JP3274768B2 - 自動排水式入浴装置 - Google Patents
自動排水式入浴装置Info
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- JP3274768B2 JP3274768B2 JP18066394A JP18066394A JP3274768B2 JP 3274768 B2 JP3274768 B2 JP 3274768B2 JP 18066394 A JP18066394 A JP 18066394A JP 18066394 A JP18066394 A JP 18066394A JP 3274768 B2 JP3274768 B2 JP 3274768B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、身体障害者や養護老人
等のための入浴装置に関する。
等のための入浴装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の技術として実開平４−７１９３４
号公報に、浴槽と、貯湯槽と、湯水移動ラインとからな
る貯湯槽併設入浴装置が開示されている。
号公報に、浴槽と、貯湯槽と、湯水移動ラインとからな
る貯湯槽併設入浴装置が開示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来装置は、
浴槽と貯湯槽との間を湯を往復移動させるが、貯湯槽に
湯が残っている場合に、浴槽に増し湯した時増量した湯
が貯湯槽に完全に移動しない事態が生じる。湯が貯湯槽
に全部は移動せず浴槽に残ると、湯の重量が掛って浴槽
のドアが開きにくかったりドアをあけると湯が飛び出し
て来て介助者に掛ったり浴室を水浸しにしたりし、不都
合である。上記増し湯した時には、貯湯槽の残湯を手動
で排水するか、又は、貯湯槽を大容量のものにするか、
更に又は、貯湯槽へ移動する湯を溢れるさせるか、等の
何らかの対応をするが、その場合、前述の手動排水式で
は、操作手数が掛り、又、大容量貯湯槽式では、場所を
大きく取り、更に又、貯湯槽溢水式では、通常湯水移動
機構のポンプの流量が極めて大きいので、浴室の排水が
間にあわず貯湯槽から溢水させると浴室が水浸しにな
り、各対応手段にはそれぞれ不都合があった。本発明の
目的は、上記欠点を解決したものであり、浴槽と貯湯槽
との間にわたって湯を容易且つ確実に往復移動させるこ
とができる自動排水式入浴装置を提供することにある。
浴槽と貯湯槽との間を湯を往復移動させるが、貯湯槽に
湯が残っている場合に、浴槽に増し湯した時増量した湯
が貯湯槽に完全に移動しない事態が生じる。湯が貯湯槽
に全部は移動せず浴槽に残ると、湯の重量が掛って浴槽
のドアが開きにくかったりドアをあけると湯が飛び出し
て来て介助者に掛ったり浴室を水浸しにしたりし、不都
合である。上記増し湯した時には、貯湯槽の残湯を手動
で排水するか、又は、貯湯槽を大容量のものにするか、
更に又は、貯湯槽へ移動する湯を溢れるさせるか、等の
何らかの対応をするが、その場合、前述の手動排水式で
は、操作手数が掛り、又、大容量貯湯槽式では、場所を
大きく取り、更に又、貯湯槽溢水式では、通常湯水移動
機構のポンプの流量が極めて大きいので、浴室の排水が
間にあわず貯湯槽から溢水させると浴室が水浸しにな
り、各対応手段にはそれぞれ不都合があった。本発明の
目的は、上記欠点を解決したものであり、浴槽と貯湯槽
との間にわたって湯を容易且つ確実に往復移動させるこ
とができる自動排水式入浴装置を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、入浴用の
浴槽（１）と、湯を収容する貯湯槽（２）と、浴槽
（１）と貯湯槽（２）に連通し相互に湯を移動させる湯
移動装置（３）と、浴槽（１）に増し湯と貯湯槽（２）
の排水を同期して行なう自動排水手段（４）とからなる
自動排水式入浴装置である。又、浴槽（１）へ入れる増
し湯の流量と、貯湯槽（２）から排水する排水流量とを
略同一に調整する調整手段（２４）を設けている。
浴槽（１）と、湯を収容する貯湯槽（２）と、浴槽
（１）と貯湯槽（２）に連通し相互に湯を移動させる湯
移動装置（３）と、浴槽（１）に増し湯と貯湯槽（２）
