JP3275794B2 - ジョイントコネクタおよびジョイントコネクタの製造方法 - Google Patents

ジョイントコネクタおよびジョイントコネクタの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の電線の末端
に取り付けられた端子相互を電気的に接続するジョイン
トコネクタおよびジョイントコネクタの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、所定の経路で配線された電線群
において、他の電線群と電気的な接続を行う必要がある
場合には、接続対象となる電線の末端にコネクタや接続
端子等を予め取り付け、電線群相互の組み付けの際に、
これらのコネクタや接続端子をジョイントコネクタに接
続することにより、集合的に相互の電気的な接続を行う
方法が採用されている。
【0003】このような電線相互の接続に際して用いら
れるジョイントコネクタについて、図6を参照して説明
する。図6において、1bは、メス側コネクタであっ
て、電線31a〜31cの末端に圧着接続された筒状の
端子32a〜32cの各々が、ハウジング20bに設け
られたキャビティ21a〜21cに個別に収納される。
1aは、オス側コネクタであって、ハウジング20aの
内部には、メス側コネクタ1bに収納された筒状端子3
2a〜32cの形状及び配列に対応して、くし歯形状に
形成されたバスバーからなるジョイント端子10aが内
蔵されている。そして、メス側コネクタ1bの外形とオ
ス側コネクタ1aの内形が係合し、ロック部24により
相互が係止されることにより、メス側コネクタ1bのキ
ャビティ21a〜21cに収納された筒状端子32a〜
32cがジョイント端子10aに共通に接続され、電線
31a〜31c相互が電気的に接続される。一般にオス
側コネクタ1aをジョイントコネクタと称している。
【0004】次に、従来のジョイントコネクタを用いた
場合の電線群の接続形態について、図7の概念図を参照
して説明する。例えば、図7(a)に示すように、両端
にコネクタA11、A12が取り付けられた電線群LA
1と、一端がコネクタA2に接続された電線LA2と、
両端にコネクタA31、A32が取り付けられた電線群
LA3において、特定の電線相互を接続する場合には、
接続対象となっている電線LA1a、LA1b、LA
2、LA3aを電線群LA1、LA2、LA3から予め
導出して末端に端子を取り付け、図6に示したようなキ
ャビティを有するコネクタC1に個別に収納する。そし
て、コネクタC1にジョイントコネクタJ1を嵌合させ
ることにより、コネクタC1に収納された端子相互を電
気的に接続する。ここで、コネクタC1及びジョイント
コネクタJ1は、図6におけるメス側コネクタ1b及び
オス側コネクタ1aに各々相当する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したジョイントコ
ネクタを用いた電線相互の接続は、特に車両内に装着さ
れるワイヤーハーネスの製造方法において一般的に用い
られている手法であるが、電線の接続工程上、また、部
品管理上、種々の問題を有している。例えば、図7
(a)に示した電線群LA1〜LA3の接続形態をジョ
イントコネクタを使用することなく電線相互の端子接続
等により実現する形態、すなわち、図7(b)に示すよ
うに、電線群LA1の電線LA1aに、電線LA2及び
電線群LA3の電線LA3aを直接分岐接続する形態と
比較すると、コネクタC1、ジョイントコネクタJ1及
び電線LA1bが増加する問題がある。しかしながら、
ジョイントコネクタを使用した接続形態の方が、電線群
LA1〜LA3相互の接続工程が簡略化されるというメ
リットを有している。
【0006】また、図7(a)に示した電線群LA1〜
LA3の接続形態に対して、他の工程で組み立てられた
電線群LBの電線LBaをコネクタC1及びジョイント
コネクタJ1を介して追加接続するように接続形態の変
更が生じた場合、コネクタC1及びジョイントコネクタ
J1に代えて、図8に示すように、接続される電線数に
合致するキャビティ数及びバスバー形状を有するコネク
タC2及びジョイントコネクタJ2に交換する必要があ
り、接続工程が繁雑になるとともに、部品点数の増加を
招くという問題があった。なお、図8は、電線群の接続
形態の概念を示す図である。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを目的とし、接続される電線数(接続許容量)を増加
させることができるとともに、新たな電線の接続要求が
