JP3274377B2 - 負荷短絡故障の検出方法及びその装置と電動パワーステアリング装置 - Google Patents

負荷短絡故障の検出方法及びその装置と電動パワーステアリング装置

Info

Publication number
JP3274377B2
JP3274377B2 JP34576396A JP34576396A JP3274377B2 JP 3274377 B2 JP3274377 B2 JP 3274377B2 JP 34576396 A JP34576396 A JP 34576396A JP 34576396 A JP34576396 A JP 34576396A JP 3274377 B2 JP3274377 B2 JP 3274377B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
short
current
circuit
circuit fault
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP34576396A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10191551A (ja
Inventor
隆之 喜福
俊一 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP34576396A priority Critical patent/JP3274377B2/ja
Priority to EP97113489A priority patent/EP0850817B1/en
Priority to DE69728122T priority patent/DE69728122T2/de
Priority to US08/934,772 priority patent/US6107926A/en
Priority to KR1019970071666A priority patent/KR100275237B1/ko
Publication of JPH10191551A publication Critical patent/JPH10191551A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3274377B2 publication Critical patent/JP3274377B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
    • B62D5/0457Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such
    • B62D5/0481Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such monitoring the steering system, e.g. failures
    • B62D5/0487Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such monitoring the steering system, e.g. failures detecting motor faults

