JP2001303461A - 捺染糊用増粘剤および捺染糊用増粘剤を含有した捺染糊用組成物 - Google Patents

捺染糊用増粘剤および捺染糊用増粘剤を含有した捺染糊用組成物

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JP2001303461A
JP2001303461A JP2000131423A JP2000131423A JP2001303461A JP 2001303461 A JP2001303461 A JP 2001303461A JP 2000131423 A JP2000131423 A JP 2000131423A JP 2000131423 A JP2000131423 A JP 2000131423A JP 2001303461 A JP2001303461 A JP 2001303461A
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Tetsuya Goda
哲也 郷田
Yuji Hagiwara
雄二 萩原
Kaoru Komiya
薫 小宮
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Adeka Corp
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Asahi Denka Kogyo KK
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    • D06MTREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
    • D06M15/00Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment
    • D06M15/19Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment with synthetic macromolecular compounds
    • D06M15/37Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • D06M15/564Polyureas, polyurethanes or other polymers having ureide or urethane links; Precondensation products forming them
    • DTEXTILES; PAPER
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    • D10BINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 増粘性および経時粘度の安定性に優れた捺染
糊用増粘剤および該捺染糊用増粘剤を含有した捺染糊用
組成物を提供すること。 【解決手段】 ウレタン系増粘剤を必須成分として含有
する捺染糊用増粘剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、捺染糊用増粘剤お
よびそれを含有した捺染糊用組成物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、繊維加工用捺染糊剤として、
天然でんぷん糊、加工でんぷん糊、合成糊(水溶性高分
子)、カルボキシルメチルセルロース(CMC)、水溶
性セルロース、エマルション糊、樹脂エマルション糊な
どが使用されている(特開平2−91282号公報、特
開平5−263367号公報等)。
【0003】捺染糊剤は、糊自体の粘度安定性、浸透
性、洗浄性の他、染着時の染着性、均染性、均加工性、
糊抜け性、繊維加工性、鮮明性、尖鋭性が求められてい
る。前記のように捺染糊剤の種類は非常に多岐にわたる
が、単独で用いられることは少なく混合併用される場合
が多い。このうちエマルション糊は、主に水、ターペン
油、乳化剤として調整したエマルションであるが、良好
な捺染結果を得るにはエマルション糊の安定性が重要で
ある。エマルションのタイプは乳化剤によって決まり、
O/W型もしくはW/O型があり、通常はO/W型であ
る。実用上、エマルションのみでは所望の粘性を得るこ
とは難しく、カルボキシルメチルセルロースやヒドロキ
シエチルセルロース等のセルロース類、でんぷん、海
草、天然ガム等の天然糊、ポリビニルアルコール、ポリ
アクリル酸等の合成糊、エステル系合成物等が増粘剤・
粘性調整剤として併用されている。しかしながら上記の
要求に対して全てが十分満足されていないのが現状であ
り、とくに増粘性、経時粘度安定性が十分でないものが
多かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、浸透性、洗浄性、染着時の染着性、均染性、均加
工性、糊抜け性、繊維加工性、鮮明性、尖鋭性に優れ、
とくに増粘性および経時粘度の安定性に優れた捺染糊用
増粘剤および該捺染糊用増粘剤を含有した捺染糊用組成
物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を重ねた結果、上記のような従来の課題を解決すること
ができた。すなわち、本発明は、ウレタン系増粘剤を必
須成分として含有する捺染糊用増粘剤を提供するもので
ある。
【0006】また、本発明は、前記ウレタン系増粘剤
が、下記の一般式(1)で表される化合物の1種または
2種以上を含むことを特徴とする前記の捺染糊用増粘剤
を提供するものである。
【0007】
【化7】
【0008】(式中、R1、R2およびR4は、互いに異
なっても同一でもよい炭化水素基を表し、R3は炭化水
素基またはウレタン結合を有する炭化水素基を表し、R
5は直鎖、分岐鎖、または2級の炭化水素基、あるいは
置換基を有するフェニル基を表し、mは2以上の数であ
り、hは1以上の数であり、kおよびnは1〜500の
範囲内の数である)
【0009】また、本発明は、前記ウレタン系増粘剤
が、下記の一般式(2)で表される化合物の1種または
2種以上を含むことを特徴とする前記の捺染糊用増粘剤
を提供するものである。
【0010】
【化8】
【0011】(式中、R6、R7およびR8は、同一でも
異なっていてもよい炭化水素基を表し、xは1〜2の数
を表し、yは1〜1000の数を表す)
【0012】また、本発明は、前記ウレタン系増粘剤
が、下記の一般式(3)で表される化合物の1種または
2種以上を含むことを特徴とする前記の捺染糊用増粘剤
を提供するものである。
【0013】
【化9】
【0014】(式中、R9、R10およびR11は、同一で
も異なっていてもよい炭化水素基を表し、aは2〜4の
数を表し、bは1〜1000の数を表す)
【0015】また、本発明は、前記ウレタン系増粘剤
が、下記の一般式(4)で表される化合物の1種または
2種以上を含むことを特徴とする前記の捺染糊用増粘剤
を提供するものである。
【0016】
【化10】
【0017】[式中、R19およびR20は炭化水素基を表
し、R21は炭化水素基またはウレタン結合を有する炭化
水素基を表し、Xは下記一般式(5)および/または下
記一般式(6)で表される基(ただし、全てのXが同時
に下記一般式(6)で表される基である場合を除く)を
表し、sは2以上の数を表し、pは0または1以上の数
を表し、rは1以上の数を表す。]
【0018】
【化11】
【0019】(式中、R22およびR23は、炭化水素基を
表す)
【0020】
【化12】
【0021】(式中、R24およびR25は、炭化水素基を
表し、tは0または1以上の数を表す)
【0022】また、本発明は、前記の捺染糊用増粘剤を
含むことを特徴とする捺染糊用組成物を提供するもので
ある。
【0023】
【発明の実施の形態】捺染糊用増粘剤 本発明の捺染糊用増粘剤は、ウレタン系増粘剤を必須成
分として含有する。本発明で用いられるウレタン系増粘
剤は、その構造中にウレタン結合を有するものであれば
よく、例えば上記一般式(1)、(2)、(3)、
(4)で表される化合物が挙げられる。
【0024】ウレタン系増粘剤として使用される上記一
般式(1)で表される化合物は、例えば下記一般式
(A)で表される1種または2種以上のポリエーテルポ
リオール化合物と、下記一般式(B)で表される1種ま
たは2種以上のポリイソシアネート化合物と、下記一般
