JP3273143B2 - ポリウレタン増粘剤組成物 - Google Patents

ポリウレタン増粘剤組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高い増粘作用を兼ね備
える格別低い粘度(即ち、組成物の濃厚水溶液の粘度)
によって特徴づけられた増粘剤組成物、および水性系を
増粘するためのそれらの使用に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水性系のためのポリウレタン増粘剤は多
くの公報に記載されている〔例えばDE−OS(ドイツ
特許公開公報)第1,444,243号、DE−OS第
3,630,319号、EP−A−(欧州特許公開公
報)第0,031,777号、EP−A−第0,30
7,775号、EP−A−第0,495,373号、U
S−PS(米国特許明細書)第4,079,028号、
US−PS第4,155,892号、US−PS第4,
499,233号およびUS−PS第5,023,30
9号参照〕。これらの公知の増粘剤のすべてに対して共
通なのは、(i)少なくとも50重量%の量の親水性セ
グメント、(ii)多くても10重量%の量の疎水性セグ
メントおよび(iii)ウレタン基が同時に存在することで
ある。これらの増粘剤における「親水性セグメント」
は、主として、鎖セグメントとして少なくとも5アルキ
レンオキシド単位を有するポリエーテル鎖であって、し
かもこれらの単位の少なくとも60モル%がエチレンオ
キシド単位である。「疎水性セグメント」は、主とし
て、少なくとも6個の炭素原子を有する炭化水素セグメ
ントである。
【0003】これらのポリウレタン増粘剤は、自動車用
および工業用のラッカー、ペイントおよびプラスター着
色用物質、捺染および布用の着色剤、顔料捺染ペース
ト、医薬用製剤および化粧用調剤、植物保護剤用配合
物、充填剤分散液等のような水性系の流動性を調整する
ための助剤として適当である。
【0004】公知のポリウレタン増粘剤は広範囲の用途
を持っているけれど、一つの重大な欠点を有している。
即ち、それらは、水溶液の形態にある場合それらの粘度
があまりにも高いので、水性系に均質混合することが非
常に困難である。多くの実験が増粘剤の粘度を減らすた
めに過去に行われた。増粘剤の製造中に、例えばそれら
の分子量を低くすることによって、粘度を下げることが
試みられたが、しかしこれは常に同族列内で増粘効果が
減少する結果になった。ポリウレタン増粘剤の水溶液の
粘度は、アルコキシル化されたアルコールまたはフェノ
ールのような乳化剤を加えることによってもまた減少さ
せることができた。しかしながら、この方法は、増粘剤
の粘度の充分な低下を生じるためには、これらの乳化剤
は高い濃度で使用されなければならないという欠点を有
する。その場合でさえ、増粘剤の粘度は必ずしも要求さ
れた水準まで、特に高活性の増粘剤の場合には、下げら
れ得ない。
【0005】水性ポリウレタン増粘剤溶液の固有粘度を
下げるための別の一般に用いられている方法は、水混和
性一価または多価アルコールのような水混和性溶剤の添
加である。その他の点では非常に有効な、この方法の主
な欠点は、特に所望の粘度を得るために要求される溶剤
の量がしばしば比較的多いので、これらの溶剤の使用に
関する環境への懸念である。溶剤の比較的大きい割合は
また、水性調製物の安定性またはそれらの使用の際の性
質(例えば、それらがはけ塗りされる容易性)を悪くし
得る。水での希釈により水溶液の粘度が低減するという
明白な欠点は、勿論、活性物質(増粘剤)の濃度の望ま
しくない低減および従って溶液の所与の全量に対する増
粘効果の低下を伴う。
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、水溶
液または水分散液の形態において、類似の公知の系より
も実質的に低い粘度を有し、しかし少なくとも同等によ