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気的負荷の駆
動装置における負荷の故障検出に関するものであり、特
に電動パワーステアリング装置等の負荷短絡故障の検出
方法及び負荷短絡故障検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電動式パワーステアリング装置に
ける負荷短絡故障の検出方法としては、例えば、特開平
2−162159号公報に開示されているように、モー
タ駆動回路内に電流検出手段を設け、上記モータの駆動
電流(負荷電流)を検出し、上記検出された電流値が設
定された所定の範囲内にあるかどうかを判別すること
で、負荷であるステアリングモータが短絡状態になった
かどうかを判定する方法が行なわれている。また、特開
平3−256514号公報には、上記モータと同じ誘導
性負荷である電気駆動型のアクチュエータの短絡状態を
検知する方法として、アクチュエータ駆動回路内に負荷
電流検出手段を設け、上記負荷電流を検出し、上記検出
された電流値と予め設定された駆動電流の最小値及び最
大値とを比較することにより上記アクチュエータの短絡
状態を検知する方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の負荷短絡故障の検出方法においては、例えば、急激
なステアリング操作等によって一時的に過大な負荷電流
が流れた場合でも、モータ(またはアクチュエータ)が
短絡状態になったと誤検出してしまい、装置に異常がな
いにもかかわらず、装置を停止するなどの誤動作が行な
われてしまうという欠点があった。ところで、特開昭6
1−169366号公報には、電動パワーステアリング
装置において、負荷(モータ)の短絡故障を検出する際
に、短絡判定時間を設定することにより上記誤検出を防
止する方法が開示されている。図13は、上記電動パワ
ーステアリング装置の構成を示す図で、1はステアリン
グホイール、2は操舵トルクを検出するトルクセンサ、
3はタイヤ、4は短絡故障の検出対象としての電気的負
荷であるモータ、5はモータ4に電流を供給する電源、
6はモータ4に流れる電流を検出する負荷電流検出手
段、7はトルクセンサ2による操舵トルク検出値と負荷
電流検出手段6による負荷電流検出値に基づいてモータ
駆動電流(負荷電流)を制御する負荷電流制御手段、8
は負荷電流制御手段7の出力に応じて負荷としてのモー
タ4を駆動する負荷駆動手段である。また、同図におい
て、9は上記モータ4の短絡故障を判定するとともに,
モータ4が短絡故障であると判定した場合に,モータ4
への電源の供給を遮断するフェールセーフ処置を講ずる
負荷短絡故障判定手段、10は負荷電流検出手段6によ
る負荷電流検出値が,負荷の短絡と考えられる所定の電
流値を越えているか否かを判定する短絡電流判定手段、
11は短絡故障判定のためのプログラムが格納されたマ
イクロコンピュータ、12は負荷短絡故障判定手段9が
故障と判定した場合に,モータ4への電源5の供給を遮
断するための電源スイッチ手段である。
【0004】次に、上記構成の電動パワーステアリング
装置における負荷短絡故障の検出方法について説明す
る。まず、負荷駆動手段8により駆動されるモータ4に
流れる負荷電流は、負荷電流検出手段6によって検出さ
れて短絡電流判定手段10に入力される。短絡電流判定
手段10は、入力された負荷電流の検出値が所定の設定
値(短絡電流判定値)を越えているか否かを判定し、こ
の判定結果をマイクロコンピュータ11に入力する。こ
こで、モータ4が短絡故障の状態で駆動されているとき
には、モータ4には過大な負荷電流(短絡電流)が流れ
るため、上記短絡電流判定値を短絡電流に相当する値に
設定することによってマイクロコンピュータ11は短絡
故障を検知することができる。このとき、マイクロコン
ピュータ11は、上記短絡電流が継続する時間を計測
し、この継続時間が所定の設定時間(短絡判定時間)を
越える場合にはモータ4が短絡故障であると判断する。
マイクロコンピュータ11は、短絡故障と判断すると電
源スイッチ手段12を開き、電源5とモータ4の接続を
遮断するフェールセーフ処置を講ずる。一方、負荷電流
の検出値が短絡判定時間に至る前に短絡電流判定値を下
回った場合には、上記過大な負荷電流は,目標電流の急
激な変化等による過渡的な大電流であり,短絡故障によ
るものではないと判断し、フェールセーフ処置を講ずる
ことなく、電動パワーステアリングの制御を続行する。
【0005】しかしながら、従来の負荷短絡制御装置
は、上述したように、負荷電流検出手段6により検出さ
れた負荷電流を負荷電流制御手段7にフィードバックし
て、負荷駆動手段8を保護せしめるように、モータ4の
駆動電流を制御するように構成されているので、負荷の
短絡や負荷への配線の地絡といった負荷短絡故障時にモ
ータ4へ流れる負荷電流(短絡電流)は発振状態にな
る。したがって、上記短絡電流は、単にその振幅が急増
するのではなく、その振幅が上記短絡電流判定値の前後
で変動するため、計測された短絡電流の継続時間は上記
短絡判定時間に至らないので、上記従来の負荷短絡制御
装置では、負荷短絡故障を検出することができず、した
がって、警報等のフェールセーフ処置を講ずることがで
きないという問題点があった。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、負荷電流制御手段のフィードバック作用
によって負荷駆動手段を保護しながら、負荷の短絡故障
時には負荷短絡故障を確実に検出するとともに、目標電
流の急激な変化等によって過渡的に過大な負荷電流が流
れた場合には誤検出することのない負荷短絡故障の検出
方法及びその装置を提供することを目的とする。また、
本発明は、負荷短絡故障判定後も確実に負荷駆動手段を
保護するとともに、負荷短絡故障判定結果を運転者等に
警告することのできる負荷短絡故障検出装置を提供する
ことを目的とする。更に、本発明は、上記負荷短絡故障
検出装置を具備する電動パワーステアリング装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る負荷短絡故障の検出方法は、負荷電流の検出値が、
流の読み込み周期よりも長い第1の所定時間内に所定値
を越える状態が、第2の所定時間継続した場合に負荷の
短絡故障であると判定するようにしたことを特徴とす
る。
【0008】本発明の請求項2に係わる負荷短絡故障検
出装置は、負荷電流検出手段と、上記負荷電流検出手段
による電流検出値が,電流の読み込み周期よりも長い
1の所定時間内に所定値を越える状態が,第2の所定時
間継続した場合に負荷の短絡故障であると判定する負荷
短絡故障判定手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】本発明の請求項3に係わる負荷短絡故障検
出装置は、負荷電流検出手段と、上記負荷電流検出手段
による電流検出値の最大値を,電流の読み込み周期より
も長い第1の所定時間保持する最大電流保持手段と、上
記最大電流保持手段による最大電流保持値が所定値を越
える状態が,第2の所定時間継続した場合に負荷の短絡
故障であると判定する負荷短絡故障判定手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0010】本発明の請求項4に係わる負荷短絡故障検
出装置は、上記負荷電流検出手段による電流検出値をサ
ンプリングすることにより上記負荷短絡故障判定手段を
ソフトウエアで構成し、上記第1の所定時間は上記負荷
短絡故障判定の周期と等しいかまたはそれ以上であるこ
とを特徴とする。
【0011】本発明の請求項5に係わる負荷短絡故障検
出装置は、負荷電流制御手段を備え、上記負荷電流検出
手段による電流検出値をサンプリングすることにより上
記負荷電流制御手段と上記負荷短絡故障判定手段をソフ
トウエアで構成し、負荷短絡故障判定に用いる負荷電流
のサンプリング周期は、負荷電流の制御周期と等しいか
またはそれ以下であることを特徴とする。
【0012】本発明の請求項6に係わる負荷短絡故障検
出装置は、負荷電流制御手段を備え、上記負荷電流検出
手段による電流検出値をサンプリングすることにより上
記負荷電流制御手段と上記負荷短絡故障判定手段をソフ
トウエアで構成し、負荷電流の制御に用いる負荷電流検
出値から、負荷短絡故障判定を行なうことを特徴とす
る。
【0013】本発明の請求項7に係わる負荷短絡故障検
出装置は、負荷駆動手段を備え、上記負荷短絡故障判定
手段が故障と判定した場合には、上記負荷駆動手段によ
る負荷の駆動を停止しその状態を保持することを特徴と
する。
【0014】本発明の請求項8に係わる負荷短絡故障検
