JP3273390B2 - 乗車媒体およびその自動改札方法 - Google Patents
乗車媒体およびその自動改札方法Info
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Description
アードフェアカードで独立営業の複数路線会社の路線を
乗継いで旅行することができるようにした場合の乗車媒
体およびその自動改札方法に関する。
運用には図1に示すような方法がある。すなわち、2つ
の路線を乗継ぐとき相互が最低料金区間であれば所定金
額を割引く運用方式であって、この割引き運用方式を併
算割引(併割とも略称する)と称し、また割引いた所定
金額は一方の路線社または相互の路線社が負担する方式
である。
れぞれ独立営業の路線会社であって、A社の駅a2 から
B社の駅b1 に乗継ぐには、一旦駅a2 を出場した後再
度駅b1 に入場して乗継ぐものとする。勿論、駅b2 か
ら駅c1 の乗継ぎの場合も同様とする。
金は120円に設定していて、かつ最低区間で運行し、
A社・B社間では併算割引を採用して10円を割引き、
この料金はA社が負担する。さらに、B社・C社間でも
併算割引を採用して20円を割引き、この料金はB・C
各社が均等に、すなわち、10円ずつ負担する。また、
上述の併算割引は乗客がA社、B社およびC社の3つを
乗継ぐときは1回のみ適用を受けるものとする。但し、
この場合乗客に有利なように割引率の高い方を適用す
る。
フェアカード)を使用して、A社の駅a1 からB社を経
由してC社の駅c2 に行くとしたとき、A社の駅a1 の
入場の際の改札処理では、始点駅a1 を記録すると共
に、最低区間料金の120円がカードから減算されて、
カード残高は880円となる。この段階では乗客の行先
が改札機側では不明であるため、併算割引の減算はな
い。
間が最低区間であるため料金の精算はなく、カードはそ
のまま改札機を出場することができる。次いで、B社の
駅b1 の改札機を入場するとき、カードの始点駅a1 を
読取ることで、A社・B社間の併算割引の適用を判定す
るので、この改札処理では連絡駅b1 を記録すると共
に、最低区間料金の120円から割引料金の10円を減
算した110円をカードから減算して、カード残高が7
70円となる。なお、割引料金の10円はA社の負担と
なるので、B社はこの10円をA社に対する請求金額と
して記憶することになる。
間が最低区間であるため料金の精算はなく、カードはそ
のまま改札機を出場することができる。次いで、C社の
駅c1 の改札機を入場するとき、カードの始点駅a1 お
よび連絡駅b1 を読取ることで、A社・B社間、および
B社・C社間の併算割引の適用を判定し、次いで2回の
併算割引は認めていないので、割引率の高い方、すなわ
ち、B社・C社間の併算割引の適用を判定した後、この
改札処理では連絡駅c1を記録すると共に、先に併算割
引を適用してA社に負担させている10円分を返還(無
効とするための処理)させるための10円の減算と、こ
こでの併算割引、すなわち、最低区間料金120円から
割引料金20を減算した100円との合計110円をカ
ードから減算して、カード残高は660円となる。な
お、上述のA社負担の返還金額10円は、C社がA社に
支払う支払い金額として記憶し、さらに、C社はB社の
併算割引の均等負担分の10円を請求金額として記憶す
る。次いで、駅c2 で降車するときは、乗車区間が最低
区間であるため料金の精算はなく、カードはそのまま改
札機を出場することができる。
よる併算割引が運用されるとき、併算割引の負担分の請
求金額、あるいは無効になった併算割引の返還金額など
を記録するために、全改札機には全ての路線社の併算割
引情報、すなわち、併算割引料金を記憶する必要があ
り、また、その記憶量が多いためメモリを大容量にする
必要があり、さらに、投入されたカードに対して改札機
内のメモリから併算割引の有無を判定し、その結果、併
算割引がある場合は、より具体的な併算割引情報を検索
するので、改札処理に時間がかかる問題点がある。さら
に、各社の料金の割振りは、1日間、1週間、半月間等
の一定期間の乗車利用を集計して、その集計により各社
料金清算が実行されるが、この集計処理は膨大な乗車情
報を処理するため大変な時間がかかる問題点がある。
すなわち、前述の図1の設定において、A社・B社の併
算割引の運用がなく、かつ駅a2 と駅b1 での乗降がな
くて、連続乗車でA社駅a1 からB社の駅b2 に到達す
ることができる路線設定で、A社の駅a1 からC社のc