の排水を同期して行なう自動排水手段（４）とからなる
自動排水式入浴装置である。又、浴槽（１）へ入れる増
し湯の流量と、貯湯槽（２）から排水する排水流量とを
略同一に調整する調整手段（２４）を設けている。
【０００５】
【作用】本発明における浴槽１は入浴に供し、貯湯槽２
には湯を収容し、湯移動装置３は浴槽１と貯湯槽２に連
通し相互に湯を移動させる。自動排水手段４は、浴槽１
への増し湯と貯湯槽２からの排水を同期して行なう。調
整手段２４は、浴槽１へ入れる増し湯の流量に、貯湯槽
２から排水する排水流量を略同一に調整する。
には湯を収容し、湯移動装置３は浴槽１と貯湯槽２に連
通し相互に湯を移動させる。自動排水手段４は、浴槽１
への増し湯と貯湯槽２からの排水を同期して行なう。調
整手段２４は、浴槽１へ入れる増し湯の流量に、貯湯槽
２から排水する排水流量を略同一に調整する。
【０００６】
【実施例】図１、２に示す本発明の第１実施例は、入浴
用の浴槽１と、湯を収容する貯湯槽２と、浴槽１と貯湯
槽２に連通し相互に湯を移動させる湯移動装置３と、浴
槽１に増し湯と貯湯槽２の排水は同期して行なわれる自
動排水手段４とからなる。浴槽１は、前面にドア５が形
成され、縁上部には増し湯を注ぐ増し湯口６が設けら
れ、ドア５の前方にスロープ７が設置される。
用の浴槽１と、湯を収容する貯湯槽２と、浴槽１と貯湯
槽２に連通し相互に湯を移動させる湯移動装置３と、浴
槽１に増し湯と貯湯槽２の排水は同期して行なわれる自
動排水手段４とからなる。浴槽１は、前面にドア５が形
成され、縁上部には増し湯を注ぐ増し湯口６が設けら
れ、ドア５の前方にスロープ７が設置される。
【０００７】貯湯槽２は、浴槽１の一側に設置され、浴
槽１の湯を移動し収容するものであり、該貯湯槽２の底
部には排水口８が設けられる。湯移動装置３は、前記浴
槽１の筐体内の後下部に設置される給湯ポンプ９及び排
水ポンプ１０と、該両ポンプ９・１０を介して浴槽１と
貯湯槽２を連通する給湯路１１及び排水路１２とからな
る。
槽１の湯を移動し収容するものであり、該貯湯槽２の底
部には排水口８が設けられる。湯移動装置３は、前記浴
槽１の筐体内の後下部に設置される給湯ポンプ９及び排
水ポンプ１０と、該両ポンプ９・１０を介して浴槽１と
貯湯槽２を連通する給湯路１１及び排水路１２とからな
る。
【０００８】自動排水手段４は、水と湯を混合弁１３で
適温に混合してなる湯を前記増し湯口６へ供給制御する
増し湯弁１４と、前記排水口８に接続される排水弁１５
と、増し湯弁１４と排水弁１５を同期させて開閉制御す
る増し湯指示器１６とからなる。調整手段２４は、前記
排水口８の下流路に接続され、浴槽１へ入れる増し湯の
流量と、貯湯槽２から排水する排水流量とを略同一に調
整するものであり、調整弁１７で構成される。
適温に混合してなる湯を前記増し湯口６へ供給制御する
増し湯弁１４と、前記排水口８に接続される排水弁１５
と、増し湯弁１４と排水弁１５を同期させて開閉制御す
る増し湯指示器１６とからなる。調整手段２４は、前記
排水口８の下流路に接続され、浴槽１へ入れる増し湯の
流量と、貯湯槽２から排水する排水流量とを略同一に調
整するものであり、調整弁１７で構成される。
【０００９】図３に示す第２実施例は、前述第１実施例
における排水弁１５をモーターバルブ２５に代え、増し
湯の流量を検出する増し湯流量検出器２６を増し湯口６
の下流路に追加して設け、前記モーターバルブ２５の開
度を制御する弁制御器２７を追加して設けてなる。調整
手段２４は、モーターバルブ２５と増し湯流量検出器２
６と弁制御器２７とからなる。前記弁制御器２７は増し
湯流量検出器２６の信号を得て排水流量が増し湯流量と
同一になるようにモーターバルブ２５を開口制御する。
における排水弁１５をモーターバルブ２５に代え、増し
湯の流量を検出する増し湯流量検出器２６を増し湯口６
の下流路に追加して設け、前記モーターバルブ２５の開
度を制御する弁制御器２７を追加して設けてなる。調整
手段２４は、モーターバルブ２５と増し湯流量検出器２
６と弁制御器２７とからなる。前記弁制御器２７は増し
湯流量検出器２６の信号を得て排水流量が増し湯流量と
同一になるようにモーターバルブ２５を開口制御する。
【００１０】更に、図４に示す第３実施例は、前述第１
実施例における増し湯弁１４を増し湯モーターバルブ２