い増粘効果を与える水性系のための新しいポリウレタン
増粘剤組成物を提供することである。
【0006】この問題は、驚ろくべきことに、公知の乳
化剤に加えて、成分c)として以下に記載されるタイプ
の或る三重不飽和アルコールをポリウレタン増粘剤に加
えることによって解決されることが、発見された。以下
に記載される成分b)および成分c)の同時添加は、粘
度を低下させることにおいて相乗作用を有することが観
察された。乳化剤b)の与えられた濃度に対して、水溶
液または水分散液の粘度が助剤c)の存在において実質
的に低減され、あるいは逆に乳化剤b)のはるかに低い
濃度が、助剤c)の存在において匹敵する粘度を得るた
めに要求される。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、 a)ウレタン基を含有する水溶性または水分散性増粘
剤、 b)非イオン性乳化剤、および c)式
【化4】 〔式中、R1 およびR3 は同一または異なってもよく、
そして炭化水素基を表わし、R2 およびR4 は同一また
は異なってもよく、そして水素または炭化水素基を表わ
し、Qは2〜4個の炭素原子を有するアルキレンオキシ
ドでアルコールをアルコキシル化することによって得ら
れるアルキレンオキシド単位を表わし、およびnは0〜
120の数字を表わす。〕に相当する化合物、の混合物
を含有する、水性系を増粘するための増粘剤組成物に関
する。
【0008】本発明はまた水性系のための増粘剤として
のこの増粘剤組成物の使用に関する。本発明の調製物の
成分a)は、ウレタン基を含有し、かつ、前に述べたよ
うに定義された親水性セグメントおよび疎水性セグメン
トにおいて、少なくとも50重量%の親水性セグメント
および多くても10重量%の疎水性セグメントを有する
公知のポリウレタン増粘剤から選ばれる。成分b)は、
好ましくは、式 R−〔X−(Q′)X −H〕y (II) 〔式中、Rは任意に不活性置換基を含有する炭化水素
基、特には6〜50個の炭素原子を有する脂肪族、芳香
族、芳香脂肪族(araliphatic)または脂肪
芳香族(alkaromatic)炭化水素基、好まし
くは、任意に数個の芳香族環および/または不活性置換
基を有する6〜40個の炭素原子をもった芳香族または
脂肪芳香族炭化水素基を表わし、Xは酸素または式
【化5】 の基を表わし、Q′はアルコールまたは他の出発分子
を、C2 〜C4 −アルキレンオキシド好ましくはエチレ
ンオキシドおよび/またはプロピレンオキシド(但しこ
れらのオキシドの少なくとも70モル%がエチレンオキ
シドであることを条件とする。)でアルコキシル化する
ことから得られるアルキレンオキシド鎖を表わし、xは
1〜300、好ましくは2〜200、そしてさらに好ま
しくは5〜100の数字を表わし、そしてyは1〜2
0、好ましくは1〜10、さらに好ましくは1〜4の数
字を表わす。〕に相当する化合物の少なくとも1種から
選ばれる。成分b)の乳化剤に存在するアルキレンオキ
シド鎖は、適当な出発分子の公知のアルコキシル化生成
物である。適当なアルキレンオキシドはエチレンオキシ
ド、プロピレンオキシドおよび異性のブチレンオキシド
を含む。好ましいアルキレンオキシドはエチレンオキシ
ドまたは少なくともエチレンオキシド70モル%を含有
するエチレンオキシドとプロピレンオキシドの混合物で
ある。アルキレンオキシドは、ランダム分布を生じるよ
う混合しておよび/またはポリエーテルブロックを得る
よう順次的に加え得る。
【0009】適当な出発分子は、前記定義のR,Xおよ
びyに適合する一官能価のまたは多官能価のアルコー
ル、フェノールまたはアミンを含む。それらの例は、n
−ヘキサノール、n−ドデカノール、ステアリルアルコ
ール、フェノール、商業用イソノニルフェノールまたは
【化6】 (式中mおよびpは平均値である)に相当する化合物を
含む。n−ヘキシルアミン、ヘキサメチレンジアミン、
