JP3276101B2 - スプレー塗布された水性熱硬化組成物中の微細泡を減少させる方法 - Google Patents

スプレー塗布された水性熱硬化組成物中の微細泡を減少させる方法

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JP3276101B2 JP18506395A JP18506395A JP3276101B2 JP 3276101 B2 JP3276101 B2 JP 3276101B2 JP 18506395 A JP18506395 A JP 18506395A JP 18506395 A JP18506395 A JP 18506395A JP 3276101 B2 JP3276101 B2 JP 3276101B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(発明の分野)本発明は、明澄なスプレー
塗布された水性熱硬化組成物中の微細泡の量を減少させ
る方法に関する。
【0002】(発明の背景)水性熱硬化性組成物は、例
えば、噴霧法によって基材に塗布されることが多い明澄
な被覆のような硬化性組成物である。用いられる通常の
噴霧法の一例は、例えばエアスプレー、エアレススプレ
ー、空気補助エアレススプレー、ディスクスプレー及び
ベルスプレー、及び高容量低圧スプレーである。エアス
プレーにおいては、水性熱硬化性組成物を微粒化し、液
滴を基材に運ぶのを補助するために、圧縮空気が重要な
役割りを果たす。エアレススプレー、ディスクスプレー
及びベルスプレー法においては、水性ポリマー組成物は
機械的手段によって微粒化され、液滴は形成したら空気
中に浮遊せしめられる。空気補助エアレススプレーは、
上記に記載した二種類のスプレー法の混成法であり、機
械的に形成された液滴を、空気を用いて運ぶものであ
り、高容量/低圧スプレーは、通常的に認められている
エアスプレーのひとつの変法である。
【0003】水性熱硬化性組成物は種々のスプレー方法
によって基材に塗布された後に微細泡を含むことがしば
しばある。スプレー塗布された水性組成物から形成され
る乾燥フィルム中に残存する微細泡は、フィルムの外
観、特に明澄又は実質的に着色されていないフィルムの
外観を損ない、フィルムが濁ったように見える可能性が
ある。更に、微細泡に起因する白みがかった性質は、乳
化重合付加ポリマーを含む組成物から形成される微細泡
を含まない乾燥フィルムと比べて、色度測定における高
い白色度値及び減少した画像明瞭度(DOI)をもたら
すことがある。
【0004】(先行技術の説明)米国特許第4,74
9,616号においては、実質的に非着色の組成物とし
てスプレー塗布することが出来るインターポリマーを含
み、インターポリマー成分の平均粒径が約0.03〜約
0.5ミクロンである熱シール性被覆組成物が開示され
ている。
【0005】米国特許第5,021,469号において
は、エマルジョンポリマー粒子が200ナノメートル未
満の平均径を有する多相エマルジョンポリマー及び、ス
プレーによって塗布することができる、それから形成さ
れる光沢塗料が開示されている。
【0006】米国特許第5,185,396号において
は、ポリマーエマルジョンの粒子が約250ナノメート
ル未満である、水ベースのワニス用のバインダーとして
用いることのできるポリマーエマルジョンが開示されて
いる。
【0007】ドイツ国特許出願DE1619263号に
おいては、合成布帛裏打材を有するニードルドカーペッ
トを被覆するためのラテックスが開示されている。0.
16〜0.3ミクロンの重量平均粒子径(weighted ave
rage particle diameter)を有するスチレン/ブタジエ
ンラテックスポリマーは、乾燥中に被覆中に泡が形成さ
れるのを妨げる。
【0008】上記文献のいずれにおいても、スプレー塗
布された明澄な水性熱硬化組成物中の微細泡の量を減少
させる方法は開示していない。
【0009】(発明の概要)明澄なスプレー塗布された
水性熱硬化組成物中の微細泡の量を減少させる方法は、
まず第1に、約120ナノメートルを超える平均粒径を
有する、少なくとも二つの第1の反応性基を有する乳化
重合した付加ポリマー、及び、第1の反応性基と反応性
の少なくとも二つの第2の反応性基を有する反応性変性
剤を含む組成物を形成し;次に、スプレー法を用いて明
澄な組成物を基材に塗布し;次に明澄な組成物を硬化さ
せる;ことによって提供される。
【0010】(発明の詳細な説明)本発明の第1の態様
によれば、まず第1に、約120ナノメートルを超える
平均粒径を有する、少なくとも二つの第1の反応性基を
有する乳化重合した付加ポリマー、及び、第1の反応性
基と反応性の少なくとも二つの第2の反応性基を有する
反応性変性剤を含む組成物を形成し;次に、スプレー法
を用いて明澄な組成物を基材に塗布し;次に明澄な組成
物を硬化させる;明澄なスプレー塗布された水性熱硬化
組成物中の微細泡の量を減少させる方法が提供される。
【0011】本発明の第2の態様によれば、まず第1
に、約120ナノメートルを超える平均粒径及び約1
0,000〜約150,000のGPC重量平均分子量
を有する、少なくとも二つの第1の反応性基を有する乳
化重合した付加ポリマー、及び、第1の反応性基と反応
性の少なくとも二つの第2の反応性基を有する反応性変
性剤を含む組成物を形成し;次に、スプレー法を用いて
明澄な組成物を基材に塗布し;次に明澄な組成物を硬化
させる;明澄なスプレー塗布された水性熱硬化組成物中
の微細泡の量を減少させる方法が提供される。
【0012】本発明の第3の態様によれば、まず第1
に、約120ナノメートルを超える平均粒径及び約1
0,000〜約150,000のGPC重量平均分子量
を有し、少なくとも二つの第1の反応性基を有する、内
部相及び外部相を有する多段乳化重合付加ポリマー粒
子、及び、第1の反応性基と反応性の少なくとも二つの
第2の反応性基を有する反応性変性剤を含む組成物を形
成し;次に、スプレー法を用いて明澄な組成物を基材に
塗布し;次に明澄な組成物を硬化させる;明澄なスプレ
ー塗布された水性熱硬化組成物中の微細泡の量を減少さ
せる方法が提供される。
【0013】本発明の第4の態様によれば、減少された
量の微細泡を有する硬化した明澄なスプレー塗布された
水性熱硬化性組成物を有する基材が提供される。
【0014】ここで用いる「水性熱硬化性組成物」と
は、少なくとも二つの第1の反応性基を有する乳化重合
された水不溶性付加ポリマー、及び少なくとも二つの第