2 に行くとすると、すなわち、乗車駅a1 →(通過駅a
2,b1 )→経由駅b2 ,c1 →降車駅c2であるとき、
始点駅が駅a1 であるためC社の駅c1 では最低区間乗
車とは判定されないことから併算割引の適用から外され
るので、乗車料金は360円となる。しかし、C社の駅
c2 から乗車してA社の駅a1 に向った場合、始点駅が
駅c2 であり、B社の駅b2 に入場したときの改札処理
では、両C社・B社間の併算割引が適用されて20円が
割引かれることになって、乗車料金が340円となり、
その結果、行きと帰りの料金が異なる問題点が生じる。
き、改札機側のメモリ容量を小さくできて、改札処理時
間を短縮し、さらに、各社に対する料金の清算が容易で
あり、さらにまた、往復(行き帰り)の料金が一致して
割引くことができる乗車媒体およびその自動改札方法の
提供を目的とする。
での併算割引の対象となった各路線別の併算割引の負担
情報、およびどの路線間の併算割引が適用されているか
を示す指定情報を記憶させる乗車媒体であることを特徴
とする。
報を読取る読取り手段と、前記乗車媒体の使用に基づい
て路線毎に請求する料金を記憶する記憶手段とを備え、
前記読取り手段で読取った乗車媒体の路線別負担情報お
よび併算割引情報等に基づいて、路線毎に請求する料金
を算出して前記記憶手段の請求料金情報を更新する自動
改札方法であることを特徴とする。
割引の精算が終了した区間を検出する終了区間検出手段
と、上記乗車媒体の情報を更新する情報更新手段とを備
え、上記終了区間検出手段が上記区間を検出したとき、
情報更新手段で乗車媒体の乗車始点情報を新たに併算割
引が適用される始点駅に更新する自動改札方法であるこ
とを特徴とする。
用での併算割引の対象となった各路線別の併算割引の負
担情報、およびどの路線間の併算割引が適用されている
かを示す指定情報を記憶させるので、例えば、すべての
路線社の併算割引料金のような併算割引に関する情報の
記憶手段(メモリ)を全改札機(各駅で改札機を群管理
するとしても)が備える必要がなくなり、例えば、隣接
路線の併算割引の適用有無のような必要最少限の情報で
よく、その結果、記憶手段の容量を少なくすることがで
きると同時に、改札処理の処理時間もその分短縮するこ
とができる。
体に記憶された併算割引情報に基づいて併算割引の適用
状態が即時に判定できるため、各路線毎の料金算出が容
易となり、各社の料金清算の結果がその乗車媒体の使用
時にでき、清算処理が極めて容易となる。
由する乗車では併算割引の精算が終了した区間であると
終了区間検出手段が検知して、併算割引を運用する始点
駅に更新するので、行き帰りの料金が同額となり、行き
帰りの料金が異なる不都合を回避することができる。
述する。図面は乗車媒体としてのカード(ストアードフ
ェアカード)および該カードの自動改札方法を示し、図
2において、A社、B社およびC社はそれぞれ独立営業
の路線会社であって、A社の駅a2 からB社の駅b1 に
乗継ぐには、一旦駅a2を出場した後再度駅b1 に入場
して乗継ぐものとする。勿論、駅b2 から駅c1の乗継
ぎの場合も同様とする。
社およびC社の最低区間料金は120円に設定し、A社
・B社間では併算割引を採用して10円を割引き、この
料金はA社が負担する。さらに、B社・C社間でも併算
割引を採用して20円を割引き、この料金はB社・C各
社が均等に、すなわち、10円ずつ負担する。また、上
述の併算割引は乗客がA社、B社およびC社の3つを乗
継ぐときは1回のみ適用を受けるものとする。但し、こ
の場合乗客に有利なように割引率の高い方を適用する。
この場合ではB社・C社間の併算割引20円を適用す
る。
,c2 のそれぞれに設けられる自動改札機を示し、こ
の自動改札機10には、改札処理を実行するためのCP
U11、改札処理を実行するためのプログラムを格納し
たROM12、各種処理を実行するために必要なデータ
を記憶するRAM13、投入されたカードのデータを読
取ったり、また更新データを書込んだりする券(カー
ド)処理部14、有効なカードを使用する乗客の通行を
許容し、無効のカードを使用する乗客の通行を規制する
ゲート処理部15を備えている。
て隣接路線の併算割引データを記憶しており、例えば、
図2において駅a1 ,a2 ,b1 ,b2 ではA社・B社
間の併算割引、10円、A社負担、また、駅b1 ,b2
,c1 ,c2 ではB社・C社間の併算割引、20円、
B社・C社均等負担(10円ずつの負担)、これらの併
