JP2694612B2 - 電動式パワーステアリング装置 - Google Patents

電動式パワーステアリング装置

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JP2694612B2 JP19161788A JP19161788A JP2694612B2 JP 2694612 B2 JP2694612 B2 JP 2694612B2 JP 19161788 A JP19161788 A JP 19161788A JP 19161788 A JP19161788 A JP 19161788A JP 2694612 B2 JP2694612 B2 JP 2694612B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
    • B62D5/0457Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、電動式パワーステアリング装置に関す
る。
従来技術および発明の課題 電動式パワーステアリング装置として、第8図に示す
ように、搭載スペース等の関係から、電動式パワーステ
アリング装置が、電動モータ(1)の駆動回路(モータ
駆動回路)(11)、電動クラッチ(2)の駆動回路(ク
ラッチ駆動回路)(12)およびフェイルセーフリレー
(13)等から構成されるパワーユニット(10)と、トル
クセンサ(3)、車速センサ(4)等からの検出信号が
入力されるCPUを含む制御回路(21)から構成されるコ
ントロールユニット(20)とに分離して配されるものが
ある。
このような電動式パワーステアリング装置では、コン
トロールユニット(20)と、パワーユニット(10)の各
駆動回路とが送信線(L)によって接続され、この送信
線(L)を介して、コントロールユニット(20)からパ
ワーユニット(10)にオン、オフ2種類の論理的制御信
号が送られることにより、パワーユニット(10)の各駆
動回路が駆動される。
しかしながら、このような電動式パワーステアリング
装置では、送信線(L)に断線、地絡、混触等が発生す
ると、それに対応するパワーユニット(10)の駆動回路
が誤動作を起こし、場合によっては、危険な事態を招く
という問題がある。たとえば、電動モータ(1)の駆動
回路(11)に対する送信線(L)が断線して、論理的制
御信号が常にオンに固定されてしまうと、運転者に予期
しない操舵補助力が働いて危険である。
この発明は、送信線に断線、地絡、混触等が発生した
ときに、危険な状態になるのを防止できる安全性の高い
電動パワーステアリング装置を提供することを目的とす
る。
課題を解決するための手段 この発明による電動式パワーステアリング装置は、電
動モータ等の駆動回路を中心としたパワーユニットと、
駆動回路を制御する制御回路を中心としたコントロール
ユニットとに分離され、コントロールユニットとパワー
ユニットの各駆動回路とが送信線によって接続され、こ
の送信線を介して、コントロールユニットの制御回路か
らパワーユニットの各駆動回路にオン、オフを表わす論
理的制御信号が送られることにより、パワーユニットの
各駆動回路が制御される電動式パワーステアリング装置
において、コントロールユニット側に設けられかつ制御
回路から入力されるオンを表わす論理的制御信号がパル
ス信号の形に変換されるように論理的制御信号を変換す
る第1信号変換手段、およびパワーユニット側に設けら
れかつ第1信号変換手段に送信線を介して接続され、第
1信号変換手段からの入力信号がパルス信号である場合
にオンの論理的制御信号を駆動回路に出力し、第1信号
変換手段からの入力信号がパルス信号でない場合にはオ
フの論理的制御信号を駆動回路に出力する第2信号変換
手段を備えていることを特徴とする。
発明の作用 各駆動回路を制御するための制御回路からの論理的制
御信号は、コントロールユニット側で、第1信号変換手
段によって、オンを表わす論理的制御信号がパルス信号
の形に変換されるように変換される。変換された信号
は、送信線を介してパワーユニットの第2信号変換手段
に送られる。
第1信号変換手段からの第2信号変換手段の入力信号