2の反応性基を有する反応性変性剤を含む組成物として
定義される。第1の反応性基は、硬化条件下において第
2の反応性基と反応性であって、硬化された熱硬化性組
成物又は架橋もしくは硬化されたポリマー組成物を与え
る。水性熱硬化性組成物は、水、又は、水と、第1及び
第2の反応性基のいずれかとも実質的に反応しない少な
くとも一つの水混和性溶媒、例えば幾つかの場合におい
ては、イソプロパノール、エチレングリコールブチルエ
ーテル及びプロピレングリコールプロピルエーテルとの
混合物を含んでいてもよい。
【0015】明澄な水性熱硬化性組成物中の乳化重合付
加ポリマーは、少なくとも一つのエチレン性不飽和モノ
マー、例えば、アクリルエステルモノマー、例えばメチ
ルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレ
ート、2−エチルヘキシルアクリレート、デシルアクリ
レート、メチルメタクリレート、ブチルメタクリレー
ト;スチレン又は置換スチレン類;ブタジエン;ビニル
アセテート又は他のビニルエステル;ビニルモノマー、
例えば塩化ビニル、塩化ビニリデン、N−ビニルピロリ
ドン;及びアクリロニトリル又はメタクリロニトリル
を、付加重合することによって調製することができる。
低レベルの共重合エチレン性不飽和酸モノマー、例え
ば、乳化重合ポリマーの重量を基準として0.1重量%
〜7重量%のアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、
イタコン酸、フマル酸、マレイン酸、モノメチルイタコ
ネート、モノメチルフマレート、モノブチルフマレー
ト、無水マレイン酸、2−アクリルアミド−2−メチル
−1−プロパンスルホン酸、ナトリウムビニルスルホネ
ート、及びホスホエチルメタクリレートを用いることが
できる。少なくとも二つの第1の反応性基、例えばヒド
ロキシル基及びアミノ基を、乳化重合付加ポリマー中
に、第1の反応性基−官能性モノマー又はその前駆体の
形態で含ませることができ、共重合エチレン性不飽和酸
モノマーを、単独の第1の反応性基として機能させるこ
ともできる。
【0016】本発明において用いられる乳化重合ポリマ
ーは、基材に塗布する際には、実質的に熱可塑性又は実
質的に未架橋のポリマーであるが、意図的に又は偶然に
低レベルの架橋が存在していてもよい。低レベルの予備
架橋又はゲル含有率が所望の場合には、低レベルの多エ
チレン性不飽和モノマー、例えば、乳化重合ポリマーの
重量を基準として0.1〜5重量%のアリルメタクリレ
ート、ジアリルフタレート、1,4−ブチレングリコー
ルジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアク
リレート、ジビニルベンゼンなどを用いることができ
る。しかしながら、フィルム形成の品質が大きく損なわ
れないことが重要である。乳化重合付加ポリマーのガラ
ス転移温度は、示差走査熱量計(DSC)によって測定
して約5℃〜約85℃である。エマルジョンポリマーの
試料は、乾燥され、120℃に予備加熱され、速やかに
−100℃に冷却され、次に20℃/分の速度で150
℃に加熱され、この間にデータが採取された。Tgは、
半高法により中点として測定された。
【0017】かかる乳化重合付加ポリマーを調製するの
に用いる重合法は当該技術において周知である。通常の
界面活性剤、例えばアニオン及び/又は非イオン乳化
剤、例えばアルカリ又はアンモニウムアルキルスルフェ
ート、アルキルスルホン酸、脂肪酸及びオキシエチル化
アルキルフェノールを用いることができる。用いる界面
活性剤の量は、通常、全モノマーの重量を基準として
0.1重量%〜6重量%である。熱開始法又はレドック
ス開始法のいずれかを用いることができる。通常のフリ
ーラジカル開始剤、例えば過酸化水素、t−ブチルヒド
ロペルオキシド、アンモニウム及び/又はアルカリペル
スルフェートを、典型的には全モノマーの重量を基準と
して0.05重量%〜3.0重量%のレベルで用いるこ
とができる。同一の開始剤を、好適な還元剤、例えばイ
ソアスコルビン酸及び重亜硫酸ナトリウムと組み合わせ
て、同等のレベルで用いることができる。
【0018】連鎖移動剤、例えばメルカプタンを、約1
0,000〜約150,000のGPC重量平均分子量
を与えるのに有効な量で用いることができる。ここで用
いられる「GPC重量平均分子量」とは、ポリマーのD
MF溶液で測定した高容量ゲル透過クロマトグラフィー
(GPC)によって決定された重量平均分子量として定
義される。詳細な測定手順は実施例において示される。
【0019】乳化重合ポリマー粒子の平均粒径は約12
0ナノメートルを超えるものである。約120ナノメー
トル〜約500ナノメートルの平均粒径が好ましい。約
120ナノメートル未満の粒径では、より多量の微細泡
を有するスプレー塗布された明澄なフィルムが生ずる。
【0020】本発明の他の態様においては、乳化重合付
加ポリマーは、組成が異なる少なくとも二つの段が逐次
法により形成される多段乳化付加重合法によって調製さ
れる。通常、かかる方法によって、少なくとも二つの相
互に非相溶性のポリマー組成物が形成され、それによっ
て少なくとも二つの相が形成される。二つのポリマー組
成物の相互非相溶性及びその結果としてのポリマー粒子
多相構造は、当該技術において公知の種々の方法で測定
することができる。例えば、着色法を用いた走査電子顕
微鏡を使用して相の外観の間の差異を強調することは、
かかる方法の一つである。
【0021】多段乳化付加重合法によって形成されるポ
リマー粒子は、種々の形態、例えばコア/シェル又はコ
ア/鞘粒子、コアを不完全に被包しているシェル相を有
するコア/シェル粒子、複数のコアを有するコア/シェ
ル粒子、相互侵入網目粒子などの形態の2以上の相から
なる。これらの場合の全てにおいて、粒子の表面積の大
部分は少なくとも一つの外部相によって占められ、粒子
の内部は少なくとも一つの内部相によって占められる。
【0022】粒子の全重量を基準として約20重量%〜
約80重量%の外部相を有する2段乳化重合付加ポリマ
ー粒子が好ましい。DSCによって測定して、内部相の
Tgよりも少なくとも約30℃低いガラス転移温度(T
g)を有する外部相を有する2段乳化重合付加ポリマー
粒子が好ましい。外部相中に少なくとも二つの第1の反
応性基を有する多段乳化重合付加ポリマーが好ましい。
約120ナノメートル〜約500ナノメートルの粒径を
有する多段乳化重合付加ポリマー粒子が好ましい。約1