算割引データは併算割引が実行されるとき読出される。
されるカードデータすなわちカードの情報項目と、該カ
ードが使用されるときの自動改札機側で記録(記憶)す
る路線各社の清算情報すなわち改札機の情報項目であ
る。次に、前述の図2に示した路線で駅a1 から駅ci
までの各駅での改札処理を図4の各項目と対応させて説
明する。
をA社の駅a1 の自動改札機に投入すると、該機はカー
ドデータを読取り、カードの有効性を判定すると共に、
乗車始点駅と最新乗降駅との情報項目に、入場した駅a
1 を記録し、カード価値から最低区間料金の140円を
減算して残高を860円に更新し、カードを乗客に返却
する。この段階では併算割引の適用がないので、その他
の情報項目は記録されない。改札機の情報項目にはA社
が自社であるため、140円の収入を記録する。
タが読出され、乗車料金の精算処理が実行されるが、乗
車区間が最低区間であるため精算は零となる。カードの
情報項目は最新乗降駅が駅a1 から駅a2 に更新され
て、カードを乗客に返却する。改札機の情報項目にはA
社が自社であるが、前述のように精算がないので、記録
はない。
はカードデータを読取り、カードの有効性を判定すると
共に、情報項目の乗車始点駅a1 を読取り、さらに、最
新乗降駅を駅a2 から駅b1 に更新する。そして、自駅
がB社の駅b1であるから、自動改札機10のRAM1
3に記憶する隣接路線割引データを読出して、併算割引
の適用があるかを判定し、この実施例の設定では、A社
・B社間10円、A社負担、の併算割引があるので、情
報項目の併割(1)(併算割引の略称)のA社に10円
の負担を記録し、さらに割引ビット(割引適用区間を表
す)にA社・B社区間の適用区間を記録し、さらにま
た、連絡駅(1)を駅b1 とする。また、カード価値か
らは最低区間料金の120円から10円を割引いた11
0円を減算して、残高を750円に更新し、カードを乗
客に返却する。さらに、改札機の情報項目には、B社が
自社であるので、110円の収入を記録すると共に、A
社の負担額10円をA社への請求金額として記録する。
タが読出され、乗車料金の精算処理が実行されるが、乗
車区間が最低区間であるため精算は零となる。カードの
情報項目は最新乗降駅が駅b1 から駅b2 に更新され
て、カードを乗客に返却する。改札機の情報項目にはB
社が自社であるが、前述のように精算がないので、記録
はない。
参照して説明する。カードをC社の駅c1 の自動改札機
に投入すると、該機はカードデータを読取り、カードの
有効性を判定する(ステップn1,n2)。カードデー
タから読取った始点駅a1 、最新乗降駅b2 、連絡駅b
1 に基づいて、自駅がC社の駅c1 であるから、自動改
札機10のRAM13に記憶する隣接路線割引データを
読出し、併算割引の適用があるかを判定し、この実施例
では、B社・C社間の20円、各社均等負担の併算割引
があるので、この併算割引とカードデータから読取った
併算割引(1)のA社・B社間の10円、A社負担、割
引ビットのA社・B社間の併算割引とを比較して、割引
率の大きい方を選定する。この併算割引は1回の旅行に
対して1回のみ適用であり、割引率の高いほうが適用さ
れる。また、この実施例ではB社・C社間の割引率が高
いので、これを適用する(ステップn3,n4)。な
お、図5のフローチャートのステップn3〜n6の1・
2線は実施例のA社・B社の路線に、また、2・3線は
実施例のB社・C社の路線にそれぞれ対応する。
引の略称)のB社およびC社にそれぞれ10円の負担を
記録し、さらに割引ビット(割引適用区間を表す)にB
社・C社区間の適用区間を書換え、さらにまた、連絡駅
(2)を駅c1 と記録し、最新乗降駅を駅b2 から駅c
1 に書換える(ステップn5,n6)。
20円から20円を割引いた100円を減算して、残高
を650円に更新する(ステップn7)。さらに、改札
機の情報項目には、C社が自社であるので、100円の
収入を記録すると共に、B社の負担額10円をB社への
請求金額として記録する。しかし、先のA社・B社間の
併算割引は適用外となるため、それを負担したA社に返
還するための支払い額10円として記録する。その後カ
ードを乗客に返却する(ステップn9)。
参照して説明する。C社駅ci は併算割引が適用される
最低区間料金の120円を越える200円区間の乗車で
あるため、併算割引は適用外となる。カードが駅ci の
自動改札機に投入されて、カードデータが読出され、乗
車料金の精算処理が実行される(ステップn11,n1
