JP2006049069A - 端子金具、コネクタ及びワイヤハーネス - Google Patents

端子金具、コネクタ及びワイヤハーネス Download PDF

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俊之 朝倉
Tsunehisa Masuda
倫久 増田
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幸治 池田
Hiroo Fujita
洋生 藤田
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Abstract

【課題】品番の異なるワイヤハーネスに共通の電線を用いることを可能にして、ワイヤハーネスのコストの高騰を防止できる端子金具を提供する。
【解決手段】端子金具1は電線接続部10と電気接触部11と伸縮部12と固定部13を備えている。電線接続部10は第1板14を備えており電線4が接続する。電気接触部11は第2板17を備えている。伸縮部12は複数の突起20と複数の穴21を備えている。突起20は第1板14から凸である。突起20は第1板14の長手方向に沿って等間隔に配されている。穴21は第2板17を貫通している。穴21は第2板17の長手方向に沿って等間隔に配されている。穴21には突起20が嵌合する。伸縮部12は互いに嵌合する突起20と穴21の数を変更することで端子金具1の全長LT1,LT2を増減する。固定部13は電線接続部10と電気接触部11とを固定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、自動車などに配索されるワイヤハーネスを構成する端子金具、コネクタ及び前記端子金具を備えたワイヤハーネスに関する。
移動体としての自動車には、多種多様な電子機器が搭載される。前記自動車は、前記電子機器に電力や制御信号などを伝えるために、ワイヤハーネスを配索している。ワイヤハーネスは、複数の電線と、コネクタと、を備えている。電線は、導電性の芯線と、該芯線を被覆する絶縁性の被覆部と、を備えた所謂被覆電線である。
前述したコネクタは、端子金具と、コネクタハウジングとを備えている。端子金具は、導電性の板金などからなり、電線接続部と電気接触部とを備えている。電線接続部には、前述の電線が電気的及び機械的に接続される。電気接触部は、コネクタに嵌合する相手側のコネクタの端子金具の電気接触部と電気的及び機械的に接続する。コネクタハウジングは、絶縁性の合成樹脂からなり筒状に形成されている。コネクタハウジングは、端子金具を収容する。
前述したワイヤハーネスは、各端子金具の電線接続部に電線を取り付け、端子金具をコネクタハウジング内に収容して、組み立てられる。そして、ワイヤハーネスは、前述したコネクタが自動車などに装備される電子機器のコネクタと嵌合するなどして、自動車に配索される。
前述した構成のワイヤハーネスは、前述した自動車の車種が異なる場合及び同一車種であってもグレード(Grade:等級)などが異なる場合に、前述した電線の長さが異なることがある。このため、ワイヤハーネスは、車種毎及び同一車種であってもグレード(Grade:等級)毎即ち品番毎に、前述した電線の長さを異ならせる必要が生じる。しかしながら、前述したワイヤハーネスの製造上の簡便さを確保するために、ワイヤハーネスの品番が異なっても、同じ長さの電線を製造することが望まれている。
しかしながら、品番が異なっても、同じ長さの電線を製造すると、自動車にワイヤハーネスを配索する際に、電線に余長部分(余分な長さの部分)が生じることとなる。この場合、自動車に配索された際に余長部分の電線が、走行中などの振動により、自動車の車体を構成するパネルに対し移動し、電線自体の破損や、電線が他の電子機器に引っ掛かることが考えられ、望ましくない。
したがって、ワイヤハーネスの品番が異なっても、同じ長さの電線を用いる場合特に電線に余長部分が生じる場合に、本発明の出願人は、例えば、特許文献1に記載された配設構造を提案している。この配設構造は、自動車の車体を構成するパネルの前述した余長部分に対応する箇所に凹みを設け、前述した電線の余長部分に専用パッドを取り付けて、前述した専用パッドで電線の余長部分を凹みに沿わせて、ワイヤハーネスを配索する。前述した特許文献1に記載された配設構造は、前述した専用パッドで電線の余長部分を凹みに沿わせることで、前述した余長部分がパネルに対し移動して、電線自体の破損や、電線が他の電子機器に引っ掛かることを防止している。
特開平10−84619号公報
前述した特許文献1の配設構造は、車体を構成するパネルに凹みを設けるため、前述したパネルを製造する際にかかる工数が増加してコストが高騰する虞があった。また、前述した特許文献1の配設構造は、電線の余長部分に前述した専用パッドを取り付ける。このため、専用パッドを設けるなどのワイヤハーネスの部品点数が増加して、ワイヤハーネスの組立工数が更に増加してコストが更に高騰する虞があった。