出装置は、負荷駆動手段と、電源または接地と上記負荷
駆動手段との間に設けられたスイッチ手段とを備え、上
記負荷短絡故障判定手段が故障と判定した場合には上記
スイッチ手段を開き、その状態を保持することを特徴と
する。
【0015】本発明の請求項9に係わる負荷短絡故障検
出装置は、負荷駆動手段と、上記負荷駆動手段と負荷が
成す閉回路中に設けられたスイッチ手段とを備え、上記
負荷短絡故障判定手段が故障と判定した場合には上記ス
イッチ手段を開き、その状態を保持することを特徴とす
る。
【0016】本発明の請求項10に係わる負荷短絡故障
検出装置は、ランプ等の警報装置を備え、上記負荷短絡
故障判定手段が故障と判定した場合には警報を発するこ
とを特徴とする。
【0017】本発明の請求項11に係わる電動パワース
テアリング装置は、負荷駆動手段と、負荷電流制御手段
と、操舵力を補助するモータとを備え、負荷短絡故障判
定手段によってモータ電流を検出し、上記負荷駆動手段
によってモータを駆動し、上記負荷電流制御手段によっ
てモータ電流を制御するようにしたことを特徴とする請
求項2または請求項3記載の負荷短絡故障検出装置を具
備することを特徴とする。
【0018】本発明の請求項12に係わる電動パワース
テアリング装置は、クラッチ手段を備え、負荷電流制御
手段と、操舵力を補助するモータとを備え、上記負荷短
絡故障判定手段が故障と判定した場合には上記クラッチ
手段によって上記モータを操舵系から機械的に切り離
し、その状態を保持することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づき説明する。なお、以下の説明中、従来
例と共通する部分については同一符号を用いて説明す
る。
【0020】実施の形態1.図1は、本発明の実施の形
態1に係わる負荷短絡故障検出装置の機能ブロック図で
ある。図1において、4は短絡故障の検出対象としての
電気的負荷であるモータ、6はモータ4に流れる電流を
検出する負荷電流検出手段、7は目標電流と負荷電流検
出手段6による負荷電流検出値とから,負荷電流を目標
電流に追従させるように負荷電流(モータ駆動電流)を
制御する負荷電流制御手段、8は負荷電流制御手段7の
出力に応じて負荷としてのモータ4を駆動する負荷駆動
手段である。また、同図において、9は上記モータ4の
短絡故障を判定する負荷短絡故障判定手段、10は負荷
電流検出手段6による負荷電流検出値が,負荷の短絡と
考えられる所定の電流値(短絡電流)を越えているか否
かを判定する短絡電流判定手段、13は短絡電流判定手
段10の判定結果を所定時間保持する短絡電流判定結果
保持手段、14は短絡継続時間判定手段、15は警報手
段である。なお、上記短絡継続時間判定手段14は、短
絡電流判定結果保持手段13によって保持されている短
絡判定結果が所定時間以上継続して負荷の短絡故障を示
す場合に、負荷駆動手段8による負荷の駆動を禁止さ
せ、警報手段15によって警報を発する。
【0021】また、図2は、上記実施の形態1の負荷短
絡故障検出装置の一回路例を示すもので、4は負荷とし
てのモータ、5はモータ4等の負荷に電流を供給する電
源、6は負荷検出手段であり、ここではモータ4と直列
に接続されている抵抗器Rに流れる電流を検出してい
る。また、8はブリッジ回路を構成する4個のMOSF
ET24(24a〜24d)から成る負荷駆動手段であ
る。11はマイクロコンピュータで、CPU16と、制
御プログラム等が格納されているROM17と、負荷電
流のデータ等を一時的に保持するRAM18と、プログ
ラムの実行周期の管理を行なうためのタイマ19と、負
荷電流検出手段6による負荷電流検出値をCPU16に
読み込むためのA/D変換器20と、モータ4を駆動す
る電流のデューテイ比を設定するためのPWMタイマ2
1と、I/Oポート22とを内蔵している。なお、上記
マイクロコンピュータ11は、図1に示される負荷電流
制御手段7と短絡電流判定手段10,短絡電流判定結果
保持手段13,短絡継続時間判定手段14から成る負荷
短絡故障判定手段9の機能を達成するものである。ま
た、12は負荷駆動手段8と電源5との接続または遮断
を行なう電源スイッチ手段であり、ここではリレーを用
いている。15は警報手段であり、ここではランプを用
いている。なお、負荷駆動手段8のMOS FET24
a,24bは、マイクロコンピュータ11のPWMタイ
マ21にバッファ23を介して接続されており、負荷駆
動手段8のMOS FET24c,24dと電源スイッ
チ手段12と警報手段15は、マイクロコンピュータ1
1のI/Oポート22にバッファ23を介して接続され
ている。
【0022】次に、上記回路の負荷電流制御手段7と負
荷短絡故障判定手段9の基本動作について説明する。ま
ず負荷電流制御手段7であるCPU16は、負荷電流検
出手段6によって検出された検出電流をA/D変換器2
0を介して所定時間毎に読み込み、与えられた所定の目
標電流と上記検出電流とを一致させるようにモータ4の
駆動電流のデューティ比を演算する。次に、負荷短絡故
障判定手段9であるCPU16は負荷短絡故障か否かを
判定し、正常である場合には、上記デューティ比と所望
の通電方向に応じて、PWMタイマ21とI/Oポート
22を設定し、バッファ23と負荷駆動手段8を介して
モータ4をPWM駆動する。ここでモータ4のPWM駆
動は、例えば、MOS FET24aのデューティ比が
所定の値に設定され,MOS FET24bのデューテ
ィ比が0%(MOS FET24bはオフ)に設定さ
れ、同時に、I/Oポート22によってMOS FET
24cはオフで,MOS FET24dはオンに設定さ
れると、モータ4の駆動電流が、MOS FET24a
がオンのときには、図2の実線に示すような経路Iaに
従って流れるものである。また、MOS FET24a
がオフのときには、モータ4の駆動電流は、図2の点線
に示すような経路Ibに従って流れるものである。一
方、負荷短絡故障判定手段9であるCPU16が短絡故
障と判定した場合には、CPU16は負荷駆動手段8の
MOS FET24を全てオフにするようにPWMタイ
マ21とI/Oポート22とを設定するとともに、警報
手段15を作動させ警報し,電源スイッチ手段12を開
きモータ4と電源5の接続を遮断するようにI/Oポー
ト22を設定する。
【0023】以上の基本動作の中で、負荷短絡故障判定
手段9の短絡電流判定手段10と短絡電流判定結果保持
手段13の動作を図3のフローチャートに基づき詳細に
説明する。また、以下のステップS51からS58まで
の処理は一定周期T1で呼び出され、実行される。(こ
のT1は、モータ4の駆動電流の制御周期である。)C
PU16は、負荷電流検出手段6によって検出された負
荷電流検出値をA/D変換器20を介して一定のサンプ
リング時間T1毎に読み込み(ステップS51)、モー
タ電流をフィードバック制御すべくモータ4の駆動電流
のデューティ比を演算する(ステップS52)。このス
テップS52は負荷電流制御手段7に相当する。次に、
CPU16はステップS51において読み込んだ負荷電
流検出値が,短絡電流と考えられる過大な値か否かを判
定し(ステップS53)、負荷電流検出値が短絡電流と
考えられる場合には,RAM18に1をストアし(ステ
ップS54)、負荷電流検出値が正常と考えられる場合
には,RAM18に0をストアする(ステップS5
5)。但し、上記RAM18には、現在から予め設定さ
れた保持時間T2前までの期間の判定結果がストアさ
れ、古い判定結果は順次抹消されるものとする。なお、
上記ステップS54とS55は短絡電流判定結果保持手
段13に相当する。続いて、後述するような負荷短絡故
障判定手段9の短絡継続時間判定手段14により決定さ
れる故障フラグの状態を調べ(ステップS56)、故障
フラグが0(負荷短絡故障判定手段9からの判断結果が
正常)であった場合にはステップS52で演算されたデ
ューティ比に従って負荷駆動手段8によりモータ4をP
WM駆動する(ステップS57)。また、故障フラグが
1(負荷短絡故障判定手段9からの判断結果が負荷短絡
故障)である場合には、負荷駆動手段8のMOS FE
T24を全てオフにし、モータ4の駆動を停止する(ス
テップS58)。上記ステップS56〜S58は負荷駆
動手段8に相当する。
【0024】次に、上記ステップS54またはS55に
よりRAM18に順次ストアされた保持時間T2の期間
の判定結果を用いて負荷短絡故障を判定するプログラ
ム、すなわち、負荷短絡故障判定手段9の短絡継続時間
判定手段14の動作について図5のフローチャートに基
づき詳細に説明する。短絡継続時間判定手段14は、R
AM18に順次ストアされた保持時間T2の期間の判定
結果を調べ(ステップS61)、過去T2時間の判定結
