JP3273702B2 - カセット式丁番 - Google Patents
カセット式丁番Info
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Description
プリング機構及びドア自閉時に制動力を発生する油圧機
構が付加的に装着可能に構成されたカセット式丁番に関
するものである。
して、図4に示すように、上下一対の丁番本体100、
101に、夫々自閉用のスプリング機構と閉扉動作制動
用の油圧機構とを内蔵・収納した、スプリング丁番と、
油圧ダンパー丁番とから構成されたものが知られてい
る。
扉の場合、自閉用のスプリング機構の捩じりコイルスプ
リングに蓄積したエネルギーによってドアが自動的に閉
じるが、この場合その蓄積したエネルギーに対抗する油
圧力で捩じりコイルスプリングのエネルギーを徐々に開
放させ、急速な閉鎖動作を阻止するため、油圧機構の流
量調整弁で閉じ速度の変更・調整が行えるように構成さ
れており、ドアの開閉が便利に行えるものである。
構成の丁番型ドアクローザは、勿論初めからドアに取り
つけてあれば別に問題はないが、例えば最初はこれらの
機能を持たぬ単純な開閉機構の丁番を取付けてあるよう
な場合には、後にこれらの機能を備えた物に交換しよう
とすると、誰でも簡単に交換できるといったものではな
い。
み、誰でも簡単にクローザ機能を付加することができる
カセット式丁番を提供することを目的とするものであ
る。
枠に固定した羽根と一体である不動筒部に固定されるヒ
ンジシャフトと、ドアに固定した羽根と一体であるとと
もに前記ヒンジシャフトを軸中心にして回転自在である
回動筒部とを備える丁番において、前記ドアに固定した
羽根側にカセットジョイントを具備するとともに、ヒン
ジシャフトを回動筒部に貫通させ、さらに底部が開口し
た略円筒形状のスプリングケース内部にコイルスプリン
グを備えるスプリングカセットを装着させたスプリング
丁番であって、回動筒部を貫通して上部が露出したヒン
ジシャフト上部に、コイルスプリングの一端を装着・固
定するとともに、このコイルスプリングの他端側を固定
し、かつ底部が開口したスプリングケースを前記カセッ
トジョイントに固定することによって、ドアに自閉力を
発生させるスプリングカセットを着脱自在に装着するも
のである。また、底部が開口した略円筒形状のダンパー
ケース内部に、ドアの回転動作と一体に回動しながら上
下動するチェックバルブを設けた上部カムと、この上部
カムと圧接状態で設けられる下部カムと、上部カムを上
側から圧接する圧縮スプリングとを備えるダンパーカセ
ットを装着したダンパー丁番であって、回動筒部を貫通
して上部が露出したヒンジシャフト上部に、下部カムを
固定するとともに、ダンパーケースの開口した底部を前
記カセットジョイントに固定することによって、ドア自
閉力を制御する油圧機構を有するダンパーカセットを着
脱自在に装着するものである。
には、キャップを取り外して露出させたヒンジシャフト
に、自閉用のスプリング機構を内蔵するスプリングカセ
ットの例えば捩じりコイルバネの一端を固定・装着する
とともに、捩じりコイルバネの他端側をスプリングカセ
ットに固定し、かつ、スプリングカセットをドア側羽根
に固定する。また、ダンパー機能を有する丁番に交換す
るには、キャップを取り外して露出させたヒンジシャフ
トに、制動力を発生するダンパー機構を内蔵するダンパ
ーカセットの例えば下部カム側を固定・装着するととも
に、ダンパーカセットをドア側羽根に固定する。
がら説明する。図1は、この発明に係る丁番を示すもの
であり、この丁番は、図示外のドア枠に固定した羽根1
側と一体の不動筒部11及び軸受7と、図示外のドアに
固定された羽根2と軸受3を介して一体に回動する回動
筒部21と、ドア枠側と一体不動のヒンジシャフト12
と、カセットを固定するためのカセットジョイント22
とを備えている。尚、図中符号4はキャップを示すもの
である。
ができるスプリングカセットについて図2を参照しなが
ら説明する。図2は、先の丁番にスプリングカセットを
装着させたもの(丁番型ドアクローザ)であり、このス
プリングカセットは、底部が開口され頭部にキャップ5
3を取りつけた略円筒形状のスプリングケース5と、こ
のスプリングケース5内部に上部から下部まで巻設され
た捩じりコイルスプリング51と、この捩じりコイルス
プリング51の上端部が固定され、スプリングケース5
内部の同一位置で自在に回転して捩じ込み量を調整する
巻き込み板52とを備えている。
丁番に取りつけるときの取付方法について、説明する。 先ず、図1に示すヒンジ機能のみを有する丁番におい
て、キャップ4を取り外した後、むき出し状態になった
ヒンジシャフト12にスプリングカセットを装着させ
る。この場合、捩じりコイルスプリング51の下端部側