したがって、本発明の第1の目的は、品番の異なるワイヤハーネスに共通の電線を用いることを可能にして、ワイヤハーネスのコストの高騰を防止できる端子金具、コネクタを提供することにある。本発明の第2の目的は、品番の異なる場合に共通の電線を用いることを可能にして、コストの高騰を防止できるワイヤハーネスを提供することにある。
前述した第1の目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の端子金具は、電線に接続される電線接続部と、相手側の端子金具に接続する電気接触部と、を備えた端子金具において、前記電線接続部と前記電気接触部とを合わせた全長を増減可能な全長増減手段を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の本発明の端子金具は、請求項1に記載の端子金具において、前記電線接続部と前記電気接触部とを別体に形成し、前記全長増減手段は、前記電線接続部と前記電気接触部とのうち一方に前記電線接続部に取り付けられる電線の長手方向に沿って並べられた複数の係合部と、前記電線接続部と前記電気接触部とのうち他方に前記電線接続部に取り付けられる電線の長手方向に沿って並べられているとともに前記係合部が係合可能な複数の係合受け部と、を備え、複数の係合部と複数の係合受け部とのうち互いに係合させる係合部と係合受け部の数を変更することで、全長を増減することを特徴としている。
請求項3に記載の本発明の端子金具は、請求項2に記載の端子金具において、前記係合部は前記電線接続部と前記電気接触部とのうち一方から凸の突起であり、前記係合受け部は前記電線接続部と前記電気接触部とのうち他方に設けられた穴であることを特徴としている。
請求項4に記載の本発明の端子金具は、請求項2又は請求項3に記載の端子金具において、前記電線接続部と前記電気接触部とを互いに固定する固定部を備えたことを特徴としている。
請求項5に記載の本発明の端子金具は、請求項1に記載の端子金具において、前記全長増減手段は、一端が前記電線接続部に連なり、他端が前記電気接触部に連なるとともに、前記電線接続部と前記電気接触部との間の間隔を変更可能に変形自在な変形部を備えたことを特徴としている。
請求項6に記載の本発明の端子金具は、請求項5に記載の端子金具において、前記変形部は、前記電線の長手方向に沿って並べられた複数の平面部と、互いに隣り合う平面部同士を互いに回動自在に連結する連結部と、を備え、波形に形成されていることを特徴としている。
請求項7に記載の本発明のコネクタは、請求項1ないし請求項6のうちいずれか一項に記載の端子金具を備えたことを特徴としている。
前述した第2の目的を達成するために、請求項8に記載の本発明のワイヤハーネスは、請求項1ないし請求項6のうちいずれか一項に記載の端子金具を備えたことを特徴としている。
請求項1に記載した本発明の端子金具によれば、全長増減手段により全長が増減される。このため、電線接続部に取り付けられた電線と合わせたものの全長を、増減することができる。
請求項2に記載した本発明の端子金具によれば、全長増減手段が、電線の長手方向に沿って並べられた係合部と、電線の長手方向に沿って並べられた係合受け部と、を備えている。互いに係合させる係合部と係合受け部との数を変更することができる。このため、端子金具自体の全長を確実に増減することができ、電線接続部に取り付けられた電線と合わせたものの全長を、確実に増減することができる。
請求項3に記載した本発明の端子金具によれば、係合部が突起でかつ係合受け部が穴であるので、係合部と係合受け部とを確実に係合することができ、端子金具自体の全長を確実に増減することができる。したがって、電線接続部に取り付けられた電線と合わせたものの全長を、確実に増減することができる。
請求項4に記載した本発明の端子金具によれば、固定部が電線接続部と電気接触部とを固定する。このため、互いに固定された電線接続部と電気接触部とが不意に分離することを防止できる。
請求項5に記載した本発明の端子金具によれば、全長増減手段が、電気接触部と電線接続部との双方に連なり変形することでこれらの間隔を変更可能な変形部を備えている。このため、変形部が、電気接触部と電線接続部との間隔を変更することで、端子金具自体の全長を確実に増減することができ、電線接続部に取り付けられた電線と合わせたものの全長を、確実に増減することができる。
請求項6に記載した本発明の端子金具によれば、変形部が複数の平面部と平面部同士を回動自在に連結する連結部とを備えて、波形に形成されている。このため、変形部は、連結部で平面部同士を回動することで、電気接触部と電線接続部との間隔即ち端子金具の全長を確実に増減できる。したがって、電線接続部に取り付けられた電線と合わせたものの全長を、確実に増減することができる。
請求項7に記載した本発明のコネクタによれば、全長増減手段により端子金具の全長を増減可能であるので、端子金具と電線とを合わせたものの全長を変更自在となる。