果が全て正常であった場合には,短絡継続時間計測用の
カウンタをクリアし(ステップS62)、判定結果が1
回でも短絡と判定されている場合には,上記カウンター
を1増し(ステップS63)短絡継続時間の計測を続行
する。そして、上記カウンタによる短絡継続時間の計測
結果が所定の短絡判定時間Tzを越えているか否かを判
定し(ステップS64)、越えている場合は故障フラグ
に1をセットする(ステップS65)。最後に、上記故
障フラグの状態を調べ(ステップS66)、故障と判定
されている場合には、警報手段15で警報し、電源スイ
ッチ手段12を開き、負荷駆動手段8への電源供給を遮
断する(ステップS67)。正常と判定されている場合
には、警報手段15を消灯し,電源スイッチ手段12を
閉じ,負荷駆動手段8へ電源を供給する(ステップS6
8)。なお、図3のフローチャートのステップS56の
故障フラグの状態は、上記ステップ64の判定結果に基
づき決定されるので、故障と判定されている場合には、
上述したように、負荷駆動手段8のMOS FET24
は全てオフになり、モータ4の駆動は停止される。ここ
で、上記故障フラグはマイクロコンピュータ11のパワ
ーオンリセット後に0に初期化し、1をセット後はマイ
クロコンピュータ11の電源が遮断されるまで1の状態
を保持するものとする。また、以上のステップS61か
らS68までの処理は一定周期T3で呼び出され、実行
される。(このT3を短絡継続時間の計測周期とい
う。)
【0025】ここで、負荷が短絡故障を起こした場合の
動作について、図5を参照しながら詳細に説明する。負
荷電流制御手段7により誘導負荷であるモータ4をPW
M駆動すると、負荷電流は、目標電流を中心とし,傾き
が負荷の電気的時定数τで定まり,周波数がPWMの搬
送周波数の三角波状となる。ここで、PWMの搬送波の
周期をτよりも十分短く設定すると、正常時における負
荷電流検出値は、図5(a)に示すように、目標値に等
しい一定値と見做せる。ここで、t=txで、モータ4
に短絡故障が発生したとすると、短絡時には負荷駆動手
段8から見たインダクタンスと抵抗は極めて小さくなる
ので、負荷電流は急激に増加し、負荷電流検出値は目標
電流に対して過大となる。すると、負荷電流制御手段7
は、負荷電流を減少させるべく作用するので、PWMデ
ューティ比の演算結果は0%近傍になる。モータ4がデ
ューティ比0%近傍で駆動されると、正常時には上記時
定数τで減少する負荷電流は、負荷駆動手段8から見た
インダクタンスが無視できるため、急速に減少する。し
たがって、このときの負荷電流検出値は目標電流を下回
るので、負荷電流制御手段7は負荷電流を増加すべくP
WMデューティ比の演算結果を増加させるため、負荷電
流検出値は再び目標電流に対して過大となる。以上の動
作を繰り返すため、負荷電流の検出値は、t=0〜tx
では一定値(目標電流)となるが、t〉txでは、図5
(a)に示すように、矩形波状の発振波形となる。短絡
電流判定手段10は、図5(a)に示すように、各検出
電流値に対する判定結果を順次RAM18にストアす
る。上記例において、判定結果はt≦txでは全て正常
(0)で、t>txでは短絡(1)と正常(0)とを繰
り返す。そして、短絡継続時間判定手段14は、短絡電
流判定結果保持手段13に保持された保持時間T2の期
間の判定結果を調べ、短絡継続時間をカウントまたはカ
ウントクリアする。上記例においては、図5(b)に示
すように、t≦txでは短絡継続時間の計測周期T3ご
とに計測カウンタはクリアされ、t>txでは周期T3
毎に計測カウンタの値が1ずつ増加し、上記計測カウン
タの値が短絡判定時間Tzを越えると、短絡継続時間判
定手段14は負荷短絡故障と判定し、図5(c)に示す
ように、故障フラグに1がセットされる。故障フラグに
1がセットされると、上記図3のステップS58及び図
4のステップS67で示したように、負荷駆動手段8に
よるモータ4の駆動が停止されるとともに、電源スイッ
チ手段12が開かれ、警報手段15より警報が発せられ
る。なお、上述したような短絡故障の場合でも、負荷電
流制御手段7のフィードバック作用により、負荷駆動手
段8の負荷電流の平均値は制限されるので、負荷駆動手
段8は焼損に至ることなく保護される。
【0026】一方、負荷電流が目標電流の急激な変化等
のために一時的にオーバーシュートした場合の動作につ
いて、図6を参照して説明する。例えば、目標電流がI
1からI2に上昇した場合、負荷電流制御手段7は負荷電
流を上記目標電流i2に近づけようと、PWMデューテ
ィ比の演算結果を増加させる。目標電流の変化幅が小さ
い場合には、上記デューティ比の変化も小さいので、負
荷電流は滑らかに上記目標電流i2に向かって増大する
が、目標電流の変化幅が大きい場合には、上記デューテ
ィ比の変化も大きいので、負荷電流は急激に増大し、図
6(a)に示すように、オーバーシュートを起こす。し
かし、負荷電流制御手段7のフィードバック作用により
負荷電流は減少させられ目標電流値に戻る。また、RA
M18に順次ストアされる判定結果は、図6(a)に示
すように、負荷電流検出値がオーバーシュートした期間
内では短絡(1)となることがあるが、他は正常(0)
である。短絡継続時間判定手段14は、上記判定結果を
周期T3毎に読み込み短絡継続時間をカウントまたはカ
ウントクリアする。上記例では、図6(b)に示すよう
に、計測カウンタの値が2となった次の周期T3(オー
バーシュートが終わった最初の区間)で全ての判定結果
が正常(0)であるので、上記計測カウンタはクリアさ
れる。したがって、この場合は負荷短絡故障とは判定さ
れず、図6(c)に示すように、故障フラグは1にセッ
トされない。すなわち、負荷短絡故障判定手段9は、負
荷電流値がある期間短絡電流値を越えることがあって
も、短絡計測時間が短絡判定時間を越えない場合には、
負荷電流の急増は目標電流の急激な変化等のための一時
的にオーバーシュートであって、負荷短絡による過大な
電流ではないと判定するものである。
【0027】このように、本実施の形態1によれば、過
大な負荷電流が流れた場合、負荷電流制御手段7のフィ
ードバック作用により負荷駆動手段8を保護するととも
に、それが負荷短絡故障か否かを適切に判断し、負荷短
絡故障であれば早急にモータ4の駆動を停止し,モータ
4を電源から切り離し,警報を発するようにすることが
できる。なお、短絡判定を行なうための電流値として
は、上記本実施の形態1に示したように、負荷電流のフ
ィードバック制御のために読み込んだ負荷電流検出値そ
のものを用いると処理が簡単になる。また、短絡故障時
の短絡電流の発振周期は負荷電流制御手段7の制御周期
T1より短くは成り得ないので、短絡故障判定のための
負荷電流のサンプリング周期は、上記制御周期T1以下
であれば十分である。一方、故障の誤検出を防ぐために
は、短絡判定時間Tzは電流制御の整定時間よりも十分
長く,かつ,危険に至る前にフェールセーフ処置を講ず
ることのできる時間(例えば、数10msec)に設定
すればよい。また、上記制御周期T1は、負荷の電気的
時定数よりも十分短く(例えば、数100μsec)と
するのが一般的である。更に、短絡継続時間の計測周期
T3は、上記短絡判定時間Tzより十分短く(例えば、
数msec)に設定するのが望ましい。また、短絡判定
結果の保持時間T2は、少なくとも上記計測周期T3よ
りも長くしておけば確実に短絡故障を検出することがで
きる。
【0028】実施の形態2.図7は、本発明の実施の形
態2に係わる負荷短絡故障検出装置の機能ブロック図
で、図1の短絡電流判定結果保持手段13に代えて最大
電流保持手段25を備え、負荷電流検出値の判定結果を
RAM18にストアし所定時間T2保持する代わりに、
所定時間T2内の最大電流を保持し、モータ4の負荷短
絡故障の判定を行なうものである。また、回路例として
は図2と同一であり、マイクロコンピュータ11は、図
7に示される負荷電流制御手段7と最大電流保持手段2
5,短絡電流判定手段10,短絡継続時間判定手段14
から成る負荷短絡故障判定手段9の機能を達成するもの
である。次に、最大電流保持手段25の動作について、
図8のフローチャートに基づいて詳細に説明する。ま
た、以下のステップS71からS80までの処理は一定
周期T1で呼び出され、実行される。(このT1は、モ
ータ4の駆動電流の制御周期である。) まず、CPU16は、負荷電流検出手段6によって検出
された負荷電流検出値をA/D変換器20を介して一定
のサンプリング時間T1毎に読み込み(ステップS7
1)、モータ電流をフィードバック制御すべくモータ4
の駆動電流のデューティ比を演算する(ステップS7
2)。このステップS72は負荷電流制御手段7に相当
する。次に、CPU16は、まず、RAM18にストア
