JP3021828U - ベビーバス - Google Patents

ベビーバス

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JP3021828U
JP3021828U JP1995008842U JP884295U JP3021828U JP 3021828 U JP3021828 U JP 3021828U JP 1995008842 U JP1995008842 U JP 1995008842U JP 884295 U JP884295 U JP 884295U JP 3021828 U JP3021828 U JP 3021828U
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JP
Japan
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hot water
peripheral wall
overflow
main body
sink
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JP1995008842U
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徹 藤堂
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Richell Corp
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Richell Corp
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 給湯時等のシンク外へのオーバーフローを確
実に防止でき、給湯が容易に行える使い勝手の良いベビ
ーバスを提供する。 【解決手段】 底板2および底板2の周縁部3に設けら
れた周壁3により浴槽状に形成され、周壁3の上端部に
この周壁3を外方に折り返して形成されたフランジ4を
有する本体1を備え、本体1の一方の側の周壁3とフラ
ンジ4の間に段差部7a,7bを設け、この段差部7a
にオーバーフロー孔8を設けたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、新生児期にあたる乳幼児の入浴に使用されるベビーバスに係り、 さらに詳しくは、ベビーバス本体への自動給湯時のオーバーフローにおいて特に 有効なベビーバスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8は従来のベビーバスの斜視図である。図において、1は硬質の合成樹脂か らなるベビーバスの本体で、その底板2の周縁部に周壁3が設けられ、周壁3の 上端部には外方に折り返された適宜幅のフランジ4が形成されており、本体1は 乳幼児を寝かせて収容できる長さを持ち、かつ高さ方向の中間位置まで湯を満た した状態で乳幼児の身体が湯内に沈められる深さを有する浴槽構造となっている 。
【0003】 5は周壁3の一部を折り曲げて形成した頭部配置用凹部で、乳幼児の頭部が収 まる形状になっている。6は底板2に設けられた排水口で、止水栓である例えば ゴム栓(図示せず)を嵌合することにより、本体1内に湯が溜められる。
【0004】 このように構成したベビーバスで乳幼児を入浴させる場合、例えば流し台のシ ンク内に本体1の少なくとも浴槽部分が嵌まるように設置し、排水口6にゴム栓 を嵌めて適温および適量の湯を本体1内に溜める。そして、乳幼児の身体の腰部 または臀部から下方を湯内に沈め、頭部または頸部から上方を例えば母親の片方 の腕で支えながら湯の上面に出るようにし、乳幼児の顔、頭部、首、手……と順 番に洗って入浴させ、湯から上げる。入浴後、排水口6からゴム栓を外して本体 1内の湯を抜き、底板2および周壁3等を清掃する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来のベビーバスは、室内およびシンク内において使用可能であ り、例えばシンク内に設置した場合は、シンクに設置されている蛇口から直接本 体1内に給湯され、本体1内の湯は排水口6からシンクへ直接排水される。しか しながら、自動給湯設備による給湯においては、適量の湯が本体1内に溜まるま での間その場を離れることがあるため、離れている時間が長すぎると本体1から 湯が溢れてしまうことがあり、概ねシンクの大きさが本体1のフランジ4の外周 よりも小さいため、この場合溢れた湯がシンク外へこぼれ出て床等を水浸しにし てしまうことがあった。このため、給湯時にはその場を離れることができず、ま た離れる場合には給湯を一時止めるなどしなければならないので、給湯に時間が かかってしまったり、本体1内に給湯した湯の温度が下がってしまって再度給湯 をし直さなければならないなど、入浴させるまでに手間と時間がかかってしまう 等の問題があった。
【0006】 この考案は、上記のような課題を解決するためになされたもので、給湯時等に おけるシンク外へのオーバーフローを確実に防止でき、給湯が容易に行える使い 勝手の良いベビーバスを提供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案に係るベビーバスは、少なくともシンク内で使用し得るベビーバスに おいて、このベビーバスの上縁部にオーバーフロー部を設けたものである。