20ナノメートル〜約200ナノメートルの粒径を有す
る多段乳化重合付加ポリマー粒子がより好ましい。約1
50,000未満のGPC重量平均分子量を有する多段
乳化重合付加ポリマーが好ましい。約100,000未
満のGPC重量平均分子量を有する多段乳化重合付加ポ
リマー粒子がより好ましい。
【0023】多段乳化重合ポリマーのそれぞれの段は、
乳化重合付加ポリマーに関して上記に記載したものと同
一のモノマー、連鎖移動剤などを含んでいてよい。かか
る分散液を調製するのに用いられる乳化重合方法は当該
技術において周知であり、例えば、参照としてここに含
める米国特許第4,325,856号、4,654,3
97号、4,814,373号において開示されてい
る。
【0024】乳化重合付加ポリマーに加えて、明澄な水
性熱硬化性組成物は、少なくとも二つの第2の反応性基
を有する反応性変性剤を含む。少なくとも二つの第2の
反応性基を有する反応性変性剤は、約200〜10,0
00,000のGPC重量平均分子量を有し、溶液とし
て又は水性組成物中に分散させて存在させることができ
る。
【0025】第1の反応性基と第2の反応性基は、硬化
条件下で反応して共有結合を形成する。第1及び第2の
反応性基の相補対としては、例えば、ヒドロキシル/イ
ソシアネート;アミン/イソシアネート;アセトアセテ
ート/イソシアネート;カルボン酸/カルボジイミド;
アルデヒド/ヒドラジド;酸/アジリジン;酸/エポキ
シ;アミン/エポキシ;アミン/アルデヒド;ヒドロキ
シル/メラミン;及び酸/無水物が挙げられる。それぞ
れの対における第1の反応性基又は第2の反応性基は、
乳化重合付加ポリマー中又は反応性変性剤中に存在させ
ることができる。第2の反応性基がイソシアネート基で
ある場合には、第1の反応性基が、ヒドロキシル基、ア
ミノ基及びアセトアセテート基からなる群から選択され
ることが好ましい。また、第2の反応性基がカルボジイ
ミド又はアジリジン基である場合には、第1の反応性基
がカルボン酸であることが好ましい。
【0026】明澄な水性熱硬化性組成物の固形分含量は
約20重量%〜約70重量%であることができる。水性
ポリマー組成物の粘度はBrookfield粘度計
(スピンドル#3を12rpmにおいて使用したモデル
LVT)を用いて測定して約50センチポアズ〜約1
0,000センチポアズであることができる。スプレー
法により適当な粘度は大きく変化する。
【0027】明澄な水性熱硬化性組成物は、通常は約
0.1ミル〜約5ミルの乾燥フィルム厚である乾燥被覆
において実質的に不透明性を引き起こす成分を含まな
い。乾燥した被覆は、単層被覆、又は塗布間に乾燥を行
うか又は行わない多層被覆として塗布することができ
る。水性熱硬化性組成物は、乳化重合付加ポリマー及び
反応性変性剤に加えて、通常の成分、例えば乳化剤、実
質的に透明な顔料及び充填剤、分散剤、造膜助剤、艶消
剤、硬化剤、増粘剤、保湿剤、湿潤剤、殺生物剤、可塑
剤、消泡剤、着色剤、ワックス及び酸化防止剤を含んで
いてもよい。
【0028】明澄なスプレー塗布された水性熱硬化組成
物は、例えば、金属、木材及びプラスチックのような基
材に、スプレー法を用いて塗布される。好ましい基材
は、木材及び自動車基材である。組成物は、木材、例え
ば木材、充填木材(sealed wood)、UV硬化フィラー
で処理されたパーティクルボード、塗装された木材及び
あらかじめ被覆された木材;あるいは金属、例えば金
属、処理金属、電着プライマーで被覆された金属及びあ
らかじめ被覆された金属;あるいはプラスチック、例え
ばプラスチック、プラスチックアロイ及び強化プラスチ
ック(例えばRIM基材)に塗布することができる。ス
プレー法は、例えば、空気補助スプレー、エアレススプ
レー、ベル又はディスクスプレー、高容量/低圧スプレ
ー、及び空気補助静電スプレーを使用できる。かかるス
プレー法において、水性ポリマー組成物は、微粒化され
るか又は小さな液滴に形成され、これが基材に運ばれ、
そこで液滴が実質的に連続したフィルムに形成される。
かかるスプレー塗布法においては、水性ポリマー組成物
の微粒化された液滴は、例えば空気のようなガスに接触
して、及び/又は、これと混合された状態で形成され
る。公知の方法においては、例えば空気スプレー法にお
けるように、被覆を微粒化するのに加圧ガスを必要とす
る場合があった。例えば空気補助エアレス噴霧法におい
ては、ガスは基材に向けて流れ、微粒化組成物の少なく
とも一部を運ぶことができる。また、静電補助を行うか
又は行わないに拘らず、エアレススプレー、ディスク塗
布及びベル塗布においては、ガスの存在下で機械的作用
によって微粒化された微粒化組成物が、基材に向かって
移動する際の媒体としてガスを用いることができる。ガ
スの吸蔵、即ち「微細泡」が、基材に塗布した後の水性
ポリマー組成物において見られるが、かかる微細泡は望
ましくない。微細泡は、明澄又は実質的に未着色の被覆
又はフィルムにおいて濁りや不透明性を引き起こす可能
性がある。
【0029】明澄な熱硬化性組成物は、硬化又は第1の
反応性基と第2の反応性基との間の反応を容易にする触
媒の存在下、又は非存在下で、雰囲気温度又は昇温下で
硬化させることができる。約20℃〜約250℃の硬化
温度が好ましい。ここで用いる「微細泡」とは、典型的
には、半径が10〜20マイクロメートルである、乾燥
フィルム中の実質的に球形のガスで満たされた吸蔵構造
として定義される。吸蔵微細泡は、塗布された組成物中
において実質的に不動化される前に水性ポリマー組成物
から脱出するのに十分な浮力が不足している。ここで用
いる「微細泡の量」は、倍率70倍で光学顕微鏡を用い
て、塗布された水性組成物の選択された面積中の泡の数
を計数することによって測定される。微細泡の絶対量
は、スプレー装置、スプレー条件、及び雰囲気条件、例
えば温度、湿度及び空気流によって影響を受ける。本発
明の微細泡を減少させる方法は、同一の条件下で調製し
た、比較試料において観察される微細泡の量に対して、
明澄なスプレー塗布された組成物において観察される微
細泡の量を減少させることに関する。
【0030】以下の実施例は、スプレー塗布された水性
熱硬化組成物中の微細泡の量を減少させる方法を例示す
るためのものである。これらは、本発明を制限するもの
ではなく、本発明の他の応用は当業者には明らかであろ
う。
【0031】(実験法) (GPC重量平均分子量の測定)GPC重量平均分子量
のための試料は、蒸留した試薬グレードのジメチルホル
ムアミド(DMF)中に可溶性ポリマー25mgを2.