式(C)で表される1種または2種以上のポリエーテル
モノオール化合物とを常法により反応させることにより
得られるものである。
【0025】一般式(1)において、R1、R2およびR
4は、互いに異なっても同一でもよい炭化水素基を表
し、R3は、炭化水素基またはウレタン結合を有する炭
化水素基を表し、R5は、直鎖、分岐鎖、または2級の
炭化水素基、あるいは置換基を有するフェニル基を表
し、mは2以上の数であり、hは1以上の数であり、k
およびnは1〜500の範囲内の数である。
【0026】
【化13】R1[−(O−R2k−OH]m (A) (式中、R1、R2、m、およびkは、前記と同様の意味
を表す)
【0027】
【化14】R3(−NCO)h+1 (B) (式中、R3、およびhは、前記と同様の意味を表す)
【0028】
【化15】HO−(R4−O)n−R5 (C) (式中、R4、R5、およびnは、前記と同様の意味を表
す)
【0029】上記一般式(1)で表される化合物を得る
のに好ましく用いられる上記一般式(A)で表されるポ
リエーテルポリオール化合物は、m価のアルコールのポ
リエーテルであればとくに限定されない。このような化
合物は、R1(−OH)mで表されるm価のポリオールと
アルキレンオキサイドまたはスチレンオキサイド等とを
付加重合することにより得ることができるものである。
【0030】なかでもポリオールとしては、2〜8価
(式中、mが2〜8の範囲である)のアルコールが好ま
しく、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ブチレングリコール、ヘキサメチレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール等の2価アルコール;グリ
セリン、トリオキシイソブタン、1,2,3−ブタント
リオール、1,2,3−ペンタントリオール、2−メチ
ル−1,2,3−プロパントリオール、2−メチル−
2,3,4−ブタントリオール、2−エチル−1,2,
3−ブタントリオール、2,3,4−ペンタントリオー
ル、2,3,4−ヘキサントリオール、4−プロピル−
3,4,5−ヘプタントリオール、2,4−ジメチル−
2,3,4−ペンタントリオール、ペンタメチルグリセ
リン、ペンタグリセリン、1,2,4−ブタントリオー
ル、1,2,4−ペンタントリオール、トリメチロール
エタン、トリメチロールプロパン等の3価アルコール;
ペンタエリスリトール、1,2,3,4−ペンタンテト
ロール、2,3,4,5−ヘキサンテトロール、1,
2,4,5−ペンタンテトロール、1,3,4,5−ヘ
キサンテトロール等の4価アルコール;アドニット、ア
ラビット、キシリット等の5価アルコール;ジペンタエ
リスリトール、ソルビット、マンニット、イジット等の
6価アルコール;蔗糖等の8価アルコールが挙げられ
る。
【0031】また、付加されるアルキレンオキサイド、
スチレンオキサイド等により、R2が決定され、上記ポ
リオールと付加重合するのに好適なアルキレンオキサイ
ド、スチレンオキサイド等は、例えば、エチレンオキサ
イド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、エ
ピクロルヒドリン等が挙げられる。なかでも、炭素原子
数2〜4のアルキレンオキサイド(式中、前記R2は、
炭素原子数2〜4のアルキレン基の場合)あるいはスチ
レンオキサイドが、優れた増粘効果と経時粘度安定性を
発揮させるために好ましい。上記ポリオールとアルキレ
ンオキサイドまたはスチレンオキサイド等との付加重合
反応は、単独重合、2種類以上のランダム重合またはブ
ロック重合であってよい。付加重合の方法は、通常の方
法であってよい。また、上記重合度kは、1〜500で
あり、好ましくは1〜200、さらに好ましくは10〜
200がよい。また、R2に占めるエチレン基の割合
が、好ましくは全R2の50〜100重量%、さらに好
ましくは、65〜100重量%であると、優れた増粘性
と経時粘度の安定性が得られる。また、上記一般式
(A)ポリエーテルポリオール化合物の分子量は、50
0〜5万のものが好ましく、1000〜2万のものがと
くに好ましい。
【0032】上記一般式(1)で表される化合物を得る
のに好ましく用いることができる上記一般式(B)で表
されるポリイソシアネート化合物は、分子中に2個以上
のイソシアネート基(式中、hが1以上場合)を有する
ものであればとくに限定されない。例えば、脂肪族ジイ
ソシアネート、芳香族ジイソシアネート、脂環族ジイソ
シアネート、ビフェニルジイソシアネート、フェニルメ
タンのジイソシアネート、トリイソシアネート、テトラ
イソシアネート等が挙げられる。
【0033】脂肪族ジイソシアネートとしては、例え
ば、メチレンジイソシアネート、ジメチレンジイソシア
ネート、トリメチレンジイソシアネート、テトラメチレ
ンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、ジプロピルエー
テルジイソシアネート、2,2−ジメチルペンタンジイ
ソシアネート、3−メトキシヘキサンジイソシアネー
ト、オクタメチレンジイソシアネート、2,2,4−ト
リメチルペンタンジイソシアネート、ノナメチレンジイ
ソシアネート、デカメチレンジイソシアネート、3−ブ
トキシヘキサンジイソシアネート、1,4−ブチレング
リコールジプロピルエーテルジイソシアネート、チオジ
ヘキシルジイソシアネート、メタキシリレンジイソシア
ネート、パラキシリレンジイソシアネート、テトラメチ
ルキシリレンジイソシアネート等が挙げられる。
【0034】芳香族ジイソシアネートとしては、例え
ば、メタフェニレンジイソシアネート、パラフェニレン
ジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネー
ト、ジメチルベンゼンジイソシアネート、エチルベンゼ
ンジイソシアネート、イソプロピルベンゼンジイソシア
ネート、トリジンジイソシアネート、1,4−ナフタレ
ンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネ
ート、2,6−ナフタレンジイソシアネート、2,7−
ナフタレンジイソシアネート等が挙げられる。
【0035】脂環族ジイソシアネートとしては、例え
ば、水添キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイ
ソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネー
ト等が挙げられる。
【0036】ビフェニルジイソシアネートとしては、例
えば、ビフェニルジイソシアネート、3,3’−ジメチ
ルビフェニルジイソシアネート、3,3’−ジメトキシ
ビフェニルジイソシアネート等が挙げられる。
【0037】フェニルメタンのジイソシアネートとして
は、例えば、ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシア
ネート、2,2’−ジメチルジフェニルメタン−4,
4’−ジイソシアネート、ジフェニルジメチルメタン−
4,4’−ジイソシアネート、2,5,2’,5’−テ
トラメチルジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネ
ート、シクロヘキシルビス(4−イソシアントリフェニ
ル)メタン、3,3’−ジメトキシジフェニルメタン−
4,4’−ジイソシアネート、4,4’−ジメトキシジ
フェニルメタン−3,3’−ジイソシアネート、4,
4’−ジエトキシジフェニルメタン−3,3’−ジイソ
シアネート、2,2’−ジメチル−5,5’−ジメトキ
シジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート、
3,3’−ジクロロジフェニルジメチルメタン−4,
4’−ジイソシアネート、ベンゾフェノン−3,3’−
ジイソシアネート等が挙げられる。
【0038】トリイソシアネートとしては、例えば、1
−メチルベンゼン−2,4,6−トリイソシアネート、
1,3,5−トリメチルベンゼン−2,4,6−トリイ
ソシアネート、1,3,7−ナフタレントリイソシアネ
ート、ビフェニル−2,4,4’−トリイソシアネー
ト、ジフェニルメタン−2,4,4’−トリイソシアネ
ート、3−メチルジフェニルメタン−4,6,4’−ト
リイソシアネート、トリフェニルメタン−4,4’,
4”−トリイソシアネート、1,6,11−ウンデカン