n−ドデシルアミン及びステアリルアミンのようなアミ
ンもまた出発分子として使用し得るが、しかしそれほど
好ましくない。
【0010】本発明に不可欠な成分c)は、式(1)に
相当する化合物から選ばれる。式(1)に相当する好ま
しい化合物は、式中R1 ,R2 ,R3 およびR4 は同一
または異なってもよく、そして1〜6個の炭素原子を有
するアルキル基を表わし、Qはエチレンオキシド単位お
よび任意にプロピレンオキシド単位を表わし、但しアル
キレンオキシドの少なくとも70モル%好ましくは10
0モル%がエチレンオキシドであることを条件とし、そ
してnは0〜20を表わす、該式(1)の化合物であ
る。
【0011】これらの化合物の製造は、アセチレンと式
1 −CO−R2 またはR3 −CO−R4 に相当するア
ルデヒドまたはケトンとの反応および任意に次いで生じ
たジオールのアルコキシル化により公知のやり方で行な
われる。任意に1〜20モルのエチレンオキサイドおよ
び/またはプロピレンオキサイドでアルコキシル化され
た、2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,
7−ジオールは、成分c)として用いるために特に適当
である。
【0012】増粘剤組成物においても用いられ得る他の
助剤d)は、なかんずく、個々の成分の処方のために用
いられ得るエチレングリコールのような多価アルコール
を含む。本発明の増粘剤組成物において、成分b)は混
合物の全重量をもとにして0.5〜80重量%、好まし
くは5〜60重量%、そしてさらに好ましくは10〜5
0重量%の量で存在する。成分c)は混合物の全重量を
もとにして0.5〜40重量%、好ましくは1〜30重
量%、そしてさらに好ましくは1〜15重量%の量で存
在する。成分b)および成分c)の合計量は混合物の合
計重量の多くても90重量%、好ましくは70重量%よ
り多くない量である。混合物の合計重量は、無水の個々
の成分a),成分b)および成分c)の合計重量であ
る。前記したように、本発明に不可欠のこれらの個々の
成分に加えて、他の助剤d)も存在し得る。これらの助
剤は、混合物の合計重量をもとにして多くても30重量
%の量で存在し得る。
【0013】本発明の組成物は、公知のやり方で製造し
得る。例えば、成分b)および成分c)が、攪拌および
任意に加熱されながらポリウレタン増粘剤a)(水に溶
解されていてもよい。)に順次的に加えられ得る。別法
として、混合物が成分b)と成分c)から調製されそし
て次いでポリウレタン増粘剤(水に溶解されていてもよ
い。)に加えられ得る。しかしながら、この態様では成
分b)および成分c)の混合物が均質であることを確保
するための注意がなされなければならず、なぜならばこ
れらの成分は一般に無制限の混和性を有していないから
である。この目的のために、慣用の溶剤または希釈剤が
成分d)として個々の成分の混和性を改善するために使
用し得る。本発明の組成物を製造するための他の態様
は、成分b)および成分c)および水をポリウレタン増
粘剤に、それが製造されたら直ちに、加えることであ
る。この方法は前記方法より経済的利点を有するので特
に好ましい。
【0014】本発明の組成物は一般に10〜80重量
%、好ましくは30〜60重量%そしてさらに好ましく
は40〜50重量%の固体含有量を有する水溶液又は水
分散液であり、しかして該「固体含有量」は存在し得る
いかなる成分d)をも含む。本発明の調製物の粘度は公
知の方法、例えばハーケ(Haake)回転式粘度計R
V12またはブルークフィールド(Brookfiel
d)粘度計を用いて、決定することができる。粘度は幅
広い範囲で変化し得るが、しかし該調製物は好ましくは
それらが流廷、ポンプ輸送などにより容易に取り扱われ
るようにする流動性を有する。10.3s-1および23
℃で決められたそのような粘度は100〜60,000
mPa.s,好ましくは100〜20,000mPa.