2)。カードデータから読取った始点駅a1 、最新乗降
駅c1 、連絡駅b1 ,c1 に基づいて、自駅がC社の駅
ci であるから、自動改札機10のRAM13に記憶す
る隣接路線割引データを読出し、併算割引の適用がある
かを判定し、この実施例では、B社・C社間の20円、
各社均等負担の併算割引があるものの、自駅が駅ci で
あって、併算割引の適応を受ける最低区間料金の120
円を越えた割引適応外の200円区間の乗車であるた
め、割引適応外を判定する(ステップn13)。
けた区間があるかを判定し(ステップn14)、この実
施例ではA社・B社間に併算割引の適応があったので、
これを復活させる(ステップn15)。これらの判定に
より、カードの情報項目は、併割(2)の情報を消去
し、割引ビットをA社・B社間に書換える。なお、図6
のフローチャートのステップn14〜n15の1・2線
は実施例のA社・B社路線に対応する。さらに、カード
価値の精算は、乗車区間がC社の駅c1 から駅c2 の2
00円区間であって、駅c1 入場時に100円が既に減
算されているので、残りの不足分である100円を減算
して精算し、残高を550円に更新する(ステップn1
6)。
であるので、100円の収入を記録すると共に、駅c1
での併算割引の処理をキャンセルする処理として、B社
が負担した10円を返還するためのB社への支払い額と
して10円を記録し、さらに、先のA社・B社間の併算
割引が復活適用されるため、それを負担するA社に請求
金額10円として記録する(ステップn17)。その後
カードを乗客に返却する(ステップn18)。
の併算割引(1)(2)、割引ビットに、割引料金、負
担金額、負担先、適用区間等の併算引情報を記憶し、さ
らに、併算割引が複数より選択する必要があるときはそ
れを割引ビットで指定することで、併算割引に関する情
報の記憶手段(メモリ)を全改札機(各駅で改札機を群
管理するとしても)が備える必要がなくなり、必要最少
限の情報、すなわち、隣接路線併算割引データ、割引料
金請求先でよく、記憶手段の容量を少なくすることがで
きると同時に、改札処理の処理時間もその分短縮するこ
とができる。
に基づいて併算割引の適用状態が即時に判定できるた
め、各路線毎の料金算出が容易となり、各社の料金清算
の結果がカードの使用時にでき、各改札機ではA社、B
社およびC社の会社間の清算情報が即時得られ、清算処
理が極めて容易となる。
示し、この同じ乗車区間の行きと帰りでの料金の不一致
を補正する方法を示している。図7は行きの処理を、図
8は帰りの処理をそれぞれ示し、W社、X社、Y社およ
びZ社はそれぞれ独立営業の路線会社であって、W社の
駅wからZ社の駅z2に行くとき、X社の駅xとY社の
駅y1 は通過経由されるが、Y社の駅y2 からZ社の駅
z1 に乗継ぐには、一旦駅y2 を出場した後再度駅z1
に入場して乗継ぐものとする。また、W社およびX社は
併算割引の運用がなく、Y駅・Z社間で併算割引を採用
して20円を割引き、この料金はY駅・Z各社が均等
に、すなわち、10円ずつ負担する。しかも、Y社の最
低区間料金が140円、Z社は120円に設定する。
Z社間は最低区間料金であるため、行きも帰りも併算割
引が適用されることになる。
たカードの運用を実行すると、併算割引は乗車始点駅に
基づいて判定されるので、この場合、乗車始点駅が駅w
であるため、W社駅wで入場したとき、カードの情報項
目の乗車始点駅に駅wが記録される。この状態でY社の
駅y2 を出場してZ社の駅z1 に入場したとき、駅wか
ら駅y2 間での料金がトータル(580円)されるた
め、Y社の最低区間料金の140円を越えたものと判定
され、併算割引の適用外と判定されて、20円の割引を
受けることができず、その結果、駅z2 を出場する際に
は、トータルの乗車料金700円を支払うことになる。
ときは、Z社・Y社の併算割引を受けて、トータル乗車
料金が680円となり、行きと帰りとでは20円の差額
がでる。
の適用を受けるようにした方法を示し、以下説明する。 [W社駅wの改札処理(入場)] カードの価値(残高)を1600円として、このカード
をW社の駅wの自動改札機に投入すると、該機はカード
データを読取り、カードの有効性を判定すると共に、乗
車始点駅と最新乗降駅との情報項目に、駅wを記録し、
カード価値から最低区間料金の110円を減算して残高
を1490円に更新し、カードを乗客に返却する。
データが読出され、乗車料金の精算処理が実行される
が、この精算は駅wから駅y2 の乗車料金がトータル
