JP3274274B2 - 偏磁抑制制御回路 - Google Patents

偏磁抑制制御回路

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JP3274274B2
JP3274274B2 JP06883894A JP6883894A JP3274274B2 JP 3274274 B2 JP3274274 B2 JP 3274274B2 JP 06883894 A JP06883894 A JP 06883894A JP 6883894 A JP6883894 A JP 6883894A JP 3274274 B2 JP3274274 B2 JP 3274274B2
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和樹 平川
幸夫 渡辺
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電圧形インバータの多重
変圧器の偏磁を抑制する偏磁抑制制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】多重変圧器で構成されるインバータ装置
を図7に示す。図7において、1a,1bは多重変圧
器、2a,2bは電圧検出用変圧器、3は直流電圧検出
回路、4a,4bは変流器、20a,20bは電圧形イ
ンバータを示し、その詳細を図8に示す。
【0003】図8において、22U,22X,22V,
22YはGTO等の自己消弧形素子、23U,23X,
23V,23Yは、前記自己消弧形半導体素子にそれぞ
れ逆並列接続される帰還ダイオード、24a,24bは
直流コンデンサである。
【0004】No.2 電圧形インバータ20bも同様にし
て構成される。電圧形インバータは多重接続することに
よって、高調波の低減と大容量化が図れることは一般に
知られている。
【0005】図7の単相2直列多重インバータの場合、
No1. 電圧形インバータ20aとNo.2 電圧形インバー
タ20bの搬送波に90°の位相差を設け各段の出力電
圧に位相差をもたせることで上記目的を満す。
【0006】インバータ出力電圧の波形例を図10
(a)に示す、しかしながら、インバータ出力電流を急
変させた場合における各段の出力電圧のバラツキが変圧
器の偏磁の原因となる。
【0007】この現象について以下説明する。図9のよ
うに電圧形インバータを交流系統に接続した場合、イン
バータの出力電流は次のように示すことができる。
【0008】
【数1】Ic =(Vs −Vc)/jωL ここで、Vs は交流系統の電圧、Vc は電圧形インバー
タの出力電圧、Lは連系リアクトル(変圧器)のリアク
タンスである。
【0009】前式から、電圧形インバータの出力電圧は
交流系統の電圧Vs と電圧形インバータの出力電流Ic
、換言すれば電流指令値により決定されることがわか
る。多重変圧器1a,1bによって接続されたインバー
タ装置のインバータ出力電圧は図10(a)に示すよう
に定常的には直流分を発生しない。ところが、電流指令
値が急変した場合には同図(b)に示すように、電流変
化に必要な電圧として、例えば上段インバータの出力電
圧の矩形波の斜線部分が増加し、下段のインバータの矩
形波の点線部分が減少したとすれば、瞬時的にはかなり
の電圧時間積の直流分がインバータ出力電圧に現われて
おり、電圧の積分値である磁束について考えればある巻
線の磁束は正方向に、他の巻線は負方向に偏磁すること
になる。このような現象が繰り返されれば、変圧器の偏
磁が急速に進行し偏磁過電流に至る。
【0010】この多重変圧器の偏磁抑制を目的とした従
来の制御回路を図6に示す。各電圧形インバータ20
a,20bに流れる電流は各インバータ毎に取付けられ
た変流器4a,4bにより制御回路40に取込まれる。
この各電圧インバータ20a,20bの個別電流i1 及
びi2 は制御回路40内のローパスフィルタ14a,1
4bに入力されその直流分が抽出され、各段の減算器4
1a,41bにより各段の信号波eo1 及びeo2 にそれぞ
れ減算される。各段のゲート回路30内で各信号波と搬
送波が比較され図8の各相のスイッチング素子22U〜
22Yをオンオフすることによって出力電圧を制御す
る。これにより、多重変圧器の各段の出力電流の直流分
を相殺することによって変圧器の偏磁を抑制する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
