JP3275744B2 - ワークの熱圧着装置 - Google Patents

ワークの熱圧着装置

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JP3275744B2
JP3275744B2 JP32124696A JP32124696A JP3275744B2 JP 3275744 B2 JP3275744 B2 JP 3275744B2 JP 32124696 A JP32124696 A JP 32124696A JP 32124696 A JP32124696 A JP 32124696A JP 3275744 B2 JP3275744 B2 JP 3275744B2
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thermocompression
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークを基板の縁
部に熱圧着するワークの熱圧着装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】パソコン、テレビなどの電子機器のディ
スプレイとして用いられる液晶パネルやプラズマパネル
などのパネルは、ガラス基板などの基板の縁部にドライ
バであるワークをボンディングして組み立てられる。ワ
ークとしては、フィルムキャリアを用いてTAB(Ta
pe Automated Bonding)法により
製造されたワークが多用されている。
【0003】従来のワークの熱圧着装置は、基板を保持
テーブル上に水平な姿勢で載置し、その状態でワークの
リードを熱圧着ヘッドにより基板の縁部の電極に熱圧着
してボンディングするようになっていた。またワーク
は、基板の直交する複数の辺の縁部に横一列に多数個ボ
ンディングする必要があり、そのため基板を保持する保
持テーブルを可動テーブルにより水平移動させて、基板
の複数の辺の縁部にワークをボンディングするようにな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで近年、テレビ
の広画面化などにともなって、パネルのサイズは大型化
している。このため可動テーブルの駆動による基板の水
平方向の移動範囲も広くなり、熱圧着装置が益々大型化
する傾向にある。このため熱圧着装置の設置スペースも
広くなっており、設置工場の面積の制約から装置の小型
化が望まれていた。
【0005】また下受部材で基板の縁部の下面を下方か
ら下受けした状態で、熱圧着ヘッドでリードを基板の電
極に押し付けることによりワークは基板にボンディング
されるが、この押し付け力の反力に対向するために、熱
圧着ヘッドや下受部材の支持構造を強固に構築せねばな
らず、このことも装置が大型化する大きな原因となって
いた。
【0006】したがって本発明は、構造を小型化・簡単
化できるワークの熱圧着装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のワークの熱圧着
装置は、基板を保持する保持テーブルと、この保持テー
ブルに保持された基板の縁部に位置決めされたワークを
基板に押し付けて熱圧着する熱圧着ヘッドと、基板の縁
部を支えて前記熱圧着ヘッドの押し付け力を支えるバッ
クアップ部材とを備え、前記熱圧着ヘッドと前記バック
アップ部材を同一フレームの上部と下部に互いに対向さ
せて取付け、かつこのフレームを基板の縁部に沿って移
動させる移動手段を設けた。
【0008】
【発明の実施の形態】上記構成の本発明は、熱圧着ヘッ
ドとバックアップ部材により基板の縁部とこの縁部に位
置決めされたワークを上下からはさみ付けることによ
り、ワークを基板の縁部に熱圧着してボンディングす
る。また熱圧着ヘッドとバックアップ部材を一体的に基
板の縁部に沿って移動させることにより、基板の縁部に
多数個のワークを横一列に熱圧着していく。
【0009】以下、本発明の一実施の形態を図面を参照
して説明する。図1(a),(b)は、本発明の一実施