(580円)され、さらに入常時に110円が減算され
ているので、不足分の470円が減算されて、カード価
値を残高1020円に更新し、さらに、情報項目の最新
乗降駅をy2 に更新し、連絡駅に駅x、駅y1 を記録し
てカードを乗客に返却する。
はカードデータを読取り、カードの有効性を判定すると
共に、情報項目の乗車始点駅wを読取り、自駅がZ社の
駅z1 であるから、乗車区間にW社駅wおよびX社駅x
を経由して、過去に精算割引がないこと(または併算割
引の精算が終了していること)を判定するので、これに
よって新たな併算割引を適用する乗車始点駅として、カ
ードの情報項目の乗車始点駅の駅wを駅y1 に更新し、
さらに、最新乗降駅を駅y2 から駅z1 に更新する。そ
して、自駅がZ社の駅z1 であるから、自動改札機10
のRAM13に記憶する隣接路線割引データを読出し、
併算割引の適用があるかを判定し、この実施例の設定で
は、Y社・Z社間20円、Y社・Z社均等負担、すなわ
ち、10円ずつの負担、の併算割引があるので、情報項
目の併割(1)(併算割引の略称)のY社、Z社のそれ
ぞれに10円の負担を記録し、さらに割引ビット(割引
適用区間を表す)にY社・Z社区間の適用区間を記録
し、さらにまた、連絡駅(1)に駅z1 を記録する。ま
た、カード価値からは最低区間料金の120円から20
円を割引いた100円を減算して、残高を920円に更
新し、カードを乗客に返却する。
タが読出され、乗車料金の精算処理が実行されるが、乗
車区間が最低区間であるため精算は零となり、カードの
情報項目は最新乗降駅が駅z1 から駅z2 に更新され
て、カードを乗客に返却する。このように、Z社の駅z
1 での入場時に乗車始点駅を併算割引が適用される始点
駅の駅y1 に更新することで、正当な併算割引の適用を
受けることができる。
に帰る場合のカードの運用を示し、乗車始点駅が駅Z2
であるため、Y社の駅y2 入場では正常に併算割引の適
用を受けることができるため、乗車料金は680円とな
り、カード価値の残高は920円となる。なお、カード
の運用は図7の場合と等価であるためその詳細は省略す
る。
い路線社を経由する乗車では、併算割引のない区間、ま
たは併算割引の精算が終了した区間であることを検知し
て、新たに併算割引を運用する始点駅に更新するので、
行き帰りの料金が一致し、この料金が異なる不都合を回
避することができる。
において、この発明の乗車媒体は、実施例のストアード
フェアカードに対応し、以下同様に、 乗車媒体の情報を
読取る読取り手段は、自動改札機10の券(カード)処
理部14に対応し、路線毎の請求料金を記憶する記憶手
段は、改札機の情報項目に対応し、終了区間検出手段
は、自動改札機10のCPU11の処理判定に対応し、
情報更新手段は、CPU11の判定に基づいて処理する
券(カード)処理部14に対応するも、この発明は、上
述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
る情報との説明図。
の説明図。
報の説明図。
Claims (3)
- 【請求項1】乗継ぎ利用での併算割引の対象となった各
路線別の併算割引の負担情報、およびどの路線間の併算
割引が適用されているかを示す指定情報を記憶させる乗
車媒体。 - 【請求項2】請求項1に記載の乗車媒体に記憶された情
報を読取る読取り手段と、 前記乗車媒体の使用に基づいて路線毎に請求する料金を
記憶する記憶手段とを備え、 前記読取り手段で読取った乗車媒体の路線別負担情報お
よび併算割引情報等に基づいて、路線毎に請求する料金
を算出して前記記憶手段の請求料金情報を更新する自動
改札方法。 - 【請求項3】請求項1に記載の乗車媒体の使用時に併算
割引の精算が終了した区間を検出する終了区間検出手段
と、 上記乗車媒体の情報を更新する情報更新手段とを備え、 上記終了区間検出手段が上記区間を検出したとき、情報
更新手段で乗車媒体の乗車始点情報を新たに併算割引が
適用される始点駅に更新する自動改札方法。
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Publication number | Publication date |
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JPH07146960A (ja) | 1995-06-06 |
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