がパルス信号である場合には、第2信号変換手段からオ
ンの論理的制御信号が駆動回路に出力される。第1信号
変換手段からの第2信号変換手段の入力信号がパルス信
号でない場合には、第2信号変換手段からオフの論理的
制御信号が駆動回路に出力される。送信線に断線等の異
常が発生した場合には、第1信号変換手段からの第2信
号変換手段の入力信号は、第1信号変換手段の出力波形
にかかわらず常にパルス信号とはならないので、第2信
号変換手段から駆動回路への出力はオフの論理的制御信
号となる。
実施例 以下、第1図〜第7図を参照してこの発明の実施例に
ついて説明する。
第1図は、コントロールユニット(20)からパワーユ
ニット(10)のモータ駆動回路(11)内のパワートラン
ジスタ駆動回路に制御信号を送るための伝送回路を示し
ている。制御信号aは、1または0の2つの論理値をも
ち、一方の論理値は、パワートランジスタをオンさせる
オン指令であり、他方の論理値はパワートランジスタを
オフさせるオフ指令である。
この制御信号aは、コントロールユニット(20)内に
設けられかつ基準パルス信号bが入力している第1信号
変換回路(22)に送られ、基準パルス信号bに基づい
て、オンを表わす制御信号aがパルス信号の形に変換さ
れるように変換される。
第1信号変換回路(22)によって変換された信号c
は、送信線(L)を介してパワーユニット(10)内の第
2信号変換回路(14)に送られる。第2の信号変換回路
(14)は、入力信号がパルス信号である場合にオンの制
御信号を出力し、入力信号がパルス信号でない場合にオ
フの制御信号を出力する。
第2図は、制御信号aの論理値が0のときにパワート
ランジスタをオフさせるオフ指令であり、制御信号aの
論理値が1のときにパワートランジスタをオンさせるオ
ン指令である場合の、伝送回路の詳細を示している。
コントロールユニット(20)内において、制御信号a
はNAND回路(31)の一方の入力端子に入力する。NAND回
路(31)の他方の入力端子には、基準パルス信号bが入
力する。NAND回路(31)の出力信号cは、抵抗(32)、
ダイオードクランプ回路(33)、抵抗(34)およびコン
トロールユニット(20)の出力端子(PO)を介して、送
信線(L)に送られ、送信線(L)を介してパワーユニ
ット(10)の入力端子(PI)に送られる。
パワーユニット(10)の入力端子(PI)に送られてき
た信号cは、抵抗(41)およびダイオードクランプ回路
(42)を介して第1インバータ(43)に送られ、信号c
が反転される。第1インバータ(43)の出力信号d(=
)は、微分回路(44)に送られる。微分回路(44)か
らは、信号dの立上がりタイミングで正のトリガパルス
が、信号dの立下がりタイミングで負のトリガパルスが
出力される。微分回路(44)の出力信号eは、整流ダイ
オード(45)に送られ、整流ダイオード(45)からは信
号dのうち正のトリガパルスのみが出力される。
整流ダイオード(45)の出力信号fは、充放電回路
(46)に送られる。この充放電回路(46)は、一端が電
源Vcに充電抵抗(47)を介して接続されかつ他端が接地
されたコンデンサ(48)と、コレクタがコンデンサ(4
8)の一端に放電抵抗(49)を介して接続されかつエミ
ッタが接地されたスイッチングトランジスタ(50)とを
備えている。信号fはスイッチングトランジスタ(50)
のベースに送られている。信号fがLレベルのときに
は、スイッチングトランジスタ(50)はオフであるの
で、電源Vcによってコンデンサ(48)が充電される。信
号fがHレベルのときには、スイッチングトランジスタ
(50)がオンとなり、コンデンサ(48)に蓄積されてい
る電荷が放電抵抗(49)およびスイッチングトランジス
タ(50)を介して放電される。
充放電回路(46)の出力gは、抵抗(51)を介して第
2インバータ(52)に送られ、反転される。第2インバ
ータ(52)の出力h(=)は、モータ駆動回路(11)
のパワートランジスタ駆動回路(図示略)に送られる。
第3図は、第2図の各部の信号を示している。制御信
号aの論理値が0(オフ指令信号)、すなわち制御信号
aのレベルがLレベルであるときには(時点t0〜t1)、