請求項8に記載した本発明のワイヤハーネスによれば、全長増減手段により端子金具の全長を増減可能であるので、端子金具と電線とを合わせたもの即ちワイヤハーネスの全長を変更自在となる。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明は、電線接続部に取り付けられた電線と端子金具とを合わせた全長を増減できる。このため、電線が必要以上に長くても、電線と端子金具とを合わせた全長を特に短くすることで、電線に余長部分が生じることを防止できる。このため、本請求項の端子金具が用いられるワイヤハーネスの品番が異なっても、電線を破損させる事なく、同じ長さの電線を用いることを可能とする。したがって、品番の異なるワイヤハーネスに共通の電線を用いることを可能としている。
また、端子金具の全長を増減する全長増減手段を端子金具が備えていることにより、電線と端子金具とを合わせた全長を増減することで、品番の異なるワイヤハーネスに共通の電線を用いることを可能としている。このため、品番の異なるワイヤハーネスに共通の電線を用いることを可能とするために、端子金具と電線とは別体の部品を設ける必要が生じないとともに、ワイヤハーネスが配索される自動車の車体を構成するパネルに電線の余長部分を沿わせるための凹凸を設ける必要が生じない。したがって、ワイヤハーネスの部品点数が、余長部分を配索するために増加することを防止でき、ワイヤハーネスのコストの高騰を防止でき、パネルを製造する際にかかる工数の増加を防止して該パネルのコストの高騰を防止できる。
請求項2に記載の本発明は、互いに係合させる係合部と係合受け部との数を変更することで、端子金具自体の全長を確実に増減することができ、電線接続部に取り付けられた電線と端子金具の全長を、確実に増減することができる。このため、本請求項の端子金具が用いられるワイヤハーネスの品番が異なっても、電線に余長部分が生じることを防止でき、電線を破損させる事なく、同じ長さの電線を用いることを可能とする。したがって、品番の異なるワイヤハーネスに共通の電線を用いることを可能としている。
請求項3に記載の本発明は、係合部が突起でかつ係合受け部が穴であるので、端子金具自体の全長を確実に増減することができ、電線接続部に取り付けられた電線と端子金具の全長を、確実に増減することができる。このため、本請求項の端子金具が用いられるワイヤハーネスの品番が異なっても、電線に余長部分が生じることを防止でき、電線を破損させる事なく、同じ長さの電線を用いることを可能とする。したがって、品番の異なるワイヤハーネスに共通の電線を用いることを可能としている。
請求項4に記載の本発明は、固定部が電線接続部と電気接触部とを固定するため、互いに固定された電線接続部と電気接触部とが不意に分離することを防止できる。このため、全長増減手段により全長が定められた端子金具の全長が変化することを防止でき、電線と端子金具とを合わせた全長が不意に変化することを防止できる。本請求項の端子金具が用いられるワイヤハーネスの品番が異なっても、電線に余長部分が生じることを防止でき、電線を破損させる事なく、同じ長さの電線を用いることを可能とする。したがって、品番の異なるワイヤハーネスに共通の電線を用いることを可能としている。
請求項5に記載の本発明は、全長増減手段の変形部が、電気接触部と電線接続部との間隔を変更することで、端子金具自体の全長を確実に増減することができる。このため、電線接続部に取り付けられた電線と端子金具の全長を、確実に増減できる。このため、本請求項の端子金具が用いられるワイヤハーネスの品番が異なっても、電線に余長部分が生じることを防止でき、電線を破損させる事なく、同じ長さの電線を用いることを可能とする。したがって、品番の異なるワイヤハーネスに共通の電線を用いることを可能としている。
請求項6に記載の本発明は、変形部が連結部で平面部同士を回動することで、電気接触部と電線接続部との間隔即ち端子金具の全長を確実に増減でき、電線接続部に取り付けられた電線と端子金具の全長を、確実に増減することができる。このため、本請求項の端子金具が用いられるワイヤハーネスの品番が異なっても、電線に余長部分が生じることを防止でき、電線を破損させる事なく、同じ長さの電線を用いることを可能とする。したがって、品番の異なるワイヤハーネスに共通の電線を用いることを可能としている。
請求項7に記載の本発明は、全長増減手段により端子金具の全長を増減可能であるので、端子金具と電線とを合わせたものの全長を変更自在となる。このため、本請求項のコネクタの端子金具が用いられるワイヤハーネスの品番が異なっても、電線に余長部分が生じることを防止でき、電線を破損させる事なく、同じ長さの電線を用いることを可能とする。したがって、品番の異なるワイヤハーネスに共通の電線を用いることを可能としている。