偏磁抑制制御回路には以下のような問題がある。 (1) 多重変圧器のインバータ出力電流を検出しローパス
フィルタによりその直流分を抽出するが、本方式では変
圧器の励磁電流の直流分のみを抽出することができな
い。このため変圧器の偏磁を抑制する効果が低下する。 (2) 直流分検出のためのフィルタがあるため応答が遅
い。
【0012】従って、本発明の目的は、前記問題点を解
決するために、各段の単位変圧器1a,1bに誘起され
る磁束を模擬或は検出し、それらの平均値を基準値とし
て各段の模擬或は検出磁束との差分で信号波eo1,eo2
を補正することにより応答の速い偏磁抑制を可能とした
偏磁抑制制御回路を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、少くとも2台の電圧形インバー
タの出力を多重変圧器を介して直列接続されて成るイン
バータ装置の多重変圧器の偏磁を抑制するため、それぞ
れの前記電圧形インバータの信号波を前記多重変圧器の
各巻線に誘起される磁束に相当する信号により補正した
信号に基づいて前記電圧形インバータの出力電圧を制御
する偏磁抑制制御回路において、電圧形インバータのゲ
ート信号から各々の電圧形インバータの出力電圧に相当
する信号を発生する出力電圧模擬手段と、該出力電圧模
擬手段の出力信号を積分し多重変圧器の各巻線に誘起さ
れる磁束を模擬するそれぞれの磁束模擬手段と、該磁束
模擬手段から各巻線に誘起される磁束の平均値を得る手
段と、該平均値と各巻線の模擬磁束との差分を得る手段
を設け、それぞれの差分で、各電圧形インバータの信号
波を補正することにより多重変圧器の偏磁を抑制するよ
うにしたものである。
【0014】又、請求項2の発明は、前記多重変圧器の
偏磁を抑制するため、前記電圧形インバータの出力電圧
を積分し多重変圧器の各巻線に誘起される磁束を模擬す
るそれぞれの磁束模擬手段と、該磁束模擬手段から各巻
線に誘起される磁束の平均値を得る手段と、該平均値と
各巻線の模擬磁束との差分を得る手段を設け、それぞれ
の差分で各電圧形インバータの信号波を補正することに
より前記多重変圧器の偏磁を抑制するようにしたもので
ある。
【0015】更に、請求項3の発明は、前記多重変圧器
の偏磁を抑制するため、前記電圧形インバータのゲート
信号から各々の電圧形インバータの出力電圧に対応する
信号を得、該信号にそれぞれの電圧形インバータの直流
電圧を乗じて各々の電圧形インバータの出力電圧に相当
する信号を得る出力電圧模擬手段と、該出力電圧模擬手
段の出力信号を積分し多重変圧器の各巻線に誘起される
磁束を模擬するそれぞれの磁束模擬手段と、該磁束模擬
手段から各巻線に誘起される磁束の平均値を得る手段
と、該平均値と各巻線の模擬磁束との差分を得る手段を
設け、該それぞれの差分で前記それぞれの電圧形インバ
ータの信号波を補正することにより前記多重変圧器の偏
磁を抑制するようにしたものである。
【0016】更に又、請求項4の発明は、前記多重変圧
器の偏磁を抑制するため、前記多重変圧器の各巻線に誘
起される磁束を検出するそれぞれの磁束検出手段と、該
磁束検出手段から各巻線に誘起される磁束の平均値を得
る手段と、該平均値と各巻線の磁束との差分を得る手段
を設け、該それぞれの差分で、それぞれの電圧形インバ
ータの信号波を補正することにより前記多重変圧器の偏
磁を抑制するようにしたものである。
【0017】
【作用】前述のように構成された請求項1の発明によれ
ば、出力電圧模擬手段の各出力電圧をvとし、この電圧
vを積分することによって各巻線の磁束φを模擬するこ
とができる。
【0018】
【数2】 次式に示すように、この模擬磁束φと各巻線の模擬磁束
を平均したものを基準値φ* としてそれらの差分をとり
その値Δφで各電圧形インバータの信号波を補正するこ
とにより各巻線の磁束を等しくできるので多重変圧器の
偏磁を抑制出来る。
【0019】
【数3】 φ* =(1/2)(φ1 +φ2 ) ……(2) Δφ1 =φ1 −φ* ……(3) Δφ2 =φ2 −φ* ……(4) 又、請求項2の発明によれば、各電圧形インバ―タの出
力電圧そのものを積分することによって各巻線の磁束φ
を模擬することができる。従って、前述同様、この模擬
磁束φと各巻線の模擬磁束を平均したものを基準値φ*
としてそれらの差分をとりその値Δφで各電圧形インバ
ータの信号波を補正することにより各巻線の磁束を等し
くできるので多重変圧器の偏磁を抑制出来る。
【0020】更に、請求項3の発明によれば、電圧形イ