の形態のワークがボンディングされた基板の平面図、図
2は同ワークの熱圧着装置の平面図、図3は同ワークの
熱圧着装置の側面図、図4は同ACFの貼着ユニットの
側面図、図5、図6、図7、図8、図9、図10は同A
CFの貼着ユニットの動作説明図、図11は同ワークの
熱圧着装置の転送ユニットの平面図、図12、図13、
図14、図15、図16は同ワークの熱圧着装置の転送
ユニットの動作説明図、図17は同ワークの熱圧着装置
の観察ユニットの側面図、図18、図19、図20は同
ワークの熱圧着装置の熱圧着動作の説明図である。
【0010】まず、図1を参照して、基板について説明
する。図1(a)はワークをボンディング中の基板を示
しており、また図1(b)はワークのボンディングが終
了した基板を示している。図1(a)において、この基
板1は、プラズマパネルであって、長方形のガラス板を
2枚貼り合わせて作られている。基板1の3つの辺の縁
部には回路パターンの電極2が狭ピッチで形成されてい
る。3はワークであって、ガラエポ基板などの細長いサ
ブ基板4上にドライバであるチップ5を搭載し、かつそ
の縁部に2枚のコネクタ6をボンディングして作られて
いる。このコネクタ6はFPC(Flexible P
rinted Circuit)で形成されている。
【0011】図1(a)に示すように、基板1の縁部の
電極2上に貼着された異方性導電テープ(以下、「AC
F」という)7上にコネクタ6の自由端部を熱圧着して
ボンディングする。図1(b)に示すように、最終的に
は、基板1の2つの長辺と1つの短辺の合計3つの辺の
縁部にワーク3は横一列にボンディングされる。なお、
長辺のワーク3は基板1の表面にボンディングされ、短
辺のワーク3は基板1の裏面に表裏反転してボンディン
グされる。通常、長辺にボンディングされるワーク3と
短辺にボンディングされるワーク3の品種は異なる。
【0012】後述するように、ACF7は図4に示す貼
着手段により基板1の縁部に貼り付けられる。またワー
ク3は、図2および図3に示す熱圧着装置によりACF
7上に熱圧着してボンディングされる。なおコネクタ6
は、フィルムキャリア(樹脂フィルム)にリード(図示
せず)を狭ピッチで多数形成して成るものであり、リー
ドを電極2に位置合わせしたうえで、コネクタ6はAC
F7を介して基板1にボンディングされる。
【0013】次に、図2および図3を参照して、ワーク
の熱圧着装置について説明する。図2および図3におい
て、10は基台であり、以下に述べる要素が組み付けら
れている。11は基台10の側部中央に設けられた可動
テーブルであって、Yテーブル12上にZθテーブル1
3を載置して成っている。Zθテーブル13から上方へ
突出する回転軸14上には円形の保持テーブル15が設
けられている。基板1は保持テーブル15上に保持され
る。
【0014】図2に示すように、Yテーブル12にはY
方向の送りねじ16が内蔵されており、Y軸モータ17
が駆動して送りねじ16が回転すると、Yテーブル11
上のZθテーブル13はY方向へ水平移動し、これによ
り基板1をY方向へ移動させる。またZθテーブル13
に内蔵されたZ軸モータ(図示せず)が駆動すると回転
軸14は上下動し、これにより基板1も上下動する。ま
たZθテーブル13に内蔵されたθモータ(図示せず)
が駆動すると回転軸14は回転し、基板1は水平回転す
る。すなわち、可動テーブル11により、基板1のY方
向の位置と高さと回転角度を調整する。
【0015】図2において、可動テーブル11の両側部
には、コンベヤ18,19が設けられている。一方のコ
ンベヤ18は基板1を可動テーブル11上へ搬入する。
また他方のコンベヤ19は、ワーク3のボンディングが
終了した基板1を次の工程へ搬出する。なおコンベヤ1
8,19による基板1の搬送方向をX方向とする。
【0016】次に、図3を参照して、ワーク3を基板1
の縁部に熱圧着する熱圧着手段について説明する。21
は略コの字形のフレームである。フレーム21は台部2
2上に設置されている。台部22の断面はU字形であ
り、その両側部の上面にはX方向に長尺のレール23が