また、端子金具の全長を増減する全長増減手段を端子金具が備えて、品番の異なるワイヤハーネスに共通の電線を用いることを可能としているので、品番の異なるワイヤハーネスに共通の電線を用いることを可能とする。このため、端子金具と電線とは別体の部品を設ける必要が生じないとともに、ワイヤハーネスが配索される自動車の車体を構成するパネルに電線の余長部分を沿わせるための凹凸を設ける必要が生じない。したがって、ワイヤハーネスのコストの高騰を防止でき、パネルのコストの高騰を防止できる。
請求項8に記載の本発明は、全長増減手段により端子金具の全長を増減可能であるので、端子金具と電線とを合わせた全長を変更自在となる。このため、ワイヤハーネスの品番が異なっても、電線に余長部分が生じることを防止でき、電線を破損させる事なく、同じ長さの電線を用いることを可能とする。したがって、品番の異なっても共通の電線を用いることを可能としている。
また、端子金具の全長を増減する全長増減手段を端子金具が備えて、品番の異なっても共通の電線を用いることを可能としているので、品番の異なるワイヤハーネスに共通の電線を用いることを可能とする。このため、端子金具と電線とは別体の部品を設ける必要が生じないとともに、ワイヤハーネスが配索される自動車の車体を構成するパネルに電線の余長部分を沿わせるための凹凸を設ける必要が生じない。したがって、ワイヤハーネスのコストの高騰を防止でき、パネルのコストの高騰を防止できる。
本発明の第1の実施形態にかかる端子金具、コネクタ及びワイヤハーネスを、図1ないし図7を参照して説明する。図3などに示す端子金具1は、図1に示す第1ワイヤハーネス2及び図2に示す第2ワイヤハーネス3を構成する。
第1ワイヤハーネス2と第2ワイヤハーネス3とは、それぞれ、自動車に配索されて、該自動車に搭載される各種の電子機器に所望の信号や電力を供給する。第1ワイヤハーネス2と第2ワイヤハーネス3とは、配索される自動車の車種、グレードなどが異なる。また、第1ワイヤハーネス2と第2ワイヤハーネス3とは、同一グレードの同一車種に配索される場合においても、配索箇所などが異なる。即ち、第1ワイヤハーネス2と第2ワイヤハーネス3とは、品番が異なる。
第1ワイヤハーネス2と第2ワイヤハーネス3とは、後述の電線4の長手方向に沿う全長LW1,LW2(図1、2、6及び図7に示す)が、互いに異なる他は、互いに構成が等しい。このため、以下、第1ワイヤハーネス2を代表して説明し、第2ワイヤハーネス3は、第1ワイヤハーネス2と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。また、第1ワイヤハーネス2と第2ワイヤハーネス3とは、本明細書に記したワイヤハーネスをなしていることは勿論である。
第1ワイヤハーネス2は、図1に示すように、複数の電線4と、コネクタ5とを備えている。電線4は、図3ないし図5に示すように、導電性の芯線6と、絶縁性の被覆部7とを備えている。芯線6は、複数の素線が束ねられて構成されている。素線は、銅などの金属からなる。被覆部7は、絶縁性の合成樹脂からなり、芯線6を被覆している。電線4は、図示例では、3本設けられている。また、第1ワイヤハーネス2の電線4の全長L1(図6に示す)と、第2ワイヤハーネス3の電線4の全長L2(図7に示す)とは、互いに等しい。
コネクタ5は、図3に示すように、絶縁性のコネクタハウジング8と、複数の端子金具1(図3には、一本のみ示し、他を省略す)とを備えている。コネクタハウジング8は、絶縁性の合成樹脂からなり筒状(箱状)に形成されている。コネクタハウジング8内には、端子収容室9が設けられている。端子収容室9は、直線状に延びた空間である。複数の端子収容室9は、互いに平行に配されている。端子収容室9は、電線4と同数設けられている。
端子金具1は、後述の電線接続部10に前述した電線4が取り付けられて、端子収容室9内に収容される。そして、端子金具1は、芯線6即ち電線4と電気的に接続する。
端子金具1は、図4及び図5に示すように、電線接続部10と、電気接触部11と、全長増減手段としての伸縮部12と、固定部13と、を備えている。電線接続部10は、導電性の金属からなり、平板状の第1板14と、一対の芯線かしめ片15と、一対の被覆かしめ片16とを一体に備えている。第1板14は、平面形状が矩形状に形成されている。一対の芯線かしめ片15は、第1板14の長手方向の中央部に設けられている。芯線かしめ片15は、第1板14の幅方向の両縁から立設している。芯線かしめ片15は、第1板14から離れた側の縁が第1板14に近づくように曲げられて、芯線6を第1板14との間に挟んで、該芯線6をかしめる。
被覆かしめ片16は、第1板14の長手方向の一端部に設けられている。被覆かしめ片16は、第1板14の幅方向の両縁から立設している。被覆かしめ片16は、第1板14から離れた側の縁が第1板14に近づくように曲げられて、被覆部7即ち電線4を第1板14との間に挟んで、該電線4をかしめる。
電線接続部10は、芯線かしめ片15が芯線6をかしめ、被覆かしめ片16が被覆部7をかしめて、電線4と電気的及び機械的に接続される。電線接続部10の長手方向と、該電線接続部10に接続される電線4の長手方向とは、平行である。