ンバータのゲート信号から各々の電圧形インバータの出
力電圧に対応する信号を得、該信号にそれぞれの電圧形
インバータの直流電圧を乗ずることにより、電圧形イン
バータの直流電圧に含まれるリプル電圧が加味された各
々の電圧形インバータの出力電圧に相当する信号を得る
ことができ、この信号を積分することによって各巻線の
磁束φを模擬することができる。従って、前述同様、こ
の模擬磁束φと各巻線の模擬磁束を平均したものを基準
値φ* としてそれらの差分をとりその値Δφで各電圧形
インバータの信号波を補正することにより各巻線の磁束
を等しくできるので多重変圧器の偏磁を抑制出来る。更
に又、請求項4の発明によれば、多重変圧器の各巻線に
誘起される磁束φを直接磁束検出手段で検出することに
より、前述同様、この磁束φと各巻線の磁束を平均した
ものを基準値φ* としてそれらの差分をとりその値Δφ
で各電圧形インバータの信号波を補正することにより各
巻線の磁束を等しくできるので多重変圧器の偏磁を抑制
出来る。
【0021】
【実施例】以下、請求項1の発明を図6と同一部に同一
符号を付して示す図1の構成図を参照して説明する。図
1において、U,X相変調回路46aは信号波eo1と搬
送波ss1からNo1.電圧形インバータのU相GTO(図
8の22U)へのゲート信号を出力し、又、U相GTO
(図8の22U)へのゲート信号を反転してX相GTO
(図8の22X)へのゲート信号を作る。
【0022】Y,V相変調回路46bは信号波eo1と、
搬送波ss1を反転器45で反転した信号からNo1. 電圧
形インバータのY相GTO(図8の22Y)へのゲート
信号を出力し、また、Y相GTO(図8の22Y)への
ゲート信号を反転してV相GTO(図8の22V)への
ゲート信号を作る。
【0023】同様にして、信号波eo2と搬送波ss2から
No2. 電圧形インバータのU相GTO,X相GTO,V
相GTO,Y相GTOへのゲート信号を作る。No1. 電
圧形インバータのU相GTOへのゲート信号ug1 と、
Y相GTOへのゲート信号yg1 と、−1を加算器41
cに印加し、加算器41cから得られる合成信号euy1
を積分器42aに印加する。又、No2. 電圧形インバー
タのU相GTOへのゲート信号ug2 と、Y相GTOへ
のゲート信号yg2 と、−1を加算器41dに印加し、
加算器41dから得られる合成信号euy2 を積分器42
bに印加する。
【0024】積分器42aの出力φ1 と積分器42bの
出力φ2 を加算器41eを介して平均値演算回路43に
印加し、平均値演算回路43の出力に、φ1 とφ2 の平
均値を磁束基準値φ* として得る。
【0025】加算器47aによってφ* とφ1 の偏差Δ
φ1 を、加算器47bによってφ*とφ2 の偏差Δφ2
を導出し、偏差Δφ1 で信号波eo1を補正し、偏差Δφ
2 で信号波eo2を補正する。
【0026】次に、前述構成から成る請求項1の発明の
作用を図1及び図2を参照して説明する。図2(a)
は、図1の信号波eo1と、搬送波es1(es1u )と、搬
送波es1を反転した信号es1y を示したものである。図
2(b)は、信号波eo1と搬送波es1u から得られるU
相GTOへのゲート信号ug1、図2(c)は、信号波
eo1と搬送波es1y から得られるY相GTOへのゲート
信号yg1、図2(d)は加算器41cへ印加される
「−1」信号、図2(e)は前記信号を合成した信号で
図1のeuy1 となる。
【0027】図1のeuy2 はNo2. 電圧形インバータ側
の合成信号である。前記合成信号euy1 は図8に示すN
o1. 電圧形インバータの出力電圧を模擬した信号とな
り、この信号を積分器42aで積分すれば、前述したよ
うにNo1. 電圧形インバータに接続される多重変圧器1
aの磁束を模擬した信号φ1 となる。
【0028】一方、信号φ2 は、No2. 電圧形インバー
タに接続される多重変圧器1bの磁束を模擬した信号と
なる。ここで、多重変圧器に偏磁がなく、No1. 電圧形
インバータ及びNo2. 電圧形インバータが正常に動作し
ていると、euy1 =euy2 となるため、φ1 =φ2 とな
る。従って、Δφ1 =Δφ2 =0となって、信号波eo
1,eo2は補正されることなく現状を維持するように制
御される。
【0029】しかるに、多重変圧器に偏磁が生じるよう
になれば、Δφ1 及びΔφ2 の信号が発生し、この信号
Δφ1 によって信号波euy1 が補正され、信号Δφ2 に