5mg/mlの濃度で溶解して24時間振とうすること
によって調製した。試料容量0.1mlのポリマー系の
試料を、Polymer Laboratoriesに
よって製造された長さ60cmのタイプA(20ミクロ
ン)ゲルカラム上に注入した。1.0ml/分(ノミナ
ル)の流速を用いた。サンプリングレイトは2.5ポイ
ント/分であった。データの取得は、Hewlett−
Packard HP−3852コンピューターによっ
て行った。それぞれのサンプリングの前に、ポリスチレ
ンを用いて分子量較正を行い、データ分析はHewle
tt−Packard HP−1000コンピューター
上で作動するRTE−Aによって行った。
【0032】 装置 Waters 150C GPC データシステム Waters製Maxima820CPCソフトウェア カラム (2カラム)−30cm、7.5mmID、 PLgel混合床10ミクロンカラム (1カラム)−30cm、7.8mmID、Waters 10E3 Ultrastyragelカラム 可動相 DMF/LiBr;DMF1500ml中2.6gLiBr 流速 1.0ml/分(ノミナル) 温度 60℃ 較正試料 ポリスチレン (2,880,000g/モル〜1350g/モル) 注入量 100マイクロリットル 濃度 1mlあたり約2.5mgポリマー固形分
【0033】11試料の全てのシリーズの前後において
標準をチェックした。分子量は、数平均分子量:Mn及
び重量平均分子量:Mwの両方について、ポリスチレン
試料の較正に基づいて報告する。試料を、5.0ミクロ
ン、OD=25の膜フィルター、Millex LSを
通して濾過した。
【0034】(粒径測定)粒子の粒径を、光散乱法を用
いるBrookhaven BI−90粒径測定器を用
いて測定した。粒径を測定するために、水性分散液とし
て0.1〜0.2gの試料を、蒸留水で全量40ccに
希釈した。2ccの部分をアクリルセル中に入れた後、
キャップした。粒径は1000サイクル測定した。測定
を3回繰り返し、三つの値の平均をナノメートルで報告
した。
【0035】(色測定:L*)平滑な光沢のある黒色の
ガラス上に噴霧したフィルムの色を、COLORGAR
D(R)システム/05比色計、556シリーズ(CO
LORGARDはPacific Scientifi
c,Inc.の商標である)を用い、色測定のCIEL
AB*システムを用いて測定した。微細泡は、明澄なフ
ィルムに白色がかった性質をもたらし、これはCIEL
AB(1976)色標準における「L*」値、あるいは
Hunter Lab座標システムにおける「L」値に
よって定量化することができる。被覆を、例えばガラス
又は被覆黒色紙のような黒色基材上に噴霧した場合、約
5未満のL*値は、殆ど認められる曇りがないフィルム
に対応し、約10を超えるL*値は、極めて曇った外観
のフィルムに対応する。
【0036】(実施例1)少なくとも二つのヒドロキシ
ル又はアセトアセテートの第1反応性基を有する、種々
の分子量及び粒径の乳化重合付加ポリマー、及び少なく
とも二つのイソシアネートの第2反応性基を有する反応
性変性剤を含む明澄な水性熱硬化性組成物の調製 試料1〜2及び対照試料A〜Cの調製 85℃に加熱した、脱イオン水(DI水)1383.0
g、及びナトリウムドデシルベンゼンスルホネートの水
溶液(活性成分23%)48.2gをいれた5リットル
の反応器に、攪拌下、モノマーエマルジョン(ME)4
3.4gを加え、次に、DI水15gで反応器中にすす
ぎ入れた。次に、DI水15.0g中の過硫酸アンモニ
ウム2.08gの溶液、及びDI水45g中の炭酸ナト
リウム2.08gの溶液を加えた。最初の添加の10分
後、温度は85℃で、MEの残りと、DI水150.0
g中の過硫酸アンモニウム2.08gの溶液の一定速度
での添加を開始した。ME及び触媒を加える間、180
分にわたって温度を85℃に保持した。29%のアンモ
ニア水溶液を用いて最終反応混合物を7.5のpHに中
和した。
【0037】試料1〜2に関しては、反応器中の仕込み
としてナトリウムドデシルベンゼンスルホネート12.
6gを用いた他は同一の手順で調整した。
【0038】 モノマーエマルジョン 試料1 DI水 425.60 ナトリウムドデシルベンゼンスルホネート 12.56 ブチルアクリレート 708.08 メチルメタクリレート 511.32 アセトアセトキシエチルメタクリレート 138.60 メタクリル酸 27.71 1−ドデカンチオール:98% 13.85
【0039】 モノマーエマルジョン 試料2 DI水 425.60 ナトリウムドデシルベンゼンスルホネート 12.56 ブチルアクリレート 708.08 メチルメタクリレート 511.32 ヒドロキシエチルメタクリレート 138.60 メタクリル酸 27.71 1−ドデカンチオール:98% 13.85
【0040】 モノマーエマルジョン 対照試料A DI水 425.60 ナトリウムドデシルベンゼンスルホネート 87.36 (活性成分23%) ブチルアクリレート 806.48 メチルメタクリレート 551.51 メタクリル酸 27.71
【0041】 モノマーエマルジョン 対照試料B DI水 425.60 ナトリウムドデシルベンゼンスルホネート 87.36 (活性成分23%) ブチルアクリレート 708.08 メチルメタクリレート 511.32 アセトアセトキシエチルメタクリレート 138.60 メタクリル酸 27.71
【0042】 モノマーエマルジョン 対照試料C DI水 425.60 ナトリウムドデシルベンゼンスルホネート 87.36 (活性成分23%) ブチルアクリレート 708.08 メチルメタクリレート 511.32 ヒドロキシエチルメタクリレート 138.60 メタクリル酸 27.71
【0043】以下の工程を用いて試料1〜2及び対照試
料A〜Cから水性熱硬化性組成物を形成した。乳化重合
付加ポリマー100gに、ジプロピレングリコールメチ
ルエーテル1.0g、BAYHYDROL(R)XP−
7043−PMN、7.6g(BAYHYDROLはM
iles Co.の商標であり、BAYHYDROL
(R)XP−7043−PMNは、少なくとも二つのイ
ソシアネート基を有する水分散可能なポリイソシアネー
トである)及びACRYSOL(R)RM−825(A
CRYSOLはローム アンド ハース カンパニーの
商標であり、ACRYSOL(R)RM−825は流動
性改質剤である)の固形分1%の水溶液4.5gを加え
た。次に、水又はACRYSOL(R)RM−825の
固形分1%の水溶液を加えることによって、水性熱硬化
性組成物の粘度を#2Zahnで23〜26秒に調整し
た。
【0044】(実施例2) 明澄なスプレー塗布された水性熱硬化組成物の評価 試料1〜2及び対照試料A〜Cを、それぞれ、黒色のガ
ラスパネル上にスプレー塗布した。EXチップ及び#3
0のエアキャップを有する公知のサクションフィードス
プレーガン(DeVilbiss MBC)を用いた。
ガス圧は45psiであった。それぞれのパネルに、組
成物の一つの1層をスプレーした。同一の温度及び湿度
条件(102F/20%RH)下でパネルにスプレーし