生じた場合にも極めて簡易に接続を行うことができるジ
ョイントコネクタおよびジョイントコネクタの製造方法
を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のジョイントコネクタは、複数の電線の末
端に取り付けられた端子相互を電気的に接続するジョイ
ント端子を内蔵するジョイントコネクタにおいて、前記
ジョイント端子が、前記端子に対応して嵌合する複数の
嵌合部と、該嵌合部相互の端部を電気的に連結するとと
もに、前記嵌合部の連結位置に略凸状に屈曲された屈曲
部を有する連結部と、前記屈曲部の屈曲箇所に形成され
たスリット状の開口部とを具備し、前記屈曲部に設けら
れた前記開口部に板状の導電性部材を挟持接触させて、
前記ジョイント端子と該板状の導電性部材とを電気的に
接続することを特徴としている。
【0009】このようなジョイントコネクタによれば、
ジョイント端子の嵌合部の各々に、電線の末端に取り付
けられた端子が嵌合され、嵌合部相互を連結する連結部
により電気的に接続される。一方、連結部に設けられた
屈曲部の開口部には、板状の導電性部材が挟持接触され
ることにより、ジョイント端子を介して他の電線と電気
的に接続される。そのため、電線相互の接続において、
嵌合部に加え屈曲部を利用することができるので、容易
に所望の接続形態を実現することができる。
【0010】また、本発明のジョイントコネクタは、
記ジョイント端子が、前記嵌合部および前記屈曲部が所
定の開放部内に露出するように絶縁性の第1のコネクタ
に収納され、前記板状の導電性部材が、他の電線に電気
的に接続されるとともに、前記第1のコネクタと係止す
る絶縁性の第2のコネクタに収納され、前記第1のコネ
クタへ前記第2のコネクタを係止することにより、前記
開放部を介して前記ジョイント端子と前記板状の導電性
部材とを電気的に接続することを特徴としている。
【0011】このようなジョイントコネクタによれば、
ジョイント端子が収納された第1のコネクタに、板状の
導電部材を収納した第2のコネクタが係止され、同時に
屈曲部の開口部と板状の導電性部材とが挟持接触して、
電気的に接続されるため、第1および第2のコネクタの
形態を適宜設定することにより、様々な形態の電線の接
続を部品点数を増加することなく、簡易かつ確実に行う
ことができる。また、本発明のジョイントコネクタの製
造方法によれば、金属板をプレス加工により打ち抜き、
折り曲げを施して、板状端子部を連結部から一定の間隔
で連続的に突出させ、次いで、前記板状端子間の連結部
にスリット状の開口部を打ち抜き形成し、次いで、2以
上の任意の数の板状端子部が連続するように連結部を切
り分けた後、各々の板状端子部間の連結部を略凸状に折
り曲げ加工して開口部を有する屈曲部を形成することを
特徴としている。 このようなジョイントコネクタの製造
方法によれば、接続される電線数(接続許容量)を増加
させることができるとともに、新たな電線の接続要求が
生じた場合にも極めて簡易に接続を行うことができるジ
ョイントコネクタを得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るジョイントコ
ネクタおよびジョイントコネクタの製造方法について、
実施例を示して詳しく説明する。本発明に係るジョイン
トコネクタおよびジョイントコネクタの製造方法の第1
の実施例について、図1および図2を参照して説明す
る。
【0013】図1(a)は、本発明に係るジョイントコ
ネクタに内蔵されるジョイント端子10を示すものであ
って、複数の突状端子部11a〜11cと、連結部1
2、屈曲部13a、13bとから構成され、連結部12
及び屈曲部13a、13bに対して、突状端子部11a
〜11cが突出するくし歯形状を有している。突状端子
部11a〜11cは、嵌合部を構成し、電線の末端に取
り付けられた筒状端子に嵌合する板状の突出形状を有し
ている。
【0014】連結部12は、突状端子部11a〜11c
と一体的に形成され、突状端子部11a〜11c相互を
連結する。屈曲部13a、13bは、突状端子部11a
〜11c間の連結部12を略凸状に屈曲させて形成さ
れ、かつ、その屈曲箇所にスリット状の開口部14を有
している。
【0015】図1(b)において、1は、ジョイントコ
ネクタ(第1のコネクタに相当)であって、ハウジング
20の内部には、図1(a)に示したジョイント端子1
0が内蔵され、各キャビティ21a〜21c内には、ジ
ョイント端子10の突状端子部11a〜11cが突出し
ている。一方、ジョイント端子10の屈曲部13a、1
3bが収納されるハウジング20部分には、開口部14