s,そしてさらに好ましくは100〜10,000mP
a.sである。本発明の調製物はまた、それらの比較的
低い粘度のため、本発明の目的のために濃縮形態で使用
し得る。この点で特に注目すべきは、本発明の組成物に
おける増粘効果は、それらの実質的に低減した粘度にも
かかわらず、低下しないことが観察されることである。
本発明の調製物の別の利点は、増粘されるべき水性系例
えばエマルジョンペイントとの混和性であり、即ち増粘
剤は容易に均質混合され得るとともに、得られた増粘さ
れた調製物のいわゆる熟成時間即ち最大可能な粘度に達
するために必要とされる時間を一般的に実質的に短縮さ
せる。
【0015】本発明の調製物は、染料、捺染ペーストお
よび顔料ペースト、充填剤および顔料分散液、布、なめ
し皮およびペーパー助剤、石油輸送用調製物、洗剤組成
物、接着剤、艶出ワックス、医薬品および獣医目的のた
めの製剤、植物保護製剤、化粧品等のような水性または
主に水性である系を増粘するために適している。水それ
自身もまた本発明のポリウレタン増粘剤で増粘されそし
て次いでさらなる添加物と混合されあるいは水性調製物
に加えられ得る。本発明の増粘剤調製物は純粋に水性の
系を増粘するためのみならず、有機溶剤または多価アル
コールのような他の揮発性の添加剤を一部含む系を増粘
するためにも適当である。増粘されるべき水性系はまた
脱泡剤、流動化およびレベリング剤、充填剤、顔料等の
ようなかかる系に用いられる通常の助剤および添加剤を
含み得る。本発明によって増粘され得る水性系の例は、
水性ポリアクリレート分散液、オレフィン状不飽和単量
体の共重合体の水性分散液、水性ポリ酢酸ビニル分散
液、水性ポリウレタン分散液、水性ポリエステル分散液
および特にそのような分散液をもとにした以下の組成
物:水性自動車用および工業用のラッカー、プラスター
用着色剤およびペイント、捺染および布用のインキ、顔
料捺染ペースト、水性医薬用および化粧用調剤、植物保
護製剤、充填剤および顔粉の分散液、洗剤組成物、接着
剤、ワックスおよび艶出剤、および石油輸送用調製物を
含む。本発明の調製物がエマルジョンペイントを増粘す
るために用いられるときは、それらはしばしばこれらの
系のレベリングを改善するのみならず、かかるペイント
から生成されたフィルムの表面も改善する。本発明の調
製物の別の利点は、それらが顔料または充填剤を含むエ
マルジョンペイントに用いられるときは、それらはしば
しばこれらの固体物質のぬれを改善し、その結果分散の
過程即ちエマルジョンペイントの調製が促進されること
である。本発明により増粘されたエマルジョンペイント
の助力で生成されたラッカーフィルムはまた多くの場合
それらの改善された光沢により見分けられる。
【0016】
【実施例】以下の例はさらに詳細に本発明を説明するた
めに役立つ。特に示されなければ、すべての部数および
%は重量による。例1−5 ポリウレタン増粘剤a)の製造 1250mlのベンゼンおよび23mlの1N−H2
4 を攪拌装置の中で5680重量部の線状ポリエチレ
ングリコールエーテル(分子量6000)に加え、そし
てこの反応混合物を3時間105℃に加熱した。この時
間の間に45mlの水が分離し、一方ベンゼンは循環す
るよう保たれた。次いで、ベンゼンを1時間45分の間
に蒸留除去した。最後に、14mmHgの減圧のもとで
0.336重量部のアセチルアセトン酸鉄を75℃でポ
リエチレングリコールエーテルに加え、そしてこの温度
で1時間の間に溶解させた。98重量部のトルエン−
2,4−およびトルエン−2,6−ジイソシアネート
(混合比率65:35)および235重量部のステアリ
ルイソシアネートを75℃でこの前処理されたポリエチ
レングリコールエーテルに加えた。イソシアネート導入
後、わずかに発熱反応が観察された。反応を保護ガスと
しての窒素のもとで、100℃に1時間攪拌することに
よって完了させた。反応生成物すなわちポリウレタン増
粘剤a)、は冷却後固体の、砕けやすいワックスであっ
た。25gのポリウレタン増粘剤a)に対して、さまざ
まな量の式
【化7】 に相当する非イオン性界面活性剤を成分b)として、さ
まざまな量の2,4,7,9−テトラメチル−5−デシ
ン−4,7−ジオールを成分c1)として、そして合計
重量100gを有する混合物を与えるに充分な水を加え
た。これらの混合物を60℃で30分間攪拌(500r