されている最大電流値の保持時間tpが上記T2を越え
ているかどうかを判断し(ステップS73)、tp≦T
2であれば最新入力の負荷電流検出値と上記最大電流値
とを比較する(ステップS74)。そして、上記最新入
力の負荷電流検出値が上記最大電流値を越えている場合
には、最大電流値の保持時間計測カウンタをクリアする
(ステップS75)とともに、この最新入力の負荷電流
検出値を最大電流値とする(ステップS76)。なお、
p>T2であっても、最大電流値の保持時間計測カウ
ンタをクリアする(ステップS75)とともに、(上記
比較をする事なく)最新入力の負荷電流検出値を最大電
流値とする(ステップS76)。また、上記ステップS
74において、最新入力の負荷電流検出値が最大電流値
を越えていない場合には、最大電流値の保持時間計測カ
ウンタを1増加させる(ステップS77)。ここで、上
記ステップS73からS77は最大電流保持手段25に
相当する。続いて、後述するような負荷短絡故障判定手
段9の短絡継続時間判定手段14により決定される故障
フラグの状態を調べ(ステップS78)、故障フラグが
0(負荷短絡故障判定手段9からの判断結果が正常)で
あった場合にはステップS72で演算されたデューティ
比に従って負荷駆動手段8によりモータ4をPWM駆動
する(ステップS80)。また、故障フラグが1(負荷
短絡故障判定手段9からの判断結果が負荷短絡故障)で
ある場合には、負荷駆動手段8のMOSFET24を全
てオフにし、モータ4の駆動を停止する(ステップS7
9)。
【0029】次に、上記ステップS73〜S77により
RAM18にストアされた保持時間T2の期間の最大電
流値を用いて負荷短絡故障を判定するプログラム、すな
わち、負荷短絡故障判定手段9の短絡継続時間判定手段
14の動作について図9のフローチャートに基づき詳細
に説明する。短絡継続時間判定手段14は、RAM18
にストアされた保持時間T2の期間の最大電流値と短絡
電流判定値とを比較し(ステップS81)、上記最大電
流が短絡電流判定値に満たない場合には正常と見做し、
短絡継続時間計測カウンタをクリアし(ステップS8
2)、上記最大電流が短絡電流判定値以上の場合には上
記カウンターを1増し(ステップS83)短絡継続時間
の計測を続行する。そして、上記カウンタによる短絡継
続時間の計測結果が所定の短絡判定時間Tzを越えてい
るか否かを判定し(ステップS84)、越えている場合
は故障フラグに1をセットする(ステップS85)。最
後に、上記故障フラグの状態を調べ(ステップS8
6)、故障と判定されている場合には、警報手段15で
警報し、電源スイッチ手段12を開き、負荷駆動手段8
への電源供給を遮断する(ステップS87)。正常と判
定されている場合には、警報手段15を消灯し,電源ス
イッチ手段12を閉じ,負荷駆動手段8へ電源を供給す
る(ステップS88)。なお、図8のフローチャートの
ステップS78の故障フラグの状態は、上記ステップS
84の判定結果に基づき決定されるので、故障と判定さ
れている場合には、上述したように、負荷駆動手段8の
MOS FET24は全てオフになり、モータ4の駆動
は停止される。なお、以上のステップS81からS88
までの処理は一定周期T3で呼び出され、実行される。
(このT3を短絡継続時間の計測周期という。)
【0030】ここで、負荷が短絡故障を起こした場合の
動作について、図10を参照しながら詳細に説明する。
負荷電流制御手段7により誘導負荷であるモータ4をP
WM駆動すると、正常時における負荷電流検出値は、図
10(a)に示すように、目標値に等しい一定値とな
る。ここで、t=txで、モータ4に短絡故障が発生し
たとすると、負荷電流検出値は矩形波状の発振波形とな
る。したがって、RAM18にストアされる最大電流値
は、t≦txでは目標電流の値であり、t>txでは短絡
電流判定値よりも大きな短絡電流の値になる。したがっ
て、RAM18に順次ストアされる最大電流値は、図1
0(b)に示すように、t=txで階段状に増加する。
そして、短絡継続時間判定手段14は、最大電流保持手
段25に保持された保持時間T2の期間の最大電流を調
べ、短絡継続時間をカウントまたはカウントクリアす
る。上記例においては、図10(c)に示すように、t
≦txでは短絡継続時間の計測周期T3ごとに計測カウ
ンタはクリアされ、t>txでは周期T3毎に計測カウ
ンタの値が1ずつ増加し、上記計測カウンタの値が短絡
判定時間Tzを越えると、短絡継続時間判定手段14は
負荷短絡故障と判定し、図10(d)に示すように、故
障フラグに1がセットされる。故障フラグに1がセット
されると、上記図8のステップS79及び図9のステッ
プS87で示したように、負荷駆動手段8によるモータ
4の駆動が停止されるとともに、電源スイッチ手段12
が開かれ、警報手段15より警報が発せられる。なお、
上述したような短絡故障の場合でも、負荷電流制御手段
7のフィードバック作用により、負荷駆動手段8の負荷
電流の平均値は制限されるので、負荷駆動手段8は焼損
に至ることなく保護される。
【0031】一方、負荷電流が目標電流の急激な変化等
のために一時的にオーバーシュートした場合の動作につ
いて、図11を参照して説明する。同図(a)に示すよ
うに、負荷電流が、オーバーシュートを起こしたとき、
RAM18に順次ストアされる最大電流値は、図11
(b)に示すように、負荷電流検出値がオーバーシュー
トした期間のみ短絡電流判定値を越えている。短絡継続
時間判定手段14は、上記最大電流値を周期T3毎に読
み込み短絡継続時間をカウントまたはカウントクリアす
る。上記例では、図11(c)に示すように、計測カウ
ンタの値は、負荷電流検出値がオーバーシュートした期
間が1回のみで、次の周期T3(オーバーシュートが終
わった最初の区間)からは最大電流が短絡電流判定値に
満たないので、上記計測カウンタはクリアされる。した
がって、この場合は負荷短絡故障とは判定されず、図1
1(d)に示すように、故障フラグは1にセットされな
い。すなわち、負荷短絡故障判定手段9は、負荷電流値
の最大値がある期間短絡電流判定値を越えることがあっ
ても、短絡継続時間が短絡判定時間を越えない場合に
は、負荷電流の急増は目標電流の急激な変化等による一
時的にオーバーシュートであって、負荷短絡による過大
な電流ではないと判定するものである。
【0032】このように、本実施の形態2によれば、過
大な負荷電流が流れた場合、負荷電流制御手段7のフィ
ードバック作用により負荷駆動手段8を保護するととも
に、それが負荷短絡故障か否かを適切に判断し、負荷短
絡故障であれば早急にモータ4の駆動を停止し,モータ
4を電源から切り離し,警報を発するようにすることが
できる。また、最大電流値を用いることにより、短絡故
障判定のための負荷電流のサンプリング周期を長く設定
できるため、CPU16の負荷を軽減することができ
る。また、上記例においては、最大電流保持手段25は
最大電流が保持されてT2経過するか,最新入力の負荷
電流検出値が保持されている最大電流よりも大きい場合
に最大電流値を最新入力の負荷電流検出値に更新してい
たが、過去T2時間分の負荷電流検出値を保持し、その
うち最大のものを最大電流として、負荷短絡故障の判定
を行なうこともできる。ところで、上記実施の形態2に
おいては、最大電流保持手段25をソフトウエアで構成
していたが、ホールド時間がT2のピークホールド回路
を用いて最大電流値を検出して、負荷短絡故障の判定を
行なっても、同様の効果が得られることは言うまでもな
い。
【0033】実施の形態3.図12は、本発明の実施の
形態3に係わる電動パワーステアリング装置の構成を示
したもので、1はステアリングホイール、2は操舵トル
クを検出するトルクセンサ、3はタイヤ、4は短絡故障
の検出対象としての電気的負荷であるモータ、26はモ
ータ4の出力トルクを操舵系に伝達する減速器、5はモ
ータ4に電流を供給する電源、29は上記実施の形態1
または実施の形態2に示した負荷短絡故障検出装置を備
えた電動パワーステアリングのコントロールユニット、
27は上記負荷短絡故障検出装置の負荷駆動手段8とモ
ータ4が成す閉回路中に挿入されたモータスイッチ手
段、28はイグニッションスイッチ、15はモータ4の
短絡故障時に警報を発する警報手段である。
【0034】次に、上記構成の電動パワーステアリング
装置の動作について説明する。正常時にはコントロール
ユニット29は、トルクセンサ2が検出した操舵トルク
と車速信号に応じて、運転者が適切な操舵力でステアリ
ングホイール1の操作ができるように、モータ4からト
ルクを発生させており、モータ4の出力トルクは、減速
器26を介して操舵系に伝達されている。また、モータ
4の端子間の短絡故障が発生した場合、モータスイッチ