が露出するようにスリット(開放部に相当)23a、2
3bが形成された突出部22a、22bが設けられてい
る。
【0016】このような形状のジョイントコネクタ1の
一端側(図面左下側)から電線31a、31bの末端に
取り付けられた端子32a、32bを各キャビティ21
a、21b挿入して内部の突状端子部11a、11b
に嵌合させることにより、電線31a、31b相互がジ
ョイント端子10を介して電気的に接続される。また、
ジョイントコネクタ1の突出部22a、22bに、電線
41の末端に取り付けられたコネクタ(第2のコネクタ
に相当)40を係合し、突出部22a、22bに設けら
れたロック部24により係止固定することにより、コネ
クタ40内のバスバー型端子(板状の導電性部材に相
当)と屈曲部13aの開口部14とがスリットを介して
挟持接触して、ジョイント端子10と電線41とが電気
的に接続される。
【0017】具体的には、図2(a)に示すように、コ
ネクタ40の挿入口内には、所定の電線41に接続され
たバスバー型端子42が露出するように内蔵され、挿入
口の内形形状は、突出部22a、22bの外形形状と係
合するように構成されている。また、コネクタ40と突
出部22a、22bの係合時には相互が係止するように
ロック部が設けられている。
【0018】このようなコネクタ40を、例えば、突出
部22aに係合すると、図2(b)に示すように、挿入
口内に露出するバスバー型端子42が、突出部22aの
スリット23aを介して屈曲部13aの開口部14に挟
み込まれるように接触する。また、ジョイント端子10
とバスバー型端子42はともに、絶縁性のハウジング2
0およびコネクタ40に内蔵されているため、端子接続
部と周辺部材等との接触を防止して、電気的接続状態が
良好に保護される。
【0019】本実施例のジョイントコネクタ1によれ
ば、電線31a、31bの末端に取り付けられた筒状端
子32a、32bとジョイント端子10の突状端子部1
1a、11bとがキャビティ21a、21b内で嵌合す
るとともに、電線41の末端に取り付けられたバスバー
型端子42とジョイント端子10の屈曲部13a、13
bとがスリット23a、23bを介して挟持接触するた
め、ジョイントコネクタ1を介して電気的に接続される
電線数(ジョイントコネクタ1から延伸する電線数)を
容易に増やすことができる。例えば、図1に示した実施
例においては、キャビティ21a〜21cにおいて3
本、突出部22a、22bにおいて2本の電線の接続が
可能となり、この構成のジョイントコネクタ1で最大5
本の電線の接続が可能となる。そのため、例えば、標準
仕様の電気配線をキャビティ21a〜21c側で行い、
追加仕様の電気配線を突出部22a、22b側でコネク
タ接続により行うことができる。
【0020】なお、ジョイント端子10に形成される突
状端子部11の数は、図1に示した3本に限定されな
い。少なくとも2本以上突出する形状を有していれば、
同等の接続形態を実現することができる。すなわち、本
実施例と同等の接続形態を有するジョイントコネクタの
場合、接続が可能な電線の最大本数NMAXは、突出す
る突状端子部11の数をnとすると、次の式で表すこと
ができる。
【0021】NMAX=n+(n−1)=2n−1 次に、上述した第1の実施例のジョイントコネクタを電
線群相互の接続に適用した場合の具体例について、図3
を参照して説明する。ここで、電線群の接続形態は、従
来例として図8に示したものと対応させて説明する。ま
ず、電線群LA1、電線LA2、電線群LA3の特定の
電線相互が接続された状態を説明する。
【0022】図3において、両端にコネクタA11、A
12が取り付けられた電線群LA1の接続対象となって
いる電線LA1a、LA1bの末端と、一端がコネクタ
A2に接続された電線LA2の末端と、両端にコネクタ
A31、A32が取り付けられた電線群LA3の接続対
象となっている電線LA3aを、上記実施例と同等の構
成を有するジョイントコネクタ1に接続する。すなわ
ち、図1(b)の接続形態に対応させると、電線LA1
a、LA1b、LA2及びLA3aは、電線31a、3
1bに相当し、予め末端に筒状端子が取り付けられ、ジ
ョイント端子10aの突状端子部に嵌合されて相互に電
気的に接続されている。
【0023】次に、この電線群LA1〜LA3の接続形
態に、他の工程で組み立てられた電線群LBの特定の電
線LBaを接続する場合を説明する。電線群LBは、両
端にコネクタB11、B12が取り付けられ、接続対象
となっている電線LBaをジョイントコネクタ1を介し
て接続する。すなわち、図2(b)の接続形態に対応さ
せると、電線LBaは、電線41に相当し、予め末端に