NAND回路(31)の出力cは、Hレベルとなる。したがっ
て、第1インバータ(43)の出力dがLレベルを維持
し、微分回路(44)の出力eおよび整流ダイオード(4
5)の出力fは零のままとなる。整流ダイオード(45)
の出力fが零なので、スイッチングトランジスタ(50)
はオフ状態であり、充放電回路(46)のコンデンサ(4
8)には電荷が充電された状態となり、充放電回路(4
6)の出力電圧gは電源電圧Vcと等しくなる。電圧Vc
は、第2インバータ(52)のスレッショルド電圧Vsより
高いので、第2インバータ(52)の出力hはLレベルと
なり、制御信号aと同様にオフ指令となる。このため、
モータ駆動回路(11)の対応するパワートランジスタ
は、オフとなる。
制御信号aがHレベル(オン指令)に反転されると
(時点t1)、NAND回路(31)の出力cは、基準パルス信
号bがHレベルのときにはLレベルとなり、基準パルス
信号bがLレベルのときにはHレベルとなるパルス信号
となる。第1インバータ(43)の出力dは、NAND回路
(31)の出力cが反転されたパルス信号となる。
微分回路(44)からは、第1インバータ(43)から出
力されるパルス信号dの立上がりタイミングで正のトリ
ガパルスが、信号dの立下がりタイミングで負のトリガ
パルスが出力される。そして、整流ダイオード(45)に
よって、負のトリガパルスが除去される。
整流ダイオード(45)から正のトリガパルスが出力さ
れると、その間、充放電回路(46)のスイッチングトラ
ンジスタ(50)がオンとなり、コンデンサ(48)から電
荷が放電され、充放電回路(46)の出力電圧gが零まで
一旦低下する。そして、充放電回路(46)の出力電圧が
第2インバータ(52)のスレッショルド電圧Vsより低下
すると(時点t2)、第2インバータ(52)の出力hがH
レベルに反転する。整流ダイオード(45)の出力fが零
になると、スイッチングトランジスタ(50)がオフとな
り、コンデンサ(48)が充電され、充放電回路(46)の
出力電圧gが除々に増加していく。そして、整流ダイオ
ード(45)から正のトリガパルスが再び出力されると、
コンデンサ(48)から電荷が放電され、充放電回路(4
6)の出力電圧gが零まで再び低下し、整流ダイオード
(45)の出力fが零になると、コンデンサ(48)が充電
され、充放電回路(46)の出力電圧gが除々に増加して
いく。
つまり、充放電回路(46)のコンデンサ(48)は、整
流ダイオード(45)から正のトリガパルスが出力される
毎に放電および充電を繰り返し、充放電回路(46)の出
力gは、減少して増加するというように変化する。この
充放電動作時に、充放電回路(46)の出力電圧gが、第
2インバータ(52)のスレッショルド電圧Vs以上になら
ないように、基準パルス信号bの周期および充放電回路
(46)の時定数が設定されている。したがって、制御信
号aがHレベルになると、第2インバータ(52)の出力
hは、Hレベルとなり、パワートランジスタがオンとな
る。
制御信号aがHレベル(オン指令)のときに、時点t3
で、送信線(L)に断線が発生すると、基準パルス信号
bの電圧レベルにかかわらず、第1インバータ(43)の
入力信号がLレベルとなるので、第1インバータ(43)
の出力dはHレベルとなり、かつこの状態を維持する。
第1インバータ(43)の出力dがLレベルのときに送
信線(L)に断線が発生したとすると、断線が発生した
ときに第1インバータ(43)の出力dがHレベルに反転
し、そのレベルが維持される。そして、第1インバータ
(43)の出力dがHレベルに反転したタイミングで(時
点t3)、微分回路(44)から正のトリガパルスが出力さ
れ、整流ダイオード(45)から正のトリガパルスが出力
される。しかしながら、第1インバータ(43)の出力d
は、送信線(L)が断線した時点t3からHレベルを維持
するから、これ以降においては、微分回路(44)および
整流ダイオード(45)からはトリガパルスは出力されな
い。
時点t3で整流ダイオード(45)から正のトリガパルス
が出力されると、スイッチングトランジスタ(50)がオ
ンとなり、充放電回路(46)のコンデンサ(48)から電
荷が放電され、充放電回路(46)の出力電圧gが零まで