トリイソシアネート、1,8−ジイソシアネート−4−
イソシアネートメチルオクタン、1,3,6−ヘキサメ
チレントリイソシアネート、ビシクロヘプタントリイソ
シアネート、トリス(イソシアネートフェニル)チオホ
スフェート等が挙げられる。また、これらのポリイソシ
アネート化合物のダイマー、トリマー(イソシアヌレー
ト結合)で用いられてもよく、また、アミンと反応させ
てビウレットとして用いてもよい。さらに、これらのポ
リイソシアネート化合物とポリオールとを反応させたウ
レタン結合を有するポリイソシアネート化合物も用いる
こともできる。ポリオールとしては、2〜8価のものが
好ましく、前述のポリオールが好ましい。なお上記一般
式(B)ポリイソシアネート化合物として3価以上(式
中、hが2以上の場合)のポリイソシアネート化合物を
用いる場合は、このウレタン結合を有するポリイソシア
ネート化合物が好ましい。
【0039】上記一般式(1)で表される化合物を得る
のに好ましく用いることができる上記一般式(C)で表
されるポリエーテルモノアルコール化合物は、直鎖、分
岐鎖または2級の1価アルコール、あるいは置換基を有
するフェノールのポリエーテルであればとくに限定され
ない。このような化合物は、R5−OHで表される直
鎖、分岐鎖または2級の1価アルコール、あるいは置喚
基を有するフェノールと、エチレンオキサイド、プロピ
レンオキサイド、ブチレンオキサイド等のアルキレンオ
キサイド、またはスチレンオキサイド、あるいはエピク
ロルヒドリン等とを付加重合することにより得ることが
できる。ここでいう分岐鎖アルコールとは、下記一般式
(7)で表されるものが挙げられる。
【0040】
【化16】
【0041】また2級アルコールとは、下記一般式
(8)で表されるものが挙げられる。
【0042】
【化17】
【0043】また直鎖アルコールとは、下記一般式
(9)で表されるものが挙げられる。
【0044】
【化18】
【0045】また置換基を有するフェノールとは、下記
一般式(10)で表されるものが挙げられる。
【0046】
【化19】
【0047】したがって一般式(1)のR5は、上記一
般式(7)、(8)、(9)および(10)において水
酸基を除いた基である。上記一般式(7)、(8)、
(9)および(10)において、R12、R13、R15、R
16、R17、およびR18は、炭化水素基であり、例えば、
アルキル基、アルケニル基、アルキルアリール基、シク
ロアルキル基、シクロアルケニル基等が挙げられる。上
記一般式(7)において、R14は、炭化水素基であり、
例えば、アルキレン基、アルケニレン基、アルキルアリ
ーレン基、シクロアルキレン基、シクロアルケニレン基
等が挙げられる。また、R5はアルキル基であるのが好
ましく、さらに炭素原子の合計数が、8〜36のアルキ
ル基であるのが好ましく、炭素原子の合計数が、12〜
24のアルキル基であるのがとくに好ましい。
【0048】前記アルキル基としては例えば、メチル、
エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチ
ル、ターシャリブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオ
ペンチル、ターシャリペンチル、ヘキシル、ヘプチル、
オクチル、2−エチルヘキシル、ノニル、デシル、ウン
デシル、ドデシル、トリデシル、イソトリデシル、ミリ
スチル、パルミチル、ステアリル、イコシル、ドコシ
ル、テトラコシル、トリアコンチル、2−オクチルドデ
シル、2−ドデシルヘキサデシル、2−テトラデシルオ
クタデシル、モノメチル分岐−イソステアリル等が挙げ
られる。
【0049】前記アルケニル基としては例えば、ビニ
ル、アリル、プロペニル、イソプロペニル、ブテニル、
イソブテニル、ペンテニル、イソペンテニル、ヘキセニ
ル、ヘプテニル、オクテニル、ノネニル、デセニル、ウ
ンデセニル、ドデセニル、テトラデセニル、オレイル等
が挙げられる。
【0050】前記アルキルアリール基としては例えば、
フェニル、トルイル、キシリル、クメニル、メシチル、
ベンジル、フェネチル、スチリル、シンナミル、ベンズ
ヒドリル、トリチル、エチルフェニル、プロピルフェニ
ル、ブチルフェニル、ペンチルフェニル、ヘキシシルフ
ェニル、ヘプチルフェニル、オクチルフェニル、ノニル
フェニル、α−ナフチル、β−ナフチル基等が挙げられ
る。
【0051】前記シクロアルキル基、シクロアルケニル
基としては例えば、シクロペンチル、シクロヘキシル、
シクロヘプチル、メチルシクロペンチル、メチルシクロ
ヘキシル、メチルシクロヘプチル、シクロペンテニル、
シクロヘキセニル、シクロヘプテニル、メチルシクロペ
ンテニル、メチルシクロヘキセニル、メチルシクロヘプ
テニル基等が挙げられる。
【0052】また、上記R5−OHで表されるモノアル
コールとアルキレンオキサイドまたはスチレンオキサイ
ド等との付加重合反応は、単独重合、2種類以上のラン
ダム重合あるいはブロック重合であってよい。付加の方
法は通常の方法であってよい。上記重合度nは、1〜5
00であり、好ましくは1〜200、さらに好ましくは
10〜200がよい。また、R4に占めるエチレン基の
割合が、好ましくは全R4の50〜100重量%、さら
に好ましくは、65から100重量%であると、良好な
増粘性と経時粘度安定性が得られる。
【0053】ウレタン系増粘剤として使用される一般式
(1)で表される化合物を製造する方法はとくに限定さ
れないが、公知の方法を用いて行うことができる。
【0054】また、上記一般式(A)で表されるポリエ
ーテルポリオール化合物と、上記一般式(B)で表され
るポリイソシアネート化合物と、上記一般式(C)で表
されるポリエーテルモノアルコール化合物とを反応させ
る場合には、一般式(1)の構造の化合物以外のものも
副生することがある。例えば、ポリイソシアネート化合
物(B)としてジイソシアネートを用いた場合、主生成
物としては一般式(1)で表されるC−B−A−B−C
型の化合物が生成するが、その他、C−B−C型、C−
B−(A−B)x−A−B−C型等の化合物が副生する
ことがある。この場合は、とくに一般式(1)型の化合
物のみを分離することなく、一般式(1)型の化合物を
含む混合物の形で捺染糊用増粘剤として使用できる。
【0055】ウレタン系増粘剤として使用される上記一
般式(2)で表される化合物は、例えば、下記一般式
(D)で表される1種または2種以上のモノイソシアネ
ート化合物、および下記一般式(E)で表される1種ま
たは2種以上のモノまたはジヒドロキシ化合物を反応さ
せることにより好ましく得られるものである。
【0056】一般式(2)において、R6、R7およびR
8は、同一でも異なっていてもよい炭化水素基を表し、
xは1〜2の数を表し、yは1〜1000の数を表す。
【0057】
【化20】R6−NCO (D) (式中、R6は、前記と同様の意味を表す)
【0058】
【化21】R7[−(O−R8y−OH]x (E) (式中、R7、R8、xおよびyは、前記と同様の意味を
表す)
【0059】この場合一般式(2)中のR6、R7および
8は、用いる上記一般式(D)で表されるモノイソシ
アネート化合物、および上記一般式(E)で表されるモ
ノまたはジヒドロキシ化合物によって決定される。
【0060】上記一般式(2)で表される化合物を得る
のに好ましく用いることができる一般式(D)で表され
るモノイソシアネート化合物は、分子中に1個のイソシ
アネート基を有するものであればとくに限定されない。
たとえば、脂肪族モノイソシアネート、芳香族モノイソ
シアネート、脂環族モノイソシアネート等が挙げられ
る。
【0061】前記脂肪族モノイソシアネートとしては、
例えば、メチルイソシアネート、エチルイソシアネー
ト、プロピルイソシアネート、ブチルイソシアネート、
ヘキシルイソシアネート、オクチルイソシアネート、ラ
ウリルイソシアネート、オクタデシルイソシアネート等
が挙げられる。また、前記芳香族モノイソシアネートと
しては、例えば、フェニルイソシアネート、トリレンイ
ソシアネート等が挙げられる。また、前記脂環族モノイ
ソシアネートとしては、例えば、シクロヘキシルイソシ
アネート等が挙げられる。これらのなかでも、優れた増
粘性と経時粘度の安定性を得られるのは、炭素原子数1
〜24の脂肪族モノイソシアネートが好ましい。
【0062】また、上記一般式(2)で表される化合物
を得るのに好ましく用いられる上記一般式(E)で表さ