pm)し、次いで50℃で8時間そしてその後室温で8
時間貯蔵した。生成された溶液の粘度は、ハーケ(Ha
ake)粘度計RV12、測定ボディSVDIN、23
℃および10.3s-1で決められた。結果は第1表に示
されている。
【0017】
【表1】 第 1 表 増粘剤調製物の組成 例NO. 増粘剤a) 成分b) 成分c) 粘度(mPa.s/23℃) 1 25 25 0.5 24500 2 25 25 1.0 16300 3 25 25 2.0 12700 4 25 25 3.5 6300 5 25 21.5 3.5 6500
【0018】比較例1−3 手順は、成分b)および成分c)が加えられなかったか
または単独で加えられたかのいずれかであることを除い
て例1−5における手順と同じであった。結果は第2表
に示されている。
【0019】
【表2】 1)完全には溶解性でない。 2)>60000mPa.s
【0020】例6−9 手順は、米国特許第4,079,028号(参照によっ
て本明細書に含まれる)例79の化合物が増粘剤a)と
して用いられたことを除いて、例1−5に記載されたよ
うに実施された。組成および得られた溶液の粘度は第3
表に示されている。
【0021】
【表3】
【0022】比較例4および5 手順は、本発明の成分b)および成分c)の混合物が存
在しなかったことを除いて、例6〜8に記載されたよう
に実施された。結果は第4表に示されている。
【0023】
【表4】
【0024】例10−13 以下の例は、ポリウレタン増粘剤a)の増粘活性が粘度
を低くする添加剤b)および添加剤c)によって悪影響
されなかったことを実証する。増粘剤効果の測定 2gの増粘剤調製物の水溶液を、5つの平行実験におい
て、98gの市販ポリアクリレート分散液〔ハンブルグ
2000のコンデア社のデイレキソRA3(Dilex
o RA3)〕に加えた。溶液の濃度は、ポリウレタン
増粘剤a)をもとにして各々の場合2.5重量%であっ
た。このようにして調製された混合物を2000rpm
で5分間攪拌した。このようにして得られた均質な分散
液を24時間23℃で貯蔵した。次いで、粘度を前記の
ようにして測定した。結果は第5表に示されている。
【0025】
【表5】
【0026】例14−22 手順は、ポリウレタン増粘剤a)が「トルエンジイソシ
アネートがヘキサメチレンジイソシアネートによって置
き換えられたことを除いて米国特許第4,079,02
8号の例79の化合物に類似の化合物」であったことを
除いて、例1−5に記載されたように実施された。結果
は第6表に示されている。第6表は本発明の調製物の増
粘効果もまた示す。増粘効果は例10−13に記載され
たように測定された。結果は増粘活性が本発明の添加剤
によって影響されなかったことを実証している。
【0027】
【表6】
【0028】比較例6−8 手順は、本発明の成分b)および成分c)の混合物が存
在しなかったことを除いて、例14−22に記載された
ものと同じ手順であった。結果は第7表に示されてい
る。
【0029】
【表7】
【0030】例23−29 手順は、他の乳化剤b)が例1からの乳化剤b)の代わ
りに用いられたことを除いて、例20と同じ手順であっ
た。粘度および増粘剤効果は第8a表に示されている。
【0031】
【表8】 1)非イオン性界面活性剤、ドイツ国バイエル社(Baye
r AG) 製、 2)非イオン性界面活性剤、ドイツ国ボーチャー社(Bo
rchers AG)製、水中50%溶液
【0032】比較例9−15 手順は、成分c)が存在しなかったことを除いて、例2
3−29に記載されたのと同じ手順であった。
【0033】
【表9】
【0034】例30−33 手順は、エチレンオキシドのさまざまな量でアルコキシ
ル化された2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン
−4,7−ジオールが成分c)として用いられたことを
除いて、例20に記載されたのと同じ手順であった。本
発明の増粘剤組成物の粘度は第9表に示されている。
【0035】
【表10】
【0036】例34−38 手順は、成分c)が溶剤と混合されたことを除いて、例
20に記載されたのと同じ手順であった。溶剤および結
果は第10表に示されている。
【0037】
【表11】