フック部51Aがヒンジシャフト12の切欠き部(図
略)にしっかりと係合するように位置を合わせて挿入す
る。
ケース5をドア側羽根2のカセットジョイント22と螺
合一体化させ、つまりカセットジョイント22にネジ等
にて固定する。巻き込み板52を所定方向に適当量回動
させ、ヒンジシャフト12との間に最適な弾性力を付与
した状態でその巻き込み板52をスプリングケース5側
に固定させる。このようにして、スプリングカセットを
丁番に簡単に取りつけることができるのである。
ができるダンパーカセットについて図3を参照しながら
説明する。図3は、先の丁番にダンパーカセットを装着
させたもの(丁番型ドアクローザ)であり、このダンパ
ーカセットは、底部が開口され頭部にキャップ8を取り
つけた略円筒形状のダンパーケース6と、このダンパー
ケース6内部に互いに圧接状態で設けられ、ドアの回転
動作で一体に回動しながら上下動するチェックバルブ6
1Aを設けた上部カム61及びヒンジシャフト12に嵌
合・固定される不動状態の下部カム62と、上部カム6
1を上側から圧接する圧縮スプリング63とを備えてい
る。
番に取りつけるときの取付方法について、説明する。 先ず、図1に示すヒンジ機能のみを有する丁番におい
て、キャップ4を取り外した後、むき出し状態になった
ヒンジシャフト12にダンパーカセットを装着させる。
この場合、下部カム62の底面側に開口された嵌合溝を
ヒンジシャフト12の上部側に確実に嵌合固定するよう
に位置を合わせて挿入する。
ス6をドア側羽根2のカセットジョイント22と螺合一
体化させたならば、圧縮スプリング63の最適な弾性力
が上部カム61に付与され下部カム62と圧接する。こ
のようにして、ダンパーカセットを丁番に簡単に取りつ
けることができるのである。
ットの内部所定位置に、適宜の(例えば下部カムの下降
する適宜位置に突起を設けておく等)ストップ機構を付
設しておけば、ドアの回転動作を停止させるストッパが
不要になる等、実用上便利である。
れば、自閉機能を有する丁番に交換するには、キャップ
を取り外して露出させた丁番のドア枠側のヒンジシャフ
トに、自閉用のスプリング機構を内蔵するスプリングカ
セットの例えばコイルスプリングの一端を装着・固定す
るとともに、コイルスプリングの他端側を適当に捩じり
込んだままその他端側を固定し、かつ、スプリングカセ
ットをドア側羽根に固定するだけで、誰でもいつでも簡
単に交換装着することができるから、ドアをドア枠に取
りつけた(吊り込んだ)後であっても、スプリングカセ
ットが取り付け可能である。
り、ダンパー機能を有する丁番に交換するには、キャッ
プを取り外して露出させた丁番のドア枠側のヒンジシャ
フトに、制動力を発生するダンパー機構を内蔵するダン
パーカセットの例えば下部カム側を固定・装着するとと
もに、ダンパーカセットをドア側羽根に固定するだけ
で、誰でもいつでも簡単に交換装着することができるか
ら、先の自閉機能付丁番と同様に、ドアをドア枠に取り
つけた(吊り込んだ)後であっても、ダンパーカセット
が取り付け可能である。
を示す概略断面図。
態を示す概略断面図。
を示す概略斜視図。
Claims (7)
- 【請求項1】 ドア枠に固定した羽根(1)と一体であ
る不動筒部(11)に固定されるヒンジシャフト(1
2)と、ドアに固定した羽根(2)と一体であるととも
に前記ヒンジシャフト(12)を軸中心にして回転自在
である回動筒部(21)とを備える丁番において、前記
ドアに固定した羽根(2)側にカセットジョイント(2
2)を具備するとともに、ヒンジシャフト(12)を回
動筒部(21)に貫通させ、さらに底部が開口した略円
筒形状のスプリングケース(5)内部にコイルスプリン
グ(51)を備えるスプリングカセットを装着させたス
プリング丁番であって、 回動筒部(21)を貫通して上部が露出したヒンジシャ
フト(12)上部に、コイルスプリング(51)の一端
を装着・固定するとともに、 このコイルスプリング(51)の他端側を固定し、かつ
底部が開口したスプリングケース(5)を前記カセット
ジョイント(22)に固定することによって、 ドアに自閉力を発生させるスプリングカセットを着脱自
在に装着することを特徴とするカセット式丁番。 - 【請求項2】 露出したヒンジシャフト(12)の上部
に設けた切欠き部に、コイルスプリング(51)の下端
部側フック部(51A)を挿入し、ヒンジシャフト(1
2)にコイルスプリング(51)の下端部を係合させて
固定したことを特徴とする請求項1に記載のカセット式
丁番。 - 【請求項3】 コイルスプリング(51)の上端部に巻
き込み板(52)を固定し、この巻き込み板(52)を
スプリングケース(5)内部の同一位置で自在に回転
し、コイルスプリング(51)の捩じ込み量を調整した
後、スプリングケース(5)に固定したことを特徴とす