れるモノまたはジヒドロキシ化合物は、モノまたはジヒ
ドロキシ化合物のポリエーテルであればとくに限定され
ない。このような化合物は、R7(−OH)X(式中、R
7、およびxは、前記と同様の意味を表す)で表される
1価または2価のヒドロキシ化合物と、アルキレンオキ
サイドまたはスチレンオキサイド等とを付加重合するこ
とにより得ることができる。
【0063】前記R7(−OH)Xで表される1価または
2価のヒドロキシ化合物は、直鎖、分岐鎖、飽和、不飽
和、脂肪族、脂環族、芳香族等の炭化水素の1個または
2個の水素原子が水酸基で置換されているものであれば
とくに限定されない。なかでも1価または2価のアルコ
ール、1価または2価のフェノールを用いることが好ま
しい。
【0064】ここで1価のアルコールとしては、例え
ば、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロ
パノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、
ヘプタノール、オクタノール、2−エチルヘキサノー
ル、ノナノール、デカノール、ラウリルアルコール、ト
リデカノール、イソトリデシルアルコール、ミリスチル
アルコール、セチルアルコール、パルミチルアルコー
ル、ステアリルアルコール、エイコサノール、ドコサノ
ール、テトラコサノール、ヘキサコサノール、オクタコ
サノール、ミリシルアルコール、ラッセロール、テトラ
トリアコンタノール、アリルアルコール、オレイルアル
コール、イソステアリルアルコール、シクロペンタノー
ル、シクロヘキサノール等が挙げられる。また、2価ア
ルコールとしては、例えば、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、1,4−ブチレングリコール、ネオ
ペンチルグリコール、1,6−ヘキサメチレングリコー
ル等が挙げられる。
【0065】さらに、1価のフェノールとしては、例え
ば、フェノール、クレゾール、エチルフェノール、ター
シャリーブチルフェノール、オクチルフェノール、ノニ
ルフェノール、ドデシルフェノール、スチレン化フェノ
ール、パラクミルフェノール等が挙げられる。また、2
価のフェノールとしては、例えば、カテコール、レゾル
シン、ヒドロキノン等が挙げられる。これらのなかで
も、1価のヒドロキシ化合物においては、炭素原子数1
〜36のものが好ましく、2価のヒドロキシ化合物にお
いては、炭素原子数2〜4のものが好ましい。
【0066】また、付加されるアルキレンオキサイド、
スチレンオキサイド等により、R8が決定され、上記R7
(−OH)Xで表わされるヒドロキシ化合物と付加重合
するのに好適なアルキレンオキサイド、スチレンオキサ
イド等は、例えば、エチレンオキサイド、プロピレンオ
キサイド、ブチレンオキサイド、エピクロルヒドリン、
スチレンオキサイド等が挙げられる。なかでも、炭素原
子数2〜4のアルキレンオキサイド(式中、前記R
8は、炭素原子数2〜4のアルキレン基の場合)が、優
れた増粘効果と経時粘度安定性を発揮させるために好ま
しく、その入手も容易である。上記R7(−OH)Xで表
わされるヒドロキシ化合物とアルキレンオキサイドまた
はスチレンオキサイド等との付加重合反応は、単独重
合、2種類以上のランダム重合あるいはブロック重合で
あってよい。付加の方法は通常の方法であってよい。ま
た、上記重合度yは、1〜1000であり、好ましくは
5〜800、さらに好ましくは20〜500がよい。ま
た、R8に占めるエチレン鎖の割合が、好ましくは全R8
の50〜100重量%、さらに好ましくは65〜100
重量%であると、増粘性と経時粘度安定性に優れる。
【0067】ウレタン系増粘剤として使用される一般式
(2)で表される化合物を製造する方法はとくに限定さ
れないが、上記一般式(D)で表されるモノイソシアネ
ート化合物と上記一般式(E)で表されるモノまたはジ
ヒドロキシ化合物とを、公知のポリエーテルとイソシア
ネートとの反応方法と同様にして反応させて得ることが
できる。
【0068】ウレタン系増粘剤として使用される上記一
般式(3)で表される化合物は、例えば、下記一般式
(F)で表される1種または2種以上のポリイソシアネ
ート化合物および下記一般式(G)で表される1種また
は2種以上の1価のヒドロキシ化合物にアルキレンオキ
サイド、スチレンオキサイド等を反応させたポリエーテ
ルモノオール化合物を反応させることにより好ましく得
られるものである。
【0069】一般式(3)において、R9、R10、およ
びR11は、同一でも異なっていてもよい炭化水素基を表
し、aは2〜4の数を表し、bは1〜1000の数を表
す。
【0070】
【化22】R9(−NCO)a (F) (式中、R9、およびaは、前記と同様の意味を表す)
【0071】
【化23】R10−O−(R11−O)b−H (G) (式中、R10、R11、およびbは、前記と同様の意味を
表す)この場合、上記一般式(3)中のR9、R10、お
よびR11は、用いる上記一般式(F)および(G)によ
り決定される。
【0072】上記一般式(3)の化合物を得るために用
いることができる上記一般式(F)で表されるa価のポ
リイソシアネート化合物は、分子中に2〜4個(aが2
〜4の場合)のイソシアネート基を有するものであれば
とくに限定されない。例えば脂肪族ジイソシアネート、
芳香族ジイソシアネート、脂環族ジイソシアネート、ビ
フェニルジイソシアネート、フェニルメタンのジイソシ
アネート、トリイソシアネート、およびテトライソシア
ネート等が挙げられる。
【0073】ここで、脂肪族ジイソシアネートとして
は、例えば、メチレンジイソシアネート、ジメチレンジ
イソシアネート、トリメチレンジイソシアネート、テト
ラメチレンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシ
アネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ジプロピ
ルエーテルジイソシアネート、2,2−ジメチルペンタ
ンジイソシアネート、3−メトキシヘキサンジイソシア
ネート、オクタメチレンジイソシアネート、2,2,4
−トリメチルペンタンジイソシアネート、ノナメチレン
ジイソシアネート、デカメチレンジイソシアネート、3
−ブトキシヘキサンジイソシアネート、1,4−ブチレ
ングリコールジプロピルエーテルジイソシアネート、チ
オジヘキシルジイソシアネート、メタキシリレンジイソ
シアネート、パラキシリレンジイソシアネート、テトラ
メチルキシリレンジイソシアネート等が挙げられる。
【0074】さらに、芳香族ジイソシアネートとして
は、例えばメタフェニレンジイソシアネート、パラフェ
ニレンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシア
ネート、2,6−トリレンジイソシアネート、ジメチル
ベンゼンジイソシアネート、エチルベンゼンジイソシア
ネート、イソプロピルベンゼンジイソシアネート、トリ
ジンジイソシアネート、1,4−ナフタレンジイソシア
ネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、2,6
−ナフタレンジイソシアネート、2,7−ナフタレンジ
イソシアネート等が挙げられる。
【0075】さらに、脂環族ジイソシアネートとして
は、例えば、水添キシリレンジイソシアネート、イソホ
ロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソ
シアネート等が挙げられる。
【0076】また、ビフェニルジイソシアネートとして
は、例えば、ビフェニルジイソシアネート、3,3’−
ジメチルビフェニルジイソシアネート、3,3’−ジメ
トキシビフェニルジイソシアネート等が挙げられる。
【0077】さらに、フェニルメタンのジイソシアネー
トとしては、例えば、ジフェニルメタン−4,4’−ジ
イソシアネート、2,2’−ジメチルジフェニルメタン
−4,4’−ジイソシアネート、ジフェニルジメチルメ
タン−4,4’−ジイソシアネート、2,5,2’,
5’−テトラメチルジフェニルメタン−4,4’−ジイ
ソシアネート、シクロヘキシルビス(4−イソシアント
フェニル)メタン、3,3’−ジメトキシジフェニルメ
タン−4,4’−ジイソシネート、4,4’−ジメトキ
シジフェニルメタン−3,3’−ジイソシネート、4,
4’−ジエトキシジフェニルメタン−3,3’−ジイソ
シネート、2,2’−ジメチル−5,5’−ジメトキシ
ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート、3,
3’−ジクロロジフェニルジメチルメタン−4,4’−
ジイソシアネート、ベンゾフェノン−3,3’−ジイソ
シアネート等が挙げられる。
【0078】また、トリイソシアネートとしては、例え
ば、1−メチルベンゼン−2,4,6−トリイソシアネ
ート、1,3,5−トリメチルベンゼン−2,4,6−
トリイソシアネート、1,3,7−ナフタレントリイソ
シアネート、ビフェニル−2,4,4’−トリイソシア
ネート、ジフェニルメタン−2,4,4’−トリイソシ
アネート、3−メチルジフェニルメタン−4,6,4’
−トリイソシアネート、トリフェニルメタン−4,
4’,4”−トリイソシアネート、1,6,11−ウン
デカントリイソシアネート、1,8−ジイソシアネート
−4−イソシアネートメチルオクタン、1,3,6−ヘ
キサメチレントリイソシアネート、ビシクロヘプタント
リイソシアネート、トリス(イソシアネートフェニル)
チオホスフェート等が挙げられる。また、これらのポリ
イソシアネート化合物のダイマー、トリマー(イソシア
ヌレート結合)で用いられてもよく、また、アミンを反
応させてビウレットとして用いてもよい。
【0079】上記一般式(3)の化合物を得るために好
ましく用いることができる上記一般式(G)で表される
ポリエーテルモノオール化合物は、ヒドロキシ化合物の
ポリエーテルであればとくに限定されない。このような
化合物は、R10−OHで表される1価のヒドロキシ化合
物と、アルキレンオキサイド、またはスチレンオキサイ
ド等とを付加重合させて得ることができる。また、付加
させるアルキレンオキサイド、スチレンオキサイド等に
よりR11が決定される。R10−OHで表される1価のヒ
ドロキシ化合物は、直鎖、分岐鎖、飽和、不飽和、脂肪
族、脂環族、芳香族等の炭化水素の1個の水素原子が水
酸基で置換されているものであればとくに限定されな
い。なかでも、1価のアルコール、1価のフェノールを
用いることができる。
【0080】例えば、メタノール、エタノール、プロパ
ノール、2−プロパノール、ブタノール、ペンタノー
ル、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、2−
エチルヘキサノール、ノナノール、デカノール、ラウリ
ルアルコール、トリデカノール、イソトリデシルアルコ
ール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、パル
ミチルアルコール、ステアリルアルコール、エイコサノ
ール、ドコサノール、テトラコサノール、ヘキサコサノ
ール、オクタコサノール、ミリシルアルコール、ラッセ
ロール、テトラトリアコンタノール、アリルアルコー
ル、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、
シクロペンタノール、シクロヘキサノール等の1価アル
コール;フェノール、クレゾール、エチルフェノール、
ターシャリーブチルフェノール、オクチルフェノール、
ノニルフェノール、ドデシルフェノール、スチレン化フ
ェノール、パラクミルフェノール等の1価フェノール等
が挙げられる。これらのなかでも、炭素原子数1〜36
のものが好ましく、炭素原子数8〜36のものがさらに
好ましい。
【0081】また、上記R10−OHで表される1価のヒ
ドロキシ化合物と付加重合するのに好適なアルキレンオ
キサイド、スチレンオキサイド等は、例えば、エチレン
オキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイ
ド、エピクロルヒドリン、スチレンオキサイド等が挙げ
られる。なかでも、炭素原子数2〜4のアルキレンオキ
サイド(式中、前記R11は、炭素原子数2〜4のアルキ
レン基の場合)が、優れた増粘効果と経時粘度安定性を
発揮させるために好ましく、その入手も容易である。上
記R10−OHで表されるヒドロキシ化合物とアルキレン
オキサイドまたはスチレンオキサイド等との付加重合反
応は、単独重合、2種類以上のランダム重合あるいはブ
ロック重合であってよい。付加の方法は通常の方法であ
ってよい。また上記重合度bは、1〜1000であり、
好ましくは5〜800、さらに好ましくは10〜200
がよい。また、R11に占めるエチレン鎖の割合が、好ま
しくは全R11の50〜100重量%、さらに好ましく
は、65〜100重量%であると、良好な増粘性と経時
粘度の安定性を発揮する。
【0082】ウレタン系増粘剤として使用される一般式
(3)で表される化合物を製造する方法はとくに限定さ
れないが、上記一般式(F)で表されるポリイソシアネ
ート化合物と上記一般式(G)で表されるポリエーテル
モノオール化合物とを、公知のポリエーテルとイソシア
ネートとの反応方法と同様にして反応させて得ることが
できる。
【0083】ウレタン系増粘剤として使用される上記一
般式(4)で表される化合物は、下記一般式(H)で表
される1種または2種以上のポリエーテルポリオール化
合物と、下記一般式(I)で表される1種または2種以
上のポリイソシアネート化合物と、下記一般式(J)で
表される2級アミンおよび/または下記一般式(K)で
表されるポリエーテルモノオール化合物とを通常のウレ
タン−ウレア反応で反応させれば得ることができる。
【0084】一般式(4)において、R19およびR
20は、炭化水素基を表し、R21は、炭化水素基またはウ
レタン結合を有する炭化水素基を表し、Xは上記一般式
(5)および/または上記一般式(6)で表される基
(ただし、全てのXが同時に下記一般式(6)で表され
る基である場合を除く)を表し、sは2以上の数を表
し、pは0または1以上の数を表し、rは1以上の数を
表す。また、一般式(5)および(6)において、
22、R23、R24およびR25は、炭化水素基を表し、t
は0または1以上の数を表す。
【0085】
【化24】 R19[−(O−R20p−OH]s (H) (R19、R20、pおよびsは、前記と同様の意味を表
す)
【0086】
【化25】R21(−NCO)r+1 (I) (R21、rは、前記と同様の意味を表す)
【0087】
【化26】
【0088】(式中、R22、およびR23は、前記と同様
の意味を表す)
【0089】
【化27】H−(O−R24t−O−R25 (K) (式中、R24、R25、およびtは、前記と同様の意味を
表す)
【0090】上記一般式(4)で表される化合物を得る
のに好ましく用いられる上記一般式(H)で表されるポ
リエーテルポリオール化合物は、例えばR19(−OH)
S(式中、R19およびsは、前記と同様の意味を表す)
で表されるポリオールとアルキレンオキサイドまたはス
チレンオキサイド等とを付加重合することにより得るこ
とができるものである。
【0091】なかでもポリオールとしては、2〜8価
(式中、sが2〜8の数である)のアルコールが好まし
い。2価アルコールとしては例えば、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、
1,2−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、
1,6−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオー
ル、ソルバイト、水添ビスフェノールA等が挙げられ
る。
【0092】3価アルコールとしては例えば、グリセリ
ン、トリオキシイソブタン、1,2,3−ブタントリオ
ール、1,2,3−ペンタントリオール、2−メチル−
1,2,3−プロパントリオール、2−メチル−2,
3,4−ブタントリオール、2−エチル−1,2,3−
ブタントリオール、2,3,4−ペンタントリオール、
2,3,4−ヘキサントリオール、4−プロピル−3,
4,5−ヘプタントリオール、2,4−ジメチル−2,
3,4−ペンタントリオール、ペンタメチルグリセリ
ン、ペンタグリセリン、1,2,4−ブタントリオー
ル、1,2,4−ペンタントリオール、トリメチロール
エタン、トリメチロールプロパン等が挙げられる。
【0093】4価アルコールとしては例えば、ペンタエ
リスリトール、1,2,3,4−ペンタンテトロール、
2,3,4,5−ヘキサンテトロール、1,2,4,5
−ペンタンテトロール、1,3,4,5−ヘキサンテト
ロール、ジグリセリン、ソルビタン等が挙げられる。
【0094】5価アルコールとしては例えば、アドニト