【0038】例39 0.5重量%の顔料ペースト〔コラニイルブラウ(Co
lanylblau)A2R100,ヘキスト社(Ho
echstAG)より入手可能〕を水で1:9に希釈
し、そして以下の組成を有するアクリレートを基材とし
た光沢分散液に加えた。 AMP 901) 2.5g 2.5g ボーチゲン(Borchigen)ND2) , 水中25% 13.6g 13.6g ネオクリル(Neocryl)AP 28603) 3.2g 3.2g 比較例2からの増粘剤組成物 20.0g − 例5からの本発明の増粘剤組成物 − 27.7g TiO2-RHD-2 225.0g 225.0g メトキシブタノール 17.0g 17.0g プロピレングリコール 17.0g 17.0g ブチルジグリコール 17.0g 17.0g 水 44.7g 42.0g ネオクリル(Neocryl)XK 624) 540.0g 540.0g 水 100.0g 100.0g 1)2−アミノ−2−メチルプロパノール−1,水中9
0%,エッセンのアンガスケエミ社(Angus Ch
emie GmbH) 2)湿潤剤、ゴスラーのゲブル・ボーチャー社(Geb
r.BorchersAG) 3)脱泡剤,英国ランコーンのJCJ・レジンズ社(J
CJ Resins) 4)アクリレート/スチレンを基材とした陰イオン分散
液、JCJ・レジンズ社(JCJ Resins) ペイントはブラシで厚紙に適用され、そして乾燥後生じ
た色は1(最良のサンプル)〜5の尺度で視覚的に評価
された。 増粘剤を用いて製造されたペイントの評価: 本発明: 1 成分c)のないもの: 3
【0039】例40−42および比較例16−18 手順は、例39に記載されたのと同じ手順であった。し
かし、これらの例においては、生成された塗料のレベリ
ング、エアリングおよび表面特性が同じ視覚的尺度で評
価された。結果は第11表に示されている。
【0040】
【表12】
【0041】例43および比較例19 以下の例は、本発明の増粘剤組成物がペイントの熟成時
間のかなりの節約をもたらし、また塗布された表面の光
沢が得られることを実証する。光沢乳濁液は例39で記
載されたように調製され、そしてそれらの粘度は、23
℃でハーケ(Haake)粘度計RV12,測定ボディ
SVで決定された。得られた粘度は第12表に示されて
いる。
【0042】
【表13】
【0043】例44および45並びに比較例20−25 手順は、市販のポリウレタン増粘剤が使用されたことを
除いて、例5および比較例2および3に記載されたのと
同じ手順であった。増粘剤および結果は第13表に示さ
れている。
【0044】
【表14】
【0045】以上、本発明を例示する目的のために詳細
に記載したが、その詳細は単に例示の目的であって、請
求の範囲により限定されうることを除いて本発明の精神
および範囲を逸脱することなく当業者により多くの改変
をなしうることが了解されるべきである。
【0046】本発明は、以下の態様を含む。 1.a)ウレタン基を含有する水溶性または水分散性増
粘剤、 b)非イオン性乳化剤、および c)式
【化8】 〔式中、R1 およびR3 は同一または異なってもよく、
そして炭化水素基を表わし、R2 およびR4 は同一また
は異なってもよく、そして水素または炭化水素基を表わ
し、Qは2〜4個の炭素原子を有するアルキレンオキシ
ドでアルコールをアルコキシル化することによって得ら
れるアルキレンオキシド単位を表わし、およびnは0〜
120の数字を表わす。〕に相当する化合物、の混合物
からなる、水性系を増粘するための増粘剤組成物。
【0047】2.成分b)が、下記式 R−〔X−(Q′)X −H〕y (II) 〔式中、Rは不活性置換基を含有していてもよい6〜5
0個の炭素原子を有する炭化水素基を表わし、Xは酸素
または式
【化9】 に相当する基を表わし、Q′は2〜4個の炭素原子を有
するアルキレンオキシドでアルコールをアルコキシル化
することから得られるアルキレンオキシド単位を表わ
し、xは1〜300の数字を表わし、およびyは1〜2
0の数字を表わす。〕に相当する化合物の1種又はそれ
以上からなる、第1項記載の増粘剤組成物。 3.Rが、1個またはそれ以上の芳香族環および/また
は不活性置換基を含有していてもよい、合計6〜40個
の炭素原子を有する芳香族炭化水素基または脂肪芳香族