手段27は負荷短絡故障検出装置により故障を検出し、
モータ4の駆動を停止し、コントロールユニット29の
負荷短絡故障検出装置に内蔵された電源スイッチ手段1
2を開き、警報手段15により運転者に警報する。ここ
で、モータ4は、短絡すると回転速度に比例した制動力
を発生する(発電ブレーキ)。したがってこの故障の場
合には、速く操舵すると操舵力が増加することになる。
そこで、本実施の形態においては、負荷駆動手段8とモ
ータ4が成す閉回路中にモータスイッチ手段27を挿入
し、コントロールユニット29が負荷の短絡故障を検出
すると、上記フェールセーフ処置に加え、モータスイッ
チ手段27を開き負荷短絡故障時の発電ブレーキを防止
する。以上のフェールセーフ処置は、イグニッションス
イッチ28が開放されエンジンが停止するまで保持され
る。このように、本実施の形態によれば、電動パワース
テアリング装置における負荷の短絡故障を検出し、速や
かにフェールセーフ処置を講ずることができる。なお、
モータスイッチ手段27はコントロールユニット29内
に設けてもよいが、上記例の如く、モータ4とモータス
イッチ手段27を一体化しておけば、モータ4とコント
ロールユニット29間の配線の短絡故障によるモータ4
の発電ブレーキをも防止することができる。
【0035】実施の形態4.なお、実施の形態3では、
モータ4内にモータスイッチ手段27を設けていたが、
モータスイッチ手段27の代わりにクラッチを設け、モ
ータ4の短絡故障時には、上記クラッチを制御し、モー
タ4をステアリングから切り離すようにしてもよい。こ
の場合には、モータ4の短絡故障のみならず、モータ4
内部の機械的な故障によって操舵力が増加する場合にモ
ータ4をステアリングから切り離す用途にも上記クラッ
チ30を使用することができ、より安全な電動パワース
テアリング装置を構築することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の負荷短絡
検出装置は、負荷電流駆動手段と、負荷電流制御手段
と、負荷電流検出手段と、負荷短絡故障判定手段とを備
え、負荷電流の検出値が,第1の所定時間内に所定値を
越える状態が,第2の所定時間継続した場合に負荷の短
絡故障であると判定するようにし、かつ、第1の所定時
間は上記負荷短絡故障判定の周期と等しいかまたはそれ
以上とし、負荷短絡故障判定に用いる負荷電流のサンプ
リング周期は,負荷電流の制御周期と等しいかまたはそ
れ以下としたので、負荷駆動手段を保護するとともに、
負荷の短絡故障を検出することができ、更に、過渡的な
過電流による短絡故障の誤検出を防止することができ
る。また、負荷電流検出手段による電流検出値の最大値
を第1の所定時間保持する最大電流保持手段と、上記最
大電流保持手段による最大電流保持値が所定値を越える
状態が、第2の所定時間継続した場合に負荷の短絡故障
であると判定する負荷短絡故障判定手段を備えるように
したので、負荷電流のサンプリング周期を長く設定で
き、CPUの負荷を軽減することができる。更に、負荷
電流のフィードバック制御のために読み込んだ負荷電流
検出値そのものを用いて負荷短絡故障判定を行なうよう
にしたので、データの処理が簡単に行なえる。
【0037】また、本発明の負荷短絡検出装置は、負荷
短絡故障判定手段が故障と判定した場合には、上記負荷
駆動手段による負荷の駆動を停止しその状態を保持する
ようにしたので、負荷駆動手段に用いられる素子を確実
に保護することができる。更に、負荷駆動手段と、電源
または接地と上記負荷駆動手段との間にスイッチ手段を
設け、上記負荷短絡故障判定手段が故障と判定した場合
には上記スイッチ手段を開き、その状態を保持するよう
にしたので、負荷駆動手段の短絡故障であってもモータ
の駆動電流を遮断することができる。
【0038】また、負荷駆動手段と負荷が成す閉回路中
に設けられたスイッチ手段とを備え、負荷短絡故障判定
手段が故障と判定した場合には上記スイッチ手段を開
き、その状態を保持するようにしたので、例えば負荷が
モータの場合には、短絡故障に伴う発電ブレーキを防ぐ
ことができる。更に、ランプ等の警報装置を備え、負荷
短絡故障判定手段が故障と判定した場合には警報を発す
るようにしたので、運転者に的確に注意を促すことがで
きる。
【0039】本発明の電動パワーステアリング装置は、
負荷駆動手段と、負荷電流制御手段と、操舵力を補助す
るモータとを備え、負荷短絡故障判定手段によってモー
タ電流を検出し、上記負荷駆動手段によってモータを駆
動し、上記負荷電流制御手段によってモータ電流を制御
するようにしたので、モータの駆動回路を保護しながら
モータの故障検出を行なうことができ、更に、過渡的な
過電流によるモータの短絡故障の誤検出を防止すること
ができる。また、クラッチ手段を備え、上記負荷短絡故
障判定手段が故障と判定した場合には上記クラッチ手段
によって上記モータを操舵系から機械的に切り離し、そ
の状態を保持するようにしたので、より安全な電動パワ
ーステアリングを構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係わる負荷短絡故障
検出装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に係わる負荷短絡故障
検出装置の一回路例である。
【図3】 本発明の実施の形態1に係わる負荷短絡故障
検出装置の負荷電流制御手段と負荷短絡故障判定手段の
短絡電流判定手段及び短絡電流判定結果保持手段の動作
を説明するためのフローチャートである。
【図4】 本発明の実施の形態1に係わる負荷短絡故障
検出装置の短絡継続時間判定手段の動作を説明するため
のフローチャートである。ある。
【図5】 本発明の実施の形態1による負荷短絡故障時
の動作を説明する図である。
【図6】 本発明の実施の形態1による負荷電流がオー
バーシュートした場合の動作を説明する図である。
【図7】 本発明の実施の形態2に係わる負荷短絡故障
検出装置の構成を示すブロック図である。
【図8】 本発明の実施の形態2に係わる負荷短絡故障
検出装置の負荷電流制御手段と負荷短絡故障判定手段の
最大電流保持手段の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図9】 本発明の実施の形態2に係わる負荷短絡故障
検出装置の短絡継続時間判定手段の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図10】 本発明の実施の形態2による負荷短絡故障
時の動作を説明する図である。
【図11】 本発明の実施の形態2による負荷電流がオ
ーバーシュートした場合の動作を説明する図である。
【図12】 本発明の実施の形態3に係わる電動パワー
ステアリング装置の構成を示すブロック図である。
【図13】 従来の電動パワーステアリング装置の構成
を示す図である。
【符号の説明】
1 ステアリングホイール,2 トルクセンサ,3 タ
イヤ,4 モータ,5 電源,6 負荷電流検出手段,
7 負荷電流制御手段,8 負荷駆動手段,9 負荷短
絡故障判定手段,10 短絡電流判定手段,11 マイ
クロコンピュータ,12 電源スイッチ手段,13 短
絡電流判定結果保持手段,14 短絡継続時間判定手
段,15 警報手段,16 CPU,17 ROM,1
8 RAM,19 タイマ,20 A/D変換器,21
PWMタイマ,22 I/Oポート,23 バッフ
ァ,24 MOS FET,25 最大電流保持手段,
26 減速器,27 モータスイッチ手段,28 イグ
ニッションスイッチ,29 コントロールユニット
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−106832(JP,A) 特開 昭60−238918(JP,A) 特開 昭61−169366(JP,A) 特開 昭62−6867(JP,A) 特開 昭63−180567(JP,A) 特開 昭63−180568(JP,A) 特開 平1−202197(JP,A) 特開 平1−257675(JP,A) 特開 平1−257676(JP,A) 特開 平1−273768(JP,A) 特開 平2−41975(JP,A) 特開 平2−162159(JP,A) 特開 平3−256514(JP,A) 特開 平5−22837(JP,A) 特開 平7−35807(JP,A) 特開 平7−329799(JP,A) 特開 平8−53072(JP,A) 特開 平8−244634(JP,A) 実開 平5−20976(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 5/04 H02H 3/08 - 3/253 H02H 7/08 - 7/097 H02P 7/29