設けられている。またフレーム21の下面にはレール2
3にスライド自在に嵌合するスライダ24が設けられて
いる。フレーム21の下面中央にはナット25が装着さ
れている。また台部22にはこのナット25が螺着され
たX方向に長尺の送りねじ26(図2も参照)が設けら
れている。モータ27に駆動されて送りねじ26が回転
すると、ナット25は送りねじ26に沿って移動し、こ
れによりフレーム21はX方向へ移動する。
【0017】図3において、フレーム21の上部突端部
には熱圧着ヘッド30が取付けられている。熱圧着ヘッ
ド30の下部には熱圧着ツール31が設けられており、
またその上部には上下動手段32が設けられている。上
下動手段32としては、例えばシリンダが用いられる。
上下動手段32が駆動すると、熱圧着ツール31は上下
動作を行う。
【0018】次に、図3および図4を参照して、基板1
の縁部の下面を下方から支える下受手段について説明す
る。図3および図4において、33は長板状のバックア
ップ部材であって、X方向に横長のブロック34上に設
けられている。図3において、ブロック34の背面には
スライダ35が設けられている。スライダ35は、フレ
ーム21の下部突端面に設けられた垂直なレール36に
スライド自在に嵌合している。図3に示すように、熱圧
着ヘッド30の熱圧着ツール31とバックアップ部材3
3は、基板1の縁部を上下からはさむように互いに対向
してフレーム21に取り付けられている。
【0019】図4において、ブロック34の下面にはノ
コ刃形の傾斜面37が水平方向に3箇所形成されてい
る。これらの傾斜面37はそれぞれローラ38に接地し
ている。ローラ38は水平なシャフト39に軸着されて
いる。シャフト39の左端部はナット40に結合されて
いる。ナット40は水平なレール41上にスライド自在
に設けられている。またナット41には水平な送りねじ
42が螺入している。
【0020】モータ43が駆動して送りねじ42が正回
転すると、ナット40は送りねじ42に沿ってX1方向
へ移動する。するとローラ38は下台44上をX1方向
へ転動し、これにより傾斜面37はローラ38で押し上
げられ、ブロック34およびバックアップ部材33は上
昇する。また送りねじ42が逆回転すると、ナット40
およびローラ38はX2方向へ移動し、ブロック34お
よびバックアップ部材33は下降する。すなわち傾斜面
37、ローラ38、ナット40、送りねじ42、モータ
43などは、バックアップ部材33の上下動手段となっ
ている。
【0021】図3において、バックアップ部材33は上
昇して基板1の縁部の下面を下方から支える。その状態
で熱圧着ツール31は下降し、コネクタ6を基板1の縁
部の電極2上に貼着されたACF7に押し付けて熱圧着
する。このように熱圧着ツール31をコネクタ6に押し
付け、またバックアップ部材33で基板1を下方から支
えると、熱圧着ヘッド30には上向きの大きな反力が発
生し、またバックアップ部材33には下向きの大きな反
力が発生する。しかしながら熱圧着ヘッド30とバック
アップ部材33は、略コの字形の同一フレーム21に取
付けられているので、この反力どうしはフレーム21の
内部で相殺される。したがってフレーム21を鋼材など
の強固な素材で形成すれば、上記反力を十分に吸収でき
るので、熱圧着ヘッド30やバックアップ部材33の支
持構造を小型化・簡単化できる。
【0022】次に、図4を参照してACF7を基板1の
縁部の電極2上に貼着する貼着手段50について説明す
る。図4において、51は貼着手段50の主体となる支
持板であって、以下に述べる要素が組み付けられてい
る。52は供給リールであって、ACF7が巻回されて
いる。ACF7はベーステープ8に貼着されており、後
述する方法によりACF7を基板1に貼着した後、ベー
ステープ8は巻取りリール53に巻取られる。巻取りリ
ール53を回転させるモータ54は支持フレーム51に
内蔵されている。
【0023】供給リール52に巻回されたACF7は繰
出しローラ55で繰り出され、ガイドローラ56,5