一旦低下する。しかしながら、整流ダイオード(45)の
出力は、正のトリガパルスが出力された後、零になりか
つこの状態を維持するので、これ以降スイッチングトラ
ンジスタ(50)がオフとなり、コンデンサ(48)が充電
される。したがって、充放電回路(46)の出力電圧g
は、増加していき電源電圧Vcまで上昇して定常状態とな
る。充放電回路(46)の出力電圧gが増加して、第2イ
ンバータ(52)のスレッショルド電圧Vsを越えると(時
点t4)、第2インバータ(52)の出力hがLレベル(オ
フ指令)に反転し、パワートランジスタがオフにされ
る。
制御信号aがLレベル(オフ指令)のときに、送信線
(L)に断線が生じた場合には、第1インバータ(43)
の出力dは、Hレベルを維持し、第2インバータ(52)
の出力hはLレベルとなり、パワートランジスタはオン
されない。
つまり、上記伝送回路では、送信線(L)に断線、地
絡、混触等が発生していない場合には、制御信号aをコ
ントロールユニット(20)からパワーユニット(10)の
モータ駆動回路(11)のパワートランジスタ駆動回路に
正確に送信でき、送信線(L)に断線、地絡、混触等が
発生した場合には、制御信号aがオフ指令のときはもち
ろんのことオン指令であっても、パワートランジスタ駆
動回路にオフ指令を送ることがてきる。
第4図は、制御信号aの論理値が0のときにパワート
ランジスタをオンさせるオン指令であり、制御信号aの
論理値が1のときにパワートランジスタをオフさせるオ
フ指令である場合の伝送回路を示し、第5図は第4図の
各部の信号を示している。第4図において、第2図と同
じものには、同じ符号が付けられている。この伝送回路
は、NAND回路(31)の代わりにNOR(回路31A)が用いら
れている点が、第2図の伝送回路と異なっている。
制御信号aの論理値が1(オフ指令)、すなわち制御
信号aのレベルがHレベルであるときには、NOR回路(3
1A)の出力cは、Lレベルとなる。したがって、第1イ
ンバータ(43)の出力dがHレベル状態を維持し、部分
回路(44)の出力eおよび整流ダイオード(45)の出力
fは零のままとなる。整流ダイオード(45)の出力fが
零なので、スイッチングトランジスタ(50)はオフ状態
であり、充放電回路(46)のコンデンサ(48)には電荷
が充電された状態となり、充放電回路(46)の出力電圧
gは電源電圧Vcと等しくなる。電圧Vcは、第2インバー
タ(52)のスレッショルド電圧Vsより高いので、第2イ
ンバータ(52)の出力hはLレベルとなり、制御信号a
と同様にオフ指令となる。このため、モータ駆動回路
(11)の対応するパワートランジスタは、オフとなる。
制御信号aがLレベル(オン指令)に反転されると
(時点t1)、NOR回路(31A)の出力cは、基準パルス信
号bがHレベルのときにはLレベルとなり、基準パルス
信号bがLレベルのときにはHレベルとなるパルス信号
となる。第1インバータ(43)の出力dは、NOR回路(3
1A)の出力cが反転されたパルス信号となる。
微分回路(44)からは、第1インバータ(43)から出
力されるパルス信号dの立上がりタイミングで正のトリ
ガパルスが、信号dの立下がりタイミングで負のトリガ
パルスが出力される。そして、整流ダイオード(45)に
よって、負のトリガパルスが除去される。
整流ダイオード(45)から正のトリガパルスが出力さ
れると、その間、充放電回路(46)のスイッチングトラ
ンジスタ(50)がオンとなり、コンデンサ(48)から電
荷が放電され、充放電回路(46)の出力電圧gが零まで
一旦低下する。そして、充放電回路(46)の出力電圧g
が第2インバータ(52)のスレッショルド電圧Vsより低
下すると(時点t2)、第2インバータ(52)の出力hが
Hレベルに反転する。整流ダイオード(45)の出力fが
零になると、スイッチングトランジスタ(50)がオフと
なり、コンデンサ(48)が充電され、充放電回路(46)
の出力電圧gが除々に増加していく。そして、整流ダイ
オード(45)から正のトリガパルスが再び出力される
と、コンデンサ(48)から電荷が放電され、充放電回路
(46)の出力電圧gが零まで再び低下し、整流ダイオー