る請求項1又は2に記載のカセット式丁番。 - 【請求項4】 スプリングカセットが取付けられていな
い場合は、露出したヒンジシャフト上部にキャップを装
着したことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に
記載のカセット式丁番。 - 【請求項5】 ドア枠に固定した羽根(1)と一体であ
る不動筒部(11)に固定されるヒンジシャフト(1
2)と、ドアに固定した羽根(2)と一体であるととも
に前記ヒンジシャフト(12)を軸中心にして回転自在
である回動筒部(21)とを備える丁番において、前記
ドアに固定した羽根(2)側にカセットジョイント(2
2)を具備するとともに、ヒンジシャフト(12)を回
動筒部(21)に貫通させ、さらに底部が開口した略円
筒形状のダンパーケース(6)内部に、ドアの回転動作
と一体に回動しながら上下動するチェックバルブ(61
A)を設けた上部カム(61)と、この上部カムと圧接
状態で設けられる下部カム(62)と、上部カム(6
1)を上側から圧接する圧縮スプリング(63)とを備
えるダンパーカセットを装着したダンパー丁番であっ
て、 回動筒部(21)を貫通して上部が露出したヒンジシャ
フト(12)上部に、下部カム(62)を固定するとと
もに、 回動筒部(21)上部のカセットジョイント(22)
に、ダンパーケース(6)の開口した底部を固定するこ
とによって、 ドア自閉力を制御する油圧機構を有するダンパーカセッ
トを着脱自在に装着することを特徴とするカセット式丁
番。 - 【請求項6】 露出したヒンジシャフト(12)の上部
に、下部カム(62)の底面側に開口された嵌合溝を挿
入して嵌合固定し、ヒンジシャフト(12)に対して下
部カム(62)を不動状態としたことを特徴とする請求
項5に記載のカセット式丁番。 - 【請求項7】 ダンパーカセットが取付けられていない
場合は、露出したヒンジシャフト上部にキャップを装着
したことを特徴とする請求項5又は6に記載のカセット
式丁番。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25283494A JP3273702B2 (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | カセット式丁番 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25283494A JP3273702B2 (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | カセット式丁番 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0893309A JPH0893309A (ja) | 1996-04-09 |
JP3273702B2 true JP3273702B2 (ja) | 2002-04-15 |
Family
ID=17242848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25283494A Expired - Fee Related JP3273702B2 (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | カセット式丁番 |
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Families Citing this family (3)
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---|---|---|---|---|
JP2002309839A (ja) * | 2001-04-16 | 2002-10-23 | Shibutani:Kk | ドア開閉装置 |
GB2420587A (en) * | 2004-11-30 | 2006-05-31 | Gary Wilkin | Biased door hinge in combination with a dampened door hinge |
EP1828515B1 (en) * | 2004-12-02 | 2012-02-22 | Stanley Chung | Adjustable door hinge |
-
1994
- 1994-09-21 JP JP25283494A patent/JP3273702B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH0893309A (ja) | 1996-04-09 |
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