電気接触部11は、導電性の金属からなり、平板状の第2板17と、端子接続部18とを備えている。第2板17は、平面形状が矩形状に形成されている。端子接続部18は筒状に形成されている。端子接続部18の外壁は、第2板17と連なっている。端子接続部18内には、ばね片19が設けられている。ばね片19は、端子接続部18内に侵入した図示しない相手側の端子金具としての雄端子のタブを端子接続部18の内面に向かって押し付ける。
端子接続部18即ち電気接触部11は、ばね片19がタブを端子接続部18の内面に向かって押し付けることで、前述した相手側の端子金具としての雄端子と電気的及び機械的に接続される。
伸縮部12は、複数の係合部としての突起20と、複数の係合受け部としての穴21と、を備えている。突起20は、電線接続部10の第1板14の表面から凸に形成されている。突起20の平面形状は、丸形である。複数の突起20は、互いに同形状に形成されている。複数の突起20は、第1板14即ち電線接続部10の長手方向に沿って、等間隔に並べられている。このため、複数の突起20は、電線接続部10に取り付けられる(接続する)電線4の長手方向に沿って、互いに間隔をあけて並べられている。
複数の穴21は、電気接触部11の第2板17を貫通している。穴21の平面形状は、丸形である。複数の穴21は、互いに同形状に形成されている。穴21の平面形状は、突起20の平面形状と等しい。複数の穴21は、第2板17及び電気接触部11即ち電線接続部10の長手方向に沿って、等間隔に並べられている。このため、複数の穴21は、電線接続部10に取り付けられる(接続する)電線4の長手方向に沿って、互いに間隔をあけて並べられている。又、穴21間の間隔と突起20間の間隔とは、等しい。
複数の穴21には、それぞれ、内側に突起20が侵入することで該突起20が係合可能である。穴21に突起20が係合することで、伸縮部12は、電気接触部11と電線接続部10とを互いに取り付ける。また、複数の穴21と複数の突起20のうち、互いに係合させる穴21と突起20の数を変更することができる。そして、伸縮部12は、互いに係合させる穴21と突起20の数を変更することで、電気接触部11と電線接続部10とを合わせた端子金具1の全長LT1,LT2(図5に示す)を増減する。
例えば、図5中に実線で示すように、複数の穴21のうち最も端子接続部18から離れた一つの穴21に、複数の突起20のうち最も被覆かしめ片16から離れた一つの突起20を係合させると、電気接触部11と電線接続部10とを合わせた端子金具1の全長LT1が最も長くなる。そして、複数の穴21のうち前述した最も端子接続部18から離れた一つの穴21から端子接続部18に近い穴21に順に、突起20を係合させると、電気接触部11と電線接続部10とを合わせた端子金具1の全長が徐々に短くなる。また、図5中に二点鎖線で示すように、全ての穴21それぞれに、突起20それぞれを係合させると、電気接触部11と電線接続部10とを合わせた端子金具1の全長LT2が最も短くなる。
図示例では、前述した第1ワイヤハーネス2の各端子金具1は、図6に示すように、複数の穴21のうち最も端子接続部18から離れた一つの穴21に複数の突起20のうち最も被覆かしめ片16から離れた一つの突起20が係合して、最も全長LT1が長くなっている。また、前述した第2ワイヤハーネス3の各端子金具1は、図7に示すように、全ての穴21それぞれに突起20それぞれが係合して、最も全長LT2が短くなっている。このため、第1ワイヤハーネス2と第2ワイヤハーネス3では、電線4の全長L1,L2が等しいが、端子金具1の全長LT1,LT2が前述したように異なるため、勿論、電線4及びコネクタ5とを合わせた電線4の長手方向に沿った全長LW1,LW2は、互いに異なる。勿論、第1ワイヤハーネス2の全長LW1は、第2ワイヤハーネス3の全長LW2より長い。
固定部13は、一対の固定片22を備えている。固定片22は、電線接続部10の第1板14の被覆かしめ片16より離れた側の他端部に設けられている。固定片22は、第1板14の幅方向の両縁から立設している。固定片22は、第1板14から離れた側の縁が第1板14に近づくように曲げられて、電気接触部11の第2板17を第1板14との間に挟んで、該第2板17をかしめる。固定片22は、第2板17をかしめることで、電線接続部10と電気接触部11とを互いに固定する。
前述した構成の第1ワイヤハーネス2と、第2ワイヤハーネス3を組み立てる際には、まず、電線4を所定の長さL1,L2に切断する。そして、各電線接続部10に電線4を取り付ける。そして、第1ワイヤハーネス2では、前述した一つの穴21に一つの突起20を係合して、固定片22をかしめて、電線接続部10と電気接触部11とを互いに固定して、端子金具1を組み立てる。また、第2ワイヤハーネス3では、穴21それぞれに突起20それぞれを係合して、固定片22をかしめて、電線接続部10と電気接触部11とを互いに固定して、端子金具1を組み立てる。