て、これらの条件において乾燥させた。乾燥したパネル
を、微細泡密度(泡数/mm2として報告)及び色(L
*)に関して評価した。結果を以下の表2.1に示す。
表2.1には、また、水性熱硬化性組成物中に含まれる
エマルジョンポリマーのそれぞれに関する粒径、数平均
分子量Mn及び重量平均分子量Mwも示す。
【0045】 表2.1:硬化イソシアネート含有組成物の評価 ポリマー 103 Mn 103 Mw 粒径(nm) 泡数 L* 試料1 34 93 200 88 1.61 試料2 40 68 200 16 0.41 対照A 68 214 81 432 4.83 対照B 48 48 80 264 9.08 対照C 110 276 80 96 4.55
【0046】泡数計数及び色(L*)測定のいずれによ
って測定しても、本発明の試料1〜2は、対照試料A〜
Cよりも低い微細泡のレベルを示す。
【0047】(実施例3)少なくとも二つのヒドロキシ
ル又はアセトアセテートの第1反応性基を有する、種々
の分子量及び粒径の乳化重合多段付加ポリマー、及び少
なくとも二つのイソシアネートの第2反応性基を有する
反応性変性剤を含む明澄な水性熱硬化性組成物の調製及
び評価 試料3〜4及び対照試料D〜Eの調製 85℃に加熱した、脱イオン水(DI水)1383.0
g及びナトリウムドデシルベンゼンスルホネートの水溶
液(活性成分23%)3.0gをいれた5リットル反応
器に、攪拌下、モノマーエマルジョン#1(ME#1)
43.4gを加え、次に、DI水15gで反応器中にそ
そぎ入れた。DI水15.0g中の過硫酸アンモニウム
2.08gの溶液及びDI水45g中の炭酸ナトリウム
2.08gの溶液を加えた。最初の添加の10分後、温
度は85℃で、ME#1の残りと、DI水75.0g中
の過硫酸アンモニウム1.04gの溶液の一定速度での
添加を開始した。ME#1及び共供給触媒#1を加える
間、90分にわたって温度を85℃に保持した。30分
後、温度は85℃で、モノマーエマルジョン#2(ME
#2)及び触媒#2の添加を開始した。ME#2及び触
媒#2を加える90分の間、温度を85℃に保持した。
29%のアンモニア水溶液を用いて最終反応混合物を
7.5のpHに中和した。
【0048】反応器中の仕込みとしてナトリウムドデシ
ルベンゼンスルホネート(活性成分23%)48.2g
を用いた他は同一の方法で対照試料D〜Eを調製した。
【0049】 モノマーエマルジョン#1 試料3 DI水 212.84 ナトリウムドデシルベンゼンスルホネート 6.28 (活性成分23%) メチルメタクリレート 557.02 ブチルアクリレート 73.43 スチレン 55.42 メタクリル酸 6.93
【0050】 モノマーエマルジョン#2 試料3 DI水 212.84 ナトリウムドデシルベンゼンスルホネート 6.29 (活性成分23%) ブチルアクリレート 372.70 メチルメタクリレート 146.90 アセトアセトキシエチルメタクリレート 138.6 メタクリル酸 34.63 1−ドデカンチオール:98% 6.92
【0051】 モノマーエマルジョン#1 試料4 DI水 212.80 ナトリウムドデシルベンゼンスルホネート 6.28 (活性成分23%) メチルメタクリレート 557.02 ブチルアクリレート 73.43 スチレン 55.42 メタクリル酸 6.93
【0052】 モノマーエマルジョン#2 試料4 DI水 212.80 ナトリウムドデシルベンゼンスルホネート 6.28 (活性成分23%) ブチルアクリレート 372.70 メチルメタクリレート 146.90 ヒドロキシルエチルメタクリレート 138.60 メタクリル酸 34.64 1−ドデカンチオール:98% 6.92
【0053】 対照試料D モノマーエマルジョン#1 DI水 212.84 ナトリウムドデシルベンゼンスルホネート 43.68 (活性成分23%) メチルメタクリレート 557.02 ブチルアクリレート 73.43 スチレン 55.42 メタクリル酸 6.93
【0054】 対照試料D モノマーエマルジョン#2 DI水 212.84 ナトリウムドデシルベンゼンスルホネート 43.68 (活性成分23%) ブチルアクリレート 372.70 メチルメタクリレート 146.90 アセチルアセトキシエチルメタクリレート 138.60 メタクリル酸 34.60
【0055】 対照試料E モノマーエマルジョン#1 DI水 212.84 ナトリウムドデシルベンゼンスルホネート 43.68 (活性成分23%) メチルメタクリレート 557.02 ブチルアクリレート 73.43 スチレン 55.42 メタクリル酸 6.93
【0056】 対照試料E モノマーエマルジョン#2 DI水 212.84 ナトリウムドデシルベンゼンスルホネート 43.68 (活性成分23%) ブチルアクリレート 372.70 メチルメタクリレート 146.90 ヒドロキシルエチルメタクリレート 138.60 メタクリル酸 34.60
【0057】以下の工程により試料3〜4及び対照試料
D〜Eから水性熱硬化性組成物を形成させた。乳化重合
付加ポリマー173.6g(それぞれの場合において6
5gのポリマー固形分を与えるように選択された重量)
に、エチレングリコールブチルエーテル3.9g、BA
YHYDUR(TM)XP−7063、13g(BAY
HYDURはMiles Co.の商標であり、BAY
HYDUR(TM)XP−7063は、少なくとも二つ
のイソシアネート基を有する水分散性ポリイソシアネー
トである)、水10g、及びACRYSOL(R)RM
−825(ACRYSOL(R)はローム アンド ハ
ース カンパニーの商標であり、ACRYSOL(R)
RM−825は流動性改質剤である)の固形分1%の水
溶液10.6gを加えた。次に、水又はACRYSOL
(R)RM−825の固形分1%の水溶液を加えること
によって、水性熱硬化性組成物の粘度を#2Zahnで
23〜26秒に調整した。99F及び相対湿度20%の
条件下で、実施例2と同様にして水性熱硬化性組成物を
スプレー塗布した。
【0058】 表3.1:硬化イソシアネート含有組成物の評価 ポリマー 103 Mn 103 Mw 粒径(nm) 泡数 L* 試料3 54 199 202 132 7.36 試料4 59 157 201 96 5.72 対照D 69 183 71 236 11.14 対照E 110 243 76 296 12.66
【0059】泡数計数及び色(L*)測定のいずれによ
って測定しても、本発明の試料3〜4は、対照試料D〜
Eよりも低い微細泡のレベルを示す。
【0060】(実施例4)少なくとも二つのカルボキシ
ル基の第1反応性基を有する、種々の粒径の乳化重合付
加ポリマー、及び少なくとも二つのカルボジイミドの第
2反応性基を有する反応性変性剤を含む明澄な水性熱硬
化性組成物の調製及び評価 試料5〜7及び対照試料F〜Gの調製 85℃に加熱した、脱イオン水(DI水)1444.2
8g及びナトリウムドデシルベンゼンスルホネートの水
溶液(活性成分23%)124.87gをいれた5リッ
トルの反応器に、攪拌下、モノマーエマルジョン51.
