JP3275826B2 - デカップリングコンデンサ - Google Patents

デカップリングコンデンサ

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JP3275826B2 JP07742698A JP7742698A JP3275826B2 JP 3275826 B2 JP3275826 B2 JP 3275826B2 JP 07742698 A JP07742698 A JP 07742698A JP 7742698 A JP7742698 A JP 7742698A JP 3275826 B2 JP3275826 B2 JP 3275826B2
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデカップリングコン
デンサ、特に、プリント基板の内部に格納するデカップ
リングコンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のデカップリングコンデンサについ
て図面を参照して詳細に説明する。
【0003】図2は第1の従来例を示す断面図である。
図2に示すデカップリングコンデンサは、基板本体21
と、基板本体21に形成された貫通孔26a内に充填形
成される基板内蔵部品28と、基板本体21表面に形成
され基板本体と他の回路部品間を通電可能とする通電接
続部材23,24,30,33とを含んで構成される
(例えば、特開平9−214092号公報参照)。
【0004】基板内蔵部品28は、セラミックスペース
トを貫通孔26a内に充填し乾燥せさせた後上下両面に
銅ペースト充填することによって作ることができる。
【0005】ここで、実現可能と思われるコンデンサの
容量を求める式は、 静電容量C=ペーストの誘電率ε×(コンデンサの電極
面積S÷コンデンサの電極間の距離d) で示される。ただし、この式は電極間の距離dに対し電
極面積Sが十分大きい場合に成立する。
【0006】例えば、銅張り積層板の厚さ(コンデンサ
の電極間の距離dに相当)が0.1〔mm〕,貫通孔2
6aの径が0.3〔mmΦ〕、セラミックスの誘電率ε
が80〜100〔F/m〕場合は、 静電容量C=80×{3.14×(0.15×10−
3 )2 }÷(0.1 ×10− 3 )=0.057
〔F〕 であることが示されている。
【0007】図3は第2の従来例を示す断面図である。
図3に示すデカップリングコンデンサは、回路基板内に
FG(フレームグランド)接続スルーホールメッキ10
1と信号スルーホールメッキ102とを設け、FG接続
スルーホールメッキ101と信号スルーホールメッキ1
02との間に高誘電率材含有樹脂を充填してコンデンサ
を形成する(例えば、特開平9−186461号公報参
照)。
【0008】回路基板のコンデンサが必要な場所にFG
用スルーホールをあけ、内面スルーホールメッキをして
FG接続スルーホールメッキ101を作り、この中に高
誘電率材含有性樹脂を充填して硬化させる。樹脂が硬化
したところで、この樹脂よりも小さい径のドリルを用い
て樹脂に信号スルーホールをあける。信号スルーホール
メッキを行ない信号スルーホールメッキ102を形成す
る。
【0009】図4は第3の従来例を示す断面図である。
図4に示すデカップリングコンデンサは、通常のチップ
コンデンサ216をアースパターン213を有する回路
基板の貫通孔212の内壁に装着して構成される(例え
ば、実開平2−38766号公報参照)。
【0010】貫通孔212を閉塞するように、集積回路
215の入ったICパッケージ214が実装される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した第1と第2の
従来例のデカップリングコンデンサは、製造工程が複雑
であり、1枚の回路基板に多数配置,形成されたデカッ
プリングコンデンサのうち一つでも不良品が発生すると
サルベージが困難なため、その基板を廃棄しなければな
らない。すなわち、静電容量,絶縁体圧等が規格を満た
したものを回路基板の全面に対する1回の充填工程(ス
キージ等を用いて高誘電率材含有性樹脂を刷り込む)で
製作した場合の良品率が100%になる必要があるとい
う問題がある。
【0012】第3の従来例のデカップリングコンデンサ
は、比較的大きい貫通孔でないと使用できないという問
題がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明のデカップリ
ングコンデンサは、スルーホールに挿入して使用される
ものであって、スルーホールの内径よりも小さい筒型の
外壁電極と、前記外壁電極の内部に充填された誘電体
と、前記誘電体の中心に設けられたコア電極と、前記コ
ア電極の一端に接続され前記スルーホールの径よりも大
きい内径を有する笠型端子とを含んで構成される。
【0014】第2の発明のデカップリングコンデンサ
は、第1の発明において、前記笠型端子の底面から内部
天井面までの高さが基板上面に露出している前記スルー
ホールの上端よりも大きい。
【0015】第3の発明のデカップリングコンデンサ
は、第1の発明において、前記誘電体の材料がセラミッ