ド(45)の出力fが零になると、コンデンサ(48)が充
電され、充放電回路(46)の出力電圧gが除々に増加し
ていく。
この充放電動作時に、充放電回路(46)の出力電圧g
が、第2インバータ(52)のスレッショルド電圧Vs以上
にならないように、基準パルスbの周期および充放電回
路(46)の時定数が設定されているので、制御信号aが
Lレベルのときには、第2インバータ(52)の出力hが
Hレベルになり、パワートランジスタがオンとなる。
制御信号aがLレベル(オフ指令)のときに、送信線
(L)に断線が発生すると(時点t3)、基準パルスbの
電圧レベルにかかわらず、第1インバータ(43)の入力
信号がLレベルとなるので、第1インバータ(43)の出
力dはHレベルとなり、かつこの状態を維持する。
第1インバータ(43)の出力dがLレベルのときに断
線が発生したとすると、断線が発生したときに第1イン
バータ(43)の出力dがHレベルに反転し、そのレベル
が維持される。そして、第1インバータ(43)の出力d
がHレベルに反転したタイミング(時点t3)で、微分回
路(44)から正のトリガパルスが出力され、整流ダイオ
ード(45)から正のトリガパルスが出力される。しかし
ながら、第1インバータ(45)の出力dは、送信線
(L)の断線によってHレベルを維持するから、これ以
降においては、微分回路(44)および整流ダイオード
(45)からはトリガパルスは出力されない。
時点t3で整流ダイオード(45)から正のトリガパルス
が出力されると、スイッチングトランジスタ(50)がオ
ンとなり、充放電回路(46)のコンデンサ(48)が放電
して、充放電回路(46)の出力電圧gが零まで一旦低下
する。しかしながら、整流ダイオード(45)の出力は、
正のトリガパルスが出力された後、零になりかつこの状
態を維持するので、これ以降スイッチングトランジスタ
(50)がオフとなり、コンデンサ(48)が充電される。
したがって、充放電回路(46)の出力電圧gは、増加し
ていき電源電圧Vcまで上昇して定常状態となる。充放電
回路(46)の出力電圧gが増加して、第2インバータ
(52)のスレッショルド電圧Vsを越えると(時点t4)、
第2インバータ(52)の出力hがLレベルに反転し、パ
ワートランジスタがオフにされる。
制御信号aがHレベル(オフ指令)のときに、送信線
(L)に断線が生じた場合には、第1インバータ(43)
の出力dは、Hレベルのままとなるので、第2インバー
タ(52)の出力hはLレベルとなり、パワートランジス
タはオンされない。
上記実施例では、コントロールユニット(20)からパ
ワーユニット(10)内のモータ駆動回路(11)へ制御信
号を送るための伝送回路について、説明したが、コント
ロールユニット(20)からパワーユニット(10)内のク
ラッチ駆動回路(12)、フェイルセーフリレー(13)等
へ制御信号を送るための伝送回路にもこの発明を適用で
きることはいうまでもない。
ところで、フェイルセーフ用の制御信号は、通常、コ
ントロールユニット(20)から、パワーユニット(10)
のフェイルセーフリレー(13)等に送られるが、送信線
の断線等の異常による誤動作をより完全に回避するため
に、パワーユニット(10)の各機器の故障診断回路およ
びフェイルセーフ制御回路をパワーユニット側に設け、
パワーユニット側だけでもフェイルセーフ制御を行える
ようにすることが好ましい。
第6図は、パワーユニット側だけでもフェイルセーフ
制御を行えるようにした回路例を示し、第7図は第6図
の各部の信号を示している。モータ駆動回路(11)は、
4つのパワートランジスタ(61)(62)(63)(64)か
らなるブリッジ回路で構成されている。パワートランジ
スタ(61)(64)は正転用であり、パワートランジスタ
(62)(63)は逆転用である。
モータ駆動回路(11)、クラッチ駆動回路(12)等の
故障診断回路(図示略)からの故障判定信号j1〜j4は、
NAND回路(65)に送られる。各故障診断回路はパワーユ
ニット内に設けられている。各故障判定信号j1〜j4は、
常時はHレベルであり、対応する故障診断回路によって
診断対象に故障が発生したと判定されたときには、Lレ
ベルになる。