そして、電線4付きの端子金具1を端子収容室9内に挿入して、前述したコネクタ5を組み立てる。こうして、互いに電線4の全長L1,L2が等しく、互いに全長LW1,LW2の異なる第1ワイヤハーネス2と第2ワイヤハーネス3を組み立てる。そして、第1ワイヤハーネス2及び第2ワイヤハーネス3は、コネクタ5が自動車に装備される電子機器のコネクタに嵌合して、自動車に配索されて、前述した電子機器に信号や電力を供給する。
本実施形態によれば、伸縮部12により端子金具1の全長LT1,LT2が増減される。このため、電線接続部10に取り付けられた電線4と端子金具1とを合わせたもの即ちワイヤハーネス2,3の全長LW1,LW2を、増減することができる。
このため、第2ワイヤハーネス3の様に、電線4が必要以上に長くても、端子金具1の全長LT2を特に短くすることで、電線4に余長部分が生じることを防止できる。このため、ワイヤハーネス2,3の品番が異なっても、電線4を破損させる事なく、同じ長さの電線4を用いることを可能とする。したがって、品番の異なるワイヤハーネス2,3に共通の電線4を用いることを可能としている。
また、端子金具1の全長LT1,LT2を増減する伸縮部12を端子金具1が備え、電線4と端子金具1とを合わせたもの即ちワイヤハーネス2,3の全長LW1,LW2を増減することで、品番の異なるワイヤハーネス2,3に共通の電線4を用いることを可能としている。このため、品番の異なるワイヤハーネス2,3に共通の電線4を用いることを可能とするために、端子金具1と電線4とは別体の部品を設ける必要が生じないとともに、ワイヤハーネス2,3が配索される自動車の車体を構成するパネルに電線4の余長部分を沿わせるための凹凸を設ける必要が生じない。
したがって、ワイヤハーネス2,3の部品点数が、余長部分を配索するために増加することを防止でき、ワイヤハーネス2,3のコストの高騰を防止でき、パネルを製造する際にかかる工数の増加を防止して該パネルのコストの高騰を防止できる。
また、伸縮部12が、電線4の長手方向に沿って並べられた係合部と、電線4の長手方向に沿って並べられた係合受け部と、を備えている。互いに係合させる係合部と係合受け部との数を変更することができる。このため、端子金具1自体の全長LT1,LT2を確実に増減することができ、電線接続部10に取り付けられた電線4と端子金具1とを合わせたもの即ちワイヤハーネス2,3の全長LW1,LW2を、確実に増減することができる。
また、係合部が突起20でかつ係合受け部が穴21であるので、係合部と係合受け部とを確実に係合することができ、端子金具1自体の全長LT1,LT2を確実に増減することができ、電線接続部10に取り付けられた電線4と端子金具1と合わせたもの即ちワイヤハーネス2,3の全長LW1,LW2を、確実に増減することができる。
さらに、固定部13が電線接続部10と電気接触部11とを固定する。このため、互いに固定された電線接続部10と電気接触部11とが不意に分離することを防止できる。このため、伸縮部12により定められた端子金具1の全長LT1,LT2が変化することを防止でき、電線4と端子金具1とを合わせたもの即ちワイヤハーネス2,3の全長LW1,LW2が不意に変化することを防止できる。
次に、本発明の第2の実施形態にかかる端子金具、コネクタ及びワイヤハーネスを、図8ないし図11に基づいて説明する。なお、前述した第1の実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態の端子金具1の伸縮部12は、図8ないし図11に示すように、変形部23を備えている。変形部23は、一端23aが電線接続部10の第1板14に連なり、他端23bが電気接触部11の第2板17に連なっている。本実施形態では、電線接続部10と、電気接触部11と、伸縮部12即ち変形部23とは、一体に形成されている。
変形部23は、前述した電線接続部10に取り付けられる電線4の長手方向即ち端子金具1の長手方向に沿って並べられた複数の平面部24と、複数の連結部25とを備えている。変形部23は、複数の平面部24が前述した長手方向に沿って並べられて、側方からみて波形即ち鋸歯状に形成されている。
平面部24は、平板状に形成されている。複数の連結部25のうち一つは最も電線接続部10寄りの平面部24と第1板14とを回動自在に連結し、他の一つは最も電気接触部11寄りの平面部24と第2板17とを回動自在に連結し、残りの連結部25は互いに隣り合う平面部24同士を回動自在に連結する。連結部25は、図示例では、互いに隣り合う平面部24間と、最も電線接続部10寄りの平面部24と第1板14との間と、最も電気接触部11寄りの平面部24と第2板17との間に設けられたセルフヒンジとなっている。前述した連結部25は、前述した平面部24同士及び平面部24と第1及び第2板14,17とを回動することで、端子金具1の全長LT1,LT2(図8(a)及び図8(b)に示す)を変更自在としている。