【0008】 また、この考案に係るベビーバスは、底板および底板の周縁部に設けられた周 壁により浴槽状に形成され、周壁の上端部にこの周壁を外方に折り返して形成さ れたフランジを有する本体を備え、本体の一方の側の周壁とフランジの間に段差 部を設け、この段差部にオーバーフロー孔を設けたものである。
【0009】 さらに、段差部の周壁側にこの段差部と周壁とを仕切る突出部、および突出部 の一部を切欠くように設けられ段差部に湯水を導く導入口を設けたものである。
【0010】 また、オーバーフロー孔を、凹部と、凹部の周壁側の側面から底面にかけて形 成された排出孔と、排出孔側の凹部の底面から下方に突設された防止壁とから構 成したものである。
【0011】 これにより、例えばシンクに設置された本体内への給湯中に、適量を越えてさ らに段差部を越えた湯は、オーバーフロー部である段差部に設けられたオーバー フロー孔からシンク内に排出し、給湯時におけるシンク外へのオーバーフローを 確実に防止する。
【0012】
【考案の実施の形態】
実施形態1. 図1はこの考案の第1の実施形態の一部を断面で示した正面図、図2はその上 面図、図3は図1の要部の拡大斜視図、図4は図2のA−A拡大断面図である。 なお、図8で説明した従来例と同一部分には同じ符号を付し、説明を省略する。
【0013】 図において、7a,7bは本体1の頭部配置用凹部5に対向する側の周壁3上 部とフランジ4との間にその周壁3の一部を水平に折り曲げて形成した段差部で 、一方の段差部7aは他方の段差部7bよりも低い位置に設けられており、この 段差部7aの角部近傍には、給湯時等のシンク外へのオーバーフローを防ぐため に段差部7aを越えた湯が排出されるオーバーフロー孔8が設けられている。ま た、段差部7a,7bの周壁3側には段差部7a,7bと周壁3とをほぼ仕切る 上方に突出した突出部9a,9bが設けられており、段差部7aの突出部9aの 両端部には段差部7a側に湯を導くための導入口10a,10bが形成されてい る。なお、段差部7bは例えば石鹸や沐浴布等の入浴補助具の載置部であり、段 差部7aも同様に使用可能である。
【0014】 オーバーフロー孔8は、図3および図4に示すように、大径部11aおよびこ の大径部11aから平坦部を介して形成された小径部11bからなり、図5に示 すゴム栓15が嵌合される凹部11と、凹部11の小径部11bの周壁3側の側 面から底面の一部にかけて設けられた排出孔12と、排出孔12側の小径部11 bの底面から下方に突設され、排出された湯の飛散を防止する防止壁13と、凹 部11の大径部11aの外周に設けられゴム栓15を取り外す際に利用される取 外用凹部14とから構成されている。また、ゴム栓15は図5に示すように、凹 部11の小径部11bに嵌合される円筒部15a、凹部11の大径部11aの平 坦部に係止する段部15c、および頭部15bからなり、頭部15bは大径部1 1aに収まる寸法となっている。
【0015】 このように構成したこの実施形態においては、まず、例えば流し台のシンク内 に本体1が嵌まるように設置し、排水口6にゴム栓(図示せず)を嵌める。なお 、オーバーフロー孔8のゴム栓15は外しておく。ついで、自動給湯設備から適 温の湯を本体1内に給湯する。この時、適量を越え、さらに段差部7aを越える 量の湯が給湯されると、その湯は導入口10a,10bから段差部7aへ導かれ てオーバーフロー孔8へ流れ、オーバーフロー孔8の凹部11を通って排出孔1 2からシンク内へ排出される。なお、排出される湯は防止壁13によって飛散が 防止される。
【0016】 次に、本体1内の湯を排水口6のゴム栓を外すなどして適温、適量とし、乳幼 児を入浴させる。入浴後、排水口6からゴム栓を外して本体1内の湯を抜き、底 板2および周壁3等を清掃する。
【0017】 また、室内で入浴させる場合は、シンクに設置して使用する場合と同様に、自 動給湯設備等で適温、適量の湯を本体1内に溜める。そして、オーバーフロー孔 8にゴム栓15を嵌め、室内に運んで使用する。
【0018】 このように、給湯中にその場を離れた場合において、給湯した湯がほぼいっぱ いになって段差部7aを越える量の湯が給湯されると、その湯は段差部7aに設 けられたオーバーフロー孔8からシンク内に排出されるので、シンク外へのオー バーフローを確実に防止でき、床等を水浸しにしてしまうことがなくなって給湯 を容易に行うことができるとともに、給湯中の時間も有効に利用することができ る。また、入浴中に給湯を続けることも可能となり、使い勝手の良いベビーバス を得ることができる。
【0019】 実施形態2. 図6はこの考案の第2の実施形態の要部の拡大断面図で、この実施形態は、実 施形態1のオーバーフロー孔8に代えて、段差部7aから垂下されるオーバーフ ロー管16を設け、オーバーフロー管16の上端部外周にこの上端部に嵌合する ゴム栓(図示せず)の取外用凹部17が設けたものである。また、オーバーフロ ー管16の下端部には散水用のホース18を連結して湯を排水させることも可能 である。なお、この実施形態では図の如く突出部9aを省略してもよい。