８に代え、調整弁１７を排水量を検出する排水量検出器
２９に代え、排水量検出器２９の信号をもとに前記増し
湯モーターバルブ２８を制御して増し湯流量が排水流量
と同一となる様にする弁制御器２７を追加して設ける。
調整手段２４は、増し湯モーターバルブ２８と排水量検
出器２９と弁制御器２７とからなる。前記弁制御器２７
は排水量検出器２９の信号を得て増し湯流量が排水流量
と同一になるように増し湯モーターバルブ２８を開口制
御する。
実施例における増し湯弁１４を増し湯モーターバルブ２
８に代え、調整弁１７を排水量を検出する排水量検出器
２９に代え、排水量検出器２９の信号をもとに前記増し
湯モーターバルブ２８を制御して増し湯流量が排水流量
と同一となる様にする弁制御器２７を追加して設ける。
調整手段２４は、増し湯モーターバルブ２８と排水量検
出器２９と弁制御器２７とからなる。前記弁制御器２７
は排水量検出器２９の信号を得て増し湯流量が排水流量
と同一になるように増し湯モーターバルブ２８を開口制
御する。
【００１１】図１中、１８は実施例装置の使用中の失禁
時及び非使用時に開口する緊急排水口、１９は緊急排水
口１８用の栓、２０は実施例装置の非使用時に開口する
終了排水口、２１は終了排水口２０に設けた終了排水
弁、２２は湯量の上限とし排水ポンプ１０を停止させる
上限フロートスイッチ、２３は貯湯槽２内湯が無くなっ
た時又は下限に至った時に給湯ポンプ９を停止させる下
限フロートスイッチ２３である。
時及び非使用時に開口する緊急排水口、１９は緊急排水
口１８用の栓、２０は実施例装置の非使用時に開口する
終了排水口、２１は終了排水口２０に設けた終了排水
弁、２２は湯量の上限とし排水ポンプ１０を停止させる
上限フロートスイッチ、２３は貯湯槽２内湯が無くなっ
た時又は下限に至った時に給湯ポンプ９を停止させる下
限フロートスイッチ２３である。
【００１２】使用に際して、入浴時は、浴槽１に入浴者
を入れセッティングした後、給湯ポンプ９を駆動して貯
湯槽２の湯を浴槽１へ移動させ、浴槽１に湯を満たし、
入浴する。退浴時は、排水ポンプ１０を駆動して浴槽１
の湯を貯湯槽２へ移し、浴槽１内湯を空にし、ドア５を
開けて入浴者を出し、入浴を終わる。
を入れセッティングした後、給湯ポンプ９を駆動して貯
湯槽２の湯を浴槽１へ移動させ、浴槽１に湯を満たし、
入浴する。退浴時は、排水ポンプ１０を駆動して浴槽１
の湯を貯湯槽２へ移し、浴槽１内湯を空にし、ドア５を
開けて入浴者を出し、入浴を終わる。
【００１３】入浴時、通常は貯湯槽２の湯を浴槽１へ全
部移すが、入浴者の都合その他何らかの都合で全部は移
さず八割程度移して止めることもあり、その場合の態様
を次に述べる。湯を浴槽１へ移動中、途中で給湯ポンプ
９を止めると貯湯槽２に二割程度の湯が残る。この状況
下で、浴槽１に増し湯を注ぐと、浴槽１内の湯が増え
る。湯が増すと、退浴時に浴槽１内湯を貯湯槽２に全部
移すことができず、浴槽１に残ることになる。そこで、
前記増し湯の際、増し湯弁１４の開口と同期して貯湯槽
２の排水弁１５を開口し、増し湯と同時に貯湯槽２の残
湯を排水し、浴槽１と貯湯槽２に在る合計湯量を一定に
保持する。そして、浴槽１内湯を完全に貯湯槽２へ移動
させる。
部移すが、入浴者の都合その他何らかの都合で全部は移
さず八割程度移して止めることもあり、その場合の態様
を次に述べる。湯を浴槽１へ移動中、途中で給湯ポンプ
９を止めると貯湯槽２に二割程度の湯が残る。この状況
下で、浴槽１に増し湯を注ぐと、浴槽１内の湯が増え
る。湯が増すと、退浴時に浴槽１内湯を貯湯槽２に全部
移すことができず、浴槽１に残ることになる。そこで、
前記増し湯の際、増し湯弁１４の開口と同期して貯湯槽
２の排水弁１５を開口し、増し湯と同時に貯湯槽２の残
湯を排水し、浴槽１と貯湯槽２に在る合計湯量を一定に
保持する。そして、浴槽１内湯を完全に貯湯槽２へ移動
させる。
【００１４】
【発明の効果】請求項１に記載した本発明は、浴槽１に
増し湯と貯湯槽２の排水を同期して行う自動排水手段４
を有するから、貯湯槽２に湯が残っている時に、浴槽１
に増し湯を入れたとしても、浴槽１の湯を確実に移すこ
とができ、安心していつでも増し湯でき、好都合であ
る。又、貯湯槽２を浴槽１と同容量の容積のものにでき