故障判定信号j1〜j4のうちの1つでもLレベルになる
と、NAND回路(65)の出力kがHレベルになり、下流側
正転用パワートランジスタ(64)のベースに接続された
フェイルセーフ用スイッチングトランジスタ(66)およ
び下流側逆転用パワートランジスタ(63)のベースに接
続されたフェイルセーフ用スイッチングトランジスタ
(67)がともにオンとなる。したがって、下流側正転用
パワートランジスタ(64)および下流側逆転用パワート
ランジスタ(63)が強制的にオフされる。
また、NAND回路(65)の出力kがHレベルになると、
NAND回路(65)に接続されたインバータ(68)の出力が
Lレベルに反転し、充放電回路(69)のコンデンサ(7
0)の電荷が放電される。そして、NAND回路(65)の出
力が所定時間Ta以上Hレベルを維持すると、充放電回路
(69)の出力電圧lがスイッチングトランジスタ(71)
の動作電圧Vaより小さくなり(時点t1)、スイッチング
トランジスタ(71)がオフとなり、フエイルセーフリレ
ー(13)の作動が停止し、その接点がオフとなる。つま
り、電動モータ(1)への電力供給が停止される。
NAND回路(65)の出力kがHレベルになったときに、
ただちにフェイルセイフリレー(13)を停止させない
で、NAND回路(65)の出力が所定時間以上Hレベルを維
持したときに、フェイルセイフリレー(13)を停止させ
ているのは、故障診断回路の誤動作によってフェイルセ
イフリレー(13)が停止しないようにするためである。
発明の効果 この発明による電動式パワーステアリング装置では、
コントロールユニットとパワーユニットとを接続する送
信線に断線、地絡、混触等の異常が発生したときには、
対応するパワーユニットの駆動回路がオフされるので、
送信線の異常によって危険な状態になるのを防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図はこの発明の実施例を示し、第1図は伝
送回路の概略構成を示す電気ブロック図、第2図は伝送
回路の具体例を示す電気回路図、第3図は第2図の各部
の信号を示すタイムチャート、第4図は伝送回路の他の
具体例を示す電気回路図、第5図は第4図の各部の信号
を示すタイムチャート、第6図はパワーユニット側に設
けられたフエイルセーフ制御回路を示す電気回路図、第
7図は第6図の各部の信号ならびにパワートランジスタ
およびフエイルセーフリレーの作動状態を示すタイムチ
ャート、第8図は従来の電動式パワーステアリング装置
の全体構成を示す電気ブロック図である。 (10)……パワーユニット、(20)……コントロールユ
ニット、(14)……第2信号変換回路、(22)……第1
信号変換回路、(L)……送信線。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動モータ等の駆動回路を中心としたパワ
    ーユニットと、駆動回路を制御する制御回路を中心とし
    たコントロールユニットとに分離され、コントロールユ
    ニットとパワーユニットの各駆動回路とが送信線によっ
    て接続され、この送信線を介して、コントロールユニッ
    トの制御回路からパワーユニットの各駆動回路にオン、
    オフを表わす論理的制御信号が送られることにより、パ
    ワーユニットの各駆動回路が制御される電動式パワース
    テアリング装置において、 コントロールユニット側に設けられかつ制御回路から入
    力されるオンを表わす論理的制御信号がパルス信号の形
    に変換されるように論理的制御信号を変換する第1信号
    変換手段、および パワーユニット側に設けられかつ第1信号変換手段に送
    信線を介して接続され、第1信号変換手段からの入力信
    号がパルス信号である場合にオンの論理的制御信号を駆
    動回路に出力し、第1信号変換手段からの入力信号がパ
    ルス信号でない場合にはオフの論理的制御信号を駆動回
    路に出力する第2信号変換手段、 を備えていることを特徴とする電動式パワーステアリン
    グ装置。
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