28gを加え、次に、DI水35gで反応器中にそそぎ
入れた。次に、DI水40.0g中の過硫酸アンモニウ
ム3.63gの溶液及びDI水70g中の炭酸ナトリウ
ム5.46gの溶液を加えた。最初の添加の10分後、
温度は85℃で、MEの残りと、DI水111.0g中
の過硫酸アンモニウム0.91gの溶液の一定速度での
添加を開始した。ME及び触媒を加える間、180分に
わたって温度を85℃に保持した。29%のアンモニア
水溶液を用いて最終反応混合物を7.6のpHに中和し
た。
【0061】試料5に関しては、反応器中の仕込みとし
てDI水1514.0g及びナトリウムドデシルベンゼ
ンスルホネートの水溶液(活性成分23%)3.96g
を用いた他は上記に記載の手順で調整した。
【0062】 試料5に関するモノマーエマルジョン DI水 535.23 アニオン性界面活性剤(活性成分23%) 96.04 ブチルメタクリレート 924.65 メチルメタクリレート 493.15 ブチルアクリレート 331.79 メタクリル酸 63.46
【0063】試料6に関しては、反応器中の仕込みとし
てDI水1514.0g及びナトリウムドデシルベンゼ
ンスルホネートの水溶液(活性成分23%)7.87g
を用いた他は上記に記載の手順で調整した。
【0064】 試料6に関するモノマーエマルジョン DI水 535.23 アニオン性界面活性剤(活性成分23%) 92.13 ブチルメタクリレート 924.65 メチルメタクリレート 493.15 ブチルアクリレート 331.79 メタクリル酸 63.46 1−ドデカンチオール:98%* 18.13 *予備形成物を回収した後にCTAを加えた
【0065】試料7に関しては、反応器中の仕込みとし
てDI水1514.0g及びナトリウムドデシルベンゼ
ンスルホネートの水溶液(活性成分23%)11.17
gを用いた他は上記に記載の手順で調整した。
【0066】 試料7に関するモノマーエマルジョン DI水 535.23 アニオン性界面活性剤(活性成分23%) 88.17 ブチルメタクリレート 924.65 メチルメタクリレート 493.15 ブチルアクリレート 331.79 メタクリル酸 63.46 1−ドデカンチオール:98% 1.81
【0067】 対照試料Fに関するモノマーエマルジョン DI水 604.93 アニオン性界面活性剤(活性成分23%) 14.52 ブチルメタクリレート 924.65 メチルメタクリレート 493.15 ブチルアクリレート 331.79 メタクリル酸 63.46
【0068】 対照試料Gに関するモノマーエマルジョン DI水 604.93 アニオン性界面活性剤(活性成分23%) 14.52 ブチルメタクリレート 924.65 メチルメタクリレート 493.14 ブチルアクリレート 331.79 メタクリル酸 63.46 1−ドデカンチオール:98% 18.13
【0069】以下の工程により試料5〜7及び対照試料
F〜Gを明澄な被覆組成物中に加えた。ラテックスポリ
マー85.3gに、記載した順番で、攪拌しながら、水
/エチレングリコールブチルエーテル/ジエチレングリ
コールブチルエーテルの4/3/1予備混合物7g、B
YK(R)346湿潤剤(BYK(R)はByk Ma
llinkrodt Co.の商標である)0.2g、
TEGOGLIDE(R)410スリップ補助剤(エチ
レングリコールブチルエーテル中50%)(TEGOG
LIDE(R)はTegochemie Servic
e USAの商標である)0.002g、MICHEM
LUBE(R)39235擦傷補助剤(MICHEML
UBE(R)はMichelman Chemical
Co.の商標である)2g、芳香族カルボジイミド
6.2g、及びACRYSOL(R)RM−825(A
CRYSOLはローム アンド ハース カンパニーの
商標である)ウレタン流動性改質剤3gを加えた。それ
ぞれの被覆組成物を、#2Zahnカップで23〜26
秒に調整した。103F及び相対湿度16%の条件下
で、実施例2と同様にして被覆組成物をスプレーした。
結果を表4.1に示す。
【0070】 表4.1:硬化芳香族カルボジイミド含有組成物の評価 ポリマー 103 Mn 103 Mw 粒径(nm) 泡数 L* 試料5 82 426 200 4 1.93 試料6 26 41 159 12 0.64 試料7 67 173 138 60 1.29 対照F 74 318 74 112 4.14 対照G 28 47 77 116 3.13
【0071】泡数計数及び色(L*)測定のいずれによ
って測定しても、本発明の試料5〜7は、対照試料F〜
Gよりも低い微細泡のレベルを示す。
【0072】(実施例5) 少なくとも二つのカルボキシル基の第1反応性基を有す
る、種々の分子量の乳化重合多段付加ポリマー、及び少
なくとも二つのカルボジイミドの第2反応性基を有する
反応性変性剤を含む明澄な水性熱硬化性組成物の調製 試料8〜14及び対照試料H〜Jの調製 窒素下で、85℃に加熱した、脱イオン水(DI水)1
085.0g及びアニオン性界面活性剤の水溶液(アル
キルフェノキシポリ(エチレンオキシ)エタノールのス
ルフェートエステルのアンモニウム塩:活性成分58
%)42.48gを入れた5リットルの反応器に、攪拌
下、DI水75g中の炭酸ナトリウム3.0gの溶液及
びDI水20.0g中の過硫酸アンモニウム4.0gの
溶液を加えた。最初の添加の8分後、温度は85℃で、
ME#1と、DI水62.0g中の過硫酸アンモニウム
1.24gの溶液の一定速度での添加を開始した。ME
#1及び共供給触媒を加える間、112分にわたって温
度を85℃に保持した。30分後、温度は85℃で、モ
ノマーエマルジョン#2(ME#2)及びDI水38.