ール、アラビトール、キシリトール、トリグリセリン、
等が挙げられる。6価アルコールとしては例えば、ジペ
ンタエリスリトール、ソルビトール、マンニトール、イ
ジトール、イノシトール、ダルシトール、タロース、ア
ロース等が挙げられる。8価アルコールとしては例え
ば、蔗糖等が挙げられる。その他の3価以上のアルコー
ルとしては、ポリグリセリン等が挙げられる。
【0095】これらのポリオールのうち工業的に入手し
やすいため好ましいのは、エチレングリコール、プロピ
レングリコール、1,4−ブタンジオール、1,2−ブ
タンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキ
サンジオール、1,2−オクタンジオール、ソルバイ
ト、(ポリ)グリセリン、トリメチロールエタン、トリ
メチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビタ
ン、ジペンタエリスリトール、ソルビトール等である。
【0096】上記一般式(H)の化合物中の(O−
20pは、上記R19(−OH)Sで表されるポリオール
とアルキレンオキサイド、またはスチレンオキサイド等
とを付加重合させることにより決定される。R20の炭化
水素基が、好ましくはアルキレン基またはアリーレン基
であり、より好ましくは炭素原子数2〜4のアルキレン
基である。したがって、好適に用いられ得るアルキレン
オキサイド、またはスチレンオキサイド等は、例えば、
エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレン
オキサイド、エピクロルヒドリン等が挙げられる。なか
でも、炭素原子数2〜4のアルキレンオキサイドが、優
れた増粘効果と経時粘度安定性を発揮させるために好ま
しい。上記R19(−OH)sで表されるポリオールとア
ルキレンオキサイドまたはスチレンオキサイド等との付
加重合反応は、単独重合、2種類以上のランダム重合、
ブロック共重合またはランダム/ブロック共重合であっ
てよい。また、上記重合度pは、0または1以上の数を
表し、好ましくは1〜1000、より好ましくは10〜
800、最も好ましくは50〜700である。また、R
20に占めるエチレン基の割合が、好ましくは全R20の5
0〜100重量%、さらに好ましくは65〜100重量
%であると、優れた増粘性と経時粘度の安定性を得られ
る。
【0097】上記一般式(4)で表される化合物を得る
のに好ましく用いることができる上記一般式(I)で表
されるポリイソシアネート化合物は、分子中に2個以上
のイソシアネート基(式中、rが1以上の場合)を有す
るものであればとくに限定されない。式中、R21は炭化
水素基であるが、具体的にはポリイソシアネートの残基
である。好適なポリイソシアネート化合物としては、例
えば、脂肪族ジイソシアネート、芳香族ジイソシアネー
ト、脂環族ジイソシアネート、ビフェニルジイソシアネ
ート、フェニルメタンのジイソシアネート、およびトリ
イソシアネート等が挙げられる。
【0098】脂肪族ジイソシアネートとしては、例え
ば、メチレンジイソシアネート、ジメチレンジイソシア
ネート、トリメチレンジイソシアネート、テトラメチレ
ンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、ジプロピルエー
テルジイソシアネート、2,2−ジメチルペンタンジイ
ソシアネート、3−メトキシヘキサンジイソシアネー
ト、オクタメチレンジイソシアネート、2,2,4−ト
リメチルペンタンジイソシアネート、ノナメチレンジイ
ソシアネート、デカメチレンジイソシアネート、3−ブ
トキシヘキサンジイソシアネート、1,4−ブチレング
リコールジプロピルエーテルジイソシアネート、チオジ
ヘキシルジイソシアネート、メタキシリレンジイソシア
ネート、パラキシリレンジイソシアネート、テトラメチ
ルキシリレンジイソシアネート等が挙げられる。
【0099】芳香族ジイソシアネートとしては、例え
ば、メタフェニレンジイソシアネート、パラフェニレン
ジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネー
ト、2,6−トリレンジイソシアネート、ジメチルベン
ゼンジイソシアネート、エチルベンゼンジイソシアネー
ト、イソプロピルベンゼンジイソシアネート、トリジン
ジイソシアネート、1,4−ナフタレンジイソシアネー
ト、1,5−ナフタレンジイソシアネート、2,6−ナ
フタレンジイソシアネート、2,7−ナフタレンジイソ
シアネート等が挙げられる。
【0100】脂環族ジイソシアネートとしては、例え
ば、水添キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイ
ソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネー
ト等が挙げられる。ビフェニルジイソシアネートとして
は、例えば、ビフェニルジイソシアネート、3,3’−
ジメチルビフェニルジイソシアネート、3,3’−ジメ
トキシビフェニルジイソシアネート等が挙げられる。
【0101】フェニルメタンのジイソシアネートとして
は、例えば、ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシア
ネート、2,2’−ジメチルジフェニルメタン−4,
4’−ジイソシアネート、ジフェニルジメチルメタン−
4,4’−ジイソシアネート、2,5,2’,5’−テ
トラメチルジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネ
ート、シクロヘキシルビス(4−イソシアントフェニ
ル)メタン、3,3’−ジメトキシジフェニルメタン−
4,4’−ジイソシネート、4,4’−ジメトキシジフ
ェニルメタン−3,3’−ジイソシネート、4,4’−
ジエトキシジフェニルメタン−3,3’−ジイソシネー
ト、2,2’−ジメチル−5,5’−ジメトキシジフェ
ニルメタン4,4’−ジイソシアネート、3,3’−ジ
クロロジフェニルジメチルメタン−4,4’−ジイソシ
アネート、ベンゾフェノン−3,3’−ジイソシアネー
ト等が挙げられる。
【0102】トリイソシアネートとしては、例えば、1
−メチルベンゼン−2,4,6−トリイソシアネート、
1,3,5−トリメチルベンゼン−2,4,6−トリイ
ソシアネート、1,3,7−ナフタレントリイソシアネ
ート、ビフェニル2,4,4’−トリイソシアネート、
ジフェニルメタン−2,4,4’−トリイソシアネー
ト、3−メチルジフェニルメタン−4,6,4’−トリ
イソシアネート、トリフェニルメタン−4,4’,4”
−トリイソシアネート、1,6,11−ウンデカントリ
イソシアネート、1,8−ジイソシアネート−4−イソ
シアネートメチルオクタン、1,3,6−ヘキサメチレ
ントリイソシアネート、ビシクロヘプタントリイソシア
ネート、トリス(イソシアネートフェニル)チオホスフ
ェート等が挙げられる。
【0103】これらの中でも、ヘキサメチレンジイソシ
アネート、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6
−トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネ
ート、水添キシリレンジイイソシアネート、イソホロン
ジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,4’−ジイ
ソシアネート、2,2’−ジメチルジフェニルメタン−
4,4’−ジイソシアネート等が好ましい。また、これ
らのポリイソシアネート化合物は、ダイマー、トリマー
(イソシアヌレート結合)で用いられてもよく、また、
アミンと反応させてビウレットとして用いてもよい。
【0104】さらに、上記ポリイソシアネート化合物と
ポリオールとを反応させたウレタン結合を有するポリイ
ソシアネート化合物も用いることができる。ポリオール
としては、前述の2〜8価のポリオールが好ましい。具
体的には、グリセリン−トリレンジイソシアネート反応
物、グリセリン−ヘキサメチレンジイソシアネート反応
物等が挙げられる。3価以上のポリイソシアネート化合
物を使用する場合は、ジイソシアネートとポリオールと
を反応させたウレタン結合含有ポリイソシアネート化合
物を使用することが好ましい。
【0105】上記一般式(4)に示されるXは、上記一
般式(5)で表される基および/または上記一般式