このように、変形部23は、図8(a)に示す状態と図8(b)に示す状態とに亘って塑性変形自在(変形自在)となっている。このように、変形部23は、電線接続部10と電気接触部11との間隔D1,D2を変更可能に塑性変形自在(変形自在)になっている。
前述した構成の端子金具1は、厚手の板金を折り曲げるなどして得られる。また、本実施形態では、端子金具1は、図8(b)に示すように、板金を折り曲げて得られる際に、最も全長LT2が短い状態に成形される。そして、端子金具1は、電線接続部10に電線4を取り付け、電線接続部10と電気接触部11との間隔が所定の間隔となるように(即ち全長が所定の全長になるように)、変形部23が塑性変形される。
なお、第1ワイヤハーネス2では、図10に示すように、端子金具1の全長LT1(図8(a)に示す)が、最も長くなるように変形部23を塑性変形する。第2ワイヤハーネス3では、図11に示すように、端子金具1の全長LT2(図8(b)に示す)を最も短い状態に保つ(即ち、変形部23を変形しない)。
そして、電線4付きの端子金具1を端子収容室9内に挿入して、前述したコネクタ5(図9に示す)を組み立てる。こうして、互いに電線4の全長L1,L2が等しく、互いに全長LW1,LW2の異なる第1ワイヤハーネス2と第2ワイヤハーネス3を組み立てる。そして、第1ワイヤハーネス2及び第2ワイヤハーネス3は、コネクタ5が自動車に装備される電子機器のコネクタに嵌合して、自動車に配索されて、前述した電子機器に信号や電力を供給する。
本実施形態によれば、前述した第1の実施形態と同様に、伸縮部12により端子金具1の全長LT1,LT2が増減される。このため、電線接続部10に取り付けられた電線4と端子金具1とを合わせたもの即ちワイヤハーネス2,3の全長LW1,LW2を、増減することができる。
このため、第2ワイヤハーネス3の様に、電線4が必要以上に長くても、端子金具1の全長LT2を特に短くすることで、電線4に余長部分が生じることを防止できる。このため、ワイヤハーネス2,3の品番が異なっても、電線4を破損させる事なく、同じ長さの電線4を用いることを可能とする。したがって、品番の異なるワイヤハーネス2,3に共通の電線4を用いることを可能としている。
また、端子金具1の全長LT1,LT2を増減する伸縮部12を端子金具1が備え、電線4と端子金具1とを合わせたもの即ちワイヤハーネス2,3の全長LW1,LW2を増減することで、品番の異なるワイヤハーネス2,3に共通の電線4を用いることを可能としている。このため、品番の異なるワイヤハーネス2,3に共通の電線4を用いることを可能とするために、端子金具1と電線4とは別体の部品を設ける必要が生じないとともに、ワイヤハーネス2,3が配索される自動車の車体を構成するパネルに電線4の余長部分を沿わせるための凹凸を設ける必要が生じない。
したがって、ワイヤハーネス2,3の部品点数が、余長部分を配索するために増加することを防止でき、ワイヤハーネス2,3のコストの高騰を防止でき、パネルを製造する際にかかる工数の増加を防止して該パネルのコストの高騰を防止できる。
また、伸縮部12が、電線接続部10と電気接触部11との双方に連なり塑性変形することでこれらの間隔D1,D2を変更可能な変形部23を備えている。このため、変形部23が、電線接続部10と電気接触部11との間隔D1,D2を変更することで、端子金具1自体の全長LT1,LT2を確実に増減することができ、電線接続部10に取り付けられた電線4と端子金具1とを合わせたもの即ちワイヤハーネス2,3の全長LW1,LW2を、確実に増減することができる。
また、変形部23が複数の平面部24と平面部24同士を回動自在に連結する連結部25とを備えて、波形に形成されている。このため、変形部23は、連結部25で平面部24同士を回動することで、電線接続部10と電気接触部11との間隔D1,D2即ち端子金具1の全長LT1,LT2を確実に増減できる。したがって、電線接続部10に取り付けられた電線4と端子金具1とを合わせたもの即ちワイヤハーネス2,3の全長LW1,LW2を、確実に増減することができる。
なお、前述した第1及び第2の実施形態では、端子金具1として、電線4をかしめ片15,16でかしめる(圧着する)圧着端子を用いている。しかしながら、本発明では、端子金具1として、所謂圧接端子を用いて良いことは勿論である。また、前述した第1及び第2の実施形態では、端子金具1として、電気接触部11が筒状の端子接続部18を有した所謂雌端子を用いている。しかしながら、本発明では、端子金具1として、電気接触部11が棒状又は板状の端子接続部18を有した所謂雄端子を用いて良いことは勿論である。
また、前述した第1の実施形態では、係合部としての突起20を電線接続部10に設け、係合受け部としての穴21を電気接触部11に設けている。しかしながら、本発明では、係合部としての突起20を電気接触部11に設け、係合受け部としての穴21を電線接続部10に設けても良い。さらに、前述した第1の実施形態では、係合受け部としての穴21が電気接触部11を貫通している。しかしながら、本発明では、係合受け部としての穴21が電気接触部11の第2板17と、電線接続部10の第1板14とのうち一方の表面から凹の凹みであっても良い。