炭化水素基を表わし、Xが酸素を表わし、かつQ′が基
の少なくとも70モル%がエチレンオキシド単位である
ことを条件に、エチレンオキシド単位および/またはプ
ロピレンオキシド単位を表わす、第2項記載の増粘剤組
成物。
【0048】4.R1 およびR3 のおのおのがメチル基
を表わし、R2 およびR4 のおのおのが2−メチル−プ
ロピル基を表わし、Qが70〜100モル%のエチレン
オキシド単位を含有しかつ残余がプロピレンオキシド単
位であるアルキレンオキシド単位を表わし、かつnが0
〜20である、第1項記載の増粘剤組成物。 5.R1 およびR3 のおのおのがメチル基を表わし、R
2 およびR4 のおのおのが2−メチル−プロピル基を表
わし、Qが70〜100モル%のエチレンオキシド単位
を含有しかつ残余がプロピレンオキシド単位であるアル
キレンオキシド単位を表わし、かつnが0〜20であ
る、第2項記載の増粘剤組成物。 6.R1 およびR3 のおのおのがメチル基を表わし、R
2 およびR4 のおのおのが2−メチル−プロピル基を表
わし、Qが70〜100モル%のエチレンオキシド単位
を含有しかつ残余がプロピレンオキシド単位であるアル
キレンオキシド単位を表わし、かつnが0〜20であ
る、第3項記載の増粘剤組成物。 7.前記混合物が、組成物の全重量をもとにして、1〜
80重量%の濃度で水溶液または水性分散液として存在
する、第1項記載の増粘剤組成物。 8.前記混合物が、組成物の全重量をもとにして、1〜
80重量%の濃度で水溶液または水性分散液として存在
する、第6項記載の増粘剤組成物。
【0049】9.a)ウレタン基を含有する水溶性また
は水分散性増粘剤、 b)非イオン性乳化剤、および c)式
【化10】 〔式中、R1 およびR3 は同一または異なってもよく、
そして炭化水素基を表わし、R2 およびR4 は同一また
は異なってもよく、そして水素または炭化水素基を表わ
し、Qは2〜4個の炭素原子を有するアルキレンオキシ
ドでアルコールをアルコキシル化することによって得ら
れるアルキレンオキシド単位を表わし、およびnは0〜
120の数字を表わす。〕に相当する化合物、の混合物
であって、成分b)が0.5〜80重量%の量で存在
し、かつ成分c)が0.5〜40重量%の量で存在し、
但し成分b)と成分c)の合計量は多くとも90重量%
であり、しかしてこれらの百分率は成分a),成分b)
および成分c)の合計重量をもととしている、該混合物
からなる、水性系を増粘するための増粘剤組成物。
【0050】10.成分b)が、下記式 R−〔X−(Q′)X −H〕y (II) 〔式中、Rは不活性置換基を含有していてもよい6〜5
0個の炭素原子を有する炭化水素基を表わし、Xは酸素
または式
【化11】 に相当する基を表わし、Q′は2〜4個の炭素原子を有
するアルキレンオキシドでアルコールをアルコキシル化
することから得られるアルキレンオキシド単位を表わ
し、xは1〜300の数字を表わし、そしてyは1〜2
0の数字を表わす。〕に相当する化合物の1種又はそれ
以上からなる、第9項記載の増粘剤組成物。
【0051】11.Rが、1個またはそれ以上の芳香族
環および/または不活性置換基を含有していてもよい、
合計6〜40個の炭素原子を有する芳香族炭化水素基ま
たは脂肪芳香族炭化水素基を表わし、Xが酸素を表わ
し、かつQ′が基の少なくとも70モル%がエチレンオ
キシド単位であることを条件に、エチレンオキシド単位
および/またはプロピレンオキシド単位を表わす、第1
0項記載の増粘剤組成物。 12.R1 およびR3 のおのおのがメチル基を表わし、
2 およびR4 のおのおのが2−メチル−プロピル基を
表わし、Qが70〜100モル%のエチレンオキシド単
位を含有しかつ残余がプロピレンオキシド単位であるア
ルキレンオキシド単位を表わし、かつnが0〜20であ
る、第9項記載の増粘剤組成物。 13.R1 およびR3 のおのおのがメチル基を表わし、
2 およびR4 のおのおのが2−メチル−プロピル基を
表わし、Qが70〜100モル%のエチレンオキシド単
位を含有しかつ残余がプロピレンオキシド単位であるア
ルキレンオキシド単位を表わし、かつnが0〜20であ
る、第10項記載の増粘剤組成物。
【0052】14.R1 およびR3 のおのおのがメチル
基を表わし、R2 およびR4 のおのおのが2−メチル−
プロピル基を表わし、Qが70〜100モル%のエチレ