(6)で表される基である。一般式(5)において、R
22およびR23は、炭化水素基であり、炭化水素基として
は例えば、アルキル基、アルケニル基、アリール基、シ
クロアルキル基、シクロアルケニル基等が挙げられる。
【0106】アルキル基としては例えば、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、2
級ブチル、ターシャリブチル、ペンチル、イソペンチ
ル、2級ペンチル、ネオペンチル、ターシャリペンチ
ル、ヘキシル、2級ヘキシル、ヘプチル、2級ヘプチ
ル、オクチル、2−エチルヘキシル、2級オクチル、ノ
ニル、2級ノニル、デシル、2級デシル、ウンデシル、
2級ウンデシル、ドデシル、2級ドデシル、トリデシ
ル、イソトリデシル、2級トリデシル、テトラデシル、
2級テトラデシル、ヘキサデシル、2級ヘキサデシル、
ステアリル、イコシル、ドコシル、テトラコシル、トリ
アコンチル、2−ブチルオクチル、2−ブチルデシル、
2−ヘキシルオクチル、2−ヘキシルデシル、2−オク
チルデシル、2−デシルテトラデシル、2−ドデシルヘ
キサデシル、2−ヘキサデシルオクタデシル、2−テト
ラデシルオクタデシル、モノメチル分岐−イソステアリ
ル等が挙げられる。
【0107】アルケニル基としては例えば、ビニル、ア
リル、プロペニル、ブテニル、イソブテニル、ペンテニ
ル、イソペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、オクテ
ニル、ノネニル、デセニル、ウンデセニル、ドデセニ
ル、テトラデセニル、オレイル等が挙げられる。
【0108】アリール基としては例えば、フェニル、ト
ルイル、キシリル、クメニル、メシチル、ベンジル、フ
ェネチル、スチリル、シンナミル、ベンズヒドリル、ト
リチル、エチルフェニル、プロピルフェニル、ブチルフ
ェニル、ペンチルフェニル、ヘキシルフェニル、ヘプチ
ルフェニル、オクチルフェニル、ノニルフェニル、デシ
ルフェニル、ウンデシルフェニル、ドデシルフェニル、
フェニルフェニル、ベンジルフェニル、スチレン化フェ
ニル、p−クミルフェニル、α−ナフチル、β−ナフチ
ル基等が挙げられる。
【0109】シクロアルキル基、シクロアルケニル基と
しては例えば、シクロペンチル、シクロヘキシル、シク
ロヘプチル、メチルシクロペンチル、メチルシクロヘキ
セル、メチルシクロヘプチル、シクロペンテニル、シク
ロヘキセニル、シクロヘプテニル、メチルシクロペンテ
ニル、メチルシクロヘキセニル、メチルシクロヘプテニ
ル基等が挙げられる。
【0110】すなわち、一般式(5)で表される基を与
える化合物としては、上記一般式(J)で表される2級
アミンが挙げられる。とくに好ましい2級アミンとして
は、例えば、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジ−n
−プロピルアミン、ジイソプロピルアミン、ジ−n−ブ
チルアミン、ジイソブチルアミン、ジヘキシルアミン、
ジオクチルアミン、ジ−2−エチルヘキシルアミン、ジ
ラウリルアミン、ジトリデシルアミン、ジイソトリデシ
ルアミン、ジミリスチルアミン、ジパルミチルアミン、
ジステアリルアミン、ジオレイルアミン、ジアリルアミ
ン、ジフェニルアミン、
【0111】メチルラウリルアミン、エチルラウリルア
ミン、イソプロピルラウリルアミン、ブチルラウリルア
ミン、イソブチルラウリルアミン、2−エチルヘキシル
ラウリルアミン、オクチルラウリルアミン、イソトリデ
シルラウリルアミン、ミリスチルラウリルアミン、パル
ミチルラウリルアミン、ステアリルラウリルアミン、オ
レイルラウリルアミン、アリルラウリルアミン、フェニ
ルラウリルアミン、
【0112】メチル−2−エチルヘキシルアミン、エチ
ル−2−エチルヘキシルアミン、イソプロピル−2−エ
チルヘキシルアミン、ブチル−2−エチルヘキシルアミ
ン、イソブチル−2−エチルヘキシルアミン、オクチル
−2−エチルヘキシルアミン、ミリスチル−2−エチル
ヘキシルアミン、パルミチル−2−エチルヘキシルアミ
ン、ステアリル−2−エチルヘキシルアミン、オレイル
−2−エチルヘキシルアミン、アリル−2−エチルヘキ
シルアミン、フェニル−2−エチルヘキシルアミン、
【0113】メチルステアリルアミン、エチルステアリ
ルアミン、イソプロピルステアリルアミン、ブチルステ
アリルアミン、イソブチルステアリルアミン、オクチル
ステアリルアミン、ミリスチルステアリルアミン、パル
ミチルステアリルアミン、オレイルステアリルアミン、
アリルステアリルアミン、フェニルステアリルアミン、
【0114】メチルオレイルアミン、エチルオレイルア
ミン、イソプロピルオレイルアミン、ブチルオレイルア
ミン、イソブチルオレイルアミン、オクチルオレイルア
ミン、ミリスチルオレイルアミン、パルミチルオレイル
アミン、アリルオレイルアミン、フェニルオレイルアミ
ンまたはこれらの混合物が挙げられる。これらの中で
も、とくに優れた増粘性と経時粘度の安定性を発揮させ
るためには、R22およびR23としては、アルキル基また
はアルケニル基が好ましく、炭素原子数4以上のアルキ
ル基またはアルケニル基がより好ましい。
【0115】また、Xは上記一般式(6)で表される基
であってもよい。一般式(6)において、R25とR24
炭化水素基であり、tは0または1以上の数を表す。R
25としては、前記R22またはR23と同様の炭化水素基で
あり、例えば、アルキル基、アルケニル基、アリール
基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基等が挙げら
れる。なかでも、アルキル基またはアルケニル基が好ま
しい。R24としては、前記R20と同様であり、好ましく
はアルキレン基またはアリーレン基であり、より好まし
くは炭素原子数2〜4のアルキレン基である。また、t
は0〜500が好ましく、0〜300がより好ましく、
0〜200が最も好ましい。
【0116】一般式(4)におけるXは、一般式(5)
で表される基および一般式(6)で表される基のどちら
でもよいが、s×r個のXの全てが一般式(6)で表さ
れる基であってはならない。その中でも、とくに優れた
増粘性と経時粘度の安定性を発揮させるためには、全て
のXが一般式(5)で表される基であるか、一般式
(5)で表される基および一般式(6)のR25が炭素数
4以上の分岐鎖または2級の炭化水素基であることが好
ましい。
【0117】ウレタン系増粘剤として使用される一般式
(4)で表される化合物を製造する方法はとくに限定さ
れないが、一般式(H)のポリエーテルポリオール化合
物と、一般式(I)のポリイソシアネート化合物と、一
般式(J)の2級アミンと、必要に応じて一般式(K)
のポリエーテルモノオール化合物とを、公知のウレタン
−ウレア反応方法を用いて反応を行うことで得ることが
できる。
【0118】上記一般式(H)で表されるポリエーテル
ポリオール化合物を具体的に例示すれば、ポリエチレン
グリコール(PEG)、ポリプロピレングリコール、ポ
リエチレン/ポリプロピレングリコール、(好ましくは
エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドのブロック
共重合物)、グリセリン−アルキレンオキサイド付加
物、ネオペンチルグリコール−アルキレンオキサイド付
加物、トリメチロールエタン−アルキレンオキサイド付
加物、トリメチロールプロパン−アルキレンオキサイド
付加物、ペンタエリスリトール−アルキレンオキサイド
付加物、ジペンタエリスリトール−アルキレンオキサイ
ド付加物、ソルビトール−アルキレンオキサイド付加物
等が挙げられる。これらは分子量が500〜5万のもの
が好ましく、1000〜30000のものがとくに好ま
しい。あまりに分子量が大きいと粘度が高くなり製造時
に使用しずらくなるからである。
【0119】なお、上記一般式(H)で表されるポリエ
ーテルポリオール化合物と、上記一般式(I)で表され
るポリイソシアネート化合物と、上記一般式(J)で表
される2級アミン[または上記一般式(K)で表される
ポリエーテルモノオール化合物]とを反応させた場合
は、一般式(4)の構造以外の化合物も副生することが
ある。例えば、ポリエーテルポリオール化合物(H)と
してポリエーテルジオールを、ポリイソシアネート化合
物(I)としてジイソシアネートを用いた場合に、主生
成物としては一般式(4)で表されるJ(またはK)−
I−H−I−J(またはK)型の化合物が生成するが、
その他、J(またはK)−H−J(またはK)型、J