装置全体の占有空間を可及的に小さくでき、占有空間の
利用上有益である。
増し湯と貯湯槽２の排水を同期して行う自動排水手段４
を有するから、貯湯槽２に湯が残っている時に、浴槽１
に増し湯を入れたとしても、浴槽１の湯を確実に移すこ
とができ、安心していつでも増し湯でき、好都合であ
る。又、貯湯槽２を浴槽１と同容量の容積のものにでき
装置全体の占有空間を可及的に小さくでき、占有空間の
利用上有益である。
【００１５】請求項２に記載した本発明は、貯湯槽２に
排水流量を調節する調整手段２４を設けたので、浴槽１
と貯湯槽２に在る合計湯量を一定に保持でき、浴槽１に
給湯した際に湯量に不足が生じることはなく、好都合で
ある。
排水流量を調節する調整手段２４を設けたので、浴槽１
と貯湯槽２に在る合計湯量を一定に保持でき、浴槽１に
給湯した際に湯量に不足が生じることはなく、好都合で
ある。
【図１】本発明の第１実施例の配管系統図である。
【図２】本発明の第１実施例の斜視図である。
【図３】本発明の第２実施例の配管系統図である。
【図４】本発明の第３実施例の配管系統図である。
１ 浴槽 ２ 貯湯槽 ３ 湯移動装置 ４ 自動排水手段 １７ 調整手段
Claims (2)
- 【請求項１】 入浴用の浴槽（１）と、湯を収容する貯
湯槽（２）と、浴槽（１）と貯湯槽（２）に連通し相互
に湯を移動させる湯移動装置（３）と、浴槽（１）に増
し湯と貯湯槽（２）の排水を同期して行なう自動排水手
段（４）とからなる自動排水式入浴装置。 - 【請求項２】 浴槽（１）へ入れる増し湯の流量と、貯
湯槽（２）から排水する排水流量とを略同一に調整する
調整手段（２４）を設けたことを特徴とする請求項１記
載の自動排水式入浴装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18066394A JP3274768B2 (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | 自動排水式入浴装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18066394A JP3274768B2 (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | 自動排水式入浴装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0819584A JPH0819584A (ja) | 1996-01-23 |
| JP3274768B2 true JP3274768B2 (ja) | 2002-04-15 |
Family
ID=16087142
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18066394A Expired - Fee Related JP3274768B2 (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | 自動排水式入浴装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3274768B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003024410A (ja) * | 2001-07-18 | 2003-01-28 | Handi Network International Co Ltd | 介護用風呂 |
-
1994
- 1994-07-07 JP JP18066394A patent/JP3274768B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0819584A (ja) | 1996-01-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080201 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110201 Year of fee payment: 9 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |