に開き作動を行わせ、前記回転子
の逆方向への回動により前記開閉部材を動かしてシャッ
タ羽根に閉じ作動を行わせ、前記係止解除後に前記コイ
ルへの通電を断った場合には前記開閉部材をシャッタ羽
根の所定開口位置に保持させるようにする。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図5を用いて説明
する。図1は初期状態を示す平面図であり、図2はシャ
ッタ羽根が所定の口径位置で停止している状態を示す平
面図であり、図3はシャッタ羽根が閉じ作動の最終位置
にある状態を示す平面図であり、図4はシャッタ羽根が
全開位置にある状態を示す平面図であり、図5は図2か
ら駆動装置を除いた場合の要部平面図である。
【0007】先ず構成を説明する。地板1には露光開口
1aと窓1b,1cが形成されている。シャッタ羽根
2,3はスロット2a,3aを有し、地板1の背面に植
立された軸1d,1eに枢支されている。またシャッタ
羽根2の先端には被検出部2bが形成されている。ムー
ビングマグネット型モータを利用した駆動装置Mは、地
板1に設けられた台座1f,1gにねじ4,5で取付け
られ、地板1との間に一定の間隙を形成している。駆動
装置Mの台座6には、窓6aが形成され、図において糸
巻き形状をしたコイル枠7が固定されている。コイル枠
7は、永久磁石から成る回転子8を包囲し、その回転軸
8aを軸支しており、また台座6の窓6aに面する部分
に同形状の窓7aを形成している。駆動ピン9は回転子
8と一体的に構成され、回転子8のN極とS極の中間位
置から径方向に張り出しており、その先端は地板1の方
向へ曲げられ、窓6a,7aを通って地板1と台板6と
で形成されている間隙内へ突き出ている。コイル10は
回転軸8aの軸受部を囲むようにしてコイル枠7に巻回
されている。ヨーク11は平面小判型の管状をしてお
り、コイル枠7とコイル10を囲むようにしてコイル枠
7に取付けられている。開閉レバー12は、前記間隙内
において地板1に植立された軸1hに枢支され、その一
腕には係合部12aを形成し、他腕にはシャッタ2,3
のスロット2a,3aに嵌合するピン12bとばね掛け
12cを有している。ばね13は軸1hに巻かれてお
り、その一端をばね掛け12cに、また他端を地板1に
植立されたばね掛け1iに装架し、開閉レバー12に左
旋習性を与えている。係止レバー14は地板1に植立さ
れた軸1jに枢支され、その一腕には係止部14a,腹
部14bを形成し、他腕にはばね掛け14cを有してい
る。ばね15は軸1jに巻かれており、その一端をばね
掛け14cに、また他端を地板1に植立されたばね掛け
1kに装架し、係止レバー14に右旋習性を与えてい
る。光検出素子16が地板1に取付けられている。この
場合は、発光部と受光部を備えたフォトリフレクタであ
り、シャッタ羽根2の開き作動の際、地板1に設けられ
た窓1cから被検出部2bを検知し、その信号を周知の
露光制御回路のトリガー信号に使っている。
【0008】上記の実施例の作動を説明する前に、先ず
駆動装置Mの固有の機能について説明する。図1の状態
は、シャッタ開閉機構の初期状態を示しており、且つ駆
動装置Mの静止状態を示している。この場合にはコイル
10に通電されていないので、回転子8はその磁力によ
り、N極とS極を夫々小判型ヨーク11の直線部に対向
させており、駆動ピン9はその作動角度範囲の中間位置
に置かれている。この状態においてコイル10に対し正
方向への通電を行うと、回転子8は駆動ピン9を伴って
時計方向へ回動する。この種の駆動装置においては静止
位置からの一方向への回動量は通常30度位が限度であ
る。次に、その時計方向への回動位置で通電を断った場
合には、回転子8は、永久磁石の磁気吸引力によって、
N極及びS極とヨーク11との間が最短距離となる図1
の状態に復帰し、バランスする。このことは前記時計方
向への回動の途中で通電を断った場合でも同じであるこ
とは云うまでもない。又、前記の時計回動位置において
コイル10に逆方向へ通電した場合にも回転子8は図1
の位置へ向って反時計方向へ回動する。その場合、図1
の位置に達しても尚且つ通電を続けていると、回転子8
は図1の位置を通過して回動を続ける。その後、通電を
断てば回転子8とヨーク11の間に作用する磁気吸引力
によって図1の位置へ復帰する。
【0009】このような駆動装置Mを用いた上記実施例
の作動を説明する。先ず、ズームレンズ等により広角域
での撮影をする場合について説明する。図1において、
コイル10に正方向への電流を流すと、回転子8は時計
方向への回動を開始する。その過程において駆動ピン9
は、腹部14bを押して係止レバー14をばね15に抗
して反時計方向へ回転させる。係止部14aが係合部1
2aの係止を解いた直後にコイル10への通電を断つ
と、回転子8は駆動ピン9を伴って静止位置へ復帰し磁
気的にその位置に保持される。他方、係止部14aの係
止を解かれた開閉レバー12は、ばね13によって反時
計方向へ回転され、静止位置に戻った駆動ピン9によっ