7,62,63に沿って送行される。繰出しローラ55
とガイドローラ56の間にはテンション手段58が設け
られている。ACF7はテンション手段58内を垂下
し、テンション手段58の吸引機構(図示せず)により
吸引されて、不要に緩まないようにテンションが付与さ
れる。
【0024】ガイドローラ56とガイドローラ57の間
にはカッターユニット59が設けられている。ACF7
は、カッターユニット59の刃60により、所定長さに
切断される。61は刃60の受部である。なお刃60は
ACF7のみを切断し、ベーステープ8は切断しない。
66はベーステープ8をACF7から剥離させるための
剥離ローラである。
【0025】ガイドローラ57とガイドローラ62の間
には、圧着ヘッド64が設けられている。圧着ヘッド6
4の下部にはX方向に長尺の圧着ツール65が設けられ
ている。圧着ヘッド64に内蔵された上下動機構により
圧着ツール65は上下動作を行う。67はローラであ
り、ガイドローラ62と共にベーステープ8を把持し、
図示しないモータにより回転することによってベーステ
ープ8を巻取りリール53側へ所望の長さだけ送る。
【0026】次に、図5〜図10を参照して、貼着手段
50によりACF7を基板1に貼着する動作を説明す
る。図5は、ベーステープ8が圧着ツール65の下面に
沿っている状態を示している。なお以下に述べる動作中
には、基板1の縁部はバックアップ部材33で下方から
支持されている。
【0027】さて、図5に示すようにカッターユニット
59を右方へ前進させてACF7を所定長さに切断す
る。次に送りローラ67でベーステープ8を送りなが
ら、供給リール52からACF7を所定長さ繰出し、A
CF7を圧着ツール65の下面に沿わせる(図6)。送
られたベーステープ8は巻取りリールで自動的に巻取ら
れる。
【0028】次に圧着ヘッド64を下降させてACF7
を基板1に押し付け(図7)、次に圧着ヘッド64を上
昇させて押し付けを解除する(図8)。次に図9に示す
ように剥離ローラ66を左方へ前進させることにより、
ベーステープ8をACF7から強制的に剥離させる。剥
離が終了したならば、剥離ローラ66を右方へ後退さ
せ、原位置に戻す(図10)。以上により、ACF7は
ベーステープ8から剥離されて基板1の電極2上に貼着
される。以上の動作が繰り返されることにより、基板1
の縁部の電極2上にはACF7が次々に貼着される。
【0029】図2において、基台10の上面隅部にはマ
ガジン70が複数個(本例では4個)設置されている。
各々のマガジン70の内部にはワーク3が段積して収納
されている。71はマガジン70を昇降させるためのリ
フター、72はその駆動用モータである。マガジン70
を昇降させることにより、所望のワーク3を取り出し可
能なレベルに調整する。なおこのようなマガジン機構は
周知のものである。80はワーク3の転送ユニットであ
って、マガジン70内のワーク3を一枚づつ取り出し、
ワーク3の受台90上へ受け渡すものである。次に、図
15を参照して、転送ユニット80の構造を説明する。
【0030】図15において、81はθテーブルであ
り、第1のチャックユニット82aと第2のチャックユ
ニット82bが載せられている。第1のチャックユニッ
ト82aと第2のチャックユニット82bは、同構造で
あって、それぞれ長尺の本体83と、本体83の長手方
向に配設された送りねじ84と、送りねじ84を回転さ
せるモータ85と、送りねじ84に螺着されたナット8
6と、ナット86に後端部を結合されたアーム87と、
アーム87の先端部に装着された第1のチャック子88
aおよび第2のチャック子88bから成っている。
【0031】モータ85が駆動して送りねじ84が回転
すると、ナット86は送りねじ84に沿って移動し、第
1のチャック子88aと第2のチャック子88bは、互
いに独立して水平方向へ前進後退する。すなわち送りね
じ84、モータ85、ナット86は、第1のチャック子
88aと第2のチャック子88bを水平移動させる水平
移動手段となっている。
【0032】図15において、受台90は、マガジン7