(またはK)−I−(H−I)x−H−I−J(または
K)型等の化合物が副生することがある。この場合は、
とくに一般式(4)型の化合物のみを分離することな
く、一般式(4)型の化合物を含む混合物の状態で捺染
糊用増粘剤として使用することができる。
【0120】捺染糊用組成物 本発明の捺染糊用組成物は、本発明で得られた(A)捺
染糊用増粘剤を含有する。(A)成分は、単独で用いて
もよく、または他の成分を配合して用いてもよい。配合
できる他の成分は、通常捺染糊剤に配合されるものであ
れば何でもよく、例としては澱粉、アルギン酸ナトリウ
ム、布海苔、海草、寒天、トガントガム、グワーガム、
ローカストビーンガム、アラビアガム、にかわ等の天然
糊剤、可溶性澱粉等の加工澱粉、カルボキシメチルセル
ロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス等の半合成糊剤、ポリビニルアルコール、ポリアクリ
ル酸、ポリアクリル酸ナトリウム等の合成糊剤等が挙げ
られる。
【0121】さらに、染料、顔料等の色材類、エチレン
グリコール、チオジエチレングリコール、尿素等の染料
溶解剤、尿素、グリセリン等の保湿剤、ノニオン界面活
性剤、アニオン界面活性剤等の均染剤や緩染剤や浸透
剤、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナト
リウム、トリクロロ酢酸ナトリウム、アンモニア等のア
ルカリ剤、以上のような染料の固着を補助する染色用補
助剤類も配合できる。さらに、金属イオン封鎖剤、防腐
剤、還元防止剤、消泡剤、可塑剤、酸化防止剤、紫外線
防止剤等の添加剤類も配合できる。さらに、ミネラルタ
ーペン(精製テレピン油)等の鉱物油、水等の溶剤類や
各種樹脂バインダーを配合できる。
【0122】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明するが、本
発明はこれら実施例に限定されるものではない。なお、
以下の実施例中の部は、重量部を表わす。表1の配合組
成により捺染糊用増粘剤を製造し、表2の配合組成によ
り比較品を製造した。
【0123】
【表1】
【0124】
【表2】
【0125】(実施例)温度計、窒素導入管および攪拌
機を付した容量2000mlの4つ口フラスコにポリエ
チレングリコール(PEG)6000(分子量600
0)を842部、スチレン化フェノールのエチレンオキ
サイド(EO)50モル付加物を84部仕込み、ヘキサ
メチレンジイソシアネート(HMDI)73部を常法で
反応した。イソシアネート含量が0%であることを確認
し、常温で淡黄色固体である反応生成物を得た。これを
本発明品1とする。以下同様にして、本発明品2〜9、
および比較品1と2を得た。
【0126】下記捺染糊用組成物を調製し、調製直後の
粘度、および1月後の粘度(mPa・s)を測定した。
粘度測定は、B型粘度計を使用し10rpm、25℃で
測定した。結果を表3に示す。
【0127】樹脂系 樹脂バインダー 800部 (アクリル酸エステル共重合物、NKバインダーAS−50(新中村化学製)) 顔料ペースト 5部 (Cibacron Blue 3R(チバガイギー社製)) 捺染糊用増粘剤 40部 (各本発明品1〜9、および比較品1、2) アンモニア水 適量
【0128】鉱物油エマルション系 ミネラルターペン 500部 (精製テレピン油(播磨化成製)) 水 450部 ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル 2.5部 (アデカトールNP−700(旭電化工業(株)製)) 捺染糊用増粘剤 3部 (各本発明品1〜9、および比較品1、2) 染料 5部 (リューダイWターコイズブルーFB(大日本インキ工業製))
【0129】糊剤系 捺染糊用増粘剤 100部 (各本発明品1〜9、および比較品1、2) メタニトロベンゼンスルフォン酸ナトリウム 10部 尿素 50部 重曹 20部 染料 60部 (Cibacron Pront Turquoise G(チバガイギー社製 )) 水 760部
【0130】
【表3】
【0131】以上、表3に示すとおり、本発明の捺染糊
用増粘剤およびそれを含有した捺染糊用組成物は、優れ
た増粘性と経時粘度安定性を有する。
【0132】
【発明の効果】本発明によれば、増粘性および経時粘度
の安定性に優れた捺染糊用増粘剤および該捺染糊用増粘
剤を含有した捺染糊用組成物が提供される。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年5月22日(2000.5.2
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0125
【補正方法】変更
【補正内容】
【0125】(実施例)温度計、窒素導入管および攪拌
機を付した容量2000mlの4つ口フラスコにポリエ
チレングリコール(PEG)6000(分子量600
0)を842部、スチレン化フェノールのエチレンオキ
サイド(EO)50モル付加物を84部仕込み、ジシク
ロヘキシルメタンジイソシアネート73部を加え常法で
反応した。イソシアネート含量が0%であることを確認
し、常温で淡黄色固体である反応生成物を得た。これを
本発明品1とする。以下同様にして、本発明品2〜9、
および比較品1と2を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小宮 薫 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内 Fターム(参考) 4H057 AA01 BA81 CA32 CA33 CB26 CC02 DA81 GA05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウレタン系増粘剤を必須成分として含有
    する捺染糊用増粘剤。
  2. 【請求項2】 前記ウレタン系増粘剤が、下記の一般式
    (1)で表される化合物の1種または2種以上を含むこ
    とを特徴とする請求項1に記載の捺染糊用増粘剤。 【化1】 (式中、R1、R2およびR4は、互いに異なっても同一
    でもよい炭化水素基を表し、R3は炭化水素基またはウ
    レタン結合を有する炭化水素基を表し、R5は直鎖、分
    岐鎖、または2級の炭化水素基、あるいは置換基を有す
    るフェニル基を表し、mは2以上の数であり、hは1以
    上の数であり、kおよびnは1〜500の範囲内の数で
    ある)
  3. 【請求項3】 前記ウレタン系増粘剤が、下記の一般式
    (2)で表される化合物の1種または2種以上を含むこ
    とを特徴とする請求項1に記載の捺染糊用増粘剤。 【化2】 (式中、R6、R7およびR8は、同一でも異なっていて
    もよい炭化水素基を表し、xは1〜2の数を表し、yは
    1〜1000の数を表す)
  4. 【請求項4】 前記ウレタン系増粘剤が、下記の一般式
    (3)で表される化合物の1種または2種以上を含むこ
    とを特徴とする請求項1に記載の捺染糊用増粘剤。 【化3】 (式中、R9、R10およびR11は、同一でも異なってい
    てもよい炭化水素基を表し、aは2〜4の数を表し、b
    は1〜1000の数を表す)
  5. 【請求項5】 前記ウレタン系増粘剤が、下記の一般式
    (4)で表される化合物の1種または2種以上を含むこ
    とを特徴とする請求項1に記載の捺染糊用増粘剤。 【化4】 [式中、R19およびR20は炭化水素基を表し、R21は炭
    化水素基またはウレタン結合を有する炭化水素基を表
    し、Xは下記一般式(5)および/または下記一般式
    (6)で表される基(ただし、全てのXが同時に下記一
    般式(6)で表される基である場合を除く)を表し、s
    は2以上の数を表し、pは0または1以上の数を表し、
    rは1以上の数を表す。] 【化5】 (式中、R22およびR23は、炭化水素基を表す) 【化6】 (式中、R24およびR25は、炭化水素基を表し、tは0
    または1以上の数を表す)
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項に記載
    の捺染糊用増粘剤を含むことを特徴とする捺染糊用組成
    物。
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