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷電流の検出値が、電流の読み込み周
    期よりも長い第1の所定時間内に所定値を越える状態
    が,第2の所定時間継続した場合に負荷の短絡故障であ
    ると判定するようにしたことを特徴とする負荷短絡故障
    の検出方法。
  2. 【請求項2】 負荷電流検出手段と、上記負荷電流検出
    手段による電流検出値が,電流の読み込み周期よりも長
    第1の所定時間内に所定値を越える状態が,第2の所
    定時間継続した場合に負荷の短絡故障であると判定する
    負荷短絡故障判定手段とを備えたことを特徴とする負荷
    短絡故障検出装置。
  3. 【請求項3】 負荷電流検出手段と、上記負荷電流検出
    手段による電流検出値の最大値を,電流の読み込み周期
    よりも長い第1の所定時間保持する最大電流保持手段
    と、上記最大電流保持手段による最大電流保持値が所定
    値を越える状態が,第2の所定時間継続した場合に負荷
    の短絡故障であると判定する負荷短絡故障判定手段とを
    備えたことを特徴とする負荷短絡故障検出装置。
  4. 【請求項4】 上記負荷電流検出手段による電流検出値
    をサンプリングすることにより上記負荷短絡故障判定手
    段をソフトウエアで構成し、上記第1の所定時間は上記
    負荷短絡故障判定の周期と等しいかまたはそれ以上であ
    ることを特徴とする請求項2または請求項3記載の負荷
    短絡故障検出装置。
  5. 【請求項5】 負荷電流制御手段を備え、上記負荷電流
    検出手段による電流検出値をサンプリングすることによ
    り上記負荷電流制御手段と上記負荷短絡故障判定手段を
    ソフトウエアで構成し、負荷短絡故障判定に用いる負荷
    電流のサンプリング周期は、負荷電流の制御周期と等し
    いかまたはそれ以下であることを特徴とする請求項2ま
    たは請求項3記載の負荷短絡故障検出装置。
  6. 【請求項6】 負荷電流制御手段を備え、上記負荷電流
    検出手段による電流検出値をサンプリングすることによ
    り上記負荷電流制御手段と上記負荷短絡故障判定手段を
    ソフトウエアで構成し、負荷電流の制御に用いる負荷電
    流検出値から、負荷短絡故障判定を行なうことを特徴と
    する請求項2または請求項3記載の負荷短絡故障検出装
    置。
  7. 【請求項7】 負荷駆動手段を備え、上記負荷短絡故障
    判定手段が故障と判定した場合には、上記負荷駆動手段
    による負荷の駆動を停止しその状態を保持することを特
    徴とする請求項2または請求項3記載の負荷短絡故障検
    出装置。
  8. 【請求項8】 負荷駆動手段と、電源または接地と上記
    負荷駆動手段との間に設けられたスイッチ手段とを備
    え、上記負荷短絡故障判定手段が故障と判定した場合に
    は上記スイッチ手段を開き、その状態を保持することを
    特徴とする請求項2または請求項3記載の負荷短絡故障
    検出装置。
  9. 【請求項9】 負荷駆動手段と、上記負荷駆動手段と負
    荷が成す閉回路中に設けられたスイッチ手段とを備え、
    上記負荷短絡故障判定手段が故障と判定した場合には上
    記スイッチ手段を開き、その状態を保持することを特徴
    とする請求項2または請求項3記載の負荷短絡故障検出
    装置。
  10. 【請求項10】 ランプ等の警報装置を備え、上記負荷
    短絡故障判定手段が故障と判定した場合には警報を発す
    ることを特徴とする請求項2または請求項3記載の負荷
    短絡故障検出装置。
  11. 【請求項11】 負荷駆動手段と、負荷電流制御手段
    と、操舵力を補助するモータとを備え、負荷短絡故障判
    定手段によってモータ電流を検出し、上記負荷駆動手段
    によってモータを駆動し、上記負荷電流制御手段によっ
    てモータ電流を制御する請求項2または請求項3記載の
    負荷短絡故障検出装置を具備することを特徴とする電動
    パワーステアリング装置。
  12. 【請求項12】 クラッチ手段を備え、負荷電流制御手
    段と、操舵力を補助するモータとを備え、上記負荷短絡
    故障判定手段が故障と判定した場合には上記クラッチ手
    段によって上記モータを操舵系から機械的に切り離し、
    その状態を保持することを特徴とする請求項11記載の
    電動パワーステアリング装置。
JP34576396A 1996-12-25 1996-12-25 負荷短絡故障の検出方法及びその装置と電動パワーステアリング装置 Expired - Lifetime JP3274377B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34576396A JP3274377B2 (ja) 1996-12-25 1996-12-25 負荷短絡故障の検出方法及びその装置と電動パワーステアリング装置
EP97113489A EP0850817B1 (en) 1996-12-25 1997-08-05 Load short-circuit failure detection method and apparatus and electric power steering device
DE69728122T DE69728122T2 (de) 1996-12-25 1997-08-05 Lastkurzschlusstrom Fehlererkennungsverfahren und -Vorrichtung und elektrische Servolenkung
US08/934,772 US6107926A (en) 1996-12-25 1997-09-22 Load short-circuit failure detection method and apparatus and electric power steering device
KR1019970071666A KR100275237B1 (ko) 1996-12-25 1997-12-22 부하 단락 고장의 검출방법 및 그 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34576396A JP3274377B2 (ja) 1996-12-25 1996-12-25 負荷短絡故障の検出方法及びその装置と電動パワーステアリング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10191551A JPH10191551A (ja) 1998-07-21
JP3274377B2 true JP3274377B2 (ja) 2002-04-15