0と直交する位置に配設されている(図2も参照)。ま
た図2および図3に示すように受台90の下面に装着さ
れたナット93にはX方向の送りねじ91が螺着されて
いる。図3において、受台90の下部には台部94が設
けられている。台部94の両側部上面にはX方向のレー
ル95が設けられており、受台90の下面に設けられた
スライダ96はレール95に嵌合している。したがって
モータ92(図2)が駆動して送りねじ91が回転する
と、受台90はレール95に沿ってX方向へ移動する。
【0033】図3および図15において、100は観察
ユニットである。観察ユニット100は、支持台101
に2個のカメラ102を装着して成っている。支持台1
01は台部103上に立設されている。台板103の下
面にはスライダ104が装着されている。スライダ10
4はプレート105上のレール106に嵌合している。
また台板103の下面にはカムフォロア107が設けら
れている。カムフォロア107はカム108に当接して
いる。プレート105の下面には、カム108を回転さ
せるモータ109が設けられている。モータ109が駆
動してカム108が回転すると、カムフォロア107は
カム108に押されてY方向へ移動し、これにより台部
103および台部103上のカメラ102はレール10
6に沿ってY方向へ移動する。
【0034】図3において、プレート105の下面には
ナット110が装着されている。ナット110はX方向
の送りねじ111(図2も参照)に螺着されている。1
12は送りねじ111を回転させるモータである。11
3は台部であって、その両側部上面にはレール114が
設けられている。プレート105の下面に設けられたス
ライダ115はレール114に嵌合している。したがっ
てモータ112(図2)が駆動して送りねじ111が回
転すると、ナット110は送りねじ111に沿ってX方
向へ移動し、観察ユニット100も同方向へ移動する。
図15において、99は制御部であり、カメラ102に
取込まれた画像データの解析や、モータ85の制御など
を行う。
【0035】次に転送ユニット80と観察ユニット10
0の動作について説明する。図11〜図16は、動作順
に示している。図11は、当初の状態を示しており、こ
の状態で2個の第1のチャック子88aと第2のチャッ
ク子88bはマガジン70内のワーク3に対向してい
る。さて、図12に示すようにモータ85が駆動する
と、ナット86は送りねじ84に沿って前進し、これに
より第1のチャック子88aと第2のチャック子88b
はマガジン70に向って前進し、ワーク3のサブ基板4
をチャックする。次にモータ85は逆方向に駆動し、第
1のチャック子88aと第2のチャック子88bは後退
してチャックしたワーク3をマガジン70から引き出す
(図13)。
【0036】次にθテーブル81が駆動することによ
り、第1のチャックユニット82aと第2のチャックユ
ニット82bは時計方向へ90°水平回転し、第1のチ
ャック子88aと第2のチャック子88bでチャックし
たワーク3を受台90へ向ける(図2および図14)。
次いでモータ85を駆動して第1のチャック子88aと
第2のチャック子88bを受台90へ向って前進させ、
ワーク3を受台90上に位置させる。図15は、このと
きの状態を示している。
【0037】次に、図15および図16を参照して、ワ
ーク3の水平方向の向き(姿勢)の矯正方法について説
明する。なおこの矯正は、ワーク3の向きを、これがボ
ンディングされる基板1の向きと正確に一致させるため
に行うものである。図15において、2個のカメラ10
2でコネクタ6を観察し、その画像データを制御部99
で解析することにより、ワーク3のX方向に対する回転
角度α(図16)を求める。なおこのような画像解析は
周知画像処理技術で行うことができる。
【0038】図16に示すように、この解析結果に基づ
いて、モータ85を駆動して第1のチャック子88aと
第2のチャック子88bを互いに独立して平行に前進後
退(矢印A,B参照)させることにより、ワーク3を水
平回転させ、回転角度αが基板1の向きと一致するよう