前述した第1の実施形態では、係合部としての突起20を設け、係合受け部としての穴21を設け、固定部13が固定片22を備えている。しかしながら、本発明では、係合部、係合受け部及び固定部13を種々の構成にしても良いことは勿論である。
さらに、前述した第2の実施形態では、伸縮部12が、平面部24と連結部25とを備えて波形に形成された変形部23を備えている。しかしながら、本発明では、変形部23が、波形以外の(例えば、コイル状などの)形状をなしても良いことは勿論である。
また、前述した第1及び第2の実施形態では、第1ワイヤハーネス2の端子金具1の全長LT1を最も長くし、第2ワイヤハーネス3の端子金具1の全長LT2を最も短くしている。しかしながら、本発明では、互いに係合させる突起20と穴21の数を適宜変更したり、変形部23を適宜塑性変形させることで、端子金具1の全長LT1,LT2を任意に変更しても良いことは勿論である。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の第1の実施形態にかかる第1ワイヤハーネスを示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態にかかる第2ワイヤハーネスを示す斜視図である。 図1及び図2に示されたワイヤハーネスのコネクタを分解して示す斜視図である。 図3に示された端子金具を分解して示す斜視図である。 図3に示された端子金具の斜視図である。 図1に示された第1ワイヤハーネスのコネクタを断面で示す平面図である。 図2に示された第2ワイヤハーネスのコネクタを断面で示す平面図である。 本発明の第2の実施形態にかかる端子金具を示す斜視図であり、(a)は最も全長が長い状態を示す斜視図であり、(b)は最も全長が短い状態を示す斜視図である。 図8に示された端子金具を備えたコネクタを分解して示す斜視図である。 図8に示された端子金具を備えた第1ワイヤハーネスのコネクタを断面で示す平面図である。 図8に示された端子金具を備えた第2ワイヤハーネスのコネクタを断面で示す平面図である。
符号の説明
1 端子金具
2 第1ワイヤハーネス(ワイヤハーネス)
3 第2ワイヤハーネス(ワイヤハーネス)
4 電線
5 コネクタ
10 電線接続部
11 電気接触部
12 伸縮部(全長増減手段)
13 固定部
20 突起(係合部)
21 穴(係合受け部)
23 変形部
23a 一端
23b 他端
24 平面部
25 連結部
LT1,LT2 端子金具の全長
D1,D2 電線接続部と電気接触部との間隔

Claims (8)

  1. 電線に接続される電線接続部と、
    相手側の端子金具に接続する電気接触部と、を備えた端子金具において、
    前記電線接続部と前記電気接触部とを合わせた全長を増減可能な全長増減手段を備えたことを特徴とする端子金具。
  2. 前記電線接続部と前記電気接触部とを別体に形成し、
    前記全長増減手段は、
    前記電線接続部と前記電気接触部とのうち一方に前記電線接続部に取り付けられる電線の長手方向に沿って並べられた複数の係合部と、
    前記電線接続部と前記電気接触部とのうち他方に前記電線接続部に取り付けられる電線の長手方向に沿って並べられているとともに前記係合部が係合可能な複数の係合受け部と、を備え、
    複数の係合部と複数の係合受け部とのうち互いに係合させる係合部と係合受け部の数を変更することで、全長を増減することを特徴とする請求項1記載の端子金具。
  3. 前記係合部は前記電線接続部と前記電気接触部とのうち一方から凸の突起であり、
    前記係合受け部は前記電線接続部と前記電気接触部とのうち他方に設けられた穴であることを特徴とする請求項2記載の端子金具。
  4. 前記電線接続部と前記電気接触部とを互いに固定する固定部を備えたことを特徴とする請求項2又は請求項3記載の端子金具。
  5. 前記全長増減手段は、
    一端が前記電線接続部に連なり、他端が前記電気接触部に連なるとともに、前記電線接続部と前記電気接触部との間の間隔を変更可能に変形自在な変形部を備えたことを特徴とする請求項1記載の端子金具。
  6. 前記変形部は、前記電線の長手方向に沿って並べられた複数の平面部と、互いに隣り合う平面部同士を互いに回動自在に連結する連結部と、を備え、波形に形成されていることを特徴とする請求項5記載の端子金具。
  7. 請求項1ないし請求項6のうちいずれか一項に記載の端子金具を備えたことを特徴とするコネクタ。
  8. 請求項1ないし請求項6のうちいずれか一項に記載の端子金具を備えたことを特徴とするワイヤハーネス。

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