Family

ID=18378816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34576396A Expired - Lifetime JP3274377B2 (ja) 1996-12-25 1996-12-25 負荷短絡故障の検出方法及びその装置と電動パワーステアリング装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6107926A (ja)
EP (1) EP0850817B1 (ja)
JP (1) JP3274377B2 (ja)
KR (1) KR100275237B1 (ja)
DE (1) DE69728122T2 (ja)

Families Citing this family (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3484968B2 (ja) 1998-02-24 2004-01-06 日本精工株式会社 電動パワーステアリング装置の制御装置
AUPP842799A0 (en) * 1999-02-02 1999-02-25 Nu-Lec Pty Ltd Protection relay for a circuit breaker
JP4508320B2 (ja) * 1999-10-01 2010-07-21 株式会社ミクニ 電磁コイル動作装置の故障判別装置
US6580990B2 (en) * 2000-08-30 2003-06-17 The Raymond Corporation Integrity check for electric steer system
JP2005045974A (ja) * 2003-07-25 2005-02-17 Denso Corp ブラシレスモータ駆動装置
JP4241412B2 (ja) * 2004-02-03 2009-03-18 株式会社日立製作所 運動機構の駆動制御装置
JP4304604B2 (ja) * 2004-02-16 2009-07-29 株式会社デンソー 車両の電動パワーステアリング装置
JP2005347523A (ja) * 2004-06-03 2005-12-15 Nec Electronics Corp ショート検出用回路及びショート検出方法
JP4599995B2 (ja) * 2004-11-05 2010-12-15 日本精工株式会社 電動パワーステアリング装置の制御装置
DE102005014210A1 (de) * 2005-03-29 2006-10-05 Siemens Ag Verfahren und Vorrichtung zum Überprüfen eines elektrischen Kopplungszustands einer induktiven Last
JP4713194B2 (ja) * 2005-03-30 2011-06-29 三菱ふそうトラック・バス株式会社 クラッチ制御装置
EP1876700A4 (en) 2005-04-15 2011-10-26 Hitachi Ltd AC MOTOR CONTROL
JP4765779B2 (ja) * 2005-07-19 2011-09-07 株式会社デンソー 制御装置,ショート検出装置,負荷駆動システムおよびプログラム
JP2007225388A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Nsk Ltd 電動パワーステアリング装置
WO2007132515A1 (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 電気車の制御装置
US7719811B2 (en) * 2006-09-08 2010-05-18 Ford Global Technologies FET monitoring and protecting system
JP4484858B2 (ja) * 2006-10-19 2010-06-16 日立ビークルエナジー株式会社 蓄電池管理装置およびそれを備える車両制御装置
JP4765900B2 (ja) * 2006-11-07 2011-09-07 船井電機株式会社 ディスク装置
JP4803041B2 (ja) 2007-01-06 2011-10-26 船井電機株式会社 ディスク装置
JP5406485B2 (ja) * 2008-09-16 2014-02-05 日本電産テクノモータ株式会社 モータの駆動装置
JP2010104079A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Tokai Rika Co Ltd 負荷駆動装置
JP5233966B2 (ja) * 2009-11-18 2013-07-10 株式会社デンソー モータ制御装置、およびモータ制御プログラム
US8446943B2 (en) * 2010-04-23 2013-05-21 Renesas Electronics America Inc. Communication over power lines
US8643982B2 (en) * 2011-03-21 2014-02-04 Hamilton Sundstrand Corporation Discrete input signal generation via output short-circuit detection
JP5779126B2 (ja) * 2012-03-15 2015-09-16 株式会社東芝 移動式原子炉出力測定装置およびその駆動トルク監視方法
JP6073692B2 (ja) * 2013-01-23 2017-02-01 ルネサスエレクトロニクス株式会社 モータ駆動制御装置およびその動作方法
JP6201366B2 (ja) * 2013-03-27 2017-09-27 株式会社ジェイテクト 電気負荷制御装置の過電流異常判定装置、駆動力配分制御装置、および過電流異常判定方法ならびに過電流異常判定プログラム
DE102015113504B3 (de) * 2015-08-14 2016-10-27 Duräumat Stalltechnik GmbH Sicherheitsabschaltung eines Räumungs- und/oder Entmistungsschiebers
KR101776876B1 (ko) 2016-04-26 2017-09-11 콘티넨탈 오토모티브 시스템 주식회사 전류형 감지장치 및 그 제어방법
TWI635689B (zh) * 2017-05-23 2018-09-11 圓展科技股份有限公司 充電控制系統及其智慧型短路電流保護方法
DE102019206755A1 (de) * 2019-05-09 2020-11-12 Robert Bosch Gmbh Verfahren zum Betrieb einer Lenkvorrichtung
US10573997B1 (en) * 2019-05-24 2020-02-25 Microsoft Technology Licensing, Llc Power supply unit with connector protection circuit
CN112701684B (zh) * 2020-12-24 2021-09-28 国网湖南省电力有限公司 变电站等效马达负荷比例确定方法及短路电流计算方法

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55106832A (en) * 1979-02-13 1980-08-16 Nippon Denso Co Ltd Flasher unit for vehicle
DE3344208A1 (de) * 1983-09-17 1985-04-04 Hartmann & Braun Ag, 6000 Frankfurt Verfahren zur erfassung eines erd- oder kurzschlussstromes
JPS60238918A (ja) * 1984-05-11 1985-11-27 Mitsubishi Electric Corp 可変速電動機の制御装置
JPS61169366A (ja) * 1985-01-23 1986-07-31 Hitachi Ltd 電動式パワ−ステアリング制御装置
JPH0710672B2 (ja) * 1985-07-03 1995-02-08 株式会社日立製作所 電動式パワ−ステアリング制御装置
EP0276005B1 (en) * 1987-01-23 1991-07-17 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Motor-driven type power steering control device
KR920006533B1 (ko) * 1988-04-06 1992-08-08 미쓰비시전기 주식회사 전동식 동력조향장치
JP2694612B2 (ja) * 1988-07-30 1997-12-24 光洋精工株式会社 電動式パワーステアリング装置
JPH02162159A (ja) * 1988-12-14 1990-06-21 Omron Tateisi Electron Co 電動式パワーステアリング装置
JPH03256514A (ja) * 1990-03-05 1991-11-15 Kubota Corp 電気駆動型アクチュエータの配線短絡検知装置
DE69217280T2 (de) * 1991-07-10 1997-05-28 Koyo Seiko Co Lenkung mit elektrischer Hilfskraft
GB2279749B (en) * 1993-07-02 1996-12-04 Motorola Inc Short circuit detector for sensors
JP2959957B2 (ja) * 1994-06-06 1999-10-06 本田技研工業株式会社 電動パワーステアリング
JP3100840B2 (ja) * 1994-08-12 2000-10-23 三菱電機株式会社 電動パワーステアリング制御装置
JP3460885B2 (ja) * 1995-03-09 2003-10-27 三菱電機株式会社 電動パワーステアリング制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP0850817A2 (en) 1998-07-01
KR100275237B1 (ko) 2000-12-15
DE69728122T2 (de) 2005-02-17
DE69728122D1 (de) 2004-04-22
EP0850817A3 (en) 2000-10-18
JPH10191551A (ja) 1998-07-21
US6107926A (en) 2000-08-22
KR19980064453A (ko) 1998-10-07
EP0850817B1 (en) 2004-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3274377B2 (ja) 負荷短絡故障の検出方法及びその装置と電動パワーステアリング装置
JP3518944B2 (ja) モータ駆動装置
US6816765B2 (en) Motor-driven power steering control apparatus
US5723958A (en) Arrangement for operating a consumer in a motor vehicle
CN1964191A (zh) 负载驱动装置
JP2001069601A (ja) ハイブリッド車両
JP3748521B2 (ja) 負荷電流検出方法および装置と電動パワーステアリング装置
US5218339A (en) Arrangement for monitoring a consumer in combination with an internal combustion engine and/or a motor vehicle
EP1610453B1 (en) Inverter device
JP2774907B2 (ja) 電気自動車の制御装置
US6291954B1 (en) Method and circuit arrangement for monitoring the operating state of a load
JP2000184764A (ja) モータ制御装置
CN214728477U (zh) 转向灯及其控制系统
JP3167792B2 (ja) モータドライバの自己診断方法及び自己診断機能付きモータドライバ
JPH1169865A (ja) 電動モータ駆動装置
KR20100066119A (ko) 모터 제어 시스템
JPH08251715A (ja) 電動車のモータ駆動制御装置
JP3511563B2 (ja) 電動パワーステアリング制御装置
JPH065942Y2 (ja) モ−タ駆動装置
JPH08322288A (ja) モータ駆動回路
JP3007932B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
KR100352359B1 (ko) 전동식 파워 스티어링 제어장치
KR100716430B1 (ko) Agcs 시스템에서 과전류 발생을 방지시키는 모터구동회로
KR100240887B1 (ko) 직류 서보 모터 구동회로 및 구동방법
JPH0446867A (ja) 電動式パワーステアリング装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080201

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090201

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100201

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100201

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110201

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120201

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130201

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130201

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140201

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term