コネクタ40が取り付けられ、電線群LA1〜LA3と
の接続工程において、コネクタ40をジョイントコネク
タ1の突出部22aに係合して、コネクタ内部のバスバ
ー型端子42とジョイント端子10の屈曲部13aに設
けられた開口部14とを挟持接触させる。
【0024】このように、上記実施例のジョイントコネ
クタ1を用いた電線群の接続形態によれば、図8に示し
た従来の形態に比較して、ジョイントコネクタの部品点
数を削減することができるとともに、電線群相互の接続
を容易に行うことができる。また、従来のジョイントコ
ネクタに比較して小さな領域で、接続される電線の本数
を増やすことができるため、接続形態の変更等によりジ
ョイントコネクタへの電線接続本数が増加した場合に
も、ジョイントコネクタの変更や、接続工程を繁雑にす
ることがない。
【0025】次に、本発明に係るジョイントコネクタの
製造方法について、図4を参照して説明する。まず、銅
等の導電性の金属板をプレス加工により打ち抜き、折り
曲げを施して、図4(a)に示すように、突状端子部1
1が連結部12から一定の間隔で連続的に突出する端子
部材10´を形成する。また、突状端子部11間の連結
部12には、スリット状の幅の狭い開口部14を打ち抜
き形成する。
【0026】次いで、2以上の任意の数の突状端子部1
1が連続するように連結部12を切り分け、さらに、各
々の突状端子部11間の連結部12を折り曲げ加工し
て、図4(b)に示すように、開口部14を有する略凸
状の屈曲部13を形成して、ジョイント端子10を形成
する。ここで、図2(b)において説明したように、屈
曲部13に形成された開口部14は、コネクタ40に内
蔵されたバスバー型端子42を挟持して電気的接続状態
を良好に保つため、バスバー型端子42の形状および寸
法等に適合した形状及びスリット幅等を有するように適
宜設定される。
【0027】次いで、図4(c)に示すように、ジョイ
ント端子10の各々の突状端子部11をハウジング20
のキャビティに、また、屈曲部13を突出部22に収納
するように挿入し、ハウジング20の内部に設けられた
係止機構により係止固定して、図1(b)に示したジョ
イントコネクタ1を得る。次に、本発明に係るジョイン
トコネクタの第2の実施例について、図5を参照して説
明する。なお、第1の実施例と同等の構成には同一の符
号を付してその説明を省略する。
【0028】図5は、本発明に係るジョイントコネクタ
を配線ボックス等に直接接続する形態を示したものであ
る。図5(a)に示すように、内部に所定の配線回路を
有する配線ボックス50の側面に、内部配線の一部をバ
スバー型端子42a、42bとして導出し、このバスバ
ー型端子42a、42bが挿入口内に露出するようにコ
ネクタ40a、40bを設ける。コネクタ40a、40
bは、接続対象となっているジョイントコネクタ1の突
出部22a、22bの形状および寸法に係合するように
対応させて形成される。
【0029】このような構成の配線ボックス50におい
て、ジョイントコネクタ1のキャビティ側であらかじめ
所定の配線31a、31b、31cを接続し、次いで図
5(b)に示すように、ジョイントコネクタ1の突出部
22a、22bと、配線ボックス50の側面に設けられ
たコネクタ40a、40bとを対応させて係止すること
により、コネクタ40a、40b内部のバスバー型端子
42a、42bとジョイントコネクタ1の屈曲部13
a、13bの開口部14とが挟持接触して、配線ボック
ス50内の配線回路とジョイントコネクタ1に接続され
た電線31a、31b、31cとを容易に接続すること
ができる。また、ジョイントコネクタ1を配線ボックス
50に付属させて接続することができるため、配線ボッ
クス50からジョイントコネクタ1に接続するための電
線を導出する必要がなく、接続形態を簡略化することが
できる。
【0030】ところで、上述した各実施例においては、
ジョイント端子の嵌合部の端子形状として板状の突出形
状を示したが、本発明はこの形状に限定されるものでは
なく、嵌合される端子形状に対応するものであればよい
ことはいうまでもない。また、屈曲部の形状として略凸
状に形成したものを示したが、略凸形状に限らず、屈曲
させた場合に開口部がバスバー型端子を良好に挟持して
電気的に接触する構成を有するものであれば、円弧状等
であってもよいことはいうまでもない。さらに、電線端
に取り付けられる端子として単極の圧着端子を示した
が、これに限定されるものではなく、単極や全極のコネ
クタであってもよいことはいうまでもない。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のジョイン