0g中の過硫酸アンモニウム0.76gの溶液の添加を
開始した。ME#2及び触媒#2を加える68分の間、
温度を85℃に保持した。29%のアンモニア水溶液を
用いて最終反応混合物を7.5のpHに中和した。二つ
のポリマー段は相互に非相溶性である。
【0073】 対照試料H モノマーエマルジョン#1 DI水 297.90 アニオン性界面活性剤(活性成分58%) 6.59 ブチルアクリレート 640.67 メチルメタクリレート 275.94 メタクリル酸 38.19
【0074】 モノマーエマルジョン#2 対照試料H DI水 297.90 アニオン性界面活性剤(活性成分58%) 4.03 ブチルアクリレート 62.62 メチルメタクリレート 510.88 メタクリル酸 11.70
【0075】 対照試料I モノマーエマルジョン#1 DI水 272.90 アニオン性界面活性剤(活性成分58%) 6.59 ブチルアクリレート 640.67 メチルメタクリレート 275.94 メタクリル酸 38.19 1−ドデカンチオール 2.39
【0076】 モノマーエマルジョン#2 対照試料I DI水 272.90 アニオン性界面活性剤(活性成分58%) 4.03 ブチルアクリレート 62.62 メチルメタクリレート 510.88 メタクリル酸 11.70
【0077】 対照試料J モノマーエマルジョン#1 DI水 297.90 アニオン性界面活性剤(活性成分58%) 6.59 ブチルアクリレート 640.67 メチルメタクリレート 275.94 メタクリル酸 38.19 1−ドデカンチオール 9.55
【0078】 モノマーエマルジョン#2 対照試料J DI水 272.90 アニオン性界面活性剤(活性成分58%) 4.03 ブチルアクリレート 62.62 メチルメタクリレート 510.88 メタクリル酸 11.70
【0079】試料8に関しては、反応器中の仕込みとし
てアニオン性界面活性剤の水溶液(アルキルフェノキシ
ポリ(エチレンオキシ)エタノールのスルフェートエス
テルのアンモニウム塩:活性成分58%)1.33gを
用いた他は上記に記載の手順で調整した。
【0080】 試料8 モノマーエマルジョン#1 DI水 297.90 アニオン性界面活性剤(活性成分58%) 12.34 ブチルアクリレート 640.67 メチルメタクリレート 275.94 メタクリル酸 38.19 1−ドデカンチオール 19.10
【0081】 モノマーエマルジョン#2 試料8 DI水 297.90 アニオン性界面活性剤(活性成分58%) 7.57 ブチルアクリレート 62.62 メチルメタクリレート 510.88 メタクリル酸 11.70
【0082】試料9に関しては、反応器中の仕込みとし
てアニオン性界面活性剤の水溶液(アルキルフェノキシ
ポリ(エチレンオキシ)エタノールのスルフェートエス
テルのアンモニウム塩:活性成分58%)1.33gを
用いた他は上記に記載の手順で調整した。
【0083】 試料9 モノマーエマルジョン#1 DI水 297.90 アニオン性界面活性剤(活性成分58%) 12.34 ブチルアクリレート 640.67 メチルメタクリレート 275.94 メタクリル酸 38.19
【0084】 モノマーエマルジョン#2 試料9 DI水 297.90 アニオン性界面活性剤(活性成分58%) 7.57 ブチルアクリレート 62.62 メチルメタクリレート 510.88 メタクリル酸 11.70
【0085】試料10に関しては、反応器中の仕込みと
してアニオン性界面活性剤の水溶液(アルキルフェノキ
シポリ(エチレンオキシ)エタノールのスルフェートエ
ステルのアンモニウム塩:活性成分58%)1.33g
を用いた他は上記に記載の手順で調整した。
【0086】 試料10 モノマーエマルジョン#1 DI水 297.90 アニオン性界面活性剤(活性成分58%) 12.84 ブチルアクリレート 640.67 メチルメタクリレート 275.94 メタクリル酸 38.19
【0087】 モノマーエマルジョン#2 試料10 DI水 297.90 アニオン性界面活性剤(活性成分58%) 7.86 ブチルアクリレート 62.62 メチルメタクリレート 510.88 メタクリル酸 11.70
【0088】試料11に関しては、反応器中の仕込みと
してアニオン性界面活性剤の水溶液(アルキルフェノキ
シポリ(エチレンオキシ)エタノールのスルフェートエ
ステルのアンモニウム塩:活性成分58%)1.33g
を用いた他は上記に記載の手順で調整した。
【0089】 試料11 モノマーエマルジョン#1 DI水 297.90 アニオン性界面活性剤(活性成分58%) 12.34 ブチルアクリレート 640.67 メチルメタクリレート 275.94 メタクリル酸 38.19 1−ドデカンチオール 0.96
【0090】 モノマーエマルジョン#2 試料11 DI水 297.90 アニオン性界面活性剤(活性成分58%) 7.57 ブチルアクリレート 62.62 メチルメタクリレート 510.88 メタクリル酸 11.70
【0091】試料12に関しては、反応器中の仕込みと
してアニオン性界面活性剤の水溶液(アルキルフェノキ
シポリ(エチレンオキシ)エタノールのスルフェートエ
ステルのアンモニウム塩:活性成分58%)0.40g
を用いた他は上記に記載の手順で調整した。
【0092】 試料12 モノマーエマルジョン#1 DI水 297.90 アニオン性界面活性剤(活性成分58%) 12.34 ブチルアクリレート 640.67 メチルメタクリレート 275.94 メタクリル酸 38.19 1−ドデカンチオール** 0.96 **ME供給流中に15分添加
【0093】 モノマーエマルジョン#2 試料12 DI水 297.90 アニオン性界面活性剤(活性成分58%) 7.57 ブチルアクリレート 62.62 メチルメタクリレート 510.88 メタクリル酸 11.70
【0094】試料13に関しては、反応器中の仕込みと
してアニオン性界面活性剤の水溶液(アルキルフェノキ
シポリ(エチレンオキシ)エタノールのスルフェートエ
ステルのアンモニウム塩:活性成分58%)1.33g
を用いた他は上記に記載の手順で調整した。
【0095】 試料13 モノマーエマルジョン#1 DI水 297.90 アニオン性界面活性剤(活性成分58%) 6.59 ブチルアクリレート 640.67 メチルメタクリレート 275.94 メタクリル酸 38.19 1−ドデカンチオール** 9.55 **ME供給流中に15分添加
【0096】 モノマーエマルジョン#2 試料13 DI水 297.90 アニオン性界面活性剤(活性成分58%) 4.03 ブチルアクリレート 62.62 メチルメタクリレート 510.88 メタクリル酸 11.70
【0097】試料14に関しては、反応器中の仕込みと
してアニオン性界面活性剤の水溶液(アルキルフェノキ
シポリ(エチレンオキシ)エタノールのスルフェートエ
ステルのアンモニウム塩:活性成分58%)0.53g
を用いた他は上記に記載の手順で調整した。
【0098】 試料14 モノマーエマルジョン#1 DI水 297.90 アニオン性界面活性剤(活性成分58%) 12.34 ブチルアクリレート 640.67 メチルメタクリレート 275.94 メタクリル酸 38.19 1−ドデカンチオール 4.77
【0099】 モノマーエマルジョン#2 試料14 DI水 297.90 アニオン性界面活性剤(活性成分58%) 7.57 ブチルアクリレート 62.62 メチルメタクリレート 510.88 メタクリル酸 11.70
【0100】以下の工程により試料8〜14及び対照試
料F〜Gを明澄な水性熱硬化性組成物中に加えた。ラテ
ックスポリマー78.8gに、記載された順番で、攪拌
しながら、水/エチレングリコールブチルエーテル/ジ
エチレングリコールブチルエーテルの4/3/1予備混
合物7g、芳香族又は脂肪族カルボジイミド6.2g、
ACRYSOL(R)RM−825(ACRYSOLは
ローム アンド ハース カンパニーの商標である)ウ
レタン流動性改質剤(水中、固形分5重量%)2.8