よって信号波euy2 が補正され、この補正は偏磁が抑制
されるようになされるため、多重変圧器の偏磁を防止で
きる。
【0030】又、図3は、請求項2の発明の一実施例を
示す構成図で、図1のように、ゲート信号から電圧形イ
ンバータの出力電圧を模擬する出力電圧模擬手段を設け
ることなく、No1. 電圧形インバータの出力電圧v1 を
積分器42aに、No2. 電圧形インバータの出力電圧v
2 を積分器42bにそれぞれ印加し模擬磁束φ1 及びφ
2 を算出し、この模擬磁束φ1 及びφ2 から前述と同様
にΔφ1 及びΔφ2 を算出し、信号波eo1,eo2を補正
することによって多重変圧器の偏磁を抑制するようにし
たものである。
【0031】更に、図4は、請求項3の発明の一実施例
を示す構成図で加算器41cの出力信号にNo1. 電圧形
インバータの直流電圧を乗算する乗算器44aを設け、
加算器41dの出力信号にNo2. 電圧形インバータの直
流電圧を乗算する乗算器44bを設け、乗算器44aの
出力を積分器42aに、乗算器44bの出力を積分器4
2bにそれぞれ印加するようにしたものである。
【0032】このように構成するたこにより、電圧形イ
ンバータの直流電圧に含まれるリプルを加味した電圧形
インバータの出力電圧を模擬することができる。積分器
42a,42b以降の動作は前述と同様であるのでその
動作説明は省略するが、多重変圧器の偏磁を抑制できる
ことに変りない。
【0033】更に又、図5は、請求項4の発明の一実施
例を示す構成図で、多重変圧器のそれぞれの磁束を直接
検出するために、例えば多重変圧器のそれぞれの変圧器
鉄心にホール素子等の磁束検出器を埋め込み、それらの
出力を磁束φ1 及び磁束φ2として用いるようにしたも
のである。これらの磁束φ1 及び磁束φ2 から磁束の
偏差Δφ1 及びΔφ2 を求め、信号波eo1,eo2を補正
することは前述の実施例と同様である。以上の説明は、
電圧形インバータを単相インバータとして取扱ったが、
3相インバータでも同様に実施できるものである。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1乃至請求項4の本発明によれば次のような利点が得ら
れる。 (1) 変圧器の磁束を模擬或いは直接検出して、その値を
用いて制御しているためた変圧器の偏磁の原因となる直
流磁束を簡単に検出することができる。
【0035】(2) 直流分を検出するためのフィルタを省
略できるので応答が早い。 (3) 多重変圧器の各段の磁束を模擬或いは直接検出し
て、各段の磁束が等しくなるように制御しているため各
段の磁束変化にばらつきができずその結果として直流磁
束が生じないので偏磁抑制効果が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の本発明の一実施例を示す偏磁抑制制
御回路の構成図。
【図2】請求項1の本発明の作用を説明するための波形
図。
【図3】請求項2の本発明の一実施例を示す偏磁抑制制
御回路の構成図。
【図4】請求項3の本発明の一実施例を示す偏磁抑制制
御回路の構成図。
【図5】請求項4の本発明の一実施例を示す偏磁抑制制
御回路の構成図。
【図6】従来の偏磁抑制制御回路の構成図。
【図7】本発明が適用出来る単相直列多重インバータの
主回路構成図。
【図8】[図7]における単位電圧形インバータの詳細
図。
【図9】電圧形インバータと交流系統の等価回路を表わ
す図。
【図10】電圧形インバータで構成された多重変圧器の
インバータ側と交流側の電圧及びインバータ出力電流と
の関係を表わす図で、(a)は定常状態、(b)は過渡
状態を表わす。
【符号の説明】
1a,1b …多重変圧器 2a,2b…
電圧検出用変圧器 3 …直流電圧検出回路 4a,4b…
変流器 20a,20b…電圧形インバータ 30…
ゲート回路 41a〜41e…加算器 42a,42b…
積分器 43 …平均値演算回路 45…
反転器 46a,46b…変調回路 47a,47b…
減算器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−15158(JP,A) 特開 平5−276764(JP,A) 特開 平6−78564(JP,A) 特開 平3−176707(JP,A) 特開 平3−169271(JP,A) 特開 平5−284776(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/537 G05F 1/44 H02M 7/48