【0020】 このように構成したことにより、実施形態1とほぼ同じ作用および効果が得ら れ、段差部7aに達した湯はオーバーフロー管16からホース18を通ってシン ク内に排出されてシンク外へのオーバーフローは確実に防止される。また、シン クに設置せずに給湯を行っても、オーバーフロー管16に連結されたホース18 を排水可能な箇所に導くように先端部を位置させればよいので、使用者の都合の 良い場所で給湯および入浴等を行うことができる。
【0021】 実施形態3. 図7はこの考案の第3の実施形態の要部の拡大図で、図3(a)の実施形態は 、本体1の頭部配置用凹部5を前方側にした場合、本体1の後方側のフランジ4 に直接オーバーフロー溝19を設けたものである。また、図3(b)の実施形態 は、本体1の後方側のフランジ4の下方において周壁3にオーバーフロー穴20 を設けたものである。なお、オーバーフロー溝19またはオーバーフロー穴20 は複数設けてもよい。
【0022】 このように構成したことにより、いずれの場合にも給湯時等において本体1か らオーバーフローした湯をオーバーフロー溝19またはオーバーフロー穴20か らシンク内へ排出することができ、シンク外へのオーバーフローを防止すること ができる。また、シンクの大きさが本体1のフランジ4の外周より小さい場合で も、オーバーフローする湯がオーバーフロー溝19またはオーバーフロー穴20 からシンク内へ導かれるように本体1をシンクに設置することにより、オーバー フローする湯の排出位置を把握することができ、床等を水浸しにしてしまうおそ れがない。
【0023】
【考案の効果】
以上のようにこの考案に係るベビーバスは、少なくともシンク内で使用し得る ベビーバスにおいて、このベビーバスの上縁部にオーバーフロー部を設けたので 、給湯時等のシンク外へのオーバーフローを防止することができる。
【0024】 また、この考案に係るベビーバスは、底板および底板の周縁部に設けられた周 壁により浴槽状に形成され、周壁の上端部にこの周壁を外方に折り返して形成さ れたフランジを有する本体を備え、本体の一方の側の周壁とフランジの間に段差 部を設け、この段差部にオーバーフロー孔を設けたので、段差部を越えた湯水は フランジから溢れることなくオーバーフロー孔から排出され、給湯時等のシンク 外へのオーバーフローを確実に防止することができ、給湯等を容易に行え、その 時間も有効に利用できるとともに、入浴時の給湯も可能となり使い勝手の良いベ ビーバスを得ることができる。
【0025】 また、段差部の周壁側にこの段差部と周壁とを仕切る突出部、および突出部の 一部を切欠くように設けられ段差部に湯水を導く導入口を設けたので、段差部側 に湯水が一度に流れるのを防止することができ、確実に湯水の排出を行うことが できる。
【0026】 さらに、オーバーフロー孔を、凹部と、凹部の周壁側の側面から底面にかけて 形成された排出孔と、排出孔側の凹部の底面から下方に突設された防止壁とから 構成したので、飛散することなく湯水を排出することができ、オーバーフロー孔 に栓を嵌めることによって室内などでも使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1の実施形態の一部を断面で示し
た正面図である。
【図2】図1の上面図である。
【図3】図1の要部の拡大斜視図である。
【図4】図2のA−A拡大断面図である。
【図5】この考案の実施形態に係るゴム栓の斜視図であ
る。
【図6】この考案の第2の実施形態の要部の拡大断面図
である。
【図7】この考案の第3の実施形態の要部の拡大断面図
である。
【図8】従来のベビーバスの斜視図である。
【符号の説明】
1 本体 2 底板 3 周壁 4 フランジ 7a,7b 段差部 8 オーバーフロー孔 9a,9b 突出部 10a,10b 導入口 11 凹部 12 排出孔 13 防止壁 15 ゴム栓 16 オーバーフロー管 19 オーバーフロー溝 20 オーバーフロー穴

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともシンク内で使用し得るベビー
    バスにおいて、該ベビーバスの上縁部にオーバーフロー
    部を設けたことを特徴とするベビーバス。
  2. 【請求項2】 底板および該底板の周縁部に設けられた
    周壁により浴槽状に形成され、前記周壁の上端部に該周
    壁を外方に折り返して形成されたフランジを有する本体
    を備え、 該本体の一方の側の前記周壁とフランジの間に段差部を
    設け、該段差部にオーバーフロー孔を設けたことを特徴
    とするベビーバス。
  3. 【請求項3】 段差部の周壁側に該段差部と周壁とを仕
    切る突出部、および該突出部の一部を切欠くように設け
    られ前記段差部に湯水を導く導入口を設けたことを特徴
    とする請求項2記載のベビーバス。
  4. 【請求項4】 オーバーフロー孔を、凹部と、該凹部の
    周壁側の側面から底面にかけて形成された排出孔と、該
    排出孔側の凹部の底面から下方に突設された防止壁とか
    ら構成したことを特徴とする請求項2記載のベビーバ
    ス。
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