ンオキシド単位を含有しかつ残余がプロピレンオキシド
単位であるアルキレンオキシド単位を表わし、かつnが
0〜20である、第11項記載の増粘剤組成物。 15.前記混合物が、組成物の全重量をもとにして、1
〜80重量%の濃度で水溶液または水性分散液として存
在する、第9項記載の増粘剤組成物。 16.前記混合物が、組成物の全重量をもとにして、1
〜80重量%の濃度で水溶液または水性分散液として存
在する、第14項記載の増粘剤組成物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C09D 11/10 C09D 11/10 175/04 175/04 C09K 3/00 103 C09K 3/00 103G 103H (73)特許権者 591063187 Bayerwrk,Leverkuse n,BRD (72)発明者 ユーヴエ・テイース ドイツ連邦共和国デイー38640 ゴスラ ー、ライツタールヴエク 7 (72)発明者 ミヒヤエル・グリースバツハ ドイツ連邦共和国デイー38690 フイー ネンブルク、ヴユルペロダーシユトラー セ 11 (72)発明者 ユルゲン・シユヴインツ ドイツ連邦共和国デイー51373 レーフ エルクーゼン、ヘンリー−テイー−フア ウ−ベツテインガー−シユトラーセ 14 (72)発明者 ヤン・マツアネツク ドイツ連邦共和国デイー51061 ケルン、 ハーフエルカムプ 2 (56)参考文献 特開 平2−6563(JP,A) 特開 昭62−489(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)ウレタン基を含有する水溶性または
    水分散性増粘剤、 b)非イオン性乳化剤、および c)式 【化1】 〔式中、 R1 およびR3 は同一または異なってもよく、そして炭
    化水素基を表わし、 R2 およびR4 は同一または異なってもよく、そして水
    素または炭化水素基を表わし、 Qは2〜4個の炭素原子を有するアルキレンオキシドで
    アルコールをアルコキシル化することによって得られる
    アルキレンオキシド単位を表わし、およびnは0〜12
    0の数字を表わす。〕に相当する化合物、の混合物から
    なる、水性系を増粘するための増粘剤組成物。
  2. 【請求項2】 成分b)が、下記式 R−〔X−(Q′)X −H〕y (II) 〔式中、 Rは不活性置換基を含有していてもよい6〜50個の炭
    素原子を有する炭化水素基を表わし、 Xは酸素または式 【化2】 に相当する基を表わし、 Q′は2〜4個の炭素原子を有するアルキレンオキシド
    でアルコールをアルコキシル化することから得られるア
    ルキレンオキシド単位を表わし、 xは1〜300の数字を表わし、およびyは1〜20の
    数字を表わす。〕に相当する化合物の1種またはそれ以
    上からなる、請求項1記載の増粘剤組成物。
  3. 【請求項3】 a)ウレタン基を含有する水溶性または
    水分散性増粘剤、 b)非イオン性乳化剤、および c)式 【化3】 〔式中、 R1 およびR3 は同一または異なってもよく、そして炭
    化水素基を表わし、 R2 およびR4 は同一または異なってもよく、そして水
    素または炭化水素基を表わし、 Qは2〜4個の炭素原子を有するアルキレンオキシドで
    アルコールをアルコキシル化することによって得られる
    アルキレンオキシド単位を表わし、およびnは0〜12
    0の数字を表わす。〕に相当する化合物、の混合物であ
    って、しかも成分b)が0.5〜80重量%の量で存在
    し、かつ成分c)が0.5〜40重量%の量で存在し、
    但し成分b)と成分c)の合計量は多くとも90重量%
    であり、しかしてこれらの百分率は成分a),成分b)
    および成分c)の合計重量をもととしている、該混合物
    からなる、水性系を増粘するための増粘剤組成物。
  4. 【請求項4】 前記混合物が、組成物の全重量をもとに
    して、1〜80重量%の濃度で水溶液または水性分散液
    として存在する、請求項3記載の増粘剤組成物。
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