てそれ以上の回転を阻止される。その状態が図2及び図
5に示されている。この状態において、シャッタ羽根
2,3は全開しておらず、遠点域での撮影との関係で予
め設定された所謂Fナンバー調整に最適な口径位置にあ
る。所定時間経過後にコイル10に逆方向への通電が行
われると、回転子8は図2の位置から反時計方向へ回動
され、駆動ピン9はばね13に抗して開閉レバー12を
時計方向へ回転させる。従って、開閉レバー12はピン
12bによりシャッタ羽根2、3を閉じ作動させ図3の
位置に達する。この状態においては係止レバー14はそ
の係止部14aが開閉レバー12の係合部12aを係止
し得る位置にある。駆動ピン9が図3の位置に達した後
コイル10への通電を断つと、回転子8は駆動ピン9を
伴って図1の位置へ復帰する。この過程で開閉レバー1
2はばね13により僅かに反時計方向へ回転した後、係
合部12aが係止部14aに係止されて図1の状態とな
る。
【0010】次にズームレンズの操作等により遠点域で
の撮影をする場合について説明する。図1においてコイ
ル10に正方向への通電を行うと、回転子8は時計方向
へ回転する。その初期行程において、前述したように駆
動ピン9が係止レバー14の腹部14bを押し、開閉レ
バー12の係止を解除する。コイル10に対しては前記
の場合と異なり通電を続けるので、駆動ピン9は時計方
向への最大回動位置を保ち、開閉レバー12は駆動ピン
9に阻止されることなく反時計方向へ回転し、シャッタ
羽根を全開位置まで作動させる。この状態が図4に示さ
れている。所定時間経過後にコイル10に逆方向への通
電を行うと、回転子8は反時計方向へ回動され、駆動ピ
ン9は図2に示した位置を通過して図3に示した位置と
なり、開閉レバー12によりシャッタ羽根2,3を閉じ
る。その後は前記の場合と同様に、コイル10への通電
を断ち、全ての構成部品は図1の状態に復帰する。尚、
駆動装置Mの構成は実施例のものに限定されず、例えば
実開平3−22228号公報記載のものであっても構わ
ず、また前記の実施例の説明からも分かるように、開閉
レバー12と係止レバー14に関係する駆動ピン9は、
特に回転子8と一体である必要はなく、回転子8と連動
して正逆方向へ作動するものであればどのような部品を
用いても構わない。
【0011】
【発明の効果】本発明は、上記のように所謂ムービング
マグネット型モータを用い、それにより動かされる駆動
部材が、正方向への作動でシャッタ羽根の開き作動を行
わせ、逆方向への作動でシャッタ羽根の閉じ作動を行わ
せ、且つ前記開き作動後非通電状態である静止位置にお
いてシャッタ羽根の開口規制をも行うようにしたもので
あるから、従来のようにズームレンズの作動部材と開口
規制部材とを機械的に連結するものに比べて構造が極め
て簡単となり、また従来のステッピングモータを用いた
ものに比べてコイルが1組で良いから、モータそのもの
も小型となり且つ制御回路も単純化され、シャッタ装置
の設計上、スペース的にもコスト的にも極めて有利とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の初期状態を示す平面図であ
る。
【図2】シャッタ羽根が開口規制位置にある状態を示す
平面図である。
【図3】シャッタ羽根が閉じ作動の最終位置にある状態
を示す平面図である。
【図4】シャッタ羽根が全開位置にある状態を示す平面
図である。
【図5】図2から駆動装置Mを除いた状態を示す要部平
面図である。
【符号の説明】
1 地板 1a 露光開口 1b,1c,6a,7a 窓 1d,1e,1h,1j 軸 1f,1g 台座 1i,1k,12c,14c ばね掛け 2,3 シャッタ羽根 2a,3a スロット 2b 被検出部 4,5 ねじ M 駆動装置 6 台板 7 コイル枠 8 回転子 8a 回転軸 9 駆動ピン 10 コイル 11 ヨーク 12 開閉レバー 12a 係合部 12b ピン 13,15 ばね 14 係止レバー 14a 係止部 16 光検出素子

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石から成りコイルに通電される電
    流の向きによって正方向又は逆方向へ回動され通電を断
    つと静止位置へ復帰する回転子と、前記回転子と共動す
    る駆動部材と、往復運動によってシャッタ羽根に開閉作
    動を行わせる開閉部材と、前記開閉部材をシャッタ羽根
    の閉鎖位置で係止する係止部材とを備え、前記駆動部材
    は、前記回転子の正方向への回動により前記開閉部材の
    係止を解除してシャッタ羽根に開き作動を行わせ、前記
    回転子の逆方向への回動により前記開閉部材を動かして
    シャッタ羽根に閉じ作動を行わせ、前記係止解除後に前
    記コイルへの通電を断った場合には前記開閉部材をシャ
    ッタ羽根の所定開口位置に保持させるようにしたことを
    特徴とするカメラ用シャッタの開閉機構。
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