にワーク3の向きを矯正する。なお基板の向きは、予め
観察ユニットで検出しておく。図16において、鎖線で
示すワーク3は姿勢矯正中を示しており、また実線で示
すワーク3は矯正後を示している。なお各々のモータ8
5の駆動量を制御することにより、第1のチャック子8
8aと第2のチャック子88bの矢印A,B方向の移動
量は自由に調整でき、これによりワーク3を自由に水平
回転させてその向きを矯正することができる。
【0039】このワークの熱圧着装置は上記のような構
成より成り、次に各図を参照して全体の動作を説明す
る。まず、図2において基板1をコンベヤ18により可
動テーブル11上に搬入する。図2において、破線で示
す基板1は、可動テーブル11上に位置決めされた状態
を示している。
【0040】次に図2においてモータ27を駆動し、フ
レーム21を基板1の縁部に対向する位置に移動させた
うえで、基板1の縁部の電極2上にACF7を貼着す
る。この貼着動作は図4〜図10を参照して説明したと
おりである。
【0041】次に、図2において、転送ユニット80に
よりマガジン70内のワーク3を1個取り出し、受台9
0上に受け渡す。この受け渡し動作は図11〜図15を
参照して説明したとおりである。次に、受台90に載せ
られたワーク3の向きの矯正を行う。この矯正方法は、
図15および図16を参照して説明したとおりである。
【0042】さて、以上のようにして前準備が終了した
ならば、次に以下のようにしてワーク3を基板1にボン
ディングする。まず、図2において、モータ92を駆動
して、ワーク3が載せられた受台90を可動テーブル1
1上の基板1に対向する位置へ移動させ、ワーク3と基
板1の位置合わせを行う。図17は、この位置合わせ動
作を示している。図17は、Zθテーブル13を駆動し
て基板1を上昇させ、基板1の縁部をコネクタ6に近接
させた状態を示している。
【0043】さて、図2において、モータ112を駆動
して観察ユニット100を基板1の下方へ移動させ、次
に図17においてカム108(図3)を回転させること
によりカメラ12を右方へ前進させてコネクタ6の下方
へ位置させる。そしてカメラ102で基板1の電極2と
コネクタ6のリードが合致しているかどうかを観察す
る。
【0044】この観察の結果、電極2とリードに許容量
以上の位置ずれがあれば、基板1とワーク3を相対的に
移動させることにより、この位置ずれを補正する。位置
ずれのうち、X方向の位置ずれはモータ92(図2)を
駆動して受台90をX方向へ移動させてワーク3を同方
向へ移動させることにより補正する。Y方向の位置ずれ
は、Yテーブル12を駆動して基板1をY方向へ移動さ
せることにより行う。ただし、一般にはY方向の位置ず
れ許容量は大きいので、このY方向の位置ずれの補正を
行う必要はない。また回転方向の位置ずれは、Zθテー
ブル13を駆動して基板1を水平回転させることにより
補正する。
【0045】以上のようにしてワーク3と基板1の位置
合わせが終了したならば、次にワーク3を基板1に熱圧
着する。図18〜図20は、熱圧着動作を示している。
図18はワーク3と基板1の位置合わせが終了した後、
観察ユニット100を後方へ退去させ、熱圧着ヘッド3
0とバックアップ部材33を貼着位置へ移動させてきた
状態を示している。
【0046】まず、図19に示すようにモータ43(図
4)を駆動してバックアップ部材33を上昇させ、基板
1の縁部の下面を支持する。次にシリンダ32(図3)
を駆動して熱圧着ツール31を下降させ、コネクタ6に
押し付ける(図20)。次いで熱圧着ツール31を上昇
させるとともに、バックアップ部材33を下降させれば
図18の状態に戻る。以上により、コネクタ6はACF
7を介して基板1の上面に熱圧着してボンディングされ
る。観察ユニット100やフレーム21をX方向へ移動
させながら、上記動作を繰り返すことにより、基板1の
一辺の縁部に対し、ワーク3を次々にボンディングして
いく。
【0047】基板1の一辺に対するワーク3のボンディ
ングが終了したならば、Zθテーブル13(図2)を駆