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少くとも2台の電圧形インバータの出力
    を多重変圧器を介して直列接続されて成るインバータ装
    置の前記多重変圧器の偏磁を抑制するため、それぞれの
    前記電圧形インバータの信号波を前記多重変圧器の各巻
    線に誘起される磁束に相当する信号により補正した信号
    に基づいて前記電圧形インバータの出力電圧を制御する
    偏磁抑制制御回路において、前記電圧形インバータのゲ
    ート信号から各々の電圧形インバータの出力電圧に相当
    する信号を発生する出力電圧模擬手段と、該出力電圧模
    擬手段の出力信号を積分し前記多重変圧器の各巻線に誘
    起される磁束を模擬するそれぞれの磁束模擬手段と、該
    磁束模擬手段から前記各巻線に誘起される磁束の平均値
    を得る手段と、該平均値と前記各巻線の模擬磁束との差
    分を得る手段を設け、該それぞれの差分で前記それぞれ
    の電圧形インバータの信号波を補正することにより前記
    多重変圧器の偏磁を抑制することを特徴とした偏磁抑制
    制御回路。
  2. 【請求項2】 少くとも2台の電圧形インバータの出力
    を多重変圧器を介して直列接続されて成るインバータ装
    置の前記多重変圧器の偏磁を抑制するため、それぞれの
    前記電圧形インバータの信号波を前記多重変圧器の各巻
    線に誘起される磁束に相当する信号により補正した信号
    に基づいて前記電圧形インバータの出力電圧を制御する
    偏磁抑制制御回路において、前記電圧形インバータの出
    力電圧を積分し前記多重変圧器の各巻線に誘起される磁
    束を模擬するそれぞれの磁束模擬手段と、該磁束模擬手
    段から前記各巻線に誘起される磁束の平均値を得る手段
    と、該平均値と前記各巻線の模擬磁束との差分を得る手
    段を設け、該それぞれの差分で前記それぞれの電圧形イ
    ンバータの信号波を補正することにより前記多重変圧器
    の偏磁を抑制することを特徴とした偏磁抑制制御回路。
  3. 【請求項3】 少くとも2台の電圧形インバータの出力
    を多重変圧器を介して直列接続されて成るインバータ装
    置の前記多重変圧器の偏磁を抑制するため、それぞれの
    前記電圧形インバータの信号波を前記多重変圧器の各巻
    線に誘起される磁束に相当する信号により補正した信号
    に基づいて前記電圧形インバータの出力電圧を制御する
    偏磁抑制制御回路において、前記電圧形インバータのゲ
    ート信号から各々の電圧形インバータの出力電圧に対応
    する信号を得、該信号にそれぞれの前記電圧形インバー
    タの直流電圧を乗じて前記各々の電圧形インバータの出
    力電圧に相当する信号を得る出力電圧模擬手段と、該出
    力電圧模擬手段の出力信号を積分し前記多重変圧器の各
    巻線に誘起される磁束を模擬するそれぞれの磁束模擬手
    段と、該磁束模擬手段から前記各巻線に誘起される磁束
    の平均値を得る手段と、該平均値と前記各巻線の模擬磁
    束との差分を得る手段を設け、該それぞれの差分で前記
    それぞれの電圧形インバータの信号波を補正することに
    より前記多重変圧器の偏磁を抑制することを特徴とした
    偏磁抑制制御回路。
  4. 【請求項4】 少くとも2台の電圧形インバータの出力
    を多重変圧器を介して直列接続されて成るインバータ装
    置の前記多重変圧器の偏磁を抑制するため、それぞれの
    前記電圧形インバータの信号波を前記多重変圧器の各巻
    線に誘起される磁束に相当する信号により補正した信号
    に基づいて前記電圧形インバータの出力電圧を制御する
    偏磁抑制制御回路において、前記多重変圧器の各巻線に
    誘起される磁束を検出するそれぞれの磁束検出手段と、
    該磁束検出手段から前記各巻線に誘起される磁束の平均
    値を得る手段と、該平均値と前記各巻線の磁束との差分
    を得る手段を設け、該それぞれの差分で前記それぞれの
    電圧形インバータの信号波を補正することにより前記多
    重変圧器の偏磁を抑制することを特徴とした偏磁抑制制
    御回路。
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