g、及び水14gを加えた。少なくとも二つのカルボジ
イミド基を有する脂肪族カルボジイミドは、UCARL
INK(R)XL−29SE(UCARLINK(R)
はユニオン カーバイド社の商標である)であり、少な
くとも二つのカルボジイミド基を有する芳香族カルボジ
イミドは、トルエン−2,4−ジイソシアネートと、ポ
リ(エチレングリコール)モノメチルエーテルであるC
ARBOWAX(R)350(CARBOWAX(R)
はユニオン カーバイド社の商標である)との反応生成
物であった。それぞれの被覆組成物を、#2Zahnカ
ップで23〜26秒に調整した。与えられた条件下で、
実施例2の手順にしたがって被覆組成物をスプレーし
た。結果を表5.1〜5.3に示す。
【0101】 表5.1:芳香族カルボジイミド含有組成物の硬化物の評価 ポリマー 103 Mn 103 Mw 粒径(nm) 泡数 試料8 32 93 142 0 試料9 72 277 147 48 試料10 60 297 249 8 試料11 67 269 149 28 対照H 66 178 77 116 対照I 63 200 76 124 対照J 41 112 75 76
【0102】試料は、101F及び相対湿度22%でス
プレーした。
【0103】本発明の試料8〜11は、泡計数の測定に
よれば、対照試料H〜Jよりも低い微細泡レベルを示
す。
【0104】 表5.2:芳香族カルボジイミド含有組成物の硬化物の評価 ポリマー 103 Mn 103 Mw 粒径(nm) 泡数 L* 試料12 66 259 248 8 3.31 試料13 40 111 249 4 3.77 試料14 52 132 141 20 1.63 対照H 66 178 77 128 5.43 対照I 63 200 76 172 5.7 対照J 41 112 75 44 2.39
【0105】試料は、103F及び相対湿度16%でス
プレーした。
【0106】本発明の試料12〜14は、泡計数及び色
測定(L*)の測定によれば、対照試料H〜Jよりも低
い微細泡レベルを示す。
【0107】 表5.3:芳香族カルボジイミド含有組成物の硬化物の評価 ポリマー 103 Mn 103 Mw 粒径(nm) 泡数 試料11 67 269 149 28 対照H 66 178 77 160
【0108】試料は、103F及び相対湿度16%でス
プレーした。
【0109】本発明の試料11は、泡計数の測定によれ
ば、対照試料Hよりも低い微細泡レベルを示す。
【0110】(実施例6)少なくとも二つのカルボキシ
ル基の第1反応性基を有する、種々の粒径及び分子量の
乳化重合単一段及び多段付加ポリマー、及び少なくとも
二つのアジリジンの第2反応性基を有する反応性変性剤
を含む明澄な水性熱硬化性組成物の調製 以下の工程により試料5〜7及び12並びに対照試料F
〜Iを明澄な水性熱硬化性組成物中に加えた。ラテック
スポリマー85.3gに、記載された順番で、攪拌しな
がら、水/エチレングリコールブチルエーテル/ジエチ
レングリコールブチルエーテルの4/3/1予備混合物
7g、XAMA(R)−7ポリアジリジン(XAMA
(R)はEIT Inc.の商標であり、用いたXAM
A(R)−7はSancor Industries,
Inc.から購入した)2.0g、ACRYSOL
(R)RM−825(ACRYSOL(R)はローム
アンドハース カンパニーの商標である)ウレタン流動
性改質剤(水中、固形分1重量%)6.0g、及び水1
0.4gを加えた。それぞれの被覆組成物を、#2Za
hnカップで23〜26秒に調整した。99F及び相対
湿度20%において、実施例2の手順にしたがって被覆
組成物をスプレーした。
【0111】 表6.1:カルボキシル基の第1反応性基を有する単一段付加ポリマーを含むア ジリジン含有組成物の硬化物の評価 ポリマー 103 Mn 103 Mw 粒径(nm) 泡数 L* 試料5 82 426 200 392 9.07 試料6 26 41 159 292 7.08 試料7 67 173 138 292 11.6 対照F 74 318 74 292 11.6 対照G 28 47 77 444 17.6
【0112】本発明の試料5〜6は、泡計数及び色測定
(L*)のいずれによって測定しても、対照試料F〜G
よりも低い微細泡レベルを示す。
【0113】 表6.2:カルボキシル基の第1反応性基を有する2段階付加ポリマーを含むア ジリジン含有組成物の硬化物評価 ポリマー 103 Mn 103 Mw 粒径(nm) 泡数 L* 試料12 66 259 248 184 6.71 対照H 66 178 77 364 16.53 対照I 63 200 76 >500 20
【0114】本発明の試料12は、泡計数及び色測定
(L*)のいずれによって測定しても、対照試料H〜I
よりも低い微細泡レベルを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カレン・アン・パスチャク アメリカ合衆国ペンシルバニア州19403、 ノリスタウン、ブラックスウィフト・ロ ード 3005 (72)発明者 カート・アーサー・ウッド アメリカ合衆国ペンシルバニア州19001、 アビントン、キース・ロード 1871 (56)参考文献 特開 平2−233786(JP,A) 特公 平2−32947(JP,B2) 特公 平4−71592(JP,B2) 米国特許3386939(US,A) 米国特許3526540(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05D 1/02,1/34 B05D 7/24 301 C09D 5/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】明澄なスプレー塗布された水性熱硬化組成
    物中の微細胞の量を減少させる方法であって、約120
    ナノメートルを超える平均粒径を有する、少なくとも二
    つの第1の反応性基を有する乳化重合された付加ポリマ
    ー及び、該第1の反応性基と反応性の少なくとも二つの
    第2の反応性基を有する反応性変性剤を含み、該第1の
    反応性基と該第2の反応性基とが硬化条件下で共有結合
    を形成し、第1及び第2の反応性基の相補的な対が、ヒ
    ドロキシル/イソシアネート、アミン/イソシアネー
    ト、アセトアセテート/イソシアネート、カルボン酸/
    カルボジイミド、アルデヒド/ヒドラジド、酸/アジリ
    ジン、酸/エポキシ、アミン/エポキシ、アミン/アル
    デヒド、ヒドロキシル/メラミン、及び酸/無水物の対
    から選ばれる、明澄な熱硬化性水性組成物を形成する工
    程;スプレー法を用いて該熱硬化性組成物を基材に塗布
    する工程;並びに該熱硬化性組成物を硬化させる工程、
    を含む方法。
  2. 【請求項2】該乳化重合付加ポリマーが約10,000
    〜約150,000のGPC重量平均分子量を有する請
    求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】該乳化重合付加ポリマーが、内部相及び外
    部相を有する多段乳化重合付加ポリマー粒子を含む請求
    項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】該乳化重合付加ポリマーが、約120ナノ
    メートル〜約200ナノメートルの平均粒径を有する請
    求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】該第1の反応性基が、ヒドロキシル基、ア
    セトアセテート基及びアミノ基からなる群から選択さ
    れ、該第2の反応性基がイソシアネート基である請求項
    1に記載の方法。
  6. 【請求項6】該第1の反応性基がカルボキシル基であ
    り、該第2の反応性基がカルボジイミド基である請求項
    1に記載の方法。
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