動して基板1を90°水平回転させ、上記と同様の動作
により、次の辺に対してワーク3をボンディングする。
そしてワーク3のボンディングがすべて終了したなら
ば、基板1をコンベヤ19(図2)により次の工程へ搬
送する。
【0048】
【発明の効果】本発明は、熱圧着ヘッドとバックアップ
部材により基板の縁部とこの縁部に位置決めされたワー
クを上下からはさみ付けることにより、ワークを基板の
縁部に熱圧着してボンディングするようにしているの
で、熱圧着ヘッドとバックアップ部材が取付けられるフ
レームを強固に形成すればよく、熱圧着ヘッドとバック
アップ部材に生じる反力に対向するための強固な支持手
段を不要にできるので、装置を小型化・簡単化できる。
【0049】また熱圧着ヘッドとバックアップ部材を一
体的に基板の縁部に沿って移動させることにより、基板
の縁部に多数個のワークを横一列に熱圧着していくよう
にしているので、基板をワークの熱圧着方向(上記実施
の形態ではX方向)へ移動させる必要はなく、したがっ
て基板の移動範囲を大巾に狭くできるので、大形の基板
であっても装置全体の設置スペースを大巾に小さくする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施の形態のワークがボンデ
ィングされた基板の平面図 (b)本発明の一実施の形態のワークがボンディングさ
れた基板の平面図
【図2】本発明の一実施の形態のワークの熱圧着装置の
平面図
【図3】本発明の一実施の形態のワークの熱圧着装置の
側面図
【図4】本発明の一実施の形態のACFの貼着ユニット
の側面図
【図5】本発明の一実施の形態のACFの貼着ユニット
の動作説明図
【図6】本発明の一実施の形態のACFの貼着ユニット
の動作説明図
【図7】本発明の一実施の形態のACFの貼着ユニット
の動作説明図
【図8】本発明の一実施の形態のACFの貼着ユニット
の動作説明図
【図9】本発明の一実施の形態のACFの貼着ユニット
の動作説明図
【図10】本発明の一実施の形態のACFの貼着ユニッ
トの動作説明図
【図11】本発明の一実施の形態のワークの熱圧着装置
の転送ユニットの平面図
【図12】本発明の一実施の形態のワークの熱圧着装置
の転送ユニットの動作説明図
【図13】本発明の一実施の形態のワークの熱圧着装置
の転送ユニットの動作説明図
【図14】本発明の一実施の形態のワークの熱圧着装置
の転送ユニットの動作説明図
【図15】本発明の一実施の形態のワークの熱圧着装置
の転送ユニットの動作説明図
【図16】本発明の一実施の形態のワークの熱圧着装置
の転送ユニットの動作説明図
【図17】本発明の一実施の形態のワークの熱圧着装置
の観察ユニットの側面図
【図18】本発明の一実施の形態のワークの熱圧着装置
の熱圧着動作の説明図
【図19】本発明の一実施の形態のワークの熱圧着装置
の熱圧着動作の説明図
【図20】本発明の一実施の形態のワークの熱圧着装置
の熱圧着動作の説明図
【符号の説明】
1 基板 2 電極 3 ワーク 11 可動テーブル 15 保持テーブル 21 フレーム 25 ナット 26 送りねじ 27 モータ 30 熱圧着ヘッド 33 バックアップ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/60

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板を保持する保持テーブルと、この保持
    テーブルに保持された基板の縁部に位置決めされたワー
    クを基板に押し付けて熱圧着する熱圧着ヘッドと、基板
    の縁部を支えて前記熱圧着ヘッドの押し付け力を支える
    バックアップ部材とを備え、前記熱圧着ヘッドと前記バ
    ックアップ部材を同一フレームの上部と下部に互いに対
    向させて取付け、かつこのフレームを基板の縁部に沿っ
    て移動させる移動手段を設けたことを特徴とするワーク
    の熱圧着装置。
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