ク系である。
【0016】第4の発明のデカップリングコンデンサ
は、第1の発明において、前記誘電体の材料が高誘電率
含有樹脂である。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】第の発明のデカップリングコンデンサ
は、第1の発明において、前記外壁電極の外壁が円筒形
である。
【0021】第の発明のデカップリングコンデンサ
は、第1の発明において、前記外壁電極の外壁が多角形
である。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して詳細に説明する。
【0023】図1は本発明の一実施形態を示す断面図で
ある。図1に示すデカップリングコンデンサは、基板9
のスルーホール8に挿入して使用されるものであって、
スルーホール8の内径よりも小さい筒型の外壁電極2
と、外壁電極2の内部に充填された誘電体3と、誘電体
3の中心に設けられたコア電極7と、コア電極7の一端
に接続された笠型端子1とを含んで構成される。
【0024】図1に示すデカップリングコンデンサの直
径は2.54mm以下(ICのピン間におさまる),高
さは3mm以下(基板の厚さ前後)であり、その静電容
量は0.01μF程度を目標とする。
【0025】本発明のデカップリングコンデンサは、笠
型端子1の底面から内部天井面までの高さが基板上面に
露出している前記スルーホールの上端よりも大きい。誘
電体3の材料がセラミック系または高誘電率含有樹脂で
ある。外壁電極2の内部に充填されるものが、誘電体箔
と導電体箔とを帯状に対向させこれをロール状に巻いた
もの、または固体(または液体)型の電解コンデンサを
形成できる物質であってもよい。外壁電極2が、焼結さ
れた誘電体3の外壁に塗布(または蒸着等)したもので
形成することもできる。外壁電極の外壁が円筒形、また
は多角形であってもよい。
【0026】誘電体箔と導電体箔とを帯状に対向させこ
れをロール状に巻いてデカップリングコンデンサを形成
させる場合、その静電容量Cは、 C=ε0 ε×S×L ここに、ε0 は真空中の誘電率(8.9×10− 1
2 ) εは誘電体箔の誘電率(ガラスエポキシでは4) Sは導体箔の面積 Lは誘電体箔の厚さ であり、例えば誘電体箔と導体箔との厚みが0.05m
mを巻いて、直径2mm,長さ3mm程度のチューブラ
ーコンデンサを作れば、静電容量33.5pFが得られ
る。
【0027】本発明のデカップリングコンデンサは、上
方に笠型端子があるのでその直径がスルーホールの内径
より相当小さくても基板から脱落する恐れがなく、ま
た、有極性のコンデンサの場合笠型端子を極性判別のた
めに利用できるので、誤実装する危険性がない。
【0028】
【発明の効果】本発明のデカップリングコンデンサは、
チップコンデンサに笠型の鍔をつけた構造であり、事前
に良品だけを選別したものを回路基板の小さな貫通孔に
挿入でき、貫通孔の位置や貫通孔の径の公差に厳しい精
度が要求されないという効果がある。 すなわち、貫通
孔の径が大き過ぎでもチップ部品が脱落しないので、貫
通孔の径が小さ過ぎてチップ部品が貫通孔内に入らず、
無理にこれを入れようとするとチップ部品をが破損する
というような事態を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す断面図である。
【図2】第1の従来例を示す断面図である。
【図3】第2の従来例を示す断面図である。
【図4】第3の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 笠型端子 2 外壁電極 3 誘電体 4a,4b スルーホール 5 電源層 6 グランド層 7 コア電極 8 スルーホール 9 基板

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スルーホールに挿入して使用されるもの
    であって、スルーホールの内径よりも小さい筒型の外壁
    電極と、前記外壁電極の内部に充填された誘電体と、前
    記誘電体の中心に設けられたコア電極と、前記コア電極
    の一端に接続され前記スルーホールの径よりも大きい内
    径を有する笠型端子とを含むことを特徴とするデカップ
    リングコンデンサ。
  2. 【請求項2】 記笠型端子の底面から内部天井面まで
    の高さが基板上面に露出している前記スルーホールの上
    端よりも大きい請求項1記載のデカップリングコンデン
    サ。
  3. 【請求項3】 前記誘電体の材料がセラミック系である
    請求項1記載のデカップリングコンデンサ。
  4. 【請求項4】 前記誘電体の材料が高誘電率含有樹脂で
    ある請求項1記載のデカップリングコンデンサ。
  5. 【請求項5】 前記外壁電極の外壁が円筒形である請求
    項1記載のデカップリングコンデンサ。
  6. 【請求項6】 前記外壁電極の外壁が多角形である請求
    項1記載のデカップリングコンデンサ。
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