トコネクタによれば、ジョイント端子の嵌合部の各々
に、電線の末端に取り付けられた端子が嵌合され、嵌合
部相互を連結する連結部により電気的に接続される。一
方、連結部に設けられた屈曲部の開口部には、板状の導
電性部材が挟持接触されることにより、ジョイント端子
を介して他の電線と電気的に接続される。そのため、電
線相互の接続において、嵌合部に加え屈曲部を利用する
ことができるので、容易に所望の接続形態を実現するこ
とができる。
【0032】また、本発明のジョイントコネクタによれ
ば、ジョイント端子が収納された第1のコネクタに、板
状の導電部材を収納した第2のコネクタが係止され、同
時に屈曲部の開口部と板状の導電性部材とが挟持接触し
て、電気的に接続されるため、第1および第2のコネク
タの形態を適宜設定することにより、様々な形態の電線
の接続を部品点数を増加することなく、簡易かつ確実に
行うことができる。さらに、ジョイントコネクタの製造
方法によれば、接続される電線数(接続許容量)を増加
させることができるとともに、新たな電線の接続要求が
生じた場合にも極めて簡易に接続を行うことができるジ
ョイントコネクタを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るジョイントコネクタおよびジョイ
ントコネクタの製造方法の第1の実施例を示す図であ
る。
【図2】本発明に係るジョイントコネクタの接続状態を
示す詳細図である。
【図3】本発明に係るジョイントコネクタの製造方法を
示す図である。
【図4】本発明に係るジョイントコネクタを用いた電線
群の接続形態を示す概略図である。
【図5】本発明に係るジョイントコネクタの第2の実施
例を示す図である。
【図6】従来のジョイントコネクタの構成を説明する図
である。
【図7】従来のジョイントコネクタを用いた電線群の接
続形態を説明する概念図である。
【図8】従来のジョイントコネクタを用いた電線群の他
の接続形態を説明する概念図である。
【符号の説明】
1 ジョイントコネクタ 1a オス側コネクタ 1b メス側コネクタ 10、10a ジョイント端子 10´ 端子部材 11、11a〜11c 突状端子部 12 連結部 13、13a、13b 屈曲部 14 開口部 20、20a、20b ハウジング 21a〜21c キャビティ 22、22a、22b 突出部 23 スリット 24 ロック部 31a〜31c、41 電線 32a〜32c 筒状端子 40、40a、40b コネクタ 42、42a、42b バスバー型端子 50 配線ボックス

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の電線の末端に取り付けられた端子相
    互を電気的に接続するジョイント端子を内蔵するジョイ
    ントコネクタにおいて、 前記ジョイント端子が、前記端子に対応して嵌合する複
    数の嵌合部と、該嵌合部相互の端部を電気的に連結する
    とともに、前記嵌合部の連結位置に略凸状に屈曲された
    屈曲部を有する連結部と、前記屈曲部の屈曲箇所に形成
    されたスリット状の開口部とを具備し、 前記屈曲部に設けられた前記開口部に板状の導電性部材
    を挟持接触させて、前記ジョイント端子と該板状の導電
    性部材とを電気的に接続することを特徴とするジョイン
    トコネクタ。
  2. 【請求項2】前記ジョイント端子が、前記嵌合部および
    前記屈曲部が所定の開放部内に露出するように絶縁性の
    第1のコネクタに収納され、 前記板状の導電性部材が、他の電線に電気的に接続され
    るとともに、前記第1のコネクタと係止する絶縁性の第
    2のコネクタに収納され、 前記第1のコネクタへ前記第2のコネクタを係止するこ
    とにより、前記開放部を介して前記ジョイント端子と前
    記板状の導電性部材とを電気的に接続することを特徴と
    する請求項1記載のジョイントコネクタ。
  3. 【請求項3】金属板をプレス加工により打ち抜き、折り
    曲げを施して、板状端子部を連結部から一定の間隔で連
    続的に突出させ、次いで、前記板状端子間の連結部にス
    リット状の開口部を打ち抜き形成し、次いで、2以上の
    任意の数の板状端子部が連続するように連結部を切り分
    けた後、各々の板状端子部間の連結部を略凸状に折り曲
    げ加工して開口部を有する屈曲部を形成することを特徴
    とするジョイントコネクタの製造方法。
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